SUNNY CENTRAL COMMUNICATION CONTROLLER

技術情報
SUNNY CENTRAL COMMUNICATION CONTROLLER
ご㪈
Sunny Central Communication Controller は大規模発電所向けパワーコンディショナの一部を構成し、
パワーコンディショナと太陽光発電システムの運営者をつなぐ役割を果たします。
Sunny Central Communication Controller は特に大規模発電所向けパワーコンディショナ CP XT シリー
ズ向けに設計されています。各種のインターフェースを備えているため、大規模発電所向けパワーコ
ンディショナをそれぞれのニーズに応じる形態でソーラーパークのネットワークに統合できます。
Sunny Central Communication Controller は大規模ソーラーパークの制御に求められる厳しい条件を
満たしており、そのため太陽光発電所モニタリングのための本格的なソリューションとなっています。
本書では Sunny Central Communication Controller の主な機能、インターフェース、技術データにつ
いて説明しています。以下、Sunny Central Communication Controller を SC-COM と記載します。
SC-COM-TI-ja-13 ¦ バージョン 1.3
日本語
1 機能の概要
SMA Solar Technology AG
1 機能の概要
SC-COM は大規模発電所向けパワーコンディショナの通信における中央インターフェースで、接続さ
れている全装置のデータを管理します。大規模発電所向けパワーコンディショナに内蔵されており、
配線済みの状態で納品されます。
SC-COM の主な機能は以下の通りです。
太陽光発電システムの設定
SC-COM を使って、大規模発電所向けパワーコンディショナのパラメータを設定できます。ですか
ら、太陽電池アレイに合わせて大規模発電所向けパワーコンディショナの設定を変更できます。
ネットワークに組み込まれたウェブサーバーにより、お使いの PC のユーザーインターフェースから
パラメータを設定できます。
太陽光発電システムの監視
大規模発電所向けパワーコンディショナとの通信における中央インターフェースとして、SC-COM は
大規模発電所向けパワーコンディショナの瞬時値、太陽電池ストリングの電流に関するデータ、
エラーメッセージを発電システムの運営者に伝えます。ユーザーはユーザーインターフェースでこれ
らデータを表示できるほか、オプションで Sunny Portal からデータにアクセスできます。さらに、
Modbus® プロトコルを使ってデータを読み出すこともできます。
系統管理サービス
電力会社は SC-COM により太陽光発電システムからの送電量を遠隔操作で制限できます。有効電力・
無効電力の制御のための装置を接続すると、SC-COM により、電力会社から指定れた仕様に応じて公
称設備容量を迅速に調整することができます。SC-COM はこれら仕様を記録し、大規模発電所向けパ
ワーコンディショナに送信します。
2 特長
2.1 ネットワークコンセプト
より高速、かつ効率的にデータを送信するため、SC-COM は LAN インターフェースを2つ拡張装備
しています。ですから、必要に応じて 2 つの異なるネットワークを構築できます。
‡ 制御ネットワークにより、系統管理サービスのために電力会社から指定された仕様(有効電力・
無効電力の制御値など)を送信します。
‡ モニタリングネットワークにより、モニタリングやパラメータ化のために必要なデータを送信し
ます。
2つの独立したネットワークにより、応答時間の極めて短い高速データ通信を実現します。ネット
ワークのデータ通信速度が十分であれば、2種類のデータ通信を1つのネットワークで行うことも可
能です。
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2 特長
2.2 インターフェース
SC-COM は大規模発電所向けパワーコンディショナに内蔵された状態で出荷されます。内部配線はす
べて工場で行われます。これまで同様、外部データケーブルは大規模発電所向けパワーコンディショ
ナのユーザー用端子を介して接続します。
SC-COM では、以下のインターフェースを使用しています。
LAN1
‡ サービスインターフェース
‡ オプションのアナログおよびデジタル入力を接続するための拡張 I/O
LAN2
制御ネットワーク
LAN3
モニタリングネットワーク
RS485
ストリング電流を監視する装置との通信用
2.3 光ファイバコンバータ
オプションで、SC コネクタ用ポートを2つ備えた光ファイバコンバータを SC-COM に組み込むこと
もできます。マルチモード光ファイバ用の光ファイバコンバータもございます。SC-COM と接続箱を
つなぐ配線は工場で行われます。光ファイバは、大規模発電所向けパワーコンディショナ内にある接
続箱(SC コネクタ付き)を介して接続します。
2.4 プロトコル
系統管理の最新要件を充足するために、SC-COM の通信インターフェースは以下のような各種通信プ
ロトコルに対応しています。
‡ Modbus* /TCP
‡ Modbus/UDP
‡ RPC
‡ FTP
2.5 応答時間
高速 Modbus/UDP プロトコルで電力会社からの制御値を送信することにより、応答時間を短縮でき
ます。
これにより、SC-COM が制御値を受信してから、大規模発電所向けパワーコンディショナが応答を開
始するまでの応答時間が 100ms ∼ 200ms に縮まります。
但し、大規模発電所向けパワーコンディショナで 0%から急激に出力を上昇する場合は例外で、この
場合は応答時間が長くなります。
また、Modbus を介した外部急停止機能により大規模発電所向けパワーコンディショナを解列する場
合も同様に例外となります。この場合の平均応答時間は 100ms 未満です。
照会された測定値はリアルタイム値ではなく、500ms ∼1 s のずれがあることに注意が必要です。
上位にある1台の太陽光発電所制御装置から1つの Modbus/UDP コマンドを送ることで、大規模発
電所向けパワーコンディショナ全機に新しい制御値を同時に設定することができます。
* Modbus® は、Schneider Electric の登録商標です。Modbus Organization, Inc. によって、その使用が許諾されています。
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3 系統管理サービスのための各種ソリューション
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3 系統管理サービスのための各種ソリューション
Power Reducer Box を使用すれば、電力会社は大規模発電所向けパワーコンディショナの有効電力・
無効電力を制御できます。Power Reducer Box は仕様を分析し、それをイーサネット通信網を介して
SC-ROM に送信します。
図 1:
大規模発電所向けパワーコンディショナにおける有効電力・無効電力の制御
太陽光発電所制御装置を装備したソリューションでは、系統連系点における電圧、有効電力、無効電
力を制御できます。制御値は SMA Power Plant Controller などの発電所制御装置で分析され、専用の
制御ネットワークを介して SC-COM に転送されます。電力会社へのフィードバックは、変更された測
定値として送られます。
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図 2:
3 系統管理サービスのための各種ソリューション
大規模発電所向けパワーコンディショナにおける電圧、有効電力、無効電力の制御
SMA Power Plant Controller を使用すれば、電力会社は太陽光発電システムからの送電量を遠隔操作
で制限できます。
SMA Power Plant Controller の主な機能 :
‡ 系統連系点における有効電力・無効電力および電圧を測定する
‡ PI / PID アルゴリズムを使って、電力会社から指定された仕様に基づいて制御値を算出する
‡ 接続されている大規模発電所向けパワーコンディショナ全機に制御値を同時に送信する
連系点に関連するすべてのステータス変更、イベント、測定値は SMA Power Plant Controller により
記録され、上位の制御室から呼び出すことができます。
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