地域別説明会資料 - テレビジョン共同受信施設の民間移行について - 1 2 民間移行の必要性 テレビジョン共同受信施設は、厚木基地を離着陸する航空機により発生するテレビ電波の受信 障害に対応するため、国の障害防止事業として、昭和55年から順次設置し、運用してきました が、平成23年7月に実施された地上デジタル化に伴い、受信障害が減少しています。 また、施設は、概ね10年ごとに更新工事が必要であり、全ての更新に約20億円かかること から、国の障害防止事業として補助を受け維持してきましたが、受信障害の減少により、今後、 国の補助適用が難しくなることが想定されます。 このように、受信障害の減少や、今後の市の財政状況、各組合役員皆様の負担解消、及びテレ ビ視聴環境の向上などを総合的に踏まえ、検討した結果、施設を民間企業へ移行することが合理 的であると判断し、平成27・28年度の2ヵ年で施設の移行を進めていきます。 3 受託事業者 株式会社 ジェイコムイースト かながわセントラル局 (以下、 「J:COM」といいます。) 視聴できる番組 NHK・NHK教育・テレビ神奈川・日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京 フジテレビ・放送大学・TOKYO MX・J:COMテレビ・J:COMチャンネル ※「TOKYO MX」及び「J:COMテレビ/チャンネル」が従前と比較し増えます。 ●TOKYO MX …自社制作番組のほか、ニュースやアニメなどを放送。 ●J:COMテレビ/チャンネル…自社制作番組等、幅広いジャンルを放送。 災害情報や行政情報をJ:COMチャンネルを通じて得る ことができます。 ※市とJ:COMは防災協定を締結し、自然災害時等に市が発信 する防災情報をJ:COMチャンネルで放送します。 重要 4 移行事業では、BSやCSなどの番組を視聴することはできませんが、J:COMのサ ービス(有料)を契約すれば視聴することができます。 利用料金 月額利用料金 重要 5 100円(年間1,200円) ※税別 棟単位で利用料金が発生します。(戸建住宅や集合住宅も同様に棟単位で適用) 利用料金の支払い 移行工事の翌月から12ヵ月分の年額利用料金を前払いでJ:COMへ支払います。 重要 支払い後、途中解約時の返金はありません。 1 6 移行時期 (1)移行工事は、市内全域を対象に平成27・28年度の2ヶ年で実施します。 (2)各年度の工事対象地域(組合)については、各組合、及びJ:COMとの協議のうえ決 定します。 ※組合員の皆様には、改めて、広報あやせなどでお知らせいたします。 7 運用形態とサポート体制 (1)運用形態 これまでの「組合運用」から、J:COMとの「個別契約」に変わります。 契約手続 1 個別契約となりますので、移行工事着手前にJ:COMの営業担当者が各宅(移 行同意者宅)を訪問し、契約に関する説明、及び手続きなどを行います。 2 契約手続きの中で、組合が実施する意向調査とは別に「J:COM移行工事に関 する同意書」及び「加入申込書」などのJ:COMへのお手続きが必要となりま す。 (2)サポート体制 設備の不具合や天災などによる障害が発生した場合、これまでは、組合や市で対応して きましたが、移行後は、J:COMカスタマーセンターが対応します。 8 移行工事内容 (1)移行工事は、J:COMの指定業者により実施されます。 (2)移行工事の内容は、J:COMの幹線より引込を実施し、保安器を新設します。なお、 電波の送信方法が変わるため、宅内テレビのチャンネル調整などが必要となります。 重要 1 チャンネル調整は宅内での作業となるため、組合員様の立ち合いが必要となりま す。 工事イメージ図 J:COM幹線 J:COM 引込線 J:COM 保安器 宅 共同受信幹線 内 接続切替 チャンネル調整 共同受信引込線 共同受信保安器 2 9 重要事項 (1)責任区分 移行工事に関する責任区分は次のとおりです。 ① J:COM幹線施設から保安器出力までの設備をJ:COMの責任区分とします。 ② J:COM施設の保安器以降、宅内テレビ設備を利用者の責任区分とします。 イメージ図 宅 外 宅 内 J:COM 保安器 入力 出力 J: COM 引込線 テレビと接続 責任区分 (2)宅内設備の経費負担 現在の宅内設備を利用し、チャンネル調整等の対応を行った結果、テレビ視聴ができな い場合は、宅内設備の改修が必要となり、その経費については、組合員様の自己負担と なる場合があります。この場合は、J:COMより組合員様に必要となる改修方法や、 経費などについて事前に説明をさせていただき、ご了承のもとで移行工事を実施します。 (3)その他 稀なケースではありますが、移行工事に必要となる電柱使用許可などの手続きが完了し ない場合、移行対象者宅の切替工事の遅延や、移行工事ができないことがあります。 ※上記の場合でも、市とJ:COMで協力し、事業の完遂に向け取り組みます。 10 民間移行以外のテレビの視聴方法 (1)自立アンテナの設置 (2)民間ケーブルテレビ会社との契約 重要 他視聴方法(上記の視聴方法など)を選択した場合の経費や、共同受信施設を撤去す る前に、引込線を外す場合の経費は、自己負担となります。 3 11 移行後の組合運営 組合員の皆様は、J:COMの設備で視聴できる環境となった時点で組合から退会することに なります。 しかし、組合組織は、共同受信施設を撤去(29年度予定)するまでの間、施設に係る共架料 や電柱移設による幹線等の移設工事費などを負担しなければなりません。そのため、組合組織の 解散は、施設の撤去と併せ、29年度を予定しています。 重要 退会の諸手続きのほか、工事期間中の組合費の計算などについては、組合で定めますので、 不明な点がありましたら、加入されている組合へお問い合わせください。 12 新規加入受付の終了 民間移行対象者を確定させる必要があるため、平成26年5月31日で組合への新規加入受付 を終了(退会は可能)します。 (1)共同受信施設での視聴 ① J:COMの設備への切替が完了する時点まで、従前どおり視聴できます。 ② 民間移行に同意しない場合でも、施設撤去前までは、共同受信施設により視聴する ことができますが、早めに他の視聴方法の準備をお願いいたします。 13 組合員の皆様に協力していただく事項 民間移行にあたり、移行に同意する組合員数を明確にし、その数を基に、経費の積算を行いま す。そのため、各組合において、民間移行に対する意向調査を実施しますので、組合員皆様のご 理解とご協力をお願いいたします。 意向調査の内容 (1)各組合の役員、理事等が平成26年6月から10月までの間において、意向調査のため、 各戸を訪問しますので、移行の内容を踏まえ、同意するか他の視聴方法を選択するかご 判断ください。 (2)意向調査は、平成26年6月1日時点で組合員名簿登載者を対象とします。 (3)意向調査では、「意向確認書」に民間移行に「同意する」「同意しない」の記載をするほ か、署名、捺印が必要となります。 ※集約した個人情報については、民間移行事業以外の目的で使用することはありません。 民間移行事業に関するお問合せ先 ■綾瀬市に関するお問合せ 綾瀬市 経営企画部 基地対策課 電 話 0467 – 70 - 5604 (直通) ※ 受付時間 午前 8 時 30 分~午後 5 時まで(月~金 祝日は除く) MAIL [email protected] ■J:COMに関するお問合せ J:COMカスタマーセンター 電 話 0120 – 999 - 000 ※ 受付時間 午前 9 時~午後 9 時まで(年中無休) ※受付開始は、2015 年 6 月から 4
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