EC(エコクレイ)ウォール工法協会

国土交通省 NETIS登録番号
NETIS KT- 040079-A
建設技術審査証明 建技審証 第0701号
(一財)土木研究センター
ARIC登録番号 No.0403
EC(エコクレイ)
ウォール工法協会
事務局
〒102-8236 東京都千代田区五番町6-2 ライト工業株式会社内
TEL.03-3265-2565 FAX.03-3221-5929
発 行 2014年6月
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エコクレイ
ECウォール工法協会
エコクレイウォール工法
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施工方法と施工状況
PAT
すべての工法で掘削撹拌が可能であり、とくに等厚式
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地中連続壁工法、柱列式地中連続壁工法による施工に
適しています。
エコクレイウォール工法は、粘土鉱物(ECウォール材)を主材料とした、セメントを
使用しない遮水壁工法です。当工法は、少量の掘削液と粉体状のECウォール材とで
混合撹拌を行います。この粉体状のECウォール材が掘削液を吸水し膨潤することで
排泥を発生させることがなく、環境負荷を大幅に低減できます。
特 長
① 環境配慮型工法
施工時の排泥がなく、セメントを使用しないため従来工法に使用される
セメントの製造過程に排出されるCO2の削減に繋がり、環境負荷を
大きく低減することができます。
② 高い遮水性
柱列式地中連続壁工法での施工状況
等厚式地中連続壁工法での施工状況
止水シートを併用せずに高い遮水性を実現し、透水係数は、10-7(cm/s)
以下と非常に優れた性能を有しています。
③ 長期安定性
適 用 例
使用する材料は粘土鉱物を主体とするため、壁体の劣化がなく長期に
わたり安定した遮水壁を造成できます。
当工法は遮水性、長期安定性、地震時の安全性に優れていることから、
調整池の遮水壁、堤体の漏水対策、最終処分場の遮水壁、汚染土壌の封じ込めなどに適用できます。
④ 地震に対する安全性
セメントを使用しないため、変形追随性および自己修復性能を兼ね備え、
地震時においても壁体にクラックが入らず安全性に優れています。
エコクレイウォール
エコクレイウォール
エコクレイウォール
⑤ 吸着性
粘土鉱物を用いた壁体であるため、壁体自体に重金属等の汚染物質を
吸着する能力を有しています。また、
セシウムに対する優れた吸着能力も
確認されています。
汚染物質
⑥ 経済性
エコクレイウォール
排泥がなく、経済性に優れた工法です。
調整池の遮水壁
汚染土壌の封じ込め
最終処分場の遮水壁
堤体の漏水対策
施 工 手 順(等厚式地中連続壁工法)
1 先行掘削工
2 戻り横行
3 粉体噴射(混合・撹拌)
4 先行掘削
エコクレイ
ウォール
掘削液
5 戻り横行(ラップ施工)
エコクレイ
ウォール
6 粉体噴射(混合・撹拌)
7 先行掘削
エコクレイ
ウォール
エコクレイ
ウォール
粉体
ラップ部
ポスト先端より掘削液(ECウ
ォール掘削液)を注入しながら
カッターチェーンを回転させカ
ッターポストを横引きすること
により、掘削を行います。
造成部のスタート位置まで
引き返します。
粉体を噴射しながら
カッターチェーンを回転させ
混合撹拌を行います。
エコクレイウォール造成後に
掘削液にて先行掘削を行います。
エコクレイウォール造成最終位置まで
引き返し、ラップ掘削を行います。
ラップ部施工後、
エコクレイウォールを造成します。
不透水層
エコクレイウォール造成完了後、
先行掘削を行います。