るねっ・サイエンス あれから4年…

るねっ・サイエンス あれから4年…
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〒九八一 〇
—九〇三
仙台市青葉区台原森林公園四番一号
スリーエム仙台市科学館
TEL:022-276-2201
FAX:022-276-2204
http://www.kagakukan.sendai-c.ed.jp/
第5回大人の科学教室
「クラゲの秘密」
2月 日(日)に、橋本ひと
み社会教育指導員が講師となり、
第5回大人の科学教室「クラゲの
秘密」を開催しました。
最初にクラゲの種類やライフサ
イクルを説明しました。クラゲは
有性生殖以外にも,様々なタイミ
ングで無性生殖を行うことなどの
説明があり、参加した皆さんは、
興味深く聞き入っていました。
その後、クラゲの観察を行いま
した。今回観察したクラゲは、冬
に多く発生するシミコクラゲでし
た。体長が2~3 程度で、顕
微鏡や双眼実体顕微鏡を用いて、
クラゲの殖え方のようすやえさを
取り込むようすを熱心に観察して
いました。
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※「道無限」はノー
ベル賞受賞の湯川秀
樹先生から仙台市科
学館がいただいた言
葉です。
ていただきました。子どもだけで
はなく、大人の方々にも多く参加
していただき、津波の速さと水深
の関係では、大きく頷く方がい
らっしゃるなど、地震に関しては
今もなお、関心の高さを感じまし
た。
また、3月3日(火)~3月
日(日)に、3階エントラン
スホールで、昨年度に引き続き、
パネル展「蒲生干潟の今・昔」を
開催しました。ここでは、東北地
方太平洋沖地震によって起きた津
波の影響で、大きな被害を受けた
蒲生干潟を、震災前のようすと、
震災直後から科学館が調査をして
きた結果について写真などを用い
て紹介したものです。震災後の調
査については、干潟に生息してい
るカニやカレイなどの個体数や分
布のようすなどを報告したり、津
波によって大きく変化した地形の
ようすを紹介しています。
科学館で
は、これか
らも引き続
き蒲生干潟
の調査を実
施し、報告
していきた
いと思いま
す。
「蒲生干潟の今・昔」のようす
仙台市科学館
だより
高砂市民センターでの
実験工作教室のようす
第44号
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道無限
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ー 東北地方太平洋沖地震から4年…
あの地震を忘れないために… ー
参加された
皆さんは、
発泡入浴剤
を作るため
の薬品をか
き混ぜた
り、かさぶ
くろロケッ
トの翼をは
さみで切り抜く作業に真剣に取り
組みました。皆さん、手にした色
とりどりの化石などにとても喜ん
でいました。
3月8日(日)には、科学館3
階エントランスホールで、ワーク
ショップ「地震について学ぼう」
を実施しま
した。地震
の原因など
の解説をし
た後、地震
によって起
きる液状化
や津波のし
くみなどに
ついて、実
験を通しな
がら理解し
参加された
皆さんは、ク
ラゲへの興味
がさらに深ま
るとともに、
クラゲの動い
ているようす
に癒やされた
方もいまし
た。
mm
顕微鏡で熱心に観察しています
平成 年3月 日に発生し
た東北地方太平洋沖地震から四
年が過ぎました。科学館では、
震災復興に向けて、科学の力で
皆さんを元気にして行くことを
目的とした「るねっ・サイエン
ス あれから4年…」を開催し
ました。
今年度は、3月7日(土)に
大きな被災を受けた地域でもあ
る高砂市民センターで出前実験
教室を開催しました。初めに地
震が起きる原因などの説明の
後、液状化や断層、津波につい
て実際に実験を通しながらその
しくみや性質について学びまし
た。その後、参加した皆さんは
実験工作教室に移りました。化
石レプリカや発泡入浴剤、かさ
ぶくろロケットを作りました。
高砂市民センターでの
出前講座のようす
平成27年3月号
限」
仙台市科学館だより「道 無
「地震について学ぼう」のようす
仙台市科学館だより「
道
無
限
」
平成27年3月号
4月・5月の科学館行事予定
1 小企画展「パソコンのあゆみ」
(1)日 時 平成27年4月14日(火)~6月14日(日)
(2)場 所 科学館 3階生活系展示室
(3)内 容 時代とともに進化したパソコン等を実機や解説パネ
ルで紹介します。
(4)対 象 どなたでも
(5)参加費 無料
(6)申 込 不要
4 トライサイエンス実験教室
(1)日 時 平成27年5月2日(土) 13:00~16:00
(2)場 所 科学館 3階エントランスホール
(3)内 容 簡単な道具を使って,いろいろな実験や工作を行い
ます。
(4)対 象 どなたでも
(5)参加費 無料
(6)申 込 不要
2 第56回科学技術映像祭入選作品発表会
(1)日 時 平成27年4月18日(土)~5月6日(水)
(2)場 所 科学館 3階エントランスホール
(3)内 容 優れた科学技術映像の入選作品を日替わりで上映し
ます。
(4)対 象 どなたでも
(5)参加費 無料
(6)申 込 不要
5 自然観察会「川崎鉱山跡の鉱物」
(1)日 時 平成27年5月16日(土) 10:00~12:30
(2)場 所 川崎町古関川崎鉱山跡 現地集合
(3)内 容 水晶や黄鉄鉱,黄銅鉱などの鉱物採集を行います。
(4)対 象 小学生3年生以上(小学生は保護者同伴)
定員40名(定員を超えた場合は抽選。)
(5)参加費 無料
(6)申 込 往復ハガキで科学館宛申し込み。
5月1日(金)必着
(7)その他 集合場所までの公共交通機関はございませんので,
お車等での参加となります。
3 自然観察会「焼河原の化石」
(1)日 時 平成27年4月25日(土) 10:00~12:30
(2)場 所 仙台市泉区焼河原 現地集合
(3)内 容 泉区焼河原付近に分布する竜の口層の観察と化石採
集を行います。
(4)対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定員40名(定員を超えた場合は抽選。)
(5)参加費 無料
(6)申 込 往復ハガキで科学館宛申し込み。
4月10日(金)必着
科学工作教室
「リニアモーターをつくろう!」
3月1日(日)に、宮城教育大
学の水谷好成氏と東北学院大学の
岩本正敏氏を講師にお招きし、ロ
ボット教室「中級」を開催しまし
た。今回は、自律型ロボット「梵
天丸」に拡張パーツを取り付け、
さらに高度なプログラムを入力し
ました。拡張パーツの中には、ハ
ンダづけの作業が必要な場面もあ
り、皆さん緊張しながら取り組ん
でいました。
参加者の中には、何度も中級に
参加してい
る方もおり
今回も新な
拡張パーツ
を取り付け
「梵天丸」
をさらにパ
ワーアップ
させていま
した。
自律型ロボット「梵天丸」を
さらにパワーアップ!
科学で東北を盛り上げ隊!@石巻
ました。また
グライダーの
ように空を飛
ぶ種「アルソ
ミトラ」と
「紙コプ
ター」を作る
ブースも開設
しました。
2月 日(日)に、宮崎元晴
指導主事が講師となり、科学工作
教室「リニアモーターをつくろ
う!」を開催しました。
教室では、今年 月に開通す
る地下鉄東西線に使われている鉄
輪式リニアモーターについての説
明がありました。その後、簡単な
回転式モーターをつくりながら、
リニアモーターとの違いを比較し
ました。そして、磁石とアルミ棒
を使って、リニアモーターづくり
に取り組み
ました。
参加した
皆さんは、
難しい内容
にもかかわ
らずとても
熱心に取り
組んでいま
した。
2月 日(土)に、石巻市の
「こもれびの降る丘 遊学館」
で、震災復興支援を目的として東
北内外の施設・団体・学校が参加
した「科学で東北を盛り上げ隊@
石巻」が開催されました。科学館
では、「空を飛ぶには?」のテー
マで、飛行機やロケットのしくみ
ついて、サイエンスショーを行い
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「空を飛ぶには?」のようす
※往復ハガキでの申し込みについて
<①イベント名②氏名③学校名・学年④連絡先(電話番号)>
を記入の上、科学館宛てに申し込んでください。なお、定員を
超えた場合は、抽選となります。申込は往復はがきのみとなり
ます。上記の記入がない場合,抽選外になることがありますの
で記入もれがないようにお願いいたします。
完成したリニアモーター
梵天丸にプログラムを入力中
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