SGホールディングス株式会社 2015年3月期 第2四半期(中間)決算説明資料 2014年10月28日 目次 2015年3月期 第2四半期(中間)決算の概要 P4 決算連結業績 セグメント別業績の概況 事業の概況(デリバリー事業/ロジスティクス事業/不動産事業/その他) 2015年3月期 今後の取り組みと業績予想について P18 1 SGホールディングスグループ 2 中期経営計画「Third Stage Plan」 3 2015年3月期 第2四半期(中間)決算の概要 4 2015年3月期 第2四半期(中間)決算連結業績 連結業績 2014年3月期 第2四半期 (中間) 2015年3月期 第2四半期 (中間) 前年同期比 営 業 収 益 4,158億円 4,090億円 98.4% 営 業 利 益 213億円 200億円 94.2% (営業利益率) (5.1%) (4.9%) 利 益 198億円 185億円 93.5% 益 81億円 111億円 136.7% 経 四 常 半 期 純 利 ※ 前年の四半期純利益は、企業年金基金精算に伴う一括拠出を行い、特別損失46億円を計上しております。 5 2015年3月期 第2四半期(中間)決算 セグメント別 業績の概況 デリバリー事業 飛脚宅配便、飛脚クール便、飛脚メール便、飛脚航空便、引越、貸切輸送、設置輸送、 納品代行など、SGホールディングスグループの中核事業 ・会社名 佐川急便㈱、SGムービング㈱、㈱ワールドサプライ 計3社 単位:億円 (占有率) セグメント別営業収益 5,000 4,500 (5.7) ロジスティクス事業 4,000 物流業務の包括的受託、物流センター運営、倉庫業、国際航空・海上輸送サービス など各種サービス ・主要な会社名 佐川グローバルロジスティクス㈱ 、佐川ロジスティクスパートナーズ㈱、ほか 計99社(海外法人含む) 3,500 291 (7.0) 105 (2.5) 263 (6.3) 286 (7.0) 22 (0.5) 284 (7.0) (6.9) 3,000 2,500 不動産事業 2,000 グループのCRE戦略の推進、不動産開発事業、投資事業 ・会社名 SGリアルティ㈱、SGアセットマックス㈱ 1,500 計2社 3,498 3,496 (84.1) (85.5) 1,000 500 その他 e-コレクト®、自動車整備・ボディ製造、システム販売、保険代理業、人材派遣など各 種サービス ・主要な会社名 佐川アドバンス㈱、SGモータース㈱、SGシステム㈱、佐川フィナンシャル㈱、 SGフィルダー㈱ ほか 0 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 純粋持株会社である弊社(SGホールディングス㈱)を含んでおります。 計10社 ※「e-コレクト」は、SGホールディングス㈱の登録商標です 6 事業の概況(1) デリバリー事業の動向 営業収益 ◆法人顧客取引の強化と適正運賃収受の継続 佐川急便においては、調達物流ソリューションなど新たな 単位:億円 4,000 法人顧客取引の強化と継続した適正運賃収受による単価 水準の維持により増益を確保。一方、消費税増税に伴う駆 け込み需要反動の影響から宅配便の取扱個数は期初より 3,498 3,496 3,000 2,000 減少、かつ、燃料費高騰などコスト増加要因が発生。 1,000 ◆新たなソリューション配送の開始 0 SGムービングにおいては、顧客の軒先で機密文書を破砕 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 溶解処理する「出張機密文書溶解サービス」や旅行者の 営業利益 ニーズに応えた「トラベルソリューション」の展開など、 新たなソリューション配送を展開し、増収に寄与。 単位:億円 200 162 170 ◆納品代行事業の強化 ワールドサプライにおいては、主要な顧客である百貨店向 100 けに納品・検収のシステムプラットホーム及び店舗とストッ クヤードを一体化した物流サービスの提供を行うなど、主 力事業である納品代行事業の強化を図った。 0 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 7 事業の概況(2) デリバリー事業の動向 ◆グループ各社とのシナジーを活用した合同営業開発チーム「GOAL」発足 企業間物流に強みを持つ佐川急便の全国ネットワークと、佐川グローバルロジスティクスの物流加工や倉 庫事業に関するノウハウ、さらにはグループ各社の国際フォワーディング、ITシステム、決済などの機能を 融合し、一貫した物流ソリューションを提供。従来のように個々に提案・課題解決する部分最適にとどまら ず、顧客のニーズや顕在化された課題に加え、潜在的な顧客課題も抽出し、グループ力を結集することで 全体最適を提案。 ◆「東京における地区物流効率化認定制度」で佐川急便の館内物流が物流事業者として初の認定 共同配送の促進や直納車を含めた入館車両の一元管理など、人・物・車・情報を一元管理することで、施 設入口から入居者までの物流に関わるセキュリティや利便性の向上を図る。また、施設周辺に入庫待ちで 滞留する貨物車両や路上荷捌き車両等を削減し、効率的かつ安全・安心な物流を実現。 ◆リコール・トータルサービスの強化 リコール対応マニュアルの作成を希望する事業者に対し、株式会社インターリスク総研(MS&ADインシュ アランスグループ)と連携し「リコール対応マニュアル作成サポート」サービスを提供。インターリスク総研の 持つ高いリスクコンサルティング力と佐川急便が行ってきた多くの事業者のリコール対応業務サポートに おける蓄積されたノウハウと実行力を活かし、事業者のマニュアル作成をサポート。 8 事業の概況(3) デリバリー事業主要計数 2014年3月期 第2四半期(中間) 2015年3月期 第2四半期(中間) 前年同期比 主要便種別 飛脚宅配便 (千個)※1 606,254 589,326 97.2% 飛脚航空便 (千個)※1 4,621 4,367 94.5% 15,351 14,871 96.9% 179,578 140,851 78.4% 37,819 27,823 73.6% 141,758 113,027 79.7% 58,940 53,658 91.0% 592,304 556,291 93.9% 飛脚クール便 (千個)※1 メール便 (千冊) (内訳) 飛脚メール便 (千冊) 飛脚ゆうメール (千冊) 主要サービス別 e-コレクト ® ※2 個数 (千個) 決済金額 (百万円) ※1 上記取扱個数には一部重複があります。 ※2 e-コレクトは、その他セグメントに属する商品ですが、参考情報として記載しております。 9 事業の概況(4) 単位:千個 宅配便個数 単価の推移 単位:円 10 事業の概況(5) ロジスティクス事業の動向 ◆グループ連携によるロジスティクスソリューション展開 グループ会社合同の営業開発チーム「GOAL」(前述)は、 営業収益 単位:億円 潜在的な顧客課題を見極め物流全体の最適化とソリュー 350 ション提案による高付加価値化を行い、確実に成果をあげ 300 始めている。「GOAL」の成果も踏まえて、国内ロジスティク スは増収増益。 284 263 250 200 150 100 ◆海外事業の拡大 50 海外事業においては、南アジアから中東、アフリカ、北米な 0 どにフレイト・フォワーディング事業を展開する 14/03月期第2四半期 (実績) 営業利益 EXPOLANKA HOLDINGS PLC(以下エクスポランカ社)を グループ会社化し、既にSGHグループが展開する東南ア 15/03月期第二四半期 (実績) 単位:億円 5 ジア・東アジアの事業会社との連携を強化し、海外事業の 1 拡大を図る。 一方、M&Aに伴う一時費用及び既存の海外事業会社間 0 の連携強化のための再編コストの発生により、海外事業 -1 全体では増収減益。 -5 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 11 事業の概況(6) ロジスティクス事業の動向 (国内) ◆logi東扇島営業所と広島西営業所の開設 顧客の物流倉庫に対するニーズの高まりから、川崎市にlogi東扇島営業所、 広島市に広島西営業所など大規模物流施設を展開。 ◆港SRCに仕分ソーター2号機を導入 自動仕分けソーター 港SRC入居顧客の事業拡大に伴う出荷量増加に対応するため、増床とともにソーターを増設。 物流センターの機能を高め、さらなる生産性向上を実現。 (海外) ◆エクスポランカ社の買収 エクスポランカ社の持つ国際ネットワークとSGHグループの東アジア・東南アジアの営業基盤を一体化さ せることで、国際一貫物流サービスの一層の拡充を図る(詳細は後述)。 ◆韓国 仁川空港 保税エリアに倉庫を新設 韓国において競争力のある通販貨物の受け皿として、仁川空港 保税エリアに倉庫を新設。日本及び海 外のグループ拠点とのネットワークの強化を図るとともに、既存事業とのシナジーの創出、国内外の顧客 に対し、より利便性の高い物流ソリューションを提供。 12 事業の概況(7) ロジスティクス事業の動向 ◆エクスポランカ社の概況 商号 設立 上場 本社 事業内容 従業員 連結実績 EXPOLANKA HOLDINGS PLC 1978年 コロンボ証券取引所 スリランカ コロンボ フレイト・ロジスティクス事業、旅行・観光事業、貿易・製造事業、投資事業 2,798名※ 売上高 435億円 営業利益 17億円 当期純利益 12億円※ ※2014年3月期実績 事業概要 フレイト・ロジスティクス 旅行・観光 エクスポランカ社の主力事業。 フレイト・フォワーディグに加 え、倉庫・輸送・物流事業を 行っており、世界18拠点にて 事業展開を行う。 スリランカ、インド、モルジブ、 モーリシャス、香港に自社拠 点を持ち、フランチャイズ契 約にてその他東南アジア、中 東、アフリカ、欧米の8ヵ国を カバー。インバウンドとアウト バウンドの両方に対応。 貿易・製造 紅茶製造・販売、フルーツ・ ハーブ・野菜の製造・加工・ 販売、ヘルスケア製品の販 売を行う。 投資 インド、スリランカ、バングラ デシュ、UAEにてエアライン GSA(General Sales Agent: 販売総代理店)事業を行う。 売上高 /利益(構成比) 2014年3月期 13 事業の概況(8) ロジスティクス事業の動向 ◆エクスポランカ社のフレイト・ロジスティクス事業展開 アジア、アフリカ、米国、中東地域の世界18ヵ国に拠点を有し、スリランカ、ドバイ、シンガポール、香港を輸 送ハブとした、南アジア地域から欧米向けのアパレル、家電、生鮮食品、医薬品輸送に強みを持つ、 フレイト・ロジスティクス事業を展開。 これにより、SGHグループの海外拠点数は、14ヵ国23拠点から24ヵ国で100を超える拠点に拡大。 新たなサービス領域として、航空と海上輸送を組み合わせた“Sea+Air”サービス、自由貿易港であるハブ 拠点でのピック&パック・品質チェック・タグ付等の付加価値サービス、Eコマースへの対応などを展開。 拠点展開図 USA China Korea Pakistan Japan Bangladesh Qatar Hong Kong Taiwan India UAE Myanmar Cambodia Thai Malaysia Sri Lanka Kenya SGH EFL Philippines Vietnam Maldives Mauritius South Africa Singapore Madagascar Indonesia EFLの拠点概要 倉庫延床面積: 114,180㎡ 自社車両: 72台(その他、約500台 の庸車を運用・管理) ※EFL=EXPOLANKA FREIGHT LOGITICS 14 事業の概況(9) 不動産事業の動向 ◆大型不動産の稼働と運用の強化 営業収益 単位:億円 6月に大型物流施設「SGリアルティ舞洲」を竣工。 1.2階には佐川急便の中継センター、3~6階はマルチテナ ント型の物流施設を複合した施設。 120 100 佐川グローバルロジスティクスが3~5階を賃借し、 80 佐川急便の中継センターと一体化した強みを生かして、 60 3PL事業の拡大のために施設の一部を活用。 40 一方、前年度は、SGリアルティ横浜を信託受益権化し、 20 一部売却したことから、不動産事業全体として減収減益。 ◆CRE戦略推進による不動産事業の強化 SGリアルティにおいては大型不動産の自社開発と流動 22 0 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 営業利益 単位:億円 30 25 化、プロパティマネジメントやアセットマネジメントの強化を 実施。またSGアセットマックスの本格稼働など、CRE戦略 105 20 を推進。 11 10 0 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 15 事業の概況(10) 不動産事業の動向 ◆SGリアルティ舞洲の竣工 佐川急便の施設としては、関西地区で最大級、かつ初のマルチ テナント型物流施設「SGリアルティ舞洲」を竣工。 住 所 建物規模 敷地面積 延床面積 大阪府大阪市此花区北港白津2-1-22 地上6階 30,424.43m² 111,798.69m² SGリアルティ舞洲 ◆SGリアルティ東松山の着工 2015年秋竣工予定の佐川急便中継センター・営業所機能、および 物流倉庫機能を有する大型物流施設「SGリアルティ東松山」 (埼玉県東松山市)を着工。 佐川急便としては、埼玉県内で最大の物流施設。 主に北関東エリアの中継機能として高速道路へのアクセスが良好 な好立地に新設。 住 所 建物規模 敷地面積 延床面積 埼玉県東松山市大字葛袋字山根乙854番1他 地上3階 約53,000㎡ 約82,000㎡ SGリアルティ東松山(イメージ画像) 16 事業の概況(11) その他の動向 ◆人材サービス事業の拡大 SGフィルダーにおいては、採用拠点「ジョブ⁺センター」を新 営業収益 単位:億円 400 たに5拠点開設し(全15拠点) 、本格稼働することで、営業 基盤の拡大と採用力の強化を図る。 286 291 300 200 ◆ 決済サービスの拡充 佐川フィナンシャルにおいては、e-コレクトとクラウド会計ソ 100 フト「 freee(フリー)」とデータ連携を行い、e-コレクトの強化 0 を図る。日毎の売上などの取引データを自動で会計帳簿 14/03月期第2四半期 (実績) に記録、入金の自動消し込みにより、顧客の経理業務の 利便性の向上を図る。 一方、e-コレクトの取扱個数減少による決済収入減少など により減収減益。 15/03月期第2四半期 (実績) 営業利益 単位:億円 40 30 24 23 20 10 0 14/03月期第2四半期 (実績) 15/03月期第2四半期 (実績) 17 2015年3月期 今後の取り組みと業績予想について 18 2014年度の方針 ◆デリバリー事業 ・顧客ニーズを捉えた新たな収益機会の創出 ・適正運賃の収受およびコストコントロールの継続 ◆ロジスティクス事業 営業収益 単位:億円 9,000 8,350 8,500 8,000 ・デリバリー事業との連携強化による3PL事業の拡大 ・新たな顧客層の開拓 7,000 ・海外事業の拡充と国際一貫物流の強化 6,000 ◆不動産事業 ・アセットコントロールの実現に向けた環境の整備 ・競争力のある施設開発およびリノベーションの推進 ◆その他 14/03月期 (実績) 15/03月期 (予想) 営業利益 単位:億円 500 433 440 400 ・グループシナジーの実現を図る新付加価値サービス の創出 300 200 14/03月期 (実績) 15/03月期 (予想) 19 2015年3月期 連結業績予想 連結業績については増収増益の見通し 2014年3月期 (実績) 2015年3月期 (予想) 前年同期比 営 業 収 益 8,350億円 8,500億円 101.8% 営 業 利 益 433億円 440億円 101.4% (営業利益率) 経 当 常 期 利 純 利 (5.2%) (5.2%) 益 407億円 410億円 100.6% 益 166億円 230億円 138.1% 20 今後の取り組み(1) デリバリー事業 ◆商品・サービス体系の変更とリニューアル 佐川急便において、商品・サービス体系を「Standard」「Support」「Solutions」の3つのカテゴリーに分類し、顧客課題に 迅速に対応するSAGAWA物流品質「Sクオリティ」として展開。一部の商品・サービスのリニューアルも実施。 商品サービスのリニューアル内容例 飛脚ジャストタイム便 1時間刻みの時間指定を30分刻みに変更し、かつ配達指定時間を24時間対応に拡大。 飛脚特定信書便 配達時間指定サービスと専用セキュリティケースを利用した位置情報提供サービスを追加 ◆大丸有地区の効率的な集配システムの構築 大丸有・神田地区等グリーン物流促進協議会から、大丸有地区全体の物流コーディネート業務を受託。大丸有地区 における効率的な集配システムを構築。 ※大丸有地区=大手町・丸の内・有楽町 ◆整理収納アドバイザーの業務開始 SGムービングにおいて、引越業務の受託後、年に数回利用者宅を訪問し収納や片づけをアドバイス。 その際、清掃や、大型家具・家電などの重量物の移動も請け負う。 21 今後の取り組み(2) ロジスティクス事業 (国内) ◆舞洲SRCの開設 「SGリアルティ舞洲」(前述)にマルチテナント型物流施設 「舞洲SRC(佐川流通センター)」を開設。 佐川急便の中継センターを併設することで、入居顧客の 出荷受付締め切り時間の延長や積み替え回数減などによる、 輸送品質と利便性の向上を図る。 (海外) ◆グループ営業連携の強化 グループ化したエクスポランカ社とのシナジー効果の実現を図るために、SGHグループとエクスポランカ社双方に 連携を目的とした営業デスクを設け、顧客開拓に取り組む。 SGHグループの既存拠点とエクスポランカ社の拠点との連携を強化することで、フォワーディング事業の拡大を 加速し、国際一貫物流を推進する。 22 今後の取り組み(3) 不動産事業 ◆佐川急便柏営業所移転に伴う跡地の有効利用 佐川急便柏営業所は老朽化に伴い、物流施設として利便性とコスト効率 の高い施設に移転。通行量の多い幹線道路に面した跡地は、集客が 見込めると判断し、物流施設ではなく商業施設として活用。 SGHグループの顧客であるケーズデンキ様の店舗を共同で設計・開発。 店舗施設外観 ◆佐川急便りんくう営業所の竣工 岸和田営業所の老朽化に伴い、顧客へのアクセス向上のため新立地にて りんくう営業所を新設。 エリア内における施設の集約と有効活用、大型物流施設の新設により、 効率的な輸送インフラを構築し、配達品質や顧客利便性の向上を図る。 佐川急便 りんくう営業所 23 今後の取り組み(4) その他 ◆新決済サービス「SAGAWA後払い」の開始 佐川フィナンシャルにおいて、消費者の利便性向上や 通信販売事業者の与信管理業務軽減のため、 「SAGAWA後払い」を開始。 e-コレクトなどの多様な決済手段を宅配便サービスと 合わせて提供することで、様々な顧客ニーズに対応。 ◆出張機密文書溶解サービスの拡充 「SAGAWA後払い」スキーム SGムービングが、より高いセキュリティレベルを希望する顧客 への対応として、破砕溶解処理機能付き専用車両を導入。 顧客の軒先での機密文書の破砕溶解処理サービスを展開。 SGモータースによるボディ製造と、SGシステムの機密文書の デジタル化など、グループシナジーを活用した新サービスを展開。 破砕溶解処理機能付き専用車両 24 今後の取り組み(5) 環境保全に向けた取り組み ◆小型家電リサイクル宅配回収業務を開始 リネットジャパンと協働で、宅配便を活用した使用済小型家電 の回収事業を開始。 愛知県から開始し、現在は対象地域を京都市にも拡大。 従来の回収方法に加えて、宅配回収を行うことで利用者が 簡便に小型家電のリサイクルができる環境を整備。回収率 向上およびリサイクルの促進に寄与。 回収スキーム ◆ 100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を実施 佐川急便は日産自動車が開発・貸与する「e-NT400テストトラック」のモニター 車を使用し集配業務を実施。 新技術などによる低公害車の開発に積極的に協力するとともに、環境負荷低 減に向けて様々な取り組みを実施。 e-NT400テストトラック 25 今後の取り組み(6) 女性活躍推進に向けた取り組み ◆宅配メイトの導入 主婦層をターゲットに、短時間の業務委託契約を行う「宅配メイト」を導入。生産性の高い集配体制を構築し輸送品質 向上を図る。今期5,000名規模までに拡大予定。 【宅配メイトの概要】 ・宅配メイトの自宅周辺(半径1Km~2Km)を自転車や台車にて配達 ・配達する荷物はセールスドライバーが宅配メイトの自宅に届けることで、出勤にかかる時間のロスを削減 ・宅配メイトの希望に合わせ配達業務を行う曜日・時間は柔軟に設計 宅配メイトの集配の様子 26 今後の取り組み(7) 女性活躍推進に向けた取り組み ◆2014年6月 佐川急便が「子育てサポート企業」として認定を受け「くるみん」を取得 ◆2014年8月 わくわくウィメンズプロジェクトが、社員の子供を対象に「子ども参観日」を開催 ◆2014年9月 SGホールディングスグループ 女性キャリア支援研修を実施 ◆2014年9月 佐川ロジスティクスパートナーズが「子育てサポート企業」として認定を受け「くるみん」を取得 ◆2014年12月 SGホールディングスグループ わくわくウィメンズプロジェクト全体会議を開催予定 ※「くるみん」は、佐川グローバルロジスティクスと合わせて、グループ3社が取得しています。 くるみんマークとは、厚生労働省が次世代育成支援対策推進法に基づき、「子育てサポート企業」とし て認定した企業に付与するマークで、赤ちゃんが大事に包まれる「おくるみ」と「職場ぐるみ・会社ぐる み」で子供の育成に取り組もうという意味が込められています 子供参観日の様子 女性キャリア支援研修の様子 27 SGホールディングス 2015年3月期第2四半期(中間)決算説明資料 弊社および弊社グループは非上場会社でありますが、グループ規模からも社会的影響が少なくないため積極的に情報開示を行い、 公開性・透明性の向上に努めております。 本資料には、弊社および弊社グループの将来についての計画や戦略、業績に関する予想および見通しの記述が含まれています。こ れらの記述は、過去の事実ではなく、弊社が現時点で把握可能な情報から判断した仮定および所信に基づく見込みです。また、経済 動向や弊社グループの関係する業界における競争、市場需要、為替レート、税制、法律や諸制度等に関わるリスクや不確実性も含ん でいます。それゆえ実際の業績は、弊社の見込みとは異なる可能性があることをご承知おきください。 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕 (連結) 平成 26 年 10 月 28 日 会 社 名 代 表 者 問合せ先責任者 SGホールディングス株式会社 (役職名) 代表取締役会長兼社長 (役職名) 取締役 財務・経理担当 URL (氏名) (氏名) http://www.sg-hldgs.co.jp/ 栗和田 榮一 中島 俊一 (TEL)075(671)8600 (百万円未満切捨て) 1.平成 27 年3月期第2四半期の連結業績(平成 26 年3月 21 日~平成 26 年9月 20 日) (1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率) 営業収益 27 年3月期第2四半期 26 年3月期第2四半期 (注)包括利益 営業利益 経常利益 四半期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 409,047 415,898 △1.6 △5.2 20,090 21,323 △5.8 54.2 18,576 19,876 △6.5 65.5 11,128 8,143 36.7 19.6 27 年3月期第2四半期 10,765 百万円(14.9%) 26 年3月期第2四半期 9,368 百万円(42.1%) 1株当たり 四半期純利益 円 27 年3月期第2四半期 26 年3月期第2四半期 潜在株式調整後 1株当たり四半期純利益 銭 円 107.11 76.84 銭 ― ― (2)連結財政状態 総 資 産 27 年3月期第2四半期 26 年3月期 (参考)自己資本 純 資 産 自己資本比率 百万円 百万円 % 576,295 559,469 190,222 179,127 32.1 31.8 27 年3月期第2四半期 184,782 百万円 26 年3月期 177,894 百万円 2.配当の状況 第1四半期末 円 26 年3月期 27 年3月期 27 年3月期(予想) 第2四半期末 銭 円 ― ― 年間配当金 第3四半期末 銭 円 0.00 0.00 期 末 銭 円 合 計 銭 円 銭 ― 23.00 23.00 ― ― ― (注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無 27 年3月期の配当予想額は未定であります。 上記「配当の状況」は、普通株式に係る配当の状況です。当社が発行する普通株式と権利関係の異なる種類株式の配当の 状況については、後述の「種類株式の配当の状況」をご覧ください。 3.平成 27 年3月期の連結業績予想(平成 26 年3月 21 日~平成 27 年3月 20 日) (%表示は、対前期増減率) 営業収益 通 期 営業利益 1株当たり 当期純利益 当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 850,000 1.8 44,000 1.4 41,000 0.6 23,000 38.1 (注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 す 経常利益 :無 円 銭 214.38 ※ 注記事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) 新規 1社 (社名) EXPOLANKA HOLDINGS PLC 除外 ―社 (社名) (注)詳細は、四半期決算短信(添付資料)4ページ「2.サマリー情報(注記事項)に関する事項(1)当四半期連結累 計期間における重要な子会社の異動」をご覧ください。 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有 (注)詳細は、四半期決算短信(添付資料)4ページ「2.サマリー情報(注記事項)に関する事項(2)四半期連結財務 諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご覧ください。 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ② ①以外の会計方針の変更 ③ 会計上の見積りの変更 ④ 修正再表示 :無 :無 :無 :無 (4)発行済株式数(普通株式) ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 27 年3月期2Q 106,732,400 株 26 年3月期 106,732,400 株 ② 期末自己株式数 27 年3月期2Q 3,262,483 株 26 年3月期 2,662,483 株 ③ 期中平均株式数(四半期累計) 27 年3月期2Q 103,900,352 株 26 年3月期2Q 105,979,959 株 ※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がありま す。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信 (添付資料)4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想に関する定性的情報」を ご覧ください。 ○種類株式の配当の状況 普通株式と権利関係の異なる種類株式に係る1株当たり配当金の内訳は以下のとおりであります。 年間配当金 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期 末 合 計 円 A種優先株式 26 年3月期 27 年3月期 27 年3月期(予想) B種優先株式 26 年3月期 27 年3月期 27 年3月期(予想) 銭 ― ― ― ― (注)27 年3月期の配当予想額は未定であります。 円 銭 0.00 0.00 0.00 0.00 円 銭 円 銭 円 銭 ― 23.50 23.50 ― ― ― ― 25.00 25.00 ― ― ― SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 ○添付資料の目次 1.当四半期決算に関する定性的情報 ····························································· 2 (1)連結経営成績に関する定性的情報 ························································· 2 (2)連結財政状態に関する定性的情報 ························································· 3 (3)連結業績予想に関する定性的情報 ························································· 4 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ······················································· 4 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ········································· 4 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ········································· 4 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ······································· 4 3.四半期連結財務諸表 ········································································· 5 (1)四半期連結貸借対照表 ··································································· 5 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ······································· 7 四半期連結損益計算書 第2四半期連結累計期間 ······························································· 7 四半期連結包括利益計算書 第2四半期連結累計期間 ······························································· 8 (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ····················································· 9 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ···················································· 10 継続企業の前提に関する注記 ···························································· 10 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記 ·········································· 10 セグメント情報等 ······································································ 11 1 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 1.当四半期決算に関する定性的情報 (1)連結経営成績に関する定性的情報 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響 が徐々に和らぐなか、企業の業績回復や賃金の引き上げによる家計の所得環境が改善され、景気は緩 やかながら回復基調にあります。 物流業界におきましては、同業者間の競争のみならず、大手通販事業者による自社物流の取組みの 活発化に加え、ドライバー不足による傭車費の上昇、燃料費の高騰によって経営環境は厳しさを増し ております。 当社グループにおきましては、平成 25 年度からスタートした中期経営計画「Third Stage Plan」 (平成 25 年度から平成 27 年度)の2年目として、顧客ニーズを捉えた新たな収益機会の創出や、グ ループシナジーを活用した事業拡大等に取り組み、事業を推進しております。 このような状況のもと、当社グループの中核事業であるデリバリー事業におきましては、顧客への ソリューション提案力強化の取組みと、採算性を重視した営業施策を展開してまいりましたが、引き 続き厳しい経営環境が続きました。ロジスティクス事業におきましては、グループシナジーを活用し た営業を展開し、デリバリー事業と連携を強化した3PL事業の拡大に努めました。また、平成 26 年 6月にASEAN、アフリカ、米国、東アジア及び南アジアに拠点を有する EXPOLANKA HOLDINGS PLC(本社:スリランカ コロンボ市)の株式を 51.4%取得し、当第2四半期連結会計 期間において貸借対照表のみ連結しております。その他の事業におきましても、当社グループが有す る物流ネットワークや資産、技術等の経営資源を活かし、事業領域の拡充を進めてまいりました。 この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益 4,090 億 47 百万円(前年同四半期比 1.6%減) 、営業利益 200 億 90 百万円(同 5.8%減) 、経常利益 185 億 76 百万円(同 6.5%減) 、四半期 純利益 111 億 28 百万円(同 36.7%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ・デリバリー事業 主要な商品の取扱個数は、次のとおりであります。 商 品 の 名 称 前第2四半期連結累計期間 (自 平成 25 年3月 21 日 至 平成 25 年9月 20 日) 当第2四半期連結累計期間 (自 平成 26 年3月 21 日 至 平成 26 年9月 20 日) 増減 増減率 (%) 飛 脚 宅 配 便( 百 万 個 ) 606 589 △16 △2.8 飛 脚 航 空 便( 百 万 個 ) 4 4 △0 △5.5 飛 脚 ク ー ル 便( 百 万 個 ) 15 14 △0 △3.1 179 140 △38 △21.6 飛 脚 メ ー ル 便 37 27 △9 △26.4 飛 脚 ゆ う メ ー ル 141 113 △28 △20.3 58 53 △5 △9.0 メ ー ル 便( 百 万 冊 ) (参考)e‐コレクト( 百 万 個 ) (注) e‐コレクトは、その他セグメントに属する商品ですが、参考情報として記載しております。 デリバリー事業におきましては、顧客ニーズを捉えた新たな収益機会の創出のため、既存のイン フラを活用した付加価値サービスとして調達物流ソリューションを構築し、顧客の物流最適化の提 案を行ってまいりました。佐川急便株式会社では、平成 26 年7月から「飛脚電報」を開始したほ か、宅配便事業者では初となる使用済み小型家電の回収を開始いたしました。また、8月から事業 者のリコール対応業務を支援する「リコール対応マニュアル作成サポート」を開始いたしました。 SGムービング株式会社では、平成 26 年4月から「出張機密文書溶解サービス」を開始したほか、 女性のための引越サービス「レディースムービング」の提供を開始いたしました。しかしながら、 消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減による宅配便取扱個数が回復していない影響を受けまし た。 2 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 この結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は 3,496 億 75 百万円(前 年同四半期比 0.1%減) 、営業利益は 170 億 86 百万円(同 5.2%増)となりました。 ・ロジスティクス事業 ロジスティクス事業におきましては、国内では、グループシナジーを活用した営業力強化を行 い、佐川グローバルロジスティクス株式会社と佐川急便株式会社の共同チームによってロジスティ クスとデリバリーを融合させた新たな物流提案を行う営業活動を展開いたしました。海外では、平 成 25 年 11 月に設立した SG SAGAWA USA, INC.のサービスが本格稼働を始めたほか、平成 26 年 6月には SAGAWA LOGISTICS KOREA CO., LTD.が仁川国際空港における自由貿易地域物流団地 内に新倉庫を開設いたしました。また、国際一貫物流サービスの拡充を図るため、欧米の大手アパ レルメーカーとの取引を中心としたフレイト・フォワーディングに強みを有する EXPOLANKA HOLDINGS PLC が当社グループに加わっております。 この結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は 284 億 58 百万円(前年 同四半期比 8.2%増)となりましたが、M&Aに伴う一時費用などもあり営業損失は1億 61 百万円 (前年同四半期は営業利益1億 28 百万円)となりました。 ・不動産事業 不動産事業におきましては、平成 26 年6月に大型物流施設「SGリアルティ舞洲」 (大阪市此花 区)が竣工し、運用を開始いたしました。同施設では1階から2階を佐川急便株式会社の中継セン ターとして運用し、3階から6階のマルチテナント型物流施設をお客様へ提供することで物流効率 化をトータルサポートいたします。また、平成 25 年4月に開始した太陽光発電による再生可能エネ ルギー供給におきましては、好調に推移いたしました。 この結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は、前連結会計年度(平 成 25 年4月)において販売用不動産を売却したこともあり 22 億 28 百万円(前年同四半期比 78.8% 減) 、営業利益は 11 億 98 百万円(同 52.1%減)となりました。 ・その他 決済事業におきましては、佐川フィナンシャル株式会社が提供する代金引換サービス e-コレクト と、freee 株式会社が提供する全自動クラウド会計ソフト freee とのデータ連携を平成 26 年6月から 開始し、同ソフトを使用する通販事業者を始めとした多くの事業者にとって経理業務の大幅な改善 が図れるサービスの提供が可能となりました。 この結果、当第2四半期連結累計期間における当セグメントの営業収益は 286 億 84 百万円(前年 同四半期比 1.6%減) 、営業利益は 23 億 91 百万円(同 0.5%減)となりました。 (2)連結財政状態に関する定性的情報 ① 資産、負債及び純資産の状況 総資産は 5,762 億 95 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 168 億 25 百万円増加いたしました。こ れは、主に受取手形及び営業未収金が 169 億 63 百万円増加したことによるものであります。 負債は 3,860 億 72 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 57 億 31 百万円増加いたしました。これ は、主に支払手形及び営業未払金が 77 億 89 百万円増加したことによるものであります。 純資産は 1,902 億 22 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 110 億 94 百万円増加いたしました。こ れは、主に四半期純利益が 111 億 28 百万円、少数株主持分が 42 億7百万円増加となった一方で、剰余 金の配当 30 億 29 百万円を実施したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は 32.1%となり、前連結会計年度末に比べ 0.3 ポイント上昇いたしました。 3 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 ② キャッシュ・フローの状況 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年 度末より 311 億 66 百万円減少し、553 億7百万円となりました。 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであり ます。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得た資金は 93 億 25 百万円(前年同四半期比 22.2%減)となりました。 主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上 185 億5百万円、減価償却費の計上 95 億 45 百万円、 法人税等の支払額 109 億 60 百万円、当第2四半期連結会計期間末が金融機関の休日となった影響など による売上債権の増加 85 億 13 百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は 340 億2百万円(前年同四半期比 172.3%増)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出 243 億 62 百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式 の取得による支出 69 億 91 百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は 62 億 45 百万円(前年同四半期比 55.8%減)となりました。 主な要因は、長期借入金の返済による支出 146 億 27 百万円、配当金の支払額 30 億 29 百万円、短期 借入金の純増額 130 億円であります。 (3)連結業績予想に関する定性的情報 平成 27 年3月期の業績予想につきましては、現時点では平成 26 年5月7日に発表いたしました予想 数値の変更はありません。 なお、今後の見通しにつきましては、引き続き検討を行い、業績予想に関し修正の必要が生じた場合 には速やかに開示する予定であります。 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 当社グループは、当社の連結子会社であるシンガポールの海外事業統括会社 SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.を通じ、EXPOLANKA HOLDINGS PLC の発行済株式総数の 51.4%を取得し、当 第2四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 税金費用の計算 税金費用につきましては、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対す る税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計 算しております。ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果と なる場合には、法定実効税率を使用しております。 なお、法人税等調整額は法人税等に含めて表示しております。 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 該当事項はありません。 4 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 3.四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成 26 年3月 20 日) 当第2四半期連結会計期間 (平成 26 年9月 20 日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 86,991 55,760 111,327 128,290 販売用不動産 55,378 64,568 商品及び製品 155 420 受取手形及び営業未収金 仕掛品 8,817 611 原材料及び貯蔵品 1,356 1,723 13,907 14,532 △490 △682 277,444 265,225 58,455 57,499 3,364 7,190 129,625 143,071 22,074 30,082 213,519 237,843 のれん 2,403 6,829 その他 17,322 16,680 無形固定資産合計 19,725 23,509 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物(純額) 車両運搬具(純額) 土地 その他(純額) 有形固定資産合計 無形固定資産 投資その他の資産 投資有価証券 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 4,746 5,741 46,454 46,250 △2,626 △2,460 48,574 49,532 281,820 310,885 繰延資産 204 183 資産合計 559,469 576,295 5 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成 26 年3月 20 日) 当第2四半期連結会計期間 (平成 26 年9月 20 日) 負債の部 流動負債 支払手形及び営業未払金 短期借入金 39,859 47,648 - 14,334 1年内返済予定長期借入金 55,134 59,152 未払法人税等 10,190 6,461 4,888 4,149 賞与引当金 役員賞与引当金 その他 流動負債合計 41 - 68,625 68,684 178,738 200,431 9,000 9,000 140,637 122,551 37,281 37,358 固定負債 社債 長期借入金 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 資産除去債務 その他 固定負債合計 負債合計 29 29 4,294 4,336 10,360 12,365 201,603 185,640 380,341 386,072 純資産の部 株主資本 資本金 11,882 11,882 資本剰余金 882 882 利益剰余金 167,179 175,277 自己株式 △3,461 △4,421 株主資本合計 176,483 183,622 681 957 繰延ヘッジ損益 △325 △303 為替換算調整勘定 1,055 506 その他の包括利益累計額合計 1,410 1,159 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計 6 1,232 5,439 179,127 190,222 559,469 576,295 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 (四半期連結損益計算書) (第2四半期連結累計期間) (単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間 (自 平成 25 年3月 21 日 至 平成 25 年9月 20 日) 当第2四半期連結累計期間 (自 平成 26 年3月 21 日 至 平成 26 年9月 20 日) 営業収益 415,898 409,047 営業原価 381,359 375,527 営業総利益 34,539 33,519 販売費及び一般管理費 13,215 13,429 営業利益 21,323 20,090 営業外収益 受取利息 60 49 受取配当金 91 112 持分法による投資利益 - 3 その他 597 476 営業外収益合計 748 642 1,961 1,882 営業外費用 支払利息 持分法による投資損失 38 - 195 272 2,196 2,155 19,876 18,576 固定資産売却益 23 22 特別利益合計 23 22 固定資産売却損 18 11 固定資産除却損 289 81 4,660 - 988 1 5,957 94 その他 営業外費用合計 経常利益 特別利益 特別損失 企業年金基金清算に伴う一括拠出金 その他 特別損失合計 税金等調整前四半期純利益 13,941 18,505 法人税等 5,785 7,436 少数株主損益調整前四半期純利益 8,156 11,069 少数株主利益又は少数株主損失(△) 四半期純利益 7 12 △59 8,143 11,128 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (四半期連結包括利益計算書) (第2四半期連結累計期間) (単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間 (自 平成 25 年3月 21 日 至 平成 25 年9月 20 日) 少数株主損益調整前四半期純利益 当第2四半期連結累計期間 (自 平成 26 年3月 21 日 至 平成 26 年9月 20 日) 8,156 11,069 405 276 その他の包括利益 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 持分法適用会社に対する持分相当額 その他の包括利益合計 四半期包括利益 - 22 773 △600 32 △2 1,211 △304 9,368 10,765 9,232 10,877 135 △112 (内訳) 親会社株主に係る四半期包括利益 少数株主に係る四半期包括利益 8 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間 (自 平成 25 年3月 21 日 至 平成 25 年9月 20 日) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前四半期純利益 当第2四半期連結累計期間 (自 平成 26 年3月 21 日 至 平成 26 年9月 20 日) 13,941 18,505 減価償却費 9,179 9,545 退職給付引当金の増減額(△は減少) △815 △170 賞与引当金の増減額(△は減少) 1,069 △738 受取利息及び受取配当金 △151 △162 支払利息 1,961 1,882 285 70 売上債権の増減額(△は増加) 9,541 △8,513 仕入債務の増減額(△は減少) △1,314 3,268 △13,171 △3,982 2,156 2,333 22,682 22,039 130 141 固定資産除売却損益(△は益) 預り金の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 △2,147 △1,894 法人税等の支払額 △8,680 △10,960 11,986 9,325 △6,832 △24,362 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 38 29 無形固定資産の取得による支出 △2,269 △2,088 投資有価証券の取得による支出 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 子会社株式の追加取得による支出 △12 △11 △3,024 △6,991 ― △61 471 665 △858 △1,182 △12,488 △34,002 短期借入金の純増減額 - 13,000 長期借入れによる収入 26,000 - 長期借入金の返済による支出 △34,155 △14,627 リース債務の返済による支出 △868 △629 差入保証金の回収による収入 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 株式の発行による収入 999 - 自己株式の取得による支出 △3,461 △960 配当金の支払額 △2,714 △3,029 80 - △14,119 △6,245 少数株主からの払込みによる収入 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 443 △243 △14,177 △31,166 現金及び現金同等物の期首残高 84,680 86,473 現金及び現金同等物の四半期末残高 70,502 55,307 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 9 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) 該当事項はありません。 10 SGホールディングス㈱ 平成 27 年3月期 第2四半期決算短信 (セグメント情報等) Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 平成 25 年3月 21 日 至 平成 25 年9月 20 日) 1.報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:百万円) 営業収益 外部顧客への営業 収益 セグメント間の内 部営業収益又は振 替高 計 セグメント利益 その他 (注)1 ロジスティ クス事業 不動産事業 349,892 26,311 10,536 29,158 415,898 - 415,898 18,784 3,950 1,204 31,193 55,134 △55,134 - 368,676 30,262 11,741 60,351 471,032 △55,134 415,898 16,240 128 2,502 2,403 21,274 49 21,323 合計 調整額 (注)2 四半期連結 損益計算書 計上額 (注)3 デリバリー 事業 (注)1.その他には商品販売、保険代理、燃料販売、自動車整備、自動車販売、ボディ製造、システム販売・保守、e-コ レクト、人材派遣・請負を含んでおります。 2.セグメント利益の調整額 49 百万円には、セグメント間取引消去 2,734 百万円及び各報告セグメントに配分して いない全社費用△2,685 百万円が含まれております。全社費用は、主に当社の営業費用であります。 3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 平成 26 年3月 21 日 至 平成 26 年9月 20 日) 1.報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:百万円) 営業収益 外部顧客への営業 収益 セグメント間の内 部営業収益又は振 替高 計 セグメント利益 (△は損失) その他 (注)1 ロジスティ クス事業 不動産事業 349,675 28,458 2,228 28,684 409,047 - 409,047 17,726 3,852 2,177 35,434 59,190 △59,190 - 367,401 32,311 4,406 64,119 468,237 △59,190 409,047 17,086 △161 1,198 2,391 20,514 △424 20,090 合計 調整額 (注)2 四半期連結 損益計算書 計上額 (注)3 デリバリー 事業 (注)1.その他には商品販売、保険代理、燃料販売、自動車整備、自動車販売、ボディ製造、システム販売・保守、e-コ レクト、人材派遣・請負を含んでおります。 2.セグメント利益の調整額△424 百万円には、セグメント間取引消去 3,062 百万円及び各報告セグメントに配分し ていない全社費用△3,487 百万円が含まれております。全社費用は、主に当社の営業費用であります。 3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 11
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