Kobe University Repository : Kernel

 Kobe
University Repository : Kernel
Title
五色町におけるICカードによる保健医療情報システム (
特集 地域医療情報ネットワーク)
Author(s)
松浦, 覺
Citation
神戸大学医学部神緑会学術誌, 5: 83-92
Issue date
1989-06
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81007112
Create Date: 2015-02-01
神 緑 会学 術誌
特集
第5巻1989年
地 域 医療情 報 ネ ッ トワ ーク
五 色 町 に お け るICカ
ー ドに よ る
保 健 医療情 報 シス テム
兵庫県立淡路病院
松
浦
も殆 ん ど行 わ れ て お らず 、 これ 又 、 大 き な 無 駄 と な っ
は じめ に
最 近 、 各 地 で 様 々 の ニ ュ ー メ デ ィ ア を使 用 した 地 域
て い る。
医 療 情 報 シ ス テ ム が 計 画 され 実 施 さ れつ つ あ る。 こ れ
こ の よ うに 医 療 、 検 診 に 伴 う多 くの 無 駄 、 危 険 性 を
ら は 何 れ も医 療 機 関 の 問 を 、 い わ ゆ る ニ ュ ー メ デ ィ ア
排 除 して 、患 者 、 受 診 者 を 中 心 に 据 え た在 り方 を 求 め
で 結 びつ け 、 個 々 に 発 生 した患 者 情 報 を伝 達 し よ う と
る た め に は 、 患 者 、 受 診 者 が 帰 属 す べ き検 診 、 医 療 情
す る も の 、 も し くは 相 互 間 の 情 報 伝 達 を緊 密 に しよ う
報 の 全 て を 時 系 列 的 に 整 理 さ れ た 形 で 保 存 し、 そ れ が
と す る もの で 、 結 局 は従 来 の 手 紙 、 電 話 な どが フフ ッ
何 時 で も 、 何 処 で で も役 立 ち得 る情 報 管 理 シ ス テ ム を
ク ス 、 パ ー ソナ ル コ ン ピ ュ ー タ ー に 変 わ り情 報 伝 達 手
構 築 す る こ とが 必 要 で あ る 。 こ の よ う な 観 点 か ら、 検
段 が 進 歩 して 新 しい 形 を と っ た もの で あ る 。
討 され 、試 行 され て い る の が 、五 色 町 に お け るICか
我 々 が 計 画 し試 行 しつ つ あ るICカ
ー ドに よ る 保 健
一
ドに よ る保 健 医 療 情 報 シ ス テ ム で あ る。
医 療 情 報 シス テ ム は情 報 伝 達 手段 の改 善 の み で は な
く、 情 報 管 理 の 在 り方 を問 題 に して い る点 、 又 、 医 療
機 関 を 結 び つ け 、 ネ ッ トワ ー ク を構 成 す る 手 段 が 患 者
自身 で あ る 点 、 さ らに 最 終 的 に は個kの
患 者 を中心 と
1,五
色町 お よび その医療 背 景 につ い て
五 色 町 は 淡 路 島 の ほ ぼ 中 央 、 西 側 に位 置 し 、 瀬 戸 内
海 に面 し、 洲 本 市 に 隣 接 して い る。 人 口 は10700、 老
し た効 率 的 な 医 療 体 系 の 構 築 を め ざ して い る点 に特 色
齢 人 口 比 は 既 に20%以
があ る。
次 産 業 が38。6%、
上 に な り、 農 業 、 漁 業 な ど第 一
さ ら に 最 近 は企 業 誘 致 に も努 め て い
医 療 機 関 の 選 択 は患 者 の 自 由 意 志 に 任 さ れ て い る の
る 町 で あ る。 昭 和55年 に"健 康 の 町"宣 醤 を行 い 、 い わ
で 、 時 を異 に して 、 又 、 時 を ほ と ん ど 同 じ く して い て
ゆ る健 康 増 進 活 動 に熱 心 に と り組 ん で い る 。 町 立 の 有
も 、患 者 は 複 数 の 異 な っ た 医 院 、 病 院 を訪 れ る こ とが
一般 的で あ るので 、同一個 人につ いて の医療情 報 は複
床(19床)診
数 の 医 療 機 関 か ら発 生 し て お り、 そ の 相 互 間 に は殆 ん
して い る 。 閉 鎖 的 で 、 人 口 の 流 動 も少 な い 町 で あ り、
ど連 絡 の な い の が 通 常 で あ る 。 発 生 した情 報 は 、 夫 々
こ の よ う な地 域 に お け るモ デ ル実 験 を行 った 場 合 、 評
の 施 設 で 別 個 に 保 有 、管 理 さ れ て お り、同 一 患 者 に と っ
価 しや す い 条 件 を備 え て い る 。
療 所 が2ヶ
所 、無 床 診 療 所 が3ヶ
所 、又 、
二 次 三 次 医 療 は 隣接 した 洲 本 市 の 県 立 淡 路 病 院 に依 存
て 生 涯 の 記 録 と して 統 一 さ れ た 形 態 で 保 存 され て い る
こ と は 、 まず あ り得 な い の が 現 状 で あ る。 従 っ て 過 去
II.カ
ー ド保 健 医 療 情 報 シ ス テ ム 開 発 ま で の 経
に さ か の ぼ って情 報 を明 か に す る こ とが 出来 れ ば早
過
く、 効 率 よ く診 療 さ れ 得 る 場 合 も、 検 査 、 治 療 と無 駄
五 色 町 で は 以 前 か ら検 診 情 報 を 町 の コ ン ピ ュ ・
一タ ー
な 診 療 を重 ね ね ば な ら な い こ と が 多 い 。 あ るい は 同 一
に 入 力 して い た が 、 よ り レベ ル の 高 い 情 報 管 理 をめ ざ
疾 患 で 異 な っ た 医 療 機 関 を 訪 れ た 場 合 、 重 っ た投 薬 、
して 、 昭 和61年 か ら検 診 情 報 管 理 シ ス テ ム の 検 討 をす
又 時 に は配 合 禁 忌 の 投 薬 が 行 わ れ 、 無 駄 で あ る の み な
す め つ つ あ っ た。 昭 和62年8月
らず 、 危 険 な 場 合 す ら あ り得 る 。
利 用 して の 保 健 医 療 情 報 シ ス テ ムへ と発 展 させ る こ と
又 、 最 近 、 い わ ゆ る検 診 を 受 け る 機 会 が 多 い が 、 こ れ
と して 準 備 を始 め た 。 そ の 結 果 、 まず 昭 和63年3月
又 、時 と場 所 を違 え て 受 診 す る こ とが 多 く、個 々 に と っ
新 しい ホ ス ト コ ン ピ ュ ー タ ー を 保 健 セ ≧ タ ー に 設 置
て 時 系 列 的 に整 理 され た 形 で の 情 報 管 理 は な され て お
し、 過 去 の 全 検 診 情 報 を 入 力 した 。
らず 、 検 診 結 果 は1回
限 りの 使 い す て に 終 る こ と が 多
い 。 さ らに 検 診 情 報 と 医 療 情 報 の 結 び つ き、 相 互 利 用
一83
同 年6月
か ら は 、ICカ
ー ドを
に
には厚生 省健康 政 策局 医療技 術 開発 室の 支
援 を得 て 、MEDIS-DCか
ら カ ー ド保 健 医 療 情 報 シ ス
テ ム の 地 域 実 験 を行 う こ と に つ い て 、 モ デ ル 地 域 の 指
事 務 職 員 用 で あ る。 こ の カ ー ドの ア クセ ス レベ ル は 表
定 を 受 け 、 松 浦 を主 任 研 究 員 と して 開 発 検 討 委 員 会 を
1に 示 して い る よ う な権 限 分 類 に従 っ て段 階 的 制 約 が
設 置 して 、 計 画 は 急 速 に 具 体 化 した 。 松 浦 は 同 時 に 中
設 定 して あ る 。
央 の 保 健 医 療 カ ー ドシ ス テ ム委 員 会 の 委 員 の 委 嘱 を受
表1ア
け た 。 ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ ー の 設 置 に ひ きつ づ い て 、
各 医 療 機 関 に 端 末 機 、 リー ダ/ラ イ タ を配 布 し、 一 方 、
シ ス テ ム の 内 容 、 ソ フ トにつ い て はNTTデ
ー タ通 信 、
凸 版 印 刷 、松 下 電 子 の 協 力 を得 て組 み 立 て に 努 力 した 。
ほ ぼ 完 成 を み た の で 同 年12月9日
に 対 す る技 術 研 修 を く り返 した 後 、 平 成 元 年3月
始め
か ら実 際 の 運 用 を 開 始 した 。
ス テ ムの 内容 に つ い て
1.試
ア
情 報分 類
ク セ
ス
区
分
医師 医療従事者 救急隊員 事務職員
個人基本情報
O
0
0
0
救 急 情 報
O
0
0
X
病 歴 情 報
0
△
X
X
投 薬 情 報
0
X
X
X
検 査 情 報
0
X
X
X
検 診 情 報
0
X
X
X
には シス テムの発 表
を行 い 、次 い で 関 係 す る医 療 機 関 の 医 師 、 看 護 婦 な ど
皿.シ
ク セ ス カ ー ドの 権 限 分 類
行 対 象者 につ いて
町 内 の 医 療 機 関 を受 診 中 の 慢 性 疾 患 患 者 で 県 立 淡 路
病 院 を 受 診 して い る 者 、 お よ び将 来 受 診 す る可 能 性 が
あ る者 の 中 、こ の 地 域 実 験 の 目的 、意 義 を充 分 理 解 し、
3.プ
ラ イバ シ ー の 保 護 対 策 に つ い て
(1)個
人 のICカ
ー ド(健 康 カ ー ド)に つ い て は 所
有 者 の 顔 写 真 、 姓 名 、 生 年 月 日、性 別 な どが 記 入
協 力 す る 意 志 の あ る 人 々516名 を選 定 した 。 こ の よ う
な対 象 者 を選 ん だ の は 、 医 療 機 関 の 間 を移 動 す る こ と
され 本 人 で あ る こ とが 確 認 され る よ う に な っ て い
でICカ
る が 、 さ らに カ ー ド保 有 者 の 暗 証 番 号 が 定 め ら れ
ー ドの 利 用 価 値 を 明 ら か に し得 る と考 え ら れ
る か ら で あ る。
2.ICカ
て お り、 こ れ が 一 致 しな い と シ ス テ ム は 作 動 しな
いo
ー ドにつ いて
五 色 町 健 康 カ ー ドと名 づ け ら れ たICカ
バ イ トのICを
ー ドは8K
(2)医
有 し、 表 面 に は 、 所 持 者 の 顔 写 真 を貼
布 し、 姓 名 、 生 年 月 日、 性 別 、 県 立 淡 路 病 院 の 診 察 券
番 号 な どが 記 入 さ れ て お り、 さ ら に 磁 気 テ ー プ も貼 布
療 機 関 側 は 、 夫 々 権 限 の 定 め られ た ア ク セ ス
カ ー ドを所 有 して お り、 こ の ア クセ ス カ ー ドの 使
用 な く して は シ ス テ ム に ア ク セ ス 出 来 な い 。
(3)カ
して あ る 。
ー ドに 入 力 さ れ る情 報 の 殆 ん どが コ ー ド化 さ
れ て い る の で 、 関 係 者 以 外 が この シ ス テ ム か ら情
報 を得 る こ と は 極 め て 困 難 で あ る。
lnナ1_ド
`L
翻 ⊥23一 篠5;b-10⊥
麗
氏 名コ'幅三ン
嬬1・ ハ ナ ユ
青 養s・2';,2,0'9F
図1五
4.シ
ステ ム構築 につ いて の考 え方
ICカ ー ドへ の 入 力 操 作 は 医 師 が 診 察 しな が ら 自分
騨
力
康
健
勲
41N
自身 で 行 い う る よ う 簡 便 な あ り方 と した 。 ま た 限 ら れ
た 容 量 の 中 に 多 くの 情 報 を蓄 積 す る た め の 、 病 名 、 検
査 名 、 薬 剤 名 な ど殆 ん ど の事 項 を コ ー ド化 した 。 検 査
&
情 報 、投 薬 情 報 な ど は 循 環 フ ァイ ル(エ
リア)と
病 歴 情 報 、 救 急 情 報 な ど は 固 定 長 フ ァ イ ル(エ
し、
リア)
と して 設 定 した 。
色 町健 康 カ ー ド
IV.画
面 メニ ュー につ いて
画 面 に表 示 され る メ ニ ュ ー に つ い て の ま と め は 表2
こ れ は 将 来 の 多 目 的 使 用 に 備 え た もの で 、 現 段 階 で
は 使 用 して い な い 。 図1に
み ら れ る 通 りで あ る 。 さ ら
に 個 人 別 の 暗 証 番 号 が 定 め られ て お り、 これ が 一 致 し
な い こ とに は 、 シ ス テ ム は作 動 しな い 。
又 、 プ ラ イ バ シ ー の 保 護 に 関 して4種
に み ら れ る 通 りで あ る。 業 務 プ ロ グ ラ ム に つ い て は 、
表3か
ら表18に 例 示 す る 。 こ の 中 特 色 あ る も の に つ い
て 簡 単 に述 べ て み る 。
(1)現
病 歴 、 既 往 歴 な ど につ い て ア ク セ ス カ ー ドが
類 の ア クセ ス
救 急 隊 員 あ る い は 医 療 従 事 者 の 場 合 は 制 限 され た
カ ー ドを 用 意 して い る 。 す な わ ち 医 師 用 、 看 護 婦 な ど
病 名 の み しか 表 示 さ れ な い。 全 て の 病 名 が 表 示 さ
の 医 療 従 事 者 用 、 救 急 隊 員 用 、 お よ び 受 け つ け な どの
れ るの は 医 師 カ ー ドを 使 用 した 場 合 の み で あ る。
一84
神 緑 会学 術誌
第5巻1989年
こ の 場 合 、 最 大15病 名 まで 表 示 さ れ る 。
②
を 印 刷 発 行 す る こ と が 出来 る。 薬 歴 台 帳 も4回 分
ず つ ま とめ て 過 去 に さか の ぼ り画 面 表 示 さ れ る。
検 査 結 果 は 検 査 年 月 日 と回 数 を 入 力 す る こ とに
(S)表14に
よ り、 こ れ を指 標 と した デ ー タが 入 力 さ れ て い る
示 さ れ て い る 代 表 的 な12の 慢 性 疾 患 に つ
い て の患 者 用 指 導 文 書 が 印 刷 発 行 さ れ る 。
検 査 情 報 の 中 に あ れ ば 、 そ の 内 容 が 表 示 され る 。
(6)又
検 査 履 歴 も同 様 に して 左 か ら新 しい 順 に 表 示 され
、 同 じ12疾 患 の 夫 々 に つ い て 、 検 査 結 果 の 変
動 が 過 去 に さ か の ぼ っ て グ ラ フ 化 して 表 示 さ れ
る。
(3)薬
る 。 指 定 す れ ば1検
剤 情 報 につ い て は処 方 日付 と回 数 を 入 力 す る
査 項 目 に つ い て も、 又 金 項 目
こ と に よ り、 こ れ を イ ン デ ック ス と した 内 容 が 表
に つ い て も グ ラ フ表 示 が 可 能 で あ る 。 色 わ け して
示 され る 。
表 示 され る 。 表 示 され た グ ラ フ の ハ ー ドコ ピ ー も
(4)処
印 刷 発 行 す る こ とが 出 来 る。
方 箋 メ モ は 処 方 日付 、 回 数 を入 力 す る こ と に
(7)検
よ り、 す で に 入 力 さ れ て い る薬 剤 情 報 、 又 は 今 回
来 る。
入 力 した 薬 剤 情 報 の 中 か ら、 同 一 処 方 日付 の もの
表2画
面 メニ ー
診 結 果 、検 診 履 歴 も入 力 、 照 会 す る こ とが 出
一 覧表
一
葡
画 面NO業
i・
務 プ ロ グ ラム 名
画 面NO保
守 プ ロ グ ラム 名
s.01検
査 項 目 テープllメ万 ナ涙
6
6.02病
名 デープ 服 ンデナンス
テ
6,03所
見 テーア 据 げ ナンス
20
1
6.04医
一
1
1個
人基本情報人力照会
X17
2
2救
急情軽入力照会
ins
!3.⑰1診
3
4
威
騒
1
i
iIg
会
t
1
3
3・ ・2鵬
臥
力照会1
療 機 関 ト プ 瀕 ンテナンス
,
5
診
3.03既
往歴入力照会
21
ブ
6.05医
師 テープ 且勲 升 ンス
s
療
3.44家
族 歴 入 力 照会
22
ル
6.06薬
品テ
ープ 肘 ンテランス
7
記
3.05検
査 結 果 入 力照 会
23
メ
6.07薬
効 デーア 厭 ンテナンス
8
録
3.06検
査 結 果 履歴 照 会
24
ン
6.08指
導 文 書 テーア 胆 ンテナンス
1メ
3.07投
薬入力照会
25
テ
6.09セ
ツ ト検 査 テープ 那 ンテナンス
:ニ
3.08処
一 一
方 箋 メ モ発 行
一一
一
一
一一
一
一 一
26
ナ
6.10.約
束 処 方 テーア 甚メン升 ンス
12
ユ
3.09薬
贋 台帳 照会1
27
ン
6.11検
査 所 テープ ルメンテナンス
13
i
3.10慢
性疾 患指 導 文 書発 行
ス
6.12各
種r一プ 郎 ン升 ン忍 ニュ馴
3,11慢
性疾 患 軽 逼 観 察 グ ラフ1
10
11
14
1
1
一
28
1診
療 科 コード 幻 テナンス
一一
障 度 コード メンテナンス
一
,
15
4検
診結果入力 照会
一
一一 一一一
一
29
2重
一一 一
一一
xs
5検
診結果履歴照会
30
3重
障 度 区 分 コード メンテナンス
31
4薬
品 単 位 コード メンデナンス
5用
法 コード メンテナンス
l
1
32
1
I
I
1
I
璽
`
一85
33
6内
服 用 法 コ占ド 幻 テナンス
34
7検
査 方 法 コ斗 崩メン升 ンス
表3
2個
ID
カナ 氏名
漢 字 氏名
生 年月 日'
蜥
電 話 番号
配 偲 者有 無
保 険者 番号
(i)123456789fl
(2)
(g)
人 基本情 報
aOOOOi
コシキ 夘 ウ
五 色 太郎
so7.03.26性
兵 庫県 津名 郡五色 町広石
Q799-22-2234
1[有
コ
被 保 険者記 号 ・番 号
津 ・あ123456
職種
事業所名
所在地
電話番号
身障区分
3[男]
別
継続
本家
有効 期 限
1[本]S65.03.31
C]
[]
地方 公 務員
五 色 町役 場
兵 庫県 津名 郡五色 町都志207
0799-22-OOOi
[]重
障度
f
]
表4
2救
急 情報
000001
コシキ 夘 ウ
五色 太 郎
SO7.03.26セ
兵庫 県津 名郡五 色町広 石
0799。22-2234
血液型
連絡 先
副作 用歴
ア レル ギ ー
血清 使用歴
現病 歴
1[Aコ
五色 町役 場
11401ア
ス ピ リン
136[す
ぎ
ρ]
4320.1[糖
1[男]
セ男哩
宗教
201[ハ
ウ ス ダ ス ト][
尿 病 の 疑 い0717〔
高 血圧症
C
[
]
-﹂-J- ﹁﹂
ID
カナ氏名
漢字氏名
生年月日
蜥
電話番号
表5
3.01診
療記 録 照会
11!{'1
五色 太郎
年 月 日SO7.03、2656才
回数1
[五色 診療 所
[健康 次 郎
[内科
[明 石臨床 検査所
(1)病
名
Q320.1
[糖尿 病の 疑 い
563.12.0
医療 機 関010001[五
発生 年月 日
0717
く2)病 名
[高 血圧症
559.}O.QZ
発生 年月 日
医療 機 関[五014001
39601
トラブ タマ イ ド 25舳8錠
内服
[糖 尿病 用 剤
]
21810
シ ン レ ス タ ー ル 錠25Qmg
内服
〔動 脈硬 化用 剤
]
血圧 最高
血圧 最低
総 コレステo一
且
BUN
150開
90
23Q
zo
一一86
怯 -﹂τ﹂-﹂
Sfi3.12.01
1111
11!!
of
O1
診療 日
医療 機関 コ ー ド
医 師 コー ド
診療 科 コ ー ド
検査 所 コ ー ド
[男]生
]
C3
色診 療所
]
C]
色診 療所
1錠
14日
服用方法
3錠
服用方法
]
]
分
朝 食後
14日
分
毎食 後
神緑 会学術 誌
第5巻1989年
表6
3,02現
病歴 入 力照 会
Illli
[男 】
*+
く
日 日 日 日 日 日 日 日
月 月 月 月 月 月 月 月
ダリ
て ロ
ア ヰ レ
ピ
レ
ヰ
難 難 難 難 病難難 錘 難
五色 太郎
N
く
M
0320[糖
S6t).06.10医
O71?[高
S57.11、15医
生 年 月 日soy.03.2656才
]
[入 院]
[五 色診療 所
]
]
f
尿病
療 機 関viOOOi
血 圧症
療 機 関010002[県
立 淡 路 病 院]
][]
C
tr
ノ
曳
㌔
1
﹂
♂
5
6
7
8
医療 機 関
C
医療 機 関
[ユ
医療 機 関
[」
医療 機 関
C
医 療機 関
[ユ
C
]C3
[
3[]
[
][]
[
]
[
【
】
][]
医療 機 関
a
表7
3.Q3既
往 歴入 力 照会
000001
五色 太郎
年 月 日SO7.03.2656才
にり 臼 ハ
U
M
n r︲in n n
[麻診
[流行 性耳 下腺 炎
[ア レル ギ ー性 鼻 炎
C
C
C
C
[
C
C
C
c
C
C
[
n n r- n r
-- 齢齢齢齢齢 齢齢齢齢齢 齢齢齢 齢齢
年年年年年 年年年年 年年年年 年年
r sn n n
名 名名名名 名名名名名 名名名名名
病病病病 病病病病病 病病 病病病病
0103
0105
0807
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
【男]生
表8
3.04家
族歴入力 照会
000001
五色 太郎
〔男]生
年 月 日SO7.03.2656才
1:生 存 中
2:死
亡
そ の他
病名 高血圧 据尿病 虚血症 脳卒中 胃が ん その 他 気瞥支 結 核 事故死 ・
がん
喘息
不明
症
続柄
父
母
1生
i生
兄弟姉妹
父方祖父
父方祖母
母方祖父
母方祖母
1
一一一87
表9
3.05検
査結果入力照会
灘 駄
五色 千鳥
123456
[女]生
HO1、az.or回
59才
年 月 日SbS.Q2.23
数1
[県病医師
51
[内科
Y" 1
C兵庫県立淡路病院
107
P '1
'
1ssoaz
T
ド
I
肝 腫 大(横 脂)
4
GOT(krU)
320
GPT(KrU)
Asa
総 ビ リル ピ ン
且0
Y
"'
1
I
3
5コ
[慢性肝炎
:
.
コ
2
4
〔
兵庫県立淡路病 院
101
I
"1
ド
1
QI
[++]
α60
リンxテラ→≡(くPH〕
表10
3、6検
査結 果履歴 照会
ooaoal
五色
検査年 月 日
太郎
[男]生
S63年12月01日
年 月 日SO7.03.2656才
S63年11月15日
五色 診療 所
健康 次 郎
563年08月12日
医 師名
五 色診療所
健 康 次郎
診療科名
検査所名
OO臨 床検査所 QQ臨 床 検査所 QQ臨 床 検査所
医療機開名
血圧最 高
150H
148
血圧最低
9Q
85
230
2d
235
ie
4.6
総 コレスro-11
BUN
K
:5・0
表12
..
・.
五色 診療 所
健康 次郎
140
91
258
15
3.8
S63年05月10日
県立淡路病院
ミ
内科
1県立淡路病院
138
88
251
16
4.5
神 緑 会学術 誌
第5巻1989年
表11
表13
3.09薬
歴 台帳
OOOOdI
五色 太郎
1
薬
品
名
機 関
処方日
[男],生
年月 日
S63。12.0ユ
010001
S53.i1.15
1/314日
2!214日
1!314日
2/214日
010001
トル ブ タ マ イ ド250m8錠
シ ン レス タ ー ル 錠
ミ
ヨ
・-89一
SQ7.03.2656才
010001
S63.08.12
1/37目
1020002
563.05.10
1/3i4日
2/214日
表14
3.10慢
性疾患指導 書発行
表15
一90
神緑 会 学術 誌
第5巻1989年
91
の 発 行 手 続 きの 簡 略 化 、 あ る い は7居
ま と め:
1枚 のICカ
老 人 に対 す る 緊
ー ドの 中 に個 人 に 関 わ る 全 て の 検 診 、
急 時 対 策 な ど の福 祉 対 策 に お け る利 用 な ど、 多 方 面 で
医 療 情 報 を発 生 の都 度 入 力 し、 必 要 あ る時 は 、 何 時 で
の 付 加 価 値 を与 え 、 カ ー ドシ ス テ ムの 普 及 を 図 り、 こ
も時 系 列 的 に 整 理 さ れ た 形 で 出 力 し、診 療 に 役 立 たせ
の シ ス テ ムが 五 色 町全 町 、 さ ら に津 名 郡 、 淡 路 島 、 県
う る シ ス テ ム を 開 発 し、 試 行 を 開 始 した 。 この 中 に は
下 全 域 と拡 大 して い くこ と を期 待 した い 。
種 々 の 診 療 支 援 シ ス テ ム も含 ま れ て い る。 今 後 、 地 域
又 、 こ の 情 報 媒 体 を利 用 す る こ とで 、 診 療 の 効 率 的
で 複 数 の 医 療 機 関 を網 羅 した 中 で 試 行 運 用 して い る 間
運 営 シ ス テ ム 、 す な わ ち 病 診 連 係 、 病 々 連 係 な ど を緊
に 発 生 す る で あ ろ う諸 問 題 を整 理 し、 適 当 な 時 期 に 、
密 にす す め る こ と が 可 能 と な り、 医 療 機 関 の組 織 化 、
種 々 の 立 場 か ら評 価 す る こ とで 、 さ ら に改 善 さ れ た 形
効 率 的 医 療 体 制 の 整 備 も さ ら に 向 上 し、 地 域 医 療 計 画
で の 保 健 医 療 情 報 シ ス テ ム と して 完 成 させ た い 。 さ ら
を実 効 あ る もの と して 完 成 させ る こ と を期 待 した い 。
に こ の カ ー ドシ ス テ ム に い くつ もの 附 加 価 値 、 例 え ば
尚 、 最 後 の19表 に、 五 色 町ICカ
ー ドに よ る 保 健 医
磁 気 テ ー プ の 利 用 に よ り銀 行 な ど金 融 機 関 と提 携 し医
療 情 報 シ ス テ ム 開 発 委 員 会 の メ ンバ ー と業 務 分 担 を表
療 費 の 自動 支 払 い 制 度 、 あ る い は 身 許 の確 認 機 能 を利
示 し感 謝 の 意 を表 した い 。
用 し て の 役 場 に お け る証 明 書(例
表19五
え ば 印 鑑 証 明 な ど)
色 町1℃ カ ー ド開 発 検 討 委 員 会
!項
1
1本
目
ICカ ー ドに 入 力 す る基
条 項 およ び検 診 医療情
一
報 につ いて の検 討
!
ミ
メ ンバ ー 表
施
設
名
・ 役
職
氏
名
松浦
覚
松尾
武文
〃
・副 院 長
絵野
幸二
〃
・医 長
木下
博
松浦
尊麿
町立 五色 珍療 所
・所 長
裕
町立 鮎原 診療 所
・所 長
高田
名
兵 庫 県 立 淡 路 病 院 ・病 院 長
兵 庫 県 津 名 保 健 所 ・所 長
'
対 象 者 の 選 定 ・指 導 ・教
育 につ いて
津本
定男
津 本診療 餅
・五色 町崖 師 会長
西田
光宏
五 色町役 場
一
・健 康 課 長
高田
裕
町 立鮎原 診 療所
・所 長
1
山口
プ ライバ シーの 保 護及 び
関係 法 規の 検討
末 江子
五 色 町 保 健 セ ン タ ー ・主 査
松尾
武文
兵 庫 県 立 淡 路 病 院 ・副 院 長
大橋
高明
大 橋医 院
龍虎
輝 彦1
五 色町 役場
・津 名 郡 医 師 会 長
・総 務 裸 長
木下
博
兵 庫 県 津 名 保 建 所 ・所 長
カ ー ド シ ス テ ム ・ソ フ ト
絵野
幸二
兵 庫 県 立 淡 路 病 院 ・医 長
ウ ェアの開 発 に関 す る研
究
白沢
済
江川
正修
高田
裕
町 立 鮎原 診療所
舩捕
覚
兵 庫 県 立 淡 路 病 院 ・病 院 長
斉藤
貢
五色 町綬 場
・町 長
舩浦
尊麿
町立 五色 診療 所
・所 長
津本
定男
津 本珍 療所
シ ス テ ムの 構 築 、 運 営 及
び 評 価につ い ての 検 討
碇
真 由美
・所 長
・五 色 町 医 師 会 畏
兵 庫 県 立 淡 路 病 院 ・臨 時 職 員
一
中井
悟行
一一
92一
一
一