ARM DS-5 ® ™ バージ ョ ン 5.16 デバ ッ ガ コ マ ン ド リ フ ァ レ ン ス Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. ARM DUI 0452PJ (ID 1 0 0 4 1 3 ) ARM DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド リ フ ァ レ ン ス Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. リ リ ース情報 本書には以下の変更が加え ら れてい ます。 変更履歴 日付 発行 機密保持ス テー タ ス 変更点 2010 年 6 月 A 非機密扱い DS-5 初版 2010 年 9 月 B 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.2 改訂版 2010 年 11 月 C 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.3 改訂版 2011 年 1 月 D 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.4 改訂版 2011 年 5 月 E 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.5 改訂版 2011 年 7 月 F 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.6 改訂版 2011 年 9 月 G 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.7 改訂版 2011 年 11 月 H 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.8 改訂版 2012 年 2 月 I 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.9 改訂版 2012 年 5 月 J 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.10 改訂版 2012 年 7 月 K 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.11 改訂版 2012 年 10 月 L 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.12 改訂版 2012 年 12 月 M 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.13 改訂版 2013 年 3 月 N 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.14 改訂版 2013 年 6 月 O 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.15 改訂版 2013 年 9 月 P 非機密扱い DS-5 バージ ョ ン 5.16 改訂版 著作権 ま たは ™ のマー ク が付いた言葉お よ び ロ ゴは、 こ の著作権情報で別段に規定 さ れてい る 場合を除 き 、 ARM の EU ま たはその他の国におけ る 登録商標お よ び商標です。 本書に記載 さ れてい る 他の製品名は、 各 社の所有す る 商標です。 ® 本書に記載す る 場合を除 き 、 本書に記載 さ れてい る 情報の全部ま たは一部、 な ら びに本書で紹介す る 製品 は、 著作権所有者の文書に よ る 事前の許可を得ない限 り 、 転用 ・ 複製す る こ と を禁 じ ます。 本書に記載 さ れてい る 製品は、 今後 も 継続的に開発 ・ 改良の対象 と な り ます。 本書に含ま れ る 製品お よ び その利用方法についての情報は、 ARM が利用者の利益のために提供す る も のです。 し たが っ て当社では、 製品の市販性ま たは利用の適切性を含め、 暗示的 ・ 明示的に関係な く 一切の責任を負い ません。 本書は、 本製品の利用者をサポー ト す る こ と だけ を目的 と し てい ます。 本書に記載 さ れてい る 情報の使 用、 情報の誤 り ま たは省略、 あ る いは本製品の誤使用に よ っ て発生 し たいかな る 損失 ・ 損傷について も 、 ARM は一切責任を負い ません。 ARM と い う 用語が使用 さ れてい る 場合、 "ARM ま たは必要に応 じ てその子会社 " を指 し ます。 Copyright © 2009 ARM. 本書は、 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア財団発行の GNU フ リ ー文書利用許諾契約書、 バー ジ ョ ン 1.2 ま たはそれ以降が定め る 条件の下で、 複製、 頒布、 ま たは改変す る こ と を許可 さ れてい ます。 変更不可部分、 表カバーテ キ ス ト 、 裏カバーテ キ ス ト は存在 し ません。 こ の利用許諾契約書の複製は、 「GNU フ リ ー文書利用許諾契約書」 の章に含まれてい ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential ii 機密保持ス テー タ ス 本書は非機密扱いであ り 、 本書を使用、 複製、 お よ び開示す る 権利は、 ARM お よ び ARM が本書を提供 し た当事者 と の間で締結 し た契約の条項に基づいた ラ イ セ ン ス の制限に よ り 異な り ます。 製品ス テー タ ス 本書の情報は最終版であ り 、 開発済み製品に対応 し てい ます。 Web ア ド レ ス http://www.arm.com ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential iii 目次 ARM DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド リ フ ァ レ ン ス 第1章 第2章 表記規則 と フ ィ ー ド バ ッ ク DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.1 2.2 2.3 第3章 デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れている CMM 形式の コ マ ン ド 3.1 3.2 3.3 付録 A CMM 形式のコ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 ................................................... 3-2 CMM 形式のコ マ ン ド の一覧 (グループ別) ............................................................ 3-4 CMM 形式のコ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) ................................................. 3-7 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 A.1 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 ............................................... 2-2 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一覧 (グループ別) ...................................................... 2-11 DS-5 デバ ッ ガのコ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) ........................................ 2-29 追補 : こ の利用許諾契約書を文書に適用するには ................................................. A-8 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential iv 第1章 表記規則 と フ ィ ー ド バ ッ ク 以下では、 表記規則 と フ ィ ー ド バ ッ ク の方法について説明 し ます。 表記規則 以下の表記規則を使用 し てい ます。 monospace コ マ ン ド 、 フ ァ イ ル名、 プ ロ グ ラ ム名、 ソ ース コ ー ド な ど、 キーボー ド か ら 入力可能なテ キ ス ト を示 し てい ます。 monospace コ マ ン ド ま たはオプシ ョ ンに使用可能な略語を示 し ます。 コ マ ン ド 名ま たはオプシ ョ ン名をすべて入力す る 代わ り に、 下 線部分の文字だけ を入力す る こ と がで き ます。 monospace italic コ マ ン ド ま たは関数の引数で、 特定の値に置 き 換え る こ と が 可能な も の を示 し てい ます。 monospace bold サン プル コ ー ド 以外に使用 さ れ る 言語キー ワ ー ド を示 し てい ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 italic 重要事項、 重要用語、 相互参照、 引用箇所を斜体で記載 し て い ます。 bold メ ニ ュ ー名な ど のユーザ イ ン タ フ ェ ース要素を太字で記載 し てい ます。 ま た、 適宜記述 リ ス ト 内の重要箇所 と ARM® プ ロ セ ッ サの信号名に も 太字を用いてい ます。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 1-1 表記規則 と フ ィ ー ド バ ッ ク 本製品に関す る フ ィ ー ド バ ッ ク 本製品についてのご意見やご提案がご ざい ま し た ら 、 以下の情報を添え て購入元ま でお寄せ下 さ い。 • お名前 と 会社名 • 製品のシ リ アル番号 • 製品の リ リ ース情報 • ご使用のプ ラ ッ ト フ ォ ーム の詳細 (ハー ド ウ ェ アプ ラ ッ ト フ ォー ム、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ムの種類 と バージ ョ ン な ど) • 問題を再現す る サ イ ズの小 さ な独立 し たサン プル コ ー ド • 操作の目的 と 実際の動作に関す る 詳 し い説明 • 使用 し た コ マ ン ド ( コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を含む) • 問題を例示す る サン プル出力 • ツールのバージ ョ ン情報 (バージ ョ ン番号、 ビル ド 番号を含む) 内容に関す る フ ィ ー ド バ ッ ク 内容に関す る ご意見につ き ま し ては、 電子 メ ールを [email protected] ま で 送信 し て下 さ い。 その際には、 以下の内容を記載 し て下 さ い。 • タイ トル • 文書番号 (ARM DUI 0452PJ) • オ ン ラ イ ン で ご覧の場合は、 該当す る ト ピ ッ ク 名 • PDF 版の文書を ご覧の場合は、 問題のあ る ページ番号 • 問題点の簡潔な説明 ま た、 補足すべ き 点や改善すべ き 点についての全般的な ご提案 も お待ち し てお り ます。 ARM では、 技術情報記事や FAQ の拡充 と 共に、 ド キ ュ メ ン ト に対す る 更新 と 訂正を ARM Information Center にて定期的に行っ てお り ます。 その他の情報 • ARM Infocenter、 http://infocenter.arm.com/help/index.jsp • ARM Technical Support Knowledge Articles、 http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.faqs • • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 サポー ト お よ び メ ン テナン ス 、 http://www.arm.com/support/services/support-maintenance.php ARM 用語集、 http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.aeg0014-/index.html Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 1-2 第2章 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 以下の各 ト ピ ッ ク では、 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド について説明 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 (2-2 ページ) • DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一覧 (グループ別) (2-11 ページ) • DS-5 デバ ッ ガの コ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) (2-29 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-1 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.1 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド は、 組み込みアプ リ ケーシ ョ ン のデバ ッ グのための包括的な コ マ ン ド セ ッ ト です。 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の構文 多 く の コ マ ン ド では、 以下の構文を使用 し て引数 と フ ラ グ を指定で き ま す。 command [argument] [/flag]… フ ラ グはオプシ ョ ン の ス イ ッ チ と し て機能 し ます。 フ ラ グの指定には、 ス ラ ッ シ ュ 文字を使用 し ます。 コ マ ン ド が フ ラ グ を サポー ト す る 場合、 フ ラ グについては コ マ ン ド 構文の説明の中で記載 し ます。 注 コ マ ン ド では大文字 と 小文字が区別 さ れ ません。 下線は略語を示 し ま す。 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の使用方法 デバ ッ ガの コ マ ン ド は以下の構文規則に準拠 し てい る 必要があ り ます。 • 1 つの コ マ ン ド ラ イ ン には、 1 つのデバ ッ ガ コ マ ン ド のみを指定で き ます。 • シ ン ボルを参照す る 場合は、 大文字小文字の別が ソ ース コ ー ド と 一致 し てい る 必要があ り ます。 コ マ ン ド を実行す る には、 デバ ッ ガ コ マ ン ド ラ イ ン コ ン ソ ールか ら コ マ ン ド を入力す る か、 デバ ッ ガ ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを実行 し ます。 ま たは Eclipse で DS-5 デバ ッ グパースペ ク テ ィ ブ を開 き 、 提供 さ れてい る メ ニ ュ ー、 ア イ コ ン、 お よ びツールバーを使用す る か、 コ マ ン ド ビ ュ ーで DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を入力 し ます。 デバ ッ ガ コ マ ン ド の多 く は、 略語に よ る 入力が可能です。 デバ ッ ガ を実 行す る には、 入力 し た コ マ ン ド を一意に識別で き る と こ ろ ま で文字を入 力す る 必要があ り ます。 多 く の コ マ ン ド には、 覚えやすい別名 (エ イ リ ア ス) があ り ます。 例えば、 backtrace や where は、 info stack コ マ ン ド の別名で す。 コ マ ン ド 名 と エ イ リ ア ス は、 略語で指定す る こ と がで き ます。 例え ば、 info stack は i s と 短縮す る こ と がで き ます。 各 コ マ ン ド の構文の定義で は、 例えば、 info stack の よ う に、 下線に よ っ て略語を示 し ます。 各 コ マ ン ド の構文の定義では、 以下の表記規則を使用 し ます。 • 角括弧 [...] は、 オプシ ョ ン のパ ラ メ ー タ を示 し ます。 • 中括弧 {...} は、 必須パ ラ メ ー タ を示 し ます。 • 垂直のパ イ プ (|) は、 いずれか 1 つを選択す る 必要があ る 複数の パ ラ メ ー タ を示 し ます。 繰 り 返 し 指定で き る パ ラ メ ー タ は、 省略記号 (...) で示 し ます。 • 角括弧、 中括弧、 垂直のパ イ プは入力 し ないで く だ さ い。 斜体で示すパ ラ メ ー タ は、 実際の値に置 き 換え て く だ さ い。 複数のパ ラ メ ー タ を指定 す る 場合、 各 コ マ ン ド に対 し 、 構文の定義で示 し た区切 り 文字を使用 し ます。 パ ラ メ ー タ 名に スペース が含まれてい る 場合は、 そのパ ラ メ ー タ 名を二重引用符で囲みます。 コ マ ン ド の行末ま たは別の行に、 説明のための コ メ ン ト を入力す る こ と がで き ます。 コ メ ン ト は、 # 文字を使用 し て示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-2 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.1.1 パ ス内での特殊文字 と 環境変数の使用 パ ス の指定には、 以下のいずれか を使用す る こ と がで き ます。 • チル ド 文字 (~)。 パ ス の文頭に指定 し て ホームデ ィ レ ク ト リ を示 し ます。 • 環境変数。 以下に例を示 し ます。 • — %LOG_DIRECTORY% — ${LOG_DIRECTORY} — $LOG_DIRECTORY デ ィ レ ク ト リ セパ レー タ と し て使用す る バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ (\) ま たは ス ラ ッ シ ュ (/)。 関連項目 • set escapes-in-filenames (2-176 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-3 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.1.2 式の使用 一部の コ マ ン ド では、 式を指定す る こ と がで き ます。 デバ ッ ガでは様々な種類の式 を指定 し て、 コ マ ン ド の操作を拡張で き ます。 例えば、 バ イ ナ リ 数式、 モジ ュ ール 名への参照、 関数呼び出 し な ど の使用が可能です。 $ 文字を使用 し た レ ジ ス タ お よ びデバ ッ ガ変数の内容へのア ク セ ス 式の中で $ 文字 と レ ジ ス タ 名を使用 し て、 レ ジ ス タ の内容にア ク セ スす る こ と がで き ます。 以下に例を示 し ます。 print 4+$R0 # R0 レ ジ ス タ の内容に 4 を加算し、 結果を出力 print コ マ ン ド の結果はデバ ッ ガ変数に記録 さ れます。 ブ レー ク ポ イ ン ト や ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成す る コ マ ン ド 、 start コ マ ン ド 、 memory コ マ ン ド な ど の コ マ ン ド も 、 デバ ッ ガ変数を使用 し て新 し い リ ソ ース の ID を記録 し ます。 こ れ ら の各デバ ッ ガ変数には 番号が割 り 当て ら れ、 その後 $ 文字を使用 し て式の中で使用す る こ と がで き ます。 print の結果ま たは リ ソ ース ID にア ク セ スす る には、 以下のデバ ッ ガ変数を使用 し ま す。 $ 最後に割 り 当て ら れたデバ ッ ガ変数内の print の結果ま たは ID $$ 最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数内の print の結果ま たは ID $n n 番目のデバ ッ ガ変数内の print の結果ま たは ID ま た以下のデバ ッ ガ変数を使用す る こ と も で き ます。 現在の作業デ ィ レ ク ト リ $cdir 現在の コ ンパ イ ルデ ィ レ ク ト リ $entrypoint 現在の イ メ ージのエ ン ト リ ポ イ ン ト $idir 現在の イ メ ージデ ィ レ ク ト リ $sdir 現在の ス ク リ プ ト デ ィ レ ク ト リ $datetime 文字列形式での現在の日付 と 時刻 $timems 1970 年 1 月 1 日か ら 経過 し た時間 (単位 : 1/1000 秒) $cwd $pid 現在のオペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム のプ ロ セ ス ID $thread マルチ ス レ ッ ド アプ リ ケーシ ョ ン の現在の ス レ ッ ド ID $core 対称型マルチプ ロ セ ス (SMP) シ ス テ ム の現在のプ ロ セ ッ サ ID $vmid ハ イ パーバ イ ザ / 仮想マシ ンのデバ ッ グ をサポー ト す る シ ス テ ムの現在 の 仮想マシ ン ID (VMDI) 式の中での組み込み関数の使用 式の中で組み込み関数を使用 し て、 よ り 多 く の機能を提供す る こ と がで き ます。 デ バ ッ ガでは、 以下の関数がサポー ト さ れてい ます。 int strcmp(const char *str1, const char *str2); 2 つの文字列を比較 し て 1 つの戻 り 値に整数を返 し ます。 戻 り 値は以下の と お り です。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 <0 文字の照合順序で、 2 番目の引数文字列の値が最初の引 数文字列の値 よ り 後であ る こ と (str1 < str2) を示 し ます。 0 2 つの文字列の内容が同 じ であ る こ と を示 し ます。 >0 文字の照合順序で、 最初の引数文字列の値が 2 番目の引 数文字列の値 よ り 後であ る こ と (str2 < str1) を示 し ます。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-4 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド int strncmp(const char *str1, const char *str2, size_t n); 2 つの文字列で最大 n 文字を比較 し て、 整数を返 し ます。 戻 り 値は以下の と お り です。 <0 文字の照合順序で、 2 番目の引数文字列の値が最初の引 数文字列の値 よ り 後であ る こ と (str1 < str2) を示 し ます。 0 2 つの文字列の内容が同 じ であ る こ と を示 し ます。 >0 文字の照合順序で、 最初の引数文字列の値が 2 番目の引 数文字列の値 よ り 後であ る こ と (str2 < str1) を示 し ます。 char *strcpy(char *str1, const char *str2); "\0" を含め、 str2 を str1 に コ ピー し 、 str1 を返 し ます。 char *strncpy(char *str1, const char *str2, size_t n); "\0" を含め、 str2 で最大 n 文字を str1 に コ ピー し 、 str1 を返 し ます。 str2 の文字数が n よ り 少ない場合、 "\0" を埋め込みます。 void *memcpy(void *s, const void *cs, size_t n); cs か ら s に最大 n 文字を コ ピー し 、 s を返 し ます。 例 2-1 break コ マ ン ド に よ る 組み込み関数 strcmp() の使用 break main.c:45 if strcmp(myVar, "10") == 0 # 文字列が同じ場合に停止する # 条件付き ブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • break (2-41 ページ) 2.1.3 • memory (2-127 ページ) • print, inspect (2-144 ページ) • set print (2-180 ページ) • show print (2-212 ページ) • start (2-226 ページ) • watch (2-244 ページ) ワ イ ル ド カー ド の使用 ワ イ ル ド カー ド を使用 し て、 よ り 高度なパ タ ーン マ ッ チン グ を実行す る こ と がで き ます。 使用で き る ワ イ ル ド カー ド のパ タ ーン マ ッ チン グは以下の と お り です。 • Globs。 こ れがデフ ォ ル ト です。 • 正規表現。 デフ ォ ル ト 設定は、 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド セ ッ ト wildcard-style を使用 し て変更で き ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-5 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド Globs Globs は、 文字列の内容を調べ る メ カ ニズ ム です。 こ れを使用 し て、 変数の中か ら 特 定のパ タ ーン に一致す る 文字列を検索で き ます。 ワ イ ル ド カー ド を サポー ト す る コ マ ン ド では、 以下の構文で Globs を使用で き ます。 * 0 個以上の文字を指定 し ます。 ? 1 個の文字のみを指定 し ます。 * ま たは ? を含む文字列に対 し て検索を行 う ためにエ ス ケープ文字を指 定 し ます。 [character] 文字の範囲を指定 し ます。 !character を使用す る と 、 範囲内に リ ス ト さ れて いない文字を検索で き ます。 \ 例 2-2 ワ イ ル ド カー ド を使用で き る Globs info functions m* # m で始ま るすべての関数を リ ス ト 正規表現 ワ イ ル ド カー ド を サポー ト す る コ マ ン ド では、 正規表現を使用で き ます。 サポー ト さ れてい る 正確な正規表現の構文については、 『Mastering Regular Expressions』 に説 明 さ れてい ます。 例 2-3 ワ イ ル ド カー ド を使用で き る 正規表現 info functions m.* # m で始ま るすべての関数を リ ス ト 関連項目 • set wildcard-style (2-192 ページ) 2.1.4 • show wildcard-style (2-223 ページ) • Jeffrey E. F. Friedl 著 『Mastering Regular Expressions』 ISBN 0-596-52812-4、 http://oreilly.com. C 式言語パーサーでの正規表現の使用 デバ ッ ガの C 言語パーサーは、 正規表現を サポー ト し てい ます。 正規表現は、 文字 列の内容を調べ る メ カ ニズ ム です。 こ れを使用 し て、 変数の中か ら 特定のパ タ ーン に一致す る 文字列を検索で き ます。 デバ ッ ガは、 =~ 演算子 と !~ 演算子を Perl の ス タ イ ルで使用 し て C 式構文を拡張す る こ と に よ っ て、 正規表現を サポー ト し ます。 以下に例を示 し ます。 例 2-4 =~ 演算子 と !~ 演算子を使用 し た正規表現 こ の例は、 正規表現が文字列の任意の一部ま たは全部 と 一致す る 場合は 1 と 評価 さ れ、 一致 し ない場合は 0 と 評価 さ れます。 expression =~ regular_expression ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-6 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド こ の例は、 正規表現が文字列の任意の一部ま たは全部 と 一致す る 場合は 0 と 評価 さ れ、 一致 し ない場合は 1 と 評価 さ れます。 expression !~ regular_expression 各項目には以下の意味があ り ます。 char * 型ま たは char[] 型の任意の表現。 例えば、 変数の名前を指定 し expression ます。 /regex/modifiers ま た は m/regex/modifiers と い う 形式の正規表 regular_expression 現。 str が char* 型の変数の場合、 以下の式は有効で す。 str =~ /abc/ ((char *) void_pointer) !~ m/abc/i サポー ト さ れてい る 正確な正規表現の構文については、 『Mastering Regular Expressions』 に説明 さ れてい ます。 こ れの例外は、 修飾子の処理の解析です。 以下の 修飾子が現在、 デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れてい ます。 i 大文字小文字を区別 し た検索を有効に し ます。 m マルチ ラ イ ン モー ド (^ と $ に よ っ て組み込みの改行が検出 さ れます) s ド ッ ト オールモー ド (. に よ っ て行末が検出 さ れ ます) x コ メ ン ト モー ド (ホ ワ イ ト スペースお よ び コ メ ン ト を許可 し ます。) 関連項目 • 2.1.5 Jeffrey E. F. Friedl 著 『Mastering Regular Expressions』 ISBN 0-596-52812-4、 http://oreilly.com. C++ ス コ ープ解決演算子の使用 C++ において、 :: (ス コ ープ解決) 演算子は、 ス コ ープ外の変数名ま たは関数名のグ ロ ーバル識別子です。 式エバ リ ュ エー タ は、 ス コ ープ解決、 メ ンバ、 お よ び メ ンバポ イ ン タ 演算子を使用 し た ス コ ーピ ン グ操作を サポー ト し ます。 ス コ ーピ ン グ操作は、 フ ァ イ ル、 名前空 間、 ま たは ク ラ ス内で、 変数や関数の参照に使用で き ます。 以下に例を示 し ます。 例 2-5 demo.cpp static int FILE_STATIC_VARIABLE = 20; class OuterClass { public: OuterClass(int i) { value = i; } class InnerClass { public: int demoFunction() { ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-7 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド return 25; } }; void increment() { value++; } int value; }; namespace NAME_SPACE_OUTER { const int TEST_VAR= 20; namespace NAME_SPACE_INNER { const int TEST_VAR= 19; int nameSpaceFoo () { return 60; } }; }; int main() { OuterClass oc(14); OuterClass *ptr_oc = &oc; ptr_oc->increment(); } こ のサン プル コ ー ド は、 以下のいずれかの式を使用 し て照会す る こ と がで き ます。 OuterClass::InnerClass::demoFunction "demo.c"::FILE_STATIC_VARIABLE NAME_SPACE_OUTER::TEST_VAR NAME_SPACE_OUTER::NAME_SPACE_INNER::TEST_VAR ptr_oc->increment() にブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し てそ こ ま で実行 し た場合、 以下の式を使 用 し て ア ウ タ ー ク ラ ス の イ ン ス タ ン ス を照会す る こ と も で き ます。 oc.value ptr_oc->value ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-8 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.1.6 printf() 形式の フ ォ ーマ ッ ト ス ト リ ン グ 一部の コ マ ン ド は、 printf() 形式の フ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ を使用 し て値の形式設定方 法を指定 し ます。 た と えば、 set print double-format コ マ ン ド と set print float-format コ マ ン ド は、 浮 動小数点値の形式設定方法を指定 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 ANSI C 標準 ラ イ ブ ラ リ 関数 printf() と 同様に機能 し ます。 フ ォ ーマ ッ ト ス ト リ ン グ構文 コ マ ン ド は文字列を使用 し て形式を指定 し ます。 文字列内に % 文字が存在 し ない場 合、 こ の メ ッ セージが書 き 出 さ れ、 引数は無視 さ れ ます。 % シ ン ボルは、 引数変換仕 様の開始を示すために使用 さ れ ます。 こ の フ ォ ーマ ッ ト ス ト リ ン グの構文は以下の と お り です。 %[flag...][fieldwidth][precision]format 各項目には以下の意味があ り ます。 flag オプシ ョ ンの変換変更フ ラ グ。 「-」 結果は左ぞろ えに指定 さ れます。 「#」 結果には、 変換依存代替形式が使用 さ れ ます。 「+」 結果に符号が含まれ ます。 「」 正の値の場合、 結果に行頭の スペース が含まれ ます。 「0」 結果がゼ ロ でパデ ィ ン グ さ れ ます。 「,」 結果に ロ ケール特有のグループ化区切 り 文字が含まれます。 「(」 結果内の負の値が括弧で囲まれます。 fieldwidth 10 進数で指定す る 任意の最小フ ィ ール ド 幅。 precision 10 進数で指定 さ れ、 先頭に . (ピ リ オ ド 文字) を使用す る こ と で識別 さ れ る 任意の精度。 format 使用可能な変換指定子文字は以下の と お り です。 % リ テ ラ ル % 文字。 a、 A、 e、 E、 f、 g、 ま たは G 科学的表記ま たは浮動小数点表記を使用 し て書式設定 さ れた 10 進数を返 し ます。 大文字の形式では、 科学的表記に e ではな く 、 大文字 E を使用 し ます。 d ま たは u 10 進数の整数を返 し ます。 d は符号付 き 整数を示 し 、 u は符号 な し 整数を示 し ます。 h ま たは H 16 進数の文字を小文字ま たは大文字で返 し ます。 x ま たは X 符号な し 16 進数の文字を小文字ま たは大文字で返 し ます。 o 8 進数の整数を返 し ます。 c ま たは C Unicode 文字を小文字ま たは大文字で返 し ます。 s 文字列を返 し ます。 b ま たは B "true" ま たは "false" を含んでい る 文字列を小文字ま たは大文 字で返 し ます。 n ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 プ ラ ッ ト フ ォ ーム特有の行分離記号を返 し ます。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-9 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド t ま たは T 日付 と 時刻の変換指定子文字の接頭文字。 以下に例を示 し ま す。 "%ta %tb %td %tT" の場合、 "Sun Jul 20 16:17:00" が返されます 関連項目 • echo (2-70 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • output (2-141 ページ) • print, inspect (2-144 ページ) • set print (2-180 ページ) • show print (2-212 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-10 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.2 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の一覧 (グループ別) 以下に、 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を特定の タ ス ク ご と にグループ化 し て示 し ます。 • • • • • • • • • • • • • • • • 2.2.1 ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト 実行制御 (2-13 ページ) ス ク リ プ ト (2-15 ページ) コールス タ ッ ク (2-15 ページ) オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) (2-16 ページ) フ ァ イ ル (2-18 ページ) デー タ (2-19 ページ) メ モ リ (2-20 ページ) レ ジ ス タ (2-21 ページ) 表示 (2-21 ページ) 情報 (2-22 ページ) ロ グ コ マ ン ド (2-23 ページ) Set コ マ ン ド (2-24 ページ) Show コ マ ン ド (2-25 ページ) フ ラ ッ シ ュ コ マ ン ド (2-27 ページ) 支援 コ マ ン ド (2-27 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト コ マ ン ド の一覧 : break (2-41 ページ) ソ フ ト ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 hbreak (2-82 ページ) ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 tbreak (2-233 ページ) 到達時に削除 さ れ る 、 テ ン ポ ラ リ ソ フ ト ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 thbreak (2-235 ページ) 到達時に削除 さ れ る 、 テ ン ポ ラ リ ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 awatch (2-38 ページ) グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルに対 し て読み出 し / 書 き 込み ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 rwatch (2-159 ページ) グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルに対 し て読み出 し ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 watch (2-244 ページ) グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルに対 し て書 き 込み ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-11 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド condition (2-53 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト に対 し てブ レー ク 条件を設定 し ます。 ignore (2-86 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト 条件ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト 条件を無視す る 回 数を設定 し ます。 break-script (2-43 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト が ト リ ガ さ れた と き に実行す る ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを、 特定のブ レー ク ポ イ ン ト に割 り 当て ます。 break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) 既存のブ レー ク ポ イ ン ト を 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ に適用 し ます。 break-stop-on-vmid (2-48 ページ) 既存のハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を仮想マシ ン に適用 し ま す。 enable breakpoints (2-71 ページ) 番号で指定 し た 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を有効に し ます。 disable breakpoints (2-61 ページ) 番号で指定 し た 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無効に し ます。 delete breakpoints (2-57 ページ) 番号で指定 し た 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を削除 し ます。 resolve (2-150 ページ) 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を解決 し ま す。 clear (2-50 ページ) 特定の位置にあ る ブ レー ク ポ イ ン ト を削除 し ます。 clearwatch (2-52 ページ) 特定の位置にあ る ウ ォ ッ チポ イ ン ト を削除 し ます。 info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ス テー タ ス に関 す る 情報を表示 し ます。 info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) 現在の接続用のブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の コ マ ン ド で使用可能なパ ラ メ ー タ の一覧を表示 し ます。 set breakpoint (2-168 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の自動動作を制御 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-12 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド silence (2-224 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト の停止 メ ッ セージの出力を無効に し ま す。 unsilence (2-240 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト の停止 メ ッ セージの出力を有効に し ま す。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.2 実行制御 コ マ ン ド の一覧 : start (2-226 ページ) テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 イ メ ージの実行を開始 し て設定 し たブ レー ク ポ イ ン ト ま で実行 し ます。 デバ ッ ガが停止 し た と き に、 ブ レー ク ポ イ ン ト が削除 さ れ ます。 デフ ォ ル ト で、 ブ レー ク ポ イ ン ト は、 グ ロ ーバル関数 main() のア ド レ ス に設定 さ れま す。 set blocking-run-control (2-167 ページ) ス テ ッ プ実行や実行な ど の実行制御操作を、 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま でブ ロ ッ ク す る か、 ま たはす ぐ に解放す る か を制御 し ます。 show blocking-run-control (2-200 ページ) 実行制御操作のブ ロ ッ ク に関す る 現在の設定を表示 し ます。 set debug-from (2-171 ページ) 後続の start コ マ ン ド で使用 さ れ る テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト の ア ド レ ス を指定 し ます。 show debug-from (2-204 ページ) start コ マ ン ド で、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト の設定に使用 さ れ る 式の現在の設定を表示 し ます。 run (2-158 ページ) タ ーゲ ッ ト 実行を開始 し ます。 continue (2-54 ページ) タ ーゲ ッ ト 実行を継続 し ます。 advance (2-36 ページ) テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 設定 し たブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で実行を継続 し ます。 デバ ッ ガが停止 し た と き に、 ブ レー ク ポ イ ン ト が削除 さ れます。 finish (2-78 ページ) 選択 し た ス タ ッ ク フ レームが終了 し た後、 デバ イ ス で次の命令の 実行を継続 し ます。 interrupt, stop (2-119 ページ) タ ーゲ ッ ト を中断 し 、 実行中であれば現在のアプ リ ケーシ ョ ン を 停止 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-13 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド wait (2-243 ページ) アプ リ ケーシ ョ ン が完了す る か、 ブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で 待機す る よ う に、 デバ ッ ガに指示 し ます。 reset (2-149 ページ) タ ーゲ ッ ト で リ セ ッ ト を実行 し ます。 reverse-continue (2-152 ページ) タ ーゲ ッ ト を逆方向に実行 し ます。 reverse-next (2-153 ページ) 現在の関数の前の ソ ース行ま で実行を巻 き 戻 し ます。 reverse-nexti (2-154 ページ) 命令レベルで実行を巻 き 戻 し 、 すべての関数呼び出 し を ス テ ッ プ オーバー し ます。 reverse-step (2-155 ページ) 現在の ソ ース行か ら 逆方向に ス テ ッ プ実行 し ます。 reverse-stepi (2-156 ページ) 1 つの命令を逆方向に ス テ ッ プ実行 し ます。 reverse-step-out (2-157 ページ) 指定 さ れた ス タ ッ ク フ レーム の数で実行を巻 き 戻 し ます。 step (2-228 ページ) デバ ッ グ情報があ る すべての関数呼び出 し への ス テ ッ プ実行な ど、 ソ ース レベルで ス テ ッ プ実行 し ます。 stepi (2-229 ページ) すべての関数呼び出 し への ス テ ッ プ イ ン実行な ど、 命令レベルで ス テ ッ プ実行 し ます。 steps (2-230 ページ) デバ ッ グ情報があ る すべての関数呼び出 し への ス テ ッ プ実行な ど、 ソ ース レベルで ス テー ト メ ン ト を ス テ ッ プ実行 し ます。 next (2-137 ページ) すべての関数呼び出 し を ソ ース レベルで ス テ ッ プオーバー し ま す。 nexti (2-138 ページ) すべての関数呼び出 し を命令レベルで ス テ ッ プオーバー し ます。 nexts (2-139 ページ) ソ ース レベルで ス テー ト メ ン ト を ス テ ッ プ実行 し ますが、 すべて の関数呼び出 し を ス テ ッ プオーバー し ます。 thread, core (2-237 ページ) 現在の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに関す る 情報を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-14 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド thread apply, core apply (2-238 ページ) ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに コ ン ト ロ ールを一時的に切 り 替え て DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を実行 し 、 再び元の状態に切 り 替え ます。 set step-mode (2-186 ページ) デバ ッ グ情報を持たない関数を ス テ ッ プ実行す る か、 ス テ ッ プ オーバーす る か を指定 し ます。 show step-mode (2-217 ページ) デバ ッ グ情報を持たない関数に対す る 現在の ス テ ッ プ設定を表示 し ます。 handle (2-81 ページ) 1 つ以上のシ グナル ま たは例外に関す る ハン ド ラ 設定を制御 し ま す。 info signals, info handle (2-110 ページ) シ グナルの処理に関す る 情報を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.3 スク リプト コ マ ン ド の一覧 : define (2-56 ページ) 既存の コ マ ン ド か ら 新規ユーザ定義 コ マ ン ド を有効に し ます。 document (2-66 ページ) 新規ユーザ定義 コ マ ン ド の総合的なヘルプ を追加で き ます。 newvar (2-135 ページ) 新 し いデバ ッ ガの コ ン ビ ニエ ン ス変数を宣言 し 、 初期化 し ます。 if (2-85 ページ) デバ ッ ガ コ マ ン ド を条件付 き で実行す る ス ク リ プ ト を作成で き ま す。 while (2-248 ページ) デバ ッ ガ コ マ ン ド を条件付 き で実行す る ループ ス ク リ プ ト を作成 で き ます。 end (2-74 ページ) 条件付 き ス ク リ プ ト を終了す る こ と がで き ます。 source (2-225 ページ) タ ーゲ ッ ト の制御 と デバ ッ グのためのデバ ッ ガ コ マ ン ド が含まれ た ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを ロ ー ド し て実行 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.4 コ ール ス タ ッ ク コ マ ン ド の一覧 : up (2-241 ページ) コ ール ス タ ッ ク 内の現在の位置を制御お よ び表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-15 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド up-silently (2-242 ページ) コ ール ス タ ッ ク 内の現在の位置を制御 し ます。 down (2-67 ページ) コ ール ス タ ッ ク 内の現在の位置を制御お よ び表示 し ます。 down-silently (2-68 ページ) コ ール ス タ ッ ク 内の現在の位置を制御 し ます。 frame (2-80 ページ) 選択 し た位置の ス タ ッ ク フ レームの情報を表示 し ます。 select-frame (2-161 ページ) コ ール ス タ ッ ク 内の現在の位置を制御 し ます。 info frame (2-96 ページ) 選択 し た位置の ス タ ッ ク フ レームの情報を表示 し ます。 info stack, backtrace, where (2-112 ページ) コ ール ス タ ッ ク に関す る 情報を表示 し ます。 set backtrace (2-166 ページ) info stack コ マ ン ド を使用 し た と き のデフ ォ ル ト の動作を制御 し ま す。 show backtrace (2-199 ページ) info stack コ マ ン ド で使用す る 現在の動作設定を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.5 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) コ マ ン ド の一覧 : sharedlibrary (2-193 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを ロ ー ド し ます。 nosharedlibrary (2-140 ページ) sharedlibrary コ マ ン ド を使用 し て明示的に ロ ー ド し た シ ン ボル以外 の、 すべての ロ ー ド し た共有 ラ イ ブ ラ リ シ ン ボルを破棄 し ます。 info sharedlibrary (2-109 ページ) ロ ー ド さ れてい る 共有 ラ イ ブ ラ リ の名前を表示 し ます。 set os (2-178 ページ) デバ ッ ガの OS 設定を制御 し ます。 show os (2-211 ページ) デバ ッ ガの現在の OS 設定を表示 し ます。 set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のパ ス の前に付け る シ ス テ ムルー ト を指定 し ま す。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-16 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) デバ ッ ガが共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る 際に使用す る 、 シ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を表示 し ます。 set auto-solib-add (2-165 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの自動 ロ ー ド を制御 し ます show auto-solib-add (2-198 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの ロ ー ド 時に使用 さ れ る 現在の自動設 定を表示 し ます。 set solib-search-path (2-185 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 show solib-search-path (2-216 ページ) デバ ッ ガが共有 ラ イ ブ ラ リ の検索時に使用す る 、 現在の検索パ ス を表示 し ます。 set stop-on-solib-events (2-187 ページ) ダ イ ナ ミ ッ ク リ ン カに よ っ て イ ベン ト が通知 さ れた と き に、 デ バ ッ ガの実行を停止す る か ど う か を指定 し ます。 show stop-on-solib-events (2-218 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ の イ ベン ト 発生時に実行を停止す る か ど う か を制 御す る 、 現在のデバ ッ ガ設定を表示 し ます。 thread, core (2-237 ページ) 現在の ス レ ッ ド を設定 し 、 ス レ ッ ド の状態 と ス タ ッ ク フ レーム を 表示 し ます。 thread apply, core apply (2-238 ページ) ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに コ ン ト ロ ールを一時的に切 り 替え て DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を実行 し 、 再び元の状態に切 り 替え ます。 info threads (2-115 ページ) 各ス レ ッ ド の ID、 現在の状態、 お よ び関連す る ス タ ッ ク フ レーム の情報を示す一覧を表示 し ます。 info processes (2-106 ページ) 各プ ロ セ ス の ID、 現在の状態、 お よ び関連す る ス タ ッ ク フ レーム 情報を示す一覧を表示 し ます。 info os-log (2-103 ページ) こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) の ロ グバ ッ フ ァ の内容を表示 し ます。 info os-modules (2-104 ページ) こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) モジ ュ ールの一覧を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-17 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド info os-version (2-105 ページ) こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) のバージ ョ ン を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.6 フ ァ イル コ マ ン ド の一覧 : load (2-122 ページ) イ メ ージ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し 、 後で run コ マ ン ド や start コ マ ン ド で使用す る ためにエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を記録 し ます。 loadfile (2-123 ページ) デバ ッ グ情報をデバ ッ ガに ロ ー ド し 、 イ メ ージ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し 、 後で run コ マ ン ド や start コ マ ン ド で使用す る ためにエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を記録 し ます。 file, symbol-file (2-76 ページ) イ メ ージか ら デバ ッ ガにデバ ッ グ情報を ロ ー ド し ます。 reload-symbol-file (2-148 ページ) 元の ロ ー ド 操作 と 同 じ 設定を使用 し て、 既に ロ ー ド さ れてい る イ メ ージか ら デバ ッ グ情報をデバ ッ ガに再 ロ ー ド し ます。 add-symbol-file (2-34 ページ) デバ ッ ガに追加のデバ ッ グ情報を ロ ー ド し ます。 discard-symbol-file (2-65 ページ) 特定の フ ァ イ ルに関連す る デバ ッ グ情報を破棄 し ます。 dump (2-69 ページ) メ モ リ ま たは式か ら デー タ を読み出 し 、 フ ァ イ ルに書 き 込みま す。 append (2-37 ページ) メ モ リ ま たは式か ら デー タ を読み出 し 、 既存の フ ァ イ ルに追加 し ます。 restore (2-151 ページ) フ ァ イ ルか ら デー タ を読み出 し 、 メ モ リ に書 き 込みます。 info files, info target (2-94 ページ) ロ ー ド 済みの イ メ ージお よ びシ ン ボルに関す る 情報を表示 し ま す。 info sources (2-111 ページ) ソ ース フ ァ イ ル名を表示 し ます。 cd (2-49 ページ) 作業デ ィ レ ク ト リ を設定 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-18 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド pwd (2-146 ページ) 作業デ ィ レ ク ト リ を表示 し ます。 directory (2-60 ページ) ソ ース フ ァ イ ルを検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を定義 し ま す。 show directories (2-205 ページ) ソ ース フ ァ イ ルを検索す る ためのデ ィ レ ク ト リ の一覧を表示 し ま す。 set substitute-path (2-188 ページ) ソ ース コ ー ド を表示す る 際に使用す る 検索パ ス を変更 し ます。 show substitute-path (2-219 ページ) デバ ッ ガが ソ ース フ ァ イ ルを検索す る 際に使用す る 、 現在の検索 パ ス の代入規則を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.7 デー タ コ マ ン ド の一覧 : list (2-120 ページ) ソ ース コ ー ド 行を表示 し ます。 set listsize (2-177 ページ) list コ マ ン ド に よ っ て表示 さ れ る ソ ース のデフ ォ ル ト の行数を変更 し ます。 show listsize (2-210 ページ) list コ マ ン ド に よ っ て表示 さ れ る ソ ース の行数を表示 し ます。 set variable (2-191 ページ) 式を指定 し 、 結果を変数に割 り 当て ます。 whatis (2-246 ページ) 式のデー タ 型を表示 し ます。 x (2-249 ページ) 特定のア ド レ ス にあ る メ モ リ の内容を表示 し ます。 disassemble (2-64 ページ) 特定の メ モ リ セ ク シ ョ ン の逆アセ ン ブ リ を表示 し ます。 info address (2-87 ページ) シ ン ボルの位置を表示 し ます。 info symbol (2-113 ページ) 特定のア ド レ ス にあ る シ ン ボル名を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-19 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド info locals (2-100 ページ) すべての ロ ーカル変数を表示 し ます。 info functions (2-97 ページ) すべての関数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 info variables (2-116 ページ) グ ロ ーバル変数お よ び静的変数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 info classes (2-92 ページ) C++ ク ラ ス名を表示 し ます。 info members (2-101 ページ) 選択 し た ス タ ッ ク フ レームに対応す る 関数でア ク セ ス で き る 、 す べての ク ラ ス メ ンバ変数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.8 メモリ コ マ ン ド の一覧 : memory (2-127 ページ) メ モ リ 領域の属性 と サ イ ズ を指定 し ます。 memory auto (2-129 ページ) メ モ リ 領域をデフ ォ ル ト の タ ーゲ ッ ト 設定に リ セ ッ ト し ます。 memory debug-cache (2-130 ページ) すべての メ モ リ 領域についてデバ ッ ガに よ る キ ャ ッ シ ュ を制御 し ます。 enable memory (2-73 ページ) 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を有効に し ます。 disable memory (2-63 ページ) 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を無効に し ます。 delete memory (2-59 ページ) 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を削除 し ます。 info memory (2-102 ページ) すべての メ モ リ 領域の属性を表示 し ます。 memory fill (2-131 ページ) バ イ ト の特定パ タ ーン を メ モ リ に書 き 込みます。 memory set (2-132 ページ) メ モ リ に書 き 込みます。 memory set_typed (2-134 ページ) 値の リ ス ト を メ モ リ に書 き 込みます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-20 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド dump (2-69 ページ) メ モ リ ま たは式か ら デー タ を読み出 し 、 フ ァ イ ルに書 き 込みま す。 append (2-37 ページ) メ モ リ ま たは式か ら デー タ を読み出 し 、 既存の フ ァ イ ルに追加 し ます。 restore (2-151 ページ) フ ァ イ ルか ら デー タ を読み出 し 、 メ モ リ に書 き 込みます。 x (2-249 ページ) 特定のア ド レ ス にあ る メ モ リ の内容を表示 し ます。 disassemble (2-64 ページ) 特定の メ モ リ セ ク シ ョ ン の逆アセ ン ブ リ を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.9 レジス タ コ マ ン ド の一覧 : info registers (2-107 ページ) 現在の ス タ ッ ク フ レーム の レ ジ ス タ の名前 と 内容を表示 し ます。 info all-registers (2-88 ページ) 現在の ス タ ッ ク フ レーム のグループ化 さ れた レ ジ ス タ の名前 と 内 容を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.10 表示 コ マ ン ド の一覧 : echo (2-70 ページ) テ キ ス ト 文字列のみを表示 し ます。 output (2-141 ページ) 式の出力のみを表示 し ます。 print, inspect (2-144 ページ) 式の出力を表示 し 、 結果をデバ ッ ガ変数に記録 し ます。 set print (2-180 ページ) 現在のデバ ッ ガの出力設定を制御 し ます。 show print (2-212 ページ) 現在のデバ ッ ガの出力設定を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-21 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.2.11 情報 コ マ ン ド の一覧 : info address (2-87 ページ) シ ン ボルの位置を表示 し ます。 info all-registers (2-88 ページ) すべての レ ジ ス タ の名前 と 内容を表示 し ます。 info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ス テー タ ス に関す る 情 報を表示 し ます。 info capabilities (2-91 ページ) デバ ッ ガに現在接続 さ れてい る タ ーゲ ッ ト デバ イ ス の機能の一覧を表示 し ます。 info classes (2-92 ページ) C++ ク ラ ス名を表示 し ます。 info cores (2-93 ページ) 実行中のプ ロ セ ッ サに関す る 情報を表示 し ます。 info files, info target (2-94 ページ) ロ ー ド 済みの イ メ ージお よ びシ ン ボルに関す る 情報を表示 し ます。 info frame (2-96 ページ) 選択 し た位置の ス タ ッ ク フ レーム の情報を表示 し ます。 info functions (2-97 ページ) すべての関数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 info inst-sets (2-99 ページ) 使用可能な命令セ ッ ト を表示 し ます。 info locals (2-100 ページ) 現在の ス タ ッ ク フ レームのすべての ロ ーカル変数を表示 し ます。 info members (2-101 ページ) ク ラ ス メ ンバ変数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 info memory (2-102 ページ) すべての メ モ リ 領域の属性を表示 し ます。 info os-log (2-103 ページ) こ の機能を サポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) の ロ グバ ッ フ ァ の内容を表示 し ます。 info os-modules (2-104 ページ) こ の機能を サポー ト す る 接続に関 し て、 ロ ー ド 可能な カーネルモジ ュ ー ルの一覧を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-22 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド info os-version (2-105 ページ) こ の機能を サポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) のバージ ョ ン を表示 し ます。 info processes (2-106 ページ) ユーザ空間プ ロ セ ス に関す る 情報を表示 し ます。 info registers (2-107 ページ) すべてのアプ リ ケーシ ョ ン レベルの レ ジ ス タ の名前 と 内容を表示 し ま す。 info semihosting (2-108 ページ) サーバ、 ク ラ イ ア ン ト 、 ま たはすべてのセ ミ ホ ス テ ィ ン グ情報を表示 し ます。 info sharedlibrary (2-109 ページ) ロ ー ド さ れてい る 共有 ラ イ ブ ラ リ の名前を表示 し ます。 info signals, info handle (2-110 ページ) シ グナル ま たは例外の処理に関す る 情報を表示 し ます。 info sources (2-111 ページ) ソ ース フ ァ イ ル名を表示 し ます。 info stack, backtrace, where (2-112 ページ) コ ール ス タ ッ ク に関す る 情報を表示 し ます。 info symbol (2-113 ページ) 特定のア ド レ ス にあ る シ ン ボル名を表示 し ます。 info threads (2-115 ページ) 使用可能な ス レ ッ ド に関す る 情報を表示 し ます。 info variables (2-116 ページ) すべてのグ ロ ーバル変数お よ び静的変数の名前 と デー タ 型を表示 し ま す。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.12 ロ グ コ マン ド コ マ ン ド の一覧 : log config (2-125 ページ) デバ ッ ガか ら 実行時 メ ッ セージ を出力す る ロ グ コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン の タ イ プ を指定 し ます。 log file (2-126 ページ) デバ ッ ガか ら 実行時 メ ッ セージ を受け取 る 出力フ ァ イ ルを指定 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-23 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.2.13 Set コ マ ン ド コ マ ン ド の一覧 : set set は、 set variable のエ イ リ ア ス です。 set arm (2-163 ページ) 逆アセ ン ブ リ 用の命令セ ッ ト の選択時お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の 設定時の、 デバ ッ ガの動作を制御 し ます。 set auto-solib-add (2-165 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの自動 ロ ー ド を制御 し ます。 set backtrace (2-166 ページ) info stack コ マ ン ド を使用 し た と き のデフ ォ ル ト の動作を制御 し ま す。 set blocking-run-control (2-167 ページ) ス テ ッ プ実行や実行な ど の実行制御操作を、 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま でブ ロ ッ ク す る か、 ま たはす ぐ に解放す る か を制御 し ます。 set breakpoint (2-168 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の自動動作を制御 し ます。 set case-insensitive-source-matching (2-169 ページ) デバ ッ ガが ソ ース フ ァ イ ルのマ ッ チン グ操作を行 う と き の大文字 と 小文字の区別を制御 し ます。 set debug-from (2-171 ページ) 後続の start コ マ ン ド で使用 さ れ る テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト の ア ド レ ス を指定 し ます。 set endian (2-174 ページ) デバ ッ ガに よ っ て使用 さ れ る バ イ ト 順序を指定 し ます。 set escape-strings (2-175 ページ) デバ ッ ガ コ マ ン ド ラ イ ン での文字列の特殊文字の出力方法を制御 し ます。 set escapes-in-filenames (2-176 ページ) パ ス内での特殊文字の使用方法を制御 し ます。 set listsize (2-177 ページ) list コ マ ン ド に よ っ て表示 さ れ る ソ ース のデフ ォ ル ト の行数を変更 し ます。 set os (2-178 ページ) デバ ッ ガの オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) 設定を制御 し ます。 set print (2-180 ページ) 現在のデバ ッ ガの出力設定を制御 し ます。 set semihosting (2-182 ページ) デバ ッ ガのセ ミ ホ ス テ ィ ン グオペレーシ ョ ン を制御 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-24 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド set solib-search-path (2-185 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 set step-mode (2-186 ページ) デバ ッ グ情報を持たない関数を ス テ ッ プ実行す る か、 ス テ ッ プ オーバーす る か を指定 し ます。 set stop-on-solib-events (2-187 ページ) ダ イ ナ ミ ッ ク リ ン カに よ っ て イ ベン ト が通知 さ れた と き に、 デ バ ッ ガの実行を停止す る か ど う か を指定 し ます。 set substitute-path (2-188 ページ) ソ ース コ ー ド を表示す る 際に使用す る 検索パ ス を変更 し ます。 set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のパ ス の前に付け る シ ス テ ムルー ト を指定 し ま す。 set variable (2-191 ページ) 式を指定 し 、 結果を変数に割 り 当て ます。 set wildcard-style (2-192 ページ) 文字列でパ タ ーン マ ッ チン グに使用す る ワ イ ル ド カー ド ス タ イ ル を指定 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.14 Show コ マ ン ド コ マ ン ド の一覧 : show (2-195 ページ) 現在のデバ ッ ガの設定を表示 し ます。 show architecture (2-196 ページ) 現在の タ ーゲ ッ ト のアーキ テ ク チ ャ を表示 し ます。 show arm (2-197 ページ) デバ ッ ガで逆アセ ン ブ リ お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の設定に使用 さ れ る 現在の命令セ ッ ト の設定を表示 し ます。 show auto-solib-add (2-198 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの ロ ー ド 時に使用 さ れ る 現在の自動設 定を表示 し ます。 show backtrace (2-199 ページ) info stack コ マ ン ド で使用す る 現在の動作設定を表示 し ます。 show blocking-run-control (2-200 ページ) 実行制御操作のブ ロ ッ ク に関す る 現在の設定を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-25 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド show breakpoint (2-201 ページ) 現在のブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作設定を表示 し ます。 show case-insensitive-source-matching (2-202 ページ) 現在のブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作設定を表示 し ます。 show debug-from (2-204 ページ) start コ マ ン ド で使用 さ れ る 、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス に関す る 現在の設定を表示 し ます。 show directories (2-205 ページ) 検索デ ィ レ ク ト リ の一覧を表示 し ます。 show endian (2-207 ページ) 現在のバ イ ト 順序の設定を表示 し ます。 show escape-strings (2-208 ページ) デバ ッ ガ コ マ ン ド ラ イ ン に文字列の特殊文字を ど の よ う に出力す る か を制御す る ための現在の設定を表示 し ます。 show escapes-in-filenames (2-209 ページ) パ ス での特殊文字の使用を制御す る ための現在の設定を表示 し ま す。 show listsize (2-210 ページ) list コ マ ン ド の リ ス ト サ イ ズ を表示 し ます。 show os (2-211 ページ) デバ ッ ガの現在の オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) 設定を表 示 し ます。 show print (2-212 ページ) 現在のデバ ッ ガの出力設定を表示 し ます。 show semihosting (2-213 ページ) セ ミ ホ ス テ ィ ン グオペレーシ ョ ンの現在の設定を表示 し ます。 show solib-search-path (2-216 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ の現在の検索パ ス を表示 し ます。 show step-mode (2-217 ページ) デバ ッ グ情報を持たない関数に対す る 現在の ス テ ッ プ設定を表示 し ます。 show stop-on-solib-events (2-218 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ の イ ベン ト 発生時に実行を停止す る か ど う か を制 御す る 、 現在のデバ ッ ガ設定を表示 し ます。 show substitute-path (2-219 ページ) すべての代入規則を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-26 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) 共有 ラ イ ブ ラ リ パ ス に対す る シ ス テ ムルー ト の接頭文字を表示 し ます。 show version (2-222 ページ) デバ ッ ガの現在のバージ ョ ン番号を表示 し ます。 show wildcard-style (2-223 ページ) パ タ ーン マ ッ チン グに使用 さ れてい る 現在の ワ イ ル ド カー ド ス タ イ ルを表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.15 フ ラ ッ シ ュ コ マン ド コ マ ン ド の一覧 : flash load (2-79 ページ) イ メ ージのセ ク シ ョ ン を 1 つ以上の フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス に ロ ー ド し ま す。 info flash (2-95 ページ) 現在の タ ーゲ ッ ト の フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス に関す る 情報を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 2.2.16 支援 コ マ ン ド コ マ ン ド の一覧 : preprocess (2-143 ページ) 前処理 さ れた値を表示 し ます。 help (2-84 ページ) 特定の コ マ ン ド ま たは コ マ ン ド のグループについてのヘルプ情報 を表示 し ます。 pause (2-142 ページ) 指定 し た時間にわた っ て、 ス ク リ プ ト の実行を一時的に停止 し ま す。 shell (2-194 ページ) 現在のデバ ッ グセ ッ シ ョ ン内でシ ェ ル コ マ ン ド を実行 し ます。 quit, exit (2-147 ページ) デバ ッ ガセ ッ シ ョ ン を終了 し ます。 show version (2-222 ページ) デバ ッ ガの現在のバージ ョ ン番号を表示 し ます。 show architecture (2-196 ページ) 現在の タ ーゲ ッ ト のアーキ テ ク チ ャ を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-27 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド set arm (2-163 ページ) 逆アセ ン ブ リ 用の命令セ ッ ト の選択時お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の 設定時の、 デバ ッ ガの動作を制御 し ます。 show arm (2-197 ページ) デバ ッ ガで逆アセ ン ブ リ お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の設定に使用 さ れ る 現在の命令セ ッ ト の設定を表示 し ます。 info inst-sets (2-99 ページ) 使用可能な命令セ ッ ト を表示 し ます。 set endian (2-174 ページ) デバ ッ ガに よ っ て使用 さ れ る バ イ ト 順序を指定 し ます。 show endian (2-207 ページ) デバ ッ ガに よ っ て使用 さ れ る 現在のバ イ ト 順序設定を表示 し ま す。 info capabilities (2-91 ページ) デバ ッ ガに現在接続 さ れてい る タ ーゲ ッ ト デバ イ ス の機能の一覧 を表示 し ます。 set semihosting (2-182 ページ) デバ ッ ガのセ ミ ホ ス テ ィ ン グオプシ ョ ン を制御 し ます。 show semihosting (2-213 ページ) 現在のセ ミ ホ ス テ ィ ン グ設定を表示 し ます。 stdin (2-227 ページ) アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド に よ っ て要求 さ れ る セ ミ ホ ス テ ィ ン グ入 力を指定 し ます。 こ れは コ マ ン ド ラ イ ン コ ン ソ ールを イ ン タ ラ ク テ ィ ブモー ド で実行 し てい る 場合のみ使用 さ れます。 unset (2-239 ページ) 現在のデバ ッ ガの設定を変更 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-28 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3 DS-5 デバ ッ ガの コ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) 以下では、 DS-5 デバ ッ ガの コ マ ン ド を アルフ ァ ベ ッ ト 順に示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • add-symbol-file (2-34 ページ) • advance (2-36 ページ) • append (2-37 ページ) • awatch (2-38 ページ) • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • cd (2-49 ページ) • clear (2-50 ページ) • clearwatch (2-52 ページ) • condition (2-53 ページ) • continue (2-54 ページ) • define (2-56 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • delete memory (2-59 ページ) • directory (2-60 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • disable memory (2-63 ページ) • disassemble (2-64 ページ) • discard-symbol-file (2-65 ページ) • document (2-66 ページ) • down (2-67 ページ) • down-silently (2-68 ページ) • dump (2-69 ページ) • echo (2-70 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • enable memory (2-73 ページ) • end (2-74 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • finish (2-78 ページ) • flash load (2-79 ページ) • frame (2-80 ページ) • handle (2-81 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • help (2-84 ページ) • if (2-85 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info address (2-87 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-29 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • info capabilities (2-91 ページ) • info classes (2-92 ページ) • info cores (2-93 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • info flash (2-95 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info functions (2-97 ページ) • info inst-sets (2-99 ページ) • info locals (2-100 ページ) • info memory (2-102 ページ) • info members (2-101 ページ) • info os-log (2-103 ページ) • info os-modules (2-104 ページ) • info os-version (2-105 ページ) • info processes (2-106 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info semihosting (2-108 ページ) • info sharedlibrary (2-109 ページ) • info signals, info handle (2-110 ページ) • info sources (2-111 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • info symbol (2-113 ページ) • info target (2-114 ページ) • info threads (2-115 ページ) • info variables (2-116 ページ) • interrupt, stop (2-119 ページ) • list (2-120 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • log config (2-125 ページ) • log file (2-126 ページ) • memory (2-127 ページ) • memory auto (2-129 ページ) • memory debug-cache (2-130 ページ) • memory fill (2-131 ページ) • memory set (2-132 ページ) • memory set_typed (2-134 ページ) • newvar (2-135 ページ) • next (2-137 ページ) • nexti (2-138 ページ) • nexts (2-139 ページ) • nosharedlibrary (2-140 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-30 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • output (2-141 ページ) • pause (2-142 ページ) • preprocess (2-143 ページ) • print, inspect (2-144 ページ) • pwd (2-146 ページ) • quit, exit (2-147 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) • reset (2-149 ページ) • resolve (2-150 ページ) • restore (2-151 ページ) • reverse-continue (2-152 ページ) • reverse-next (2-153 ページ) • reverse-nexti (2-154 ページ) • reverse-step (2-155 ページ) • reverse-stepi (2-156 ページ) • reverse-step-out (2-157 ページ) • run (2-158 ページ) • rwatch (2-159 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • set arm (2-163 ページ) • set auto-solib-add (2-165 ページ) • set backtrace (2-166 ページ) • set blocking-run-control (2-167 ページ) • set breakpoint (2-168 ページ) • set case-insensitive-source-matching (2-169 ページ) • set debug-agent (2-170 ページ) • set debug-from (2-171 ページ) • set directories (2-172 ページ) • set dtsl-options (2-173 ページ) • set endian (2-174 ページ) • set escape-strings (2-175 ページ) • set escapes-in-filenames (2-176 ページ) • set listsize (2-177 ページ) • set os (2-178 ページ) • set print (2-180 ページ) • set semihosting (2-182 ページ) • set solib-search-path (2-185 ページ) • set step-mode (2-186 ページ) • set stop-on-solib-events (2-187 ページ) • set substitute-path (2-188 ページ) • set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) • set trust-ro-sections-for-opcodes (2-190 ページ) • set variable (2-191 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-31 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set wildcard-style (2-192 ページ) • sharedlibrary (2-193 ページ) • shell (2-194 ページ) • show architecture (2-196 ページ) • show arm (2-197 ページ) • show auto-solib-add (2-198 ページ) • show backtrace (2-199 ページ) • show blocking-run-control (2-200 ページ) • show breakpoint (2-201 ページ) • show case-insensitive-source-matching (2-202 ページ) • show debug-agent (2-203 ページ) • show debug-from (2-204 ページ) • show directories (2-205 ページ) • show dtsl-options (2-206 ページ) • show endian (2-207 ページ) • show escape-strings (2-208 ページ) • show escapes-in-filenames (2-209 ページ) • show listsize (2-210 ページ) • show os (2-211 ページ) • show print (2-212 ページ) • show semihosting (2-213 ページ) • show solib-search-path (2-216 ページ) • show step-mode (2-217 ページ) • show stop-on-solib-events (2-218 ページ) • show substitute-path (2-219 ページ) • show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) • show trust-ro-sections-for-opcodes (2-221 ページ) • show version (2-222 ページ) • show wildcard-style (2-223 ページ) • silence (2-224 ページ) • source (2-225 ページ) • start (2-226 ページ) • stdin (2-227 ページ) • step (2-228 ページ) • stepi (2-229 ページ) • steps (2-230 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) • thread, core (2-237 ページ) • thread apply, core apply (2-238 ページ) • unset (2-239 ページ) • unsilence (2-240 ページ) • up (2-241 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-32 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • up-silently (2-242 ページ) • wait (2-243 ページ) • watch (2-244 ページ) • whatis (2-246 ページ) • while (2-248 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-33 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.1 add-symbol-file こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガに追加のデバ ッ グ情報を ロ ー ド し ます。 構文 add-symbol-file filename [offset] [-option] [-s section address]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ、 共有 ラ イ ブ ラ リ 、 ま たは オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) モジ ュ ールを指定 し ます。 注 共有 ラ イ ブ ラ リ と OS モジ ュ ールは、 こ れ ら の タ イ プの フ ァ イ ルの ロ ー ド を サポー ト す る 接続に よ っ て異な り ます。 こ のオプシ ョ ンは、 ラ イ ブ ラ リ ま たは OS モジ ュ ールが ロ ー ド さ れ る ま で保留 さ れます。 offset イ メ ージ内のすべてのア ド レ ス に追加す る オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 offset を指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト は以下の と お り です。 option • イ メ ージはゼ ロ です。 • ラ イ ブ ラ リ の ロ ー ド ア ド レ ス は共有 ラ イ ブ ラ リ です。 アプ リ ケー シ ョ ン が指定 し た ラ イ ブ ラ リ が ロ ー ド さ れていない場合、 ラ イ ブ ラ リ が ロ ー ド さ れ、 オ フ セ ッ ト が決定で き る ま で要求が保留 さ れ ます。 デバ ッ グ情報の ロ ー ド 方法を以下の よ う に制御 し ます。 readnow すべてのデバ ッ グ情報を即座に ロ ー ド す る ための指 定です。 こ のオプシ ョ ンは メ モ リ の使用量が大 き い ので、 ロ ー ド には時間がかか り ますが、 デバ ッ グの 所要時間は短縮 さ れ ます。 demandload こ の指定では、 デバ ッ ガか ら の要求があ っ た と き に、 デバ ッ グ情報が ロ ー ド さ れます。 こ のオプシ ョ ン で は ロ ー ド 時間が短縮 さ れ、 メ モ リ の使用量 も 小 さ く な り ますが、 デバ ッ グの速度が低下す る こ と があ り ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 s 再配置可能なオブジ ェ ク ト フ ァ イ ルか ら ロ ー ド さ れたシ ン ボルの再配置 を指定 し ます。 section 再配置可能な フ ァ イ ル内のセ ク シ ョ ンの名前を指定 し ます。 address セ ク シ ョ ンのア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 ロ ー ド 済みの フ ァ イ ルに関す る 情報は、 info files コ マ ン ド を使用 し て表示で き ます。 例 例 2-6 add-symbol-file add-symbol-file myFile.axf add-symbol-file myLib.so add-symbol-file myModule.ko ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # エン ト リ ポ イ ン ト +0x0000 にシンボルを ロー ド # 共有ラ イ ブ ラ リ が ロー ド される までシンボルフ ァ イルを保留 # OS モジ ュールがロー ド される までシンボルフ ァ イルを保留 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-34 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド add-symbol-file myFile.axf 0x2000 # エン ト リ ポ イ ン ト +0x2000 にシンボルを ロー ド add-symbol-file relocate.o -s .text 0x1000 -s .data 0x2000 # relocate.o か ら シンボルを ロー ド し、 再配置 # シンボルは .text セ ク シ ョ ン ま たは .data セ ク シ ョ ンで定義 関連項目 • cd (2-49 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • discard-symbol-file (2-65 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • info os-modules (2-104 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-35 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.2 advance こ の コ マ ン ド は、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 デバ ッ ガの continue コ マ ン ド を呼び出 し ます。 その後、 処理がテ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト に達す る と 、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト が削除 さ れます。 注 タ ーゲ ッ ト が実行 さ れ る と 、 即座に制御が戻 さ れ ます。 アプ リ ケーシ ョ ンが完了す る かブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で、 デバ ッ ガが制御を戻 さ ない よ う にす る には、 wait コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 advance [-p] [filename:]location|*address 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 p ブ レー ク ポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留ブ レー ク ポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 address line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求め る 式 を指定で き ます。 例 例 2-7 advance advance func1 # func1 にテンポ ラ リ ブレーク ポ イ ン ト を設定し て続行 # ターゲ ッ ト を実行 advance -p lib.c:20 # lib.c の行 20 に保留可能なテンポ ラ リ ブレーク ポ イ ン ト を設定し、 # ターゲ ッ ト の実行を継続 関連項目 • continue (2-54 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 tbreak (2-233 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-36 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.3 append こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ ま たは式の結果か ら デー タ を読み出 し 、 既存の フ ァ イ ルの 末尾に追加 し ます。 構文 append [format] memory filename start_address {end_address|+size} append [format] value filename expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 出力形式を以下の中か ら 指定 し ます。 format binary バ イ ナ リ 。 こ れがデフ ォ ル ト です。 ihex Intel Hex 32 ビ ッ ト 形式。 srec Motorola 32 ビ ッ ト 形式 (S レ コ ー ド )。 vhx バ イ ト 指向 16 進形式 (Verilog メ モ リ モデル)。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 start_address メ モ リ の開始ア ド レ ス を指定 し ます。 end_address メ モ リ の終了ア ド レ ス (指定 し た ア ド レ ス を含む) を指定 し ま す。 size 領域のサ イ ズ を指定 し ます。 expression 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 例 例 2-8 append append memory myFile.bin 0x8000 0x8FFF # メ モ リ 0x8000 ~ 0x8FFF の内容を # バイナ リ フ ァ イル myFile.bin に追加 append srec value myFile.m32 myArray # myArray の内容を # Motorola 32 ビ ッ ト フ ァ イル myFile.m32 に追加 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • dump (2-69 ページ) • restore (2-151 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-37 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.4 awatch こ の コ マ ン ド は、 デー タ シ ン ボルに対 し て ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 指定 し た ア ド レ ス にあ る メ モ リ で読み出 し ま たは書 き 込みが行われた と き に、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト を停止 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 ス カ ラ 値でのみサポー ト さ れ ます。 タ ーゲ ッ ト に よ っ ては、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト がサポー ト さ れていない こ と も あ り ます。 現在、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アエージ ェ ン ト を使用す る ハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト にのみ設定で き ます。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ト リ ガす る 命令のア ド レ ス が、 PC の レ ジ ス タ に表示 さ れ る ア ド レ ス と 異な る 可能性があ り ます。 こ れはパ イ プ ラ イ ン効果が原因です。 構文 awatch [-d] [-p] {[filename:]symbol|*address} [vmid vmid] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ウ ォ ッ チポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 symbol グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルを指定 し ます。 配列ま たは構造 体に対 し ては、 要素ま たは メ ンバを指定す る 必要があ り ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ます。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 例 例 2-9 awatch awatch myVar1 awatch *0x80D4 # myVar1 に読み出し / 書き込みウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 # ア ド レ ス 0x80D4 に読み出し / 書き込みウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-38 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • clearwatch (2-52 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • rwatch (2-159 ページ) • watch (2-244 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-39 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.5 backtrace backtrace は、 info stack のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「info stack, backtrace, where (2-112 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-40 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.6 break 特定の位置に実行ブ レー ク ポ イ ン ト を設定す る コ マ ン ド です。 ま た、 if ス テー ト メ ン ト を使用 し て、 条件式が true と 評価 さ れ る 場合のみ停止す る よ う に条件ブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る こ と も で き ます。 こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 共有オブジ ェ ク ト 内に設定 さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たはカーネルモジ ュ ールは、 共有オブジ ェ ク ト ま たはカーネルモジ ュ ールがア ン ロ ー ド さ れ る と 保留中にな り ま す。 こ の コ マ ン ド を使用す る 場合、 set breakpoint に よ っ て自動ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を制 御で き ます。 構文 break [-d] [-p] [[filename:]location|*address] [thread|core number…] [if expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ブ レー ク ポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ブ レー ク ポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ブ レー ク ポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 現在の ス レ ッ ド を参照す る には、 $thread を使 用 し ます。 number を指定 し ない場合は、 すべての ス レ ッ ド にブ レー ク ポ イ ン ト が適用 さ れます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き に、 評価す る 式を指定 し ます。 引数を指定 し ない場合、 現在の PC にブ レー ク ポ イ ン ト が設定 さ れます。 info breakpoints を使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-41 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-10 break break *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 break *0x8000 thread $thread # 現在のス レ ッ ド のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 break *0x8000 thread 1 3 # ス レ ッ ド 1 と ス レ ッ ド 3 のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 break main # main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break SVC_Handler # ラベル SVC_Handler のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break +1 # 次の ソース行のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break my_File.c:main # my_File.c の main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break my_File.c:10 # my_File.c の行 10 のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break function1 if x>0 # x>0 の場合に停止する条件付きブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • resolve (2-150 ページ) • set arm (2-163 ページ) • set breakpoint (2-168 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-42 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.7 break-script こ の コ マ ン ド は、 特定のブ レー ク ポ イ ン ト に ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを割 り 当て る コ マ ン ド です。 ブ レー ク ポ イ ン ト が ト リ ガ さ れ る と 、 ス ク リ プ ト が実行 さ れます。 構文 break-script number [filename] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れは、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ま す。 filename 指定 し たブ レー ク ポ イ ン ト が ト リ ガ さ れた と き に実行す る ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを指定 し ます。 filename が指定 さ れていない場合、 現在割 り 当て ら れてい る filename がブ レー ク ポ イ ン ト か ら 削除 さ れ ます。 使用法 ブ レー ク ポ イ ン ト に ス ク リ プ ト を割 り 当て る 場合は、 以下に注意 し て く だ さ い。 • サブブ レー ク ポ イ ン ト を持つブ レー ク ポ イ ン ト には、 ス ク リ プ ト を割 り 当て な いで く だ さ い。 ス ク リ プ ト を割 り 当て る と 、 デバ ッ ガがそれぞれのサブブ レー ク ポ イ ン ト で ス ク リ プ ト の実行を試みます。 こ の場合、 エ ラ ー メ ッ セージが表 示 さ れます。 • ス ク リ プ ト で使用 さ れ る コ マ ン ド が、 ブ レー ク ポ イ ン ト で実行 さ れ る こ と に注 意 し て く だ さ い。 例えば、 ス ク リ プ ト 内で quit コ マ ン ド を使用す る と 、 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き にデバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト か ら 切断 さ れます。 • ス ク リ プ ト の最後に continue コ マ ン ド を指定す る と 、 [Breakpoint Properties] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス で [Continue Execution] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オ ンにす る の と 同 じ 効果があ り ます。 例 例 2-11 break-script break-script 1 myScript.ds # ブレーク ポ イ ン ト 1 が ト リ ガ された と きに myScript.ds を実行 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-43 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • resolve (2-150 ページ) • set arm (2-163 ページ) • set breakpoint (2-168 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-44 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.8 break-stop-on-cores break-stop-on-cores は、 break-stop-on-threads のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-45 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.9 break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 既存のブ レー ク ポ イ ン ト が 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たは プ ロ セ ッ サに適用 さ れます。 構文 break-stop-on-threads number [id]… break-stop-on-cores number [id]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ の番号は、 設定時にデバ ッ ガ に よ っ て割 り 当て ら れ る 一意のブ レー ク ポ イ ン ト の番号です。 info breakpoints を使用 し て、 ブ レー ク ポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示す る こ と がで き ます。 id ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 現在の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を参照す る には、 $thread ま たは $core を使用 し ます。 id を指定 し ない場合、 すべての ス レ ッ ド ま た はプ ロ セ ッ サにブ レー ク ポ イ ン ト が適用 さ れ ます。 id 番号を表示す る に は、 info cores ま たは info threads を使用 し ます。 例 例 2-12 break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores break-stop-on-threads 1 2 break-stop-on-threads 4 9 11 break-stop-on-cores 4 # ブレーク ポ イ ン ト 1 を ス レ ッ ド 2 に適用し ます。 # ブレーク ポ イ ン ト 4 を ス レ ッ ド 9 と 11 に適用し ます。 # ブレーク ポ イ ン ト 4 をすべてのプロ セ ッ サに適用し ます。 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • info cores (2-93 ページ) • info threads (2-115 ページ) • resolve (2-150 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-46 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set arm (2-163 ページ) • set breakpoint (2-168 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-47 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.10 break-stop-on-vmid こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 既存のハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト が仮想マシ ン (VM) に適用 さ れます。 構文 break-stop-on-vmid number [vmid] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ の番号は、 設定 時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 一意のブ レー ク ポ イ ン ト の番号で す。 info breakpoints を使用 し て、 ブ レー ク ポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表 示す る こ と がで き ます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ま す。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 vmid が指定 さ れていない場合、 VM の効果はブ レー ク ポ イ ン ト か ら な く な り ます。 例 例 2-13 break-stop-on-vmid break-stop-on-vmid 1 2 # ブレーク ポ イ ン ト 1 を vmid 2 に適用し ます。 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • info cores (2-93 ページ) • info threads (2-115 ページ) • resolve (2-150 ページ) • set arm (2-163 ページ) • set breakpoint (2-168 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-48 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.11 cd こ の コ マ ン ド は、 現在の作業デ ィ レ ク ト リ を変更 し ます。 構文 cd dir 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 デ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 dir 例 例 2-14 cd cd "\usr\source" # 現在の作業デ ィ レ ク ト リ を変更し ます。 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • pwd (2-146 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-49 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.12 clear こ の コ マ ン ド は、 特定の位置にあ る ブ レー ク ポ イ ン ト を削除 し ます。 構文 clear [[filename:]location|*address] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 address line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 引数を指定 し ない場合、 現在の PC のブ レー ク ポ イ ン ト が削除 さ れます。 例 例 2-15 clear clear *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にあ るブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア clear main # main() のア ド レ スにあ る ブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア clear SVC_Handler # ラベル SVC_Handler のア ド レ スにあ るブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア clear +1 # 次の ソース行のア ド レ スにあ るブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア clear my_File.c:main # my_File.c の main() のア ド レ スにあ る ブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア clear my_File.c:10 # my_File.c の行 10 のア ド レ スにあ るブレーク ポ イ ン ト を ク リ ア 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • clearwatch (2-52 ページ) • condition (2-53 ページ) • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • tbreak (2-233 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-50 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-51 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.13 clearwatch こ の コ マ ン ド は、 特定の位置にあ る ウ ォ ッ チポ イ ン ト を削除 し ます。 構文 clearwatch [filename:]symbol|*address 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 symbol グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルを指定 し ます。 配列ま たは構造 体に対 し ては、 要素ま たは メ ンバを指定す る 必要があ り ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 例 例 2-16 clearwatch clearwatch *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にあ る ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ク リ ア clearwatch my_File.c:myVar # my_File.c の myVar のア ド レ スにあ る ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ク リ ア 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • awatch (2-38 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-52 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.14 condition こ の コ マ ン ド は、 特定のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト に対 し てブ レー ク 条件を設定 し ます。 特定の式の値が true と 評価 さ れた場合、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト を停止 し 、 そ う でなければ実行を再開 し ます。 構文 condition number [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を 使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト に達 し た と き に評価す る 式を 指定 し ます。 expression を指定 し ない場合、 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の条件が削除 さ れ ます。 例 例 2-17 condition condition 1 myVar<5 # ブレーク ポ イ ン ト 番号 1 にブレーク条件 myVar<5 を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-53 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.15 continue こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト 実行を継続 し ます。 注 タ ーゲ ッ ト が実行 さ れ る と 、 即座に制御が戻 さ れ ます。 アプ リ ケーシ ョ ンが完了す る かブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で、 デバ ッ ガが制御を戻 さ ない よ う にす る には、 wait コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 continue [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 現在の位置でブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無視す る 回数 を指定 し ます。 count 例 例 2-18 continue continue continue 5 # ターゲ ッ ト の実行を継続 # ターゲ ッ ト の実行を継続し、 現在のブレーク ポ イ ン ト を 5 回無視 関連項目 • reverse-continue (2-152 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • advance (2-36 ページ) • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) • wait (2-243 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-54 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.16 core core は threads のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「thread, core (2-237 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-55 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.17 define 既存の コ マ ン ド か ら 新規ユーザ定義 コ マ ン ド を有効にす る こ と がで き ます。 ユーザ 定義の コ マ ン ド は、 スペース で区切 ら れた引数を受け取 り ます。 特定の引数を参照 す る には $arg0...$argn を使用 し 、 すべての付属の引数を参照す る には $argv を使用 し て、 式の中で引数を使用す る こ と がで き ます。 以下に例を示 し ます。 print 4+$arg0 # 最初の引数に 4 を加算し、 結果を出力 echo $argv # すべての引数をエ コー 構文 define cmd ... end 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 こ の コ マ ン ド 名に続けて 1 つ以上のデバ ッ ガ コ マ ン ド を入力 し ます cmd 各デバ ッ ガ コ マ ン ド を別の行に指定 し 、 最後に end コ マ ン ド を使用 し て define コ マ ン ド を終了 し ます。 注 既存の組み込み コ マ ン ド は再定義で き ません。 例 例 2-19 define # add-args コ マン ド を定義し て、 最初の 3 つの引数の合計を出力 define add-args print $arg0+$arg1+$arg2 end 関連項目 • document (2-66 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • end (2-74 ページ) • if (2-85 ページ) • while (2-248 ページ) • 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-56 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.18 delete breakpoints こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を削除 し ま す。 構文 delete [breakpoints] number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を 使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 number 注 ソ ース コ ー ド の 1 行に複数の ス テー ト メ ン ト が入力 さ れてい る 場合、 そ れ ら の ス テー ト メ ン ト には、 例えば n.n の よ う にサブ番号が割 り 当て ら れます。 複数の ス テー ト メ ン ト に設定 さ れたすべてのブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る には、 n.0 と 指定 し 、 個別の ス テー ト メ ン ト を指定す る には、 n.n と 指定 し ます。 number を指定 し ない場合、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト が削除 さ れ ます。 例 例 2-20 delete breakpoints delete breakpoints 1 # 番号 1 のブレーク ポ イ ン ト を削除 delete breakpoints 1 2 # 番号 1 と 2 のブレーク ポ イ ン ト を削除 delete breakpoints # すべてのブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を削除 delete breakpoint $ # 直前に作成さ れたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト を削除 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • clearwatch (2-52 ページ) • condition (2-53 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-57 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-58 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.19 delete memory こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を削除 し ます。 構文 delete memory number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 領域番号を指定 し ます。 こ れは、 領域の設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info mem を使用 し て、 すべての領域の メ ンバ と ス テー タ ス を表示す る こ と がで き ます。 number 例 例 2-21 delete memory delete memory 1 delete memory 1 2 delete memory $ # 領域番号 1 を削除 # 領域番号 1 と 2 を削除 # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ る メ モ リ 領域を削除 関連項目 • disable memory (2-63 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • enable memory (2-73 ページ) • info memory (2-102 ページ) • memory (2-127 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-59 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.20 directory こ の コ マ ン ド は、 ソ ース フ ァ イ ルを検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を定義 し ま す。 引数を指定せずに こ の コ マ ン ド を使用す る と 、 検索デ ィ レ ク ト リ がデフ ォ ル ト の設定に リ セ ッ ト さ れ ます。 現在の設定を表示す る には、 show コ マ ン ド を使用 し ま す。 構文 directory [path]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ソ ース フ ァ イ ルの検索のための追加のデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 こ れ は、 一覧の最初に追加 さ れます。 path 注 複数のデ ィ レ ク ト リ を指定で き ますが、 以下のいずれかで区切 る 必要が あ り ます。 • スペース • コ ロ ン (Unix) • セ ミ コ ロ ン (Windows) デフ ォ ル ト 検索用のデフ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ は以下の と お り です。 • コ ンパ イ ルデ ィ レ ク ト リ : $cdir • 現在の作業デ ィ レ ク ト リ : $cwd • 現在の イ メ ージデ ィ レ ク ト リ : $idir 例 例 2-22 デ ィ レ ク ト リ directory "\usr\source" # 検索 リ ス ト にデ ィ レ ク ト リ を追加 directory "\usr" "\My Src" # 検索 リ ス ト に 2 つのデ ィ レ ク ト リ を追加 # 最初のデ ィ レ ク ト リ が優先 directory # デフ ォル ト デ ィ レ ク ト リ に リ セ ッ ト 関連項目 • set substitute-path (2-188 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show directories (2-205 ページ) • show substitute-path (2-219 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-60 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.21 disable breakpoints こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無効に し ま す。 構文 disable [breakpoints] number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を 使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 number 注 ソ ース コ ー ド の 1 行に複数の ス テー ト メ ン ト が入力 さ れてい る 場合、 そ れ ら の ス テー ト メ ン ト には、 例えば n.n の よ う にサブ番号が割 り 当て ら れます。 複数の ス テー ト メ ン ト に設定 さ れたすべてのブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る には、 n.0 と 指定 し 、 個別の ス テー ト メ ン ト を指定す る には、 n.n と 指定 し ます。 number を指定 し ない場合、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト が無効にな り ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト のサブ コ マ ン ド はオプシ ョ ン です。 例 例 2-23 disable disable breakpoints 1 # ブレーク ポ イ ン ト 番号 1 を無効化 disable breakpoints 1 2 # ブレーク ポ イ ン ト 番号 1 と 2 を無効化 disable breakpoints # すべてのブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無効化 disable breakpoints $ # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト を無効化 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-61 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-62 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.22 disable memory こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を無効に し ます。 構文 disable memory number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number 領域番号を指定 し ます。 こ れは、 領域の設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info mem を使用 し て、 すべての領域の メ ンバ と ス テー タ ス を表示す る こ と がで き ます。 例 例 2-24 disable memory disable memory 1 # 領域番号 1 を無効化 disable memory 1 2 # 領域番号 1 と 2 を無効化 disable memory $ # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ る メ モ リ 領域を無効化 関連項目 • delete memory (2-59 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • enable memory (2-73 ページ) • info memory (2-102 ページ) • memory (2-127 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-63 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.23 disassemble こ の コ マ ン ド は、 特定のア ド レ ス周辺の関数の逆アセ ン ブ リ 、 ま たは特定のア ド レ ス範囲の逆アセ ン ブ リ を表示 し ます。 構文 disassemble [address [address|+size]] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 address ア ド レ ス を求め る 式を指定 し ます。 2 つの address 引数は、 指定 し た ア ド レ ス を含むア ド レ ス範囲を指定 し ます。 address 引数を指定 し な い場合、 デバ ッ ガは現在の フ レーム のプ ロ グ ラ ム カ ウ ン タ 周辺の 関数について逆アセ ン ブ リ を表示 し ます。 size 領域のサ イ ズ を指定 し ます。 例 例 2-25 disassemble disassemble # 現在の関数の逆アセンブ リ を表示 disassemble 0x8140 0x8157 # ア ド レ ス範囲 0x8140-0x8157 の逆アセンブ リ を表示 disassemble 0x8140 +0x18 # ア ド レ ス範囲 0x8140-0x8157 の逆アセンブ リ を表示 disassemble 0xC0040AC0 # ア ド レ ス範囲 0xC0040AC0-0xC0040ADC の逆アセンブ リ を表示 関連項目 • set arm (2-163 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-64 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.24 discard-symbol-file こ の コ マ ン ド は、 特定の フ ァ イ ルに関連す る デバ ッ グ情報を破棄 し ます。 構文 discard-symbol-file filename 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ、 共有 ラ イ ブ ラ リ 、 ま たは オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) モジ ュ ールを指定 し ます。 注 共有 ラ イ ブ ラ リ と OS モジ ュ ールは、 こ れ ら の タ イ プの フ ァ イ ルの ロ ー ド を サポー ト す る 接続に よ っ て異な り ます。 ロ ー ド 済みの フ ァ イ ルに関す る 情報は、 info files コ マ ン ド を使用 し て表示で き ます。 例 例 2-26 discard-symbol-file discard-symbol-file myFile.axf discard-symbol-file myLib.so discard-symbol-file myModule.ko # myFile.axf に関連する シンボルを破棄 # 共有ラ イ ブ ラ リ に関連する シンボルを破棄 # OS モジ ュールに関連する シンボルを破棄 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • cd (2-49 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • info os-modules (2-104 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-65 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.25 document こ の コ マ ン ド を使用す る と 、 新規ユーザ定義 コ マ ン ド の総合的なヘルプ を追加で き ます。 構文 document cmd ... end 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ユーザ定義 コ マ ン ド 名を指定 し ます。 cmd 複数行のテ キ ス ト のいずれかに説明を入力 し 、 最後に end コ マ ン ド を使 用 し て document コ マ ン ド を終了 し ます。 注 既存の組み込み コ マ ン ド の ド キ ュ メ ン ト は再定義で き ません。 例 例 2-27 document # 新規ユーザ定義 add-args コ マン ド の ド キ ュ メ ン ト document add-args こ のユーザ定義のコ マン ド は、 最初の 3 つの引数の合計を出力し ます end 関連項目 • define (2-56 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • end (2-74 ページ) • if (2-85 ページ) • while (2-248 ページ) • 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-66 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.26 down こ の コ マ ン ド は、 現在の フ レーム ポ イ ン タ を コ ール ス タ ッ ク の下方向、 つま り 最後 の フ レームの方向に移動 し ます。 ま た、 指定 さ れた フ レーム の関数名 と ソ ース行番 号を表示 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 down [offset] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 offset コ ール ス タ ッ ク で現在の フ レーム ポ イ ン タ か ら オ フ セ ッ ト さ れた フ レー ム を指定 し ます。 offset が指定 さ れていない場合、 デフ ォ ル ト は 1 です。 例 例 2-28 down down # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 1 フ レーム下に移動し て情報を表示 down 2 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 2 フ レーム下に移動し て情報を表示 関連項目 • down-silently (2-68 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • finish (2-78 ページ) • frame (2-80 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-67 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.27 down-silently こ の コ マ ン ド は、 現在の フ レーム ポ イ ン タ を コ ール ス タ ッ ク の下方向、 つま り 最後 の フ レームの方向に移動 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 down-silently [offset] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 コ ール ス タ ッ ク で現在の フ レーム ポ イ ン タ か ら オ フ セ ッ ト さ れた フ レー ム を指定 し ます。 offset が指定 さ れていない場合、 デフ ォ ル ト は 1 です。 offset 例 例 2-29 down-silently down-silently down-silently 2 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 1 フ レーム下に移動 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 2 フ レーム下に移動 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • finish (2-78 ページ) • frame (2-80 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-68 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.28 dump こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ ま たは式の結果か ら デー タ を読み出 し 、 フ ァ イ ルに書 き 込 みます。 構文 dump [format] memory filename start_address {end_address|+size} dump [format] value filename expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 出力形式を以下の中か ら 指定 し ます。 format binary バ イ ナ リ 。 こ れがデフ ォ ル ト です。 elf 32 ビ ッ ト ARM ELF。 elf64 64 ビ ッ ト ARM ELF。 ihex Intel Hex 32 ビ ッ ト 形式。 srec Motorola 32 ビ ッ ト 形式 (S レ コ ー ド )。 vhx バ イ ト 指向 16 進形式 (Verilog メ モ リ モデル)。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 start_address メ モ リ の開始ア ド レ ス を指定 し ます。 end_address メ モ リ の終了ア ド レ ス (指定 し た ア ド レ ス を含む) を指定 し ま す。 size 領域のサ イ ズ を指定 し ます。 expression ア ド レ ス を求め、 そのア ド レ ス にあ る デー タ が フ ァ イ ルに書 き 込 まれ る 式を指定 し ます。 例 例 2-30 dump dump memory myFile.bin 0x8000 0x8FFF # メ モ リ 0x8000 ~ 0x8FFF の内容を # バイナ リ フ ァ イル myFile.bin に追加 dump srec value myFile.m32 &myArray # myArray の内容を # Motorola 32 ビ ッ ト フ ァ イル myFile.m32 に追加 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • append (2-37 ページ) • restore (2-151 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-69 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.29 echo こ の コ マ ン ド は、 テ キ ス ト 文字列のみを表示 し ます。 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ は以下の よ う に使用で き ます。 • C エ ス ケープシーケ ン ス。 例えば、 "\n" を使用 し て改行を出力す る こ と がで き ます。 • 行頭お よ び末尾の スペース は、 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ でエ ス ケープ し ない限 り 表示 さ れ ません。 • 二重引用符で囲まれた文字列は、 二重引用符を含め、 その ま ま出力 さ れます。 構文 echo string 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 string 文字で構成 さ れた文字列を指定 し ます。 例 例 2-31 echo echo " initializing..." # 表示 : " initializing..." (二重引用符を含む) echo Stage 1\n # 表示 : Stage 1 (表示の後に改行) echo \ Init # 表示 : Init (行頭のスペース を含む) echo 4+4 # 表示 : 4+4 関連項目 • output (2-141 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • print, inspect (2-144 ページ) • printf() 形式のフ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ (2-9 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-70 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.30 enable breakpoints こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を有効に し ま す。 構文 enable [breakpoints] number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を 使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 number 注 ソ ース コ ー ド の 1 行に複数の ス テー ト メ ン ト が入力 さ れてい る 場合、 そ れ ら の ス テー ト メ ン ト には、 例えば n.n の よ う にサブ番号が割 り 当て ら れます。 複数の ス テー ト メ ン ト に設定 さ れたすべてのブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る には、 n.0 と 指定 し 、 個別の ス テー ト メ ン ト を指定す る には、 n.n と 指定 し ます。 number を指定 し ない場合、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト が有効にな り ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト のサブ コ マ ン ド はオプシ ョ ン です。 例 例 2-32 enable enable breakpoints 1 # ブレーク ポ イ ン ト 番号 1 を有効化 enable breakpoints 1 2 # ブレーク ポ イ ン ト 番号 1 と 2 を有効化 enable breakpoints # すべてのブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を有効化 enable breakpoints $ # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト を有効化 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • hbreak (2-82 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-71 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-72 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.31 enable memory こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のユーザ定義の メ モ リ 領域を有効に し ます。 構文 enable memory number… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number 領域番号を指定 し ます。 こ れは、 領域の設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info mem を使用 し て、 すべての領域の メ ンバ と ス テー タ ス を表示す る こ と がで き ます。 例 例 2-33 enable memory enable memory 1 # 領域番号 1 を有効化 enable memory 1 2 # 領域番号 1 と 2 を有効化 enable memory $ # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ る メ モ リ 領域を削除 関連項目 • delete memory (2-59 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disable memory (2-63 ページ) • info memory (2-102 ページ) • memory (2-127 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-73 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.32 end define、 if、 お よ び while の各 コ マ ン ド を使用 し た場合に、 こ の コ マ ン ド に よ っ て条件ブ ロ ッ ク を終了 し ます。 例 例 2-34 end # 条件に応じ て実行される コ マン ド が含まれた while ループを定義 # myVar はアプ リ ケーシ ョ ン コー ド の変数 while myVar<10 step wait x set myVar++ end 関連項目 • define (2-56 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • document (2-66 ページ) • if (2-85 ページ) • while (2-248 ページ) • 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-74 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.33 exit exit は quit のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「quit, exit (2-147 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-75 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.34 file, symbol-file こ の コ マ ン ド は、 イ メ ージか ら デバ ッ ガにデバ ッ グ情報を ロ ー ド し 、 後で run コ マ ン ド や start コ マ ン ド で使用す る ためにエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を記録 し ます。 続いて file コ マ ン ド を続けて使用す る と 、 新 し いデバ ッ グ情報を ロ ー ド す る 前に既存の情報 は破棄 さ れ ます。 デバ ッ グ情報を置換せずに追加す る には、 add-symbol-file コ マ ン ド を使 用 し ます。 注 PC レ ジ ス タ は、 こ の コ マ ン ド では設定で き ません。 構文 file [filename] [offset] [-option] symbol-file [filename] [offset] [-option] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ を指定 し ます。 filename を指定 し ない場合、 現在のデバ ッ グ情報 が破棄 さ れ ます。 offset イ メ ージ内のすべてのア ド レ ス に追加す る オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 offset を指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト は以下の と お り です。 option • イ メ ージはゼ ロ です。 • ラ イ ブ ラ リ の ロ ー ド ア ド レ ス は共有 ラ イ ブ ラ リ です。 アプ リ ケー シ ョ ン が指定 し た ラ イ ブ ラ リ が ロ ー ド さ れていない場合、 ラ イ ブ ラ リ が ロ ー ド さ れ、 オ フ セ ッ ト が決定で き る ま で要求が保留 さ れ ます。 デバ ッ グ情報の ロ ー ド 方法を以下の よ う に制御 し ます。 readnow すべてのデバ ッ グ情報を即座に ロ ー ド す る ための指 定です。 こ のオプシ ョ ンは メ モ リ の使用量が大 き い ので、 ロ ー ド には時間がかか り ますが、 デバ ッ グの 所要時間は短縮 さ れ ます。 demandload こ の指定では、 デバ ッ ガか ら の要求があ っ た と き に、 デバ ッ グ情報が ロ ー ド さ れます。 こ のオプシ ョ ン で は ロ ー ド 時間が短縮 さ れ、 メ モ リ の使用量 も 小 さ く な り ますが、 デバ ッ グの速度が低下す る こ と があ り ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 例 例 2-35 file, symbol-file file "myFile.axf" # デバ ッ グ情報をオンデマン ド で ロー ド file "images\myFile.axf" # デバ ッ グ情報をオンデマン ド で ロー ド file # 現在のすべてのデバ ッ グ情報を破棄 file "myFile.axf" -readnow # すべてのデバ ッ グ情報を ロー ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-76 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • cd (2-49 ページ) • discard-symbol-file (2-65 ページ) • load (2-122 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-77 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.35 finish こ の コ マ ン ド は、 選択 し た数の ス タ ッ ク フ レーム が終了 し た次の命令ま で、 タ ー ゲ ッ ト を実行 し ます。 構文 finish [n] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 n 実行を終了す る ま でに処理す る ス タ ッ ク フ レーム の数。 デフ ォ ル ト は 1 です。 例 例 2-36 finish finish finish 5 # 現在のス タ ッ ク フ レームが終了する まで実行を継続 # 5 つのス タ ッ ク フ レームが終了する まで実行を継続 関連項目 • reverse-step-out (2-157 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down (2-67 ページ) • down-silently (2-68 ページ) • frame (2-80 ページ) • next (2-137 ページ) • nexts (2-139 ページ) • step (2-228 ページ) • steps (2-230 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-78 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.36 flash load こ の コ マ ン ド は、 イ メ ージのセ ク シ ョ ン を 1 つ以上の フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス に ロ ー ド し ます。 構文 flash load filename [device[:parameter=value]…]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ を指定 し ます。 device フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス名を指定 し ます。 こ のオプシ ョ ンは、 指定のデバ イ ス のみに ロ ー ド を制限す る 場合に使用 し ます。 parameter オーバー ラ イ ド す る パ ラ メ ー タ ま たはパ ラ メ ー タ の コ ン マ区切 り リ ス ト を指定 し ます。 device を指定 し ない場合、 すべてのデバ イ ス が ロ ー ド さ れます。 こ れはフ ラ ッ シ ュ デ バ イ ス領域に対応 し た イ メ ージのセ ク シ ョ ンに よ っ て異な り ます。 現在の タ ーゲ ッ ト の フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス に関す る 情報は、 info flash コ マ ン ド を使用 し て 表示で き ます。 例 例 2-37 flash load flash load "foo.axf" # フ ァ イルを フ ラ ッ シ ュに ロー ド flash load "foo.axf" MainFlash:ramAddress=0x20000100,ramSize=0xFF00 # フ ァ イルを フ ラ ッ シ ュデバイ スに ロー ド し て、 パラ メ ータ をオーバーラ イ ド 関連項目 • info flash (2-95 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-79 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.37 frame こ の コ マ ン ド は、 コ ール ス タ ッ ク に現在の フ レーム ポ イ ン タ を設定 し ます。 ま た指 定 し た フ レーム の関数名 と ソ ース行番号を表示 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 frame [number] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number フ レーム番号を指定 し ます。 デフ ォ ル ト の現在の フ レーム です。 例 例 2-38 frame frame 1 frame # ス タ ッ ク フ レーム 1 に移動し、 それに関する情報を表示 # 現在のフ レームポ イ ン タにあ る ス タ ッ ク フ レームの情報を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • finish (2-78 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-80 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.38 handle こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上のシ グナル ま たはプ ロ セ ッ サ例外に関す る ハン ド ラ 設定を 制御 し ます。 デフ ォ ル ト のハン ド ラ 設定は、 デバ ッ グ ア ク テ ィ ビ テ ィ の タ イ プに よ っ て異な り ます。 デフ ォ ル ト では、 例えば Linux カーネルの接続の場合、 すべての シ グナルが タ ーゲ ッ ト 上の Linux に よ っ て処理 さ れ ます。 現在の設定を表示す る に は、 info signals コ マ ン ド を使用 し ます。 デバ ッ ガは、 gdbserver を使用 し て リ モー ト タ ーゲ ッ ト 上で動作す る アプ リ ケーシ ョ ンに接続 さ れてい る 場合は Unix シ グナルを処理 し ますが、 ベア メ タ ルではプ ロ セ ッ サ例外を処理 し ます。 構文 handle [name]… keyword… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 name シ グナル ま たはプ ロ セ ッ サ例外名を指定 し ます。 keyword 以下のキー ワ ー ド を指定 し ます。 noprint 出力のプ ロ パテ ィ を無効に し ます。 nostop 停止のプ ロ パテ ィ を無効に し ます。 print 出力のプ ロ パテ ィ を有効に し ます。 gdbserver を使用 し てい る 場合、 デバ ッ ガは stop が有効な場合のみ出力 で き ます。 stop 停止 と 出力のプ ロ パテ ィ を有効に し ます。 name を指定 し ない場合、 すべてのハン ド ラ 設定が変更 さ れます。 例 例 2-39 handle handle SVC stop handle IRQ noprint handle noprint # SVC ハン ド ラ の停止 と 出力を有効化 # IRQ ハン ド ラ の出力を無効化 # すべてのハン ド ラ の出力を無効化 関連項目 • info signals, info handle (2-110 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-81 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.39 hbreak こ の コ マ ン ド は、 特定の位置にハー ド ウ ェ ア実行ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 ま た、 if ス テー ト メ ン ト を使用 し て、 条件式が true と 評価 さ れ る 場合のみ停止す る よ う に条件ブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る こ と も で き ます。 こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト の数は、 通常、 制限があ り ます。 使用可能なハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト をすべて使用 し て し ま っ た場合、 使用 し ないハー ド ウ ェ ア ブ レー ク ポ イ ン ト を削除す る か無効化 し ます。 共有オブジ ェ ク ト 内に設定 さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たはカーネルモジ ュ ールは、 共有オブジ ェ ク ト ま たはカーネルモジ ュ ールがア ン ロ ー ド さ れ る と 保留中にな り ま す。 構文 hbreak [-d] [-p] [[filename:]location|*address] [thread|core number…] [vmid vmid] [if expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ブ レー ク ポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ブ レー ク ポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ブ レー ク ポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 現在の ス レ ッ ド を参照す る には、 $thread を使 用 し ます。 number を指定 し ない場合は、 すべての ス レ ッ ド にブ レー ク ポ イ ン ト が適用 さ れます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ます。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き に、 評価す る 式を指定 し ます。 引数を指定 し ない場合、 現在の PC にハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト が設定 さ れま す。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-82 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-40 hbreak hbreak *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak *0x8000 thread $thread # 現在のス レ ッ ド のア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak *0x8000 thread 1 3 # ス レ ッ ド 1 と 3 のア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak main # main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak SVC_Handler # ラベル SVC_Handler のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak +1 # 次の ソース行のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak my_File.c:main # my_File.c の main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak my_File.c:8 # my_File.c の行 8 のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 hbreak function1 if x>0 # x>0 の場合に停止する条件付き ブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • resolve (2-150 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-83 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.40 help こ の コ マ ン ド は、、 特定の コ マ ン ド ま たは コ マ ン ド のグループについてのヘルプ情報 を表示 し ます。 構文 help [command|group] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 command 個々の コ マ ン ド を指定 し ます。 group コ マ ン ド のグループ名を指定 し ます。 group_all すべての コ マ ン ド を グループ別に表示 し ます。 group_breakpoints ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の コ マ ン ド を表示 し ます。 group_data ソ ースデー タ を表示す る コ マ ン ド を表示 し ま す。 group_display 出力お よ び印刷設定 コ マ ン ド を表示 し ます。 group_files フ ァ イ ルに作用す る コ マ ン ド を表示 し ます。 group_info プ ロ グ ラ ム情報 コ マ ン ド を表示 し ます。 group_log メ ッ セージの ロ グ記録 コ マ ン ド を表示 し ます。 group_flash フ ラ ッ シ ュ コ マ ン ド を表示 し ます。 group_memory メ モ リ に作用す る コ マ ン ド を表示 し ます。 group_os オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム コ マ ン ド を表示 し ます。 group_registers レ ジ ス タ コ マ ン ド を表示 し ます。 group_running タ ーゲ ッ ト 実行お よ びス テ ッ プ実行グループ を表示 し ます。 group_show デバ ッ ガ設定の show コ マ ン ド を表示 し ます。 group_set デバ ッ ガ設定の set コ マ ン ド を表示 し ます。 group_scripts ス ク リ プ ト フ ァ イ ルで使用す る コ マ ン ド を表 示 し ます。 group_stack コ ール ス タ ッ ク コ マ ン ド を表示 し ます。 group_support サポー ト コ マ ン ド を表示 し ます。 例 例 2-41 help help load # ロー ド コ マン ド に関するヘルプ情報を表示 help print # print コ マン ド に関するヘルプ情報を表示 help group_breakpoints # ブレーク ポ イ ン ト コ マン ド およびウ ォ ッ チポ イ ン ト コ マン ド のグループを表示 help group_files # フ ァ イルコ マン ド のグループの表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-84 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.41 if こ の コ マ ン ド を使用す る と 、 デバ ッ ガ コ マ ン ド を条件付 き で実行す る ス ク リ プ ト を 作成で き ます。 構文 if condition ... else ... end 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 condition 条件式を指定 し ます。 続いて、 式が true と 評価 さ れた場合に実行 さ れ る 1 つ以上のデバ ッ ガ コ マ ン ド を使用 し た if ス テー ト メ ン ト を指定 し ます。 注 else ス テー ト メ ン ト はオプシ ョ ン で、 その後に続 く デバ ッ ガ コ マ ン ド は、 condition が false と 評価 さ れた場合のみ実行 さ れ ます。 デバ ッ ガ コ マ ン ド を それぞれ新 し い行に入力 し 、 end コ マ ン ド を使用 し て こ の if コ マ ン ド を終了 し ます。 例 例 2-42 if # 条件に応じ て実行される コ マン ド が含まれた if ス テー ト メ ン ト を定義 if $pc==0x80000 break info stack full end 関連項目 • define (2-56 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • document (2-66 ページ) • end (2-74 ページ) • while (2-248 ページ) • 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-85 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.42 ignore こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト 条件ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト 条件を無視す る 回 数を設定 し ます。 構文 ignore number count 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 count 設定 し たブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無視す る 回数を指 定 し ます。 無視す る 回数は、 条件が true に評価 さ れ る 場合にのみ増加 し ます info breakpoints を使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 例 例 2-43 ignore ignore 2 3 # ブレーク ポ イ ン ト 2 を 3 回無視 ignore $ 3 # 直前に作成さ れたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト を 3 回無視 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-86 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.43 info address こ の コ マ ン ド は、 シ ン ボルの位置を表示 し ます 構文 info address symbol 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 symbol シ ン ボルを指定 し ます。 例 例 2-44 info address info address mySymbol ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # シンボルの位置を表示し ます Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-87 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.44 info all-registers こ の コ マ ン ド は、 現在の ス タ ッ ク フ レーム の レ ジ ス タ の名前 と 内容を表示 し ます。 こ の コ マ ン ド では、 特に指定 し ない限 り 、 タ ーゲ ッ ト で使用で き る すべての レ ジ ス タ が表示 さ れ ます。 そのため、 コ プ ロ セ ッ サや浮動小数点レ ジ ス タ が提供 さ れてい る 場合は、 それ ら も あわせて表示 さ れます。 必要であれば、 info registers コ マ ン ド を使用 し て C/C++ アプ リ ケーシ ョ ンのデバ ッ グで よ く 使用 さ れ る レ ジ ス タ のみを表示す る こ と がで き ます。 アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド が関数を呼び出す と 、 通常、 呼び出 し 元関数が他の目的で レ ジ ス タ を使用で き る よ う に、 既存の レ ジ ス タ 値が保存 さ れ ます。 その後、 関数が 呼び出 し 元に戻 る と 、 元の レ ジ ス タ 値が復元 さ れます。 レ ジ ス タ 値を表示す る 際、 デバ ッ ガは、 現在選択 さ れてい る ス タ ッ ク フ レームに従っ て、 各関数呼び出 し の前 の実際の レ ジ ス タ の値を表示 し よ う と し ます。 そのため、 デバ ッ ガが実際の値を判 定で き ずに、 レ ジ ス タ に対 し て未定義の値が表示 さ れ る こ と があ り ます。 構文 info all-registers [group] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 group 特定の レ ジ ス タ のグループ名を指定 し ます。 group を指定 し ない場合、 す べての レ ジ ス タ と グループが表示 さ れます。 例 例 2-45 info all-registers info all-registers info all-registers USR # すべてのレジ ス タ に関する情報を表示 # ユーザモー ド のすべてのレジ ス タ に関する情報を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • frame (2-80 ページ) • info registers (2-107 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-88 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.45 info breakpoints, info watchpoints こ の コ マ ン ド は、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ス テー タ ス に関 す る 情報を表示 し ます。 注 こ の コ マ ン ド は、 最後に リ ス ト さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の 位置をデフ ォ ル ト のア ド レ ス変数 と し て設定 し ます。 x な ど一部の コ マ ン ド では、 ア ド レ ス が指定 さ れていない場合に、 こ のデフ ォ ル ト 値が使用 さ れ ます。 構文 info breakpoints info watchpoints 例 例 2-46 info breakpoints, info watchpoints info breakpoints # すべてのブレーク ポ イ ン ト およびウ ォ ッ チポ イ ン ト のス テータ ス を表示 関連項目 • awatch (2-38 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • clearwatch (2-52 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • rwatch (2-159 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) • watch (2-244 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-89 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.46 info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities こ の コ マ ン ド は、 現在の接続用のブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の コ マ ン ド で使用可能なパ ラ メ ー タ の一覧を表示 し ます。 構文 info breakpoints capabilities info watchpoints capabilities 例 例 2-47 info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities info breakpoints capabilities # 現在の接続用のパラ メ ータ の一覧を表示 関連項目 • awatch (2-38 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • clearwatch (2-52 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • rwatch (2-159 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) • watch (2-244 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-90 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.47 info capabilities こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガに現在接続 さ れてい る タ ーゲ ッ ト デバ イ ス の機能の一覧 を表示 し ます。 詳細については、 ご使用の タ ーゲ ッ ト のマニ ュ アルを参照 し て く だ さ い。 構文 info capabilities 例 例 2-48 info capabilities info capabilities # ターゲ ッ ト デバイ スの機能を表示 関連項目 • reset (2-149 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-91 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.48 info classes こ の コ マ ン ド は、 C++ ク ラ ス名を表示 し ます。 構文 info classes [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ク ラ ス名ま たは ワ イ ル ド カー ド 式を指定 し ます。 ワ イ ル ド カー ド 式を使 用す る と 、 よ り 高度なパ タ ーン マ ッ チン グ を実行で き ます。 expression を指定 し ない場合、 すべての ク ラ ス が表示 さ れ ます。 例 例 2-49 info classes info classes info classes m* # すべての ク ラ スに関する情報を表示 # m で始ま る名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=glob の場合) info classes my_class[0-9]+ # my_class の後に数字が付いた名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=regex の場合) 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set wildcard-style (2-192 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-92 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.49 info cores こ の コ マ ン ド は、 プ ロ セ ッ サの リ ス ト を表示 し ます。 表示 さ れ る 項目は、 番号 (デ バ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れた一意の番号)、 名前、 現在の状態、 関連の ス タ ッ ク フ レーム (関数名や ソ ース行番号な ど) です。 構文 info cores 例 例 2-50 info cores info cores # すべてのプロ セ ッ サを表示 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-93 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.50 info files, info target こ の コ マ ン ド は、 ロ ー ド 済みの イ メ ージお よ びシ ン ボルに関す る 情報を表示 し ます。 構文 info files info target 例 例 2-51 info files, info target info files # ロー ド 済みの イ メ ージおよびシンボルに関する情報を表示 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • discard-symbol-file (2-65 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-94 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.51 info flash こ の コ マ ン ド は、 現在の タ ーゲ ッ ト の フ ラ ッ シ ュ デバ イ ス に関す る 情報を表示 し ま す。 構文 info flash 例 例 2-52 info flash info flash # 現在のフ ラ ッ シ ュデバイ スに関する情報を表示 関連項目 • flash load (2-79 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-95 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.52 info frame こ の コ マ ン ド は、 選択 し た フ レーム に関す る 以下の情報を表示 し ます。 • ス タ ッ ク フ レームのア ド レ ス • 現在の PC のア ド レ ス • 保存 さ れた PC のア ド レ ス • • 呼び出 し 元フ レーム のア ド レ ス ソ ース言語 • • • • フ レーム引数お よ び関連す る ア ド レ ス ロ ーカル変数のア ド レ ス 前の フ レーム の ス タ ッ ク ポ イ ン タ ア ド レ ス 保存 さ れた レ ジ ス タ お よ び関連す る 位置 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 info frame [number] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 フ レーム番号を指定 し ます。 number 引数を指定 し ない場合、 現在の フ レーム ポ イ ン タ に関す る ス タ ッ ク フ レーム の情報 が表示 さ れます。 例 例 2-53 info frame info frame 1 info frame # フ レーム 1 に関する情報を表示 # 現在の位置のス タ ッ ク フ レームに関する情報を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • frame (2-80 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-96 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.53 info functions こ の コ マ ン ド は、 すべての関数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 構文 info functions [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 関数名ま たは ワ イ ル ド カー ド 式を指定 し ます。 ワ イ ル ド カー ド 式を使用 す る と 、 よ り 高度なパ タ ーン マ ッ チン グ を実行で き ます。 expression expression を指定 し ない場合、 すべての関数が表示 さ れ ます。 例 例 2-54 info functions info functions info functions m* # すべての関数の情報を表示 # m で始ま る名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=glob の場合) info functions my_func[0-9]+ # my_func の後に数字が付いた名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=regex の場合) 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set wildcard-style (2-192 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-97 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.54 info handle info handle は、 info signals のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「info signals, info handle (2-110 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-98 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.55 info inst-sets こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 使用可能な命令セ ッ ト が表示 さ れ ます。 構文 info inst-sets 例 例 2-55 info inst-sets info inst-sets # 使用可能な命令セ ッ ト を表示し ます 関連項目 • set arm (2-163 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 show arm (2-197 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-99 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.56 info locals こ の コ マ ン ド は、 現在の ス タ ッ ク フ レーム に対応す る 関数でア ク セ ス で き る 、 すべ ての ロ ーカル変数を表示 し ます。 構文 info locals 例 例 2-56 info locals info locals ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # 現在のス タ ッ ク フ レームのすべてのローカル変数を表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-100 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.57 info members こ の コ マ ン ド は、 選択 し た ス タ ッ ク フ レームに対応す る 関数でア ク セ ス で き る 、 す べての ク ラ ス メ ンバ変数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 構文 info members [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ク ラ ス メ ンバの名前ま たは構造体、 共用体、 ま たは ク ラ ス変数を求め る ための C 式を指定 し ます。 expression を指定 し ない場合、 this ポ イ ン タ に よ っ て特定 さ れ る 現在の関数のすべての メ ンバが表示 さ れ ます。 注 -O2 な ど の高度な コ ンパ イ ラ 最適化レベルを、 --debug と 組み合わせて使 用す る と 、 オブジ ェ ク ト コ ー ド と ソ ース コ ー ド と の間のマ ッ プが明確で ないために、 デバ ッ グ ビ ュ ーの質が許容で き ない程度ま で低下す る こ と があ り ます。 コ ンパ イ ラ が this ポ イ ン タ の削除に よ る 最適化を行 う 場合、 式を指定せずに info members コ マ ン ド を使用す る と 、 エ ラ ーが発生 し ます。 例 例 2-57 info members info members # 現在の関数の メ ンバを表示 info members my_Struct[0-9]+ # 一致する構造体変数の メ ンバを表示 関連項目 • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-101 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.58 info memory こ の コ マ ン ド は、 すべての メ モ リ 領域の属性を表示 し ます。 構文 info memory 例 例 2-58 info memory info memory # すべての メ モ リ 領域の属性を表示 関連項目 • delete memory (2-59 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disable memory (2-63 ページ) • enable memory (2-73 ページ) • memory (2-127 ページ) • memory debug-cache (2-130 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-102 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.59 info os-log こ の コ マ ン ド は、 こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) の ロ グバ ッ フ ァ の内容を表示 し ます。 Linux では、 こ れはカーネル dmesg ロ グの内容です。 注 こ の コ マ ン ド を使用す る 前に、 Linux カーネル接続を確立 し 、 タ ーゲ ッ ト を停止 し て お く 必要があ り ます。 構文 info os-log 例 例 2-59 info os-log info os-log # OS ロ グバ ッ フ ァ を表示 関連項目 • info os-modules (2-104 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-version (2-105 ページ) • info processes (2-106 ページ) • set os (2-178 ページ) • show os (2-211 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-103 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.60 info os-modules こ の コ マ ン ド は、 こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 ロ ー ド 可能な カーネルモ ジ ュ ールの一覧を表示 し ます。 注 ロ ー ド 可能なモジ ュ ールを検出す る には、 デバ ッ ガ内で接続が確立 し てお り 、 OS サ ポー ト が有効にな っ てい る 必要があ り ます。 デバ ッ ガの OS サポー ト は、 set os コ マ ン ド を使用 し て制御で き ます。 構文 info os-modules [-s] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 モジ ュ ールのセ ク シ ョ ン情報が表示 さ れます。 s 例 例 2-60 info os-modules info os-modules # ロー ド 済みの OS モジ ュールに関する情報が表示されます。 関連項目 • info os-log (2-103 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-version (2-105 ページ) • info processes (2-106 ページ) • set os (2-178 ページ) • show os (2-211 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-104 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.61 info os-version こ の コ マ ン ド は、 こ の機能をサポー ト す る 接続に関 し て、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) のバージ ョ ン を表示 し ます。 構文 info os-version 例 例 2-61 info os-version info os-version # OS のバージ ョ ンが表示されます。 関連項目 • info os-log (2-103 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-modules (2-104 ページ) • info processes (2-106 ページ) • set os (2-178 ページ) • show os (2-211 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-105 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.62 info processes こ の コ マ ン ド は、 すべてのユーザ空間プ ロ セ ス の リ ス ト を表示 し ます。 表示 さ れ る 項目は、 番号 (デバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れた一意の番号)、 OS ID (pid)、 OS 親 ID、 種類、 OS の状態、 現在の状態、 関連の ス タ ッ ク フ レーム (関数名や ソ ース行番 号な ど) です。 構文 info processes 例 例 2-62 info processes info processes # すべてのユーザ空間プロ セス を表示 関連項目 • info os-log (2-103 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-modules (2-104 ページ) • info os-version (2-105 ページ) • info threads (2-115 ページ) • set os (2-178 ページ) • show os (2-211 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-106 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.63 info registers こ の コ マ ン ド は、 現在の ス タ ッ ク フ レーム の レ ジ ス タ の名前 と 内容を表示 し ます。 こ の コ マ ン ド では、 C/C++ アプ リ ケーシ ョ ンのデバ ッ グで よ く 使用 さ れ る 一部の レ ジ ス タ のみが表示 さ れます。 すべての レ ジ ス タ を表示す る には、 info all-registers を使用 し ます。 アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド が関数を呼び出す と 、 通常、 呼び出 し 元関数が他の目的で レ ジ ス タ を使用で き る よ う に、 既存の レ ジ ス タ 値が保存 さ れ ます。 その後、 関数が 呼び出 し 元に戻 る と 、 元の レ ジ ス タ 値が復元 さ れます。 レ ジ ス タ 値を表示す る 際、 デバ ッ ガは、 現在選択 さ れてい る ス タ ッ ク フ レームに従っ て、 各関数呼び出 し の前 の実際の レ ジ ス タ の値を表示 し よ う と し ます。 そのため、 デバ ッ ガが実際の値を判 定で き ずに、 レ ジ ス タ に対 し て未定義の値が表示 さ れ る こ と があ り ます。 構文 info registers [register] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 レ ジ ス タ 名を指定 し ます。 register を指定 し ない場合、 すべてのアプ リ ケーシ ョ ン レベルの レ ジ ス タ が表示 さ れます。 register 例 例 2-63 info registers info registers info registers pc # すべてのアプ リ ケーシ ョ ン レベルのレ ジス タ に関する情報を表示 # PC レジ ス タ に関する情報を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • frame (2-80 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-107 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.64 info semihosting こ の コ マ ン ド は、 すべてのセ ミ ホ ス テ ィ ン グ情報を表示 し ます。 構文 info semihosting [server|clients|all] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 all セ ミ ホ ス テ ィ ン グサーバの リ ス ナポー ト 。 接続 し てい る ク ラ イ ア ン ト の 一覧、 お よ び ヒ ープ と ス タ ッ ク に関す る 情報を表示 し ます。 こ れがデ フ ォ ル ト です。 server セ ミ ホ ス テ ィ ン グサーバの リ ス ナポー ト に関す る 情報を表示 し ます。 clients セ ミ ホ ス テ ィ ン グの stdin、 stdout、 stderr の各セ ミ ホ ス テ ィ ン グ ス ト リ ームに 関す る 情報を表示 し ます。 ま た接続 さ れた ク ラ イ ア ン ト の一覧 も あわせ て表示 さ れます。 heap デバ ッ ガが ヒ ープの初期化に使用 し た ヒ ープ情報を表示 し ます。 注 こ の情報は、 デバ ッ ガが初期化を実行す る 場合のみ表示 さ れます。 stack デバ ッ ガが ス タ ッ ク の初期化に使用 し た ス タ ッ ク 情報を表示 し ます。 注 こ の情報は、 デバ ッ ガが初期化を実行す る 場合のみ表示 さ れます。 例 例 2-64 info semihosting info semihosting # すべてのセ ミ ホ ス テ ィ ング情報を表示 info semihosting clients # セ ミ ホ ス テ ィ ング ス ト リ ームの ク ラ イ アン ト 情報を表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-108 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.65 info sharedlibrary こ の コ マ ン ド は、 ロ ー ド さ れた共有 ラ イ ブ ラ リ の名前、 ベース ア ド レ ス、 お よ び共 有 ラ イ ブ ラ リ のデバ ッ グ シ ン ボルが ロ ー ド 済みか ど う か を表示 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 info sharedlibrary [/order] [/sort_by] [/group] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 order sort_by group ソ ー ト 順序を指定 し ます。 a 昇順。 こ れがデフ ォ ル ト です。 d 降順。 共有オブジ ェ ク ト の ソ ー ト 順序を指定 し ます。 b ベース ア ド レ ス に基づいて ソ ー ト し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 n ラ イ ブ ラ リ 名に基づいて ソ ー ト し ます。 デバ ッ グ シ ン ボルを グループ化す る か を指定 し ます。 s ロ ー ド 済みのシ ン ボル、 未 ロ ー ド のシ ン ボルの順にグ ループ化 し ます。 sn 未 ロ ー ド のシ ン ボル、 ロ ー ド 済みのシ ン ボルの順にグ ループ化 し ます。 例 例 2-65 info sharedlibrary info sharedlibrary # 共有ラ イ ブ ラ リ をベース ア ド レ スの昇順に表示 info sharedlibrary /n # 共有ラ イ ブ ラ リ を ラ イ ブ ラ リ 名の昇順に表示 info sharedlibrary /d # 共有ラ イ ブ ラ リ をベース ア ド レ スの降順に表示 info sharedlibrary /n /a /s # 共有ラ イ ブ ラ リ を ロー ド 済み、 未ロー ド の順にグループ化し、 # ラ イ ブ ラ リ 名の昇順に ソー ト し て表示 関連項目 • nosharedlibrary (2-140 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 sharedlibrary (2-193 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-109 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.66 info signals, info handle こ の コ マ ン ド は、 シ グナルま たはプ ロ セ ッ サ例外の処理に関す る 情報を表示 し ます。 デバ ッ ガは、 gdbserver を使用 し て リ モー ト タ ーゲ ッ ト 上で動作す る アプ リ ケーシ ョ ンに接続 さ れてい る 場合は Unix シ グナルを処理 し ますが、 ベア メ タ ルではプ ロ セ ッ サ例外を処理 し ます。 構文 info signals [name] info handle [name] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 シ グナル名を指定 し ます。 name を指定 し ない場合、 すべてのハン ド ラ 設定が表示 さ れます。 name 例 例 2-66 info signals, info handle info signals info signals IRQ # すべてのシグナルに関する情報を表示 # IRQ シグナルに関する情報を表示 関連項目 • handle (2-81 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-110 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.67 info sources こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ グ対象の現在の イ メ ージで使用 さ れてい る ソ ース フ ァ イ ル の名前を表示 し ます。 可能であれば、 こ の ソ ース フ ァ イ ル名は、 ホ ス ト シ ス テ ム上 の場所に解決 さ れ ます。 構文 info sources 例 例 2-67 info sources info sources # ソース フ ァ イル名を表示し ます。 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-111 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.68 info stack, backtrace, where こ の コ マ ン ド は、 関数名や ソ ース行番号な ど、 呼び出 し 元ス タ ッ ク フ レーム の番号 付 き 一覧を表示 し ます。 set backtrace を使用 し て、 デフ ォ ル ト の コ ール ス タ ッ ク の表示設 定を制御す る こ と がで き ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 info stack [n|-n] [full] backtrace [n|-n] [full] where [n|-n] [full] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 n コ ール ス タ ッ ク の最後か ら n フ レーム を指定 し ます。 -n コ ール ス タ ッ ク の最初か ら n フ レーム を指定 し ます。 full ロ ーカル変数を追加で表示す る こ と を指定 し ます。 例 例 2-68 info stack, backtrace, where info stack backtrace -5 backtrace full where # コールス タ ッ ク を表示 # コールス タ ッ ク の最初か ら 5 フ レーム を表示 # ローカル変数を含め、 すべての コールス タ ッ ク を表示 # コールス タ ッ ク を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • frame (2-80 ページ) • info frame (2-96 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • set backtrace (2-166 ページ) • show backtrace (2-199 ページ) • thread, core (2-237 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-112 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.69 info symbol こ の コ マ ン ド は、 特定のア ド レ ス にあ る シ ン ボル名を表示 し ます。 構文 info symbol address 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 例 例 2-69 info symbol info symbol 0x8000 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # ア ド レ ス 0x8000 にあ る シンボルの名前を表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-113 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.70 info target info target は、 info files のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「info files, info target (2-94 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-114 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.71 info threads こ の コ マ ン ド は、 すべての ス レ ッ ド の リ ス ト を表示 し ます。 表示 さ れ る 項目は、 番 号 (デバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れた一意の番号)、 OS ID (pid)、 OS 親 ID、 種類、 OS の状態、 現在の状態、 関連の ス タ ッ ク フ レーム (関数名や ソ ース行番号な ど) で す。 注 カーネルデバ ッ グの際、 こ の コ マ ン ド はカーネル ス レ ッ ド のみを表示 し ます。 ユー ザ空間プ ロ セ ス には、 info processes コ マ ン ド を使用で き ます。 構文 info threads 例 例 2-70 info threads info threads # すべてのス レ ッ ド の表示 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • info processes (2-106 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-115 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.72 info variables こ の コ マ ン ド は、 グ ロ ーバル変数お よ び静的変数の名前 と デー タ 型を表示 し ます。 構文 info variables [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 シ ン ボル名ま たは ワ イ ル ド カー ド 式を指定 し ます。 ワ イ ル ド カー ド 式を使用す る と 、 よ り 高度なパ タ ーン マ ッ チン グ を実行で き ま す。 expression expression を指定 し ない場合、 すべてのグ ロ ーバル変数 と 静的変数が 表示 さ れ ます。 例 例 2-71 info variables info variables info variables num info variables m* # すべての変数に関する情報を表示 # num 変数に関する情報を表示 # m で始ま る名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=glob の場合) info variables my_var[0-9]+ # my_var の後に数字が付いた名前に関する情報を表示 # (set wildcard-style=regex の場合) 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set wildcard-style (2-192 ページ) • set variable (2-191 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-116 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.73 info watchpoints info watchpoints は、 info breakpoints のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-117 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.74 inspect inspect は print のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「print, inspect (2-144 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-118 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.75 interrupt, stop こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト を中断 し 、 実行中であれば現在のアプ リ ケーシ ョ ン を 停止 し ます。 構文 interrupt stop 例 例 2-72 interrupt interrupt # 現在のアプ リ ケーシ ョ ンに割 り 込み 関連項目 • continue (2-54 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-119 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.76 list こ の コ マ ン ド は、 現在の位置ま たは指定 し た位置の周辺の ソ ース コ ー ド 行を表示 し ます。 デフ ォ ル ト では、 ソ ース コ ー ド の う ちの 10 行が表示 さ れ ますが、 開始 と 終了 の行番号を指定 し て表示す る こ と も で き ます。 デフ ォ ル ト 設定を変更す る には、 set listsize コ マ ン ド を使用 し ます。 コ マ ン ド 実行を繰 り 返す と 、 ソ ース フ ァ イ ル内を一定方向に移動 し なが ら 、 後続の ソ ース行を表示す る こ と がで き ます。 構文 list [[filename:]location|+|-|+offset|-offset]|[*address] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 line_num 行番号 first,last 開始 と 終了の行番号 function 関数 + 現在の位置 よ り 後の ソ ース行を表示 し ます。 - 現在の位置 よ り 前の ソ ース行を表示 し ます。 offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 デフ ォ ル ト 検索用のデフ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ は以下の と お り です。 • コ ンパ イ ルデ ィ レ ク ト リ : $cdir • 現在の作業デ ィ レ ク ト リ : $cwd • 現在の イ メ ージデ ィ レ ク ト リ : $idir directory コ マ ン ド を使用 し て、 追加の検索デ ィ レ ク ト リ を定義す る こ と がで き ます。 例 例 2-73 list list main # 現在の位置を main() に設定し、 ソース を表示 list +3 # 現在の位置を イ ン ク リ メ ン ト し、 ソース を表示 list # 現在の位置をデク リ メ ン ト し、 ソース を表示 list *0x8120 # 現在の位置をア ド レ ス 0x8120 に設定し、 ソース を表示 list 35 # 現在の位置を line 35 に設定し、 ソース を表示 list dhry_1.c:10,23 # dhry_1.c の ソース行 10 ~ 23 を表示 list *main # 現在の位置を main のア ド レ スに設定し、 ソース を表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-120 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • directory (2-60 ページ) • set listsize (2-177 ページ) • show listsize (2-210 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-121 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.77 load こ の コ マ ン ド は、 イ メ ージ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し 、 後で run コ マ ン ド や start コ マ ン ド で使用す る ためにエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を記録 し ます。 注 PC レ ジ ス タ は、 こ の コ マ ン ド では設定で き ません。 デバ ッ グ情報は、 こ の コ マ ン ド では ロ ー ド で き ません。 デバ ッ グ情報を ロ ー ド す る には、 add-symbol-file、 file、 ま たは loadfile のいずれか を使用 し ます。 構文 load [filename] [offset] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ を指定 し ます。 filename を指定 し ない場合、 前回の コ マ ン ド で指 定 さ れた実行可能 イ メ ージが ロ ー ド さ れ ます。 現在の イ メ ージお よ びシ ン ボルに関す る 情報は、 info files コ マ ン ド を使用 し て表示で き ます。 offset イ メ ージ内のすべてのア ド レ ス に加算す る オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 例 例 2-74 load load "myFile.axf" load "images\myFile.axf" load myFile.axf 0x2000 # イ メ ージを ロー ド # イ メ ージを ロー ド # オフセ ッ ト を 0x2000 と し て イ メ ージを ロー ド 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • cd (2-49 ページ) • discard-symbol-file (2-65 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • flash load (2-79 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-122 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.78 loadfile こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ グ情報をデバ ッ ガに ロ ー ド し 、 イ メ ージ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し 、 後で run コ マ ン ド や start コ マ ン ド で使用す る ためにエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を記録 し ます。 loadfile コ マ ン ド を続けて使用す る と 、 新 し いデバ ッ グ情報を ロ ー ド す る 前に既存の情報は破棄 さ れ ます。 注 PC レ ジ ス タ は、 こ の コ マ ン ド では設定で き ません。 構文 loadfile [filename] [offset] [-option] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ を指定 し ます。 filename を指定 し ない場合、 前回の コ マ ン ド で指 定 さ れた実行可能 イ メ ージが ロ ー ド さ れ ます。 現在の イ メ ージお よ びシ ン ボルに関す る 情報は、 info files コ マ ン ド を使用 し て表示で き ます。 offset option イ メ ージ内のすべてのア ド レ ス に加算す る オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 デバ ッ グ情報の ロ ー ド 方法を以下の よ う に制御 し ます。 readnow すべてのデバ ッ グ情報を即座に ロ ー ド す る ための指 定です。 こ のオプシ ョ ンは メ モ リ の使用量が大 き い ので、 ロ ー ド には時間がかか り ますが、 デバ ッ グの 所要時間は短縮 さ れ ます。 demandload こ の指定では、 デバ ッ ガか ら の要求があ っ た と き に、 デバ ッ グ情報が ロ ー ド さ れます。 こ のオプシ ョ ン で は ロ ー ド 時間が短縮 さ れ、 メ モ リ の使用量 も 小 さ く な り ますが、 デバ ッ グの速度が低下す る こ と があ り ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 例 例 2-75 loadfile loadfile "myFile.axf" # イ メ ージを ロー ド し、 要求に応じ てデバ ッ グ情報を ロー ド loadfile "images\myFile.axf" # イ メ ージを ロー ド し、 要求に応じ てデバ ッ グ情報を ロー ド loadfile myFile.axf 0x2000 # オフセ ッ ト を 0x2000 と し て イ メ ージを ロー ド し、 # 要求に応じ てデバ ッ グ情報を ロー ド loadfile "myFile.axf" -readnow # イ メ ージおよびすべてのデバ ッ グ情報を ロー ド 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • cd (2-49 ページ) • discard-symbol-file (2-65 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • flash load (2-79 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • load (2-122 ページ) • reload-symbol-file (2-148 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-123 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-124 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.79 log config こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガか ら 実行時 メ ッ セージ を出力す る ロ グ コ ン フ ィ ギ ュ レー シ ョ ン の タ イ プ を指定 し ます。 構文 log config option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 定義済みの ロ グ コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン ま たはユーザ定義の ロ グ コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルを指定 し ます。 info 定義済みの INFO レベル設定を使用す る 出力 メ ッ セージ。 こ れ がデフ ォ ル ト です。 debug 定義済みの DEBUG レベル設定を使用す る 出力 メ ッ セージ。 filename メ ッ セージの出力を カ ス タ マ イ ズす る ユーザ定義の ロ グ コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルを指定 し ます。 デバ ッ ガは log4j コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルを サポー ト し ます。 こ の コ マ ン ド は、 log file コ マ ン ド と 共に使用 し て、 メ ッ セージ を コ ン ソ ールだけでな く 、 フ ァ イ ルに も 出力す る こ と がで き ます。 例 例 2-76 log config log config debug # すべてのデバ ッ グ メ ッ セージを表示 関連項目 • log file (2-126 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Apache ロ グサービ ス の 、 http://logging.apache.org Log4j Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-125 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.80 log file こ の コ マ ン ド は、 コ ン ソ ールだけでな く 、 フ ァ イ ルに メ ッ セージ を出力 し ます。 構文 log file [filename] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename 出力フ ァ イ ルを指定 し ます。 filename を指定 し ない場合、 出力 メ ッ セージ は コ ン ソ ールにのみ送信 さ れ ます。 例 例 2-77 log file log file myOutput.log # デバ ッ ガ メ ッ セージを myOutput.log と コ ン ソールに出力 関連項目 • cd (2-49 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 log config (2-125 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-126 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.81 memory こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ 領域を定義 し ます。 こ れに よ り 、 メ モ リ 領域の ID を新 し い デバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 メ モ リ 領域の ス テー タ ス を削 除ま たは変更す る には、 こ の変数を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後 か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 構文 memory start_address {end_address|+size} [attributes]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 start_address 領域の開始ア ド レ ス を指定 し ます。 end_address 領域の終了ア ド レ ス (指定 し たア ド レ ス を含む) を指定 し ます。 ア ド レ ス空間の終わ り を表すシ ョ ー ト カ ッ ト と し て、 0x0 を使用で き ます。 size 領域のサ イ ズ を指定 し ます。 attributes 追加の属性を指定 し ます。 access_mode width 領域のア ク セ ス モー ド を指定 し ます。 na ア ク セ ス不可 ro 読み出 し 専用 wo 書 き 込み専用 rw 読み出 し / 書 き 込み。 こ れ がデフ ォ ル ト です。 ア ク セ ス幅を指定 し ます。 8 8 ビッ ト 16 16 ビ ッ ト 32 32 ビ ッ ト 64 64 ビ ッ ト 特定のア ク セ ス幅の指定は、 例えば、 一部の ペ リ フ ェ ラ ルへのア ク セ ス な ど、 メ モ リ 領域 がア ク セ ス幅に敏感な場合のみ必要です。 width を指定 し ない場合、 デバ ッ ガは使用で き る 任意のア ク セ ス幅を使用 し 、 通常、 最良のパ フ ォ ーマ ン ス が実現 さ れ ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 bp|nobp ソ フ ト ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト が領域内で設 定可能か ど う か を制御 し ます。 デフ ォ ル ト は bp です。 hbp|nohbp ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト が領域内で設 定可能か ど う か を制御 し ます。 デフ ォ ル ト は hbp です。 cache|nocache デバ ッ ガが メ モ リ 領域か ら 読みだ し たデー タ を キ ャ ッ シ ュ で き る か ど う か を制御 し ます。 メ モ リ のキ ャ ッ シ ュ を有効にす る と 、 デバ ッ ガのパフ ォ ーマ ン ス が向上 し ます。 外部 ソ ー ス に よ る 変更が可能な メ モ リ 領域は、 デバ ッ Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-127 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ガに よ る キ ャ ッ シ ュ を有効に し ないで く だ さ い。 こ れは例えば、 揮発性のペ リ フ ェ ラ ルな ど です。 nocache がデフ ォ ル ト です。 verify|noverify 書 き 込み操作の際、 値を読み出 し て書 き 込ん だ値 と 比較す る こ と に よ り 、 値を検証す る 必 要があ る か ど う か を制御 し ます。 verify オプシ ョ ン を使用す る 場合は、 rw 属性を指定 し て、 検証 操作が実行で き る よ う にす る 必要があ り ます。 一部のペ リ フ ェ ラ ルレ ジ ス タ は揮発性で、 そ の値を読み出す と 副作用 と し てその内容が変 更 さ れ る ので、 ペ リ フ ェ ラ ルが含まれてい る メ モ リ 領域は、 noverify と マー ク す る こ と をお勧 め し ます。 verify がデフ ォ ル ト です。 例 例 2-78 memory memory 0x1000 0x2FFF cache # RW 領域 0x1000 ~ 0x2FFF (キ ャ ッ シ ュ) を指定する memory 0x3000 0x7FFF ro 8 # 8 ビ ッ ト RO 領域 0x3000 ~ 0x7FFF (キ ャ ッ シ ュ な し) を指定する memory 0x8000 0x0 # RW 領域 0x8000 ~ 0xFFFF (キ ャ ッ シ ュ な し) を指定する 関連項目 • delete memory (2-59 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disable memory (2-63 ページ) • enable memory (2-73 ページ) • info memory (2-102 ページ) • memory auto (2-129 ページ) • memory debug-cache (2-130 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-128 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.82 memory auto こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ 領域をデフ ォ ル ト の タ ーゲ ッ ト 設定に リ セ ッ ト し 、 すべて のユーザ定義領域を破棄 し ます。 構文 memory auto 例 例 2-79 memory auto memory auto # デフ ォル ト の メ モ リ 領域に リ セ ッ ト し ます。 関連項目 • delete memory (2-59 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disable memory (2-63 ページ) • enable memory (2-73 ページ) • info memory (2-102 ページ) • memory (2-127 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-129 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.83 memory debug-cache こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガに よ る メ モ リ 領域のキ ャ ッ シ ュ を制御 し ます。 info mem を使 用す る と 、 キ ャ ッ シ ュ 属性を表示で き ます。 構文 memory debug-cache option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 off デバ ッ ガに よ る メ モ リ 領域のキ ャ ッ シ ュ を グ ロ ーバルに 無効に し ます。 すべての メ モ リ ア ク セ ス は、 タ ーゲ ッ ト に対 し て直接行われ ます。 on デバ ッ ガに よ る メ モ リ 領域のキ ャ ッ シ ュ を グ ロ ーバルに 有効に し ます。 キ ャ ッ シ ュ を グ ロ ーバルに有効にす る と 、 キ ャ ッ シ ュ 可能な メ モ リ 領域か ら の読み出 し 操作の 結果がキ ャ ッ シ ュ さ れ る こ と があ り ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 invalidate すべてのキ ャ ッ シ ュ を無効に し 、 次回の読み出 し が キ ャ ッ シ ュ か ら ではな く タ ーゲ ッ ト か ら 行われ る よ う に し ます。 例 例 2-80 memory debug-cache memory debug-cache off memory debug-cache invalidate # キ ャ ッ シ ュ を無効化 # すべてのキ ャ ッ シ ュ を無効化 関連項目 • info memory (2-102 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 memory (2-127 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-130 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.84 memory fill こ の コ マ ン ド は、 バ イ ト の特定パ タ ーン を メ モ リ に書 き 込みます。 構文 memory fill start_address {end_address|+offset} fill_size pattern 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 start_address 領域の開始ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 end_address 領域の終了ア ド レ ス (指定 し たア ド レ ス を含む) を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 offset 領域の長 さ をバ イ ト 単位で指定 し ます。 fill_size フ ィ ルす る パ タ ーンのサ イ ズ をバ イ ト 単位で指定 し ます。 pattern フ ィ ルす る パ タ ーン を定義す る 式を指定 し ます。 パ タ ーン が指定 さ れた領域 と 正確に一致 し ない場合は、 残 り のバ イ ト はパ タ ーン か ら 得 ら れ る 一部のバ イ ト で埋め ら れ ます。 例 例 2-81 memory fill memory fill 0x0 0xFFFFFFFF 4 0x12345678 # 0x0 を 0xFFFFFFFF に埋める # デフ ォル ト のア ク セス幅を使用し て整数値 0x12345678 を含める memory fill main (main+15) 1 (char)0x0 # symbol main か ら の 16 バイ ト を # バイ ト 値 0x0 で埋める 関連項目 • info memory (2-102 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • memory set (2-132 ページ) • memory set_typed (2-134 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-131 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.85 memory set こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ への書 き 込みを行い ます。 構文 memory set address width expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 address 最初の値を書 き 込むア ド レ ス を指定 し ます。 ア ド レ ス は、 指定 し た式の型に正 し く 整列 し てい る 必要があ り ます。 width メ モ リ の書 き 込みに使用す る ア ク セ ス幅 (ビ ッ ト 数) を指定 し ま す。 指定 し た メ モ リ 幅が書 き 込まれ る 値 よ り も 狭い場合、 複数回 のア ク セ ス に よ っ てその値が書 き 込ま れ ます。 以下に例を示 し ま す。 0 デバ ッ ガに よ る ア ク セ ス幅の決定を有効に し ます。 8 8 ビッ ト 16 16 ビ ッ ト 32 32 ビ ッ ト 64 64 ビ ッ ト ア ク セ ス幅は、 タ ーゲ ッ ト 、 ア ド レ ス領域、 お よ びア ド レ ス の整 列に依存 し ます。 場合に よ っ ては、 一部のア ク セ ス サ イ ズがサ ポー ト さ れていない こ と があ り ます。 中括弧に、 単一の式を含め る か、 複数の同 じ サ イ ズの式の集合を 含め る か を指定 し ます。 式が複数存在す る 場合、 値の型の幅に よ っ て決定 さ れた ア ド レ ス を使用 し て、 値が メ モ リ に順に書 き 込 まれます。 expression 注 こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ ア ド レ ス の値をデフ ォ ル ト のア ド レ ス変数 と し て設定 し ま す。 x な ど一部の コ マ ン ド では、 ア ド レ ス が指定 さ れていない場合に、 こ のデフ ォ ル ト 値が使用 さ れ ます。 例 例 2-82 memory set memory set 0x8000 0 "Hello" # 文字列を メ モ リ に書き込み memory set 0x1000 0 {(char)0x10,(char)0xFF,(char)1,(char)2,(char)3,(char)42} # これは以下のコ マン ド に相当し ます。 # set variable *(char*)0x1000 = (char)0x10 # set variable *(char*)0x1001 = (char)0xFF # set variable *(char*)0x1002 = (char)1 # set variable *(char*)0x1003 = (char)2 # set variable *(char*)0x1004 = (char)3 memory set 0x1008 0 0x1234 # set variable *(int*)0x1008 = 0x1234 に相当し ます。 memory set 0x1008 8 0x1234 # 結果は同じ ですが、 1 バイ ト ずつ 4 回書き込みが行われます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-132 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 関連項目 • info memory (2-102 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • memory fill (2-131 ページ) • memory set_typed (2-134 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-133 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.86 memory set_typed こ の コ マ ン ド は、 値の リ ス ト を メ モ リ に書 き 込みます。 構文 memory set_typed address type expressions 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 address 最初の値を書 き 込むア ド レ ス を指定 し ます。 ア ド レ ス は、 指定 し た type に正 し く 整列 し てい る 必要があ り ます。 type 一連の式がそれぞれ変換 さ れ る デー タ 型 と 、 メ モ リ 内の各値の幅 を指定 し ます。 例えば、 long を指定 し ます。 expressions スペース で区切 ら れた式の リ ス ト を指定 し ます。 式が スペース を 含んでい る 場合は丸括弧で囲む必要があ り ます。 式は評価 さ れ、 指定 さ れた型に変換 さ れて、 メ モ リ に順に書 き 込ま れます。 注 こ の コ マ ン ド は、 メ モ リ ア ド レ ス の値をデフ ォ ル ト のア ド レ ス変数 と し て設定 し ま す。 x な ど一部の コ マ ン ド では、 ア ド レ ス が指定 さ れていない場合に、 こ のデフ ォ ル ト 値が使用 さ れ ます。 例 例 2-83 memory set_typed memory set_typed 0x8000 (long long) 0x100 0x200 # これは以下のコ マン ド に相当し ます。 # set variable *((long long*)0x8000) = (long long)0x100 # set variable *((long long*)0x8008) = (long long)0x200 関連項目 • info memory (2-102 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • memory fill (2-131 ページ) • memory set (2-132 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-134 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.87 newvar こ の コ マ ン ド は、 新 し いデバ ッ ガの コ ン ビ ニエ ン ス変数を宣言 し 、 初期化 し ます。 コ ン ビ ニエ ン ス変数には動的な型があ り 、 割 り 当て ら れた あ ら ゆ る 値 と 型を取 る こ と がで き ます。 今後の使用に備え て情報を保存す る には、 コ ン ビ ニエ ン ス変数をデ バ ッ ガ ス ク リ プ ト で使用 し ます。 構文 newvar [global] $name [=initial_value] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 global 変数が global ス コ ープ を持つ よ う に指定 し ます。 global を指定 し ない 場合、 変数は構文ス コ ープ内で し かア ク セ ス で き ません。 name 新 し い変数の名前を指定 し ます。 名前は有効な C 識別子に し て、 接頭辞 $ を付け る 必要があ り ます。 intial_value 変数の初期値を指定 し ます。 初期値を指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト で、 変数は整数型の値 0 にな り ます。 注 • デバ ッ ガ ス ク リ プ ト と ト ッ プ レベルの イ ン タ ラ ク テ ィ ブ イ ン タ ープ リ タ は別個 の構文ス コ ープ と 見な さ れ、 非グ ロ ーバル コ ン ビ ニエ ン ス変数はチ ャ イ ル ド ま たはペア レ ン ト のデバ ッ ガ ス ク リ プ ト に表示 さ れ ません。 • define コ マ ン ド で作成 さ れたユーザ定義 コ マ ン ド は別の構文ス コ ープで、 周辺の ス ク リ プ ト 内で ま たは ト ッ プ レベルの イ ン タ ープ リ タ か ら 非グ ロ ーバル コ ン ビ ニエ ン ス変数を参照で き ません。 • if、 else、 お よ び while コ マ ン ド は新 し い構文ス コ ープ を定義 し て、 ス ク リ プ ト 、 ト ッ プ レベルの イ ン タ ープ リ タ 、 ま たはユーザ定義 コ マ ン ド の レベル ま でペア レ ン ト の構文ス コ ープ を継承 し ます。 • 構文ス コ ープ内で宣言 さ れた非グ ロ ーバル コ ン ビ ニエ ン ス変数は、 構文ス コ ー プの末尾で破棄 さ れ ます。 例 例 2-84 newvar define advance_hw # ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト を使用する ア ド レ ス まで # 実行さ れる新し いコ マン ド を定義。 hbreak $arg0 # ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト を最初のパラ メ ータ の値に設定。 newvar $bp_num = $ # ブレーク ポ イ ン ト の番号を新し い変数に保存 continue wait delete $bp_num # ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト を削除 end advance_hw 0x00008000 関連項目 • メ モ リ (2-20 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-135 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • watch (2-244 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-136 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.88 next こ の コ マ ン ド は、 アプ リ ケーシ ョ ン を ソ ース レベルで ス テ ッ プ実行 し 、 各 ソ ース行 の最初の命令で停止 し ますが、 すべての関数呼び出 し を ス テ ッ プオーバー し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る には、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ルす る 必要が あ り ます。 構文 next [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る ソ ース行の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た ソ ース行数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-85 next next next 5 # ソース行を 1 行実行 # ソース行を 5 行実行 関連項目 • reverse-next (2-153 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • finish (2-78 ページ) • nexti (2-138 ページ) • nexts (2-139 ページ) • step (2-228 ページ) • stepi (2-229 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-137 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.89 nexti こ の コ マ ン ド は、 アプ リ ケーシ ョ ン を命令レベルで ス テ ッ プ実行 し ますが、 すべて の関数呼び出 し を ス テ ッ プオーバー し ます。 構文 nexti [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る 命令の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た命令数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れます。 例 例 2-86 nexti nexti nexti 5 # 1 つの命令を実行 # 5 つの命令を実行 関連項目 • reverse-nexti (2-154 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • next (2-137 ページ) • nexts (2-139 ページ) • step (2-228 ページ) • stepi (2-229 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-138 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.90 nexts こ の コ マ ン ド は、 アプ リ ケーシ ョ ン を ソ ース レベルで ス テ ッ プ実行 し 、 各 ソ ース ス テー ト メ ン ト の最初の命令で停止 し ますが、 すべての関数呼び出 し を ス テ ッ プオー バー し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る には、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ルす る 必要があ り ます。 構文 nexts [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る ソ ース ス テー ト メ ン ト の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た ソ ース ス テー ト メ ン ト 数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-87 nexts nexts nexts 5 # 1 つの ソース ステー ト メ ン ト を実行 # 5 つの ソース ス テー ト メ ン ト を実行 関連項目 • finish (2-78 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • next (2-137 ページ) • nexti (2-138 ページ) • step (2-228 ページ) • stepi (2-229 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-139 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.91 nosharedlibrary こ の コ マ ン ド は、 ロ ー ド 済みのすべての共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを破棄 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 nosharedlibrary 例 例 2-88 nosharedlibrary nosharedlibrary # ロー ド 済みの共有ラ イ ブ ラ リ のシンボルを破棄 関連項目 • info sharedlibrary (2-109 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 sharedlibrary (2-193 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-140 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.92 output こ の コ マ ン ド は、 式の結果のみを表示 し ます。 こ れは print コ マ ン ド に似てい ますが、 結果をデバ ッ ガ変数に記録 し ません。 構文 output [/flag] expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 出力形式を以下の中か ら 指定 し ます。 flag x 16 進数 (16 進数で出力す る 前に、 符号な し 整数に値を キ ャ ス ト し ます) d 符号付 き 10 進数。 こ れがデフ ォ ル ト です。 u 符号な し 10 進数 o 8 進数 t バイナ リ a 絶対 16 進数ア ド レ ス c 文字 f 浮動小数点 s 式のデフ ォ ル ト 形式 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 expression 注 式が メ モ リ にア ク セ スす る 場合、 最後にア ク セ ス さ れた ア ド レ ス が、 デフ ォ ル ト のア ド レ ス変数 と し て設定 さ れます。 x な ど一部 の コ マ ン ド では、 ア ド レ ス が指定 さ れていない場合に、 こ のデ フ ォ ル ト 値が使用 さ れ ます。 例 例 2-89 output output (int*)8 output 4+4 output "initializing..." output $PC /x # 数値をポ イ ン タ と し てキ ャ ス ト # 式の結果を 10 進数で表示 # 進行情報を表示 # PC レ ジ ス タ のア ド レ ス を表示 (16 進数) 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • echo (2-70 ページ) • print, inspect (2-144 ページ) • x (2-249 ページ) • printf() 形式のフ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ (2-9 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-141 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.93 pause こ の コ マ ン ド は、 指定 し た時間にわた っ て ス ク リ プ ト の実行を一時的に停止 し ます。 構文 pause number[ ms | s ] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number 時間の長 さ を指定 し ます。 ms 時間の長 さ を ミ リ 秒単位で指定 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 s 時間の長 さ を秒単位で指定 し ます。 例 例 2-90 pause pause 1000 pause 0.5s ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # 1 秒間の一時停止 # 0.5 秒間の一時停止 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-142 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.94 preprocess こ の コ マ ン ド は、 評価 さ れた式ではな く 、 前処理 さ れた式を表示 し ます。 構文 preprocess [expression] 注 こ の機能は、 正確なマ ク ロ デバ ッ グ情報を生成す る コ ンパ イ ラ に よ っ て異な り ます。 例 例 2-91 preprocess アプ リ ケーシ ョ ンに以下の コ ー ド が含まれてい る 場合 #BASE_ADDRESS (0x1000) を定義 # REG_ADDRESS (BASE_ADDRESS + 0x10) を定義 int main () { return REG_ADDRESS; } デバ ッ グセ ッ シ ョ ン中に、 以下の式を使用 し て REG_ADDRESS を表示で き ます。 >preprocess REG_ADDRESS ((0x1000) + 0x10) こ れは出力 コ マ ン ド に よ る 出力 と し て式の値 と 比較 さ れます。 >print/x REG_ADDRESS 0x1010 関連項目 • print, inspect (2-144 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-143 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.95 print, inspect こ の コ マ ン ド は、 式の出力を表示す る (128 文字ま で ) と 共に、 結果を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 print コ マ ン ド の結果は、 その後 $ 文 字を使用 し て式の中で使用す る こ と がで き ます。 結果をデバ ッ ガ変数に記録 し ない 場合は、 output コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 print [/flag] [expression] inspect [/flag] [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 出力形式を以下の中か ら 指定 し ます。 flag x 16 進数 (16 進数で出力す る 前に、 符号な し 整数に値を キ ャ ス ト し ます) d 符号付 き 10 進数。 こ れがデフ ォ ル ト です。 u 符号な し 10 進数 o 8 進数 t バイナ リ a 絶対 16 進数ア ド レ ス c 文字 f 浮動小数点 s 式のデフ ォ ル ト 形式 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 expression を指定 し ない場合、 最後の式が繰 り 返 さ れ ます。 expression 注 式が メ モ リ にア ク セ スす る 場合、 最後にア ク セ ス さ れた ア ド レ ス が、 デフ ォ ル ト のア ド レ ス変数 と し て設定 さ れます。 x な ど一部 の コ マ ン ド では、 ア ド レ ス が指定 さ れていない場合に、 こ のデ フ ォ ル ト 値が使用 さ れ ます。 例 例 2-92 print, inspect print (int*)8 print 4+4 print "initializing..." print /x $PC # 数値をポ イ ン タ と し てキ ャ ス ト # 式の結果を 10 進数で表示 # 進行情報を表示 # PC レ ジ ス タ のア ド レ ス を表示 (16 進数) 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • echo (2-70 ページ) • output (2-141 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-144 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • x (2-249 ページ) • printf() 形式のフ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ (2-9 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-145 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.96 pwd こ の コ マ ン ド は、 現在の作業デ ィ レ ク ト リ を表示 し ます。 構文 pwd 例 例 2-93 pwd pwd # 現在の作業デ ィ レ ク ト リ を表示 関連項目 • cd (2-49 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-146 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.97 quit, exit こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガセ ッ シ ョ ン を終了 し ます。 構文 quit exit 例 例 2-94 quit, exit quit ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # デバ ッ ガセ ッ シ ョ ン を終了 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-147 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.98 reload-symbol-file こ の コ マ ン ド は、 元の ロ ー ド 操作 と 同 じ 設定を使用 し て、 既に ロ ー ド さ れてい る イ メ ージか ら デバ ッ グ情報をデバ ッ ガに再 ロ ー ド し ます。 た と えば、 こ の コ マ ン ド を 使用 し て、 イ メ ージ を再ビル ド し た後にデバ ッ ガにデバ ッ グ情報を再 ロ ー ド で き ま す。 注 PC レ ジ ス タ は、 こ の コ マ ン ド では設定で き ません。 構文 reload-symbol-file [filename] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename 再 ロ ー ド す る イ メ ージ を指定 し ます。 イ メ ージが ロ ー ド さ れていない と 、 エ ラ ーが生成 さ れます。 例 例 2-95 reload-symbol-file reload-symbol-file "myFile.axf" # デバ ッ グ情報を再ロー ド 関連項目 • add-symbol-file (2-34 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • cd (2-49 ページ) • discard-symbol-file (2-65 ページ) • file, symbol-file (2-76 ページ) • info files, info target (2-94 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-148 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.99 reset こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト 上で リ セ ッ ト を実行 し ます。 reset コ マ ン ド の正確な動作 は、 デバ ッ グエージ ェ ン ト お よ び タ ーゲ ッ ト に依存 し ます。 以下に例を示 し ます。 • デバ ッ グエージ ェ ン ト は、 様々な方法で タ ーゲ ッ ト を リ セ ッ ト す る こ と がで き ます。 • タ ーゲ ッ ト 上の ス イ ッ チの位置。 • gdbserver を再開 し 、 ス ク リ プ ト が実行 さ れ る よ う に gdbserver 接続を設定す る こ と がで き ます。 詳細については、 ご使用の タ ーゲ ッ ト ま たはデバ ッ グエージ ェ ン ト のマニ ュ アルを 参照 し て く だ さ い。 注 リ セ ッ ト は、 デバ ッ ガに ロ ー ド さ れたシ ン ボルに影響を与え ません。 リ セ ッ ト の後、 レ ジ ス タ と メ モ リ に異な る 値が格納 さ れ る こ と があ り ます。 構文 reset [key] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 key リ セ ッ ト キーを指定 し ます。 リ セ ッ ト 機能は タ ーゲ ッ ト に依存 し 、 すべ ての タ ーゲ ッ ト で有効でない こ と があ り ます。 info capabilities を使用す る と 、 デバ ッ ガに現在接続 さ れてい る タ ーゲ ッ ト デバ イ ス の機能設定の一覧を 表示で き ます。 リ セ ッ ト キーの一般的なオプシ ョ ンは、 以下の と お り です。 app アプ リ ケーシ ョ ンの再起動。 system バ ス ま たはプ ロ セ ッ サ固有でない、 一般的なハー ド ウ ェア リ セッ ト 。 key を設定 し ない場合は、 最初に有効にな っ た リ セ ッ ト 機能が実行 さ れ ます。 例 例 2-96 reset reset reset app reset system # 最初に有効になった リ セ ッ ト 機能を実行 # アプ リ ケーシ ョ ンの再起動を実行 # 一般的なハー ド ウ ェ ア リ セ ッ ト を実行 関連項目 • info capabilities (2-91 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-149 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.100 resolve こ の コ マ ン ド は、 指定 さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を再評価 し 、 解決可能な ア ド レ ス を持つブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト が設定 さ れま す。 未解決のア ド レ ス は保留の ま ま残 り ます。 構文 resolve [number]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れ は、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を 使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ます。 number number を指定 し ない場合は、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト が再 評価 さ れ ます。 例 例 2-97 resolve resolve 1 resolve 1 2 resolve resolve $ # 番号 1 のブレーク ポ イ ン ト ま たはウ ォ ッ チポ イ ン ト を解決し ます。 # 番号 1 と 2 のブレーク ポ イ ン ト またはウ ォ ッ チポ イ ン ト を解決し ます。 # すべてのブレーク ポ イ ン ト またはウ ォ ッ チポ イ ン ト を解決し ます。 # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト ま たはウ ォ ッ チポ イ ン ト を解決し ます。 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-150 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.101 restore こ の コ マ ン ド は、 フ ァ イ ルか ら デー タ を読み出 し 、 メ モ リ に書 き 込みます。 構文 restore filename [binary] [offset [start_address [end_address|+size]]] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 binary バ イ ナ リ 形式を指定 し ます。 フ ァ イ ル形式は、 バ イ ナ リ フ ァ イ ル の場合のみ必要です。 他のすべての フ ァ イ ルは、 デバ ッ ガに よ っ て自動的に認識 さ れ ます。 デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れてい る フ ァ イ ル形式の一覧については、 append コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。 offset メ モ リ に書 き 込む前に イ メ ージ内のすべてのア ド レ ス に加算す る オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 一部の イ メ ージ形式には書 き 込むア ド レ ス がが含まれてお ら ず、 その場合、 オ フ セ ッ ト は イ メ ージが書 き 込まれ る 絶対ア ド レ ス です。 start_address 書 き 込み可能な最小ア ド レ ス を指定 し ます。 こ のア ド レ ス よ り 前 のデー タ は書 き 込まれ ません。 start_address を指定 し ない場合、 デ フ ォ ル ト はア ド レ ス 0 です。 end_address 書 き 込み可能な最大ア ド レ ス を指定 し ます。 こ のア ド レ ス よ り 後 のデー タ は書 き 込まれ ません。 end_address を指定 し ない場合、 デ フ ォ ル ト はア ド レ ス空間の最後尾です。 size 領域のサ イ ズ を指定 し ます。 例 例 2-98 restore restore myFile.bin binary 0x200 # 0x200 か ら開始されるバイナ リ フ ァ イル # myFile.bin の内容を復元 restore myFile.m32 0x100 0x8000 0x8FFF # Motorola 32 ビ ッ ト (S レ コー ド ) フ ァ イル内の # ア ド レ スに 0x100 を追加し、 # 0x8000 ~ 0x8FFF の内容を復元 関連項目 • append (2-37 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 dump (2-69 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-151 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.102 reverse-continue こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト に達す る ま で、 逆方向 への タ ーゲ ッ ト 実行を継続 し ます。 注 タ ーゲ ッ ト 実行が逆方向に開始 さ れ る と 、 即座に制御が戻 さ れ ます。 アプ リ ケー シ ョ ン がブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト で停止す る ま でデバ ッ ガが制御 を戻 さ ない よ う にす る には、 wait コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 reverse-continue [count] rc [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count ヒ ッ ト す る ブ レー ク ポ イ ン ト ま たは ウ ォ ッ チポ イ ン ト を無視す る 回数を 指定 し ます。 例 例 2-99 reverse-continue reverse-continue # ターゲ ッ ト の逆方向への実行を継続 reverse-continue 5 # ターゲ ッ ト の逆方向への実行を継続し、 # ブレーク ポ イ ン ト を 5 回無視 関連項目 • continue (2-54 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-152 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.103 reverse-next こ の コ マ ン ド は、 現在の関数の前の ソ ース行ま で実行を巻 き 戻 し ます。 アプ リ ケー シ ョ ン を ソ ース レベルで逆方向に ス テ ッ プ実行 し 、 現在の関数の前の ソ ース行で停 止 し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る には、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ル す る 必要があ り ます。 構文 reverse-next [count] rn [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 巻 き 戻す ソ ース行の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count ソ ース行数を巻 き 戻す前で も 、 巻 き 戻 し が即座に停止 さ れます。 例 例 2-100 reverse-next reverse-next reverse-next 5 # ソース行を 1 行逆方向にス テ ッ プ実行 # ソース行を 5 行逆方向にス テ ッ プ実行 関連項目 • next (2-137 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-153 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.104 reverse-nexti こ の コ マ ン ド は、 命令レベルで実行を巻 き 戻 し 、 すべての関数呼び出 し を ス テ ッ プ オーバー し ます。 構文 reverse-nexti [count] rni [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 巻 き 戻す命令の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count 命令を巻 き 戻す前で も 、 巻 き 戻 し が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-101 reverse-nexti reverse-nexti reverse-nexti 5 # 1 つの命令を逆方向にス テ ッ プ実行 # 5 つの命令を逆方向にス テ ッ プ実行 関連項目 • nexti (2-138 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-154 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.105 reverse-step こ の コ マ ン ド は、 現在の ソ ース行か ら 逆方向に ス テ ッ プ実行 し ます。 すべての関数 呼び出 し の ス テ ッ プ実行を含め、 アプ リ ケーシ ョ ン を ソ ース レベルで逆方向に ス テ ッ プ実行 し 、 各 ソ ース行の最初の命令で停止 し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る に は、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ルす る 必要があ り ます。 構文 reverse-step [count] rs [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 巻 き 戻す ソ ース行の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count ソ ース行数を巻 き 戻す前で も 、 巻 き 戻 し が即座に停止 さ れます。 例 例 2-102 reverse-step reverse-step reverse-step 5 # ソース行を 1 行逆方向にス テ ッ プ実行 # ソース行を 5 行逆方向にス テ ッ プ実行 関連項目 • step (2-228 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-155 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.106 reverse-stepi こ の コ マ ン ド は、 1 つの命令を逆方向に ス テ ッ プ実行 し ます。 アプ リ ケーシ ョ ン を命 令レベルで逆方向に ス テ ッ プ実行 し 、 すべての関数呼び出 し も ス テ ッ プ実行 し ます。 構文 reverse-stepi [count] rsi [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 巻 き 戻す命令の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count 命令を巻 き 戻す前で も 、 巻 き 戻 し が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-103 reverse-stepi reverse-stepi reverse-stepi 5 # 1 つの命令を逆方向にス テ ッ プ実行 # 5 つの命令を逆方向にステ ッ プ実行 関連項目 • stepi (2-229 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-156 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.107 reverse-step-out こ の コ マ ン ド は、 指定 さ れた ス タ ッ ク フ レーム の数で実行を巻 き 戻 し ます。 構文 reverse-step-out [n] rso [n] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 n 巻 き 戻すス タ ッ ク フ レーム の数を指定 し ます。 デフ ォ ル ト は 1 です。 例 例 2-104 reverse-step-out reverse-step-out # 現在のス タ ッ ク フ レームが終了する まで巻き戻す reverse-step-out 5 # 5 つのス タ ッ ク フ レームが終了する まで巻き戻す 関連項目 • finish (2-78 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-157 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.108 run こ の コ マ ン ド の動作は、 タ ーゲ ッ ト に依存 し ます。 ベア メ タ ル こ の コ マ ン ド は、 load、 loadfile、 ま たは file コ マ ン ド に よ っ て以前記録 さ れ たエ ン ト リ ポ イ ン ト ア ド レ ス を PC レ ジ ス タ の値 と し て設定 し 、 タ ー ゲ ッ ト の実行を開始 し ます。 ロ ー ド 操作に引 き 続いて run コ マ ン ド が実 行 さ れ る と 、 実行可能 イ メ ージ も リ ロ ー ド さ れ ます。 Linux アプ リ ケーシ ョ ン こ の コ マ ン ド は、 サーバにアプ リ ケーシ ョ ンの再起動の要求を出 し 、 そ のアプ リ ケーシ ョ ン の実行を開始 し ます。 注 タ ーゲ ッ ト が実行 さ れ る と 、 即座に制御が戻 さ れ ます。 アプ リ ケーシ ョ ンが完了す る かブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で、 デバ ッ ガが制御を戻 さ ない よ う にす る には、 wait コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 run [args] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 args argv パ ラ メ ー タ を使用 し て アプ リ ケーシ ョ ン の main() 関数に渡 さ れ る コ マ ン ド ラ イ ン引数を指定 し ます。 イ メ ージの名前は、 常に暗黙的に argv[0] に渡 さ れ る ので、 必ず し も 引数 と し て run コ マ ン ド に渡す必要はあ り ま せん。 例 例 2-105 run run # デバイ スの実行を開始 関連項目 • continue (2-54 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • set semihosting (2-182 ページ) • show semihosting (2-213 ページ) • start (2-226 ページ) • wait (2-243 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-158 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.109 rwatch こ の コ マ ン ド は、 デー タ シ ン ボルに対 し て ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 指定 し た ア ド レ ス の メ モ リ で読み出 し が行われ る と 、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト を停止 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 ス カ ラ 値でのみサポー ト さ れ ます。 タ ーゲ ッ ト に よ っ ては、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト がサポー ト さ れていない こ と も あ り ます。 現在、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アエージ ェ ン ト を使用す る ハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト にのみ設定で き ます。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ト リ ガす る 命令のア ド レ ス が、 PC の レ ジ ス タ に表示 さ れ る ア ド レ ス と 異な る 可能性があ り ます。 こ れはパ イ プ ラ イ ン効果が原因です。 構文 rwatch [-d] [-p] {[filename:]symbol|*address} [vmid vmid] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ウ ォ ッ チポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 symbol グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルを指定 し ます。 配列ま たは構造 体に対 し ては、 要素ま たは メ ンバを指定す る 必要があ り ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ます。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 例 例 2-106 rwatch rwatch myVar1 rwatch *0x80D4 # myVar1 に読み出し ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 # ア ド レ ス 0x80D4 に読み出し ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • awatch (2-38 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-159 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • clearwatch (2-52 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • watch (2-244 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-160 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.110 select-frame こ の コ マ ン ド は、 コ ール ス タ ッ ク 内の現在の フ レーム ポ イ ン タ を移動 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 select-frame number 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 フ レーム番号を指定 し ます。 number 例 例 2-107 select-frame select-frame 1 # ス タ ッ ク フ レーム 1 を移動 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • finish (2-78 ページ) • frame (2-80 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • up (2-241 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-161 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.111 set set は、 set variable のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「set variable (2-191 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-162 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.112 set arm こ の コ マ ン ド は、 逆アセ ン ブ リ 用の命令セ ッ ト の選択時お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の 設定時の、 デバ ッ ガの動作を制御 し ます。 注 使用可能な命令セ ッ ト は、 デバ ッ ガが接続 し てい る タ ーゲ ッ ト に よ っ て異な り ます。 構文 set arm option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 force-mode fallback-mode 設定を オーバ ラ イ ド す る デフ ォ ル ト のデ バ ッ ガ動作を制御 し ます。 fallback-mode ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 a32|arm デバ ッ ガで A32 命令セ ッ ト を使用 す る よ う 指示 し ます。 a64 デバ ッ ガで A64 命令セ ッ ト を使用 す る よ う 指示 し ます。 t32|thumb デバ ッ ガで T32 命令セ ッ ト を使用 す る よ う 指示 し ます。 auto 使用で き る 場合はデバ ッ ガでデ バ ッ グ情報を使用す る よ う 指示 し 、 使用で き ない場合は fallback-mode を指示 し ます。 こ れが デフ ォ ル ト です。 force-mode が auto に設定 さ れていて、 デバ ッ グ情報が無 効時のデフ ォ ル ト のデバ ッ ガ動作を制御 し ます。 a32|arm デバ ッ グ情報が無効時、 デバ ッ ガ に A32 命令セ ッ ト を使用す る よ う に指示 し ます。 a64 デバ ッ グ情報が無効時、 デバ ッ ガ に A64 命令セ ッ ト を使用す る よ う に指示 し ます。 t32|thumb デバ ッ グ情報が無効時、 デバ ッ ガ に T32 命令セ ッ ト を使用す る よ う に指示 し ます。 auto デバ ッ ガに タ ーゲ ッ ト の現在の命 令セ ッ ト を使用す る よ う 指示 し ま す。 こ れがデフ ォ ル ト です。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-163 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-108 set arm set arm force-mode thumb # Thumb の使用を指示 set arm fallback-mode arm # force-mode が auto で、 デバ ッ グ情報が # デバ ッ グ情報が無効時、 ARM を使用 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disassemble (2-64 ページ) • info inst-sets (2-99 ページ) • show arm (2-197 ページ) • start (2-226 ページ) • tbreak (2-233 ページ) • x (2-249 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-164 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.113 set auto-solib-add こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの自動 ロ ー ド を制御 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 set auto-solib-add {off|on} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off 自動 ロ ー ド を行い ません。 自動 ロ ー ド がオ フ の場合、 sharedlibrary コ マ ン ド を使用 し て共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを明示的に ロ ー ド す る 必要があ り ます。 on 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを自動的に ロ ー ド し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 例 例 2-109 set auto-solib-add set auto-solib-add off # 共有ラ イ ブ ラ リ のシンボルを自動で ロー ド し ません。 関連項目 • show auto-solib-add (2-198 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-165 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.114 set backtrace こ の コ マ ン ド は、 info stack コ マ ン ド を使用 し た と き のデフ ォ ル ト の動作を制御 し ます。 構文 set backtrace option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 limit n コ ール ス タ ッ ク を表示す る 際の上限を指定 し ます。 上限を 0 に 指定す る と 、 コ ール ス タ ッ ク 全体を表示で き ます。 デフ ォ ル ト の コ ール ス タ ッ ク の上限は 100 です。 例 例 2-110 set backtrace set backtrace limit 10 set backtrace limit 0 # コールス タ ッ ク の表示を 10 フ レームに制限 # 制限な し、 コース ス タ ッ ク全体を表示 関連項目 • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 show backtrace (2-199 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-166 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.115 set blocking-run-control こ の コ マ ン ド は、 ス テ ッ プ実行や実行な ど の実行制御操作を、 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま でブ ロ ッ ク す る か、 ま たはす ぐ に解放す る か を制御 し ます。 構文 set blocking-run-control {off|on|script-only} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off 非同期を指定 し ます。 タ ーゲ ッ ト が停止す る 前に、 制御が戻 さ れます。 on 同期を指定 し ます。 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま で実行制御操作がブ ロ ッ ク さ れ ます。 こ れには、 各実行制御操作の後に wait コ マ ン ド を発行す る の と 同 じ 効果があ り ます。 script-only ス ク リ プ ト 内か ら コ マ ン ド と し て実行 さ れた場合のみ、 実行制御操作が ブ ロ ッ ク さ れ る よ う に指定 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。) 例 例 2-111 set blocking-run-control set blocking-run-control on # ターゲ ッ ト が停止する まで実行制御操作をブ ロ ッ ク 関連項目 • show blocking-run-control (2-200 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-167 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.116 set breakpoint こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の自動動作を制御 し ます。 構文 set breakpoint [option] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 auto-hw break コ マ ン ド を使用 し た と き に、 自動ブ レー ク ポ イ ン ト 選択を 制御 し ます。 off 自動ブ レー ク ポ イ ン ト 選択を無効に し ます。 on メ モ リ マ ッ プ属性を使用 し て、 ハー ド ウ ェ ア ま たは ソ フ ト ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を使用す る か ど う か を決定 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 auto-remove タ ーゲ ッ ト か ら の切断時にブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の自動削除を制御 し ます。 off 自動削除を無効に し ます。 on 自動削除を有効に し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 注 タ ーゲ ッ ト が実行 し てい る 場合は、 ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の削除前にデバ ッ ガが一時的 に タ ーゲ ッ ト を停止 し ます。 skipmode すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ス キ ッ プす る か ど う か を制御 し ます。 off ス キ ッ プモー ド を無効に し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on ス キ ッ プモー ド を有効に し ます。 例 例 2-112 set breakpoint set breakpoint auto-hw off # 自動ブレーク ポ イ ン ト 選択を使用し ない set breakpoint skipmode on # すべてのブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ス キ ッ プ set breakpoint auto-remove off # ブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト を自動削除し ない 関連項目 • break (2-41 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 show breakpoint (2-201 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-168 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.117 set case-insensitive-source-matching こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガで フ ァ イ ルマ ッ チン グ操作を行 う と き の大文字 と 小文字 の区別を制御 し ます。 構文 set case-insensitive-source-matching [off|on] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off 大文字 と 小文字を区別す る フ ァ イ ルマ ッ チン グ を指定 し ます。 こ れがデ フ ォ ル ト です。 on 大文字 と 小文字を区別 し ない フ ァ イ ルマ ッ チン グ を指定 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ グデー タ の フ ァ イ ルパ ス ま たはフ ァ イ ル名に フ ァ イ ル シ ス テ ム と は異な る 大文字や小文字が使用 さ れてい る 場合に役立ち ま す。 例 例 2-113 set case-insensitive-source-matching # デフ ォル ト では、 デバ ッ ガは大文字 と 小文字を区別する フ ァ イルマ ッ チングを実行し ます。 # デバ ッ グデータ にはフ ァ イル名 main.c が含まれている と 想定し ます。 break -p "C:/example/Main.c":2 # Main.c は main.c と 一致し ないため、 失敗し ます。 WARNING(CMD452-COR167): ! ブレーク ポ イ ン ト 8 は保留中です ! 「C:/example/Main.c」 に一致する コ ンパイル単位が見つか り ませんで し た。 set case-insensitive-source-matching on # 大文字 と 小文字を区別し ないマ ッ チング break -p "C:/EXAmple/Main.c" # こ のフ ァ イルマ ッ チングは成功 Breakpoint 9 at S:0x000080A8 on file main.c, line 2 関連項目 • show case-insensitive-source-matching (2-202 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set escapes-in-filenames (2-176 ページ) • set wildcard-style (2-192 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-169 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.118 set debug-agent こ の コ マ ン ド は、 DSTREAM/RVI 接続用の起動 コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンのパ ラ メ ー タ を設定 し ます。 構文 set debug-agent name value 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 name 設定す る パ ラ メ ー タ 名を指定 し ます。 value パ ラ メ ー タ の値を指定 し ます。 値は設定 さ れてい る パ ラ メ ー タ に依存 し ます。 値が無効の場合は、 エ ラ ーが生成 さ れ ます。 例 例 2-114 set debug-agent set debug-agent options.cortexA9.coreTrace.cycleAccurate False # Set デバ ッ グエージ ェ ン ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン cycleAccurate パラ メ ータ を false に設定 関連項目 • show dtsl-options (2-206 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-170 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.119 set debug-from こ の コ マ ン ド は、 後続の start コ マ ン ド で使用 さ れ る テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス を指定 し ます。 こ の コ マ ン ド を指定 し ない場合、 start コ マ ン ド で使用 さ れ る デ フ ォ ル ト 値は、 グ ロ ーバル関数 main() のア ド レ ス です。 構文 set debug-from expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ア ド レ ス を求め る 式を指定 し ます。 式は、 start コ マ ン ド が処理 さ れ る と き に初めて評価 さ れ る ので、 現在は存在 し ないが後に存在す る 可能性が あ る シ ン ボルを参照で き ます。 現在 ロ ー ド さ れてい る イ メ ージのエ ン ト リ ポ イ ン ト を参照す る には、 デバ ッ ガ変数 $entrypoint を使用 し ます。 例 例 2-115 set debug-from set debug-from *0x8000 # start-at 設定をア ド レ ス 0x8000 に設定し ます。 set debug-from *$entrypoint # start-at 設定を $entrypoint のア ド レ スに設定し ます。 set debug-from main+8 # start-at 設定を main+8 のア ド レ スに設定し ます。 set debug-from function1 # start-at 設定を function1 のア ド レ スに設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show debug-from (2-204 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-171 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.120 set directories set directories は directory のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「directory (2-60 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-172 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.121 set dtsl-options こ の コ マ ン ド は、 DTSL 接続 コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンのパ ラ メ ー タ を設定 し ます。 構文 set dtsl-options name value 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 name 設定す る パ ラ メ ー タ 名を指定 し ます。 value パ ラ メ ー タ の値を指定 し ます。 値は設定 さ れてい る パ ラ メ ー タ に依存 し ます。 値が無効の場合は、 エ ラ ーが生成 さ れ ます。 例 例 2-116 set dtsl-options set dtsl-options options.cortexA9.coreTrace.cycleAccurate False # Set DTSL コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン cycleAccurate パラ メ ータ を false に設定 関連項目 • show dtsl-options (2-206 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-173 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.122 set endian こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが使用す る バ イ ト 順序を指定 し ます。 タ ーゲ ッ ト のエ ン デ ィ ア ンは、 こ の コ マ ン ド では変更で き ません。 構文 set endian {auto|be8|big|little} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 auto 可能であれば イ メ ージ と 同 じ バ イ ト 順序を使用 し ます。 可能でない場合 は、 タ ーゲ ッ ト の現在のエ ンデ ィ ア ンが使用 さ れ ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 be8 アーキ テ ク チ ャ ARMv6 で導入 さ れたバ イ ト イ ンバ リ ア ン ト ア ド レ シ ン グ ビ ッ グエ ンデ ィ ア ン モー ド (デー タ はビ ッ ク エ ンデ ィ ア ン で、 コ ー ド は リ ト ルエ ンデ ィ ア ン) を指定 し ます。 big ビ ッ グエ ンデ ィ ア ン モー ド を指定 し ます。 little リ ト ルエ ンデ ィ ア ン モー ド を指定 し ます。 例 例 2-117 set endian set endian little # デバ ッ グに リ ト ルエンデ ィ アン を使用 関連項目 • show endian (2-207 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-174 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.123 set escape-strings こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガ コ マ ン ド ラ イ ン での文字列の特殊文字の出力方法を制御 し ます。 構文 set escape-strings off|on 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 文字列内のすべてのバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ 文字を エ ス ケープシーケ ン ス と し て処理す る よ う に指定 し ます。 た と えば、 文字列に "\t" が含まれてい る と 、 こ れは タ ブ文字 と し て出力 さ れます。 off こ れがデフ ォ ル ト です。 文字列内のすべてのバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ を エ ス ケープシーケ ン ス と し て処 理せず、 文字どお り に出力す る よ う に指示 し ます。 た と えば、 文字列に "\t" が含まれてい る と 、 こ れは "\" 文字 と "t" 文字 と し て出力 さ れます。 on 例 例 2-118 set escape-strings set escape-strings on output "Say \"hello\"" “Say \ “hello\”” set escape-strings off output "Say \"hello\"" "Say ” hello"” 関連項目 • show escape-strings (2-208 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-175 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.124 set escapes-in-filenames こ の コ マ ン ド は、 パ ス内での特殊文字の使用方法を制御 し ます。 構文 set escapes-in-filenames off|on 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off パ ス内でバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ が、 デ ィ レ ク ト リ の区切 り 文字 と し て処理 さ れ る よ う に指定 し ます (ただ し 例外 と し て、 エ ス ケープ スペース と し て は使用可能です)。 以下に例を示 し ます。 C:\test\ file.c 最初のバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ と それに続 く t は、 タ ブ文字を表現す る エ ス ケープシーケ ン ス ではな く 、 セパ レー タ と その後の t と し て処理 さ れま す。 2 つ目のバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ は、 スペース を エ ス ケープ し てい ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ が、 それに続 く 文字が特殊文字であ る こ と を示す、 エ ス ケープシーケ ン ス の一部 と し て処理 さ れ る よ う に指定 し ます。 以下に 例を示 し ます。 C:\\test\\file.c こ の例で使用 さ れてい る バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ は、 デ ィ レ ク ト リ の区切 り 文 字であ り 、 特殊文字 と し て識別 さ れ る 必要があ り ます。 例 例 2-119 set escapes-in-filenames set escapes-in-filenames on # パス内でバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ をエス ケープ文字 と し て使用 関連項目 • show escapes-in-filenames (2-209 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-176 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.125 set listsize こ の コ マ ン ド は、 list コ マ ン ド に よ っ て表示 さ れ る ソ ース のデフ ォ ル ト の行数を変更 し ます。 構文 set listsize n 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ソ ース行の数を指定 し ます。 n 例 例 2-120 set listsize set listsize 20 # list コ マン ド の リ ス ト サイ ズを設定 関連項目 • list (2-120 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 show listsize (2-210 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-177 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.126 set os こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガの オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) 設定を制御 し ます。 注 こ の コ マ ン ド を使用す る 前に、 OS 認識接続を確立 し てお く 必要があ り ます。 構文 set os option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 log-capture off OS ロ グ キ ャ プチ ャ お よ び Linux カーネル dmesg ロ グの コ ン ソ ールへの出力を無効に し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on OS ロ グ キ ャ プチ ャ お よ び コ ン ソ ールへの 出力を有効に し ます。 注 こ のオプシ ョ ン では、 接続状態を自動的にチ ェ ッ ク し 、 必要に応 じ て、 こ の設定を変更す る 前に タ ー ゲ ッ ト を停止 し ます。 enabled auto OS イ メ ージがデバ ッ ガに ロ ー ド さ れ る と 、 タ ーゲ ッ ト は自動的に停止 さ れ、 OS サ ポー ト が有効にな り ます。 た と えば、 Linux カーネル イ メ ージは、 式 init_nsproxy.uts_ns->name に よ っ て返 さ れ る 構造体の メ ンバを読み出 す こ と に よ り 検出 さ れます。 イ メ ージ を ア ン ロ ー ド す る と 、 OS サポー ト が無効にな り ます。 Linux カーネル接続の場合は、 こ れがデ フ ォ ル ト です。 deferred OS イ メ ージがデバ ッ ガに ロ ー ド さ れ る と 、 タ ーゲ ッ ト が次に停止 し た場合にのみ OS サポー ト が自動的に有効にな り ます。 イ メ ージ を ア ン ロ ー ド す る と 、 OS サポー ト が無効にな り ます。 リ アル タ イ ムオペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (RTOS) 認識接続の場合は、 こ れがデフ ォ ル ト です。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 off OS サポー ト が無効です。 on OS サポー ト が有効です。 こ のオプシ ョ ン は、 OS イ メ ージがデバ ッ ガに既に ロ ー ド さ れ、 タ ーゲ ッ ト が停止 し てい る 場合に使 用 し ます。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-178 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-121 set os set os log-capture on set os enabled off # OS ロ グキ ャ プチャおよびコ ン ソールへの出力を有効化 # デバ ッ ガでの OS サポー ト を無効化 関連項目 • info os-log (2-103 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-modules (2-104 ページ) • info os-version (2-105 ページ) • info processes (2-106 ページ) • show os (2-211 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-179 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.127 set print こ の コ マ ン ド は、 現在のデバ ッ ガの出力設定を制御 し ます。 構文 set print option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 library-not-found-warnings "unable to find library..." メ ッ セージの出力を制御 し ま す。 full-source-path stop-info current-vmid off こ れ ら の メ ッ セージ を無効に し ます。 こ れ がデフ ォ ル ト です。 on こ れ ら の メ ッ セージ を有効に し ます。 メ ッ セージ内の ソ ース フ ァ イ ル名の出力を制御 し ま す。 off フルパ ス の出力を無効に し ます。 こ れがデ フ ォ ル ト です。 on フルパ ス の出力を有効に し ます。 タ ーゲ ッ ト 停止時の イ ベン ト メ ッ セージの出力を制 御 し ます。 off イ ベン ト メ ッ セージの出力を無効に し ま す。 こ の設定は、 silence コ マ ン ド お よ び unsilence コ マ ン ド に優先 し ます。 on イ ベン ト メ ッ セージの出力を有効に し ま す。 こ れがデフ ォ ル ト です。 タ ーゲ ッ ト 停止時の現在の VMID メ ッ セージの出力 を制御 し ます。 off VMID メ ッ セージの出力を無効に し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on VMID メ ッ セージの出力を有効に し ます。 double-format format 倍精度浮動小数点値の フ ォ ーマ ッ ト を制御 し ます。 format は printf() 形式の フ ォ ーマ ッ ト ス ト リ ン グです。 デ フ ォ ル ト は "%,.16g" です。 float-format format 単精度浮動小数点値の フ ォ ーマ ッ ト を制御 し ます。 format は printf() 形式の フ ォ ーマ ッ ト ス ト リ ン グです。 デ フ ォ ル ト は "%,.6g" です。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-180 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-122 set print set print library-not-found-warnings off # ラ イ ブ ラ リ が見つか ら ない場合の メ ッ セージを無効化 set print full-source-path on # メ ッ セージ内のすべてのフルソースパス を表示 set print double-format %+g # 10 進数の科学的表記 と 符号を出力 set print float-format %08.4e # 10 進数の科学的表記を出力し、 ゼ ロ でパデ ィ ングする # 最小 8 文字、 4 進数の精度 関連項目 • show print (2-212 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • silence (2-224 ページ) • unsilence (2-240 ページ) • printf() 形式のフ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ (2-9 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-181 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.128 set semihosting こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガのセ ミ ホ ス テ ィ ン グ設定を制御 し ます。 セ ミ ホ ス テ ィ ン グは、 アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド か ら デバ ッ ガ を実行す る ホ ス ト ワー ク ス テーシ ョ ン への入出力要求の通信に使用 し ます。 注 こ れ ら の設定は、 タ ーゲ ッ ト がセ ミ ホ ス テ ィ ン グ を サポー ト し ていて、 タ ーゲ ッ ト を実行中に変更で き ない場合のみ適用 さ れ ます。 構文 set semihosting option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 args arguments argv パ ラ メ ー タ を使用 し て アプ リ ケーシ ョ ンの main() 関数に渡 さ れ る コ マ ン ド ラ イ ン引数を指定 し ます。 イ メ ージの名前は、 常に暗黙的に argv[0] に渡 さ れ る の で、 必ず し も 引数 と し て渡す必要はあ り ません。 file-base directory アプ リ ケーシ ョ ンに よ っ て開かれた フ ァ イ ルの基準 位置 と な る ベースデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 stderr "stderr"|filename セ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作で stderr を書 き 込む コ ン ソ ール ス ト リ ーム ま たはフ ァ イ ルを指定 し ます。 stdin "stdin"|filename セ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作で stdin を読み出す コ ン ソ ール ス ト リ ーム ま たはフ ァ イ ルを指定 し ます。 stdout "stdout"|filename セ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作で stdout を書 き 込む コ ン ソ ール ス ト リ ーム ま たはフ ァ イ ルを指定 し ます。 top-of-memory address メ モ リ の先頭を定義 し ます。 stack_heap_options き めの細かい制御を指定 し て、 ス タ ッ ク と ヒ ープの ベース ア ド レ ス と 制限を手動で設定 し ます。 stack_heap_options を使用す る と 、 こ れ ら の設定が top-of-memory に優先す る ため、 以下のすべてのオプ シ ョ ン を指定す る 必要があ り ます。 stack-base address ス タ ッ ク のベース ア ド レ ス stack-limit address ス タ ッ ク の終了ア ド レ ス heap-base address ヒ ープのベース ア ド レ ス heap-limit address ヒ ープの終了ア ド レ ス ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-182 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド enabled auto イ メ ージが ロ ー ド さ れた と き 、 適切であれ ば、 セ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作が自動的に有効 にな り ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 off すべてのセ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作を無効に し ます。 on すべてのセ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作を有効に し ます。 注 セ ミ ホ ス テ ィ ン グ を有効にす る 前に、 セ ミ ホ ス テ ィ ン グのア ド レ ス を設定す る 必要が あ り ます。 以下に例を示 し ます。 set semihosting top-of-memory address set semihosting enabled on vector address セ ミ ホ ス テ ィ ン グサポー ト 用のブ レー ク ポ イ ン ト ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れを指定 し ない場合、 デ バ ッ ガはベ ク タ キ ャ ッ チ (サポー ト さ れてい る 場合) ま たは 0x8 を使用 し ます。 例 例 2-123 set semihosting set semihosting args 500 # コ マン ド ラ イ ン引数を 500 に設定 set semihosting stdout output.log # stdout を output.log に書き込み set semihosting enabled on # セ ミ ホ ス テ ィ ング操作を有効化 関連項目 • show semihosting (2-213 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 unset (2-239 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-183 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.129 set solib-absolute-prefix set solib-absolute-prefix は set sysroot のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-184 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.130 set solib-search-path こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 引数を指定せずに こ の コ マ ン ド を使用す る と 、 こ の コ マ ン ド を使用 し て こ れ ま でに追加 さ れた、 追加の検索デ ィ レ ク ト リ がすべて削除 さ れ ます。 show solib-search-path を使用す る と 、 現在の設定を表示で き ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 set solib-search-path [path]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 path 共有 ラ イ ブ ラ リ を検索す る ための追加のデ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 デ バ ッ ガは まずシ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を使用 し 、 次に こ の コ マ ン ド を使用 し て指定 さ れた追加のデ ィ レ ク ト リ を検索 し ます。 set sysroot を使用 す る と 、 シ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を指定で き ます。 注 複数のデ ィ レ ク ト リ を指定で き ますが、 以下のいずれかで区切 る 必要が あ り ます。 • コ ロ ン (Unix) • セ ミ コ ロ ン (Windows) 例 例 2-124 set solib-search-path set solib-search-path "\usr\lib" # 検索デ ィ レ ク ト リ を指定 set solib-search-path "/lib":"/My Lib" # 2 つの検索デ ィ レ ク ト リ (Unix 用) を指定 関連項目 • set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show solib-search-path (2-216 ページ) • show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-185 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.131 set step-mode こ の コ マ ン ド は、 step お よ び steps コ マ ン ド のデフ ォ ル ト の動作を制御 し ます。 構文 set step-mode {step-over|stop|step-until-source} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 step-over 命令が関数呼び出 し の場合、 デバ ッ ガは ス テ ッ プオーバーを実行 し ま す。 そ う でない場合は停止 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 stop デバ ッ ガは、 実行が ソ ース のないア ド レ ス に達 し た と き に停止 し ます。 step-until-source デバ ッ ガは ソ ース に達す る ま で ス テ ッ プ実行を行い ます。 実行を速度を 高め る ために、 デバ ッ ガが抽象解釈を行っ て、 ソ ース行に達す る ま でブ レー ク ま たは実行 し ます。 例 例 2-125 set step-mode set step-mode step-over # 関数呼び出し を ス テ ッ プオーバーし て停止 # それ以外の場合は停止 関連項目 • show step-mode (2-217 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • step (2-228 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-186 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.132 set stop-on-solib-events こ の コ マ ン ド は、 共有オブジ ェ ク ト が ロ ー ド ま たはア ン ロ ー ド さ れた と き にデバ ッ ガが実行を停止す る か ど う か を制御 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 set stop-on-solib-events {off|on} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off イ ベン ト を無視 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on 実行を停止 し ます。 こ のオプシ ョ ンは、 デバ ッ ガの実行を停止す る 場合 のみ使用 し ます。 例えば、 使用前に共有 ラ イ ブ ラ リ にブ レー ク ポ イ ン ト を設定で き ます。 ま た場合に よ っ ては、 グ ロ ーバル変数の初期化を確認 で き ます。 例 例 2-126 set stop-on-solib-events set stop-on-solib-events on # イベン ト の発生時に実行を停止 関連項目 • show stop-on-solib-events (2-218 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-187 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.133 set substitute-path こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが ソ ース コ ー ド を検索ま たは表示す る コ マ ン ド を実行す る と き にデバ ッ ガが使用す る 検索パ ス を変更 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 ソ ース フ ァ イ ルが、 コ ンパ イ ル時に使用 さ れた元の場所か ら 移動 さ れた場合に役立ち ます。 実行後、 set substitute-path コ マ ン ド を再度使用す る と 、 現在の リ ス ト の末尾にルールが追 加 さ れます。 構文 set substitute-path path1 path2 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 path1 既存の検索パ ス を指定 し ます。 path2 代替の検索パ ス を指定 し ます。 例 例 2-127 set substitute-path set substitute-path "\src" "\My Src" # "\src" を "\My Src" に置き換え 関連項目 • directory (2-60 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show substitute-path (2-219 ページ) • unset (2-239 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-188 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.134 set sysroot, set solib-absolute-prefix こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る ためのシ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 デバ ッ ガは こ のデ ィ レ ク ト リ を使用 し て、 タ ーゲ ッ ト 共有 ラ イ ブ ラ リ のデバ ッ グ バージ ョ ンの コ ピーを検索 し ます。 ホ ス ト ワー ク ス テーシ ョ ン のシ ス テ ムルー ト に、 タ ーゲ ッ ト ルー ト フ ァ イ ルシ ス テ ム にあ る ラ イ ブ ラ リ の正確な表現が含まれてい る 必要があ り ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 set sysroot path set solib-absolute-prefix path 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 path シ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 例 例 2-128 set sysroot, set solib-absolute-prefix set sysroot "\mySystem" # シ ステムルー ト デ ィ レ ク ト リ を "\mySystem" に設定 関連項目 • set solib-search-path (2-185 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show solib-search-path (2-216 ページ) • show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-189 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.135 set trust-ro-sections-for-opcodes こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト 自体か ら ではな く 、 ホ ス ト ワー ク ス テー シ ョ ン上の イ メ ージの読み出 し 専用セ ク シ ョ ン か ら オペ コ ー ド を読み出せ る か ど う か を制御 し ます。 構文 set trust-ro-sections-for-opcodes {off|on} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 off こ の動作を無効に し ます。 こ のオプシ ョ ンは、 自己変更型 コ ー ド を ト レースす る か、 タ ーゲ ッ ト 上の コ ー ド が タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド さ れ る 前に 変更 さ れた と き に使用 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 on ホ ス ト マシ ン上の イ メ ージの読み出 し 専用セ ク シ ョ ン か ら 、 オペ コ ー ド を読み出せます。 通常、 ホ ス ト ワ ー ク ス テーシ ョ ン か ら オペ コ ー ド を読 み出すほ う が、 タ ーゲ ッ ト か ら 読み出す よ り も 速 く な り ます。 例 例 2-129 set trust-ro-sections-for-opcodes set trust-ro-sections-for-opcodes on # ホ ス ト か ら のオペコー ド の読み出し を有効化 関連項目 • show trust-ro-sections-for-opcodes (2-221 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-190 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.136set variable こ の コ マ ン ド は、 式を評価 し て結果を変数、 レ ジ ス タ 、 ま たは メ モ リ に割 り 当て ま す。 構文 set [variable] expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression 式を指定 し 、 結果を変数、 レ ジ ス タ 、 ま たは メ モ リ ア ド レ ス に割 り 当て ます。 例 例 2-130 set variable set variable myVar=10 set variable $PC=0x8000 # 変数 myVar に 10 を割 り 当て # ア ド レ ス 0x8000 を # PC レ ジ ス タ に割 り 当て set variable $CPSR.N=0 # N ビッ ト をク リ ア set variable (*(int*)0x8000)=1 # 1 を 0x8000 に割 り 当て set variable *0x8000=1 # 1 をア ド レ ス 0x8000 に割 り 当て set variable strcpy((char*)0x8000,"My String") # 文字列をア ド レ ス 0x8000 に割 り 当て set variable memcpy(void*)0x8000,{10,20,30,40},4) # 配列を 0x8000 に割 り 当て 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) • info variables (2-116 ページ) • 『ARM アーキ テ ク チ ャ リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル』、 http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.set.architecture/index.html ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-191 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.137 set wildcard-style こ の コ マ ン ド は、 文字列の内容の検査に使用で き る 、 ワ イ ル ド カー ド のパ タ ーン マ ッ チン グの タ イ プ を指定 し ます。 構文 set wildcard-style glob|regex 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 glob glob 式を使用 し た簡易な形式のパ タ ーン マ ッ チン グ を使用 し て検索を絞 り 込む こ と を指定 し ます。 例えば、 m* を使用す る と 、 m で始ま る 文字列 を検索で き ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 regex 正規表現を使用 し た複雑な形式のパ タ ーン マ ッ チン グ を使用 し て検索を 絞 り 込む こ と を指定 し ます。 例えば、 my_lib[0-9]+ を使用す る と 、 my_lib で始 ま り 、 後に整数が続 く 文字列を検索で き ます。 例 例 2-131 set wildcard-style set wildcard-style regex # 正規表現のパターンマ ッ チングを使用 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show wildcard-style (2-223 ページ) • info classes (2-92 ページ) • info functions (2-97 ページ) • info variables (2-116 ページ) • sharedlibrary (2-193 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-192 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.138 sharedlibrary こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ か ら シ ン ボルを ロ ー ド し ます。 ロ ー ド で き る のは、 既にアプ リ ケーシ ョ ン に よ っ て ロ ー ド さ れてい る 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルのみで あ る こ と に注意 し て く だ さ い。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 sharedlibrary [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ラ イ ブ ラ リ のパ ス ま たは ワ イ ル ド カー ド 式を指定 し ます。 ワ イ ル ド カー ド 式を使用す る と 、 よ り 高度なパ タ ーン マ ッ チン グ を実行 で き ます。 expression expression を指定 し ない場合、 すべての共有 ラ イ ブ ラ リ か ら シ ン ボル が ロ ー ド さ れます。 例 例 2-132 sharedlibrary sharedlibrary sharedlibrary m* # すべての共有ラ イ ブ ラ リ か ら シンボルを ロー ド # m で始ま るパスのシンボルを ロー ド # (set wildcard-style=glob の場合) sharedlibrary .*my_lib[0-9]+ # my_lib で終わるパスのシンボルを ロー ド # 数値が続 く (set wildcard-style=regex の場合に使用) 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info sharedlibrary (2-109 ページ) • nosharedlibrary (2-140 ページ) • set wildcard-style (2-192 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-193 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.139 shell こ の コ マ ン ド は、 現在のデバ ッ グセ ッ シ ョ ン内でシ ェ ル コ マ ン ド を実行 し ます。 コ マ ン ド は、 現在の作業デ ィ レ ク ト リ で起動 さ れ ます。 pwd を使用す る と 、 現在の作業 デ ィ レ ク ト リ を表示で き ます。 構文 shell cmd 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 cmd コ マ ン ド と それに関連す る 引数を指定 し ます。 例 例 2-133 shell shell dir # Windows で、 現在のデ ィ レ ク ト リ のフ ァ イルを リ ス ト shell cat my_script.ds # Linux で、 my_script.ds フ ァ イルの内容を リ ス ト 関連項目 • cd (2-49 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 pwd (2-146 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-194 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.140 show こ の コ マ ン ド は、 現在のデバ ッ ガ設定を表示 し ます。 構文 show 例 例 2-134 show show ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # 現在のデバ ッ ガ設定を表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-195 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.141 show architecture こ の コ マ ン ド は、 現在の タ ーゲ ッ ト のアーキ テ ク チ ャ を表示 し ます。 構文 show architecture 例 例 2-135 show architecture show architecture ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # 現在の ターゲ ッ ト アーキテ ク チャ を表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-196 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.142 show arm こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガで逆アセ ン ブ リ お よ びブ レー ク ポ イ ン ト の設定に使用 さ れ る 、 現在の命令セ ッ ト 設定を表示 し ます。 構文 show arm option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 force-mode 現在の強制モー ド 動作を表示 し ます。 fallback-mode 現在の フ ォ ールバ ッ ク モー ド 動作を表示 し ます。 例 例 2-136 show arm show arm show arm force-mode # 現在の命令セ ッ ト 設定を表示 # 現在の強制モー ド 設定を表示 関連項目 • info inst-sets (2-99 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set arm (2-163 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-197 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.143 show auto-solib-add こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルの ロ ー ド 時に使用 さ れ る 現在の自動設 定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set auto-solib-add コ マ ン ド を使用 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 show auto-solib-add 例 例 2-137 show auto-solib-add show auto-solib-add # 共有ラ イ ブ ラ リ のシンボルの ロー ド に関する # 現在の自動設定を表示 関連項目 • set auto-solib-add (2-165 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-198 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.144 show backtrace こ の コ マ ン ド は、 info stack コ マ ン ド で使用す る 現在の動作設定を表示 し ます。 こ れ ら の 設定を変更す る には、 set backtrace コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show backtrace option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 limit コ ール ス タ ッ ク を リ ス ト す る 際の現在の上限を表示 例 例 2-138 show backtrace show backtrace limit # 現在のコールス タ ッ ク の上限を表示 関連項目 • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set backtrace (2-166 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-199 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.145 show blocking-run-control こ の コ マ ン ド は、 ス テ ッ プ実行や実行な ど の実行制御操作を、 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま でブ ロ ッ ク す る か、 ま たはす ぐ に解放す る か を定義す る 、 現在の実行制御設定 を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set blocking-run-control コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show blocking-run-control 例 例 2-139 show blocking-run-control show blocking-run-control # 現在の実行制御設定を表示し ます。 関連項目 • set blocking-run-control (2-167 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-200 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.146 show breakpoint こ の コ マ ン ド は、 現在のブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作設定を表示 し ます。 こ れ ら の設定を変更す る には、 set breakpoint コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show breakpoint option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 auto-hw 自動ブ レー ク ポ イ ン ト 選択の設定を表示 し ます。 break コ マ ン ド を使用す る と 、 自動的に使用 さ れ る ブ レー ク ポ イ ン ト の タ イ プが こ のオプシ ョ ンに応 じ て決定 さ れます。 skipmode ブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ス キ ッ プモー ド 設定 を表示 し ます。 例 例 2-140 show breakpoint show breakpoint auto-hw # 自動ブレーク ポ イ ン ト 選択の設定を表示 show breakpoint skipmode # ブレーク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト のス キ ッ プモー ド の設定を表示 関連項目 • set breakpoint (2-168 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-201 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.147 show case-insensitive-source-matching こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガの フ ァ イ ルマ ッ チン グ操作の大文字 と 小文字を区別す る 現在の設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set case-insensitive-source-matching コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show case-insensitive-source-matching 例 例 2-141 show case-insensitive-source-matching show case-insensitive-source-matching # 大文字 と 小文字を区別する現在の設定を表示 関連項目 • set case-insensitive-source-matching (2-169 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • show escapes-in-filenames (2-209 ページ) • show wildcard-style (2-223 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-202 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.148 show debug-agent こ の コ マ ン ド は、 DSTREAM/RVI 接続用の起動 コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンのパ ラ メ ー タ の現在値を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set debug-agent コ マ ン ド を使用 し ま す。 構文 show debug-agent [option] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 指定 し たパ ラ メ ー タ の現在の設定を表示 し ます。 option 例 例 2-142 show debug-agent show debug-agent # すべての現在のデバ ッ グエージ ェ ン ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンパラ メ ータ を表示 関連項目 • set debug-agent (2-170 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-203 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.149 show debug-from こ の コ マ ン ド は、 start コ マ ン ド で、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト の設定に使用 さ れ る 式の現在の設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set debug-from コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show debug-from 例 例 2-143 show debug-from show debug-from # start コ マン ド に よ って使用される現在の式を表示 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • start (2-226 ページ) • set debug-from (2-171 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-204 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.150show directories こ の コ マ ン ド は、 ソ ース フ ァ イ ルを検索す る ためのデ ィ レ ク ト リ の一覧を表示 し ま す。 こ の一覧を変更す る には、 directory コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show directories 例 例 2-144 show directories show directories # 検索パスの一覧を表示 関連項目 • directory (2-60 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-205 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.151 show dtsl-options こ の コ マ ン ド は、 DTSL 接続 コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンのパ ラ メ ー タ の現在値を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set dtsl-options コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show dtsl-options [option] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 指定 し たパ ラ メ ー タ の現在の設定を表示 し ます。 option 例 例 2-145 show dtsl-options show dtsl-options # すべての DTSL コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンパラ メ ータ を表示 関連項目 • set dtsl-options (2-173 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-206 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.152 show endian こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガに よ っ て使用 さ れ る 現在のバ イ ト 順序設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set endian コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show endian 例 例 2-146 show endian show endian # 現在のバイ ト 順序設定を表示 関連項目 • set endian (2-174 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-207 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.153 show escape-strings こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガ コ マ ン ド ラ イ ン に文字列の特殊文字を ど の よ う に出力す る か を制御す る ための現在の設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set escape-strings コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show escape-strings 例 例 2-147 show escape-strings show escape-strings # 文字列での特殊文字の出力を # 制御する現在の設定を表示 関連項目 • set escape-strings (2-175 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-208 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.154 show escapes-in-filenames こ の コ マ ン ド は、 パ ス での特殊文字の使用を制御す る ための現在の設定を表示 し ま す。 こ の設定を変更す る には、 set escapes-in-filenames コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show escapes-in-filenames 例 例 2-148 show escapes-in-filenames show escapes-in-filenames # パスでの特殊文字の使用を # 制御する ための現在の設定を表示 関連項目 • set escapes-in-filenames (2-176 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-209 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.155 show listsize こ の コ マ ン ド は、 list コ マ ン ド に よ っ て表示 さ れ る ソ ース行の数を表示 し ます。 表示 サ イ ズ を変更す る には、 set listsize コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show listsize 例 例 2-149 show listsize show listsize # list コ マン ド の表示サイ ズを表示 関連項目 • list (2-120 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set listsize (2-177 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-210 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.156 show os こ の コ マ ン ド は、 オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (OS) 設定を制御す る ための現在の設 定を表示 し ます。 こ れ ら の設定を変更す る には、 set os コ マ ン ド を使用 し ます。 注 こ の コ マ ン ド を使用す る 前に、 OS 認識接続を確立 し てお く 必要があ り ます。 構文 show os option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 log-capture OS の ロ グ メ ッ セージのキ ャ プチ ャ と 出力を制御す る 現在の設定を表示 し ます。 enabled OS サポー ト を制御す る ための現在の設定を表示 例 例 2-150 show os show os log-capture show os enabled # OS ロ グキ ャプチャ を制御する ための設定を表示 # OS 対応の設定を表示 関連項目 • info os-log (2-103 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • info os-modules (2-104 ページ) • info os-version (2-105 ページ) • info processes (2-106 ページ) • set os (2-178 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-211 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.157 show print こ の コ マ ン ド は、 現在のデバ ッ ガの出力設定を表示 し ます。 こ れ ら の設定を変更す る には、 set print コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show print option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 library-not-found-warnings "unable to find library..." メ ッ セージの出力設定を表示 し ます。 full-source-path source paths in メ ッ セージの出力設定を表示 し ます。 stop-info タ ーゲ ッ ト 停止時の イ ベン ト メ ッ セージの出力設定を表示 し ます。 current-vmid タ ーゲ ッ ト 停止時の VMID メ ッ セージの出力設定を表示 し ま す。 double-format printf() 形式の double 値を制御す る 出力設定を表示 し ます。 float-format printf() 形式の浮動小数点値を制御す る 出力設定を表示 し ます。 例 例 2-151 show print show print library-not-found-warnings # ラ イ ブ ラ リ が見つか ら ない場合の メ ッ セージの # 出力設定を表示 show print full-source-path # メ ッ セージの ソースパスの # 出力設定を表示 関連項目 • set print (2-180 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 printf() 形式のフ ォーマ ッ ト ス ト リ ン グ (2-9 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-212 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.158 show semihosting こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガの現在のセ ミ ホ ス テ ィ ン グ設定を表示 し ます。 こ れ ら の 設定を変更す る には、 set semihosting コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show semihosting option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 args アプ リ ケーシ ョ ンの main() 関数に渡 さ れ る コ マ ン ド ラ イ ン引数を表示 し ます。 enabled セ ミ ホ ス テ ィ ン グ対応の設定を表示 し ます。 file-base file-base デ ィ レ ク ト リ の設定を表示 し ます。 stdin stdin 設定を表示 し ます。 stdout stdout 設定を表示 し ます。 stderr stderr 設定を表示 し ます。 top-of-memory メ モ リ の先頭のア ド レ ス を表示 し ます。 stack-base ス タ ッ ク ベース のア ド レ ス を表示 し ます。 stack-limit ス タ ッ ク リ ミ ッ ト のア ド レ ス を表示 し ます。 heap-base ヒ ープベース のア ド レ ス を表示 し ます。 heap-limit ヒ ープ リ ミ ッ ト のア ド レ ス を表示 し ます。 vector セ ミ ホ ス テ ィ ン グブ レー ク ポ イ ン ト を使用 し てい る 場合はア ド レ ス が表示 さ れ ます。 それ以外の場合は、 ベ ク タ が使用 さ れてい る こ と を示す メ ッ セージが表 示 さ れ ます。 例 例 2-152 show semihosting show semihosting args # コ マン ド ラ イ ン引数を表示 show semihosting enabled # セ ミ ホ ス テ ィ ング対応の設定を表示 show semihosting top-of-memory # メ モ リ の先頭のア ド レ ス を表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-213 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 関連項目 • set semihosting (2-182 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-214 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.159 show solib-absolute-prefix show solib-absolute-prefix は show sysroot のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ)」 を参照 し て 下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-215 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.160 show solib-search-path こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが共有 ラ イ ブ ラ リ の検索時に使用す る 、 現在の検索パ ス を表示 し ます。 set sysroot コ マ ン ド を使用 し て ホ ス ト ワー ク ス テーシ ョ ン上のシ ス テ ム ルー ト デ ィ レ ク ト リ を指定で き ます。 ま た set solib-search-path コ マ ン ド を使用 し て追加の デ ィ レ ク ト リ を指定す る こ と も で き ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 show solib-search-path 例 例 2-153 show solib-search-path show solib-search-path # 共有ラ イ ブ ラ リ の検索パス を表示 関連項目 • set solib-search-path (2-185 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) • show sysroot, show solib-absolute-prefix (2-220 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-216 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.161 show step-mode こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ グ情報を持たない関数に対す る 現在の ス テ ッ プ設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set step-mode コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show step-mode 例 例 2-154 show step-mode show step-mode # 現在のス テ ッ プ設定を表示 (デバ ッ グ情報のない関数) 関連項目 • set step-mode (2-186 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • step (2-228 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-217 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.162 show stop-on-solib-events こ の コ マ ン ド は、 共有 ラ イ ブ ラ リ の イ ベン ト 発生時に実行を停止す る か ど う か を制 御す る 、 現在のデバ ッ ガ設定を表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set stop-on-solib-events コ マ ン ド を使用 し ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 show stop-on-solib-events 例 例 2-155 show stop-on-solib-events show stop-on-solib-events # 共有ラ イ ブ ラ リ イベン ト の停止設定を表示 関連項目 • set stop-on-solib-events (2-187 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-218 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.163 show substitute-path こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが ソ ース フ ァ イ ルを検索す る 際に使用す る 、 現在の検索 パ ス の代入規則を表示 し ます。 こ れ ら の代入規則を変更す る には、 set substitute-path コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show substitute-path 例 例 2-156 show substitute-path show substitute-path # すべての代入規則を表示 関連項目 • directory (2-60 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set substitute-path (2-188 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-219 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.164 show sysroot, show solib-absolute-prefix こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが共有 ラ イ ブ ラ リ のシ ン ボルを検索す る 際に使用す る 、 シ ス テ ムルー ト デ ィ レ ク ト リ を表示 し ます。 ホ ス ト ワ ー ク ス テーシ ョ ンのシ ス テ ム ルー ト デ ィ レ ク ト リ を指定す る には、 set sysroot コ マ ン ド を使用 し ます。 デバ ッ ガは こ のデ ィ レ ク ト リ を使用 し て、 タ ーゲ ッ ト 共有 ラ イ ブ ラ リ のデバ ッ グ バージ ョ ンの コ ピーを検索 し ます。 ホ ス ト ワー ク ス テーシ ョ ン のシ ス テ ムルー ト に、 タ ーゲ ッ ト ルー ト フ ァ イ ルシ ス テ ム にあ る ラ イ ブ ラ リ の正確な表現が含まれてい る 必要があ り ます。 注 こ の機能を使用す る には、 その前に --target_os コ マ ン ド ラ イ ン オプシ ョ ン を使用 し てデ バ ッ ガ を起動す る 必要があ り ます。 Eclipse では、 gdbserver を使用 し て タ ーゲ ッ ト に接 続す る 際に、 こ のオプシ ョ ン が自動的に選択 さ れます。 構文 show sysroot show solib-absolute-prefix 例 例 2-157 show sysroot, show solib-absolute-prefix show sysroot # シス テムルー ト デ ィ レ ク ト リ を表示 関連項目 • set solib-search-path (2-185 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set sysroot, set solib-absolute-prefix (2-189 ページ) • show solib-search-path (2-216 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-220 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.165 show trust-ro-sections-for-opcodes こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト 自体か ら ではな く 、 ホ ス ト ワー ク ス テー シ ョ ン上の イ メ ージの読み出 し 専用セ ク シ ョ ン か ら オペ コ ー ド を読み出せ る か ど う か を制御す る 現在のデバ ッ ガ設定を表示 し ます。 構文 show trust-ro-sections-for-opcodes 例 例 2-158 show trust-ro-sections-for-opcodes show trust-ro-sections-for-opcodes # trust-ro-sections-for-opcodes 設定を表示 関連項目 • set trust-ro-sections-for-opcodes (2-190 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-221 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.166 show version こ の コ マ ン ド は、 デバ ッ ガの現在のバージ ョ ン番号を表示 し ます。 構文 show version 例 例 2-159 show version show version ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # デバ ッ ガのバージ ョ ン番号を表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-222 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.167 show wildcard-style こ の コ マ ン ド は、 パ タ ーン マ ッ チン グに使用 さ れてい る 現在の ワ イ ル ド カー ド ス タ イ ルを表示 し ます。 こ の設定を変更す る には、 set wildcard-style コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 show wildcard-style 例 例 2-160 show wildcard-style show wildcard-style # 現在のワ イル ド カー ド ス タ イルを表示 関連項目 • ワ イ ル ド カー ド の使用 (2-5 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • set wildcard-style (2-192 ページ) • info classes (2-92 ページ) • info functions (2-97 ページ) • info variables (2-116 ページ) • sharedlibrary (2-193 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-223 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.168 silence こ の コ マ ン ド は、 特定のブ レー ク ポ イ ン ト の停止 メ ッ セージの出力を無効に し ます。 構文 silence [number] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れは、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ま す。 number number を指定 し ない場合は、 すべての停止 メ ッ セージが無効にな り ます。 例 例 2-161 silence silence 2 silence $ # ブレーク ポ イ ン ト 2 の停止 メ ッ セージの出力を無効に し ます。 # 直前に作成さ れたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ る ブレーク ポ イ ン ト に適用 関連項目 • set print (2-180 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 unsilence (2-240 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-224 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.169 source こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 タ ーゲ ッ ト の制御 と デバ ッ グのための ス ク リ プ ト フ ァ イ ルが ロ ー ド さ れ、 実行 さ れます。 以下の種類の ス ク リ プ ト が使用で き ます。 DS-5 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 。 CMM CMM は一部のサー ド パーテ ィ 製デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れてい る ス ク リ プ ト 言語です。 DS-5 は、 CMM 形式の コ マ ン ド については、 一部 の タ ーゲ ッ ト の初期化ス ク リ プ ト を実行す る のに十分な、 ご く 一部の コ マ ン ド のみをサポー ト し てい ます。 Jython Jython は、 Java で実装 さ れた Python ス ク リ プ ト 言語です。 こ れに よ っ て、 デー タ 型、 条件付 き 実行、 ループ、 お よ び、 関数、 ク ラ ス、 モ ジ ュ ールへの コ ー ド の構成が包括的にサポー ト さ れ る だけでな く 、 標準 的な Jython ラ イ ブ ラ リ へのア ク セ ス も 可能にな り ます。 Jython は、 よ り 大 き な ス ク リ プ ト や複雑な ス ク リ プ ト を実行す る 場合に最適な言語で す。 構文 source [/v] filename [args] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 v 詳細な出力を指定 し ます。 ス ク リ プ ト の各 コ マ ン ド は、 デバ ッ グ出力に よ っ て イ ン タ ー リ ーブ さ れてい ます。 filename ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを指定 し ます。 ス ク リ プ ト の種類を区別す る ため、 以下の拡張子を使用 し ます。 args .ds DS-5 ス ク リ プ ト の場合 .cmm、 .t32 CMM ス ク リ プ ト の場合 .py Jython ス ク リ プ ト の場合 ゼ ロ 、 ま たは ス ク リ プ ト に渡 さ れ る 複数の引数 (Jython ス ク リ プ ト でサ ポー ト さ れてい る 引数のみ)。 例 例 2-162 source source myScripts\myFile.ds # myFile.ds か ら DS-5 デバ ッ ガ コ マン ド を実行 source myScripts\myFile.cmm # myFile.cmm か ら CMM 形式のコ マン ド を実行 source myScripts\myFile.t32 # myFile.t232 か ら CMM 形式のコ マン ド を実行 source /v myFile.ds # myFile.ds か ら DS-5 デバ ッ ガ コ マン ド を実行し、 # デバ ッ ガ出力によ って イ ン ター リ ーブ された コ マン ド を表示 source myScripts\myFile.py # フ ァ イル myFile.py か ら Jython ス ク リ プ ト を実行 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-225 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.170 start こ の コ マ ン ド は、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 デバ ッ ガの run コ マ ン ド を 呼び出 し た後、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト を削除 し ます。 デフ ォ ル ト で、 テ ン ポ ラ リ ブ レー ク ポ イ ン ト は、 グ ロ ーバル関数 main() のア ド レ ス に設定 さ れます。 ブ レー ク ポ イ ン ト の位置を変更す る には、 set debug-from コ マ ン ド を使用 し ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト の位置が見つか ら ない場合は、 イ メ ージエ ン ト リ ポ イ ン ト にブ レー ク ポ イ ン ト が設定 さ れます。 こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま た は $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 タ ーゲ ッ ト が実行 さ れ る と 、 即座に制御が戻 さ れ ます。 アプ リ ケーシ ョ ンが完了す る かブ レー ク ポ イ ン ト に達す る ま で、 デバ ッ ガが制御を戻 さ ない よ う にす る には、 wait コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 start [args] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 args argv パ ラ メ ー タ を使用 し て アプ リ ケーシ ョ ン の main() 関数に渡 さ れ る コ マ ン ド ラ イ ン引数を指定 し ます。 イ メ ージの名前は、 常に暗黙的に argv[0] に渡 さ れ る ので、 必ず し も 引数 と し て渡す必要はあ り ません。 例 例 2-163 start start # テンポ ラ リ ブレーク ポ イ ン ト まで、 # ターゲ ッ ト の実行を開始 関連項目 • continue (2-54 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 file, symbol-file (2-76 ページ) • load (2-122 ページ) • loadfile (2-123 ページ) • run (2-158 ページ) • set arm (2-163 ページ) • set debug-from (2-171 ページ) • set semihosting (2-182 ページ) • show debug-from (2-204 ページ) • show semihosting (2-213 ページ) • wait (2-243 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-226 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.171 stdin こ の コ マ ン ド は、 セ ミ ホ ス テ ッ ド アプ リ ケーシ ョ ン を使用 し 、 コ マ ン ド ラ イ ン コ ン ソ ールで イ ン タ ラ ク テ ィ ブにデバ ッ ガ を使用す る 場合のみ使用 さ れ ます。 注 デバ ッ ガ を Eclipse 内で使用す る 場合、 ま たは telnet セ ッ シ ョ ン を使用 し て アプ リ ケーシ ョ ン と 直接や り 取 り す る 場合、 こ の コ マ ン ド は必要あ り ません。 構文 stdin [input] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 input アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド に よ っ て要求 さ れ る セ ミ ホ ス テ ィ ン グ入力を指 定 し ます。 こ の入力は、 デバ ッ ガに対 し て入力の終わ り を示す \n が末尾 に付 き ます。 こ の コ マ ン ド は、 アプ リ ケーシ ョ ン コ ー ド に よ っ て入力を要求 さ れ る 前に使用す る こ と がで き ます。 すべての入力は要求 さ れ る ま でデバ ッ ガに よ っ てバ ッ フ ァ さ れ、 セ ミ ホ ス テ ィ ン グ操作が終了す る と 破棄 さ れ ます。 例 例 2-164 stdin stdin 10000\n ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # 数値 10000 をアプ リ ケーシ ョ ンに渡し ます。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-227 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.172 step こ の コ マ ン ド は、 すべての関数呼び出 し の ス テ ッ プ実行を含め、 アプ リ ケーシ ョ ン を ソ ース レベルで ス テ ッ プ実行 し 、 各 ソ ース行の最初の命令で停止 し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る には、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ルす る 必要があ り ま す。 こ の コ マ ン ド の動作を変更す る には、 set step-mode コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 step [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る ソ ース行の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た ソ ース行数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-165 step step step 5 # ソース行を 1 行実行 # ソース行を 5 行実行 関連項目 • reverse-step (2-155 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • finish (2-78 ページ) • next (2-137 ページ) • nexti (2-138 ページ) • nexts (2-139 ページ) • set step-mode (2-186 ページ) • show step-mode (2-217 ページ) • stepi (2-229 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-228 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.173 stepi こ の コ マ ン ド は、 アプ リ ケーシ ョ ン を命令レベルで ス テ ッ プ実行 し 、 すべての関数 呼び出 し も ス テ ッ プ実行 し ます。 構文 stepi [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る 命令の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た命令数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れます。 例 例 2-166 stepi stepi stepi 5 # 1 つの命令を実行 # 5 つの命令を実行 関連項目 • reverse-stepi (2-156 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • next (2-137 ページ) • nexti (2-138 ページ) • nexts (2-139 ページ) • step (2-228 ページ) • steps (2-230 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-229 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.174 steps こ の コ マ ン ド は、 すべての関数呼び出 し の ス テ ッ プ実行を含め (例えば、 for() ループ 内の ス テー ト メ ン ト )、 アプ リ ケーシ ョ ン を ソ ース レベルで ス テ ッ プ実行 し 、 各 ソ ー ス ス テー ト メ ン ト の最初の命令で停止 し ます。 こ の コ マ ン ド を使用す る には、 コ ー ド をデバ ッ グ情報付 き で コ ンパ イ ルす る 必要があ り ます。 こ の コ マ ン ド の動作を変更す る には、 set step-mode コ マ ン ド を使用 し ます。 構文 steps [count] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 count 実行す る ソ ース ス テー ト メ ン ト の数を指定 し ます。 注 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た場合は、 count で指定 し た ソ ース ス テー ト メ ン ト 数 よ り 少な く て も 、 実行が即座に停止 さ れ ます。 例 例 2-167 steps steps steps 5 # 1 つの ソース ス テー ト メ ン ト を実行 # 5 つの ソース ステー ト メ ン ト を実行 関連項目 • finish (2-78 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 next (2-137 ページ) • nexti (2-138 ページ) • nexts (2-139 ページ) • set step-mode (2-186 ページ) • show step-mode (2-217 ページ) • step (2-228 ページ) • stepi (2-229 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-230 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.175 stop stop は interrupt のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「interrupt, stop (2-119 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-231 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.176 symbol-file symbol-file は file のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「file, symbol-file (2-76 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-232 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.177 tbreak こ の コ マ ン ド は特定の位置に実行ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 その後ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き にそれを削除 し ます。 ま た、 if ス テー ト メ ン ト を使用 し て、 条件式 が true と 評価 さ れ る 場合のみ停止す る よ う に条件ブ レー ク ポ イ ン ト を指定す る こ と も で き ます。 こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 共有オブジ ェ ク ト 内に設定 さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たはカーネルモジ ュ ールは、 共有オブジ ェ ク ト ま たはカーネルモジ ュ ールがア ン ロ ー ド さ れ る と 保留中にな り ま す。 こ の コ マ ン ド を使用す る 場合、 set breakpoint に よ っ て自動ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を制 御で き ます。 構文 tbreak [-d] [-p] [[filename:]location|*address] [thread|core number…] [if expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ブ レー ク ポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ブ レー ク ポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ブ レー ク ポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 現在の ス レ ッ ド を参照す る には、 $thread を使 用 し ます。 number を指定 し ない場合は、 すべての ス レ ッ ド にブ レー ク ポ イ ン ト が適用 さ れます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き に、 評価す る 式を指定 し ます。 引数を指定 し ない場合、 現在の PC にブ レー ク ポ イ ン ト が設定 さ れます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-233 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-168 tbreak tbreak *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak *0x8000 thread $thread # 現在のス レ ッ ド のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak *0x8000 thread 1 3 # ス レ ッ ド 1 と ス レ ッ ド 3 のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak main # main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak SVC_Handler # ラベル SVC_Handler のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak +1 # 次の ソース行のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak my_File.c:main # my_File.c の main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak my_File.c:8 # my_File.c の行 8 のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 tbreak function1 if x>0 # x>0 の場合に停止する条件付き ブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • advance (2-36 ページ) • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • resolve (2-150 ページ) • set arm (2-163 ページ) • thbreak (2-235 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-234 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.178 thbreak こ の コ マ ン ド は特定の位置にハー ド ウ ェ ア実行ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し 、 その後 ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き にそれを削除 し ます。 ま た、 if ス テー ト メ ン ト を使用 し て、 条件式が true と 評価 さ れ る 場合のみ停止す る よ う に条件ブ レー ク ポ イ ン ト を 指定す る こ と も で き ます。 こ の コ マ ン ド は、 ブ レー ク ポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ブ レー ク ポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 ハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト の数は、 通常、 制限があ り ます。 使用可能なハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト をすべて使用 し て し ま っ た場合、 使用 し ないハー ド ウ ェ ア ブ レー ク ポ イ ン ト を削除す る か無効化 し ます。 共有オブジ ェ ク ト 内に設定 さ れたブ レー ク ポ イ ン ト ま たはカーネルモジ ュ ールは、 共有オブジ ェ ク ト ま たはカーネルモジ ュ ールがア ン ロ ー ド さ れ る と 保留中にな り ま す。 構文 thbreak [-d] [-p] [[filename:]location|*address] [thread|core number…] [vmid vmid] [if expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ブ レー ク ポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ブ レー ク ポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ブ レー ク ポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 location 以下の よ う に位置を指定 し ます。 line_num 行番号 function 関数名 label ラ ベル名 +offset|-offset 現在の位置か ら の行オ フ セ ッ ト を指定 し ます。 number ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て 1 つ以上の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 現在の ス レ ッ ド を参照す る には、 $thread を使 用 し ます。 number を指定 し ない場合は、 すべての ス レ ッ ド にブ レー ク ポ イ ン ト が適用 さ れます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ます。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト に達 し た と き に、 評価す る 式を指定 し ます。 引数を指定 し ない場合、 次の命令にハー ド ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト が設定 さ れます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-235 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-169 thbreak thbreak *0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak *0x8000 thread $thread # 現在のス レ ッ ド のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak *0x8000 thread 1 3 # ス レ ッ ド 1 と ス レ ッ ド 3 のア ド レ ス 0x8000 に # ブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak main # main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak SVC_Handler # ラベル SVC_Handler のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak +1 # 次の ソース行のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak my_File.c:main # my_File.c の main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak my_File.c:8 # my_File.c の行 8 のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 thbreak function1 if x>0 # x>0 の場合に停止する条件付きブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (2-41 ページ) • break-script (2-43 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clear (2-50 ページ) • condition (2-53 ページ) • delete breakpoints (2-57 ページ) • disable breakpoints (2-61 ページ) • enable breakpoints (2-71 ページ) • hbreak (2-82 ページ) • ignore (2-86 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • resolve (2-150 ページ) • tbreak (2-233 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-236 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.179 thread, core こ の コ マ ン ド は、 以下の情報を表示 し ます。 • デバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 一意の id 番号 • • ス レ ッ ド 状態ま たはプ ロ セ ッ サ状態 (停止済みや実行中な ど) 現在の ス タ ッ ク フ レーム (関数名お よ び ソ ース行番号な ど) 構文 thread [id] core [id] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 一意の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ番号を指定 し ます。 id を指定 し ない場 合、 現在の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サが表示 さ れます。 id 番号を表示す る には、 info cores、 info processes、 ま たは info threads を使用 し ます。 id id を指定 し た場合、 デバ ッ ガは情報を表示す る 前に、 制御を その ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに切 り 替え ます。 レ ジ ス タ お よ び コ ール ス タ ッ ク は、 特定の ス レ ッ ド ま たは プ ロ セ ッ サに関連付け ら れてい ます。 そのため、 コ ン テ キ ス ト を切 り 替え る と 、 レ ジ ス タ や コ ール ス タ ッ ク も 、 現在の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに属す る レ ジ ス タ や コ ール ス タ ッ ク に切 り 替え ら れ ます。 例 例 2-170 thread, core thread 699 core 2 # 現在のス レ ッ ド を番号 699 に設定 # 現在のプ ロ セ ッ サを番号 2 に設定 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • info cores (2-93 ページ) • info processes (2-106 ページ) • info threads (2-115 ページ) • thread apply, core apply (2-238 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-237 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.180 thread apply, core apply こ の コ マ ン ド は、 特定の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サに コ ン ト ロ ールを一時的に切 り 替え て DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を実行 し 、 再び元の状態に切 り 替え ます。 エ ラ ーが発生 し た場合、 デバ ッ ガは コ マ ン ド の処理を停止 し 、 再び元の状態に切 り 替え ます。 構文 thread apply {all|id} command core apply {all|id} command 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 all すべての ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ を指定 し ます。 id 一意の ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サ番号を指定 し ます。 id 番号を表示す る には、 info cores、 info processes、 ま たは info threads を使用 し ます。 command 実行す る DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を指定 し ます。 all を指定 し た場合、 その後、 切 り 替え る 前に各ス レ ッ ド ま たはプ ロ セ ッ サで コ マ ン ド が実行 さ れ ます。 例 例 2-171 thread apply, core apply thread apply all print /x $pc # PC レジ ス タ (16 進数) ですべてのス レ ッ ド を順に切 り 替えて # ア ド レ ス を出力 関連項目 • break (2-41 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) • info cores (2-93 ページ) • info processes (2-106 ページ) • info threads (2-115 ページ) • thread, core (2-237 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-238 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.181 unset こ の コ マ ン ド は、 現在のデバ ッ ガ設定を変更 し ます。 構文 unset option 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 option 以下の追加のオプシ ョ ン を指定 し ます。 substitute-path [path] 代入 さ れたすべての ソ ース パ ス を削除 し ます。 path を 指定 し た場合、 path の代入のみが削除 さ れます。 semihosting heap-base ヒ ープのベース ア ド レ ス を削除 し ます。 semihosting heap-limit ヒ ープの終了ア ド レ ス を削除 し ます。 semihosting stack-base ス タ ッ ク のベース ア ド レ ス を削除 し ます。 semihosting stack-limit ス タ ッ ク の終了ア ド レ ス を削除 し ます。 semihosting top-of-memory メ モ リ の先頭を削除 し ます。 例 例 2-172 unset unset substitute-path # すべての代入パス を削除 関連項目 • set semihosting (2-182 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 set substitute-path (2-188 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-239 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.182 unsilence こ の コ マ ン ド は、 特定のブ レー ク ポ イ ン ト の停止 メ ッ セージの出力を有効に し ます。 構文 unsilence [number] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト の番号を指定 し ます。 こ れは、 設定時にデバ ッ ガに よ っ て割 り 当て ら れ る 番号です。 info breakpoints を使用す る と 、 すべてのブ レー ク ポ イ ン ト と ウ ォ ッ チポ イ ン ト の番号 と ス テー タ ス を表示で き ま す。 number number を指定 し ない場合は、 すべての停止 メ ッ セージが有効にな り ます。 例 例 2-173 unsilence unsilence 2 unsilence $ # ブレーク ポ イ ン ト 2 の停止 メ ッ セージの出力を有効に し ます。 # 直前に作成されたデバ ッ ガ変数内に # 番号があ るブレーク ポ イ ン ト に適用 関連項目 • set print (2-180 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 silence (2-224 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-240 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.183 up こ の コ マ ン ド は、 コ ール ス タ ッ ク 内の現在の フ レーム ポ イ ン タ を最初の フ レームの 方向に上に移動 し ます。 ま た、 指定 さ れた フ レームの関数名 と ソ ース行番号を表示 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 up [offset] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 offset コ ール ス タ ッ ク で現在の フ レーム ポ イ ン タ か ら オ フ セ ッ ト さ れた フ レー ム を指定 し ます。 offset が指定 さ れていない場合、 デフ ォ ル ト は 1 です。 例 例 2-174 up up up 2 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 1 フ レーム上に移動し、 情報を表示 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 2 フ レーム上に移動し、 情報を表示 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • finish (2-78 ページ) • frame (2-80 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up-silently (2-242 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-241 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.184 up-silently こ の コ マ ン ド は、 コ ール ス タ ッ ク 内の現在の フ レーム ポ イ ン タ を最初の フ レームの 方向に上に移動 し ます。 注 各フ レームには、 コ ール ス タ ッ ク の最後の フ レーム (ゼ ロ ) か ら アプ リ ケーシ ョ ン の開始点であ る 最初の フ レーム ま で順に番号が割 り 当て ら れ ます。 構文 up-silently [offset] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 コ ール ス タ ッ ク で現在の フ レーム ポ イ ン タ か ら オ フ セ ッ ト さ れた フ レー ム を指定 し ます。 offset が指定 さ れていない場合、 デフ ォ ル ト は 1 です。 offset 例 例 2-175 up-silently up-silently up-silently 2 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 1 フ レーム上に移動 # 現在のフ レームポ イ ン タ か ら 2 フ レーム上に移動 関連項目 • down (2-67 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • down-silently (2-68 ページ) • info frame (2-96 ページ) • info all-registers (2-88 ページ) • info registers (2-107 ページ) • info stack, backtrace, where (2-112 ページ) • finish (2-78 ページ) • frame (2-80 ページ) • select-frame (2-161 ページ) • up (2-241 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-242 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.185 wait こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト が停止す る ま で待機す る よ う にデバ ッ ガに指示 し ます。 例えば、 アプ リ ケーシ ョ ン が完了す る か、 ブ レー ク ポ イ ン ト に達す る と き 。 タ イ ム ア ウ ト 値に達 し た場合に タ イ ム ア ウ ト パ ラ メ ー タ がエ ラ ーを生成す る よ う に指定す る こ と をお勧め し ます。 構文 wait time-out[ms | s] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 time-out 時間の長 さ を指定 し ます。 ms 時間の長 さ を ミ リ 秒単位で指定 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 s 時間の長 さ を秒単位で指定 し ます。 例 例 2-176 wait wait 1000 wait 0.5s # 待機するか 1 秒後にタ イ ムア ウ ト # 待機するか 0.5 秒後に タ イ ムア ウ ト 関連項目 • continue (2-54 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • run (2-158 ページ) • start (2-226 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-243 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.186 watch こ の コ マ ン ド は、 デー タ シ ン ボルに対 し て ウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 し ます。 指定 し た ア ド レ ス の メ モ リ で書 き 込みが行われ る と 、 デバ ッ ガが タ ーゲ ッ ト を停止 し ます。 こ の コ マ ン ド は、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の ID を新 し いデバ ッ ガ変数 $n に記録 し ます。 こ こ で、 n は数値です。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト の動作を削除ま たは変更す る には、 こ の変数 を ス ク リ プ ト で使用 し ます。 $n が最後ま たは最後か ら 2 番目のデバ ッ ガ変数の場合、 $ ま たは $$ を それぞれ使用 し て ID にア ク セ ス で き ます。 注 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 ス カ ラ 値でのみサポー ト さ れ ます。 タ ーゲ ッ ト に よ っ ては、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト がサポー ト さ れていない こ と も あ り ます。 現在、 ウ ォ ッ チポ イ ン ト は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アエージ ェ ン ト を使用す る ハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト にのみ設定で き ます。 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を ト リ ガす る 命令のア ド レ ス が、 PC の レ ジ ス タ に表示 さ れ る ア ド レ ス と 異な る 可能性があ り ます。 こ れはパ イ プ ラ イ ン効果が原因です。 構文 watch [-d] [-p] {[filename:]symbol|*address} [vmid vmid] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 d ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成 し た直後に無効に し ます。 p ウ ォ ッ チポ イ ン ト を認識可能な位置に解決で き ない場合に、 保留 ウ ォ ッ チポ イ ン ト を作成す る か を指定 し ます。 filename フ ァ イ ルを指定 し ます。 symbol グ ロ ーバル / 静的デー タ シ ン ボルを指定 し ます。 配列ま たは構造 体に対 し ては、 要素ま たは メ ンバを指定す る 必要があ り ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス ま たはア ド レ ス を求 め る 式を指定で き ます。 vmid ブ レー ク ポ イ ン ト の適用先 と し て仮想マシ ン ID (VMID) を指定 し ます。 こ れには、 整数ま たは整数を求め る 式を指定で き ます。 例 例 2-177 watch watch myVar1 watch *0x80D4 # myVar1 に書き込みウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 # ア ド レ ス 0x80D4 に書き込みウ ォ ッ チポ イ ン ト を設定 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • awatch (2-38 ページ) • break-stop-on-threads、 break-stop-on-cores (2-46 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-244 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break-stop-on-vmid (2-48 ページ) • clearwatch (2-52 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • info breakpoints capabilities, info watchpoints capabilities (2-90 ページ) • rwatch (2-159 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-245 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.187 whatis こ の コ マ ン ド は、 式のデー タ 型を表示 し ます。 構文 whatis [expression] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression 式を指定 し ます。 expression を指定 し ない場合、 最後の式が繰 り 返 さ れ ます。 注 こ の コ マ ン ド は、 式を実行 し ません。 例 例 2-178 whatis whatis 4+4 whatis myVar # 式の結果のデータ型を表示 # 変数 (myVar) のデータ型を表示 関連項目 • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-246 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.188 where where は、 info stack のエ イ リ ア ス です。 詳細については、 「info stack, backtrace, where (2-112 ページ)」 を参照 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-247 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.189 while こ の コ マ ン ド を使用す る と 、 デバ ッ ガ コ マ ン ド を実行す る 条件ループ付 き ス ク リ プ ト を作成で き ます。 構文 while condition ... optional_commands ... end 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 condition 条件式を指定 し ます。 while ス テー ト メ ン ト の後に、 condition が true と 評価 さ れ る 限 り 繰 り 返 し 実行 さ れ る 1 つ以上のデバ ッ ガ コ マ ン ド を入力 し ま す。 optional_commands ループの動作を変更す る ために、 while ス テー ト メ ン ト の内側で も 使用で き る オプシ ョ ンの コ マ ン ド を指定 し ます。 loop_break ループ を終了 し ます。 loop_continue 残 り の コ マ ン ド を ス キ ッ プ し 、 ループの最初に戻 り ます。 デバ ッ ガ コ マ ン ド を それぞれ新 し い行に入力 し 、 end コ マ ン ド を使用 し て こ の while コ マ ン ド を終了 し ます。 例 例 2-179 while # 条件に応じ て実行される コ マン ド が含まれた while ループを定義 # myVar はアプ リ ケーシ ョ ン コー ド の変数 while myVar<10 step wait x set myVar++ end 関連項目 • define (2-56 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • document (2-66 ページ) • end (2-74 ページ) • if (2-85 ページ) • 式の使用 (2-4 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-248 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 2.3.190 x こ の コ マ ン ド は、 特定のア ド レ ス にあ る メ モ リ の内容を表示 し ます。 構文 x [/flag]… [address] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 count 表示す る 値の番数を指定 し ます。 指定 し ない場合、 デ フ ォ ル ト は 1 です。 メ モ リ サイズ : b 1 バイ ト h 2 バイ ト w 4 バ イ ト (デフ ォ ル ト ) g 8 バイ ト 出力形式 : x 16 進数 (16 進数で出力す る 前に、 符号な し 整数に値を キ ャ ス ト し ます) d 符号付 き 10 進数 u 符号な し 10 進数 o 8 進数 t バイナ リ a 絶対 16 進数ア ド レ ス c 文字 f 浮動小数点 i アセ ン ブ ラ 命令 注 出力形式を指定 し ない場合、 初期のデフ ォ ル ト は x です。 ただ し 、 出力形式オプシ ョ ン を使用す る 別の コ マ ン ド を使用 し た こ と があ る 場合は、 それ と 同 じ 形式が維持 さ れ ます。 address ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま た はア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 address を指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト 値が使用 さ れます。 メ モ リ にア ク セ スす る コ マ ン ド の 中には、 こ のデフ ォ ル ト 値を設定で き る コ マ ン ド も あ り ます。 例 えば、 x、 print、 output、 お よ び info breakpoints な ど です。 注 こ の コ マ ン ド は、 デフ ォ ル ト のア ド レ ス変数を最後にア ク セ ス さ れた ア ド レ ス位置に設定 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-249 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド 例 例 2-180 x x 0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 にあ る メ モ リ を表示 x/3wx 0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 (16 進数) か ら 3 ワー ド 分の メ モ リ を表示 x/4b $SP # SP レ ジ ス タ のア ド レ スか ら 4 バイ ト 分の メ モ リ を表示 x/4i $PC # PC レ ジ ス タ のア ド レ スか ら 4 つの命令を表示 x /h 0x8000 # ア ド レ ス 0x8000 か らハーフ ワー ド を読み出し 関連項目 • 式の使用 (2-4 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • disassemble (2-64 ページ) • info breakpoints, info watchpoints (2-89 ページ) • memory set (2-132 ページ) • memory set_typed (2-134 ページ) • output (2-141 ページ) • print, inspect (2-144 ページ) • set arm (2-163 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 2-250 第3章 デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れてい る CMM 形式の コ マン ド 以下の各 ト ピ ッ ク では、 CMM 形式 コ マ ン ド について説明 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • CMM 形式の コ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 (3-2 ページ) • CMM 形式の コ マ ン ド の一覧 (グループ別) (3-4 ページ) • CMM 形式の コ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) (3-7 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-1 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.1 CMM 形式の コ マ ン ド の一般的な構文 と 使用方法 CMM 形式の コ マ ン ド については、 タ ーゲ ッ ト の初期化ス ク リ プ ト を実行す る のに十 分な、 ご く 一部の コ マ ン ド のみがサポー ト さ れてい ます。 CMM は一部のサー ド パー テ ィ 製デバ ッ ガに よ っ てサポー ト さ れてい る ス ク リ プ ト 言語です。 注 デバ ッ グ を十分にサポー ト す る には、 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド の使用をお勧め し ます。 詳細については、 第 2 章 DS-5 デバ ッ ガ コ マ ン ド を参照 し て下 さ い。 CMM 形式の コ マ ン ド の構文 多 く の コ マ ン ド では、 以下の構文を使用 し て引数 と フ ラ グ を指定で き ま す。 command [argument] [/flag]… フ ラ グはオプシ ョ ン の ス イ ッ チ と し て機能 し ます。 フ ラ グの指定には、 ス ラ ッ シ ュ 文字を使用 し ます。 コ マ ン ド が フ ラ グ を サポー ト す る 場合、 フ ラ グについては コ マ ン ド 構文の説明の中で記載 し ます。 注 コ マ ン ド では大文字 と 小文字が区別 さ れ ません。 下線は略語を示 し ま す。 CMM 形式の コ マ ン ド の使用方法 デバ ッ ガの コ マ ン ド は以下の構文規則に準拠 し てい る 必要があ り ます。 • 1 つの コ マ ン ド ラ イ ン には、 1 つのデバ ッ ガ コ マ ン ド のみを指定で き ます。 • シ ン ボルを参照す る 場合は、 大文字小文字の別が ソ ース コ ー ド と 一致 し てい る 必要があ り ます。 CMM 形式の コ マ ン ド を実行す る には、 CMM 形式の コ マ ン ド を含むデ バ ッ ガ ス ク リ プ ト フ ァ イ ルを作成 し て、 DS-5 デバ ッ ガの source コ マ ン ド を使用 し て ス ク リ プ ト を実行す る 必要があ り ます。 コ マ ン ド の多 く は、 略語に よ る 入力が可能です。 例えば、 break.set は b.s と 短縮す る こ と がで き ます。 各 コ マ ン ド の構文の定義では、 例えば、 break.set の よ う に、 下線に よ っ て略語を示 し ます。 各 コ マ ン ド の構文の定義では、 以下の表記規則を使用 し ます。 • 角括弧 [...] は、 オプシ ョ ン のパ ラ メ ー タ を示 し ます。 • 中括弧 {...} は、 必須パ ラ メ ー タ を示 し ます。 • 垂直のパ イ プ (|) は、 いずれか 1 つを選択す る 必要があ る 複数の パ ラ メ ー タ を示 し ます。 繰 り 返 し 指定で き る パ ラ メ ー タ は、 省略記号 (...) で示 し ます。 • 角括弧、 中括弧、 垂直のパ イ プは入力 し ないで く だ さ い。 斜体で示すパ ラ メ ー タ は、 実際の値に置 き 換え て く だ さ い。 複数のパ ラ メ ー タ を指定 す る 場合、 各 コ マ ン ド に対 し 、 構文の定義で示 し た区切 り 文字を使用 し ます。 パ ラ メ ー タ 名に スペース が含まれてい る 場合は、 そのパ ラ メ ー タ 名を二重引用符で囲みます。 コ マ ン ド の行末ま たは別の行に、 説明のための コ メ ン ト を入力す る こ と がで き ます。 コ メ ン ト は、 // 文字ま たは ; 文字を使用 し て示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-2 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.1.1 式の使用 一部の コ マ ン ド では、 式を指定す る こ と がで き ます。 式の中で関数に似た表記を使 用 し て、 レ ジ ス タ お よ び変数の内容にア ク セ スす る こ と がで き ます。 以下に例を示 し ます。 print "The result of my expression is:" v.value(myVar)+4+r(R0) こ こ で、 v.value() は変数の内容にア ク セ スす る ために、 r() は レ ジ ス タ の内容にア ク セ スす る ために使用す る こ と がで き ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-3 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.2 CMM 形式の コ マ ン ド の一覧 (グループ別) 以下に、 サポー ト さ れてい る CMM 形式の コ マ ン ド を特定の タ ス ク ご と にグループ化 し て示 し ます。 ブ レー ク ポ イ ン ト の制御 • • デー タ お よ び表示の制御 • イ メ ージ、 シ ン ボル、 お よ び ラ イ ブ ラ リ の制御 (3-5 ページ) • • • • 3.2.1 タ ーゲ ッ ト 実行 と 接続の制御 (3-5 ページ) コールス タ ッ ク と それに関連す る 変数を表示 し ます。 (3-5 ページ) デバ ッ ガお よ びプ ロ グ ラ ム情報の制御 (3-5 ページ) 支援 コ マ ン ド (3-6 ページ) ブ レー ク ポ イ ン ト の制御 コ マ ン ド の一覧 : break.delete (3-9 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト を削除 し ます。 break.disable (3-10 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト を無効に し ます。 break.enable (3-11 ページ) 特定のブ レー ク ポ イ ン ト を有効に し ます。 break.set (3-12 ページ) 特定のア ド レ ス にブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 3.2.2 デー タ お よ び表示の制御 コ マ ン ド の一覧 : data.dump (3-13 ページ) 特定のア ド レ ス ま たはア ド レ ス範囲にあ る デー タ を表示 し ます。 data.set (3-16 ページ) デー タ を メ モ リ に書 き 込みます。 print (3-19 ページ) 式の出力を表示 し ます。 register.set (3-20 ページ) レ ジ ス タ の値を設定 し ます。 var.global (3-24 ページ) すべてのグ ロ ーバル変数を表示 し ます。 var.local (3-25 ページ) すべての ロ ーカル変数を表示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-4 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド var.print (3-27 ページ) 式の出力を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 3.2.3 イ メ ージ、 シ ン ボル、 お よ び ラ イ ブ ラ リ の制御 コ マ ン ド の一覧 : data.load.binary (3-14 ページ) バ イ ナ リ イ メ ージ フ ァ イ ルを ロ ー ド し ます。 data.load.elf (3-15 ページ) ELF イ メ ージ フ ァ イ ルを ロ ー ド し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 3.2.4 タ ーゲ ッ ト 実行 と 接続の制御 コ マ ン ド の一覧 : break (3-8 ページ) タ ーゲ ッ ト 実行を停止 し ます。 go (3-17 ページ) タ ーゲ ッ ト 実行を開始 し ます。 system.down (3-21 ページ) タ ーゲ ッ ト か ら デバ ッ ガ を切断 し ます。 system.up (3-22 ページ) 指定 し た タ ーゲ ッ ト に接続 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 3.2.5 コ ール ス タ ッ ク と それに関連す る 変数を表示 し ます。 コ マ ン ド の一覧 : var.frame (3-23 ページ) ス タ ッ ク フ レーム を表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 3.2.6 デバ ッ ガお よ びプ ロ グ ラ ム情報の制御 コ マ ン ド の一覧 : var.new (3-26 ページ) 新 し い ス ク リ プ ト 変数を作成 し 、 ゼ ロ で初期化 し ます。 var.set (3-28 ページ) 既存の ス ク リ プ ト 変数の値を設定お よ び表示 し ます。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-5 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.2.7 支援 コ マ ン ド コ マ ン ド の一覧 : help (3-18 ページ) 特定の コ マ ン ド ま たは コ マ ン ド のグループについてのヘルプ情報 を表示 し ます。 wait (3-29 ページ) 指定 し た時間にわた っ て、 ス ク リ プ ト の実行を一時的に停止 し ま す。 特定の コ マ ン ド の詳細を表示す る には、 「help」 に続けて コ マ ン ド 名を入力 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-6 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3 CMM 形式の コ マ ン ド の一覧 (アルフ ァ ベ ッ ト 順) 以下では、 CMM 形式の コ マ ン ド を アルフ ァ ベ ッ ト 順に示 し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break (3-8 ページ) • break.delete (3-9 ページ) • break.disable (3-10 ページ) • break.enable (3-11 ページ) • break.set (3-12 ページ) • data.dump (3-13 ページ) • data.load.binary (3-14 ページ) • data.load.elf (3-15 ページ) • data.set (3-16 ページ) • go (3-17 ページ) • help (3-18 ページ) • print (3-19 ページ) • register.set (3-20 ページ) • system.down (3-21 ページ) • system.up (3-22 ページ) • var.frame (3-23 ページ) • var.global (3-24 ページ) • var.local (3-25 ページ) • var.new (3-26 ページ) • var.print (3-27 ページ) • var.set (3-28 ページ) • wait (3-29 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-7 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.1 break こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト 実行を停止 し ます。 構文 break 例 例 3-1 break break ; ターゲ ッ ト 実行を停止 関連項目 • go (3-17 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • system.down (3-21 ページ) • system.up (3-22 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-8 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.2 break.delete こ の コ マ ン ド は、 指定 し た ア ド レ ス にあ る ブ レー ク ポ イ ン ト を削除 し ます。 構文 break.delete expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 シ ン ボルか ら オ フ セ ッ ト さ れた特定の ソ ース行を参照す る には、 symbol\line と い う 構文を 使用 し ます。 例 例 3-2 break.delete break.delete 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 にあ るブレーク ポ イ ン ト を削除 break.delete main ; main() のア ド レ スにあ る ブレーク ポ イ ン ト を削除 break.delete main+4 ; main() のア ド レ スか ら 4 バイ ト 後にあ る ブレーク ポ イ ン ト を削除 break.delete main\2 ; main() のア ド レ スか ら 2 ソース行後にあ るブレーク ポ イ ン ト を削除 関連項目 • break.disable (3-10 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break.enable (3-11 ページ) • break.set (3-12 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-9 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.3 break.disable こ の コ マ ン ド は、 指定 し た ア ド レ ス にあ る ブ レー ク ポ イ ン ト を無効に し ます。 構文 break.disable expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 シ ン ボルか ら オ フ セ ッ ト さ れた特定の ソ ース行を参照す る には、 symbol\line と い う 構文を 使用 し ます。 例 例 3-3 break.disable break.disable 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 にあ る ブレーク ポ イ ン ト を無効化 break.disable main ; main() のア ド レ スにあ る ブレーク ポ イ ン ト を無効化 break.disable main+4 ; main() のア ド レ スか ら 4 バイ ト 後にあ る ブレーク ポ イ ン ト を無効化 break.disable main\2 ; main() のア ド レ スか ら 2 ソース行後にあ る ブレーク ポ イ ン ト を無効化 関連項目 • break.delete (3-9 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break.enable (3-11 ページ) • break.set (3-12 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-10 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.4 break.enable こ の コ マ ン ド は、 指定 し た ア ド レ ス にあ る ブ レー ク ポ イ ン ト を有効に し ます。 構文 break.enable expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 シ ン ボルか ら オ フ セ ッ ト さ れた特定の ソ ース行を参照す る には、 symbol\line と い う 構文を 使用 し ます。 例 例 3-4 break.enable break.enable 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 にあ る ブレーク ポ イ ン ト を有効化 break.enable main ; main() のア ド レ スにあ るブレーク ポ イ ン ト を有効化 break.enable main+4 ; main() のア ド レ スか ら 4 バイ ト 後にあ るブレーク ポ イ ン ト を有効化 break.enable main\2 ; main() のア ド レ スか ら 2 ソース行後にあ る ブレーク ポ イ ン ト を有効化 関連項目 • break.delete (3-9 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break.disable (3-10 ページ) • break.set (3-12 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-11 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.5 break.set こ の コ マ ン ド は、 指定 し た ア ド レ ス に ソ フ ト ウ ェ アブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し ます。 構文 break.set expression [/flag] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression ブ レー ク ポ イ ン ト のア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 シ ン ボルか ら オ フ セ ッ ト さ れた特定の ソ ース行を参照す る には、 symbol\line と い う 構文を 使用 し ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 disable ブ レー ク ポ イ ン ト を設定 し た直後に無効に し ます。 例 例 3-5 break.set break.set 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 にブレーク ポ イ ン ト を設定 break.set main ; main() のア ド レ スにブレーク ポ イ ン ト を設定 break.set main+4 ; main() のア ド レ スか ら 4 ワー ド の位置にブレーク ポ イ ン ト を設定 break.set main\2 ; main() のア ド レ スか ら 2 ソース行後にブレーク ポ イ ン ト を設定 関連項目 • break.delete (3-9 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • break.disable (3-10 ページ) • break.enable (3-11 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-12 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.6 data.dump こ の コ マ ン ド は、 特定のア ド レ ス ま たはア ド レ ス範囲にあ る デー タ を表示 し ます。 ア ド レ ス範囲を指定 し ない限 り 、 表示サ イ ズはデフ ォ ル ト で 0x20 バ イ ト のデー タ で す。 構文 data.dump expression [/flag]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 expression 特定のア ド レ ス ま たはア ド レ ス範囲を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 ア ド レ ス範囲、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 ア ド レ ス範囲を指定す る には -- を使用 し 、 ア ド レ ス か ら のオ フ セ ッ ト を指定 す る には ++ を使用 し ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 byte デー タ を 1 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 word デー タ を 2 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 long デー タ を 4 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 quad デー タ を 8 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 width 列数を指定 し ます。 nohex 16 進形式の出力を抑制 し ます。 noascii ASCII 出力を抑制 し ます。 le デー タ を リ ト ルエ ンデ ィ ア ン と し て フ ォーマ ッ ト し ます。 be デー タ を ビ ッ グエ ンデ ィ ア ン と し て フ ォーマ ッ ト し ます。 エ ンデ ィ ア ン を指定 し ない場合、 デバ ッ ガは ロ ー ド さ れた イ メ ージの開 始ア ド レ ス で情報を探 し 、 それが出来ない場合 リ ト ルエ ンデ ィ ア ン が使 用 さ れます。 例 例 3-6 data.dump data.dump 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 か ら 0x20 バイ ト (デフ ォル ト ) を表示 data.dump 0x8000--0x8170 ; ア ド レ ス範囲 0x8000 ~ 0x8170 にあ るデータ を表示し ます。 data.dump r(PC)++0x100 ; PC レ ジ ス タ のア ド レ スか ら 0x100 バイ ト を表示し ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-13 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.7 data.load.binary バ イ ナ リ イ メ ージ フ ァ イ ルを ロ ー ド し ます。 注 バ イ ナ リ イ メ ージ を ロ ー ド し て も 、 プ ロ グ ラ ム カ ウ ン タ や現在 ロ ー ド さ れてい る シ ン ボルは変更 さ れ ません。 構文 data.load.binary filename expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ フ ァ イ ルを指定 し ます。 expression ロ ー ド ア ド レ ス を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 シ ン ボル名、 ま た はア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト は 0x0 です。 例 例 3-7 data.load.binary data.load.binary "myFile.bin" ; ア ド レ ス 0x0 に イ メ ージを ロー ド し ます。 data.load.binary "../my directory/myFile.bin" ; ア ド レ ス 0x0 に イ メ ージを ロー ド し ます。 data.load.binary "myFile.bin" 0x8000 ; ア ド レ ス 0x8000 に イ メ ージを ロー ド し ます。 関連項目 • data.load.elf (3-15 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-14 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.8 data.load.elf こ の コ マ ン ド は、 ARM Executable and Linkable Format (ELF) フ ァ イ ルを ロ ー ド し ま す。 こ の形式は、 ARM ELF 仕様書に記載 さ れてお り 、 .axf と い う フ ァ イ ル拡張子を使 用 し ます。 注 ELF イ メ ージ を ロ ー ド す る と 、 プ ロ グ ラ ム カ ウ ン タ が イ メ ージのエ ン ト リ ポ イ ン ト (存在す る 場合) に設定 さ れます。 構文 data.load.elf filename [/flag]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 filename イ メ ージ フ ァ イ ルを指定 し ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 nocode コ ー ド お よ びデー タ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し ません。 nosymbol シ ン ボルを ロ ー ド し ません。 noclear イ メ ージ を ロ ー ド す る 前にシ ン ボルテーブルが ク リ ア さ れま せん。 noreg 例えば、 PC レ ジ ス タ やス テー タ ス レ ジ ス タ な ど の レ ジ ス タ の 値を設定 し ません。 デフ ォ ル ト こ の コ マ ン ド はデフ ォ ル ト では、 コ ー ド と デー タ を タ ーゲ ッ ト に ロ ー ド し ます。 新 し いシ ン ボルは、 既存のシ ン ボルテーブルを ク リ ア し た後に ロ ー ド さ れ ます。 ま た、 デフ ォ ル ト では、 レ ジ ス タ が設定 さ れ ます。 デフ ォ ル ト のオプシ ョ ン を変更す る 場合は、 追加の フ ラ グ を使用す る 必要があ り ま す。 例えば、 複数の イ メ ージか ら シ ン ボルを ロ ー ド す る 場合、 /noclear を使用 し ます。 例 例 3-8 data.load.elf data.load.elf "myFile.axf" ; イ メ ージおよびシンボルを ロー ド data.load.elf "../my directory/myFile.axf" ; イ メ ージおよびシンボルを ロー ド data.load.elf "myFile.axf" /nosymbol ; イ メ ージか ら シンボルを除いて ロー ド 関連項目 • data.load.binary (3-14 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-15 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.9 data.set こ の コ マ ン ド は、 デー タ を メ モ リ に書 き 込みます。 構文 data.set address [%format] expression [/flag]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 address 特定のア ド レ ス ま たはア ド レ ス範囲を指定 し ます。 こ れには、 ア ド レ ス、 ア ド レ ス範囲、 ま たはア ド レ ス を求め る 式を指定で き ます。 ア ド レ ス範囲の指定には、 -- を使用 し ます。 format 追加の フ ォ ーマ ッ ト を指定 し ます。 byte デー タ を 1 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 word デー タ を 2 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 long デー タ を 4 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 quad デー タ を 8 バ イ ト と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 float.ieee デー タ を 4 バ イ ト 浮動小数点数 と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 float.ieeedbl デー タ を 8 バ イ ト 浮動小数点数 と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 le デー タ を リ ト ルエ ンデ ィ ア ン と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 be デー タ を ビ ッ グエ ンデ ィ ア ン と し て フ ォ ーマ ッ ト し ます。 エ ンデ ィ ア ン を指定 し ない場合、 デバ ッ ガは ロ ー ド さ れた イ メ ージで こ の情報を探 し 、 それが出来ない場合 リ ト ルエ ンデ ィ ア ン が使用 さ れま す。 expression デー タ を指定 し ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 verify 書 き 込み操作をベ リ フ ァ イ し ます。 compare メ モ リ 内のデー タ を比較 し ますが、 メ モ リ には書 き 込みません。 例 例 3-9 data.set data.set r(PC) 0x10 ; PC レ ジ ス タ のア ド レ スに 0x10 を書き込み data.set 0x100--0x3ff 0x0 ; メ モ リ をゼロ で初期化 data.set 0x8000--0x100 %w 0x2000 /compare ; メ モ リ 内のデータ を 0x2000 と 比較 data.set 0x100--0x3ff 0x0 /verify ; メ モ リ をゼ ロ で初期化し てベ リ フ ァ イ ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-16 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.10 go こ の コ マ ン ド は、 デバ イ ス の実行を開始 し ます。 構文 go 例 例 3-10 go go ; デバイ スの実行を開始 関連項目 • break (3-8 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • system.down (3-21 ページ) • system.up (3-22 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-17 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.11 help こ の コ マ ン ド は、、 特定の コ マ ン ド ま たは コ マ ン ド のグループについてのヘルプ情報 を表示 し ます。 構文 help [command|group] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 command 個々の コ マ ン ド を指定 し ます。 group コ マ ン ド のグループ名を指定 し ます。 all すべての コ マ ン ド を表示 し ます。 breakpoints ブ レー ク ポ イ ン ト を制御 し ます。 data デー タ お よ び表示設定を制御 し ます。 files イ メ ージ、 シ ン ボル、 お よ び ラ イ ブ ラ リ を制御 し ま す。 running タ ーゲ ッ ト 実行 と ス テ ッ プ実行を制御 し ます。 stack コ ール ス タ ッ ク と それに関連す る 変数を表示 し ます。 status デフ ォ ル ト の設定お よ びプ ロ グ ラ ム ス テー タ ス情報 を制御 し ます。 support サポー ト さ れ る 追加の コ マ ン ド 例 例 3-11 help help var.frame help print help breakpoints help status ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 # var.frame コ マン ド に関するヘルプ情報を表示 # print コ マン ド に関するヘルプ情報を表示 # breakpoint コ マン ド のグループを表示 # status コ マン ド のグループを表示 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-18 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.12 print こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上の式の結果を連結 し ます。 構文 print [%printing_format] expression… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 printing_format [ascii | binary | decimal | hex] のいずれか を指定 し ます。 指定 し ない 場合、 デフ ォ ル ト は 10 進形式です。 expression 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 例 例 3-12 print print %h r(R0) ; レ ジ ス タ R0 を 16 進数で表示 print %d r(PC) ; レ ジ ス タ PC を 10 進数で表示 print 4+4 ; 式の結果を 10 進数で表示 print "Result is " 4+4 ; 文字列および式の結果を表示 print "Value is: " myVar ; 文字列および変数値を表示 print v.value(myVar) ; 変数値を表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-19 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.13 register.set こ の コ マ ン ド は、 レ ジ ス タ の値を設定 し ます。 構文 register.set name expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 name レ ジ ス タ の名前を指定 し ます。 expression 評価 し て結果を レ ジ ス タ に割 り 当て る 式を指定 し ます。 例 例 3-13 register.set register.set R0 15 ; レ ジ ス タ R0 の値を 15 に設定 register.set R0 (10*10) ; レジ ス タ R0 の値を式の結果に設定 register.set R0 r(R0)+1 ; レジ ス タ R0 の値を イ ン ク リ メ ン ト register.set PC main ; PC レジ ス タ の値を main() のア ド レ スに設定 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-20 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.14 system.down こ の コ マ ン ド は、 タ ーゲ ッ ト か ら デバ ッ ガ を切断 し ます。 構文 system.down 例 例 3-14 system.down system.down ; ターゲ ッ ト か ら切断 関連項目 • break (3-8 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • go (3-17 ページ) • system.up (3-22 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-21 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.15 system.up こ の コ マ ン ド は、 指定 し た タ ーゲ ッ ト に接続 し ます。 構文 system.up 例 例 3-15 system.up system.up ; ターゲ ッ ト に接続 関連項目 • break (3-8 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 • go (3-17 ページ) • system.down (3-21 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-22 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.16 var.frame こ の コ マ ン ド は、 ス タ ッ ク フ レーム を表示 し ます。 構文 var.frame [%printing_format] [/flag]… 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 printing_format [ascii | binary | decimal | hex] のいずれか を指定 し ます。 指定 し ない 場合、 デフ ォ ル ト は 10 進形式です。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 novar 変数の表示を無効に し ます。 nocaller 関数呼び出 し 元の表示を無効に し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 args 引数を表示 し ます。 こ れがデフ ォ ル ト です。 locals ロ ーカル変数を表示 し ます。 caller 関数呼び出 し 元を表示 し ます。 json メ ッ セージ を JSON 形式で表示す る 出力オプシ ョ ン を指 定 し ます。 例 例 3-16 var.frame var.frame /locals /caller ; 変数 と 関数の呼び出し元を表示 var.frame %hex /locals /caller ; 変数 と 呼び出し元を 16 進数で表示 var.frame /novar ; 変数をすべて非表示 var.frame /json ; ス タ ッ ク フ レーム を JSON 形式で表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-23 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.17 var.global こ の コ マ ン ド は、 すべてのグ ロ ーバル変数を表示 し ます。 構文 var.global [%printing_format] [/flag] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 printing_format [ascii | binary | decimal | hex] のいずれか を指定 し ます。 指定 し ない 場合、 デフ ォ ル ト は 10 進形式です。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 json メ ッ セージ を JSON 形式で表示す る 出力オプシ ョ ン を指 定 し ます。 例 例 3-17 var.global var.global var.global %h ; すべてのグ ローバル変数を表示 ; すべてのグ ローバル変数を 16 進数で表示 関連項目 • var.local (3-25 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 var.print (3-27 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-24 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.18 var.local こ の コ マ ン ド は、 関数内のすべての ロ ーカル変数を表示 し ます。 構文 var.local [%printing_format] [/flag] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 printing_format [ascii | binary | decimal | hex] のいずれか を指定 し ます。 指定 し ない 場合、 デフ ォ ル ト は 10 進形式です。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 json メ ッ セージ を JSON 形式で表示す る 出力オプシ ョ ン を指 定 し ます。 例 例 3-18 var.local var.local var.local %h ; すべてのローカル変数を表示 ; すべての ローカル変数を 16 進数で表示 関連項目 • var.global (3-24 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 var.print (3-27 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-25 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.19 var.new こ の コ マ ン ド は、 新 し い ス ク リ プ ト 変数を作成 し 、 ゼ ロ で初期化 し ます。 ス ク リ プ ト 変数は、 実行時のみ使用で き ます。 構文 var.new \name 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 ス ク リ プ ト 変数の名前を指定 し ます。 name 例 例 3-19 var.new var.new \myVar ; 新し いス ク リ プ ト 変数を作成 関連項目 • var.set (3-28 ページ) ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-26 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.20 var.print こ の コ マ ン ド は、 1 つ以上の式の結果を連結 し ます。 構文 var.print [%printing_format] expression… [/flag] 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 printing_format [ascii | binary | decimal | hex] のいずれか を指定 し ます。 指定 し ない 場合、 デフ ォ ル ト は 10 進形式です。 expression 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 式の中で ス ク リ プ ト 変数を 使用す る には、 名前の前にバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ を付け ます。 ス ク リ プ ト 変数は、 実行時のみ使用で き ます。 flag 追加の フ ラ グ を指定 し ます。 json メ ッ セージ を JSON 形式で表示す る 出力オプシ ョ ン を指 定 し ます。 例 例 3-20 var.print var.print "Value is: " myVar1 ; 文字列および myVar1 を表示 var.print myVar1 " and " myVar2 ; 連結された文字列および変数を表示 var.print %h myVar1 ; myVar1 を 16 進数で表示 var.print \myVar ; ス ク リ プ ト 変数の値を表示 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-27 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.21 var.set こ の コ マ ン ド は、 既存の ス ク リ プ ト 変数の値を設定お よ び表示 し ます。 ま た式の結 果 も 表示 し ます。 ス ク リ プ ト 変数は、 実行時のみ使用で き ます。 構文 var.set [\name=]expression 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 既存の ス ク リ プ ト 変数の名前を指定 し ます。 name 注 既存の ス ク リ プ ト 変数の名前を指定す る 場合、 var.new コ マ ン ド の後に こ の コ マ ン ド を使用す る 必要があ り ます。 expression 評価 し て結果を返す式を指定 し ます。 name オプシ ョ ン を使用 し て式を指 定す る と 、 その ス ク リ プ ト 変数の値 も ま た、 式の結果に よ っ て更新 さ れ ます。 例 例 3-21 var.set var.set \myVar ; ス ク リ プ ト 変数の値を表示 var.set \myVar=3+3 ; ス ク リ プ ト 変数の値を設定し、 結果を表示 var.set 3+3 ; 結果を表示 関連項目 • var.new (3-26 ページ) • ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 var.print (3-27 ページ) Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-28 デバ ッ ガによ っ てサポー ト さ れている CMM 形式のコ マ ン ド 3.3.22 wait こ の コ マ ン ド は、 指定 し た時間にわた っ て ス ク リ プ ト の実行を一時的に停止 し ます。 構文 wait number{m|s} 各パ ラ メ ー タ には以下の意味があ り ます。 number 時間の長 さ を指定 し ます。 m 時間の長 さ を ミ リ 秒単位で指定 し ます。 s 時間の長 さ を秒単位で指定 し ます。 例 例 3-22 wait wait 1s wait 0.5s wait 1000m ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 ; 1 秒間待機 ; 0.5 秒間待機 ; 1000 ミ リ 秒間待機 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential 3-29 付録 A GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 バージ ョ ン 1.2、 2002 年 11 月 Copyright (C) 2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc. 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA. こ の利用許諾契約書を、 一字一句その ま ま に複製 し 頒布す る こ と を許可 し ます。 た だ し 変更は認め ません。 1. は じ めに こ の利用許諾契約書の目的は、 マニ ュ アルや教科書な ど、 実務的で実用的な文書を (「無料」 と い う 意味ではな く ) 「自由」 と い う 意味で フ リ ー と し 、 それに よ っ て、 改 変の有無ま たは目的の営利非営利を問わず、 文書を複製 し 再頒布す る 自由をすべて の人々に実効的に保証す る こ と にあ り ます。 加え て こ の契約書は、 著者や出版者が 他人の行っ た改変に対す る 責任を負 う こ と な く 、 自 ら の著作物に対す る 相応の敬意 と 賞賛を得 る 手段を保護 し ます。 こ の利用許諾契約書は一種の 「 コ ピーレ フ ト 」 であ り 、 こ の契約書を採用す る 文書 か ら 派生 し た著作物は、 それ自体 も ま た元の文書 と 同 じ 意味で フ リ ーであ る 必要が あ り ます。 こ の契約書は、 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ アのための コ ピーレ フ ト 的な利用許諾 であ る GNU 一般公衆使用許諾契約書を補足 し てい ます。 こ の利用許諾契約書は、 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア用のマニ ュ アルに使用す る こ と を目的 と し て考案 さ れ ま し た。 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ アにはフ リ ーな文書が必要であ り 、 フ リ ーなプ ロ グ ラ ムに付属す る マニ ュ アルは、 その ソ フ ト ウ ェ ア と 同様に フ リ ーであ る 必要があ る か ら です。 し か し 、 こ の契約書の使用範囲は ソ フ ト ウ ェ アのマニ ュ ア ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-1 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 ルに限 り ません。 著作物の主題にかかわ ら ず、 ま たそれが印刷 さ れた書籍 と し て出 版 さ れ る か否か を問わず、 こ の契約書は文字で表現 さ れた あ ら ゆ る 著作物に使用可 能ですが、 主に手順の説明や参照を目的 と す る 著作物での使用をお勧め し ます。 2. こ の利用許諾契約書の適用範囲 と 用語の定義 こ の利用許諾契約書は、 提供媒体に関係な く 、 こ の契約書の条件に従っ て頒布可能 であ る 旨の著作権者に よ る 告知が記載 さ れたすべてのマニ ュ アル ま たはその他の著 作物に適用 さ れます。 その よ う な告知に よ り 、 世界中ど こ で も 、 著作権を支払 う こ と な く 、 永久的に こ の契約書に定め る 条件で著作物を使用す る 許可を付与す る も の と し ます。 以下の各条において、 「文書」 と はその よ う な告知が記載 さ れた あ ら ゆ る マニ ュ アル ま たは著作物を指 し ます。 利用許諾の宛名人は一般のすべての個人であ り 、 こ の契約書において 「利用者」 と 表現 さ れ ます。 利用者は、 著作権法に定め ら れた許可を必要 と す る 方法でその よ う な著作物を複製、 改変、 ま たは頒布す る こ と に よ り 、 こ の契約書を受諾す る こ と と な り ます。 文書の 「改変版」 と は、 忠実に複製 し たか、 ま たは改変や他言語への翻訳を行っ た かにかかわ ら ず、 その文書の全部ま たは一部を含むあ ら ゆ る 著作物を意味 し ます。 「追補部分」 と は、 文書中のその旨指定 さ れた追補ま たは本文に先立つ前付け部分で あ り 、 文書の出版者ま たは著者 と 、 文書全体の主題 (ま たはそれに関連す る 事柄) と の関係のみを記載 し 、 主題全体に直接属す る 内容を ま っ た く 含ま ない部分を指 し ます (例えば、 文書が数学の教科書 と し ての性格を持つ場合、 追補部分に数学的な 説明を含む こ と はで き ません)。 追補部分で扱われ る 関係 と し て、 その主題ま たは関 連す る 事柄 と の歴史的なつなが り を記述す る こ と も 、 それ ら に関す る 法的、 商業的、 哲学的、 倫理的、 ま たは政治的立場を記述す る こ と も で き ます。 「変更不可部分」 と は、 追補部分の一部であ っ て、 文書を こ の利用許諾契約書の下で 公開す る 旨記述 し た告知内において、 変更不可部分の題名を明示 し てそれ ら が変更 不可部分であ る こ と を指定 し た部分です。 上記に示 し た追補部分の定義に該当 し な い部分を、 変更不可 と し て指定す る こ と はで き ません。 文書は、 必ず し も 変更不可 部分を含む必要はあ り ません。 文書に変更不可部分が指定 さ れていなければ、 その 文書に変更不可部分は存在 し ません。 「カバーテ キ ス ト 」 と は、 文書が こ の利用許諾契約書に定め る 条件の下で公開 さ れ る 旨述べた告知において、 「表カバーテ キ ス ト 」 ま たは 「裏カバーテ キ ス ト 」 と し て列 挙 さ れ る 短い文章を指 し ます。 表カバーテ キ ス ト は最大で 5 語、 裏カバーテ キ ス ト は最大で 25 語ま で と し ます。 文書の 「透過的」 複製物 と は、 機械に よ る 読み取 り が可能な文書の複製物であ っ て、 それを表現す る 文書形式が一定の要件を満たす複製物を指 し ます。 すなわち、 その 文書形式の仕様が公衆に公開 さ れ、 文書の内容を一般的なテ キ ス ト エデ ィ タ 、 ま た は (画素で構成 さ れ る 画像の場合は) 一般的な描画プ ロ グ ラ ム、 ま たは (図面の場 合は) 広 く 入手可能な製図エデ ィ タ で簡単に改訂す る のに適 し 、 かつテ キ ス ト フ ォ ーマ ッ タ への入力、 ま たはテ キ ス ト フ ォ ーマ ッ タ への入力に適す る 諸形式への 自動変換に適 し た仕様であ る 必要があ り ます。 本来は透過的な フ ァ イ ル形式に複製 さ れていて も 、 マー ク ア ッ プ さ れ る こ と で、 ま たはマー ク ア ッ プ さ れない こ と で、 読者に よ る それ以降の改変を妨げ阻害す る よ う な措置を取 ら れた複製物は透過的で はあ り ません。 相当量のテ キ ス ト を画像形式で表現 し た場合、 その画像形式は透過 的ではあ り ません。 「透過的」 ではない複製物を 「非透過的」 複製物 と 呼びます。 透過的複製に適 し た形式の例 と し ては、 マー ク ア ッ プ を含ま ないプ レーン な ASCII 形式、 Texinfo 入力形式、 LaTeX 入力形式、 一般に入手可能な DTD を用いた SGML ま たは XML、 ま たは人手に よ る 改変を想定 し て設計 さ れた、 標準準拠のシ ン プルな HTML、 PostScript、 ま たは PDF が挙げ ら れ ます。 透過的な画像形式の例には、 PNG、 XCF、 お よ び JPG が含ま れ ます。 非透過な形式 と し ては、 独自仕様の ワー ド プ ロ セ ッ サでのみ閲覧編集で き る 独自仕様の フ ァ イ ル形式、 一般には入手で き ない DTD ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-2 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 ま たは処理ツールを使っ た SGML や XML、 一部の ワ ー ド プ ロ セ ッ サに よ っ て生成 さ れ る 、 出力のみを目的 と し た機械生成の HTML、 PostScript、 ま たは PDF が含ま れま す。 「 タ イ ト ルページ」 と は、 表紙に続 く 数ページであ っ て、 印刷 さ れた書籍では、 実際 の表紙自体に加え て、 こ の利用許諾契約書が表紙に表示す る こ と を義務づけ る 文章 や図な ど を、 読みやすい形で掲載す る のに必要なページ を意味 し ます。 表紙に類す る も のが無い形式で発表 さ れ る 著作物において、 「 タ イ ト ルページ」 と は本文に先立 ち、 その著作物の題名が最 も 目立つ形で表示 さ れてい る 場所のそばに置かれ る 文章 の こ と を指 し ます。 「出版者」 と は、 文書の複製物を公衆に提供す る すべての個人ま たは団体を意味 し ま す。 「XYZ と 題 さ れた」 部分 と は、 「XYZ」 と 名付け ら れた文書の一部分であ り 、 その題 名は正確に 「XYZ」 であ る か、 ま たは 「XYZ」 を他の言語に翻訳 し たテ キ ス ト の後 ろに 「XYZ」 を その ま ま括弧で括っ た部分です ( こ こ で 「XYZ」 と は、 こ の利用許 諾契約書で、 例えば 「謝辞」、 「献辞」、 「推薦の辞」、 ま たは 「履歴」 な ど の、 以下で 述べ る 特定の部分名を意味 し ます)。 利用者が文書を改変す る 場合、 その よ う な部分 の 「題名を保存す る 」 と は、 こ の契約書の定義に従っ て 「XYZ と 題 さ れた」 部分を 残す こ と を意味 し ます。 文書では、 こ の利用許諾契約書が文書に適用 さ れ る こ と を述べた告知の次に、 「保証 否認警告」 を含め る こ と も で き ます。 こ れ ら の保証否認警告は、 言及に よ っ て こ の 契約に含まれ る と みな さ れますが、 それは保証の否認に関 し てのみ有効です。 こ れ ら の保証否認警告で示 し う る 他のいかな る 含意 も 無効であ り 、 こ の契約書の意味に 何 ら 影響を与え ません。 3. 逐語的に忠実な複製 こ の利用許諾契約書、 著作権表示、 こ の契約書が文書に適用 さ れ る 旨述べた告知の 3 つがすべての複製物に複製 さ れ、 かつ利用者が こ の契約書で指定 さ れた以外のいか な る 条件を も 追加 し ない と い う 条件で、 利用者は こ の文書を、 商用であ る か否か を 問わずいかな る 媒体でで も 複製頒布す る こ と がで き ます。 利用者は、 自身が作成ま たは頒布す る 複製物に対 し て、 閲覧や再複製を技術的な手法に よ っ て妨害、 規制 し てはな り ません。 ただ し 、 複製 と 引 き 換えに代価を得 る こ と はで き ます。 利用者が 相当量の複製物を頒布す る 際には、 本契約書第 3 項で指定 さ れ る 条件に も 従 う 必要 があ り ます。 ま た利用者は、 上記 と 同 じ 条件の下で、 複製物を貸与 し 、 お よ び複製物を公に開示 す る こ と がで き ます。 4. 大量の複製 利用者が、 文書の印刷 さ れた (ま たは通常、 印刷 さ れた表紙を持つ媒体を使用 し た) 複製物を 100 部を超え て出版 し 、 文書の利用許諾告知に よ っ て カバーテ キ ス ト の掲 載が要求 さ れてい る 場合、 指定 さ れたすべてのカバーテ キ ス ト を、 表カバーテ キ ス ト は表表紙に、 裏カバーテ キ ス ト は裏表紙に、 はっ き り と 読みやすい形で載せた表 紙の中に複製物本体を綴 じ 込む必要があ り ます。 ま た、 両方の表紙において、 利用 者を それ ら の複製物の出版者 と し てはっ き り と かつ読みやすい形で確認で き る 必要 があ り ます。 表表紙には、 文書の完全な題名お よ び題名を構成す る すべての語が等 し く 目立つ よ う に、 視認可能な形で示す必要があ り ます。 それ ら の情報に加え て、 表紙に他の文章や図な ど を加え る こ と がで き ます。 表紙のみを変更 し た複製物は、 それが文書の題名を保存 し 上記の条件を満たす限 り 、 他の点では逐語的に忠実な複 製物 と し て扱われます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-3 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 ど ち ら かの表紙に要求 さ れ る カバーテ キ ス ト の量が多 く 、 読みやす く 表示す る こ と がで き ない場合、 テ キ ス ト 先頭の 1 文 (ま たは適切に収ま る 分量) を実際の表紙に 表示 し 、 続 き は隣接 し たページに表示す る も の と し ます。 文書の非透過的複製物を 100 部を超え て出版ま たは頒布す る 場合、 それぞれの非透 過な複製物 と 共に機械で読み取 り 可能な透過的複製物を添付す る か、 ま たはそれぞ れの非透過な複製物の中に ま たは複製物に添え て、 一般のネ ッ ト ワ ー ク を使用す る 公衆が、 追加の機材な し に、 公の標準的なネ ッ ト ワー ク プ ロ ト コ ルを使用 し て、 文 書の完全な透過的複製物を ダ ウ ン ロ ー ド で き る コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ ト ワー ク 上の所在 地を記述す る 必要があ り ます。 後者を選ぶ場合、 その版の非透過な複製物を公に (直接、 ま たは代理人ま たは小売業者を通 じ て) 最後に頒布 し てか ら 最低 1 年間は、 その透過的複製物が指定の場所でア ク セ ス可能な状態にあ る こ と を保証す る よ う 、 非透過な複製物の大量頒布を始め る 際に合理的に慎重な手順を踏む必要があ り ます。 こ れは要望であ り 必要条件ではあ り ませんが、 透過非透過を問わず大量の複製物を 再頒布す る 前に、 文書の著者が文書の更新 さ れた版を提供で き る よ う 、 文書の著者 に十分な余裕を持っ て連絡 し て下 さ い。 5. 改変 文書の改変版を、 こ の利用許諾契約書に正確に従っ て公開 し 、 改変版が こ の契約書 に定め る 文書の条件を満た し 、 ひいてはその複製物を所持す る すべての人に頒布 と 変更を許可す る 限 り において、 改変版を上記第 2 項お よ び第 3 項が指定す る 条件の下 で複製頒布す る こ と がで き ます。 さ ら に、 改変版では以下の条件に従 う 必要があ り ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 1. タ イ ト ルページ (お よ び他の表紙があ る 場合はその表紙に も )、 文書お よ び文 書の以前の版 と 区別可能な題名を表示す る こ と (以前の版があ る 場合、 文書の 履歴の部分に列記す る こ と )。 元の版の出版者か ら 許可を得た場合、 以前の版 と 同 じ 題名を使用す る こ と も で き ます。 2. タ イ ト ルページに、 改変版で改変を行っ た 1 人以上の人物ま たは団体名を列記 す る こ と 。 あわせて元の文書の著者 と し て、 最低 5 人 (4 人以下の場合は全員) の主要著者を列記す る こ と 。 ただ し 元の著者が こ の条件を免除 し た場合は こ の 限 り ではあ り ません。 3. タ イ ト ルページに、 改変版の出版者名を出版者 と し て記載す る こ と 。 4. 文書にあ る すべての著作権表示を残す こ と 。 5. 他の著作権表示の近 く に、 利用者の改変についての適切な著作権表示を追加す る こ と。 6. 著作権表示の直後に、 こ の契約書の末尾にあ る 付記で示す形式で、 改変版を こ の契約書の条件の下で利用す る こ と を公衆に対 し て許可す る 告知を含め る こ と。 7. 元の文書の利用許諾告知に記載 さ れた変更不可部分の完全な一覧お よ び必須の カバーテ キ ス ト を、 改変版の利用許諾告知で も 維持す る こ と 。 8. こ の契約書の変更 さ れていない複製物を含め る こ と 。 9. 「履歴」 と 題 さ れた部分 と その題名を保持 し 、 そ こ に最低限の項目 と し て、 改 変版の題名、 出版年、 新 し く 変更 し た部分の著者名、 お よ び出版者名を タ イ ト ルページに掲載す る の と 同様に記載 し た項目を加え る こ と 。 文書中に 「履歴」 と 題 さ れた部分が存在 し ない場合は、 文書の題名、 出版年、 著者、 お よ び出版 者を タ イ ト ルページに掲載す る の と 同様に記載 し た部分を用意 し 、 上記の よ う に、 改変版を説明す る 項目を加え る こ と 。 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-4 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 10. 文書中に、 文書の透過的複製物への公共的ア ク セ ス のためのネ ッ ト ワー ク 的所 在地が指定 さ れてい る 場合は、 それを保持す る こ と 。 その文書の元にな っ た以 前の版で指定 さ れていたネ ッ ト ワ ー ク 的所在地 も 記載 さ れてい る 場合 も こ れ と 同様 と し ます。 こ れ ら の情報は 「履歴」 の部分に置 く こ と がで き ます。 それ ら の情報が文書自体 よ り 少な く と も 4 年前に出版 さ れた著作物の情報の場合、 ま たは改変版が参照 し てい る 版の元の出版者か ら 許可を得た場合、 その情報を省 略す る こ と がで き ます。 11. 「謝辞」 ま たは 「献辞」 と 題 さ れたすべての部分について、 その部分の題名を 保存 し 、 その部分の各貢献者への謝意ま たは献呈の意 と 語調を保存す る こ と 。 12. 文書の変更不可部分を、 その本文お よ び題名を変更せずに保存す る こ と 。 章番 号ま たはそれに相当す る 部分は題名の一部 と はみな し ません。 13. 「推薦の辞」 と 題 さ れた部分はすべて削除す る こ と 。 その よ う な部分を改変版 に含め る こ と はで き ません。 14. すでに存在す る 部分を 「推薦の辞」 ま たは変更不可部分のいずれか と 矛盾す る 題名に改題 し ない こ と 。 15. 保証否認警告を保存す る こ と 。 改変版に、 追補部分 と し ての条件を満た し 、 かつ文書か ら 複製 さ れた文章や図な ど を含ま ない、 前付けの章ま たは付録が追加 さ れ る 場合、 利用者の選択に よ り 、 それ ら の部分の一部ま たはすべて を変更不可に指定す る こ と がで き ます。 変更不可に指 定す る ためには、 それ ら の部分の題名を改変版の利用許諾告知中の変更不可部分一 覧に追加 し ます。 こ れ ら の題名は他の章名 と 区別可能であ る 必要があ り ます。 含まれ る 内容が、 さ ま ざ ま な集団に よ る 改変版に対す る 推薦の辞のみであ る 場合、 「推薦の辞」 と 題す る 章を追加す る こ と がで き ます。 推薦の辞の例 と し ては、 同分野 の専門家の査読の陳述、 ま たは文書が特定の標準の権威あ る 定義 と し て団体に承認 さ れた と い う 声明な ど があ り ます。 利用者は、 5 語ま での文を表カバーテ キ ス ト と し て、 25 語ま での文を裏表紙テ キ ス ト と し て、 改変版のカバーテ キ ス ト 一覧の末尾に加え る こ と がで き ます。 1 人の個人 が追加 し 、 ま たは 1 つの団体が追加す る よ う 手配で き る のは、 表カバーテ キ ス ト お よ び裏カバーテ キ ス ト 共にそれぞれ 1 文ずつに限 ら れ ます。 既にその文書の表裏い ずれかの表紙に、 利用者が追加 し た カバーテ キ ス ト 、 ま たは利用者が代理す る 同 じ 団体内で行われた手配に基づ く カバーテ キ ス ト が含まれてい る 場合、 新たな カバー テ キ ス ト を追加す る こ と はで き ません。 ただ し 、 その古い文を加え た以前の出版者 か ら 明示的な許可を得た場合は、 古い文を置 き 換え る こ と がで き ます。 文書の著者ま たは出版者は、 こ の利用許諾契約書に よ っ て、 自 ら の名前を改変版の 宣伝に利用 し 、 ま たは改変版への明示的ま たは黙示的な推薦のために使 う こ と を許 可す る も のではあ り ません。 6. 文書の結合 上記第 4 項において改変版に関 し て定め る 条件の下で、 こ の利用許諾契約書の下で 公開 さ れた複数の文書を 1 つに ま と め る こ と がで き ます。 その際、 原本 と な る 文書 にあ る 変更不可部分をすべて、 改変せずに結合後の著作物中に含め、 それ ら を統合 し た著作物の変更不可部分を その利用許諾告知に列記 し 、 原本にあ る すべての保証 否認警告を保持す る 必要があ り ます。 結合後の著作物については こ の契約書の複製物を 1 つ含んでいれば足 り 、 同一内容 の変更不可部分が複数あ る 場合には 1 つで代用す る こ と がで き ます。 同 じ 題名だが 内容の異な る 変更不可部分が複数あ る 場合、 その部分のそれぞれの題名の末尾に、 既知の場合には、 その部分の原著者 も し く は出版者の名前、 そ う でなければ固有の ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-5 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 番号を括弧で括っ て記載す る こ と で、 それぞれ区別で き る よ う にす る 必要があ り ま す。 結合後の著作物の利用許諾告知におけ る 変更不可部分の一覧において も 、 章の 題名を同様に調整 し て下 さ い。 結合後の著作物において、 それぞれの原本の 「履歴」 と 題 さ れたすべての部分を ま と めて、 「履歴」 と 題 さ れた 1 つの章を作成 し ます。 同様に、 「謝辞」 ま たは 「献辞」 と 題 さ れた あ ら ゆ る 部分 も 統合 し ます。 「推薦の辞」 と 題 さ れた部分はすべて削除す る 必要があ り ます。 7. 文書の収集 こ の利用許諾契約書の下で公開 さ れた複数の文書を収集 し 、 それ ら で構成 さ れ る 収 集著作物を作成す る こ と がで き ます。 その場合、 その他のすべての点において、 そ れぞれの文書が逐語的に忠実な複製に関 し て こ の契約書の定め る 条件に従 う 限 り 、 さ ま ざ ま な文書中の こ の契約書の個々の複製物を、 収集著作物中の 1 つの複製物に 置 き 換え る こ と がで き ます。 こ の よ う な収集著作物か ら 文書を 1 つ取 り 出 し 、 それを こ の契約書の下で単独に頒 布す る こ と がで き ます。 ただ し その際には、 こ の契約書の複製物を抽出 さ れた文書 に挿入 し 、 かつその他すべての点で こ の文書の逐語的に忠実な複製に関 し て こ の契 約書が定め る 条件に従 う こ と と し ます。 8. 独立 し た著作物の集積 文書ま たはその派生物を、 他の別の独立 し た文書ま たは著作物 と 一緒に し 、 1 つの記 憶装置ま たは頒布媒体に収めた編集著作物は、 編集に よ っ て生 じ る 著作権が、 編集 著作物に含まれ る 個々の著作物がその利用者に許可 し た法的権利を制限す る よ う 行 使 さ れない限 り 、 「集積」 著作物 と 呼ばれ ます。 文書が集積著作物に含ま れ る 場合、 こ の契約書は、 集積著作物に含まれ る 他の著作物には適用 さ れ ません。 ただ し 、 そ れ ら 自体が文書か ら 派生 し た著作物であ る 場合は、 こ の限 り ではあ り ません。 こ の よ う な文書の複製物に、 こ の利用許諾契約書の第 3 項に定めた カバーテ キ ス ト の掲載の要件が適用 さ れ る 場合、 文書の量が集積著作物全体の 2 分の 1 未満であれ ば、 文書のカバーテ キ ス ト は集積著作物中で文書その も のの周 り を囲む中表紙、 ま たは文書が電子的形式であ る 場合には表紙の電子的等価物にのみ配置す る だけで足 り ます。 それ以外の場合は、 カバーテ キ ス ト は集積著作物全体を囲む印刷 さ れた表 紙に掲載す る 必要があ り ます。 9. 翻訳 翻訳は改変の一種 と みな さ れ、 文書の翻訳を こ の利用許諾契約書の第 4 項に定め る 条件の下で頒布す る こ と がで き ます。 変更不可部分を翻訳に よ っ て置 き 換え る には 著作権者の特別な許可を必要 と し ますが、 元の変更不可部分に追加す る 形で変更不 可部分の全部ま たは一部の翻訳を表示す る こ と がで き ます。 こ の契約書や文書中の 利用許諾告知、 保証否認警告すべての英語原本 も 含め る 限 り において、 こ の契約書、 告知、 警告の翻訳 も 含め る こ と がで き ます。 契約書や告知、 警告に関 し て翻訳 と 英 語原本 と の間に食い違いが生 じ た場合、 英語原本が優先 さ れ ます。 文書中の特定の部分が、 原文で 「Acknowledgements (謝辞)」、 「Dedications (献辞)」、 ま たは 「History (履歴)」 と 題 さ れてい る 場合、 通常、 題名の保持に関す る ( こ の契 約書の第 1 項) ための要件 (同第 4 項) を満たすには、 実際の題名を変更す る 必要が あ り ます。 10. 契約の終了 こ の利用許諾契約書の下で明確に提示 さ れてい る 場合を除 き 、 文書を複製、 改変、 再許諾、 ま たは頒布 し てはな り ません。 こ の利用許諾契約書で指定 さ れてい る 以外 の、 文書の複製、 改変、 再許諾、 頒布に関す る すべての試みは無効であ り 、 こ の契 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-6 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 約書に よ っ て保証 さ れ る 権利を自動的に終結 さ せ る こ と と な り ます。 ただ し 、 こ の 契約書の下で複製物を提供 さ れ、 ま たは諸権利を付与 さ れた個人や団体は、 こ の契 約書を完全に遵守す る 限 り 、 個人ま たは団体に与え ら れた許諾が終結す る こ と はあ り ません。 11. 将来におけ る 本利用許諾契約書の改訂 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア財団は、 適宜、 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書の新 し い改訂版 を出版す る こ と がで き ます。 その よ う な新版は現在の版 と 理念的には大 き く 異な る こ と はあ り ませんが、 新たに生 じ た問題や懸念を解決す る ため細部においては異な る 場合があ り ます。 詳 し く は http://www.gnu.org/copyleft/ を参照 し て下 さ い。 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書のそれぞれの版には、 新旧の区別が付 く よ う なバー ジ ョ ン番号が割 り 当て ら れてい ます。 文書において、 こ の契約書のあ る 特定の版ま たは 「それ以降のすべての版」 を適用す る と 指定 さ れてい る 場合、 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア財団が発行す る (草稿を除 く ) 指定の版ま たはそれ以降の版のいずれか を選 び、 その契約条件に従 う こ と がで き ます。 文書が こ の契約書のバージ ョ ン番号を指 定 し ていない場合は、 フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア財団か ら それ ま でに発行 さ れた (草稿を 除 く ) 版のいずれか 1 つを選択す る こ と がで き ます。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-7 GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 A.1 追補 : こ の利用許諾契約書を文書に適用す る には こ の利用許諾契約書を文書に適用す る には、 こ の契約書の複製物 1 つを文書中に含 め、 以下に示す著作権表示 と 利用許諾告知を タ イ ト ルページのす ぐ 後に表示 し て下 さ い。 Copyright (C) 西暦年 名前。 本書は、 フ リ ーソ フ ト ウ ェ ア財団発行の GNU フ リ ー文書利用許諾契約書 バージ ョ ン 1.2 ま たはそれ以降 が定める条件の下で複製、 頒布、 ま たは改変する こ と を許可されています。 変更不可部分、 表カ バーテキ ス ト 、 裏カバーテキ ス ト は存在し ません。 こ の利用許諾契約書の複製物は 「GNU フ リ ー文書利用許諾契約 書」 の章に含まれています。 変更不可部分や表カバーテ キ ス ト 、 裏カバーテ キ ス ト が存在す る 場合は、 「変更不可 部分、 …は存在 し ません。」 と い う と こ ろ を以下で置 き 換え て下 さ い。 変更不可部分の章の題名を列記、 表カバーテキ ス ト の列記、 裏カバーテキ ス ト の列記 文書中に、 相当量のプ ロ グ ラ ムのサン プル コ ー ド が含ま れ る 場合、 その よ う なサン プルに関 し ては、 こ の利用許諾契約書 と 同時に GNU 一般公衆許諾契約書な ど の フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア向け ラ イ セ ン ス の う ちいずれか を選択 し て公開 し 、 それ ら のサン プル コ ー ド を フ リ ー ソ フ ト ウ ェ ア と し て許可す る こ と を推奨 し ます。 変更不可部分はあ る がカバーテ キ ス ト は存在 し ないな ど、 3 つの要素のその他の組み 合せに関 し ては、 状況に合わせて上記 2 つの選択肢を併用 し て下 さ い。 ARM DUI 0452PJ ID 1 0 0 4 1 3 Copyright © 2010-2013 ARM. All rights reserved. Non-Confidential A-8
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