プレスリリース(pdfファイル) - 伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!

プレスリリース
取材が可能な日程
3/28(土) キックオフフォーラム 於 京都(録画 OK)
または 随時(中村昌生会長インタビューなどの設定も可能です)
目次 (別添 3/28 キックオフフォーラムちらし)
p2 本会の設立主旨と活動の紹介
p3 呼びかけ人・会長の言葉、呼びかけ人
p4 3/28 キックオフフォーラム(京都)の概要
p5 組織概要
p6 事業計画
p7 <参考資料とは> 伝統構法とは?
伝統木造技術文化遺産準備会
http://dentoh-isan.jp/
〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町 15 生研ビル内
Tel:075-711-3339 Fax: 075-711-2823 Mail: [email protected]
この件についてのお問合せ:
090-6073-4810(事務局
大江)
伝統木造技術文化遺産準備会設立の主旨
「伝統構法」のユネスコ無形文化遺産登録をめざします
日本の気候風土から生まれ、原風景を織りなす和の建築は「伝統構法(伝統木造技術)」
とよばれる職人技術で造られています。千年以上もの長い間、連綿と伝えられてきたそ
の技術は、自然に対抗するのではなく、融和・共生する自然観に依拠し、その要は「木
のいのち」を最大限に活かすことにあります。
「伝統構法」は、日本人の暮らしを支え、すばらしい伝統文化を花開かせた「和」の基
盤技術です。それは堂宮・数寄屋・民家を通底する技術であるばかりでなく、素材、資
材、道具とそれらの生産・流通を担う人々の育成まで、総体的なものです。どれが欠け
ても日本の建築文化を生きた形で継承していく事はできません。ところが、質より量、
効率最優先の価値観の中で、ひとつひとつが存亡の危機に瀕しています。
ユネスコでは「1. 人類の創造的才能の傑作としての卓越した価値 2. 共同体の伝統
的・歴史的ツール 3. 民族・共同体を体現する役割 4. 技巧の卓越性 5. 生活文
化の伝統の独特の証明としての価値 6. 消滅の危険性」を満たす民俗文化財を、無形
文化遺産 Intangible Cultural Heritage として位置づけ、保護継承をはかっています。
「伝統構法」もこの無形文化遺産登録をめざします。
そのために「伝統構法は世界に誇る日本の宝である」という国民的な認識を高めていこ
うと、伝統木造関係者、文化人、有識者が呼びかけ人となり、上記の主旨に賛同する個
人・企業・団体による「伝統木造技術文化遺産準備会」という推進母胎を立ち上げまし
た。伝統構法の無形文化遺産登録は最終的なゴールではなく、日本の美しい風景・街並
の再生、それを形作る技術である伝統構法の次世代への継承、自然と共生する価値観・
技術観の浸透による持続可能な社会の創出に至るスタートとして捉えています。
平成 27 年度からの正式始動に先立って、呼びかけ人・発起人・会員を募っており、
3/28(土)には、ひと・まち交流館 京都にて、キックオフフォーラムを開催予定です。
つきましては、この機会に取材していただきたく、ご案内させていただきました。
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キックオフフォーラム
3 月 28 日(土) 13 時〜17 時
ひと・まち交流館 京都 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町 83-1 (京阪電車「清水五条」より 8 分、地下鉄烏丸線「五条」より 10 分、京都市バス 4・
17・205 号系統「河原町正面」下車すぐ) 2
「伝統構法をユネスコ無形文化遺産に」呼びかけ人代表 より
伝統建築を未来に伝えることによって、
日本人が古くから営み続けた、自然との共生、
木材資源の流通、森林の活性化など、
ほんらいの日本の姿と心を復活させるであろう。
梅原 猛(哲学者・文化勲章受賞者)
呼びかけ人予定者(2015 年 2 月現在、) 梅原 猛(哲学者)
小川 三夫(大工棟梁)、直井 光男(大工棟梁)、赤尾建藏(竹中大工道具館)
内田 祥哉(建築学)、渡辺 一正(建築学)、鈴木 祥之(耐震工学)
ほか多くの文化人.有識者の方
太古から自然と共生してきた日本人は、その暮らしの中から家づくりの技術を
つくり上げてきた。それが「伝統構法」である。自然と共に呼吸する住まいか
ら、独自の生活文化(茶・花・香など)を発達させた。この家づくりの技が廃
れるならば伝統文化も廃れるに違いない。この世界に比類のない伝統技術(大
工、左官、屋根、建具、畳など)が無形文化遺産に登録されるよう、力を尽く
そうではありませんか。
伝統木造技術文化遺産準備会 会長 中村 昌生(茶室研究)
Web サイトに
中村昌生会長がこの運動について語っているインタビュー映像を掲載しています。
Web:
http://dentoh-isan.jp (「伝統構法を無形文化遺産に」で検索)
(この運動について>主旨 というページをご覧ください)
伝統木造技術文化遺産準備会
会長 中村 昌生(京都工芸繊維大学・福井工業大学 名誉教授、一般財団法人京都伝
統建築技術協会 理事長、一般社団法人伝統を未来につなげる会 代表)
事務局 大江 忍(職人がつくる木の家ネット、NPO 法人緑の列島ネットワーク 代表)
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3/28(土) キックオフフォーラム(京都) 開催要項(詳細はパンフレットにて)
日時:2015
年 3 月 28 日(土) 13:00 〜17:00(開場 12:50) 会場:ひと・まち交流館 京都 大会議室 参加費:1,000 円 プログラム:
(1)ご挨拶 中村 昌生 会長
(2)主旨説明 事務局 大江 忍
(3)基調講演「伝統木造建築技術の先端性」 渡辺 一正先生
(4)パネルディスカッション「日本の生活文化と伝統構法」
登壇者(敬称略):
渡辺一正 伝統構法の特徴について分かりやすく解説
小川三夫 日本一の宮大工。西岡常一棟梁の唯一の内弟子 片山九郎右衛門 能楽師 森田りえ子 日本画家
コーディネート)=中村 昌生
(5)終了後 懇親会予定(18:00〜20:00)京都タワーホテル 8000 円
主催:伝統木造技術文化遺産準備会
共催:一般社団法人 伝統を未来につなげる会、これからの木造住宅を考える連絡会
後援:
一般財団法人 京都伝統建築技術協会、NPO 法人 伝統木構造の会、
NPO 法人 日本伝統建築技術協会、NPO 法人 緑の列島ネットワーク、
NPO 法人 日本民家再生協会、職人がつくる木の家ネット、
京都建築専門学校、日本建築専門学校、竹中大工道具館、
削ろう会、斫ろう会、木工具温故会、左官会議
Web:
http://dentoh-isan.jp (「伝統構法を無形文化遺産に」で検索)
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組織概要
【構成員とその役割】
・幹事会:活動内容の最終意思決定と、責任を負う
・事務局:この運動の事務・会計処理を行う
・ 個 人 会 員 : こ の 運 動 の 主 旨 に 賛 同 し 、 入 会 金 と 年 会 費 を 支 払 っ て 会 の 活 動 に
協 力 す る 個 人 (入会金 5 千円、年会費=1口 1 万円で1口以上)
・ 企 業 ・ 団 体 会 員 : こ の 運 動 の 主 旨 に 賛 同 し 、 入 会 金 と 年 会 費 を 支 払 っ て 、
会の活動に協力する各種団体・企業。団体会員主催のイベントや事業を、こ
の運動の関連イベントとして広報することができる。
(入会金1万円、年会費=
1口 1 万円で1口以上)
・賛 同 団 体:こ の 運 動 の 主 旨 に 賛 同 し 、関 連 イ ベ ン ト は 行 う が 、入 会 金 や 年 会 費 を 支 払 う 会 員 に は な ら な い 。
【 会 費 ・ 寄 付 金 の の 受 付 先 】 口座名義:「伝統木造技術文化遺産準備会」
郵便振替口座(全国の郵便局にて取り扱い):記号番号 00950-5-173567
ゆうちょ銀行 〇九九店 当座 0173567 三菱東京 UFJ 銀行 出町支店 普通 0150686
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【事業計画】
発起人会にて企画計画する事業を、賛同団体や会員の皆様の応援やご協力を得ながら、
運営していきます。(第一回目の発起人会を 3/18 に京都で開催)
○ 主催イベントの開催(年に2回程度。賛同団体との共催も)
○ 国やユネスコにはたらきかけるための署名活動
○ Web サイトによる国内外への発信
○ 伝統構法の実践や継承のためのブックレット出版 ほか
【現在のところ企画が予定されているイベント】
「道具と大工」シンポジウム(三重県)、「地域と共に生きる加子母明治座 改修完成フ
ォーラム」(岐阜県)、「伝統構法と地域性~ 土佐に見る」 (高知県)など
「伝統構法を世界文化遺産に!」の運動は、伝統木造技術文化遺
産準備会の会員のはたらき、会費、寄付によって推進されます。
準備会の発起人が中心となって主催するイベントや事業、全国
津々浦々でのさまざまなフィールドでの「伝統構法をユネスコ無
形文化遺産に」を掲げた関連イベント等により、この運動への認
知、国内外での伝統構法への理解と共感を広げとなり、その結果
として、ユネスコ無形文化遺産登録をめざします。登録はゴール
ではなくスタートであり、日本の美しい原風景や職人技術や暮ら
し文化の復権と未来への継承、自然と共生する持続可能型社会の
創出を、最終目標とします。
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