太陽通信 - 社会福祉法人 太陽の家

Japan Sun Industries
太陽通信
No Charity, but a Chance!
∼人間としての尊厳が保たれる
社会の実現∼
社会福祉法人太陽の家広報紙 http://www.taiyonoie.or.jp/
国際大会公認
パワーリフティング機器設置
2015年1月、本部のサンスポーツセンター1階にある
トレーニング室に、国際大会公認の障がい者用パワー
リフティング機器が設置されました。国内では3カ所目、
九州で初となります。設置にあたっては、オムロン株式
会社より株主優待制度でいただいた寄付金の一部と中村裕
記念基金を活用しました。
リオデジャネイロパラリンピックを目指している、
オムロン太陽の城隆志さんは、
「これまで片道40分かけて
大分市まで通っていましたがこれで練習に専念できます。
今まで健常者用の機器でしかトレーニングできません
でしたが、国際大会公認の機器が設置されてうれしいです。
太陽の家にはバリアフリーの宿泊施設もあり、合宿等を
する環境にも恵まれています。6月初旬にはJPPF
(日本パラ・パワーリフティング連盟)全日本代表チーム
が、翌月カザフスタンで開催される、2015IPCパワー
リフティングアジアオープン選手権の強化合宿を計画
別府事業本部の作業場再編
2014年10月に別府事業本部の就労継続支援B型作業
場(工芸科、機材科、電材科、電子科)が、同じ敷地内
北側にある第2作業棟3Fに集約されました。工芸科
は宿舎からの距離が遠くなり不便になったとの声もありま
すが、
「明るくなった」
「活気が感じられるようになった」
との感想もあります。ワンフロアに集約されたことで、
作業場間の材料の移動時間削減等による効率化、占有面積
を25%削減したことによる冷暖房などエネルギーコスト
の削減効果が期待されます。
集約された作業場を紹介します。
(利用者人数は2015/1/1現在)
●機材科(41名)
:
二輪、四輪の汎用機器の部品等を製造しています。
機材科
電子科
No.
310
2015(H27)
2
しています」と話しています。この大会は、リオパラ
リンピックに出場するためには参加が必須とされてい
ます。
城さんは、1月11日に東京の日本体育大学で開催
された第15回全日本障害者パワーリフティング大会の
65kg級で131kgの日本記録で優勝しました。「今回の
優勝は設置された新しい機器で練習できたことが大き
かったです。これまでとは違い、体の姿勢等大会と同じ
機器でトレーニングできることの大切さを実感しました。
当面はリオパラリンピックに出場するための公認記録
(1 3 5 k g ) を
目指しますが、
今の環境でトレー
ニングを続ければ
記録はまだまだ
更新できると
思います」と
意気込みを話して
いました。
●電子科(6名)
:
電子化された書籍の検査やデータ入力作業をしてい
ます。手指機能に障がいのある方は、手先を使う部品
組立の作業では能力を発揮できない方もいますが、この
作業は、検査やパソコン入力の能力があれば、障がいに
関係なく出来ます。
●工芸科(46名)
:
法人や企業から依頼された広報誌等の発送、現金自動
預け払い機の部品のクリーニング、電気部品の組立等の
作業を行っています。作業時間は9時から15時まで
と、9時から16時までの2タイプに分かれます。木曜日
の午後は体育館やトレーニング室でリハビリやスポーツ
訓練を行っています。
●電材科(31名)
:
電気工事関係の部品(天井等の配線を固定する部品)
を作っています。
工芸科
電材科
Japan Sun Industries
ラオスの障がい者福祉について
AARでは、地方の農村で暮らす障がい者が自宅で取り組む
ことのできる軽作業を通じて現金収入を得ることを目指し、
「障がい者の小規模起業支援」を昨年スタートさせました。
ADDPが運営する美容院
1月9日から12日まで
①食用なまずの養殖、②平茸の栽培、③縫製技術の普及を
ラオス人民民主共和国で、
図り、300名ほどの障がい者を対象に研修を実施してい
ADDP(アジアの障害者
ます。月に2,000円∼3,000円の収入になり、その結果、
活動を支援する会)および
大家族の中での障がい者の立場が強化されるそうです。
AAR(難民を助ける会)
ラオスでの障がい者支援は、社会保障制度が皆無に等しい
の障がい者支援活動を視察
中、一人でも多くの障がい者に自立して生きていくための
してきました。
技術を習得してもらい、その姿を社会にアピールしていく
ラオスには、たくさんの欧米のNGOや国際機関が支援に
段階にあるようです。ADDPやAARの活動は現地の実情に
入っており、その中でADDPやAARは障がい者の就労や
ぴったりと寄り添った地道な活動で、まさに継続こそ力
車椅子の普及・スポーツ活動を中心とした支援を10年以上
です。
に亘って行ってきました。車椅子の製造や普及の活動では、
今年1月、第2回ラオス障がい者スポーツ大会が開催
大分タキの上野茂会長が大きな足跡を残してきました。
されましたが、継続的活動を行うには指導者や審判など
ADDPは、3名の聴覚障がい者が働く美容院と、6名の
人材の養成が課題となっています。太陽の家としては、
身体障がい者・知的障がい者
今後も指導者の派遣や研修生の受け入れを通じて、ラオス
がクッキーを製造販売する
の障がい者の社会参加
ベーカリー等を運営。公務員
に貢献し て い く 道 を
の初任給18,000円/月の
探っていきたいと思い
ラオスで、16,000円∼
ます。
30,000円/月の収入を得
ています。
(事務局 宮原実乃
クッキーの製造工場
50周年企画《 温故知新 》
作業科目の変遷(中)
服部直充)
ラオスの町並み
1966年に第1期・第2期工事が完了し、第1・第2・
第3工場・体育館・寮が新築され、それに伴い入所者も
激増、仕事を求めて中村博士達の東奔西走が再開されま
した。
旧本館建設まで
印刷科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 金工科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
太陽の家印刷部として1966年に創業。 開設当初の車いす製造をやめ、1966年
市内の業者よりパイプイスの仕事を
当初は事務所棟内で作業していた。
受注、第1工場内で製造を開始した。
クリーニング科・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1967年第1工場内で綿久寝具株式
会社より受けた病院のシーツ等の
クリーニングを開始。
金工科では1967年関西エバー
ブラックからミノルタカメラの
レンズキャップ製造を受注、
1970年には第2プラスチック科
木工科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ プラスチック科・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1967年第2工場で早川電機工業(現 1969年改造した射出成型機を導入し
シ ャ ー プ ) の 電 気 こ た つ の や ぐ ら 第2工場で洗面器や食器を生産。
(木製)の製造を開始。
が発足し京屋工芸よりマネキン
製造を受注しました。
視察を目的とした訪問を受けた際、太陽の家のもつ自立の
精神を感じた訪問客は皆さん、50年の前から取り組んで
大分ロボケアセンター 開所1年を迎えて
いるというその歴史と継続的・発展的な活動に感銘を受け
大分ロボケアセンターは、昨年
られます。私たち大分ロボケアセンター、また親会社である
1月31日の開所式より数えて
CYBERDYNE株式会社も「人の役にたつ科学技術」を
丸1年を迎えました。これまでに
目指しており、この場所でロボケアセンターHAL FITを営業
来所くださった利用者数は延べ
できていることに対して、感謝の気持ちでいっぱいです。
約800名を超え、おかげさまで
今年度は、より地域の皆さまにとってお役に立てる事業所
多くの方にロボットスーツHAL
となるよう、スタッフ一同、さらに精進してまいります。
を使ったトレーニングへ足を
これからもどうぞ
お運びいただきました。また、
よろしくお願い
来所者の居住地は大分県、福岡県を中心としていた当初に
いたします。
比べて、国内は九州一円のほか四国・関西圏、また海外では
台湾・UAEなど様々な場所に広がりつつあります。
大分ロボケア
HAL FITに来所くださる方々が口を揃えるのは、太陽の家
センター株式会社
が過ごしやすい環境ということです。利用者のほかにも、
スタッフ一同
新成人者紹介
HAL FITでトレーニング中
太陽の家が創立50周年を迎える2015年、太陽の家の仲間18名の皆さん
が新成人を迎えました。皆さんが未来に向かって自己の限界に挑戦し、
活躍されることを期待しております。おめでとうございました。
別 府
ホンダ
写真左から 阿部祐亮さん、松江聡哲さん、
宇留嶋栞里さん(就労移行支援)
姫野健吾さん(就労継続支援B型)
愛 知
写真左から 津崎大樹さん(ホンダR&D太陽)
目野涼一さん(ホンダR&D太陽)
藤澤大和さん(ホンダR&D太陽)
薬師寺誠さん(ホンダ太陽)
京 都
前列左から2人目 岩本 翔さん
後列左から 稲垣宏章さん、新美 翼さん
鈴木裕輝さん、太田有哉さん
写真左から 大村竜生さん
山下一樹さん
(就労継続支援B型)
(就労継続支援B型)
(就労継続支援A型)
(就労継続支援A型)
前列左から3人目 松本朋美 さん
足立育実さん
青山祐樹さん
(就労継続支援A型)
★10年目 障がい者委託訓練
「就職準備訓練コース」が修了★
昨年の9月に始まった2014年度大分県障がい者委託訓練
「就職準備訓練コース」の修了式が1月20日に本部集会室で
行われました。この研修は個人に合わせた訓練プログラムを
作成し4ヶ月の短期間で就職を目指すものです。今年は特に
自己ピーアール力の向上を目標として、発声・プレゼン訓練を
中心にビジネスマナー、IT講座等、基礎教育を実施しました。
式では早田事務局長から修了証書が授与され、昨年度の
修了生で現在事業課で働く小浜茂男さんから祝辞と激励の
ことばが贈られました。
修了生の3名を代表して門田遥代(かどた はるか)さん
から「個別指導を受けることができ、職場の環境が違うだけで
働くことが楽しく感じられた。訓練を思い切って受講して本当
に良かった」と謝辞が述べられました。
修了生1名は三菱商事太陽への就職が決定、2名は引きつ
づき太陽の家で就労支援が行われます。
★むぎの会オセロ大会開催(別府)★
1月24日、冬のむぎの会オセロ大会が別府太陽の家で
開催されました。第32回目(春冬通算)になった大会には
スタッフを入れて28名が参加、ここ数年は上位に同じ顔ぶれ
が並んでいましたが今年は違いました。7パートに分かれて
予選リーグを開催。各パートにこれまでの大会で上位の成績
を収めた方が入りました。予選リーグには、勝敗より大会を
楽しんでいる方もいましたが、僅差で勝敗が決まるなど好
ゲームもありました。
午後は負けたら終わりのトーナメント戦、各パートを1位
通過した7名によるクジで対戦を決めて熱戦が続きました。
そんな中、初出場で予選リーグから強さが際立っていたのが
今洲庄吉さん(ゆたか寮)でした。決勝トーナメントでも勝ち
上がり、決勝戦では機材科の河野敏幸さんを破り、初出場で初
優勝を飾りました。
また、3位決定戦で
は 田 村 算 啓 さ ん(ゆた
か寮)が平田朋幸さん
(電材科)
を抑えて入賞を
しました。
★お詫び★
前列左から 修了生の佐藤祐政さん、
高橋秀夫さん、門田遥代さん
太陽通信309号に太陽の家創立50周年記念ロゴマーク決
定の記事を掲載しましたが、入賞者の氏名と会社名に誤記が
ありました。お詫びして訂正いたします。
<優秀賞>
富士通エフサス太陽株式会社 田仲 慶子さん 12/16∼1/15
主な来訪者[12/16∼1/15]
別 府
京 都
12/16
1/ 9
1/14
〃
12/17
12/24
12/25
1/ 6
1/ 8
1/ 9
1/15
〃
原校区人権尊重推進協議会 18人
NHK文化センター見学者 20人
星総合病院理事長 1人
韓国光州大学社会福祉学科 20人
京都産業大学 5人
中丹支援学校 35人
京都市立春日丘中学校 17人
神川小学校 1人
NHK文化センター京都支社 13人
東レ 1人
ソウル科学技術大学校 6人
(株)平山 12人
在籍者数
区 分
就 労 移 行 支 援
就労継続支援B型
障 害 者 支 援 施 設(ゆ た か)
障 害 者 支 援 施 設(ゆ う わ)
介
護
施
設
施設利用者小計
就労継続支援A型
(サンストア)
就労継続支援A型
(福祉工場)
関 連 企 業
事 務 局
雇用労働者小計
合 計
2015年1月1日現在
別府・大分
10
188
40
0
25
263
21
(4)
42
(9)
514
(266)
128
(119)
705
(398)
968
(398)
日出
0
0
0
77
0
77
0
0
0
0
177
(62)
65
(63)
242
(125)
319
(125)
杵築
0
0
0
0
79
79
0
0
0
0
0
(0)
58
(58)
58
(58)
137
(58)
愛知
1
33
0
0
0
34
0
(0)
86
(14)
84
(6)
23
(21)
193
(41)
227
(41)
京都
0
57
0
0
0
57
0
(0)
85
(22)
38
(21)
24
(22)
147
(65)
204
(65)
計
11
278
40
77
104
510
21
(4)
213
(45)
813
(355)
298
(283)
1345
(687)
1855
(687)
( )
:障がいのない人 再掲
日出はソニー・太陽 ㈱ のみ 川崎は別府に含む。
「太陽通信」
(毎月発行) 発行責任者/中村太郎 編 集/人事・広報課 印 刷/㈱電子印刷センター
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