会告セミナー「地下水問題解決の教訓について」主催：公益社団法人日本地下水学会共催：北海道大学スーパーグローバル PARE プログラム地下水問題においては，医療問題などとは異なり，個人のノウハウや経験などが問題解決に活かされていないことが多く，何度も同じ過ちが繰り返されてきました。本セミナーでは，地下水問題の解決に役立つ教訓についてオハイオ州立大学のシュワルツ教授（Frank W. Schwartz）に講演いただきます。講演では，ウィスコンシン州ミルウォーキー市の大深度トンネルプロジェクトを例にしてお話しいただきます。ミルウォーキー市の下水道は，汚水と雨水を同じ水路で集める合流式で，夏の嵐のときはミシガン湖に処理せずに直接放流されていました。1980 年代にミルウォーキー市は，汚染水を処理できるまで都市の地下に貯留するためのトンネルの建設に着手しました。しかし，規制当局は，トンネルシステムの漏水処理していない部分から地下水汚染が拡大するとして 2,000 億円のプロジェクトを許可しませんでした。委員会メンバーであった教授は，本プロジェクトで実施された地下水調査の複雑さ，誤った解釈，問題点を指摘し，問題解決の糸口を提供しました。実務上，同じような問題はよくあることで，この失敗例を教訓にして，今後どのようにわが国の地下水問題を解決していくべきかについて講演いただきます。また，本セミナーでは，世界的に著名な地下水解析プログラム MODFLOW の改良版の開発に携われたオハイオ州立大学の茨木希准教授に改良のポイントについても講演いただきます。なお，シュワルツ教授の講演は，英語と日本語のパワーポイントを同時に投影して行い，茨木准教授の講演は日本語で行います。日時：平成 27 年 2 月 27 日（金）13：30～15：30 場所：東京大学工学部３号館３階３３講義室〒113-8654 参加費：無料定員： 80 名東京都文京区本郷 7-3-1 プログラム（案）：（13：00～受付開始） 13：30～13：35 開会の挨拶 13：35～14：35 When groundwater investigations go badly: Take-home lessons for improving practices（地下水調査がうまくいかない時は，過去の教訓を次に活かそう）フランク・シュワルツ教授（オハイオ州立大学） 14：35～15：25 Improvement of performance and applicability of MODFLOW: New MODFLOW-USG and xMD matrix solver package（MODFLOW のパフォーマンスと適用性の向上：新しい MODFLOW-USG 版と xMD 行列ソルバーパッケージ）茨木希准教授（オハイオ州立大学） 15：25～15：30 CPD 単位：2.0 閉会の挨拶学会整理番号：2014-07 ----------------------------------------------------------------------------セミナー「地下水問題解決の教訓について」参加者氏名：所属(連絡先)：郵便番号：住所：電話： F A X： e - m a i l：会員種別：正会員・特別会員準会員非会員（該当するものに○） ----------------------------------------------------------------------------なお、複数名申込みの場合も、申込み用紙は個々にご提出ください。電子メールでの申込みも可です。申込み確認の連絡をもって、参加登録と致します。学会事務局から折り返しの確認連絡がない場合は、事務局にお問い合わせください。申込み・問合せ先公益社団法人日本地下水学会〒104-0045 東京都中央区築地 2-15-15 セントラル東銀座 1008 TEL/FAX 03-3549-1135（毎週月・水・金曜日） e-mail [email protected] 日本語訳書シュワルツ教授著書会場案内図東京大学工学部３号館までの所要時間目安地下鉄丸の内線本郷三丁目駅下車徒歩 13 分地下鉄大江戸線本郷三丁目駅下車徒歩 12 分地下鉄千代田線根津駅下車徒歩 8 分（弥生門）地下鉄南北線東大前駅下車徒歩 9 分地下鉄三田線春日駅下車徒歩 12 分弥生門エントランスホール EV EV 理学部１号館側１階（弥生門側からは図書室１階が入口） WC WC EV EV WC WC 工学部２号館側弥生門 EV EV 中　庭（南側からは２階が入口）階理学部１号館側エントランスホール２階段 WC WC LAWSON EV EV 工学部２号館連絡通路 WC WC 工学部２号館側弥生門 EV EV 吹　抜３３号会議室３３号講義室（３４０号室） WC WC EV EV WC 工学部２号館側 WC 理学部１号館側３階