年頭のごあいさつ 社会福祉法人富山県聴覚障害者協会 理事長 石倉 義則 会員の皆様、コミュニケーション支援の皆様、福祉関係の皆様、新年明けましておめでとうご ざいます。昨年も一年間、本会及び富山県聴覚障害者センターの運営へご支援ご協力を賜り、あ りがとうございました。 昨年2月に「障害者権利条約」が発効し、あわせて障害者に関する様々な法律を整備する動き があります。一昨年の6月に成立した障害者差別解消法。その富山県版「障害のある人の人権を 尊重し県民皆が共にいきいきと輝く富山県づくり条例」が昨年12月12日の県議会で成立しました。 この条例の基本理念に「言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機 会が確保される・・・」の文言を入れ、分野として「情報の提供・意思表示の受領」を入れる等、私 たち聴覚障害者の要望を反映していただきました。 全日本ろうあ連盟が進めている「手話言語法制定推進運動」。意見書の議会採択請願・陳情活動 は、富山県においては昨年9月議会までに、富山県をはじめ全市町村議会での採択を達成できま した。私たちが目指す「手話言語法(仮称)」、「情報アクセス・コミュニケーション法(仮称)」 の実現に一歩近づくことができました。皆さんのご協力に感謝致します。 今後より進む「高齢化社会」。この問題は、私たち聴覚障害者にも無縁ではありません。昨年5 月に、有志による、聴覚障害者に配慮した富山型デイサービス「大きな手小さな手」がオープン したことは、私たちにとって頼もしい「第一歩」でした。この施設のことは多くの皆さんに関心 をもっていただき、みんなで支えていきたいと念じています。 いよいよ今年は、本会女性部の皆さんが取り組んできた「第45回全国ろうあ女性集会」が、本 会主管のもと10月23日~25日に富山市において開催されます。 今年もご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。 平成27年元旦
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