STR作業マニュアル 三菱エアコン(PLA-AAタイプ) ○使用ツール その1 ・風速計 ・養生 ・脚立 ・電動式ドライバー ・マグネット皿 ・タンク ・13mmソケットレンチ ・ホッパー (シングル、ダブル) ・ブラシ ・マスキングテープ ・アルサット (希釈20~30倍) ・ポンプスプレー ・オレンジホース ・ノズルガン ・クリップ20個 ページ 1/14 ○使用ツール その2 ・バキューム ・結束バンド (タイラップ) ・掃除機用延長ホース ・ノズル (ドレンホースに 取り付ける) ・ブロアー ・エアーダスター (13ページに説明あり) ・潤滑(じゅんかつ)スプレー ・イレーサー ・ウェス (12ページに説明あり) (13ページに説明あり) ページ 2/14 ○作業手順 その1 ・作業完了確認書の風速と温度を測り、設定温度を確認し 作業点検項目をチェックする ・コントロールパネルのスイッチを入れたまま分電盤の「冷房機」スイッチを切る。 作業したいエアコンの電源が切れてる事を「エアコン本体」と 「ファンの停止」で確認する。 コントロールパネル 分電盤スイッチON 分電盤スイッチOFF ・養生は床につくまで敷く (ホコリ、水をこぼした時に 下段の商品も守るため) 養生が長すぎても邪魔になってしまうので ・吸込グリルを外す 吸込グリル ページ 3/14 ○作業手順 その2 ・四つ角のコーナーパネルを外す コーナーパネル ・吹出グリルを外す為、電気制御盤カバーを外しルーバーコネクターを抜く。 電気制御盤カバー ページ 4/14 ○作業手順 その3 ・吹出グリルを外す際赤丸部分のネジは吹出グリルを引っ掛けるため途中で止める。 青丸部分のネジは外す。 ルーバーコネクター ・コーナープレートを外します。 ページ 5/14 ○作業手順 その4 ・電気制御盤を外します。ターミナルの配線を抜きます。 ネジを緩めるだけで外れます。配線の場所は必ずメモしておくこと。 (アースも付いてたら外します。) 配線とターミナル ・次に抜く必要のあるコネクターを抜きます。 基本この4箇所。(必ずでは無いので、そのつど確認。) 電気制御盤 ルーバーコネクター ページ 6/14 ○作業手順 その5 ・左右2箇所のネジを外すと後は両サイドがツメで引っかかってる 状態になるので基盤に触れないように慎重に外す。 (水がかからない様に注意。) ツメ部分 ・残り三ヶ所のネジを外し、ホワイトカバーを取る。 ※電気ボックスをつけたままでもカバーごと外せます。 ページ 7/14 ○作業手順 その6 ・ドレンパンを外す前に中に溜まっている水を抜きます。 水は「ドレンプラグ」から抜きます。 ドレンプラグ ・栓を抜き、タンクを持って水を抜きます。 この時大量に水が出てくることもあるので、お客様が居ないか、 水が商品に絶対かからないか確認してください。 (例)※これは別のエアコンです ドレンプラグ ・水を抜き終わったら、ドレンフラグの栓を元に戻し、四つ角のネジを取る。 ネジを外すときはドレンパンが落ちてこないように押さえながらする事。 (水は完全には抜けきらないので慎重にドレンパンを下ろすこと。) ページ 8/14 ○作業手順 その8 ・ソケットレンチを使ってファンを外します。 これも外すときはファンを落さないよう押さえる。 ワッシャー ※ワッシャーは、角が 丸まっている方が表面です。 ・ファンモーターにマスキングテープをつける。 ページ 9/14 ○作業手順 その9 ・ホッパーの取り付け。下にタンクを置く。 この時コードは出来るだけホッパーの外に出す。 (コネクターに水が掛かった場合はエアーで水を吹き飛ばし十分に乾かす。) ホッパー タンク コード ※注意…商品の上にウェス、取り外した部品等はなるべく置かない様にする。 ・熱交換器にホコリが付着していればブラシで落す。 (ブラシは縦に引くこと。) ・熱交換器に洗剤(アルサット)を噴霧する。 ページ 10/14 ○作業手順 その10 ・洗剤が馴染んだ頃、 熱交換器にオレンジホースで水を噴射する。 この時ファンモーターに水がかからない様に 気をつける。 (例)※これは別のエアコンです ・ここの隙間にも汚れが付着している 事があるので、ここも洗浄する。 が表面です。 ・ドレンホースから溜まっている 水、ヘドロを吸込む。 まずタイラップを切ります。 タイラップ ドレンホース ドレンポンプ ・ドレンポンプからドレンホースを抜いて その後、オレンジホースのノズルで ドレンホースに水を数分注入します。 「バキューム」「延長ホース」「ノズル」を使い ノズルをドレンホースにさし、吸込む。 ノズル ・ドレンポンプとセンサー部分を水で洗浄する。 後に水がついたらバキュームで吸込み、 エアーで水を飛ばす。ウェスで周りを拭く。 ・終わったら元に戻しますが、 タイラップ付け忘れないように。 (センサーの汚れはウェスで落ちます。) センサー ページ 11/14 ○作業手順 その11 ・ブロアーを使い、熱交換器に残っている水を吹き飛ばす。 ・内部に残っている水滴を乾きウェスで拭き取る。 ・潤滑(じゅんかつ)スプレーを赤丸部分に拭きつける。(潤滑として。) ※潤滑スプレーとは・・・ 機械の回転部などに塗って摩擦を少なくし、摩擦熱や摩耗を防ぐ。 潤(うるお)いがあって、動きの滑らかなこと。 ページ 12/14 ○作業手順 その12 ・イレイサーで熱交換器の表、裏に拭きかける。(防臭、防カビ、殺菌) ・エアーダスターで、コネクターのホコリを吹き飛ばす。 (機種にもよるが赤丸の隙間部分に水が溜まっているのでここの水も吹き飛ばす。) ページ 13/14 ○作業手順 その13 ・後は外した順に元に戻しますが、電気制御盤の取り付けが終わったら 電気が通ってるかどうかか電源をつけて動作チェックをすること。 ・吹出しグリルを取り付けた後ルーバーが開いていたら 閉じた状態にすること。 (ルーバーが開いた状態だと店舗によっては意図的に塞いでいる所もあるので。) 吹出しグリル ルーバー ・全て付け終わったら、水滴、 汚れがついてないかチェック。 ・最後に作業完了確認書の風速と温度を測り、 作業点検項目をチェックする。 ・床を拭く。 ○エアコン洗浄による効果 ・熱交換率が良くなりエアコンの効き目がよくなる。 ・カビ、ダニ細菌が洗い落せて、繁殖を防ぐ。 ・カビなどの悪臭の原因を洗い落とせて、繁殖を防げる。 ・約10~50%の省エネができる。 ・エアコン本体の風量が増える。 ・運転音が静かになる。 ・エアコンが長持ちする。 ページ 14/14
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