LF410/LF620 LQ600 東芝 マイクロ波濃度計 特長と適用事例のご紹介 1 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 1 マイクロ波濃度計 ラインナップ 25mm 適用分野 300mm 50mm 600mm 口径 300mm 標準形 一般産業 挿入形 250mm 25mm 食品 600mm 100mm サニタリ形 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 2 マイクロ波濃度計測定原理と特長 3 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 3 マイクロ波濃度計 測定原理 1/2 「マイクロ波位相差測定方式」 ●位相差測定方式 マイクロ波濃度計には、測定管の中に2つのアプリケーター(アンテナ) があります。1つはマイクロ波の送信アンテナ用、 もう1つはマイクロ波の受信用。 一般に、濃い流体の中を伝播するマイクロ波の伝播速度は遅くなります。 しかし、マイクロ波の伝播速度は高速のため、単純に測定することは難しい。 位相差計測 そこで、マイクロ波の速度変化を 位相差変化としてとらえます。 これが、マイクロ波位相差測定方式です。 送信アンテナ Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. 受信アンテナ DOC. No. TS-S-02012 REV.5 4 マイクロ波濃度計 測定原理 2/2 マイクロ波 位相差θw 清水 受信 送信 t 位 相 差 の 差 t マイクロ波 送信 被測定液 Δθ 位相差θs 受信 t 濃 t 度 位相差の差Δθ=θs - θw 濃度=K・Δθ (K:係数) 「位相差の差」と「濃度」は比例関係。 よって位相差を測定することで、濃度を算出している。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 5 東芝 マイクロ波濃度計の特長 メンテナンスが容易 流速の影響を受けない 幅広い濃度測定が期待できる (低濃度から高濃度まで) インライン連続測定が可能 マイクロ波関連の使用免許が不要 詳細は当社HPをご覧ください http://www.toshiba.co.jp/sis/seigyo/find/products/density_tokutyou.htm Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 6 特長1. メンテナンスが容易 測定管内面拡大 • 機械的可動部分なし • 圧力損失なし 配管の洗浄時、 濃度計を取り外さなくても マイクロ波濃度計 洗浄可能。 *回転式やブレード式など の機械式濃度計は、 洗浄時に取り外さなければ ならない。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 7 特長2. 流速の影響を受けない 直管長は不要 (例) 直管長不要 マイクロ波濃度計 流れ方向 90°エルボー 直管長 直管長なしでも、濃度測定に影響しない。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 8 適用事例の紹介 9 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 9 マイクロ波濃度計の適用例 1 食品分野 コーヒー抽出液濃度管理 抽出液の濃度より、 原料 原料の状態(交換時期) を管理する。 マイクロ波濃度計 抽出液 流れ方向 ポンプ Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 10 マイクロ波濃度計の適用例 2 食品分野 スプレードライヤーの管理 スプレー ドライヤー ノズル 希釈水 ・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・ ・ ・・・・ ・・・・・・・ ・ コントローラー タンク ・ ・ ・ 流れ方向 P ・ ポンプ マイクロ波濃度計 濃度が高いとスプレードライヤーのノズルが詰まる。逆に薄いと水分が高く、乾燥しな い。 このため、マイクロ波濃度計で濃度管理する必要がある。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 11 マイクロ波濃度計の適用例 3 食品分野 飲料の品種切替管理 タンク 気泡混入 マイクロ波濃度計 流れ方向 マ 濃イ 度ク 計ロ 指波 示 計 %TS 水 製 品(脱脂粉乳) 1分 (12秒/cm) 充填工程へ → 従来: 洗浄後に充満させた水を製品 で押し出す際、製品への切替 を押出時間またはサンプリング で判断 改善後: マイクロ波濃度計の 濃度信号から、 製品への切替を検知し、 製造ロスを低減化 (2002年客先指定条件下での当社製電磁流量計に関する試験結果) Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 12 マイクロ波濃度計の適用例 4 廃乳製品バイオマスエネルギー化プラントの濃度監視 メタン発酵効率を高めるために廃乳濃度監視 熱利用 廃乳製品 廃乳製品の固形分濃度を測定し、水の投入量を自動調整し、 発酵に最適な固形分濃度を保つ。 加熱用に再利用 水 マイクロ波濃度計 貯蔵タンク 調 整 槽 メ タ ン 高 速 発 酵 槽 バイオガス 脱硫槽 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. ガスホルダー ボイラー DOC. No. TS-S-02012 REV.5 13 マイクロ波濃度計の適用例 5-1 生コンスラッジ濃度測定例 超音波濃度計 マイクロ波濃度計 測定ラインへ気泡が 混入する。 流れ方向 スラッジ注入口 気泡発生原因 ・生コン性状 ・攪拌 ・落差 スラッジ水タンク 攪拌機 水中ポンプ Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 14 マイクロ波濃度計の適用例 5-2 マイクロ波濃度計は 気泡の影響を受けにくい 生コンスラッジ濃度測定例 気泡の影響を受け、 異常出力となる スラッジ濃度測定 30 25 20 濃 度 計 指 示 [%TS] 15 10 マイクロ波濃度計 5 超音波濃度計 0 0 5 10 濃度実測値 15 20 25 30 [%TS] (2001年客先指定条件下での当社製電磁流量計に関する試験結果) Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 15 マイクロ波濃度計の適用例 6 紙パ分野 パルプ濃度測定例 (2001年当社指定条件による試験結果) (客先設備に従来設置されていた同等性能の当社製機械式濃度計と 当社製マイクロ波濃度計との比較) 25 マイクロ波濃度計 計 器 指 示 [%TS] 20 実測値濃度 15 機械式濃度計 10 5 0 0 1 2 3 4 5 流速(m/s) マイクロ波濃度計は、流速の影響を受けない。 *機械式濃度計は、 流速を制御しなければならない。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 16 NOTES ○本資料の掲載内容は、平成26年12月現在のものです。 ○本資料の掲載内容は、技術の進歩などにより予告なしに変更されることがあります。 ○本資料については、無断で複製・転載することを禁じます。 ○本資料に掲載してある技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するためのもので、 その使用に際して当社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の 許諾を行うものではありません。 ○本資料に掲載されている製品は、一般的電子機器(コンピュータ、パーソナル機器、事務機器、 計測機器、産業用ロボット、家電機器など)に使用されることを意図しています。 特別に高い品質・信頼性が要求され、その故障や誤作動が直接人命を脅かしたり人体に危害を 及ぼす恐れのある機器(原子力制御機器、航空宇宙機器、輸送機器、交通信号機器、燃焼制御、 医療機器、各種安全装置など)にこれらの製品を使用すること(以下“特定用途”という)は意図も されていませんし、また保証もされていません。本資料に掲載されている製品を当該特定用途に使 用することは、お客様の責任でなされることとなります。 ○本製品の使用または、使用不能により生ずる付随的な損害(事業利益の損失、事業の中断、 事業情報の損失、またはその他の金銭的損失を含むがこれらに限定されない)に関して当社は 一切の責任を負いかねます。 ○本資料に掲載されている製品を、国内外の法令、規則および命令により製造、販売を禁止されてい る応用製品に使用することはできません。 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 17 Copyright © 2005 Toshiba Corporation. All rights reserved. DOC. No. TS-S-02012 REV.5 18
© Copyright 2024 ExpyDoc