MARUSHIGEYA COMPANY GUIDE

丸重屋 会社案内
M A R U S H I G E YA C O M P A N Y G U I D E
V 5 -2 0 1 4_0 9_ 2 9
は 橋 梁 点 検 非 破 壊 検 査 技 術 として
超 音 波 探 傷 試 験 U l t r a s o n i c Te s t i n g ( UT ) J I S Z 3 0 6 0 、
磁 粉 探 傷 試 験 M a g n e t i c p a r t i c l e Te s t i n g ( M T ) J I S Z 2 3 2 0 や
浸 透 探 傷 試 験 P e n e t r a n t Te s t i n g ( PT ) J I S Z 2 3 4 3 を 得 意 と し 、
多 くの お 客 様 より 信 頼 を 頂 い て い ま す 。
超 音 波 探 傷 試 験 ( UT )、 磁 粉 探 傷 試 験 ( MT )、 浸 透 探 傷 試 験 ( PT ) とは?
超 音 波 探 傷 試 験( U T ) は 、鋼 構 造 や コ ン クリ ート工 作 物 の 内 在 す る 欠 陥 を 検 出 す る 探 傷 試 験 で す 。 超 音 波 が 物 体 を 伝 播 す る とき に 内 部 欠 陥 や 空 洞 が
あ る と 反 射 され たり 、透 過 が 妨 害・減 衰 され る 性 質 を 利 用し 、材 料 内 部 の 割 れや クラック( き ず )の 検 査・溶 接 部 検 査・厚 さ測 定 な どの 検 査 をする 技 術 で す 。
磁 粉 探 傷 試 験( M T ) は 、鉄 鋼 材 料 な ど の 強 磁 性 体 の 表 面 お よ び 、そ の 近 傍 の ク ラ ッ ク を 検 出 す る の に 適 し た 探 傷 試 験 で す 。数 ミ ク ロ ン の 深 さ の
欠 陥 も 発 見 で き 、複 雑 な 形 状 で も 検 出 可 能 な 高 度 か つ 精 微 な 検 査 方 法 で あ り 、検 査 物 を 磁 化 し 、ク ラ ッ クよ り 発 生 す る 漏 洩 磁 束 に 磁 粉 を 付 着 さ せ 、
実 際 の ク ラ ック の 幅 に 比 較 して 数 倍 か ら 数 十 倍 の 幅 の 磁 粉 模 様 が で き 、目 視 観 察 で 容 易 に ク ラ ック が 発 見 で き る 技 術 で す 。
浸 透 探 傷 試 験( P T ) とは 水 の 表 面 張 力 を 利 用してクラックを 検 出 する 探 傷 試 験 で す 。
日本 各地 の 橋 ・トンネル の 『 高 齢 化 』 が 問 題 になっています 。
一般的に橋の耐用年数は約 50 年。
2 0 07 年 に 国 交 省 は 各 自 治 体 へ 橋 ・ トンネル の 検 査と保 全 補 修 の 計 画 書 を 作 成 するよう推 奨しました が 、
未だに各自治体は検 査の予算や人材の 確保ができていません。建 設から 50 年以 上を経 過した橋は2014年で
全 体 の 1 8 %で す が 、 10年 後 の 2 024 年 で は 4 3 % へと倍 増 。『 高 齢 化 』 時 代 が 始まります 。
日本 国 内 には 延 長 2 m以 上の 道 路 橋 は 約 70 万 橋 あり 、約 4 8 万 橋 を市 町 村 、約 1 8 万 橋 を 都 道 府 県・政 令 市 、約 2 .7 万 橋 を 国 、約 1 . 6 万 橋 を
高 速 道 路 会 社 が 管 理 して い ま す 。 トンネ ル は 全 国 に 約 1 万 本 あり 、約 5 1 0 0 本 を 都 道 府 県・政 令 市 、約 2 3 0 0 本 を 市 町 村 、
約 1 8 0 0 本 を 高 速 道 路 会 社 、約 1 4 0 0 本 を 国 が 管 理して いま す 。
2 01 4 年 7 月に 施 行 され た 国 土 交 通 省 令・告 示 に 基づき 、約 70 万 橋 梁と約 1 万 本 のトンネル について 、5 年 に 1 回 の 近 接 目 視 点 検を 義 務 化・全 数 監 視 が
始 まり 、メン テ ナンスサイクル の 確 立へ の 機 運 が 芽 生 えて いま す 。時 代 は「 新しく作 る( 新 設 )」か ら「 長く使う( 長 寿 命 化 )」へシフトして いま す 。
更 に今 後 、アジ ア 諸 国 の インフラ の 老 朽 化 も予 測 され 、私 たちは この 問 題 へ 取り組 むことで 国 際 貢 献して 参りま す 。
現 在 、 橋 梁 やトンネル の 調 査 ・ 検 査を専 門 に 展 開している会 社 は多くありません 。
そして 、 技 術 の 取 得 ・ 向 上は 私 たちの 発 展に不 可欠 です 。
笹 子トンネル天 井 板 落 下 事 故 以 降 、関 心 が 高まる維 持 管 理 分 野 について「 点 検 、診 断 者 の 能 力をしっかり評 価 する 必 要 がある 」と各 界より指 摘 さ れ て
い ま す 。ダム・風 車・サ イロ・ビ ル・トンネ ル・橋 梁・吊 橋 や 斜 張 橋 の ケ ーブ ル 類 や コン クリ ート・鋼 構 造 物 の 劣 化 お よ び 亀 裂・破 損 調 査 を 研 修し 、
基 準 に 則った 品 質 管 理・安 全 管 理を学 び 、活 用していくことは日本 の点 検 調 査 技 術 の 飛 躍 になると私 たちは 確 信しています 。
更 に 溶 接 構 造 物 やコンクリート 構 造 物 の 品 質 保 証 の 要 ともいえる 非 破 壊 検 査 の 実 施 は 、様 々な 業 界 で 求 めら れて いま す 。鋼 構 造 物 の 溶 接 部 へ の
放 射 線 検 査( R T )、超 音 波 検 査( U T )、磁 気 検 査( M T )、浸 透 検 査( P T )、電 磁 誘 導 検 査( E T )及 び ひ ず み 測 定( S M )な ど の 非 破 壊 検 査 手 法 を
取り入 れ た 公 共 工 事 の 品 質 確 保 の 促 進 に寄 与する会 社 づくりに 私 たちは 取り組 みます 。
日本全国に「立入禁止 」の 札が立つ日はそう遠くはありません。
次世代で起こるインフラ・クライシスを非破壊検査技術で回避する。
これが私たち丸重屋の使命です。
検
査
技
術
者
の
見
識
「 観 る 」 則 ち 、観 察 す る・観 測 す る こ と
「 診 る 」 則 ち 、診 断 す る こ と
「 看 る 」 則 ち 、看 護 方 法 を 提 案 す る こ と
私 た ち の 仕 事 は 丁 寧 に 観 察・計 測( 観 る )し
安 全 性 評 価( 診 る )を 実 施 し な け れ ば な ら な い 。
危 険と判 断 され た 構 造 物 については
対 策 工 法( 看 護 方 法 )を 提 案 し な け れ ば な ら な い 。
若 手 技 術 者 の 皆 さん へ のメッセージ
丸 重 屋 は インフラ 再 生 技 術 者・若 手 技 術 者 へ 以 下 の 育 成 カリキュラム 6 項 目 の 日 常 点 検 技 術 の 習 得 を 支 援 しま す 。
●小 規 模 橋 ●橋 梁・洞 門・シェッド ●トンネル・擁 壁・ボックス ●道 路 附 属 物( 標 識 、照 明 、防 護 柵 、側 溝 )●舗 装 ●斜 面・のり面
構 造 物 に よって は 座 学 に よる点 検 や 更 に 高 度 な 技 術 も 視 野 に 入 れ 各 構 造 物 とも 現 場 実 習 を 中 心 に 、実 務 で 生 か せるカリキュラムを 準 備 し ま す 。
社 会 資 本 の 維 持 管 理・社 会 イ ン フ ラ の『 高 齢 化 』時 代 の 到 来 を 見 据 え 、特 化 し た 技 術・点 検・診 断 の 知 識・技 能・実 務 経 験 を 有 す る
技 術 者を 我々は 育 成しま す 。
ご あいさつ
丸 重 屋 は 2 0 0 0 年 1 2 月 に 京 都 山 科 に て 創 業 して 以 来『 京 町 家 の 技 術 屋 さ ん 』として
『 橋 梁 点 検 や 非 破 壊 検 査 技 術 な ど の 職 分 を 通 し 、地 域 に 暮 らす 皆 さ ま の 安 全 、安 心 に 貢 献 す る こ と 』、
河 井 酔 茗 の 詩『 ゆ ず り 葉 』
( 最 終 ペ ー ジ に 御 座 い ま す )に あ る 一 節 の よう に 、
『 大 切 な 社 会 資 本 を 技 術 者 の 知 を も って 次 世 代 へ 引 き 継 ぐ こ と 』、こ の ふ た つ を 理 念 に 事 業 を 展 開 して ま い り まし た 。
2 1 世 紀 に 入 り 私 た ち 企 業 を 取 り 巻 く 環 境 は 、情 報 技 術 の 進 歩 、人 口 の 減 少 と 高 齢 化 社 会 、自 然 環 境 と の 共 生 な ど 、
極 めて重 要な テーマが山 積しています。こうした 経営 環 境 の 変化 の中で、丸 重 屋は、お 客さま第一 の 経営姿 勢を大 切にしな がら、
社 員 の 創 造 性 と 人 間 力 を 結 集し 、確 か な 事 業 戦 略 で 安 定 的・持 続 的 な 成 長 を 希 求し 取り 組 んで ま いりま す 。
そ し て ま た 、宿 願 で あ る 良 き 企 業 市 民 で あ る た め に 、地 域 を は じ め と す る ス テ ー ク ホ ル ダ ー の 皆 さ ま と の
よ り 良 い 関 係 づ くり に 最 大 限 の 力 を 注 ぎ 、皆 さ ま の ご 期 待 と 信 頼 に 応 え る
『 誠 実 に 努 め 、多 様 性 を 推 重 し 、か つ イノ ベ ー シ ョ ン に 満 ち た 魅 力 あ る 企 業 』の 成 就 を テ ー マ に 、
挑 戦 し 続 け て ま い り ま す 。今 後 と も 丸 重 屋 へ の ご 理 解 と ご 支 援 を 心 か ら お 願 い 申 し 上 げ ま す 。
有限会社 丸重屋 代表取締役社長
会社沿革
2000年12月
2 0 0 3 年 6月
2 0 0 3 年 10月
2 0 07年 6月
2 01 0 年 3月
京都市山科区大宅御供田町にて
京都市山科区西野広見町に
マルシゲエンジニアリング有限会社法人設立
社名を有限会社 丸重屋とする
一般社団法人 日本非破壊検査工業会 入会
マルシゲエンジニアリング個人事務所創業
事務所移転
江東区東陽町にて東京事務所事業開始
京都市山科区大宅関生町へ本店を移転
一般社団法人 日本非破壊検査協会 入会
江東区大島5丁目へ東京事務所を移転
会社概要
商 号
所在 地
有限会社 丸重屋
創 業
2000年12月
設 立
2 0 03 年 1 0月
本店
主事業内容
橋 梁 の 調 査・点 検・非 破 壊 検 査
〒 6 07- 8 1 8 8
代表者
平手 克治
従業員数
23名
資本金
5 0 0万円
主取引銀行
京都銀行
京都府京都市山科区大宅関生町66
第 7 森 田 ビ ル 4F技 術 部・5 F 総 務 部
TEL
07 5 - 5 9 1 -1 9 1 9
FA X 07 5 - 5 9 2 -1 9 1 9
京都中央 信用金庫
東京事務所
関 西 アー バ ン 銀 行
〒 1 3 6 - 0 07 2
所属団体
東 京 都 江 東 区 大 島 5 -2 7-1 0
TEL
一 般 社 団 法 人 日本 非 破 壊 検 査 協 会
03 - 6 413 - 6 1 90
独立行政法人 土木研究所 CAESARメンテナンス技術交流会
FA X 0 3 - 6 4 1 3 - 6 1 9 1
ホームページ
東京商工会議所
w w w. m a r u s h i g e y a . c o m
※ すべ て 2 0 1 4 年 9 月の 情 報 で す 。
お問い合わせ info@ m a r u s h i g e y a . c o m
株主総会
組織図
一 般 社 団 法 人 日本 非 破 壊 検 査 工 業 会
取締役会
代表取締役
京都本店
技術部
総務部
監理部
非破壊検査事業部
経理部
営業部
東京事務所
取得資格一覧
技 術 士( 化 学 部 門 )
非 破 壊 試 験 技 術 者 放 射 線 透 過 試 験 レベ ル 3・2
道路橋点検士
非 破 壊 試 験 技 術 者 超 音 波 探 傷 試 験 レベ ル 3・2
一・二 級 土 木 施 工 管 理 技 士
非 破 壊 試 験 技 術 者 磁 粉 探 傷 試 験 レベ ル 2・1
一・二 級 舗 装 施 工 管 理 技 士
非 破 壊 試 験 技 術 者 浸 透 探 傷 試 験 レベ ル 3・2
二級菅工事施 工管理技士
非 破 壊 試 験 技 術 者 渦 流 探 傷 試 験 レベ ル 2
二級建築士
非 破 壊 試 験 技 術 者 ひず み 測 定 レベ ル 1
測量士
溶接技術者資格認定 1級
測量士補
γ線 透 過 写 真 撮 影 作 業 主 任 者
土木鋼構造診断士補
X線作業主任者
東 京都公害防止管 理 者
ボ ス供 試 体 の 作 成 方 法 及び 試 験 方 法( N D I S 3 4 24 )
職 長・安 全 衛 生 責 任 者
電 磁 波レ ー ダ 法 に よるコンクリート配 筋 探 査 技 術 者
高所作業車
電 磁 誘 導 法 に よる 鉄 筋 位 置 測 定 技 術 者
足場 組 立等 作業主任者
コンクリート現 場 試 験 技 能 者( シュミットハンマー 法・衝 撃 弾 性 波 表 面 2 点 法 )
除染等業務 特別教育受講者
酸 素 欠 乏・硫 化 水 素 危 険 作 業 主 任 者
屋 外 広告 物 講 習 会 受 講 者
特殊高所技術甲種
首都高速道路認定点検員資格
ほか
河 井 酔 茗 ゆずり葉 1 9 3 2 年( 昭 和 7 年 ) 作 成
子 供 たちよ
子 供 たちよ
世 の お 父 さん 、お 母 さん たち は
これ は ゆ ずり葉 の 木 で す
お 前 たち は 何 を ほしが ら な いで も
何 一 つ 持 って ゆ か な い
この ゆ ずり葉 は
すべ ての も の が お 前 たちに ゆ ずら れ る の で す
み ん な お 前 たちに ゆ ずって ゆくた め に
新しい 葉 が 出 来 ると
太 陽 の めぐるか ぎ り
い の ち あ るも の よい も の 美しい も の を
入り代 わ ってふ るい 葉 が 落 ちてしまうの で す
ゆ ずら れ るも の は 絶 えま せ ん
一 生 懸 命 に 造 って いま す
こん なに 厚い 葉
か が や ける大 都 会 も
今 、お 前 たち は 気 が 付 か な い け れ ど
こん なに 大きい 葉 でも
そ っくりお 前 たちが ゆ ずり受 ける の で す
ひとりで に い の ち は 延 び る
新しい 葉 が 出 来 ると 無 造 作 に 落 ち る
読 み き れ な い ほ どの 書 物 も
鳥 の ようにうた い 花 の ように 笑って い る 間 に
新しい 葉 に い の ち を ゆ ずって
み ん な お 前 たち の 手 に 受 け 取る の で す
気 が 付 いてきま す
幸 福 なる 子 供 たちよ
お 前 たち の 手 は ま だ 小 さい け れ ど
そしたら 子 供 たちよ
もう 一 度 ゆ ずり葉 の 木 の下 に 立って
ゆ ずり葉 を 見る 時 が 来 るでしょう