SR測定による拡散、EPI/SUB評価(PDF形式:86KB)

SR測定により拡散層の評価やウエハ仕様(EPI/SUB層)の確認が可能。
■目的
ダイオード素子のアノード拡散 及び EPI/SUB層の評価としてSR測定を行う。
■SR測定の原理
2探針
研磨角度
斜研磨面
試料表面
PN接合
P層
N層
試料台
斜研磨したSiウエハにて、深さ方向に2探針をコンタクトさせ、
広がり抵抗を測定する。
得られた広がり抵抗を解析して、ウエハの深さ方向の比抵抗、
キャリア濃度プロファイルを計算する。
【得られる情報】
深さ方向キャリア濃度プロファイル
深さ方向比抵抗プロファイル
⇒PN接合深さや、N+層とN-層の
境界の深さ、各層のキャリア濃度
などの情報が得られる
■測定試料 及び 結果(キャリア濃度プロファイル)
【キャリア濃度及び抵抗率プロファイル】
1.E+04
【測定試料】
1.E+20
抵抗率[Ωcm]
抵抗率[Ωcm]
0.30mm
P型拡散領域
0.35mm
1.E+03
1.E+19
1.E+02
1.E+18
1.E+01
1.E+17
1.E+00
1.E+16
1.E-01
1.E+15
1.E-02
1.E+14
1.E-03
1.E+13
濃度[atoms/cm3]
濃度[atoms/cm3]
【測定結果】
P型拡散
N-EPI
N+SUB
濃度
6.4×1019 atoms/cm3
深さ
4.5 μm
抵抗率
厚さ
比抵抗
約 1.0 Ωcm
20 μm
P型拡散
約 0.01 Ωcm
N-EPI
N+SUB
1.E-04
1.E+12
0
まとめ
5
10
15
深さ[μm]
20
25
○微小チップでも、拡散層やEPI/SUB構造の濃度や深さが確認できる。
メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社 分析評価事業部
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