194) 表1%PFRによる生活処方の色別判定の年問変化 青黄榿赤 月121110 言.S ’δ,Y K.E T.N K.A H.I E,K(♀)E,S(♀ T.K Y.N M.T(♀)A,T(♀) 13才12才 8才 8才 13才13才…10才10オ 10才 10オ 14才 10才 ー重症一 一中等症一 一軽症一 が多い。 おわりに 参考文献 年間を通じて1日3回,ピークフ・一値を測牢して生 活処方の色別判定をした。朝起床直後のピークフ・一値 1)Peshikin,M・M・=Ar¢h・Allergy・15:19∼112 は最も低く,昼,夕になるに従って高くなって行く。 (1959) 1口の生活処方を朝起床直後のピークフ・一値ばかり でぎめることは,すでに報告されている如く適当でない 場合がある。臨床所見と合せて判定した方がよいと思う。 2)根本紀夫,他:小児難治性喘息治療指針97∼105, 小児難治性喘息対策委員会(1977) 3)館野幸司,他:小児難治性喘息治療指針65∼77, 小児難治性喘息対策委員会(1977) 軽い発作や,中発作程度でも学校に行ってよくなる場合 気管支喘息と補体におけるin vitroにおける検討 野での病理学的反応を惹起するMediatorとなり, 田田島 非特異的な免疫能の一つである補体は,抗体の殺菌作 用を補う作用ばかりでなく,広く免疫,アレルギーの分 小 児科 塩山三 国立 相 模 原 病 院 浩 政 古 了 健 る検討がなされている。今回私共はin vitroに・おいて 補体と気管支喘息との関係について検討した。 対象 E恥ct・rとなっているとされている。最近補体が気管支 HQuse dust抗原を用いて皮内反応を行い陽性を示め 喘息の病態に関与することが注目され,in vitr・におけ し,しかもHOUse dust抗原による減感作療法を受けて 195 表1 NαINameSexlAge lx・・一3・・一4 D H. CH50 1 T.S.F 12j Asthma ACH50 CH50 CH50 CH50 unit CH50un三t/ml ACH50unit/m∼ 30.0 31.0 31.0 30.0 31.0 31.0 31,0 32.0 CH5。uni亡/m五 25.0 ACR50unit/m∼ 8.3 8.9 8,9 8.2 8.0 8.9 8.3 8.7 30.0 CH5。unit/mZ 35.0 34.0 34.0 34.0 35.0 33.0 32.0 35.0 ACH50unit/m∫ 9.8 10雷0 9.8 9.4 9.5 10.0 10.0 10.5 CH50unit/ml 34.G 37.0 39.0 40.0 39,0 40,0 38.0 39,0 9.5 9、5 9.1 8.9 8。7 9.1 9。3 9,0 5 S,Y. M 30j Contro1 ・・一1・C−tr溢1 10.8 10,0 10.5 10,2 10.2 10.2 10,3 9.3 35,0 ACH50 ・・一g 38.0 38.0 40.0 39.0 40。0 40。0 39.0 39.0 8.2 4 M.S,M 27j ContrQ1 ・・一8 9.5 8.9 3T.U,M17jAsthma ACH50 ・・一7 34,0 8.3 2Y.K.M10jAsthma ACH50 10−5 10−6 ACH50unit/mε CH50 40。0 41.541.541,542.042、543,043.043,0 CH50unit/m♂ ACH50 11.8 12.1 12,1 11.8 11.8 11.6 11.1 11.1 11。8 ACH5Gunit/m∫ CH5Q 30,0 32。0 34.0 35.0 34,0135・0 34,0 33,0 34.O 6J.0、M29jContro1 ACH50 CH50unit/m3 ACH50unit/mZ nd nd nd nd nd nd nd nd nd *Contro1としては生食または0,5%加生食 nd;not done ACH50 CH50 CH50 unit/ml 12 11 10 unit/1hl 45 ,〆 ー﹀ X ! − へ o.5 1 4 0N 0 N 〆 ︾﹀ チ’ 40 35 刀一一一一’ / ,,一一一一一 ノ 、、 −〈、 、 No.3 \ ノNo.6 ノ! 、》 No,2 / ! ” 、∼一、、 !No.5 、、 ! 、、__ノ No.3 N・、4一一一一N・・1 !一へ 9 8 7 6 5 ! 、、一ノ’ No.2 一No.1∼No.3Astbma 一一一 o.4∼No.5Control L_ 10皿310 ■ 30・ 図2 ACH50 一No.1∼No,3Asthma 25 o.4∼No,6 ControI 一一一 s10 glO 710 610 1ρ310410510 亘oG・nt H.D,dilutiQO 図I CH50 いるアトピー型気管支喘息児3名と対象としてHouse dust抗原を用いた皮内反応の結果陰性を示めした健康 H,ndilution pathwayとしてcH50をEAを用いた1/2.5Mayer 法で,Altemate pathwayとしてACH50をRaRBC を用いた天野の方法で測定した。対照として抗原液の代 りに,生理的食塩水またはO.5%フェノール加生理的食 塩水を用いた。 結果 実験方法 i)被検血清 表1 図1 図2 喘息児にっいては非発作時でしかもいかなる薬物も服 1. CH50 成人3名の計6名にっいて検査を行った。 」L_ 610710 茜10−910一loGont 410一510 _ 用していない時期に肘静脈より採血し,血清分離し,一 H・use dust抗原濃度10−3では他の濃度に比してCH5。 700Cに保存した。 値が近い傾向がみられた。又喘息児の補体の値は健康成 H)補体の測定 人に比べて抗原濃度10一3で低下の傾向をみとめた。 H・・se dust抗原液(鳥居薬品製1:10倍濃度液)を 2. ACH50 生理的食塩水を用いて10倍希釈系列を作り・その各々の H・use dust抗原濃度を変えることによるACH5。値 濃度液0・1m∫(最終抗原液濃度10一3∼10−lo)に血清0.9 の差はみられなかった。又喘息児と健康成人との間にも mヱを加え37。C,90分反応させた。血清は,clasicaI 差はみとめられなかった。 、ノ 196 考 按 性化の程度は,喘息児の方が著明であった。しかし ACH50は各濃度および喘息児においても特に有意な変 動はみとめられずAltemate pathwayの活性化はみと C3a,C5aなどのアナフィラトキシンはMast Ce11か らHistaminなどのchemical mediatDrを遊離させる 作用があり,気管支喘息との関係が注目されている。今 められなかった。このことはIgEが関与していると思 回私供は,in vitr・での検討の第一段階として,House われるアトピー型喘息の場合,IgEはA!temate path− dust抗原各濃度液添加血清のCH50,ACH5。値を測定 wayを活性化するという考えとは一致しなかった。今 した。その結果,CH50値は,H.D.10−3濃度において 後,これらの問題に関し,更に補体成分およびC3aなど 非特異的にclas三cal pathwayを活性化するが,その活 の測定も行い検討する予定である。 特異的減感作療法の効果と副作用についての アンケート調査成績 九段坂病院小児科島貫金男 特異的減感作療法の効果ならびに副作用を知る目的で, 対象は当科に来院した気管支喘息患児で,特異的減感 昨年アンケート調査を実施した。 作療法開始後2年以上経過した症例とした。現在,集計 表1対象の調査時の年令 ≧5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19≦; ♂さ計 1 3 3 11 14 13 10 3 0 2 4 2 3 4 4 3 5 15 16 16 14 計 92051213648 132 12 24 10 16 17 11 6 12 181 49 表2 真菌抗原による特異的減感作療法の効果と重症度との関係(アンケート調査) 症症症明 等計 重中軽不 壺遷糊無症状 殆んど 発作なし 1軽快『不変 3(6、5) 13(28.2) 12(26.1) 9(9.9) 33(36、2) 27(29.7) 8(26.7) 11(36。6) 3(21.4) 23(12、7) 7(50.0) 64(35。3) 8(17.4) 1(2.2) 11(12,1) 4(13.3) 2(6.7) 4(28.6) 0 47(26.0) 注1・現在減感作療法実施例も含む 悪 化 1(1.1) 0 0 21(1L6) 不 明 計 9(19.6) 46 10(11.O) 5(16.7) 0 2(1.1) 24(13.3) 副作用 a b 14 181 2,()内は% 表3 真菌抗原による減感作療法の副作用出現頻度 抗 原 91 30 C d e (181例) f 不 明 計 105 Candidaを含む 11(10,5)27(25.7) 0 6(5、7) 2(1、9)46(43。8)13(12.4) Candidaを含まず 10(12。5) 9(1L3) 2(2.5) 2(2.5) 0 51(63,7) 6(7、5) 80 計 21(1L3)36(19.5) 2(1.1) 8( 4.3) 2( L1) 97(52.4) 19(10,3) 185 注L副作用 a:注射のあと発作がおぎた b:注射部位の発赤,腫脹,いたみ c:注射部位のへこみ e:その他 d:湿疹,じんましんの出現 2、()内は% f:な し
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