GLOVIA smart 人事給与 BP 基本

SMV03-S076KB-01(M090630)
人事給与
V03L10
基本
SOA 連携ガイド
まえがき
◆本マニュアルの目的
GLOVIA smart ソリューションではGLOVIA smart SOA機能によってデータ連携方式を標準化して
おり、各ソリューション間でのデータ連携が非常に容易になっています。
本マニュアルでは、「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」と「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の
GLOVIA smart SOA連携機能を使ったデータ連携方法について説明しています。データ連携方法には、
画面による対話型のものを用意しています。GLOVIA smart SOA連携機能の利用者は、本マニュアルに記載
されている範囲でこれらを使用することができます。
なお、本マニュアルは、次の製品を対象としています。
■
■
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本 V03L10
GLOVIA smart 人事給与 BP 人事基本 V03L10
・「 GLOVIA smart
「GLOVIA smart
・「 GLOVIA smart
「GLOVIA smart
人事給与
人事給与
人事給与
人事給与
BP
BP
BP
BP
人事」の GLOVIA smart SOA連携機能のインストール方法は、
人事基本」のソフトウェア説明書をご参照ください。
給与」の GLOVIA smart SOA連携機能のインストール方法は、
給与基本」のソフトウェア説明書をご参照ください。
◆本マニュアルの読者
本マニュアルは、人事・給与システムの操作・運用を担当される方を対象としています。本マニュアルを
参照することによって、人事・給与システムのSOA連携機能の基本的な操作・運用手順に関する知識を習
得することができます。
◆本マニュアルの構成
本マニュアルは、次の構成になっています。
◆第1 章 SOA連携機能の仕組みと種類
この章では、SOA連携機能の概要・メリット・種類について説明しています
◆第2 章 SOA連携機能を導入します
この章では、SOA連携機能の導入準備、条件について説明しています。
◆第3 章 SOA連携機能の運用
この章では、この章ではSOA連携データごとの操作・運用手順について説明しています。
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU KYUSHU SYSTEMS LIMITED 2009-
◆表記上の約束
本マニュアルでは、説明上、次に示すマニュアル名称、略称および記号を使用しています。
マニュアル名称
● マニュアル中で、自身を参照する場合は、『本マニュアル』と記述します。
略称
オペレーティングシステムの略称について
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して「Windows 2000」と記述しています。
― Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system
― Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system
― Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して「Windows Server 2003」と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して「Windows Server 2008」と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Standard Edition
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Enterprise Edition
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して 「Windows XP」 と記述しています。
― Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system
― Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して 「Windows Vista」 と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic
● Windows 2000、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows XP、およびWindows Vistaを総
称して、「Windows」と表記しています。
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記号
本マニュアルでは、次に示す記号を使用しています。
記
号
用
途
特に注意が必要とすること、又は、必ず行
わなければならないことを記述します。
本文の理解を深めるために、参考になる内
容を記述しています。
本文の詳細説明が記述されている、別の章
・節を示します。
知っておくと便利なことを記述します。
【 】
画 面 上 に 表 示 さ れ る も の( ウ ィ ン ド ウ 、
メ ニ ュ ー 、コ マ ン ド 、ボ タ ン )の 名 称 や 、
キーボードのキーなどを示します。
「
参照してほしいマニュアルの記述を示
します。
」
画面上の入力項目やその値を示しま
す。
◆輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等
の規制をご確認の上、必要な手続きをおとり下さい。
◆改版履歴
2009 年
4 月 初版
◆登録商標
GLOVIAは日本およびその他の国における富士通株式会社の登録商標または商標です。
Business Professionalは、株式会社 富士通九州システムズの日本国内における登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT およびWindows Server またはその他のマイクロソフト製品の名称およ
び製品名は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
その他、会社名、製品名、名称等の固有名詞は各社の登録商標または商標です。
本資料に記載されているシステム名、製品名称等には、必ずしも商標表示を付記していません。
お願い
●
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
●
本書は予告なしに変更されることがあります。
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU KYUSHU SYSTEMS LIMITED 2009-
目
第1章
1.1
1.2
1.3
第2章
2.1
2.2
2.3
第3章
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
次
SOA連携機能の仕組みと種類
SOA連携機能の概要
……………………………………………………………………
SOA連携機能のメリット
………………………………………………………………
SOA連携機能の種類
……………………………………………………………………
SOA連携機能を導入します
SOA連携機能の導入を準備します
……………………………………………………
ハードウェア・ソフトウェア条件
………………………………………………………
SOA連携機能のインストール
…………………………………………………………
SOA連携機能の運用
SOA連携機能一覧
………………………………………………………………………
利用者を連携します
………………………………………………………………………
マスタを連携します
………………………………………………………………………
会計仕訳を連携します
……………………………………………………………………
注意事項
……………………………………………………………………………………
制限事項
……………………………………………………………………………………
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
17
20
23
39
40
第1章
SOA連携機能の仕組みと種類
この章ではSOA連携機能の仕組みと種類について説明しています。
1.1
1.2
1.3
SOA連携機能の概要
SOA連携機能のメリット
SOA連携機能の種類
6
SOA連携機能とは
GLOVIA smartでは、各GLOVIA smart製品間のデータ連携方式を標準化しています。この標準化さ
れた連携機能を「GLOVIA smart SOA機能」と呼びます
◇GLOVIA smart SOA機能
GLOVIA smart SOA
ポータル
会計
人事給与
連携データ
・勘定科目
・細目
・部門
・セグメント
・銀行
・取引先
・仕訳データ
・利用者
CRM
サービス
サービス
b
e
W
細業種
その他
「GLOVIA smart 会計 BP」および「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」および「GLOVIA smart 人
事給与 BP 給与」がGLOVIA smart SOA機能によって他のシステムとデータ連携する機能を「SO
A連携機能」と呼びます。本書ではこのSOA連携機能を説明します。
◇SOA連携機能の範囲
GLOVIA smart SOA
SOA連携機能
GLOVIA smart
会計 BP
サービス
b
e
W
1.1.1
SOA連携機能の概要
b
e
W
1.1
GLOVIA smart
人事給与 BP
本書の説明範囲
7
連携データ
・勘定科目
・細目
・部門
・セグメント
・銀行
・取引先
・仕訳データ
・利用者
1.2
1.2.1
SOA連携機能のメリット
SOA連携機能のメリット
GLOVIA smart SOA機能は、従来のシステム間連携を以下のような点から支援します。
①データ連携のハブ
GLOVIA smart SOA機能がGLOVIA smartソリューション間を緩やかに結合します。従来は社内
の特定システム同士を密に結合するネットワーク構造でしたが、GLOVIA smart SOA機能がデ
ータ連携の核となることでハブ構造へと変化することができます。ハブ構造になること個々
のシステムに特化した作り込みや作り込み量を減らすことが可能になります。
◇ネットワーク構造のデータ連携
ポータル
CRM
人事給与
細業種
会計
その他
◇ハブ構造のデータ連携
ポータル
会計
CRM
GLOVIA smart SOA
人事給与
細業種
その他
8
1.3
SOA連携機能の種類
1.3.1
SOA連携機能の種類
「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事基本」と「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本」よりSOA
連携機能を使用して連携できるデータの種類は以下の通りです。
◇SOA連携機能の種類
データ種別
マスタデータ(受信)
利用者
データ名
・ 勘定科目
・ 細目(内訳)
・ 部門
・ 利用者
トランザクションデータ
・
データ連携の方向
他のソリューション→
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
GLOVIA smart 基盤 →
GLOVIA smart 人事給与 BP 人事・
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与→
他のソリューション
仕訳データ
SOA連携機能が扱うデータは以下のように分類できます。
(1) マスタデータ(受信)
マスタデータをGLOVIA smart ソリューション間で共有することが可能になります。あるソ
リューションに登録されたマスタデータは、GLOVIA smart SOAを介して他のソリューショ
ンへと配信されます。配信時には前回配信以降の差分のデータだけが送信されます。
1. 勘定科目
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は仕訳を作成するために、GLOVIA smart SOAを介し
て会計ソリューションが管理している勘定科目を受信します。
2. 細目(内訳)
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は勘定科目と同じように、会計仕訳を作成するため
の細目を受信します。細目は勘定科目の詳細を表します。
3. 部門
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は勘定科目と同じように、会計仕訳を作成するため
の部門を受信します。部門は起票部門等、会計組織上の部門を表します。
(2) 利用者
1. 利用者
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」は、GLOVIA smart基盤に登録された「GLOVIA smart
人事給与 BP 人事」の利用者を受信します。
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は、GLOVIA smart基盤に登録された「GLOVIA smart
人事給与 BP 給与」の利用者を受信します。
(3) トランザクションデータ
トランザクションデータは、トランザクション発生元のソリューションからGLOVIA smart
SOAを通り道として、トランザクション処理先のソリューションへと送信されます。配信時
には、未処理のデータだけが送信されます。
1. 仕訳データ
・ 「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は、会計ソリューションへ仕訳データを送信します。
9
第2章
SOA連携機能を導入します
この章ではSOA連携機能の導入について説明しています。
2.1
2.2
2.3
SOA連携機能の導入を準備します
ハードウェア・ソフトウェア条件
SOA連携機能のインストール
10
2.1
2.1.1
SOA連携機能の導入を準備します
システム構成を確認します
SOA連携機能を導入する場合に新たに以下のサーバを追加する必要があります。
・GLOVIA smart基盤 サーバ
GLOVIA smart SOA機能を導入したサーバです。導入手順および設定方法は本書の範囲外とな
ります。詳細は『GLOVIA smart基盤 ソフトウェア製品取扱い説明書』を参照してください。
「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」 ・
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」と
「GLOVIA smart 基盤」は
同じサーバにインストールできませんのでご注意ください。
11
2.2
ハードウェア・ソフトウェア条件
2.2.1
ハードウェア条件
SOA連携機能は、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 基本」サーバにインストールが必要になります。
必要とするディスク容量は以下の通りです。
環境
内容
GLOVIA-BP サーバ
2.2.2
ディスク容量
システムドライブ
人事給与 BP 人事
インストール先ドライブ
人事給与 BP 給与
インストール先ドライブ
2MB
2MB
30MB
ソフトウェア条件
SOA連携機能は、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 基本」サーバにインストールが必要になります。
№
1
製品名
MSXML
(Microsoft XML Core Services)
バージョン
備考
4.0
Service Pack3
GLOVIA smart SOA連携機能
を使用する場合は必須。
Microsoftダウンロードセ
ンターより入手してくだ
さい。
※本ソフトウェアをイン
ストール前に、サーバへイ
ンストールを行ってくだ
さい。
12
2.3
2.3.1
SOA連携機能のインストール
SOA連携機能のインストール
・「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」の GLOVIA smart SOA機能のインストール方法は、「GLOVIA
smart 人事給与 BP 人事基本」のソフトウェア説明書をご参照ください。
・「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の GLOVIA smart SOA機能のインストール方法は、「GLOVIA
smart 人事給与 BP 給与基本」のソフトウェア説明書をご参照ください。
13
第3章
SOA連携機能の運用
この章ではSOA連携機能の運用について説明しています。
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
SOA連携機能一覧
利用者を連携します
マスタを連携します
会計仕訳を連携します
注意事項
制限事項
14
3.1
3.1.1
SOA連携機能一覧
SOA連携機能一覧(業務メニュー一覧)
SOA連携機能が提供する業務メニューの一覧は以下の通りです。
GLOVIA smart 人事給与 BP 人事
smart SOA連携
データ送受信
15
利用者ID受信
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
業務間連携
smart SOA連携
仕訳データ送信(月例)
仕訳データ送信(賞与)
仕訳データ送信(臨時)
マスタ受信
利用者ID受信
表示名称登録
会計部門名称登録
会計組織図登録
基本条件設定
所属/部門対応設定
支給控除項目/科目対応設定
社員別部門配賦設定
連携条件設定一覧表
会計操作履歴照会
ファイルロッククリア
16
3.2
3.2.1
利用者を連携します
利用者を連携します
GLOVIA smart基盤を使用している場合には、GLOVIA-BPのロール(使用権限)を与えられた利用
者をGLOVIA-BPへ利用者として取り込むことができます。取り込んだ利用者は、GLOVIA smart 人
事給与 BPの業務を行うことができます。
マスタ
用途
GLOVIA smart基盤→ GLOVIA smart 人事給与 BP 人事
GLOVIA smart基盤→ GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
利用者
GLOVIA smart基盤における利用者の登録・ロールの付与の手順については、GLOVIA smart基盤
のマニュアルを参照してください。
◇利用者連携の流れ
GLOVIA smart 基盤より実行
1. 利用者の追加・変更・削除及びロール(使用権限)の設定
GLOVIA smart 人事給与 BP
人事・給与より実行
本節で説明する機能
2. 利用者ID受信
GLOVIA smart SOA の 利 用 者 の う ち 「 GLOVIA smart
人事給与 BP 人事・給与」のロールを持つ利用者を取込ま
す。
3. 機密保護機能詳細設定 ※
「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事・給与」処理単位の実
行権限設定と所属セキュリティの設定してください。
※
「機密保護機能詳細設定」による「実行権限の設定」と
「所属セキュリティの設定」は、GLOVIA smart 人事給与
BP 人事・給与の機密保護機能使用有無設定にて「使用す
る」と設定された場合に、設定が必要となります。
設定手順は「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事・給与基本
運用マニュアル」を参照してください。
17
3.2.2
利用者ID受信
(1) 利用者ID受信処理画面(条件入力)
1. ボタン
[実行]:
GLOVIA smart SOAから利用者を受信します。利用者ID受信処理画面(結果一覧)へ進
みます。
[閉じる]:
利用者ID受信処理画面(条件入力)を閉じます。
2. 操作手順
●GLOVIA smart 人事給与 BP 人事 の場合
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 人事」の人事情報メニューより【smart SOA連携】【データ送受信】−【利用者ID受信】を選択すると、利用者ID受信処理画面(条件入
力)が表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すと利用者ID受信処理が実行され、利用者ID受信処理画面(結果一
覧)が表示されます。
●GLOVIA smart 人事給与 BP 給与 の場合
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の給与情報メニューより【業務間連携】【smart SOA連携】−【利用者ID受信】を選択すると、利用者ID受信処理画面(条件入
力)が表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すと利用者ID受信処理が実行され、利用者ID受信処理画面(結果一
覧)が表示されます。
18
(2) 利用者ID受信処理画面(結果一覧)
1. 表示項目
表示項目
結果
入力件数
追加件数
更新件数
削除件数
エラー件数
スキップ件数
エラーデータ
ログファイル
項目説明
送信処理結果を表します。
正常 ……………受信が完了しました。
異常 ……………受信時にエラーが発生しました。
データなし ……受信データが一件も存在しません。
レコードエラー…受信データにエラーあります。
GLOVIA smart基盤から受信した利用者の件数です。
登録された利用者の件数です。
更新された利用者の件数です。
削除された利用者の件数です。
正常に処理が行えなかったデータの件数です。
更新されなかったデータの件数です。
エラー件数が発生した場合のエラー内容を確認するこ
とができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
受信処理のログです。結果が「異常」の場合に確認して
ください。なお、より詳細な情報は「操作履歴照会」よ
り確認することができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
2. ボタン
[戻る] :利用者ID受信処理画面(条件入力)に戻ります。
[閉じる]:利用者ID受信処理画面(結果一覧)を閉じます。
3. 操作手順
1)[結果]が 正常 の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信は完了しました。
2)[結果]が 異常 の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信に失敗しました。GLOVIA
smart SOAもしくは本システムの環境を見直してください。問題を取り除いてから再度、
利用者ID受信処理を実行してください。
3)[結果]が データなし の場合には、GLOVIA smart SOA上に本システムのロールを持つ
利用者データが存在しません。以後の手順は不要です。
4)[結果]が レコードエラー の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信データに誤りが
あります。GLOVIA smart SOA上の利用者情報の登録内容を確認してください。
19
3.3
3.3.1
マスタを連携します
マスタを連携します
GLOVIA smart SOAより「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は、以下の会計仕訳データの作成に
必要なマスタデータを、他のソリューションから受信します。
データ種別
データ名
データ連携の方向
他のソリューション→
マスタデータ
・ 勘定科目
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
(受信)
・ 細目(内訳)
・ 部門
マスタ受信処理では、上記の全マスタを一括して受信します。
◇給与から仕訳データ送信の流れ
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与より実行
本節で説明する機能
1. マスタ受信
会計仕訳データの作成に必要なマスタ情報を、SOAより
受信します。
2. 仕訳データ送信のための条件設定
他のソリューションに仕訳データを送信するための条件
設定を行います。
① 表示名称登録
② 会計部門名称登録
③ 会計組織図登録
④ 基本条件設定
⑤ 所属/部門対応設定
⑥ 支給控除項目/科目対応設定
⑦ 社員別部門配賦設定
⑧ 連携条件設定一覧表印刷
3. 仕訳データ送信
給与振込等の仕訳データを、他の会計ソリューションへ
送信します。
① 仕訳データ送信(月例)
② 仕訳データ送信(賞与)
③ 仕訳データ送信(臨時)
勘定科目データは、勘定科目区分=1(1:仕訳計上可)のデータのみ受信します。
20
3.3.2
マスタ受信処理
(1) マスタ受信処理(条件入力)
1. 入力項目
表示項目
会社コード(必須項目)
処理モード
項目説明
連携時に使用する会社コードを半角英数字2桁で
入力します。
マスタ受信処理の処理モードを指定します。
変更差分を登録する。…
前回の「変更差分を登録する。
」後に、他ソリュー
ションが追加もしくは更新したデータを取り込み
ます。
削除差分を登録する。…
前回の「削除差分を登録する。
」後に、他ソリュー
ションが削除したデータを受信して、データを削
除します。
2. ボタン
[実行]:
GLOVIA smart SOAからマスタデータを受信します。マスタ受信処理画面(結果一覧)
へ進みます。
[閉じる]:
マスタ受信理画面(条件入力)を閉じます。
3. 操作手順
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の給与情報メニューより【業務間連携】【smart SOA連携】−【マスタ受信】を選択すると、マスタ受信処理画面(条件入力)が
表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すとマスタ受信処理が実行され、マスタ受信処理画面(結果一覧)が表
示されます。
21
(2) マスタ受信処理(結果一覧)
1. 表示項目
表示項目
マスタ名
結果
入力件数
追加件数
更新件数
削除件数
エラー件数
スキップ件数
エラーデータ
ログファイル
項目説明
受信対象のマスタ名称です。
受信処理結果を表します。
正常 ……………受信が完了しました。
異常 ……………受信時にエラーが発生しました。
データなし ……受信データが一件も存在しません。
レコードエラー…受信データにエラーあります。
GLOVIA smart基盤から受信したマスタデータの件数で
す。
登録されたマスタデータの件数です。
更新されたマスタデータの件数です。
削除されたマスタデータの件数です。
正常に処理が行えなかったデータの件数です。
更新されなかったデータの件数です。
エラー件数が発生した場合のエラー内容を確認するこ
とができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
受信処理のログです。結果が「異常」の場合に確認して
ください。なお、より詳細な情報は「操作履歴照会」よ
り確認することができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
2. ボタン
[戻る] :マスタ受信処理画面(条件入力)に戻ります。
[閉じる]:マスタ受信処理画面(結果一覧)を閉じます。
3. 操作手順
1)[結果]が 正常 の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信は完了しました。
2)[結果]が 異常 の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信に失敗しました。GLOVIA
smart SOAもしくは本システムの環境を見直してください。問題を取り除いてから再度、
マスタ受信処理を実行してください。
3)[結果]が データなし の場合には、GLOVIA smart SOA上に前回受信処理からの追加更
新のデータは発生していません。以後の手順は不要です。
4)[結果]が レコードエラー の場合には、GLOVIA smart SOAからの受信データに誤りが
あります。他ソリューションが追加もしくは更新したデータを確認してください。
22
3.4
3.4.1
会計仕訳を連携します
会計仕訳を連携します
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」は、会計ソリューションへ仕訳データを送信します。
送信は「仕訳データ送信(月例)・仕訳データ送信(賞与)・仕訳データ送信(臨時)」処理によ
り行います。
◇給与から仕訳データ送信の流れ
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与より実行
1. マスタ受信
会計仕訳データの作成に必要なマスタ情報を、SOAより受
信します。
本節で説明する機能
2. 仕訳データ送信のための条件設定
他のソリューションに仕訳データを送信するための条
件設定を行います。
① 表示名称登録
② 会計部門名称登録
③ 会計組織図登録
④ 基本条件設定
⑤ 所属/部門対応設定
⑥ 支給控除項目/科目対応設定
⑦ 社員別部門配賦設定
⑧ 連携条件設定一覧表印刷
本節で説明する機能
3. 仕訳データ送信
給与振込等の仕訳データを、他の会計ソリューションへ
送信します。
① 仕訳データ送信(月例)
② 仕訳データ送信(賞与)
③ 仕訳データ送信(臨時)
年末調整および給与改定の別途精算の連携は行っておりません。
23
3.4.2
仕訳データ送信のための条件設定
(1)
表示名称登録
他のソリューションより連携したマスタ情報の確認と、必要に応じ変更を行うことができ
ます。
なお、部門属性の登録は必ず行ってください(必須)。
(2)
会計部門名称登録
他のソリューションより連携したマスタ情報の確認と、必要に応じ変更を行うことができ
ます。
なお、新たに登録された部門の「部門属性」の設定を必ず行ってください(必須)
。
24
(3)
会計組織図登録
他のソリューションより連携したマスタ情報(部門データ)をもとに、会計組織図の登録
を行います(基本組織図の登録は必須です)
。
(4)
基本条件設定
給与情報システムと会計ソリューションとの間で仕訳データ連携するために、相手科目の
会計側でのコード等を設定します(必須)。
25
指定項目
・全社部門
全社部門とは、部門共通費用など、勘定科目によっては部門別の処理が必要ないものが
あります。本システムではそのような全部門に共通する勘定科目も、特別の部門を想定
して処理しますが、その部門を 全社部門 と呼び、通常の部門と区別しています。
全社部門は1つだけ設定することができ、組織図上、会計単位レベルよりも上位のレベ
ルにあってはいけません。
・会計単位レベル
仕訳データを作成する部門の単位を指定します。レベルとは、組織図上の階層のことを
言います。
・相手科目の会計コード
部門:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目を管理する部門を選択します。
「固定値」を選択した場合は、部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目の科目コードを指定します。
内訳:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目の内訳を選択します。
「固定値」を選択した場合は、内訳コードを半角英数字8桁で指定します。
・支給銀行の会計コード
支給銀行 :支給時に使用する銀行の銀行コード(半角英数字4桁)および支店コード
(半角英数字3桁)を指定します。
会計コード:支給銀行として設定した会計システム側の内訳コードを半角英数字8桁で
指定します。
・仕訳が複数伝票にまたがるときの調整用諸口科目
部門:諸口科目を管理する部門の部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:諸口科目を半角英数字5桁で指定します。
内訳:諸口科目の内訳を半角英数字8桁で指定します。諸口科目が内訳管理を行ってい
ない場合は空白を指定します。
・給与仕訳用摘要:月例給与連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で
指定します。
・賞与仕訳用摘要:賞与手当連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で
指定します。
・臨給仕訳用摘要:臨時手当連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で
指定します。
(5)
所属/部門対応設定
給与情報システムの所属部門と会計システムの会計部門の対応付けを行います(必須)
。
26
(6)
支給控除項目/科目対応設定
給与情報システムの支給控除項目と会計ソリューションの勘定科目との対応付けを行い
ます(必須)
。
①給与側の支給控除項目一覧より対応付け
を行う項目を選択します。
④
②部門属性一覧より対応付けを行う
部門属性を選択しプルダウンメニュー
の[基本]⇒[更新]を選択します。
③
③指定項目
仕訳:対応付けを行う勘定科目を借方/貸方どちらに表示するかを選択します。
科目:対応付けを行う勘定科目の科目コードを半角英数字5桁で指定します。
内訳:対応付けを行う勘定科目の内訳を選択します。「固定値」を選択した場合は、内
訳コードを半角数字8桁で登録します。また、対応付けを行う勘定科目が内訳管
理を行わない場合は、
「固定値」を選択し、コードは空白を指定します。
相手科目:仕訳上、「科目」で指定した勘定科目に対する相手科目の設定方法を選択し
ます。「個別登録」を選択すると、「相手科目登録」画面が新たに表示され
ます。
④指定項目
部門:対応付けを行う勘定科目の相手科目を管理する部門を選択します。「固定値」を
選択した場合は、部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:対応付けを行う勘定科目の相手科目の科目コードを半角英数字5桁で指定します。
内訳:対応付けを行う勘定科目の相手科目の内訳を選択します。「固定値」を選択した
場合は、内訳コードを半角英数字8桁で登録します。また、対応付けを行う勘定
科目の相手科目が内訳管理を行わない場合は、「固定値」を選択し、コードは空
白を指定します。
27
(7)
社員別部門配賦設定
特定の社員の給与データを複数の部門で計上する(部門配賦)場合の、配賦先部門および
配賦率の設定を行います。
(8)
連携条件設定一覧表印刷
「連携条件設定一覧表」より条件設定内容を確認することができます。
28
3.4.3
仕訳データ送信(月例)
(1)
仕訳データ送信:月例(条件入力)
1. 入力項目
表示項目
項目説明
会社コード
(必須項目)
伝票日付
(必須項目)
開始伝票番号
(必須項目)
処理月度
(必須項目)
起票社員コード
(必須項目)
起票部門コード
(必須項目)
承認社員コード
(必須項目)
承認状態区分
(必須項目)
承認日付
(承認済みの場合に必須)
確認リスト
連携時に作成される仕訳の会社コードを半角英数字
2桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の伝票日付(和暦:YY/MM/DD)
を入力します。
連携時に作成される仕訳の開始伝票番号を半角数字
6桁で入力します。
連携の対象となる給与支給月度を半角数字2桁で入力
します。
連携時に作成される仕訳の起票社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の起票部門コードを半角
英数字5桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認状態区分を選択します。
・承認済み ・未承認
承認状態区分が「承認済み」の場合、連携時に作成さ
れる仕訳の承認日付(和暦:YY/MM/DD)を入力します。
リスト出力を選択します。「出力あり」の場合、送信デ
ータの確認リストを出力します
29
2. ボタン
[実行]:
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」から、会計仕訳データを GLOVIA smart SOA へ
送信します。
[閉じる]:
仕訳データ送信(月例)画面(条件入力)を閉じます。
3. 操作手順
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の給与情報メニューより【業務間連携】【smart SOA連携】−【仕訳データ送信(月例)
】を選択すると、仕訳データ送信画面(条
件入力)が表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すと仕訳データの送信処理が実行され、仕訳データ送信結果画面(結
果一覧)が表示されます。
30
(2)
仕訳データ送信:月例(結果一覧)
1. 表示項目
表示項目
結果
ログファイル
項目説明
送信処理結果を表します。
正常 ……………送信が完了しました。
異常 ……………送信時にエラーが発生しました。
データなし ……送信データが一件も存在しません。
起票部門コードが存在しません。…
上記(1)入力項目の起票部門コードに誤りがあり
ます。
送信処理のログです。結果が「異常」の場合に確認して
ください。なお、より詳細な情報は「会計操作履歴照会」
より確認することができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
2. ボタン
[戻る] :仕訳データ送信(月例)画面(条件入力)に戻ります。
[閉じる]:仕訳データ送信(月例)画面(結果一覧)を閉じます。
3. 操作手順
1)[結果]が
ました。
正常
の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からの送信は完了し
2)[結果]が 異常 の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からGLOVIA smart SOA
へのデータ送信に失敗しました。GLOVIA smart SOAもしくは本システムの環境を見直し
てください。問題を取り除いてから再度、仕訳データ送信(月例)を実行してください。
3)[結果]が データなし の場合には、上記(1)の入力項目が間違っている場合がありま
す。入力項目の内容を確認して再度、仕訳データ送信(月例)を実行してください。
4)[結果]が 起票部門コードが存在しません。 の場合には、上記(1)入力項目の起票部
門コードを確認して再度、仕訳データ送信(月例)を実行してください。
31
3.4.4
仕訳データ送信(賞与)
(1)
仕訳データ送信:賞与(条件入力)
1. 入力項目
表示項目
項目説明
会社コード
(必須項目)
伝票日付
(必須項目)
開始伝票番号
(必須項目)
処理期
(必須項目)
起票社員コード
(必須項目)
起票部門コード
(必須項目)
承認社員コード
(必須項目)
承認状態区分
(必須項目)
承認日付
(承認済みの場合に必須)
確認リスト
連携時に作成される仕訳の会社コードを半角英数字
2桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の伝票日付(和暦:YY/MM/DD)
を入力します。
連携時に作成される仕訳の開始伝票番号を半角数字
6桁で入力します。
連携の対象となる賞与支給期を半角数字1桁(1∼3)
で入力します。
連携時に作成される仕訳の起票社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の起票部門コードを半角
英数字5桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認状態区分を選択します。
・承認済み ・未承認
承認状態区分が「承認済み」の場合、連携時に作成さ
れる仕訳の承認日付(和暦:YY/MM/DD)を入力します。
リスト出力を選択します。「出力あり」の場合、送信デ
ータの確認リストを出力します
32
2. ボタン
[実行]:
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」から、会計仕訳データを GLOVIA smart SOA へ
送信します。
[閉じる]:
仕訳データ送信(賞与)画面(条件入力)を閉じます。
3. 操作手順
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の給与情報メニューより【業務間連携】【smart SOA連携】−【仕訳データ送信(賞与)
】を選択すると、仕訳データ送信画面(条
件入力)が表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すと仕訳データの送信処理が実行され、仕訳データ送信結果画面(結
果一覧)が表示されます。
33
(2)
仕訳データ送信:賞与(結果一覧)
1. 表示項目
表示項目
結果
ログファイル
項目説明
送信処理結果を表します。
正常 ……………送信が完了しました。
異常 ……………送信時にエラーが発生しました。
データなし ……送信データが一件も存在しません。
起票部門コードが存在しません。…
上記(1)入力項目の起票部門コードに誤りがあり
ます。
送信処理のログです。結果が「異常」の場合に確認して
ください。なお、より詳細な情報は「会計操作履歴照会」
より確認することができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
2. ボタン
[戻る] :仕訳データ送信(賞与)画面(条件入力)に戻ります。
[閉じる]:仕訳データ送信(賞与)画面(結果一覧)を閉じます。
3. 操作手順
1)[結果]が
ました。
正常
の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からの送信は完了し
2)[結果]が 異常 の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からGLOVIA smart SOA
へのデータ送信に失敗しました。GLOVIA smart SOAもしくは本システムの環境を見直し
てください。問題を取り除いてから再度、仕訳データ送信(賞与)を実行してください。
3)[結果]が データなし の場合には、上記(1)の入力項目が間違っている場合がありま
す。入力項目の内容を確認して再度、仕訳データ送信(賞与)を実行してください。
4)[結果]が 起票部門コードが存在しません。 の場合には、上記(1)入力項目の起票部
門コードを確認して再度、仕訳データ送信(賞与)を実行してください。
34
3.4.5
仕訳データ送信(臨時)
(1)
仕訳データ送信:臨時(条件入力)
1. 入力項目
表示項目
項目説明
会社コード
(必須項目)
伝票日付
(必須項目)
開始伝票番号
(必須項目)
処理期
(必須項目)
起票社員コード
(必須項目)
起票部門コード
(必須項目)
承認社員コード
(必須項目)
承認状態区分
(必須項目)
承認日付
(承認済みの場合に必須)
確認リスト
連携時に作成される仕訳の会社コードを半角英数字
2桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の伝票日付(和暦:YY/MM/DD)
を入力します。
連携時に作成される仕訳の開始伝票番号を半角数字
6桁で入力します。
連携の対象となる臨時支給期を半角数字1桁(1∼3)
で入力します。
連携時に作成される仕訳の起票社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の起票部門コードを半角
英数字5桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認社員コードを半角
英数字8桁で入力します。
連携時に作成される仕訳の承認状態区分を選択します。
・承認済み ・未承認
承認状態区分が「承認済み」の場合、連携時に作成さ
れる仕訳の承認日付(和暦:YY/MM/DD)を入力します。
リスト出力を選択します。「出力あり」の場合、送信デ
ータの確認リストを出力します
35
2. ボタン
[実行]:
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」から、会計仕訳データを GLOVIA smart SOA へ
送信します。
[閉じる]:
仕訳データ送信(臨時)画面(条件入力)を閉じます。
3. 操作手順
1)「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」の給与情報メニューより【業務間連携】【smart SOA連携】−【仕訳データ送信(臨時)
】を選択すると、仕訳データ送信画面(条
件入力)が表示されます。
2)上記1.の入力項目を設定します。
3)[実行]ボタンを押すと仕訳データの送信処理が実行され、仕訳データ送信結果画面(結
果一覧)が表示されます。
36
(2)
仕訳データ送信:臨時(結果一覧)
1. 表示項目
表示項目
結果
ログファイル
項目説明
送信処理結果を表します。
正常 ……………送信が完了しました。
異常 ……………送信時にエラーが発生しました。
データなし ……送信データが一件も存在しません。
起票部門コードが存在しません。…
上記(1)入力項目の起票部門コードに誤りがあり
ます。
送信処理のログです。結果が「異常」の場合に確認して
ください。なお、より詳細な情報は「会計操作履歴照会」
より確認することができます。
確認する場合は、取得をクリックします。
2. ボタン
[戻る] :仕訳データ送信(臨時)画面(条件入力)に戻ります。
[閉じる]:仕訳データ送信(臨時)画面(結果一覧)を閉じます。
3. 操作手順
1)[結果]が
ました。
正常
の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からの送信は完了し
2)[結果]が 異常 の場合には、
「GLOVIA smart 人事給与 BP 給与」からGLOVIA smart SOA
へのデータ送信に失敗しました。GLOVIA smart SOAもしくは本システムの環境を見直し
てください。問題を取り除いてから再度、仕訳データ送信(臨時)を実行してください。
3)[結果]が データなし の場合には、上記(1)の入力項目が間違っている場合がありま
す。入力項目の内容を確認して再度、仕訳データ送信(臨時)を実行してください。
4)[結果]が 起票部門コードが存在しません。 の場合には、上記(1)入力項目の起票部
門コードを確認して再度、仕訳データ送信(臨時)を実行してください。
37
3.4.6
その他の機能
(1)
会計操作履歴照会
smart SOA連携システムを操作した際に、いつどのような処理をしたかという情報を画面照
会する機能です。何らかの原因によりシステムが異常終了した場合などに、処理実行状況
の確認等に使用します。
(2)
ファイルロッククリア
主に停電や業務の強制終了時に、【ファイルロッククリア】を行います。【ファイルロック
クリア】を行うと各クライアントで実行されている排他管理情報が初期化されます。
38
3.5
注意事項
3.5.1
SOA連携処理のログ情報
本ソフトウェアでは、SOA連携機能を使用して連携を行った際のデータ、処理結果を本ソフト
ウェアのインストールフォルダに以下のように格納しています。
使用期間、送受信データの大きさによりサーバのディスク容量を圧迫する可能性がありますので、
ディスク容量を定期的に確認し、割り当てられているディスク容量を超過しないようログ情報を
削除されることを推奨します。
(1)
送受信データ
送受信を行った際のデータを、処理単位に格納しています。
格納先:
[インストールフォルダ]\smart\[日付時刻] [処理ID] [業務区分]
業務区分
(システム名)
JOYZ
(会計情報システム)
JINJ:
(人事情報システム)
JOYK:
(給与情報システム)
処理ID
CBA2000
CBA2100
CBA2200
CBA2300
CRZ9040
マスタ送信
仕訳データ受信
利用者ID受信
マスタ受信
利用者ID受信
CKY1920
仕訳データ送信(月例)
又は
仕訳データ送信(賞与)
又は
仕訳データ送信(臨時)
マスタ受信
利用者ID受信
KKC901S
KKC902S
(2)
smart SOA連携 処理名
操作ログ
送受信を行った際の処理結果を、処理毎にテキストファイルに格納しています。
格納先:
[インストールフォルダ]\smart\Log
ファイル名:
[上記(1)の格納先].txt
39
3.6
制限事項
3.6.1
SOA連携機能の制限事項
GLOVIA smart 人事給与 BP V03 のSOA連携機能は、GLOVIA smart 基盤 V03 に対応しています。以前の
バージョンでは使用できませんのでご注意ください。
GLOVIA smart SOA連携機能を使用しソリューション間の連携を行う場合(SOA連携時)には、連携可能
な最大桁長などの制限があります。
SOA連携時には、以下の制限事項に注意し運用を行ってください。
・連携元システムで勘定科目,細目,部門データの登録を行う場合は、GLOVIA-BPの最大桁長以内で行
う必要があります。
・受信時に、連携データがsmart SOAの最大桁長を超えている場合は、左詰めで最大桁長までを連携し、
最大桁長を超えた部分は切り捨てられます。
連携対象
GLOVIA-BP項目名
Smart SOA項目名
GLOVIA-BP桁長(SOA桁長)
ログインID
ログインID
8桁 (10桁)
※1
パスワード
パスワード
8桁 (10桁)
※1
科目コード
勘定科目コード
5桁 ( 6桁)
※4
表示名称_8桁
勘定科目長名称
16桁 (40桁)
※2
表示名称_4桁
勘定科目短名称
8桁 (16桁)
※2
科目コード
勘定科目コード
5桁 ( 6桁)
※4
コード
細目コード
8桁 (10桁)
※4
表示名称_8桁
細目コード長名称
16桁 (40桁)
※2
表示名称_4桁
細目コード短名称
8桁 (16桁)
※2
コード
部門コード
5桁 (12桁)
※4
表示名称_8桁
部門短名称
16桁 (40桁)
※2
表示名称_4桁
部門短名称
8桁 (16桁)
※2
行番号
行番号
利用者ID
勘定科目
細目(内訳)
部門
仕訳
補足
GLOVIA-BP は 1 伝 票 99 明 細 ま
で
※3
※1 … GLOVIA-BPの最大桁長を超えている場合は、左詰めで最大桁長までを連携し、最大桁長を超え
た部分は切り捨てられます。本システムを使用する場合、
「ログインIDは8桁以内」
「パスワ
ードは8桁」で登録してください。
※2 … SOA連携時に半角文字は全角文字に変換されます。変換後GLOVIA-BPの最大桁長を超えてい
る場合は、左詰めで最大桁長までを連携し、最大桁長を超えた部分は切り捨てられます。
※3 … 1伝票99明細を超えた場合、連番で伝票を作成します。
※4 … GLOVIA-BPの最大桁長を超えている場合、キー項目のためエラーとなります。
40