平成 26 年 1 月 23 日 日本原子力発電株式会社 ICRP90 年勧告反映に伴う添付書類十の線量評価に係る記載の変更 項目 1.共通 1)実効線量計算式 (1)外部被ばくによる実効線量 変更後 変更前 考 安全評価指針等より a.放射性雲による実効線量当量 a.放射性雲による実効線量 D γ = K1・Q N・(D/Q) D γ = K1・Q N・(D/Q) 用語の変更であり実質的 な違いはない D γ :外部γ線による実効線量当量(Sv) D γ :外部γ線による実効線量(Sv) K 1 :空気吸収線量から実効線量当量への換算係数(=1Sv/Gy) QN :希ガスの大気放出量(0.5MeV換算)(Bq) D/Q :γ線エネルギ0.5MeVにおける相対線量(Gy/Bq) K 1 :空気カーマから実効線量への換算係数(=1Sv/Gy) QN :希ガスの大気放出量(0.5MeV換算)(Bq) D/Q :γ線エネルギ0.5MeVにおける相対線量(Gy/Bq) b.原子炉建屋内の放射性物質による実効線量当量 ・直接ガンマ線及びスカイシャインガンマ線による実効線量当量を評価 ・空気吸収線量から実効線量当量への換算係数は1Sv/Gy (2)内部被ばくによる実効線量 備 b.原子炉建屋内の放射性物質による実効線量 ・直接ガンマ線及びスカイシャインガンマ線による実効線量を評価 ・空気カーマから実効線量への換算係数は1Sv/Gy D I = f He・ K He・ M 2・Q e・( χ/Q) D I :よう素の呼吸摂取による実効線量当量(Sv) f He :よう素の呼吸摂取における成人実効線量当量から小児の実効線量当 量への補正係数(=2) K He :I-131の呼吸摂取による成人の実効線量当量への換算係数 D I = K He・ M・Q e・( χ/Q) D I :よう素の吸入摂取による実効線量(Sv) K He :I-131の吸入摂取による小児の実効線量係数(Sv/Bq) (=8.8×10-6mSv/Bq) M 2 :成人の呼吸率(=活動時1.2m /h,1日平均23m3/d) 3 Qe :よう素の放出量(I-131等価量)(Bq) χ/Q :相対濃度(s/m3) M :小児の呼吸率(m3/s) Qe :よう素の放出量(I-131等価量)(Bq) χ/Q :相対濃度(s/m3) Qe=∑ (K Hi /K He )Qi i K Hi :核種iの吸入摂取による小児の実効線量係数(Sv/Bq) Qi :核種iの放出量(Bq) パラメータ等 核種iの呼吸摂取における 単位摂取量当たりの成人 の実効線量当量から小児 の実効線量当量への補正 係数 核種iの呼吸摂取における 単位摂取量当たりの成人 の実効線量当量への換算 係数 小児の呼吸率 記号 単位 f He - K He mSv/Bq M2 m3/h m3/d 数値 I-131: I-132: I-133: I-134: I-135: 4.3 4.2 4.4 3.7 4.5 I-131: I-132: I-133: I-134: I-135: 8.8×10-6 9.1×10-8 1.5×10-6 3.0×10-8 3.0×10-7 パラメータ等 ― 核種iの吸入摂取によ る小児の実効線量係数 記号 単位 数値 ― ― ― K He mSv/Bq K Hi 小児の呼吸率 0.5(活動時) 8(1日平均) 1 M m3/h m3/d I-131: I-132: I-133: I-134: I-135: 1.6×10-4 2.3×10-6 4.1×10-5 6.9×10-7 8.5×10-6 0.31(活動時) 5.16(1日平均) 項目 変更後 変更前 備 考 2.敦賀 1 号炉線量評価結果 事故 放射性気体廃棄物処 理施設の破損 主蒸気管破断 燃料集合体の落下 原子炉冷却材喪失 制御棒落下 I-131等価量 希ガス放出量 実効線量 (Bq) (0.5MeV換算) (Bq) (mSv) - 約 1.6×10 1 4 約 1.5×10 -1 約 1.0×10 1 1 約 5.8×10 1 3 約 3.9×10 -1 約 2.7×10 1 1 約 2.1×10 1 4 約 2.0×10 -1 約 4.2×10 1 1 約 7.4×10 1 3 約 6.2×10 -2 約 5.5×10 1 0 約 6.9×10 1 2 約 7.9×10 -3 I-131等価量 希ガス放出量 実効線量 (Bq) (0.5MeV換算) (Bq) (mSv) - 約 2.3×10 1 4 約 1.2 約 3.9×10 1 0 約 2.6×10 1 4 約 1.6 約 3.2×10 9 約 4.7×10 1 2 約 0.002 約 2.1×10 1 1 約 4.2×10 1 3 約 0.091 約 9.3×10 1 0 約 1.5×10 1 3 約 0.034 設計基準事故 放射性気体廃棄物 処理施設の破損 主蒸気管破断 燃料集合体の落下 原子炉冷却材喪失 制御棒落下 I-131等価量 希ガス放出量 (Bq) (0.5MeV換算) (Bq) 実効線量 (mSv) 約 1.6×10 1 4 約 1.5×10 -1 約 1.3×10 1 1 約 5.8×10 1 3 約 5.4×10 -1 約 2.8×10 1 1 約 2.1×10 1 4 約 3.5×10 -1 約 4.3×10 1 1 約 7.4×10 1 3 約 9.3×10 -2 約 5.6×10 1 0 約 6.9×10 1 2 約 1.5×10 -2 I-131等価量 希ガス放出量 実効線量 (Bq) (0.5MeV換算) (Bq) (mSv) - 約 2.3×10 1 4 約 1.2 約 4.5×10 1 0 約 2.6×10 1 4 約 1.8 約 3.2×10 9 約 4.7×10 1 2 約 0.003 約 2.2×10 1 1 約 4.2×10 1 3 約 0.12 約 1.0×10 1 1 約 1.5×10 1 3 約 0.048 - 相対線量(D/Q),相対 濃度(χ/Q)は変更無し 3.敦賀 2 号炉線量評価結果 事故 放射性気体廃棄物 処理施設の破損 蒸気発生器伝熱管 破損 燃料集合体の落下 原子炉冷却材喪失 制御棒飛び出し 設計基準事故 放射性気体廃棄物 処理施設の破損 蒸気発生器伝熱管 破損 燃料集合体の落下 原子炉冷却材喪失 制御棒飛び出し 4.東海第二発電所 変更無し 2 相対線量(D/Q)、相対 濃度(χ/Q)は変更無し 項目 変更後 変更前 参考) (1)敦賀 1 号炉χ/Q、D/Q 事故 放射性気体廃棄物処理 施設の破損(排気筒放出) 主蒸気管破断(地上放 出) 燃料集合体の落下(排気 筒放出) 原子炉冷却材喪失(排気 筒放出) 制御棒落下(排気筒放 出) χ/Q(s/m3) [実効放出継続時間(h)] D/Q(Gy/Bq) [実効放出継続時間(h)] 1.4×10 - 4 [19] 6.7×10 - 5 [2] 1.5×10 - 5 [24] 1.5×10 - 5 [24] 8.9×10 - 1 9 [1] 5.9×10 - 1 8 [3] 4.2×10 - 1 9 [14] 3.1×10 - 1 9 [24] 4.5×10 - 1 9 [12] χ/Q(s/m3) [実効放出継続時間(h)] D/Q(Gy/Bq) [実効放出継続時間(h)] - 変更無し (2)敦賀 2 号炉χ/Q、D/Q 事故 放射性気体廃棄物処理 施設の破損(地上放出) 蒸気発生器伝熱管破損 (地上放出) 燃料集合体の落下(排気 筒放出) 5.4×10 [1] 2.8×10 - 5 [1] 5.5×10 - 1 8 [1] 5.5×10 - 1 8 [1] 4.2×10 - 1 9 [1] 原子炉冷却材喪失(排気 筒放出) 2.3×10 - 5 [6] 3.8×10 - 1 9 [6] 制御棒飛び出し(排気筒 放出) 2.6×10 - 5 [2] 4.0×10 - 1 9 [2] - -4 変更無し (3)東海第二発電所 変更無し 3 備 考
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