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2014環境報告書
表紙
目
次
ごあいさつ
・・・・・・・・・・・・・・
1
1.会社概要
・・・・・・・・・・・・・・
2
2.環境マネジメント
・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・
5
・・・・・・・・・・・・
6
・・・ ・・・・・・・
8
・・・・・・・・・・・・・・
11
・環境方針
・環境目的・目標
・環境取組み体制
・連結環境マネジメント
・2013年度の達成状況
・環境会計
3.製品開発での環境保全活動
・伝達効率の向上
・小型・軽量化
・環境負荷物質の排除
4.環境保全に根ざした生産・販売
・環境負荷物質の低減
・地球温暖化の抑制
・資源の有効活用
5.社会への貢献
・市民雪どけクリーン大作戦
・<AW-I
エコの森>第8・9回植樹
6.環境データ
・・・ ・ ・・・・・
12
・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・ ・・・・・・・
14
・化学物質の排出移動量
・工場排出データ
・原材料投入重量と製品重量
・環境関係教育実施人数実績
*表紙は、当社の主力製品のトルクコンバータ(T/C)です
ごあいさつ
当社は「品質至上」の理念のもと、業界をリードする付加価値のあるものづくりを目指すとともに、
社会・地球の持続可能な発展に貢献するため、環境問題への対応にも取り組んで参りました。
2011年4月12日、アイシングループにおいて2015年までの環境行動の指針・計画「第5次(2011年~
2015年)アイシン連結環境取り組みプラン」が制定され、当社もアイシングループ主要12社の一員とし
て、主体的にこの連結環境取り組みプランの推進を図っております。当社は「第5次アイシン連結環境
取り組みプラン」以上の高い環境目標を設定。“環境に優しい企業”を目指し、目標達成に向け日々活
動を展開しております。
例えば、地球温暖化防止のための「CO2削減プロジェクト活動」では、生産活動に伴い発生するCO2
を売上額基準の原単位で前年比△5.5%を達成。2009年から取り組んでいる「AW-Iエコの森」植樹活動
では、2014年5月に累計2,500本の広葉樹の植樹を達成し、微力ながらも地球環境の改善に貢献できたと
思っております。
また、産業廃棄物の低減の取り組みにおいては、工場から排出される油混じりの水から油分だけを分
離する設備を導入することで、以前は廃油として場外処理を行っていたものを、燃料として売却(リサ
イクル)できるようになり、産業廃棄物を年間△198t(全産業廃棄物の△20%)削減することができ
ました。
昨今の自動車業界は、エネルギー問題解決の一助となるハイブリッド自動車や電気自動車の開発が盛
んに行われる等、環境変化の波が凄まじいスピードで押し寄せてきております。この変化にスピー
ディーに対応した事業活動を行うとともに、今後も地球温暖化防止活動に積極的に取り組み、地球環境
に調和したものづくりが重要であると考えております。
これからも、アイシングループが掲げる環境取り組みプラン達成を通じ、地球環境保全に貢献して参
ります。
2014年 6月
取締役社長
ー
1
-
大村 志華夫
1.会社概要
売上高の推移
(億円)
社
名
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社
設
立
1983年(昭和58年)3月
1000
売上高
所 在
地
事業内容
福井県越前市池ノ上町38
自動車用自動変速機部品の開発、製造及び販売
500
資 本
金
20億5,775万円
売 上
高
1,030億円(2014年3月期)
従業員数
0
2,917人(2014年3月)
-
沿
革
‘09 ’10
‘11 ‘12
‘13
(年度)
従業員の推移
-
1983年 ・サンワ工業創立
1994年 ・デミング賞受賞
・アイシン・エィ・ダブリュ工業に社名変更
1998年 ・TPM優秀賞受賞
・クリエィティブセンター 竣工
2000年 ・ISO9001、14001 認証取得
2001年 ・資本金20億5,775万円に増資
2003年 ・関連会社 ㈱エィ・ダブリュ・アイ・エス を設立
2006年 ・白崎工場が稼動
2007年 ・第8期増築工事完了
2009年 ・<AW-I エコの森>活動開始
2011年 ・生産支援センター完成
2013年 ・3月1日 創立30周年
2014年 ・3月
年間売上 1,000億円超え
(人)
3,000
従業員数
2,000
1,000
0
‘09 ’10
‘11 ‘12
‘13
(年度)
主要製品
トランスミッション部品
トルクコンバーター
本環境報告書は、環境省発行の「環境報告書ガイドライン(2007年度版)」を手引きとして作成して
います。対象期間は2013年度(2013年4月1日から2014年3月31日)です。対象組織は、本社、
白崎工場です。
ー
2
-
2.環境マネジメント
当社は「品質至上」の経営理念のもと、品質保証の徹底と環境保全の徹底により、お客様の信頼、
従業員の満足、地域社会への貢献を達成します。
◆環境方針
<
環境方針
>
環境に関する法律・規制・協定等を遵守し、環境保全
の継続的改善、汚染の予防に取組み、自然環境との調和、
地域社会との共生に努める。
当社は、環境方針に基づき国際環境規格の要求事項への適
合、及び継続的改善を推進するために下記事項を実施する。
(a)
企業活動に適した環境マネジメントシステムを構築し、
本方針に基づいた環境目的・目標を設定し、環境管理
を全社へ展開する。
(b)
資源、エネルギーの有効活用を図り、環境に影響を及
ぼす廃棄物・エネルギーの低減に取り組む。
(c)
環境方針を文書に定め、全従業員に周知徹底し実行を
促す。
(d)
環境方針は、外部から要請があれば開示する。
◆環境目的・目標
中期経営計画としてV2015を策定しております。環境保全の取組みにおきましては、第5次ア
イシン連結環境取り組みプランと連動して、低炭素社会の構築、循環型社会の構築を重点とする、5
年後の目標を掲げました。年度毎の1ヵ年経営計画により目標の達成度を評価し、トップマネジメン
トによりレビューを重ねてまいります。
目的
2015年度目標
取組み方針
・燃費向上に貢献するトルクコンバーターの開発
開発件数
3件
低炭素社会の構築
循環型型社会の構築
・省エネ技術を駆使した生産CO2排出量の削減
CO2排出量売上げ原単位
2007年度より
16.5%低減
・資源の効率的な利用による産業廃棄物低減
産業廃棄物排出量
売上げ原単位
2007年度より
30.2%低減
ー
3
-
◆環境取組み体制
環境保全の取り組みを体系的に推進するため、環境委員会を設置しております。また、環境委員会
の下部組織として、製品環境分科会、エネルギー分科会、廃棄物分科会を設けることにより、個別
テーマへの取り組み体制を明確にしています。
製品環境分科会
事務局:技術部
環
境 委
員
製品の燃費向上、リサイ
クルの推進、環境負荷物
質の低減
会
委員長:環境管理責任者
エネルギー分科会
環境保全に関する方針設定と
全社活動の総括・推進
事務局:環境・施設部
事務局 : 環境・施設部
廃棄物分科会
事務局:環境・施設部
省エネルギーの生産工程・
設備の導入、使用エネル
ギーの削減
(生産・物流CO2削減)
産業廃棄物低減とゼロエミ
ッションの維持・改善
◆連結環境マネジメント
アイシングループでの連結環境マネジメントおよび、エィ・ダブリュグループでの活動により、継
続的な環境保全活動に取組んでいます。
アイシン連結環境委員会
シーヴイテック
エィ・ダブリュ・サービス
エィ・ダブリュ・メンテナンス
エィ・ダブリュ・エンジニアリング
エクォス・リサーチ
エィ・ダブリュ・ソフトウェア
オーキス・ジャパン
アイシン精機 アイシングループ
アイシン高丘
アイシン・エィ・ダブリュ
アイシン化工
アイシン軽金属
アイシン・エィ・ダブリュ工業
アイシン開発
アイシン機工
アイシン・エーアイ
AWグループ
アイシン辰栄
豊生ブレーキ
エィ・ダブリュグループ安全環境連絡会
アドヴィックス
ー
4
-
◆ 2013年度の達成状況
目的
評価項目
トルクコンバー
ターの開発件数
低炭素社会
の構築
循環型社会
の構築
2015年度目標
累積
2013年度目標
2013年度実績
評価
1件/累計 2件
1件/累計 3件
○
3件
生産CO2排出量
売り上げ原単位
83.5t-CO2/億円
85.2t-CO2/億円 73.4t-CO2/億円
◎
物流CO2排出量
売り上げ原単位
4.4t-CO2/億円
4.48t-CO2/億円 4.04t-CO2/億円
◎
産業廃棄物排出量
売り上げ原単位
自然共生社会 「AW-Iエコの森」植樹
の構築
実施本数
1.27t/億円
累積
1.27t/億円
1.07t/億円
◎
2,250本
2,250本
○
3,250本
◆環境会計
2013年度の集計結果は、表のように設備投資 2.8億円、費用(経費、人件費等)7.9億円で、
環境コスト総額で10.7億円となりました。また、環境保全対策に係る効果は、0.5億円/年となり
ました。
なお、研究開発費等の環境とそれ以外の目的を区分することが難しいものについては、一部推計を
交え集計しています。また、効果は算出可能な「実質効果のみ」に限定しています。
環境コスト集計結果
環境コスト項目
主
な
内
容
(億円)
設備
投資
費用
合計
1.4
2.7
4.1
①事業エリア内
地球環境保全、公害防止に要した設備
投資及び費用
②上・下流
環境負荷の少ない製品、原材料の購入に
伴い発生した差額
-
0.1
0.1
③管理活動
環境マネジメントシステムの運用や教育等
の費用
-
0.2
0.2
④研究開発
環境負荷低減の研究開発に要した設備
投資及び費用
1.4
4.8
6.2
⑤社会活動
自然保護、緑化等の費用
-
0.1
0.1
⑥環境損傷
環境汚染の修復費用
-
-
-
環境保全対策に係る コスト 合 計
2.8
7.9
10.7
環境保全対策に係る 効果 (省エネ・廃棄物低減等)
-
0.5
0.5
ー
5
-
3.製品開発での環境保全活動
基本的な考え方
当社は、トルクコンバーターおよびトランスミッション部品の専門メーカーとして、環境に配慮した
設計・開発を推進し、地球環境への貢献を目指しています。
展開にあたっては、伝達効率の向上、小型・軽量化、環境負荷物質の低減を3つの柱として取り組ん
でいます。
開
発
伝達効率 の向上
・3次元流れ解析によるT/C内部流れの最適化
によるT/C効率の改善
・ダンパーの低捩り剛性化によるロックアッ
プ領域の拡大
小 型 ・ 軽 量 化
・サイズダウンなどの小型・軽量化
・板厚の最適化
・伝達トルクの高容量化
環境負荷物質の排除
・環境負荷物質の国内外法規制の遵守を重点
としたチェックシートによる製品設計
◆伝達効率の向上
設計・開発段階からコンピュータによる最適設計を行うことにより、T/C効率の改善に取り組んでいます。
コンピュータによる最適形状の設定
<低車速からロックアップ領域拡大>
●ダンパを低剛性・広角化にすることにより、低速
でのロックアップを可能にし、伝達効率を上げ車両
の燃費向上に貢献します。
3次元流れ解析
T/Cの羽根形状を3次元モデルで作成し、
実機の使用状態でT/C内部におけるオイル
の流れの解析を行う。
T/Cの効率などの性能を計算し、最適羽
根形状を導き出すのに用いる手法。
ダンパ捩り剛性
新型
トルク(Nm)
旧型
捩れ角度(deg.)
ー
6
-
◆小型・軽量化
設計・開発段階からコンピュータによる最適設計を行うことにより、新製品の軽量化に取り組んでい
ます。
今後の展開としては、小型化や高容量化によるサイズダウンなどにより、更なる軽量化を目指して取
り組んでいきます。
コンピュータによる最適剛性の追求
<T/Cの小型・軽量化>
●解析により、同等の伝達能力を旧型より、サイ
ズダウンしたもので確保でき、T/C自体の質
量を削減することが出来ます。質量を削減する
ことで、車両の燃費の向上に貢献します。
FEM強度解析
形状・板厚などの諸条件により3次元
モデルを作成したものをメッシュ状に細
分化し、使われ方による内部圧力や回転
などの荷重条件にて製品の強度や剛性の
解析を行う。
製品の強さ(寿命)を計算し、最適形状
を導き出すのに用いる手法。
T/Cの質量
23%以上低減
質
量
旧型
新型
◆環境負荷物質の排除
製品への環境負荷物質の非含有保証
新製品の設計におきまして、新規構成部品の採用時には第3者機関による分析データをもと
にした「SOC非含有証明書」の提出をメーカーに求め、製品にSOC10物質の含有がないこと
を確認しております。
既存製品の一部のメッキに使用されておりました、六価クロムは代替品への切替が完了して
おります。また、既存製品の軸受に含有されておりました鉛につきましては、2008年度に
鉛フリー品への切替を完了しております。
上記の活動等により現在はSOC10物質は使用しておりません。また、今後も使用しないよ
うに確認を進めてまいります。
SOC10物質とは下記の物質です。
<RoHS指令で規制される6物質>
・鉛(pb)・水銀(Hg)・カドミウム(Cd)・六価クロム(Cr+6)・ポリ臭化ビフェニル (PBBs)・ポリ臭化ジフェニルエーテル (PBDEs)
<RoHS2.0指令で規制される4物質>
・HBCDD ヘキサブロモシクロドデカン(CAS No. 25637-99-4)・DEHP フタル酸ジニエチルヘキシル(CAS No. 117-81-7)
・DBP フタル酸ジブチル(CAS No. 84-74-2)・BBP フタル酸ブチルベンジル(CAS No. 85-68-7)
ー
7
-
4.環境保全に根ざした生産・販売
基本的な考え方
生産・販売・サービスの企業活動全てにおいて、環境負荷物質の低減、地球温暖化の抑制、資源の有効
活用により、持続可能な社会構築への貢献に努めます。
生産・販売・サービス
環境負荷物質の低減
新規採用の禁止・代替物質への切替
地球温暖化の抑制
省エネによるCO2排出量削減
資源の有効利用
使用量低減と3R活動による産業廃
棄物削減
◆環境負荷物質の低減
化学物質は、産業のみならず私達が生活する上でも必要不可欠なものですが、不適切な管理等に
よる流出事故が起きれば、深刻な環境汚染を引き起こすことになります。今日、有機塩素系溶剤や
ダイオキシン類、あるいは環境ホルモン物質等、化学物質への関心が高まっています。
当社は、法規制を先取りした有害化学物質の削減と管理の徹底に努めており、 PRTR制度に対
応した管理削減活動も進めています。
PRTR制度への対応
当社は、‘97年度PRTRパイロット事業、’98年度経団連の調査を通して、化学物質の使
用量、排出量などの明確化をはかり、管理体制の基礎づくりができました。
また、エコリサーチ社の「PRTR WORLD」を導入し、化学物質の使用量・移動量把握の精
度を高めております。
化学物質管理のしくみ
当社では、以下のしくみで、導入から排出までを管理しています。
事前チェック
・設備計画時の法的届出の要否確認
・新規材料の使用許可申請と可否判断
・新規副資材の使用許可申請と可否判断
使用管理
・適正な使用、厳重な保管、管理状況の
定期確認
排出管理
・使用量、環境への排出、製品への移行、
廃棄物への移動の量の把握と県への報告
ー
8
-
◆地球温暖化の抑制
□ 生産活動におけるCO2の排出量の削減
当社は、省エネルギー活動を積極的に推進し、地球温暖化防止に取り組んでいます。活動目標として、
CO2排出量を売り上げ原単位として2015年度末までに‘ 07年度レベルの16.5%減にすることを
掲げて取り組んでいます。
消費エネルギーの内訳(%)
主な取り組み





A重油
LPG
省エネ仕様の設備の検討と導入
エアー漏れ対策の強化によるコンプレッサー電力量の低減
電力量削減のための既存設備の改善
消す・止める活動の実践
生産性向上活動推進による効率向上
電力
CO2換算(合計 75,680t-CO2)
CO2排出量
使用電力量
(百万KWh/年)
(CO2換算千t/年)
(t-CO2/億円)
100
(原単位)
80
150
100
60
(排出量)
100
50
50
0
0
‘09
‘10
‘11
‘12
‘13
(年度)
‘09
‘10
‘11
‘12
‘13
(年度)
□ 物流におけるCO2の排出量の削減
当社は、2007年6月に近畿経済産業局より特定荷主の指定を受けました。これを受け、CO2排出量の
売上げ原単位の目標を2015年度末までに‘07年度レベルの22.5%減にするとして活動しています。
主な輸送の省エネの取り組み
 エコドライブの徹底
アイドリングストップ等、エコドライブを推進して燃料消費の低減をはかります
 省エネ車両への転換
省エネ車両の導入により、1運行あたりの燃料消費の低減をはかります
 適正輸送ルートの策定
最適な輸送ルートを策定することで、輸送距離・時間を短縮し、 1運行あたりの燃料消費
の低減をはかります
 輸送ダイヤ改善
最適な輸送ルートで輸送するために、輸送ダイヤを見直します
モーダルシフトの検討、トラックの大型化
1運行あたりの燃料消費を低減するために、鉄道輸送の導入や輸送トラックの大型化を検討
します
輸送荷姿変更による積載効率の向上
輸送荷姿を改善し、トラックの積載率の向上や積載重量の軽減をはかります
ー
9
-
◆資源の有効活用
年々増える廃棄物の処理は、大きな社会問題となっています。当社も産業廃棄物については、分
別の徹底や3R活動推進により低減を図り、特に埋立廃棄物につきましては、2002年12月に
埋立廃棄物ゼロ (ゼロエミッション)を達成することができました。現在も継続してその維持・改善
に努めております。
主な取り組み
産業廃棄物排出量
(t)
(t/億円)
1.廃棄量の削減と分別廃棄の徹底
1.5
・排水処理場の薬品変更による脱水汚泥の低減
2,000
(原単位)
1。0
2.3R活動の推進
(排出量)
1,000
・廃棄ウエスのクリーニング化による再使用
・浮上油の脱水装置追加による有償化
3
R
Reduce(リデュース)
・・・ 廃棄物の減量
Reuse (リユース)
・・・ 再使用
0
‘09
Recycle(リサイクル)・・・ 再利用
‘10
‘11
‘12
‘13
(年度)
3.埋立廃棄物ゼロ(ゼロエミッション)の取り組み
廃棄物はすべてリサイクルし、環境に負荷を与えない取り組みを推進しています。
・リサイクル事例
浮上油
廃レンガ
減圧脱水乾燥機
原水
浮上油原水
原水
残渣
廃液
分析項目
原水
8.7/(21℃)
1060
200
48300
19300
4500
(従来)
産廃物引取り
pH
CODmn
BOD5
SS
n-HEX
ホウ素
(mg/l)
(mg/l)
(mg/l)
(mg/l)
(mg/l)
残渣
回収水
水
回収水
排水処
理場で
処理
分析項目
原水
回収水
pH
8.7/(21℃)
8.8/(21℃)
CODmn
(mg/l)
1060
2.8
BOD5
(mg/l)
200
7
SS
(mg/l) 原水
48300 残渣
<2.0 回収水
n-HEX
(mg/l)
19300
6.0
ホウ素
(mg/l)
4500
1.9
回収水
8.8/(21℃)
2.8
7
<2.0
分析項目
6.0
原水
回収水
1.9
pH
8.7/(21℃)
8.8/(21℃)
CODmn
(mg/l)
1060
2.8
BOD5
(mg/l)
200
7
SS
(mg/l)
48300
<2.0
n-HEX
(mg/l)
19300
6.0
ホウ素
(mg/l)
4500
1.9
油
燃料と
して売
却
レンガを再生し、弊社工場玄関部に
施工
産業廃棄物を脱水して燃料として再利用
廃プラ・汚泥
廃プラ
RPFに加工し、ボイラーのエネル
ギーとして利用
溶融スラグ化し路盤材として利用
ー
10
-
5.社会への貢献
当社は、環境保全の徹底による「地域・社会への貢献」を経営活動の重点として掲げています。企
業も地域社会における一市民との考え方に立ち、地域に密着したボランティア活動、地域の環境推進
事業を支援しています。
項
目
活
動
内
容
ボランティア
・ふるさと越前市をきれいにするための「市民雪どけクリーン大作戦」
に参加し、敷地周辺の一斉清掃を実施
・日野川河川敷の清掃 ・越前海岸清掃 ・カーブミラー清掃
自然保護活動
・会社入り口付近に自然林と調和した「ウェルカムガーデン」を設置
・ダム建設時の埋立て地への植林活動(AW-I エコの森)
・富士山の清掃や、コウノトリ田んぼのボランティア活動に参加
環境推進事業
への参画・支援
・530(ゴミゼロ)運動
・緑化運動「緑の募金」
・環境ISO簡易版「ESえちぜん」に参画し、越前市内の企業の環境
活動の推進に助力しています
市民雪どけクリーン大作戦
4月16日、社員全員で外周道路の路肩や、側溝の空き缶、紙くず、木くず、プラスチックゴミ、
金属くず等の清掃作業を行いました。
ウェルカムガーデン
・会社入り口付近に自然林と調和した「ウェルカムガーデン」を設置し、来客者を花と緑で歓迎
ー
11
-
<AW-I
エコの森>
第8・9回植樹
<AW-I エコの森>
森林は大気中のCO2を吸収し、木の中に炭素を蓄えて酸素を生み出しています。
従業員の手で植樹作業、下草刈りを行い<AW-I エコの森>を育てることにより地球
温暖化防止に貢献してまいります。
森林整備活動の内容
活動の場所
南条郡南越前町宇津尾
面積
桝谷ダム上流土砂埋立地
2.4 ha 、 活動期間
2009年~
取組み
コナラ・クヌギ・ミズナラ等広葉樹
従業員の手により下草刈り、補植を行い森を育てる。
10年間
5,000本を植樹。
今年度も計画通り第8回 春(2013年5月18日)と、第9回 秋(2013年10月19日)
の2回植樹活動を実施しました。合計 500本の苗木をボランティア参加の従業員とその家族によ
り植えることができ、僅かではありますが生物多様性の保全にも貢献できたと思っています。
<第9回植樹活動概要>
コナラ・クヌギ等
合計250本
を植樹
<2013年10月19日、従業員とその家族296名参加>
ー
12
-
6.環境データ
◆化学物質の排出移動量
第1種特定化学物質のうち年間 1,000kg以上取り扱った物質に対する排出・移動量を報告いたし
ました。
新規採用の禁止や排出量低減に努めてまいります。
単位:kg
排出量
政令
番号
物質名
取扱量
16
2-アミノエタノール
1,020
0
10
0
188
ジシクロヘキシルアミン
3,267
0
33
0
大気
水域
移動量
◆工場排出データ
当社にて規制値超過はありません。
分類
対象
測定項目
単位
規制値
実績(最大値)
NOx
ppm
180以下
78
煤塵
g/Nm3
0.30以下
0.016
硫黄分(A重油)
%
1.5以下
0.12
水素イオン濃度
pH
6.0 ~ 8.5
6.6 ~ 7.5
生物化学的
酸素要求量
mg/L
20未満
5.6
浮遊物質量
mg/L
45未満
18
ノルマルヘキサン抽出
物質含有量
mg/L
5未満
0.5
透視度
度
30以上
30以上
水温
℃
30以下
25
朝
dB
60
49
昼
dB
65
50
夕
dB
60
56
夜
dB
55
48
大
気
冷温水発生器
水
放流水
質
騒
音
敷地境界線
騒 音
ー
13
-
◆原材料投入重量と製品重量
13年度の実績は、原材料の投入量に対し出荷された製品の重量の割合は、約 51%です。今後
も改善を進め、この割合を向上できるように取組んで行きます。
<原材料~製品出荷までのフロー図>
原材料購入
生産活動
製品出荷
コイル材他
(プレス・熱処理・加工
・溶接・組立・検査)
137,400t
( 100 %)
排出物
T/C・T/M部品
70,325t
( 51.2 %)
( 48.8%)
67,075t
売却リサイクル品
プレススクラップ他
65,972t
( 48.0 %)
産業廃棄物 1,103t ( 0.8 %)
埋立て・焼却廃棄物
逆有償リサイクル品
汚泥・廃プラ他
ゼロ
1,103t
( 0.8 %)
( 0.0%)
◆環境関係教育実施人数実績(2013年度)
教育区分
教育名称
受講者人数
備考
環境・一般
新入社員教育
81名
社内教育
中堅社員教育
63名
社内教育
昇格前教育
140名
社内教育
内部監査員教育
2名
社外教育
(累計内部監査員認定人数)
75名
14年3月現在
環境・専門
*その他 各部署にて部署内環境教育を1回/年、全員に対し実施しています。
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裏表紙
社名
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社
〒915-8520
福井県越前市池ノ上町38
http://www.aw-i.co.jp
お問い合わせ先
環境・施設部
環境グループ
TEL 0778-25-7236
FAX 0778-25-6664