報道資料 平成26年6月23日 報道機関各位 函館市経済部工業振興課 ビジュアルコミュニケーション導入支援事業に関わる新商品「函館PGヨーグルト」 の販売開始について(依頼) このことについて,平成25年度ビジュアルコミュニケーション導入支援事業の支援対 象企業である株式会社函館酪農公社が,下記のとおり新商品「函館PGヨーグルト」の販 売を開始することになりました。これは本事業により策定されたデザインコンセプト等を 取り入れた同社の第一弾の商品となりますので,報道についてよろしくお願いします。 記 1 商品名 函館PGヨーグルト(プロテオグリカン入りヨーグルト) 販売価格:88円(税込95円) 2 商品の内容 別添「公式チラシ」のとおり 3 商品開発の経緯 別添「函館PGヨーグルトまでの道のり」のとおり 4 販売開始日 平成26年7月1日(火)(道南コンビニエンスストアおよびスーパーマーケットにて) 5 事業内容 ビジュアルコミュニケーション導入を検討する食品加工企業に対し,デザイナーとの マッチングを行い,企業とデザイナーの協業によるデザイン戦略およびデザインコンセ プトの策定について市が支援する。 (委託先:函館デザイン協議会) (詳細は別添「ビジュアルコミュニケーション導入支援事業 概要」参照) (※)ビジュアルコミュニケーション 企業理念や商品価値を,写真・イラスト・映像などのイメージにより,消費者に直接働き かける情報伝達。 6 問合せ先 工業振興課長 干場(TEL:21-3329) 函館酪農公社 LABO 室長 金子岳夫(TEL:58-4460) 「函館PGヨーグルトまでの道のり」 ・ 平成17年から発酵野菜を取り入れたヨーグルト開発を皮切りに、保健機能 性に照準を合わせた商品開発、およびマーケティングに力を入れ始める。 社内では非公式に「医食同源プロジェクト」と呼んでいた。 ・ 平成18年、経済産業省「地域新生コンソーシアム研究開発事業」に上記取 り組みが採用され、北海道大学他との協業により、免疫賦活性をテーマに 「UNIO(ユニオ)タマネギドリンクヨーグルト」が完成。 ・ 平成19年9月「UNIO」発売。ほとんど直接広告は使用せず、函館市内 で草の根運動的に定期購入者を募り、毎週1回配達するスタイルで顧客を100 軒近く獲得するとともに、その紹介者に対して全国へ発送するまでになる。 定期購入者のほとんどは、血圧や血糖値などに問題を抱えた中高年の顧客層 だった。この時,年度末の月産は5000本を超えた。 ・ ほぼ同時期、釧路の(株)バイオマテックジャパンと接触し、名古屋大学を 中心に保健機能の研究が展開されている事実を把握。「医食同源プロジェク ト」における次の開発マテリアルとして、「プロテオグリカン」をヨーグル トへ配合する試みを開始。 ・ 天井の見えたUNIOの市内需要から、札幌圏、首都圏へとUNIOの販 路を求めていた平成21年、インターネットやテレビへの広告投資や、新千歳 空港や札幌市内の展示場などでのPR活動を繰り返していく中、広い市場の 中でターゲットに対し的確な情報発信を行う上で、「ブランド」の重要性を 改めて思い知らされる。 ・ 平成22年6月「医食同源プロジェクト」を社外的に発信するブランドとし て、「函館酪農公社LABO」を設立。その第一弾商品としてプロテオグリ カン10mmg配合ヨーグルト「JOURNEY」が、オンラインショップで 発売される。 ・ 同年12月1日、東京玉川高島屋を皮切りに百貨店を中心に販路を徐々に広 げてゆく。 ・ 平成23年9月、UNIOのパッケージと中身をリニューアルし函館酪農公 社LABOに第二弾の商品として統合。これまでとは違った客層に売り込む 体制を構築し始める。 ・ 平成 24 年 2 月、函館市農林水産部の紹介から端を発し、溜池山王のザ・キ ャピトルホテル東急のスウィーツブティック「ORIGAMI」にJOURN EYが約半年間常設された。 ・ 平成 25 年 4 月、ブランディングを進めている中,函館市経済部で行ってい る、企業とデザイナーをマッチングし、両者の協業によるデザイン戦略の策定 について支援する「ビジュアルコミュニケーション導入支援事業」に応募。 同年 6 月に導入支援企業として選定される。 ・ 同年8月、日本経済新聞の8月のヨーグルトランキングにおいて、全国三位 にランクインしたことをきっかけに、業界からの問い合わせが増えるととも に、販売も活況を呈す。 ・ この頃、函館市教育委員会から地元函館の牛乳を使用したヨーグルトは製 造可能かどうか問い合わせがあったので、すでに市場での実績があるプロテ オグリカンを配合し保健機能性を強化することを逆提案。さっそく9月27日 の学校給食会の栄養教諭を対象にした試食会に試作品を出品したところ、高 評価を得る。 ・ プロテオグリカンを1mmg配合した食べるタイプのヨーグルトの名称を 「函館PGヨーグルト」とし、平成26年2月、函館市すべての小中学校にお いて、テスト導入(約19000食)子供たちからも高い評価を得る。 ・ 同年3月、プロテオグリカン抽出技術の祖、弘前大学からプロテオグリカ ンが従来言われていた効能に加えて、体内に吸収されたカルシウムの骨や歯 への結着効率を高める実験結果を発表。このころ、給食へのテスト導入の情 報を知った函館市内のコンビニエンスストアやスーパーマーケットから物流 業者を通じて「函館PGヨーグルト」の一般市場における販売を要望する声 が届いたことをきっかけに、当社営業部が一般市場に対し営業を開始。 ・ 同年4月「函館PGヨーグルト」学校給食に正式導入。初年度は隔月一斉 導入。 ・ 同年6月4日函館酪農公社LABO商品第三弾「green JOURNEY」発売。 ・ 同年7月1日道南コンビニエンスストアおよびスーパーマーケットにおいて 販売開始決定。 以上 ビジュアルコミュニケーション導入支援事業 概要 ○事業内容 ビジュアルコミュニケーションの導入によって,企業価値および商品の魅力の向上に 取り組む企業に対し,導入初期段階において最も重要なデザイン戦略およびデザインコ ンセプトの策定ついて支援を行う。 ○導入支援企業の選定 市が募集した食品加工企業の中から,市が設置する選定委員会において導入支援企業 2社を選定。 (平成25年度支援企業 ㈱梶原昆布店,㈱函館酪農公社) ○支援方法 導入支援企業2社のデザイン戦略策定およびデザインコンセプトの作成について函館 デザイン協議会に委託。 [委託内容] (1)函館デザイン協議会会員のデザイナーによるプロポーザルを実施し,担当デザイナー を企業が決定。デザイナーはアートディレクターとして支援企業のデザイン戦略策定 およびデザインコンセプトの作成を担当する。ビジュアルコミュニケーションの導入 を支援する食品加工企業2社は,1年間の支援期間終了後も担当デザイナーとの協業 を継続する。 (2)函館デザイン協議会が委任する外部アドバイザーが,担当デザイナーと支援企業へ 専門的なアドバイスをおこなう。 (3)中間報告会2回(非公開)と最終報告会(公開)をプレゼン形式で実施する。 ○その他 支援企業の内部情報漏洩を防ぐため,函館市,函館デザイン協議会,支援企業,担当デザ イナーが秘密保持契約を締結する。 ○支援期間(導入1年目)以降の取組み パッケージやホームページ等のデザインは本事業による支援の対象外となるため,担 当デザイナーと支援企業が別途契約し,実施する。 1年目 (支援事業期間) 2年 デザイン業務は 企業の自己負担 外部アドバイザー デザインコンセプト の決 定 コミュニケーションの ビジュアル 方針決定 函館デザイン協議会への委託事業 2年目以降も 企業とデザイナーの協業が継続 最終 報告会 3月 パッケージ等のデザイン 中間 報告会 1月 経 営 者 との ディスカッション 9月 企業とデザイナーによる デザイン戦略の策定 8月 担当デザイナーの決定 プロポーザル 7月 企業からのヒアリングおよび 経営者とのディスカッション 6月 函館デザイン協議会へ委託 対象企業2社決定 選定委員会 食品加工企業の募集 4月 中間 報告会 11月
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