吹奏楽指導者のための 第33回 吹奏楽ゼミナール JAPANESE BAND DIRECTORS ASSOCIATION (JBA) 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会 ホームページ http://www.jba-honbu.or.jp/ 日 時 平成26年12月28日(日)12時30分 ~30日(火)12時10分 会 場 洗足学園音楽大学 川崎市高津区久本2-3-1 東急田園都市線溝の口駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅下車徒歩8分 主 催 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 後 援 文部科学省 洗足学園音楽大学 一般社団法人全日本吹奏楽連盟、神奈川県吹奏楽連盟 協 力 洗足学園音楽大学学生モデルバンド (同時開催 第29回吹奏楽指導者認定試験要項掲載) 第33回 吹奏楽ゼミナール 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会 会長 牟 田 久 壽 生涯学習・社会教育委員長 野 中 図洋和 ◆ 主旨と目的 ◆ 本ゼミナールは、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会が主催し、我が国における吹奏楽の普及と 吹奏楽指導のあり方について研究するとともに、次代を担う吹奏楽指導者の育成と指導者の技術・ 音楽性の向上、現職教員及び一般吹奏楽指導者等の生涯学習の機会の充実を図ることを目的とし、 吹奏楽指導者を対象に毎年一回開催しています。 講習内容は、吹奏楽に関する幅広い知識・技能の修得と運営法等の不可欠な事項について、実用 面に重点を置き、実践の場で即役立つことを狙いとしてカリキュラムを編成しています。また、学 校教育のカリキュラム編成上、現職教員の再教育の場としても社会的に意義の高い講習会です。 ~・~・~・ 吹奏楽指導者として、あなたの悩みは? ・~・~・~ あなたの場合は如何ですか? ◆これまでは外部指導者に任せていたが、今後は教員である自分が指揮者として活動しなけ ればならなくなったが、どうすればいいのか判らない。 ◆優秀なバンドと自分のバンドとでは何が違うのか判らない。 ◆どうすればもっといい演奏ができるようになるのか判らない。 ◆具体的な指導法や効果的な指導法についてのノウハウが判らない。 ◆部活動や団体の運営について相談したり、指導を仰ぐ機会が少なく、問題解決が難しい。 ◆ある程度の指導能力を身に付けてはいるが、更なる向上のための方策や情報が少ない。 ◆自分自身が指導者としてマンネリに陥ることが不安になる。 ◆大学では音楽専攻ではなく他の教科が専門であるため、音楽の基礎的なことが判らない。 ◆音楽は専攻したが、ピアノ科や声楽科であったために管楽器のことについては判らない。 このゼミナールは、そのような指導者の悩みを解決するために、吹奏楽界の第一線で活躍され ている講師陣を迎え、充実した講座を開設しています。 コースは、入門基礎から応用まで種々のコースとカリキュラムを設定しており、上級コース、 中級コースⅠ、Ⅱ、入門コースの区分により、受講者のレベルに応じて選択できるよう設定され ています。吹奏楽指導のポイントを掴み取り、それをどのように指導の現場で生かしていくかを キーワードに、実践的で即役に立つ内容となっています。講習科目も指揮法、合奏法の能力向上 (モデルバンド:洗足学園音楽大学学生モデルバンド、法政大学第二高等学校吹奏楽部、川崎市 立東高津中学校吹奏楽部)をはじめとして、レベルに応じた編曲法、現場での経験に基づく運営 法等、密度の濃い講習会です。 また、それぞれが持つ悩みや経験を講師や受講生相互に話し合うことにより、指導のヒントや 問題解決の糸口が得られるように、Q&Aを取り入れた各種の「ゼミ」も開設しています。 ◆ コース設定 ◆ 次の4コースを設定しています。コース選択のめやすを参考に選定してください。 ※いずれのコースも高校生以下は受講できません。 【上級コース】(定員20名) 指導者としてより専門的で高度な知識を習得したい方のために、指揮法、編曲法に重点を置き、実際 にバンドを用いての個人・グループレッスン方式による指揮法と、ピアノ曲を編曲したものを完成さ せて、最終日には実際にバンドにより音出しをする編曲法等による密度の高い講習内容です。(いず れもモデルバンドは、洗足学園音楽大学学生モデルバンドです。)参加資格は、これまでに本ゼミナー ル上級または中級コース修了者、JBA指導者認定試験3級(旧初級)以上認定、またはそれと同等 以上の方とさせていただきます。 【中級コースⅠ】(定員40名) 指導者として現場における様々な課題をお持ちの方のために、特に指揮法の基本と応用について勉 強したいと感じている指導者を対象とし、指揮法、編曲法、合奏指導法を中心に実践的でわかりやす く講習いたします。(モデルバンド:別掲カリキュラム一覧表参照) 【中級コースⅡ】(定員40名) 吹奏楽指導法を改めてじっくりと勉強したいと感じている指導者を対象とし、指揮法及び編曲法の 基本、合奏指導法などを総合的に且つわかりやすく講習いたします。 (モデルバンド:別掲カリキュラム一覧表参照) 【入門コース】(定員80名) 吹奏楽指導の基本を勉強したい指導者を対象とし、指揮法入門、合奏指導法及び移調楽器の基礎な どを総合的に且つわかりやすく講習いたします。(ピアノ科・声楽科の出身あるいは音楽科以外の教 科担当で、吹奏楽を学びたい方や初めて指揮を勉強される方にもお勧めです。 ) (モデルバンド:別掲カリキュラム一覧表参照) ~・~・~・ コース 上級コース コース選択のめやす ・~・~・~ 「指揮法」習得レベルのめやす 高度な指揮技術の習得を目標とし、実際のバンドを使用して変拍子などを含めて音 楽的な表現ができることを目指します。 中級コースⅠ 指揮法教程(斉藤秀雄著)の練習題を概ね習得している事を前提として、吹奏楽曲 を教材としてピアノ伴奏と実際のバンドを使用して指揮技術の向上を目指します。 中級コースⅡ 指揮法教程(斉藤秀雄著)の練習題を教材として、ピアノ伴奏を使用して楽曲のテ ンポや様式にあった指揮法を修得できるようになる事を目指します。 入門コース はじめて指揮を勉強する方を対象としています。指揮棒の持ち方などから勉強する コース(初めての指揮:ピアノ伴奏なし)と、指揮法教程(斉藤秀雄著)を使用し て基礎から指揮法を習得するコース(入門指揮法:ピアノ伴奏あり)に分かれて、 基礎的な指揮ができる事を目指します。 また、編曲法については後掲の自己診断例題にチャレンジして頂き、ご自身の現時点の知識習得レ ベルを判定の上、コースの選択をお願いいたします。 ◆ 講 師◆ (五十音順) 秋山紀夫 埼玉県生まれ。武蔵野音楽大学、東京芸術大学(内地留学) 、米国イーストマン音楽学校で学ぶ。公益社団法人日本 吹奏楽指導者協会(JBA)名誉会長。 阿部勘一 秋田県生まれ。名古屋大学卒業。指揮、音楽理論、作編曲法などを独学後、 「吹奏楽ゼミナール」にて学ぶ。現在、 成城大学准教授、日本大学国際関係学部吹奏楽部講師。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員。 井上 学 京都産業大学卒業。大阪音楽大学音楽院にて指揮を学ぶ。ソフィアフィルハーモニーのオーケストラワークショップ にてデュプロマ取得。早稲田摂陵高等学校ウィンドバンド・阪急百貨店吹奏楽団指揮者。公益社団法人日本吹奏楽指 導者協会(JBA)理事。 今西正和 京都産業大学卒業。ウクライナ国立キエフ音楽院指揮科にて指揮を学ぶ。劇団四季オーケストラ指揮者、東京佼成ウ インドオーケストラ副指揮者を経て、現在、兵庫教育大学・同大学院非常勤講師、京都女子大学非常勤講師。公益社 団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員。 岡田知之 1960年東 京芸 術大 学卒業 、 92年 迄N響 打楽 器奏者 、 75年創 立の 岡田 知之打 楽器 合奏 団で 芸術 祭優秀 賞 、 音 楽 之 友 社 賞 受 賞 。 芸大 講 師 、 国 立 音 大 教 授 、 洗足 学 園 音 楽 大 学 教 授 と 学 部長 を 歴 任 し 名 誉 教 授 、 札 幌大谷大学芸術学部音楽学科客員教授、N響理事、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)副会長。 緒形まゆみ 東京都出身、国立音楽大学卒。27 年間中学校音楽科教諭として勤務。全日本吹奏楽コンクール全国大会 4 度出場。2010 年ブカレスト国際指揮マスターコース・ディプロマ修得。著書「まゆみ先生の吹奏楽お悩み相談室」(音楽之友社) 川本統脩 桐朋学園大学指揮科を卒業後、音楽大学でオーケストラや指揮法を教える傍ら、プロの吹奏楽団や管弦楽団の指揮を する。万博や国民文化祭にも数多く出演。現在、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)常務理事。 (ピアノ伴奏)小林万里子 桐朋学園大学卒業。ソロコンサートの他、伴奏ピアニスト、オーケストラの鍵盤楽器奏者、オペラのコレペティトゥ ールとして、各方面で幅広く活躍している。洗足学園音楽大学講師。 崎田俊治 指揮法を高階正光、モーツアルテウム音楽院にてディター・ヴォルム、レオポルド・ハーガー各氏に師事。トロンボーン を関根五郎氏に師事。オペラから吹奏楽、そしてミュージカル等、幅広く指揮者として演奏活動をしている。現在、 東京古典弦楽合奏団常任指揮者、東京S・G・S音楽監督。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員。 (ピアノ伴奏)安達多香子 桐朋学園大学卒業。エドワード・アワー、コンラッド・ハンセン、高柳朗子、末吉保雄の各氏に師事。北海道地区毎 日学生コンクール入賞、釧路教育長賞受賞。現在、合唱、器楽、オペラ等の伴奏者として活躍中。 汐澤安彦 東京芸術大学音楽学部卒業、同専攻科修了。ベルリン音楽大学、カラヤン・アカデミーに学ぶ。1973年、民音指 揮コンクール(現・東京国際音楽コンクール)第2位。東京音楽大学シンフォニックウィンドアンサンブル指揮者及 び東京吹奏楽団常任指揮者を歴任。1999年、日本吹奏楽学会第9回日本吹奏楽アカデミー賞受賞。東京吹奏楽団 名誉指揮者。東京音楽大学名誉教授。 杉本幸一 1958年静岡県生まれ。中学校より大学まで吹奏楽を経験。作編曲は独学。1988年課題曲「カーニバルのマーチ」 を作曲したことから本格的な吹奏楽の作編曲活動に入る。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員。 田中 賢 東京音楽大学作曲科卒業。作品は、オーケストラや室内楽、吹奏楽、合唱、バレエ音楽映像音楽など多岐にわたり、 国内外で好評を得ている。主要作品は「メトセラⅠ」 「メトセラⅡ」 「紅炎の鳥」等多数。公益社団法人日本吹奏楽指 導者協会(JBA)会員。 野中図洋和 大阪音楽大学卒業。元陸上自衛隊中央音楽隊長、指揮者。1969 年に陸上自衛隊音楽隊に指揮者として入隊。1986 年 から中央音楽隊長を務め、2005 年 4 月退官。2000 年中央音楽隊とのCD「王は受け継がれ行く」で第 55 回文化庁芸術 祭レコード部門優秀賞を受賞。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)副会長。 (ピアノ伴奏)利根川正子 三重県松阪市出身。武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ専攻、卒業。現在、器楽、声楽、合唱等の伴奏をはじめ、 室内楽、指揮法ピアノ奏者としても活動中。 馬場正英 東京都吹奏楽連盟副理事長、東京都高等学校吹奏楽連盟副理事長、日本管打吹奏楽学会理事、第1回JBA指導者認 定試験合格、全日本吹奏楽コンクール出場は15回を数える。公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)理事。ス ポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)委員。 福田洋介 東京杉並生まれ。高校在学中に商業演劇の音楽を担当。現在まで演劇・舞踏・映画・TVの音楽制作、吹奏楽・室内 楽の作・編曲および指導・指揮に力を注ぐ。 「吹奏楽のための風之舞」 「さくらのうた」で朝日作曲賞受賞。 ◆ スタッフ ◆ 風間大介 藤倉明雄 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)会員 平成16年度JBA吹奏楽指導者認定合格者 平成18年度JBA吹奏楽指導者認定合格者 酒 井 達 哉 平成17年度JBA吹奏楽指導者認定合格者 藤原千恵子 平成5年度JBA吹奏楽指導者認定合格者 ◆ 講座内容 ◆ はじめに 各講座は共通講座及び選択制の講座以外はコース別に受講してください。 ただし、聴講のみであれば、申込みコース以外でも自由に受講することができます。 1.各コース共通講座 リハーサルクリニック(12月28日、各コース共通講座)<汐澤安彦> モデルバンド(洗足学園音楽大学学生モデルバンド)の指導を通して、曲のまとめ方や音楽表現の秘伝を教授します。 使用曲目:J.ブラームス作曲/櫛田月失之扶編曲「ハンガリー舞曲第5番」 ・ 「ハンガリー舞曲第6番」 楽譜提供:(株)ウィンズスコア コードネーム入門(12月28日、上級を除く各コース共通講座)<杉本幸一> 基本的なコードについて解説し、構成音からコードネームを判別したり、コードネームから構成音を割り出したり、 と実践的な内容を解説します。後掲の「自己診断例題B」ができるようになることを目指します。 「楽典及び移調楽器基礎」との選択が必要です。 楽典及び移調楽器基礎(12月28日、上級を除く各コース共通講座)<福田洋介> 楽典の基礎知識及び吹奏楽のフルスコアで使用される移調譜について、イチから音符を読むための基礎知識について 説明します。後掲の「自己診断例題A」ができるようになることを目指します。 「コードネーム入門」との選択が必要です。 合奏指導法(中学校バンドの指導)(12月29日、上級を除く各コース共通講座)<秋山紀夫> モデルバンド(東高津中学校吹奏楽部)を使って、ウォーミングアップの方法、合奏でのチューニングやトレーニン グ法など基礎的な音づくりのノウハウを中心に講習します。 「合奏指導法(高校バンドの指導) 」との選択が必要です。 合奏指導法(高校バンドの指導)(12月29日、上級を除く各コース共通講座)<馬場正英・井上 学> モデルバンド(法政大学第二高等学校吹奏楽部)を使って、効果的な合奏指導法について、教育現場での経験豊富な 講師2名による実践に基づいた高校バンドのトレーニング法について講習します。秋山紀夫著「10分間トレーニン グ」を中心的な教材として、基本的な事項から応用までを講習します。 「合奏指導法(中学校バンドの指導) 」との選択が必要です。 ポップス演奏法(12月29日、上級を除く各コース共通講座)<井上 学> モデルバンド(法政大学第二高等学校吹奏楽部)の指導を通して、ポップス楽譜を教材に「こんなに楽しくなるポッ プスの演奏法」について講習します。使用曲目: 「千と千尋の神隠し」Highlights 楽譜提供: (株)エイトカンパニイ 打楽器指導法(12月29日、各コース共通講座)<岡田知之> 打楽器の中でも最も基本となるバスドラム、スネアドラム、シンバル等の基本的な演奏法について講習します。 「運営法」との選択が必要です。 運営法(12月29日、各コース共通講座)<馬場正英> スクールバンドの部活動運営の基本的事項について、東京都立永山高校、同片倉高校で部員ゼロから全国的バンドに まで成長させ続けるそのノウハウを伝授します。 「打楽器指導法」との選択が必要です。 特別講座「フレデリック・フェネルが日本の吹奏楽に残したもの」 (12月30日、各コース共通講座) <秋山紀夫> 「ウインドアンサンブル」の創始者であり、東京佼成ウィンドオーケストラの常任指揮者であったフレデリック・フ ェネルが日本の吹奏楽にもたらした功績は計り知れません。吹奏楽指導者は、彼の「ウインドアンサンブル」につい ての思いや考え方に触れることは極めて重要です。長年にわたり氏との交流をもった秋山紀夫氏が「フレデリック・ フェネルが日本の吹奏楽に残したもの」について詳しく語ります。 2.ゼミナール(意見交換) ゼミナール① クラス別討議(12月28日、各コース共通講座)※軽食付 悩み相談。軽食をとりながら日頃の悩みについて相談し、解決していきます。 ・上級コース <川本統脩> ・中級コースⅠ <田中 賢>・<井上 ・中級コースⅡ <野中図洋和>・<杉本幸一> ・入門コース <馬場正英>・<福田洋介>・<阿部勘一>・<今西正和> ゼミナール②(12月30日) 選択制 学> (各コース選択制) ・編曲作品発表 <田中 賢> 上級コース(上級コース以外は聴講のみ可能です。) 上級コース受講生の編曲作品をモデルバンド(洗足学園音楽大学学生モデルバンド)を使用して発表します。 ・吹奏楽指導者として知っておきたい作品集 <井上 学> 吹奏楽指導者として、最低限知っておきたい作品をご紹介します。 ・合奏法に関するQ&A <秋山紀夫> 合奏指導に関するあらゆる悩みに答えます。 ・指揮法に関するQ&A <川本統脩> 指揮法に関するあらゆる悩みに答えます。 ・運営法に関するQ&A(高校)<馬場正英> 高校の部活動の運営法について問題解決の糸口を探る。 ・運営法に関するQ&A(中学)<緒形まゆみ> 中学の部活動の運営法について問題解決の糸口を探る。 ・編曲に関するQ&A <杉本幸一> 各楽器の音域による違い、そのコンビネーションについて。 またQ&Aで編曲に関する皆さんの悩み、質問に可能な限りお答えします。何でもご質問下さい。 3.コース別講座 【上級コース】 指揮法Ⅰ(12月28日)<汐澤安彦> 受講生がモデルバンド(洗足学園音楽大学学生モデルバンド)を指揮する個人レッスン方式(実技実習)または 聴講により指揮法を実習します。 なお、実技実習受講希望者は事前に特別実習の申込みが必要です。 (定員8名(先着順) 実習費4,200円) 使用曲目:J.ブラームス作曲/櫛田月失之扶編曲「ハンガリー舞曲第5番・第6番」 (ウィンズスコア版) ※実技実習受講者は必ず各自スコアをご持参ください。 編曲法Ⅰ ①/②(12月28日/29日)<田中 賢> 課題曲は当日、講座の初めに配布いたします。その際に、課題曲をどのような角度や観点から編曲(オーケスト レーション)すればよいかについて説明いたします。そして課題曲を講座における編曲実習の中で完成させて、 最終日(ゼミナール②)において、実際にモデルバンド(洗足学園音楽大学学生モデルバンド)により音を出し て編曲を検討します。編曲に際して、パソコンの使用を認めますが、プリンタ、電源コードなど使用する際の器 具を本人が準備できる場合に限ります。なお、手書きの受講生のために、スコア及びパート譜用の五線紙は当方 で用意いたします。後掲の「自己診断例題A及びB」の問題が理解できている方が対象です。 作曲家の視点による楽曲分析法(12月29日)<田中 賢> 作曲家が書いたスコアには沢山の情報が詰まっています。その書かれている情報をもとに、楽譜の奥に潜んでい る秘密を知ることで、より深く作品を理解し素晴らしい演奏につなげることが出来ます。そのためのアナリーゼ 講座です。 使用楽曲:G.ホルスト作曲「吹奏楽のための第1組曲」 ※できるだけ各自スコアをご持参ください。 ※「吹奏楽のための第1組曲」のスコア(2,900円)が必要な方は、参加申込書で事前にお申込みください。 数に限りがありますので、予めご了承ください。 なお、「吹奏楽のための第1組曲」のフルスコアは上級及び中級コースⅠ受講者に優先販売(限定40部)する ものですので、予めご了承ください。 (聴講される方は、各自でスコア等を持参してください。 ) 指揮・音楽料理法 (12月29日)<川本統脩> 新しい曲を手にしたとき、指揮者・指導者は先ず楽曲を分析しなければなりません。さらに指揮法を研究し、そ して音楽の素材をどのように演奏に生かしていくかを研究しなければなりません。あたかも料理のシェフが食材 をどのように調理・味付けして美味しい料理を作り上げていくかというのと同じです。 「指揮法と音楽料理法」についてモデルバンド(洗足音楽大学学生モデルバンド)を使用して具体的に実習しま す。なお、実技実習受講希望者は事前に特別実習の申込みが必要です。 (定員10名(先着順) 実習費4,200円) 使用曲目:P.グレインジャー作曲 「リンカンシャーの花束」(シャーマー版) ※実技実習受講者は必ず各自スコアをご持参ください。 ※「リンカンシャーの花束」のスコア(実費2,600円)が必要な方は、参加申込書で事前にお申込みください。 数に限りがありますので、予めご了承ください。 なお、 「リンカンシャーの花束」のフルスコアは上級コース受講者に優先販売(限定15部)するものですので、 予めご了承ください。 (聴講される方は、各自でスコア等を持参してください。 ) 【中級コースⅠ】 指揮法Ⅱ-①(12月28日)<川本統脩>(ピアノ:小林万里子) 指揮法の基本と応用について楽曲を用いて実習します。 使用楽曲:G.ホルスト作曲「吹奏楽のための第1組曲」 ※できるだけ各自スコアをご持参ください。 ※「吹奏楽のための第1組曲」のスコア(2,900円)が必要な方は、参加申込書で事前にお申込みください。 数に限りがありますので、予めご了承ください。 なお、「吹奏楽のための第1組曲」のフルスコアは上級及び中級コースⅠ受講者に優先販売(限定40部)する ものですので、予めご了承ください。 (聴講される方は、各自でスコア等を持参してください。 ) 編曲法Ⅱ(12月29日)<杉本幸一> コードネーム付きのメロディに、伴奏型を付けたり、2声、3声でリハモナイズする方法を解説します。 後掲の「自己診断例題B」のコードネーム問題が概ね理解できている方が対象です。 指揮法Ⅱ-②(12月29日)<川本統脩> モデルバンド(洗足学園音楽大学学生モデルバンド)を使って、楽曲を用いてⅡ-①の反復実習をします。 使用楽曲:G.ホルスト作曲「吹奏楽のための第1組曲」 ※できるだけ各自スコアをご持参ください。 ※「吹奏楽のための第1組曲」のスコア(2,900円)が必要な方は、参加申込書で事前にお申込みください。 数に限りがありますので、予めご了承ください。 なお、「吹奏楽のための第1組曲」のフルスコアは上級及び中級コースⅠ受講者に優先販売(限定40部)する ものですので、予めご了承ください。 (聴講される方は、各自でスコア等を持参してください。 ) 【中級コースⅡ】 指揮法Ⅲ-①/②(12月28日/29日)<崎田俊治>(ピアノ:安達多香子) 指揮法の基本と応用について、ピアノ伴奏により主として練習題(斎藤秀雄著「指揮法教程」 )を用いて実習しま す。使用楽曲:指揮法教程練習題 №1、№2、№3、№4、№7、№8 コードネーム講座(12月29日)<福田洋介> コードネームについての基本的解説、コードの付け方、コード進行についての基本について講習します。 後掲の「自己診断例題B」のコードネーム問題が概ね理解できている方が対象です。 【入門コース】 指揮法入門①(12月28日)<野中図洋和>(ピアノ:利根川正子) 指揮とは何か、指揮法の基礎中の基礎について実習します。※必ず指揮棒を持参してください。 「はじめての指揮①」との選択が必要です。 はじめての指揮①「指揮台に立つ前に」編(12月28日)<井上 学> 指揮台に立つ前の心構えと事前の準備、演奏者とのコミュニケーションの仕方、指揮棒の持ち方など、はじめて 指揮を勉強する方を対象に講習いたします。 ※必ず指揮棒を持参してください。 (長すぎない指揮棒の方が好ま しい。 ) 「指揮法入門①」との選択が必要です。 指揮法入門② /③(12月29日)<野中図洋和>(ピアノ:利根川正子) 指揮法の基本について練習題(斎藤秀雄著「指揮法教程」 )を用いて実習をします。 使用楽曲:指揮法教程練習題 №1、№2、№3、№4 ※必ず指揮棒を持参してください。 「はじめての指揮②/③」との選択が必要です。 はじめての指揮②/③「指揮技術の基本」編(12月29日)<今西正和> 指揮台に立つ前の心構えと事前の準備、演奏者とのコミュニケーションの仕方、指揮棒の持ち方など、はじめて 指揮を勉強する方を対象に講習いたします。 ※必ず指揮棒を持参してください。 (長すぎない指揮棒の方が好ま しい。 ) 「指揮法入門②/③」との選択が必要です。 ◆ 受講費 ◆ (消費税込み) 【上 級 コ ー ス】 30,240円 (JBA会員 20,520円) *指揮法Ⅰ及び指揮・音楽料理法の特別実習受講者は1講座につき4,320円加算(定員制) 【中級コースⅠ】 30,240円 (JBA会員 20,520円) 【中級コースⅡ】 30,240円 (JBA会員 20,520円) 【入 門 コ ー ス】 30,240円 (JBA会員 20,520円) ◆宿 泊◆ (以下参考宿泊施設) 手配は各自でお願いいたします。ゼミナール参加者については下記の割引制度があります。 ホテルメッツ溝ノ口:(044)862-0011 JR南武線武蔵溝ノ口・東急田園都市線溝の口1分 *ホテルメッツ溝ノ口は、予約時に「JBAゼミナール」とお伝えいただくと、宿泊料が10%割引となります。 川崎第一ホテル溝ノ口:(044)877-3333 JR南武線武蔵溝ノ口・東急田園都市線溝の口1分 *川崎第一ホテル溝ノ口は、予約時に「JBAゼミナール」とお伝えいただくと、1泊につき500円割引となります。 川崎第一ホテル武蔵新城:(044)799-2111 JR南武線武蔵新城駅前(武蔵溝ノ口まで3分) ◆ 申込方法 ◆ 以下の手順に従って、お申込みください。各コース定員になり次第、申込みを締め切ります。 1 後掲の参加申込書に必要事項をご記入の上、JBA事務局宛FAXまたは郵送してください。 2 参加申込みをされた方には、JBAより申込受付票及び郵便振替払込取扱票等を送付いたします。こ れをもって申込み手続き完了といたします。 3 お手元に届いた郵便振替払込取扱票により、必ず払込書に記載の期日までに郵便局またはゆうちょ 銀行で受講費等を払い込んでください。 ■キャンセルポリシー■ 1 期日までに受講費の入金が確認できない場合は、ゼミナールを受講することができませんので、ご 注意ください。ただし、この場合もキャンセル料は発生いたしますので、ご注意ください。 2 やむを得ずキャンセルされる場合は、JBA事務局へ電話またはFAXで必ずご連絡ください。キ ャンセルの場合は、以下のとおりキャンセル料が発生いたしますので、ご了承ください。連絡なくキ ャンセルされた場合は、今後のゼミナールへの申込みをお断りする場合がございますので、ご了承く ださい。 3 スコアをお申込みいただいた場合は、返品いただけません。キャンセル料とは別にスコアの代金を 全額ご負担いただきますので、予めご了承ください。 期 間 キャンセル料 12月3日(水)17時まで 受講費の5% 12月3日(水)17時から、12月11日(木)17時まで 受講費の10% 12月11日(木)17時から、12月24日(水)17時まで 受講費の50% 12月24日(水)17時以降または連絡なしの不参加 受講費の全額 ◆ 申込締切 ◆ 1 参加申込書受付締切は、12月11日(木)必着とさせていただきます。 (定員に達した場合及び締切を過ぎた場合は、申込を一切受け付けませんので、予めご了承ください。) 2 上級コースの指揮法Ⅰ及び楽曲指導法の特別実習につきましても、各定員になり次第締め切ります。 ◆ お申込み・お問合せ ◆ 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-4 千修ビル内 TEL&FAX(03)5275-5618 (お電話でのお問合せは(月)-(金) 11:00~17:00) ◆第33回吹奏楽ゼミナール カリキュラム 【第1日】12月28日(日) コース名 12:30-13:00 13:00-14:00 (60) 中級Ⅰ (40) 上 級 (20) J.ブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番・第6番」(櫛田胅之扶編曲) リハーサルクリニック <汐澤> *楽譜提供:(株)ウィンズスコア モデルバンド:洗足学園音楽大学学生モデルバンド (選択制) 指揮法Ⅱ-① <汐澤> 「ハンガリー舞曲第5番・第6番」 洗足学園音楽大学学生 16:15-16:55 (40) 17:05-18:15 (70) 18:25-19:35 (70) 閉門 20:30 入 門 (80) 開講式 <汐澤 牟田 野中 岡田 田中 川本 崎田 安達 利根川 馬場 井上 杉本> 指揮法Ⅰ 14:15-16:00 (105) 中級Ⅱ (40) 指揮法Ⅲ-① <川本> <崎田> 指揮法入門-① はじめての指揮-① 「吹奏楽のための第1組曲」 「指揮法教程」 <野中> 「指揮台に立つ前に」編 Pf<小林> Pf <安達> 「指揮法教程」 Pf <利根川> <井上> 編曲法Ⅰ-① (選択制) <田中> ※曲目は当日配布 コードネーム入門 楽典及び移調楽器基礎 <杉本> <福田> ゼミナール① ゼミナール① ゼミナール① クラス別討議 クラス別討議 クラス別討議 <川本> <田中> (悩み相談・軽食付) <井上> <野中> ゼミナール① クラス別討議 <杉本> <馬場> <福田> <阿部> (悩み相談・軽食付) (悩み相談・軽食付) (悩み相談・軽食付) 中級Ⅰ (40) 中級Ⅱ (40) 入 門 (80) <今西> 【第2日】12月29日(月) コース名 09:00-10:30 (90) 上 級 (20) (選択制) 作曲家の視点に よる楽曲分析法 編曲法Ⅱ コードネーム講座 <田中> <杉本> <福田> 指揮法入門-② <野中> 「指揮法教程」 Pf <利根川> 「吹奏楽のための第1組曲」 10:45-12:30 (105) 編曲法Ⅰ-② 指揮法Ⅲ-② 指揮法Ⅱ-② <川本> <田中> 「吹奏楽のための第1組曲」 ※曲目は28日に同じ 洗足学園音楽大学学生 12:30-13:30 (60) <崎田> はじめての指揮-② 「指揮技術の基本」編 <今西> (選択制) 指揮法入門-③ <野中> 「指揮法教程」 Pf <安達> 「指揮法教程」 Pf <利根川> はじめての指揮-③ 「指揮技術の基本」編 <今西> 昼 食 (選択制) 13:30-15:30 指揮・音楽料理法 (120) <川本> P.グレインジャー作曲 15:45-17:15 (90) 合奏指導法(中学校バンドの指導) 合奏指導法(高校バンドの指導) <秋山> <馬場・井上> モデルバンド:東高津中学校吹奏楽部 モデルバンド:法政二高吹奏楽部 「リンカンシャーの花束」 洗足学園音楽大学学生 ポップス演奏法 <井上> モデルバンド:法政二高吹奏楽部 「千と千尋の神隠し」Highlights *楽譜提供:(株)エイトカンパニィ 17:30-18:40 (70) 閉門 19:30 (選択制) 打楽器指導法 <岡田> 運営法 <馬場> 【第3日】12月30日(火) コース名 09:00-10:00 (60) 上 級 (20) 中級Ⅰ (40) 中級Ⅱ (40) 入 門 (80) 特別講座「フレデリック・フェネルが日本の吹奏楽に残したもの」 <秋山> ゼミナール②(選択制) ・上級コース編曲作品発表 <田中> 10:15-11:45 洗足学園音楽大学学生 (90) ※上級コース以外の受講生は聴講のみ ・合奏法に関するQ&A <秋山> ・運営法に関するQ&A(高校)<馬場> ・指揮法に関するQ&A <川本> ・運営法に関するQ&A(中学)<緒形> ・編曲に関するQ&A <杉本> ・吹奏楽指導者として知っておきたい作品集 <井上> 11:50-12:10 閉講式 <秋山 野中 田中 川本 馬場 井上 杉本 緒形> 13:30-16:30 (13:10受付) 第29回吹奏楽指導者認定試験(実施要領参照) 閉門 18:30 編曲法:自己診断例題 A(移調) 1.次の(1)~(3)の楽譜を、それぞれ指定された楽器で演奏するための楽譜に直しなさい。 (1) 【指定楽器 B♭Clarinet】 (2) 【指定楽器:F Horn】 (3) 【指定楽器:E♭Baritone Saxophone】 2.次の(1)~(3)の楽譜を、それぞれ指定された演奏楽器が演奏したときに、実際に聞こえてくる音の楽譜に直し なさい。 (1) 【演奏楽器:B♭Trumpet】 (2) 【演奏楽器:B♭Tenor Saxophone】 (3) 【演奏楽器:E♭Alto Saxophone】 編曲法:自己診断例題 B(コードネーム) 1.次の(1)~(5)の和音のコードネームを書きなさい。 (1) ( (2) ) ( (3) ) ( (4) ) ( (5) ) ( ) 2.次の(1)~(5)のコードネームが示す和音の基本形を、五線譜に全音符で記入しなさい。 (1) (2) (3) (4) (5) B♭ Cm F7 E♭M7 Dm7 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 【解答は 21 ページに掲載しています】 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 入会案内 公益社団法人 日本吹奏楽指導者協会(JBA)について JBAは、プロ、アマチュアを問わず全国の指揮者、作曲家、演奏家、教育関係者など、吹 奏楽関係の指導者が集まり、それぞれの専門性・音楽経験を生かしながら、互いに切磋琢磨し、 知識・技能及び資質の向上を図ると共に、我が国吹奏楽の発展のため、 「吹奏楽指導者のための 吹奏楽ゼミナール」 、 「吹奏楽指導者の認定試験」 、 「全国各支部での指揮法講習会」 、 「ソロコン テスト」 、 「吹奏楽曲の開発」 、 「吹奏楽の国際交流」 、 「吹奏楽発祥の地記念碑保存」 、 「吹奏楽に 関する調査研究」 、 「JBA人材バンク」等、様々な公益に関する事業を全国的に展開していま す。 (詳細は、当協会ホームページ http//www.jba-honbu.or.jp/をご覧下さい。 ) あなたも会員になって一緒に活動しませんか。 JBA会員になると 1 全国の吹奏楽指導者と交流ができます。 2 各支部(全国9支部)の活動を通じて、地域の吹奏楽指導者と交流ができます。 3 会員名簿や会報、吹奏楽研究「紀要」、各種講習会の案内等が配布されます。 4 吹奏楽ゼミナール及び各種講習会の受講料が特別料金に割引されます。 例:第33回吹奏楽ゼミナールの場合、一般 30,240円 ⇒JBA会員 20,520円 ※ただし、第33回吹奏楽ゼミナールの受講料割引の適用は、平成26年12月11日ま でに入会された方が対象となりますので、予めご了承ください。なお、入会申込書は、 平成26年11月25日必着でJBA本部事務局にご送付いただく必要があります。 5 協賛楽器店等で優待が受けられます。 入会は、随時受け付けております。 1 入会を希望される方(満20才以上)は、JBA本部事務局から所定の入会申込書をお受 け取り下さい。 2 入会申込書に必要事項を記入して、JBA本部事務局にご郵送ください。 (入会申込に際しては、JBA会員1名の推薦が必要です。本部事務局にお問合せください。) 3 本部での資格審査の後、適格と承認された方には本部事務局より入会通知をお送りします。 4 入会通知を受け取った方は、期間内に所定の入会金と会費を納入してください。 →入会金及び会費の納入完了をもって正式に入会となります。 5 本部より「JBA会員証」及び「JBA会員バッジ」を送付します。 6 新入会員は、翌年度の全国総会で承認状が授与されます。 入会金及び年会費 入会金 10,000円 年会費 15,000円(入会年度は、月割計算により算出した額) お申込み・お問合せ 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-4 千修ビル内 電話&FAX(03)5275-5618 (お電話でのお問合せは(月)-(金)11:00~17:00) 日本の吹奏楽変遷とJBA 我が国の吹奏楽は、明治2年薩摩藩士31名が横浜で 折りしも昭和40年(1965年)11月、アメリカ 英国陸軍軍楽隊隊長ジョン・ウィリアム・フェントンの の作曲家ポール・ヨーダー氏と楽譜の出版会社社長ワル 指導を受けて始まり、まもなく藩士たちを中心に、海軍 ター・ヴォルクウイン氏が揃って日本の吹奏楽事情視察 そして陸軍の軍楽隊へと発展しました。 のため来日、日本もABA(アメリカ吹奏楽指導者協会) 明治初期、西洋音楽は4つのルートから日本に導入さ れました。すなわち軍楽隊、唱歌教育、宮中の雅楽そし のように、作曲家や指導者が結束して将来の発展を図る べきだとJBAの設立を示唆しました。 てキリスト教会であります。このうち軍楽隊と唱歌教育 日本の関係者は吹奏楽の一層の発展を図るためエキ が主流となりましたが、とりわけ軍楽隊が早く導入さ スパートの力を結集しようと起ちあがり、昭和42年 れ、日本の音楽黎明期に大きな役割を果たしました。 (1967年)1月、日本吹奏楽指導者協会(JBA) 明治、大正期を通して西洋音楽は徐々に日本に定着 を発足させました。以来JBAは、吹奏楽を通して青少 し、昭和初期に至って中学校でも吹奏楽団を編成する学 年の音楽教育に力を尽くすとともに、社会教育、生涯学 校が現われました。その後軍楽隊の全盛期を経て、戦後 習の面で、また同時に次の世代の指導者の育成を図るた はスクールバンドが主流となり、全日本吹奏楽連盟主催 めにさまざまな事業を展開してきました。そして平成 の吹奏楽コンクールを機軸として昭和30年代には中 12年(2000年)6月、JBAは社団法人(文部科 学校で、40年代に入ると高等学校で大きく発展しまし 学省所管)として認可され、更に同23年(2011年) た。しかし昭和30年代後半に至って、外国の高度な演 8月、内閣総理大臣より公益社団法人として認定されま 奏に触れたり、また優れた吹奏楽レコードを聴くに及ん した。以後公益法人として吹奏楽発展のために重要な役 で、演奏技術の向上、合奏のバランスの見直し、あるい 割を果たしています。以後公益法人として吹奏楽発展の は表現力の豊かさなどが求められるようになりました。 ために重要な役割を果たしています。 JBAの歩み 昭和41年 日本吹奏楽指導者協会設立準備会発足(4月) 昭和42年 創立総会開催(1月、東京) 昭和43年 第2回総会のとき、米国より作曲家ポール・ヨーダー 昭和56年 指揮者研修会開催 世界吹奏楽協会設立さる(マンチェスター)、JBAも参加 昭和57年 氏、及びアメリカン・ブラス・クインテット来日 第16回総会のときJBA社団法人化を目指すことを議決(大阪) 第1回吹奏楽ゼミナール開催 昭和45年 組織を改め全国に8支部設置 昭和58年 第1回世界吹奏楽会議(WASBE)開催(ノルウェー) 昭和46年 吹奏楽新曲開発委員会設置 昭和59年 第3回JBA-ABA合同会議開催(東京) 昭和47年 第1回レコード賞授与 昭和60年 規約を全面改訂「定款」成立 北陸支部発足(9支部となる) 中国支部にて機関誌「えこう」創刊、昭和50年6月よ また理事長制を改め会長制とし、部会制度も新設 昭和61年 りJBA機関誌となる 創立20周年記念総会(岐阜) 定試験開始 吹奏楽指導者認 環太平洋吹奏楽祭開催(ホノルル) 昭和48年 韓国吹奏楽指導者ゲストとして総会に出席 昭和62年 第4回JBA-ABA合同会議開催(テネシー) 昭和49年 「JBAマーク」を制定、会員バッジ制作配布 平成 元年 吹奏楽発祥の地記念碑除幕式(横浜市) 第1回JBA-ABA合同会議開催(ハワイ) 平成 2年 演奏技能検定開始(第1回開催) 日韓親善演奏会(韓国にて) 平成 3年 吹奏楽紀要(小論文集)創刊 専門委員会を設け、開発委員会、広報委員会、国際 平成 5年 機関誌「えこう」の標題を改め「ウインドフォーラム」とする 昭和50年 委員会、総会委員会を設置 指揮法講習会開始(第1回開催) 昭和51年 創立10周年記念総会(博多) 平成 6年 第5回JBA-ABA合同会議開催(ハワイ) 昭和52年 邦人吹奏楽曲リスト作製 平成 7年 第7回世界吹奏楽大会(WASBE)浜松市にて開催 昭和53年 技術推進委員会を設置 平成 8年 創立30周年記念総会(東京) 第1回東南アジア吹奏楽指導者協会合同会議開催 平成 9年 第1回全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト開催 昭和54年 JBA標準編成発表 平成12年 文部省より社団法人認可(6月) 昭和55年 第2回JBA-ABA合同会議開催(アリゾナ) 平成18年 創立40周年記念総会(東京) 昭和55年 第2回東南アジア吹奏楽指導者協会合同会議開催 平成23年 内閣総理大臣より公益社団法人認定(8月) 吹奏楽譜“秋空に”を出版 編曲法:自己診断例題 解答 〔A(移調)〕 1. (1) 【指定楽器 B♭Clarinet】 (2) 【指定楽器:F Horn】 (3) 【指定楽器:E♭Baritone Saxophone】 2. (1) (演奏楽器:B♭Trumpet) (2) (演奏楽器:B♭Tenor Saxophone) (3) (演奏楽器:E♭Alto Saxophone) 〔B(コードネーム)〕 1. (1) ( G (2) ) ( Am (3) ) ( D aug ) (4) ( C7 (5) ) ( Fsus4 2. (1) (2) (3) (4) (5) )
© Copyright 2024 ExpyDoc