この度、洋野階上道路の"西平内地区道路改良工事""東平内地区 道路改良工事""荒津内地区道路改良工事"の3つの現場で作業が完 了しました。工事内容は地盤改良・土質改良と一見地味ですが、 この上を通る道路の基盤となる大事な工程です。 至久慈 種市運動場 国道45号 東 平 内 地 区 道 路 改 良 工 事 たねいち産直 ふれあい広場 至 八 戸 至八戸 荒津内地区道路改良工事 岩田地崎建設株式会社 《施工内容》 《施工内容》 ■地盤改良 ■盛土工 ■地盤改良 ■盛土工 荒 津 内 地 区 道 路 改 良 工 事 オーシャンビュー スタジアム そういえば… 西 平 内 地 区 道 路 改 良 工 事 「道路改良工事」ってよく見 かける工事名だけど…どんな 工事をしているんだろう? 道路改良工事とは、一般的には 既存の道路の道幅を広げたりバ イパスなど改めて整備すること ですが、今回の三つの現場では 土質・地盤の改良を主に行いま した。 東平内地区道路改良工事 西武建設株式会社 《施工内容》 ■地盤改良 ■盛土工(土質改良有) ■ボックスカルバート 西平内地区道路改良工事 株式会社 新井組 《施工内容》 ■地盤改良 ■盛土工 ■ボックスカルバート かくはん 泥状のセメントを地中に噴射し土と撹拌混合(ミックス)して 強度を高めるパワーブレンダー工法で実施しました。 左の写真はバックホウを改造しアームの 先端にトレンチャー式撹拌混合機を装備 したコンパクトな地盤改良機械(パワーブ レンダー)です。 パワーブレンダーは、確実な品質を保 ちながらも「周辺地盤への影響が小さい、 低騒音・低振動、二酸化炭素の排出量が 少ない」などの利点を兼ね備えた素晴ら しい機械なのです。 自走式土質改良機で軟弱な土を固化材と混合して強度を高め る工法で実施しました。 自走式土質改良機は、高品質な改良土 が生産できるだけでなく、粉塵の飛散も 最小限におさえられています。 地盤・土質改良でしっかり丈夫な土 台にすることでみんなが安心して利 用できる道路が出来るんだね。 自走式土質改良機 かんきょ コンクリート工場にて製造した道路用や水路用の凾渠を現場に運 搬し大型クレーンで据付、連結して継目を防水しています。 《写真①》 《写真②》 写真①のクレーンで荷下ろ しされているコンクリート製 で箱型のものを「凾渠」とい い、これらを写真②のとおり 一列に並べます。 この工事では水路用に設置 されているのでPC工法で連 結させた後、継目を防水加工 しています(黒い部分)。 環境に配慮した仕様の重機を積極的に取り入れました。 ハイブリッドバックホウ マシンコントロール搭載型 ブルドーザ 「建設ICT情報化施工仕様 機」という情報を整理し作業効 率を良くしてくれる優れた機械。 この機械の一番のメリットはオ ペレータの技量や熟 練度に左右されずに 施工出来る点です。 『洋野町でのごちそう』 西平内地区 道路改良工事 ㈱新井組 担当:土井 平内の集落の中に事務所を構えた為、日常的に近隣の 方々と接する機会が多い現場でした。お付き合いをする 中で、工事について理解と協力をして頂いた上に、初め て味わう洋野町の“ご馳走”を頂き、岩手の人はな んと親切で人柄が良いのだろうと大変感謝した次第です。 ← ティッシュ箱より 大きいタッパーに いっぱいのうに! ← 1本…2本… なんと12本もの いくら! 『現場事務所のトスペ』 埼玉県から洋野町に来て、現場事務所に今では滅多に見 ることのない「ハエ取り紙」が必需品になりました。 夏場、隙間なく設置された網戸をかいくぐり、どこから ともなく入って来るハエより少し大きい虫「トスペ」(青 森県から来ている作業員はそう呼んでいる)。このトスペ が事務所内に入って来ると大変です。 虫嫌い職員がおり、ハエたたきを持って、息の根をとめるまで闘いが繰り広げられま す。しかしながら、トスペの方が一枚も二枚も上手でなかなか仕留められません。です が、時が経つにつれて徐々に腕を上げ、トスペを仕留める確率が上がってきました。忍 者が刀を背に背負うように彼もハエたたきを背負い、事務所にいる時は常に臨戦態勢で おります。 季節は秋になり、今度はカメムシが大発生。これまたどこからともなく事務所内に侵 入し、虫嫌い職員との新たなバトルが勃発しました。 "虫嫌い職員vs虫"の闘いが続く毎日でしたが、工事が完成する頃には気温も下がり寒 くなったおかげで、現場事務所に平穏な日々が戻りました。 東平内地区 道路改良工事 西武建設㈱ 担当:岡崎 『現場での笑い話』 荒津内地区 道路改良工事 岩田地崎建設㈱ 担当:磯場 本工事の固結工(パワーブレンダー工法)が最盛期をむかえた8 月下旬頃の話です。 私が工事事務所にいた時、現場の作業員から電話がきました。 「現場をツキノワグマが横断した。」とのこと。私はあ わててヘルメットをかぶり、護身用の武器(そのときは測量用の ハンマーしかなかった)を片手に現場に向かいました。 現場に駆けつけるとクマの姿はもうすでになかったのですが、重機オペレーター以外の外で 働いていた作業員を全員現場から休憩所へ退避させました。第一目撃者の作業員から詳しい状 況を確認すると、目撃情報がだんだんあいまいに。「ツキノワグマ」→「クマ」→「クマのよ うな動物」。。そこで現場の全員に確認してみると、一人が「大きなシカが現場を横断した」 とのこと。あと少しで近所の住民の方々や警察等に間違った通報をして「狼少年」になるとこ ろでした。今では笑い話になっています。 《お問い合わせ先》 国土交通省 東北地方整備局 三陸国道事務所 久慈維持出張所 監督官室 〒028-0051 久慈市川崎町16-35 TEL:0194-53-2790 FAX:0194-52-8459
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