総合生命科学部 バイオフォーラム2015(214KB)

京都産業大学 総合生命科学部
下地
バイオフォーラム 2015
バイオフォーラム 1 月 22 日(金) 開催
【開場】 10:15~
【場所】
【開演】 10:30~11:30
京都産業大学 15 号館 1 階 15102 セミナー室
【講師】 佐々木
宣哉 教授
北里大学獣医学部実験動物学研究室
【演題】 「腎臓病モデルマウスから学んだこと」
【要旨】
血液は、腎臓糸球体毛細血管壁に構成される濾過膜を通過する過程で浄化される。濾過膜は体内
の老廃物を除去するフィルターとして機能する以外に、アルブミンを始めとする主要な血清タンパ
クを体内に保持するバリアとして機能している。濾過膜は、血管内皮細胞、基底膜、糸球体上皮細
胞(ポドサイト)で構成されるが、ポドサイトの細胞突起末端の足突起間に形成される細胞間隙を結
ぶスリット膜が、濾過障壁の中心的役割を果たしている。ポドサイトの障害は、タンパク尿を呈す
る腎炎やネフローゼ症候群を引き起こし、最終的には末期腎不全へと進展する原因となる。ICGNマ
ウスはヒトの腎症悪性化の経過に極めて類似した病態を示す遺伝性モデルマウスである。本マウス
はポドサイトの傷害により、タンパク尿、糸球体硬化症、尿細管間質性線維症、腎性貧血等を呈し、
最終的に末期腎不全へと進行する。本セミナーでは、遺伝学的解析によって得られる腎症の発症メ
カニズム、対抗性メカニズムにふれたい。
□お問合せ□
京都市北区上賀茂本山
京都産業大学 総合生命科学部事務室 Tel.075-705-1466
世話人:前田 秋彦 教授 [email protected]
□交
通□
※キャンパス内に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
地下鉄「国際会館駅」下車→京都バス(40 系統)で京都産業大学前下車
地下鉄「北大路駅」下車→市バス(北3 号系統)または京都バスで京都産大前下車
□主
催□
京都産業大学 総合生命科学部
事前申込不要・入場無料