Reader`s Library-【月刊ガバナンス】

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飢也必修帥n
ローカル志向の時代
働き方、
産 業、
経 済を考えるヒント
・
’
地理的表示を活用した地域再生
・
香坂 玲・
編著
ぎ よう せ い /
2 80 0円 +税
801
2 09 53 431
(
「
食の戦略」が 六次産業を超える
里山産業論
�Ji.弘克
金丸弘美 ・
善
角川新書/8 00円 +税
g
mW3
2 38-85
21
Q&A
非正規地方 公 務員の雇用実務
・・
鵜養幸雄・著
ぎ よう せ い /3
0 00円 +税
801
2 09 53 43
1
地 方自治体では厳しい財政状
況が続く中で 、行政改革を迫ら
れ、そ の 結果として人件費の削
減を進めてきた。一 方、近年で
は団塊世代の大量退職で人員不
足が慢性化してきたが、
住民 か
ら求められる行政サービスはさ
らに多様化、高度化しているご
このような状況に対応するため
に、非正規駿員が全国的二増・珂
の一途を辿 って Jるこ
だが、
自治体 の非正規職員は、
正規職員と異なり詳細な服務規
定がないため、様々な制 度の趣
旨との整合性を図りながら、運
用してい るのが実情である。
本書では非正規職員にかかわ
る募 集 ・任 用、勤務条 件、服
務、再度の任用 などの注意点を
わかりやすく紹介。人 事担当者
必携の一冊と なっている。
Jan開ry 2016 Governance 132
|
増加する自治体非正規職員の雇用に関する実務を解説
農林漁業の
産地ブランド戦略
世界水準の産地ブランドの創り方!
本書は地域のブランド農産品
等を国 が保 護する地 理的表示
GI)制 度を中心としたブ ラ
ンド化 戦略を様 々な視 点から
解説 したものである。現 在、多
くの自治体 が農林漁業の産地
ブランドに取り組む中で、自治
体職員が知っていなければなら
ない、制度の内容、哲学モして
具体的 な技術について、
毒 しく
紹介している。
編著者 が取 材し、紹介し て
いる事例の中には、日銀末に初
めて認定されたブラ ンドも 数
多く取り上げられており、産地
ブ ランドの最前線を探ることが
でき る。畳 録 や認定を「取る」
だけではなく、
「取った 後」 に
どう展開していくか、成功する
カギ といえ る「 戦略」ま での
ヒントが散りばめられている。
事問足業空
「食の戦略」とは、
地 元の食材、
料理人で人の味覚を 鍛え、地元
の食文化を テキスト化して継承
と伝 達を 効率化する。そして、
個人の 味覚と積み重ねた食文化
を 基点にまちづくりを行うこと
だという。
本書 では、日本だけでなく、
イタリア、フランスの 事例も交
えて、
地 域の 個性を 形作るのは、
食文化 、経済、環境 などを 融合
した戦略であ ること、とりわけ
人 材への投資が 必要であるとの
観点を強く打ち出している。
地 方性を 徹底し、明確化した
方が地域の個性を発揮できる。
地域のプランデイングを成立さ
せ、お金も地 元に落とせるのは、
補助金などではなく、そ の 地の
食文化だ。そ れこそが人材を 育
成し、
雇用も生み出すと訴 える。
f 食の戦略jが地減を豊かiこする!
松永桂子・
善
光文社新書/74 0円 +税
g
回 53
9 5 81
16
東日本大震災以降、
「コミュニ
ティ」や「つながり」という言葉
が 盛んに使われるようになるな
ど、地域を 取り巻く環境 や人々
の価値観は変化 している。ぞ れ
を象徴するのが、都市から農村
への移住希望の増加だ。地 方や
農山村で、都市にはないライフ
スタイルを 築きたい、これまで
と違う領域に踏み出したいと考
える人は少なくない。
こうした価値観の転換をどう
捉えればよ いのか。本書 では、
現 在の「 ローカル志向」を 解き
明かすために、
「地域」をベ1ス
にして、経済 や消費 、産業の領
域から個人と社会の方向性につ
いて考える。都 市と農村のフラ
ット化、新た なスタイルの自営
業などから、日本社会の底流で
何が起きているのかを探る。
量纏ブランド
イ 円 戦略
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価値観の転換はなぜ起こったのか
Reader s Library LTi I