金融市場ウィークリー(2016年1月15日号)(PDF

金融市場ウィークリー
2016 年 1 月 15 日号
[経済・金融市場動向]
◆ 金融市場見通し・内外経済指標
中国景気や原油価格の下振れ懸念から金融市場は不
安定な動きが続くと予想。中国経済指標、イランへ
の経済制裁解除をにらんだ原油価格動向に注目
[トピックス]
◆ マネーフローとドル円相場
2015年を通じ円安圧力となった対外証券投資は年初
も方向感変わらず。足元の円高は投機要因で一時的
とみるが、投資スタンス変更に繋がれば円高定着も
◆ 輸出は高品質化で稼ぐ時代に
輸出の伸び悩みは、欧米向け資本財輸出の不振も影
響。欧米の資本財市場では日中の競争が激化、中国
のシェアが大幅拡大。高付加価値化の進展が重要に
✣[目次]✣
今週の注目チャート ···················································· 1
Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3
金融市場見通し·································································· 3
金融市場レビュー ································································ 4
内外経済指標の解説と予測 ························································ 5
Ⅱ.トピックス ························································ 8
マネーフローとドル円相場 ························································ 8
輸出は高品質化で稼ぐ時代に ······················································ 9
Ⅲ.参考資料 ························································· 11
今週・来週の主要経済指標 ······················································· 11
月次・四半期のスケジュール ····················································· 13
今週の金融市場の動き ··························································· 16
最新リポート一覧 ······························································· 17
〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
「ジャパン・プレミアム」の怪
調査本部本部長代理 長谷川克之
ジャパン・プレミアム。不良債権問題を抱えた邦銀がドル資金の調達に際してプレミアム(上乗せ
金利)の支払いを余儀なくされたのは 20 年近く前のことだ。日本はグローバルに見て最も健全な金
融システムを誇れる国の一つになったにも係らず、今、新たなジャパン・プレミアムが発生している。
通貨スワップ市場で、円を担保としてドルを調達する際のコストが昨年後半以降急騰している。年
末要因が剥落する筈の年明け以降も1%弱の水準で高止まりが続いている。ドル調達コストは理論的
には日米の金利差にも左右されるものだ。確かに、日本では超低金利が長期化する一方で、米国では
利上げが始まったこともドルのコスト上昇に影響している。しかし、コスト上昇は金利差だけでは説
明できず、金利差以外の影響は過去最大規模にまで高まっている。
こうしたコスト上昇の背景には先ず、本邦勢の旺盛なドル需要がある。機関投資家や個人投資家は
海外への投資を積極化させている。日本企業の海外へのM&A(合併・買収)案件金額は昨年過去最
高を更新した。金融機関も海外への貸出を増やしている。加えて、国際金融規制の強化の影響も見逃
せない。米国でのレバレッジ規制の強化から米銀が通貨スワップ市場でのドル放出に慎重になってい
るようだ。ドルの調達が困難になれば、日本の海外投融資への抑制要因ともなりかねない。
新たなジャパン・プレミアムが円、すなわち、日本経済への不信に繋がることがないか、見極めて
いくことも重要だろう。為替市場では引き続き円が逃避通貨として選好される傾向があるが、ドルの
調達コスト上昇はドル人気と円不人気の写し絵でもあり、看過できない問題だ。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
~今週の注目チャート~
【 日本:債券先物のRSI指数 】
高値警戒水準での推移
(%)
90
(円)
150
債券先物のRSI(14日)
80
高値警戒水準
149
70
148
60
50
147
40
30
146
20
145
10
債券先物価格(右目盛)
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4
2015年
2014年
(注)RSI=上昇幅の絶対値/(上昇幅の絶対値+下落幅の絶対値)。
(資料)Bloombergより、みずほ総合研究所作成
5
6
7
8
9
144
10 11 12 1 (月)
2016年
【解説】過去最高値の更新が続いていた債券先物価格が今週下落した。RSI指数は高値警戒感水準に上昇
しており、相場の高値警戒感が先物価格下落の要因と考えられる。もっとも、先物価格が急落した昨年 1 月
と異なり、先物価格の上昇ペースは緩やかなものとなっている。中国景気への懸念が高まり、原油価格が軟
調に推移する中、債券市場は引き続き底堅い推移が続くものと予想される。
【 S&P500 指数採用のEPS(1 株当たり利益)前年同期比の予想と実績 】
決算発表直前の予想は保守的になる傾向。2015 年 10~12 月期は▲5%近い減益予想
12
(%)
実績
10
予想
8
6
4
2
0
▲2
▲4
▲6
13/1Q
13/2Q
13/3Q
13/4Q
14/1Q
14/2Q
14/3Q
14/4Q
15/1Q
(注)予想は決算発表シーズン直前の予想。2015年10~12月期の予想は直近(1/13時点)の予想。
(資料)Thomson Reutersより、みずほ総合研究所作成
15/2Q
15/3Q
15/4Q
(年/期)
【解説】来週以降、米国主要企業の 2015 年 10~12 月期の決算発表が本格化する。7~9 月期に続き、ドル高
や原油安、新興国経済減速の影響を懸念し、S&P500 指数採用企業全体のEPSは▲5%程度の減益が予想さ
れている。アナリストによる予想は決算発表前に保守的になる傾向があり、予想を上回る決算が相次げば株
式市場に一定の安心感が広がるものの、米国企業の業績低迷は確認され、警戒感は拭えないだろう。
^
1
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
【 対外証券投資 】
年初も対外証券投資の取得超が続く
資金流出超
(円安要因)
3
(兆円)
2
1
0
▲1
短期債
中長期債
株式・投資ファンド持分
▲2
▲3
▲4
資金流入超
(円高要因)
15/1
15/2
15/3
15/4
15/5
15/6
15/7
15/8
15/9
15/10
15/11
16/1
15/12
(年/月)
(注)図表上の対外証券投資額は取得額から処分額を控除したネットベースの数値。
(資料)財務省「対外及び対内証券売買契約等の状況」より、みずほ総合研究所作成
【解説】1 月 3 日~9 日の対外証券投資(1/15)は約 5,400 億円の取得超となり、年初からの中国金融市場の
混乱に伴う世界的株安や円高進展は、現時点では投資家の対外投資引き揚げには繋がっていない模様だ。足
元の混乱が早期に収束し、対外投資の増加基調が続けば、昨夏の世界同時株安後の動きと同様に対外投資が
円安圧力として期待される。一方で混乱が長引けば、対外投資の流れが変わる可能性もあり注視が必要だ。
【 原油相場と石油ガス関連SWF 】
原油安が金融市場の弱含み要因に
原油相場
(WTI)
石油ガス関連SWF
(資産残高)
その他
石油ガス関連
SWFの資産残高
(億ドル)
(ドル/バレル)
120
400
110
100
200
90
0
▲71.6%
80
70
▲ 200
60
▲ 400
50
40
▲ 600
30
20
14/1
14/4
14/7
14/10
15/1
15/4
15/7
15/10
▲ 800
16/1 (年/月)
14/9
14/12
15/3
15/6
15/9
15/12 (年/月)
(注)左図中の数値は、2014/6/20(終値)と 2016/1/12(最安値)との比較した変化率。右図は 2014/6 との比較した変化額。
(資料)Bloomberg、Sovereign Wealth Fund Institute より、みずほ総合研究所作成
【解説】原油相場はWTIが一時 30 ドルを割り、ドバイ原油は 20 ドル台半ばまで値を下げている。足元の
原油安には新興国経済の先行き懸念が反映されており、中国経済への懸念とともに新興国売りの要因となっ
ている。さらに原油相場が下落し始めた昨年半ばを境に石油ガス関連SWFの資産残高が減少傾向にある点
にも留意が必要だ。原油安はオイルマネーの縮小を通じて金融市場に直接影響を及ぼしている可能性もある。
2
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
Ⅰ.経済・金融市場動向
~金融市場見通し~
金融市場は不安定な動き
が続くと予想
今晩以降の金融市場は、中国景気や原油価格の下振れ懸念から引き続き
不安定な動きが続くと予想される。人民元相場は香港オフショア市場がオ
ンショア市場よりも元安に大きく振れるなど、先行きも元安との見方が優
勢となっている。また、中国株は当局による大株主の売却規制などの対策
から急落は避けられるとみられるが、下落リスクは残存し続けるだろう。
来週発表される中国の経済指標では、19日に発表される鉱工業生産、10~
12月期GDPが注目される。GDPの市場予想は前年比+6.9%と前期から
横ばいとなっているものの、経済指標の下振れリスクに留意が必要だ。
原油価格はWTI原油先物が今週一時30ドルを下回った後反発したが、
来週も軟調な推移が続く状況は変わらないと予想される。イランへの経済
制裁が16日にも解除されるとの報道が出ており、イランの原油輸出再開に
よる需給悪化懸念が高まり易いと考えられる。
米小売売上高は底堅い結
米経済指標は12月の小売売上高(1/15)や鉱工業生産指数(1/15)など
果を見込む。ECBは政策
が発表される。消費関連指標は底堅い結果を予想しているが、鉱工業生産
効果を見極めるスタンス
など企業関連指標はドル高の影響などから不冴えな結果となるだろう。
ECB政策理事会(1/21)では、12月に実施した追加緩和の効果を見極
めるスタンスから金融政策の現状維持を予想する。原油安に対するドラギ
総裁のコメントに注目したい。
日米株は神経質な展開、長
日米株は中国経済指標や原油価格動向をにらみ引き続き神経質な展開が
期金利は低位での推移を
続くと予想される。本格化する米企業の10~12月期決算発表では、主要企
見込む
業におけるドル高の影響に注目している。日米長期金利は、原油価格が軟
調に推移する中、低位での推移が続くと見込まれる。日本の10年国債利回
りは今週過去最低水準を更新後に反転上昇したが、日銀の国債買入れが続
く中、利回りの上昇余地は限られよう。ドル円相場はもみ合い推移が続く
見通しだ。
(野口雄裕)
【 来週の予想 】
内外金利
内外株式
為 替
項目
USD LIBOR 3カ月(%)
米10年国債(%)
円 TIBOR 3カ月(%)
10年国債(%)
ダウ平均(ドル)
NASDAQ総合指数(ポイント)
日経平均(円)
TOPIX(ポイント)
円/ドル
ドル/ユーロ
円/ユーロ
3
予想レンジ
0.620
1.95
0.16
0.20
15,800
4,400
16,600
1,360
116.0
1.065
125.5
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
0.640
2.20
0.18
0.28
16,800
4,800
18,000
1,470
120.5
1.105
131.5
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
~金融市場レビュー~
<内外金利動向>
先週末以降の米 10 年国債利回りは、原油価格や株式相場の下落等を受け
日本の 10 年国債利回りは
2.1%割れまで低下した。12 月の米雇用統計(1/8)は非農業部門雇用者数
一時過去最低を更新
が前月比 29.2 万人増と市場予想を大幅に上回ったが、時間当たり賃金の伸
びが前月比変わらずと市場予想を下回った。日本の 10 年国債利回りは 1 月
から日銀が国債買入れ額を増やした影響などから 0.2%台前半でじりじり
と低下した。
14 日には一時 0.190%まで下落し、
2015 年 1 月につけた 0.195%
の過去最低を更新した。その後反発し 0.2%台に戻している。円高地合いの
中、月末の日銀金融政策決定会合(1/28・29)での追加緩和期待が高まっ
ていることも利回りを押し下げる要因になっているようだ。
<内外株式動向>
(岡秀之)
先週末以降の米株式相場は下落した。12 月の雇用統計(1/8)は、総じて
不安定な中国金融市場、
良好な労働環境を示唆する内容であり、発表直後こそ株価は上昇したが、
軟調な原油価格が引き続
軟調な原油価格を嫌気し下落に転じる等、原油価格の推移で投資家がリス
き日米株を下押し
ク回避姿勢を強める場面が多かった。日本株は下落した。不安定な動きが
継続している中国の株価や人民元を材料にボラタイルな展開が見られてい
る。中国金融市場の動きに加え、予想を下回った機械受注(1/14)を受け、
中国の景気減速が日本企業に与える悪影響も意識され、日経平均株価は一
時 17,000 円を下回った。週末にかけて、原油の下げ止まりを受けて米株は
反発したものの、日本株は下落幅を拡大させた。
<為替動向>
(大塚理恵子)
2016 年に入って以降、ドル円相場は米景気指標よりも中国金融市場や原
ドル円相場は中国金融市
油相場動向に対する感応度が高まっている。
先週末の 12 月米雇用統計
(1/8)
場と原油相場の動向に反
は市場予想を上回る結果となったが、ドル高の進展は限定的であった。む
応しやすい状況続く
しろ中国株や原油価格の低迷などを受け、ドル円相場は先週末から今週初
にかけて安全資産としての円買いの動きがみられた。週半ばには 12 月中国
貿易収支(1/13)が市場予想を上回る改善をみせたことから、円安に戻し
た。その後はもみ合う展開となった。今週のユーロドル相場は週半ばにか
けユーロ安地合いとなるも、ECB理事会メンバーの多くが更なる追加緩
和に当面懐疑的との報道(1/14)を受け、ユーロ高に戻した。
(有田賢太郎)
<新興・資源国動向>
新興国株は続落
新興国市場では株安の流れが続いている。今週半ば以降は株価が下げ止
まりの兆しを見せる国も出てきているが、全体としては、依然、株安・通
貨安の局面にある。震源地と目される中国では、人民元レートの基準値引
き上げやサーキットブレーカーの停止、株式の大量売却を禁止する時限措
置といった対策が講じられた。しかし、中国経済の減速が世界経済の成長
を妨げるという懸念は変わっていない。今週発表された中国の輸入額でも、
減少幅が市場予想より小幅であったとはいえ、引き続き前年水準を大きく
割り込む状況が続いている。WTI原油が再び 30 ドル割れを見せ新興国懸
念を強めたことも、新興国売りの一因となっている。
4
(井上淳)
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
~内外経済指標の解説と予測~
<国 内>
街角景気は 2 カ月ぶりに
12 月の景気ウォッチャー調査(1/12)は、景気の現状判断DIが 48.7
(前月差+2.6 ポイント)と 2 カ月ぶりに上昇した。家計動向関連、企業
改善
動向関連、雇用関連のすべてが押し上げに寄与した。家計動向関連では、
クリスマスや年末年始、ボーナス支給などのイベントが消費者心理に良好
な影響を及ぼしたというコメントがみられた。他方、暖冬のため冬物の売
上が低迷したという声もあった。
機械受注は 3 カ月ぶりに
減少
11月の機械受注(船舶・電力を除く民需)(1/14)は、前月比▲14.4%
(10月同+10.7%)と3カ月ぶりに減少した。10月の大型受注による反動か
らその他輸送用機械が落ち込んだほか、一般機械や電気機械、鉄鋼業など
の主力業種も減少した。もっとも、9月・10月が大幅増加となった影響があ
り、均してみると持ち直しているといえる。10~12月期の内閣府見通し(前
期比+2.9%)は、12月の実績が前月比横ばいとなれば達成できる計算だ。
国内企業物価指数は前年
12 月の国内企業物価指数(1/14)は、前年比▲3.4%(11 月同▲3.6%)
比マイナス幅が 3 カ月連
とマイナス幅が 3 カ月連続で縮小した。内訳をみると、石油・石炭製品(同
続で縮小
▲22.7%)や化学製品(同▲7.5%)のマイナス幅縮小が主因である。他方、
中国景気に対する懸念から銅価格が下落する中、非鉄金属(同▲12.6%)
のマイナス幅が拡大したことなどが上記影響を一部相殺した。
来週は第3次産業活動指数や全産業活動指数などが発表される。
第 3 次産業活動指数は前
月比マイナス
11月の第3次産業活動指数(1/18)は、前月比▲1.1%(10月同+0.9%)
と予測する。繊維、衣服などを中心に取引が低迷した卸売業や株式売買が
低調だった金融業・保険業などが押し下げに寄与し、第3次産業活動指数は
前月比マイナスになるとみられる。
全産業活動指数は前月比
マイナス
11月の全産業活動指数(1/21)は、前月比▲0.8%(10月同+1.0%)と
予測する。鉱工業生産指数と第3次産業活動指数が低下したことなどから、
全産業活動指数は前月比マイナスとなる見込みである。
【 機械受注の推移 】
(多田出健太)
【 第3次産業活動指数の推移 】
(2010年=100)
(2010年=100)
140
106
月次
135
105
130
予測値
104
125
3カ月後方移動
平均
120
103
115
102
110
101
105
100
100
99
95
90
12/01
13/01
14/01
15/01
98
(年/月)
12/01 12/07 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07
(年/月)
(注)2015年11月の値はみずほ総合研究所による予測値。
(資料)経済産業省「第3次産業活動指数」より、みずほ総合研究所作成
(資料)内閣府「機械受注統計調査報告」より、みずほ総合研究所作成
5
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
<海 外(米国)>
12 月の非農業部門雇用者
12 月の雇用統計(1/8)では、非農業部門雇用者増加数が前月差+29.2
数は市場予想を上回って
万人となり、市場予想(同+20.0 万人)を大きく上回った。幅広い業種で
増加、労働市場は着実に
雇用が増加し、過去の値も上方修正された。失業率(5.0%)、代替的失業
改善
率(U6、9.9%)は前月から変わらなかったものの、低い水準を維持して
いる。時間当たり賃金は前月比横ばいにとどまったが、前年比では+2.5%
と 2015 年中で最も高い上昇率となった。
ベージュブックは、12 地
1 月 4 日までの情報に基づきまとめられた地区連銀経済報告(ベージュブ
区中 9 つの地区で緩やか
ック、1/13)では、12 地区中 9 つの地区において、緩やかな景気拡大が続
な景気拡大が続いていた
いていたことが報告された。個人消費は大半の地区で増加した。暖冬の影
ことを報告。製造業など
響により衣料品販売が振るわなかった地区がある一方、自動車販売はほと
への逆風が続くなかで
んどの地区で好調であった。製造業活動はドル高による悪影響や海外需要
も、米国経済に対する楽
の弱さを受けて、ほとんどの地区で縮小した。原油やガスの価格低下が続
観的な見方は継続してい
くなか、エネルギーセクターの大半は一段の苦戦を強いられた。労働市場
る様子
については全体として改善が続いたものの、賃金は抑制されたままであっ
た。1 月のベージュブックで、「positive」というキーワードの登場回数を
みると、34 回で前回 12 月時点(19 回)から増えている。総じてみれば、
米国経済に対する楽観的な見方は続いていたと言えよう。
本日以降発表予定の経済
本日以降発表される経済指標に関して、消費関連(12 月の小売売上高:
指標は、消費・住宅関連
1/15、1 月のミシガン大消費者マインド:速報 1/15)は、消費者の購買意
が底堅い一方、企業関連
欲が底堅いことを示すとみられる。しかし、企業関連(12 月の鉱工業生産
は不調な結果となる見通
指数:1/15、1 月の地区連銀製造業指数:ニューヨーク 1/15、フィラデル
し。コアCPIは 2%超え
フィア:1/21)は冴えない結果になるだろう。12 月の住宅関連指標(着工
を予想
件数・着工許可件数:1/20、中古住宅販売:1/22)は高水準で推移すると
みられる。物価面では、12 月のコアCPI上昇率(1/20)が家賃などサー
ビス物価の上昇により、前年比 2%を上回ると予想する。
【 非農業部門雇用者数の変化 】
【 住宅着工件数・許可件数 】
(年率、千件)
(前月差、千人)
600
500
(風間春香)
建設業
鉱業
製造業
民間サービス業
政府部門
非農業部門合計
1,400
1,300
1 2 月は前月差+29.2万人
と力強く増加。
1 0 ・11月は累計5.0万人
の上方修正
400
着工件数は高水準も、このところ頭打ち傾向
住宅着工許可件数
住宅着工件数
1,200
300
1,100
200
1,000
100
900
0
800
▲100
14/12
15/3
15/6
15/9
13/12
15/12
(年/月)
14/6
14/12
15/6
15/12
(年/月)
(注)2015 年 12 月の値はみずほ総合研究所予測値。
(資料)米国労働省より、みずほ総合研究所作成
(資料)米国労働省より、みずほ総合研究所作成
6
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
<海 外(欧州)>
今週発表された経済指標では、10~12 月期ドイツの成長率が減速したこ
とや、ユーロ圏の生産活動が低調であることが示された。
10~12 月期のドイツ成長
率は減速した模様
2015 年のドイツGDP成長率(1/14)は、前年比+1.7%(2014 年同+
1.6%)と底堅い水準を維持した。もっとも、通年成長率から逆算すると 10
~12 月期の成長率は前期比+0.3%となり、7~9 月期(同+0.4%)から小
幅鈍化した模様である。難民問題を背景に消費マインドが弱含んだことや
暖冬により、個人消費が減速して成長率の鈍化につながったと推察される。
11 月のユーロ圏鉱工業生
11 月のユーロ圏鉱工業生産(1/13)は前月比▲0.7%と減少した。前月(同
+0.8%)の反動の可能性もあるが、均せば生産水準は過去半年間で殆ど変
産は減少
っておらず、生産活動の低調さを改めて示す結果である。主要国の中では、
ドイツ(同▲0.5%)やフランス(同▲0.7%)が減産となった。両国とも、
輸出の基調的な弱さが影響したとみられる。
スペイン・カタルーニャ
スペイン・カタルーニャ州では、1 月 10 日に新たに州首相が選出され、
議会解散・再選挙は土壇場で回避された。新首相はスペインからの独立を
州は再選挙を回避
目指す方針を示しており、中央政府と州政府との対立は今後も続く公算が
大きい。他方、国政では、1 月 13 日にスペイン議会が招集されたものの、
政権樹立に至っていない。
今晩以降、ユーロ圏輸出
今晩以降は、11 月のユーロ圏輸出金額(1/15)や 12 月のユーロ圏新車登
などの指標のほかECB
録台数(1/15)などの経済指標のほか、ECB政策理事会(1/21)が予定
政策理事会が注目点
されている。輸出は、新興国向けを中心に弱さが残るだろう。一方、新車
登録台数は増加傾向となり、新車販売の好調さを示すとみられる。ECB
は、追加緩和策の効果を見極める段階にあり、金融政策の据え置きを決定
する公算が大きい。12 月時点の見通しからインフレ率が下振れる中、記者
(松本惇)
会見では、今後の物価動向に関する総裁発言が注目される。
【 ドイツGDP成長率 】
【 ユーロ圏鉱工業生産 】
(前年比、%)
6.0
ドイツ以外
も回復力は弱い
(2014/5=100)
104
4.0
103
2.0
102
101
0.0
100
▲ 2.0
ドイツは
趨勢的に減産
99
▲ 4.0
98
▲ 6.0
97
2005 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
在庫投資
外需
固定投資 (年)
政府支出
個人消費
2014/5 14/8 14/11 15/2
ユーロ圏
フランス
実質GDP
15/5
ドイツ
イタリア
15/8 15/11
スペイン
(年/月)
(資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成
(資料) ドイツ連邦統計庁より、みずほ総合研究所作成
7
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
Ⅱ.トピックス
~マネーフローとドル円相場~
2015 年は対外証券投資が
2015 年 11 月の日本の国際収支が 1 月 12 日に公表された。国際収支の項
目のうち為替相場に影響を与える実需としてのマネーフローは 2 ヵ月ぶり
円売り圧力に
に資金流出超となった(図表 1)
。対外証券投資の取得超が続いたこと、ま
た対内証券投資の取得超が前月比縮小したことがその主因であった。特に
2015 年の対外証券投資は 4 月、6 月除き毎月 3 兆円を超える取得超となり、
年間を通じて円売り圧力になってきたと考えられる。
昨夏の世界同時株安は国
また、ドル円相場の推移をみると特に昨夏に為替相場がマネーフローと
内投資家の投資スタンス
逆行するような事象が発生しているが、これは投機的な動きによるもので
を変えるには至らず
ある。昨夏に発生した中国株下落を起点とする世界同時株安を受け、シカ
ゴIMMの円通貨先物ポジションは急激に売り持ち高を縮小し、このこと
。見方を変えれば、
がドル円相場を円高に向かわせる一因となった(図表 2)
世界同時株安は国内投資家の投資スタンス自体を変えるには至らず、結果
としてドル円相場は昨年 11 月には一旦円安に戻すことになった。
足元の円高は投機要因で
2016 年初に入ってからの中国金融市場の混乱をきっかけとしたドル円相
あり一時的。ただし世界経
場における円高の進展も、昨夏と同様に投機的な動きが要因の一つになっ
済の不透明感が投資家の
ている。円通貨先物ポジションは約 3 年振りに買い持ちに転じ、ドル円相
スタンス変更まで繋がれ
場は足元 1 ドル=120 円を割り込む状況となっている。
ば円高定着の可能性も
一方で財務省「対外及び対内証券売買契約等の状況(週次)
」によれば、
対外証券投資は 2016 年に入ってからも取得超の状況にあり、現時点で処分
超に転じる動きはみられない。昨夏の事象を踏まえれば、市場が落ち着き
を取り戻せば、再び円安に向かうことが期待される。
ただし足元の不安定な市場環境が長引き、このことが先進国を含めた世
界経済の先行き不透明感を更に高め、国内投資家の投資スタンス変更にま
で繋がれば、円高が定着する可能性もある。ドル円相場の方向感を捉える
上で、対外証券投資の動向を今後も注視する必要があろう。 (有田賢太郎)
【 図表1 ドル円相場とマネーフロー 】
資金流出超
(円安要因)
(兆円)
15
10
対内証券投資(処分-取得)
対外証券投資(取得―処分)
直接投資(対外-対内)
所得収支
貿易・サービス収支
合計
ドル円相場(右目盛、月末値)
(円/ ドル)
128
(円/ドル)
126
125
124
123
5
122
0
124
(兆円)
▲ 2.0 円売り
持ち高
▲ 1.6
120
▲ 1.2
IMM通貨先物・円ネットポジション(右目盛)
ドル円相場
▲ 0.8
116
121
120
▲5
▲ 0.4
112
119
117
▲ 15
0.0
108
118
▲ 10
資金流入超
(円高要因)
【 図表2 ドル円相場と円通貨先物ポジション 】
0.4
104
116
0.8
15/1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7 15/8 15/9 15/1015/11
100
(年/ 月)
(注)国内からの資金流出要因を正、流入要因を負として算出。
(資料)財務省・日本銀行「国際収支」、「対外・対内証券投資」、
Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
15/1
15/3
15/5
15/7
15/9
15/11
16/1
(年/月)
円買い
持ち高
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
8
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
~輸出は高品質化で稼ぐ時代へ~
伸び悩む欧米向け資本財
日本の輸出はようやく下げ止まったが、依然として低調である。輸出伸
び悩みの背景には、新興国経済の減速や、それを受けた世界的な生産調整、
輸出
稼働率低下に伴う設備投資の弱さがある。しかし、2000 年代の輸出動向を
みると、需要の低迷だけが原因というわけではなさそうだ。
図表 1 は、輸出の品目構成の変化を示したものである。これをみると、
部品や加工品といった中間財の割合が着実に高まっていることがわかる。
実際、中間財の輸出金額は、2,686 億ドル(2000 年)から 4,513 億ドル(2013
年)へと 13 年間でおよそ 1.7 倍になった。一方、資本財輸出は、2000 年に
比べて増えているとはいえ、その増加額は 270 億ドル程度にとどまってい
る。しかも、地域別の内訳をみると、欧米向け輸出はむしろ弱含んでいる
。これらをみる限り、足元の輸出低調には、新興国の減速だけで
(図表 2)
なく、欧米向け資本財輸出の不振も少なからず影響しているといえそうだ。
そこで以下では、日本からの欧米向けの資本財輸出が減少している理由
について、各国統計から確認することにしたい。
欧米市場を席巻する中国
欧米の資本財輸入をみると、リーマン・ショック後の一時期を除き、概
ね増加傾向が続いている。つまり、日本からのアメリカ・EU向け資本財
製資本財
輸出の減少は、現地の需要減少が原因ではない。むしろ市場の拡大を取り
込めず、日本のシェアが低下したことに課題があるといえよう。
そこで、欧米の資本財輸入について、輸入元別のシェアをみたものが図
表 3(次頁)である。これをみると、日本のシェアが低下する一方で、中国
が急上昇しているのがわかる。このシェアの変化について業種別に内訳を
みると、中国・日本ともに一般機械と電気機械でほぼ説明できる。
中国製資本財のなかには、部品を他国から輸入し中国で組み立て、最終
製品として中国から輸出している分も含まれる。ただ、それを考慮しても
シェアの拡大ぶりは目を見張るものがある。日本の欧米向け資本財輸出不
振の背景には、中国との競争激化があると判断してよさそうだ。
【 図表 2 中間財・資本財の
仕向地別輸出金額の推移 】
【 図表 1 輸出の品目構成の推移 】
(%)
100
消費財
資本財
18
19
28
26
中間財
素材
17
17
23
22
中間財
その他
資本財
EU
東アジア(除く日本)
アメリカ
EU
東アジア(除く日本)
(億USドル)
(億USドル)
アメリカ
2,000
5,000
4,000
50
その他
1,500
3,000
53
54
59
1,000
59
2,000
500
1,000
0
00
05
10
13
(年)
0
0
00
(資料)独立行政法人経済産業研究所「RIETI-TID 2013」
より、みずほ総合研究所作成
欧米の
不振が目立つ
東アジアが拡大
05
10
13 (年)
00
05
10
13
(年)
(資料)独立行政法人経済産業研究所「RIETI-TID 2013」
より、みずほ総合研究所作成
9
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
電気機械・一般機械に関わ
それでは、日本が中国にシェアを奪われた品目は欧米でどの程度あるの
る資本財の 7 割以上で競
か。電気機械(63 品目)と一般機械(123 品目)について、品目別に中国
合
と日本のシェアを計算し、2000 年から 2013 年の変化を確認した。
日本のシェアが低下し、中国のシェアが拡大した品目の割合を集計する
。
と、欧米のいずれにおいても 7 割以上となっていることがわかる(図表 4)
よく指摘されることだが、中国の技術的なキャッチアップを反映して、
中国製品が欧米でシェアを伸ばしていることが浮き彫りとなった格好だ。
同時に注目すべきは、このような環境下でも日本がシェアを拡大してい
厳しい環境下でシェアを
る品目があることである。エキスカベーター、回転容積式ポンプ、放電管
伸ばす品目も
用安定器などが該当する。とりわけ、欧米において高いシェアを維持して
いるのが、エキスカベーター(油圧ショベルなど)である。
日本のエキスカベーターが高いシェアを維持できているのは、高い技術
優位性があるからに他ならない。日本では、当初は技術の進んでいた欧米
メーカーとの提携により油圧ショベルの生産をしていた。その後、狭い作
業現場で効率よく作業できるような油圧ショベルのニーズが国内で高まっ
た結果、他国にはない創意工夫がなされた。こうした創意工夫が油圧ショ
ベルに搭載する基幹部品に関する技術力を高め、それが競争力の源泉とな
って、海外市場での高いシェアに繋がっていると考えられる。
新興国の技術的なキャッチアップに伴って、輸出を巡る競争が激化する
高付加価値品の輸出で稼
なか、日本が新興国と価格だけで勝負をすることは難しい。先のエキスカ
ぐ時代に
ベーターのように、他国の追随を許さない高い競争力を保つことが、今後
ますます重要となる。
「地産地消」の流れもあり、現地生産化が進むなか、今後も輸出数量が
伸びづらい状況は続くとみられる。しかし、技術優位性を高め、輸出品の
高付加価値化を進めることで、存在感を示すことは可能だ。高付加価値化
の進展が今後の製造業の行方を占うこととなろう。
(坂中弥生)
※詳細については 2016 年 1 月 8 日付みずほインサイト「輸出は高品質化で稼ぐ
時代へ~欧米の資本財市場で存在感を強める中国~」をご覧ください。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp160108.pdf
【 図表 3 欧米における
資本財輸入元別シェアの推移 】
アメリカ
100
その他
(%)
韓国
EU
中国
EU
日本
100
50
その他
(%)
EU
中国
アメリカ
0
10
13 (年)
2000
05
10
EU向け
電気機械
8 5 .7 %( 5 4 / 6 3 )
8 4 .1 %( 5 3 / 6 3 )
一般機械
7 0 .1 %( 8 2 / 1 1 7 ) 7 8 .3 %( 9 4 / 1 2 0 )
(注)1.品目別(電気機械:63 品目、一般機械:123 品目)
に中国と日本のシェアを計算し、2000 年時点のシェ
アと 2013 年時点のシェアを比較。中国にシェアを
奪われた品目とは、中国のシェアが拡大し、日本の
シェアが縮小したものを指す。
2.2000 年・2013 年ともに日本から輸入していない品
目を除外。
(資料)United Nations「UN comtrade」より、みずほ総合
研究所作成
0
05
アメリカ向け
日本
50
2000
【 図表 4 中国にシェアを奪われた品目の割合 】
13 (年)
(資料)独立行政法人経済産業研究所「RIETI-TID 2013」
より、みずほ総合研究所作成
10
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
Ⅲ.参考資料
今週の主要経済指標
日 付
1/8(金)
経 済 指 標 等
今回実績
前回実績
予想
米
雇用統計(12月)
失業率
非農業部門雇用者数
時間当たり賃金(全従業員ベース)
前月差
前月比
5.0%
+292千人
±0.0%
前年比
+1.6%
+1.6%
+1.5%
経常収支 +11,435億円
(前年比)
+159.8%
貿易収支 ▲2,715億円
(前年比)
-
+8,950億円
+103.3%
▲1,587億円
-
+14,584億円
+72.3%
+2,002億円
-
46.6
46.1
消費者態度指数
消費動向調査(12月)
42.7
42.5
米 3年国債入札:最高利回り 1.174%、 平均利回り 1.140%、 入札倍率 2.94倍
1/13(水) 日
M2 前年比
+3.0%
+3.3%
マネーストック(12月速報)
M3 前年比
+2.5%
+2.7%
広義流動性 前年比
+3.6%
N.A.
42.6
1/9(土)
中 消費者物価指数(12月)
1/11(月) 日 成人の日(日本休場)
5.0%
+200千人 R
+0.2%
5.0%
+252千人
+0.2%
1/12(火) 日
国際収支(11月速報)
景気ウォッチャー調査(12月)
現状判断DI
48.7
+3.3%
+2.7%
+4.0%
10年物価連動国債入札:最高利回り -0.364%、 入札倍率 2.47倍
全国企業倒産件数[帝国データ](12月)
中 輸出総額(12月)
694
N.A.
689
前年比
▲1.4%
▲8.0%
▲6.8%
前年比
▲7.6%
▲11.0%
▲8.7%
貿易収支(12月)
米ドル
+601億㌦
+513億㌦
米 10年国債入札:最高利回り 2.090%、 平均利回り 2.048%、 入札倍率 2.77倍
+541億㌦
輸入総額(12月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
1/14(木) 日
国内企業物価指数(12月)
前月比
前年比
▲0.3%
▲3.4%
▲0.4%
▲3.5%
▲0.1%
▲3.6%
機械受注(11月)
[船舶・電力を除く民需]
前月比
前年比
▲14.4%
+1.2%
▲7.3%
+6.3%
+10.7%
+10.3%
米 30年国債入札:最高利回り 2.905%、 平均利回り 2.842%、 入札倍率 2.29倍
失業保険新規申請件数(~1/9)
英 英中銀金融政策委員会(13・14日)
284千人
275千人
277千人
予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
11
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
来週の主要経済指標
日 付
1/15(金) 米
経 済 指 標 等
予 想
前 回
前々回
鉱工業生産指数(12月)
設備稼働率(12月)
前月比
[▲0.1%]
76.8%
▲0.6%
77.0%
▲0.4%
77.5%
小売売上高(12月)
前月比
[+0.1%]
+0.2%
+0.1%
ニューヨーク連銀製造業業況指数(1月)
[▲4.0]
▲4.6
▲10.7
ミシガン大消費者信頼感指数(1月速報)
[92.0]
92.6
91.3
▲0.2%
+0.1%
+0.3%
+0.3%
▲0.4%
▲0.3%
N.A.
98.7
97.4
前月比
[▲1.1%]
+0.9%
▲0.4%
前年比
+6.9%
+6.9%
+7.0%
鉱工業生産(12月)
前年比
+6.1%
+6.2%
+5.6%
消費者物価指数(12月)
前月比
前年比
[0.0%]
[+0.8%]
0.0%
+0.5%
+0.2%
+0.2%
年率
年率
[119.7万件]
[120.0万件]
117.3万件
128.2万件
106.2万件
116.1万件
前月比
[▲0.8%]
+1.0%
▲0.2%
[▲3.8]
▲10.2
▲5.7
[275千人]
284千人
277千人
[500万件]
476万件
532万件
生産者物価指数(12月)
[食品・エネルギーを除く]
前月比
前月比
1/18(月) 日 設備稼働率(11月)
第3次産業活動指数(11月)
米 キング牧師誕生日(米国休場)
1/19(火) 日 5年利付国債入札
中 実質GDP(10~12月期)
1/20(水) 米
住宅着工件数(12月)
住宅着工許可件数(12月)
1/21(木) 日 全産業活動指数(11月)
20年利付国債入札
米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1月)
失業保険新規申請件数(~1/16)
欧 ECB政策理事会
1/22(金) 米 中古住宅販売件数(12月)
年率
予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
12
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
1 月のスケジュール
国
1
内
元日(日本休場)
米
1
2
2
3
3
4
2016 年大発会
4
5
新車販売台数(12 月)
10 年利付国債入札
5
6
6
7
30 年利付国債入札
7
8
毎月勤労統計(11 月速報)
景気動向指数(11 月速報)
8
国
他
米 ニューイヤーズデー(米国休場)
米 製造業ISM指数(12 月)
米 FOMC 議事録(12/15・16),貿易収支(11 月)
非製造業ISM指数(12 月)
製造業新規受注(11 月)
米 雇用統計(12 月)
9
9
10
10
11 成人の日(日本休場)
11
12 国際収支(11 月速報),景気ウォッチャー調査(12 月)
消費動向調査(12 月)
13 マネーストック(12 月速報)
10 年物価連動国債入札
14 機械受注統計(11 月)
企業物価指数(12 月)
15
12 米 3 年国債入札
16
13 米 連邦財政収支(12 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告) ,10 年国債入札
14 英 英中銀金融政策委員会(13・14 日)
米 30 年国債入札
15 米 鉱工業生産・設備稼働率(12 月)
小売売上高(12 月),PPI(12 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月速報)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(1 月)
16
17
17
18 設備稼働率(11 月),第 3 次産業活動指数(11 月)
18 米 キング牧師誕生日(米国休場)
19 5 年利付国債入札
19 米 ネット対米証券投資(11 月)
20 内閣府月例経済報告(1 月)
21 全産業活動指数(11 月)
20 年利付国債入札
22
20 米 CPI(12 月)
住宅着工・許可件数(12 月)
21 欧 ECB政策理事会
米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1 月)
22 米 中古住宅販売件数(12 月)
23
23
24
24
25 貿易統計(12 月)
25 独 ifo景況感指数(1 月)
26
26 米 カンファレンスボード消費者信頼感指数(1 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・11 月)
2 年国債入札
27 米 FOMC(26・27 日),新築住宅販売件数(12 月)
5 年国債入札
28 米 耐久財受注(12 月)
7 年国債入札
29 米 GDP(10~12 月期速報)
雇用コスト指数(10~12 月期)
ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月確報)
シカゴPMI指数(1 月)
27
28 商業動態統計(12 月速報)
2 年利付国債入札
29 鉱工業生産(12 月速報),労働力調査(12 月)
消費者物価(12 月全国・1 月都区部)
住宅着工統計(12 月),家計調査(12 月)
日銀金融政策決定会合(28・29 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
30
31
30
31
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
13
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
2 月のスケジュール
国
内
米
国
他
1
新車販売台数(1 月)
1
2
10 年利付国債入札
2
3
黒田日銀総裁講演(きさらぎ会)
日銀金融政策決定会合議事要旨(12/17・18 分)
消費動向調査(1 月)
3
米 非製造業ISM指数(1 月)
4
英 英中銀金融政策委員会(3・4 日)
米 労働生産性(10~11 月期暫定)
製造業新規受注(12 月)
米 雇用統計(1 月)
貿易収支(12 月)
4
5
景気動向指数(12 月速報)
6
5
6
7
7
8
8
毎月勤労統計(12 月速報)
国際収支(12 月速報)
景気ウォッチャー調査(1 月)
9 マネーストック(1 月速報)
30 年利付国債入札
10 企業物価指数(1 月)
11 建国記念の日(日本休場)
12
米 製造業ISM指数(1 月)
個人所得・消費支出(12 月)
9
米 3 年国債入札
10 米 連邦財政収支(1 月)
10 年国債入札
11 米 30 年国債入札
13
12 米 小売売上高(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報)
13
14
14
15 GDP(10~12 月期 1 次速報)
設備稼働率(12 月)
第 3 次産業活動指数(12 月)
16 20 年利付国債入札
15 米 ワシントン誕生日(米国休場)
18 貿易統計(1 月)
5 年利付国債入札
19 全産業活動指数(12 月)
16 米 ネット対米証券投資(12 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月)
17 米 鉱工業生産・設備稼働率(1 月)
住宅着工・許可件数(1 月),PPI(1 月)
18 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月)
景気先行指数(1 月)
19 米 CPI(1 月)
20
20
21
21
22
22
23
23 独 ifo景況感指数(2 月)
米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・12 月)
中古住宅販売件数(1 月),2 年国債入札
カンファレンスボード消費者信頼感指数(2 月)
24 米 新築住宅販売件数(1 月)
5 年国債入札
25 米 耐久財受注(1 月)
7 年国債入札
26 米 個人所得・消費支出(1 月)
GDP(10~12 月期暫定)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月確報)
27
17 機械受注統計(12 月)
24
25 2 年利付国債入札
26 消費者物価(1 月全国・2 月都区部)
27
28
28
29 鉱工業生産(1 月速報)
商業動態統計(1 月速報)
住宅着工統計(1 月)
29 米 シカゴPMI指数(2 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
14
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
四半期スケジュール
3月
日 本 1
4
7
8
9
10
11
14
15
17
22
25
29
30
米 国 1
2
3
4
8
9
10
15
16
17
18
21
23
24
25
28
29
30
31
4月
5月
法人企業統計調査(10~12 月期)
10 年利付国債入札
新車販売台数(2 月)
家計調査(1 月)
労働力調査(1 月)
毎月勤労統計(1 月速報)
景気動向指数(1 月速報)
GDP(10~12 月期 2 次速報)
景気ウォッチャー調査(2 月)
国際収支(1 月速報)
30 年利付国債入札
消費動向調査(2 月)
マネーストック(2 月速報)
企業物価指数(2 月)
5 年利付国債入札
法人企業景気予測調査(1~3 月期)
機械受注統計(1 月)
設備稼働率(1 月)
第 3 次産業活動指数(1 月)
日銀金融政策決定会合(14・15 日)
日銀総裁定例記者会見
貿易統計(2 月)
20 年利付国債入札
全産業活動指数(1 月)
消費者物価(2 月全国・3 月都区部)
2 年利付国債入札
商業動態統計(2 月速報)
家計調査(2 月)
労働力調査(2 月)
鉱工業生産(2 月速報)
1
日銀短観(3 月調査)
新車販売台数(3 月)
5 毎月勤労統計(2 月速報)
8 国際収支(2 月速報)
景気ウォッチャー調査(3 月)
13 マネーストック(3 月速報)
企業物価指数(3 月)
20 貿易統計(3 月)
28 日銀金融政策決定会合(27・28 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
2
12
13
16
新車販売台数(4 月)
景気ウォッチャー調査(4 月)
マネーストック(4 月速報)
企業物価指数(4 月)
製造業ISM指数(2 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
非製造業ISM指数(2 月)
労働生産性(10~11 月期改訂)
貿易収支(1 月)
雇用統計(2 月)
米 3 年国債入札
米 10 年国債入札
連邦財政収支(2 月)
米 30 年国債入札
小売売上高(2 月)
PPI(2 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月)
FOMC(15・16 日)
鉱工業生産・設備稼働率(2 月)
住宅着工・許可件数(2 月)
CPI(2 月)
経常収支(10~12 月期)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月)
景気先行指数(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報)
中古住宅販売件数(2 月)
新築住宅販売件数(2 月)
耐久財受注(2 月)
企業収益(10~12 月期)
GDP(10~12 月期確定)
個人所得・消費支出(2 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・1 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(3 月)
米 2 年国債入札
米 5 年国債入札
米 7 年国債入札
シカゴPMI指数(3 月)
1
2
4
製造業ISM指数(4 月)
貿易収支(3 月)
非製造業ISM指数(4 月)
労働生産性(1~3 月期暫定)
雇用統計(4 月)
連邦財政収支(4 月)
小売売上高(4 月)
PPI(4 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(4 月)
住宅着工・許可件数(4 月)
CPI(4 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月)
景気先行指数(4 月)
中古住宅販売件数(4 月)
新築住宅販売件数(4 月)
耐久財受注(4 月)
GDP(1~3 月期暫定)
個人所得・消費支出(4 月)
企業収益(1~3 月期暫定)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・3 月)
シカゴPMI指数(5 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月)
欧 州 10 ECB政策理事会
17 英中銀金融政策委員会(16・17 日)
5
12
13
14
15
19
20
21
25
26
27
28
29
雇用統計(3 月)
製造業ISM指数(3 月)
貿易収支(2 月)
非製造業ISM指数(3 月)
連邦財政収支(3 月)
米 3 年国債入札
小売売上高(3 月)
PPI(3 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
米 10 年国債入札
CPI(3 月)
米 30 年国債入札
鉱工業生産・設備稼働率(3 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月速報)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(4 月)
住宅着工・許可件数(3 月)
中古住宅販売件数(3 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(4 月)
景気先行指数(3 月)
新築住宅販売件数(3 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・2 月)
耐久財受注(3 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(4 月)
米 2 年国債入札
FOMC(26・27 日)
米 5 年国債入札
GDP(1~3 月期速報)
米 7 年国債入札
個人所得・消費支出(3 月)
雇用コスト指数(1~3 月期)
シカゴPMI指数(4 月)
14 英中銀金融政策委員会(13・14 日)
21 ECB政策理事会
6
11
13
16
17
19
20
24
26
27
31
12 英中銀金融政策委員会(11・12 日)
*印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕
15
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
今週の金融市場の動き
[海外金利]
1/7
1/8
0.61685
0.62110
0.62210
0.62360
0.62200
0.62110
0.00000
99.315
99.300
99.305
99.300
99.305
99.320
0.020
米国債(10年、%)
2.146
2.116
2.175
2.103
2.093
2.087
▲ 0.028
スワップ金利(10年、%)
2.044
1.983
2.022
1.956
1.944
1.931
▲ 0.052
独国債(10年、%)
0.539
0.514
0.541
0.533
0.567
0.574
0.060
英国債(10年、%)
1.803
1.770
1.777
1.747
1.741
1.731
▲ 0.039
ドルLIBOR 3M(%)
ユーロドル金先(Mar16)
1/11
1/12
1/13
1/14
1/15
前週末比
[内外株式]
1/7
ダウ平均(㌦)
S&P500指数
NASDAQ総合指数
日経平均(円)
TOPIX(Pt.)
1/8
1/11
1/12
1/13
1/14
1/15
前週末比
16,514.10
16,346.45
16,398.57
16,516.22
16,151.41
16,379.05
32.60
1,943.09
1,922.03
1,923.67
1,938.68
1,890.28
1,921.84
▲ 0.19
4,637.99
4,689.43
4,643.63
17,767.34
17,697.96
1,457.94
1,447.32
休場
4,685.92
4,526.06
4,615.00
17,218.96
17,715.63
17,240.95
17,147.11
▲ 550.85
▲ 28.63
1,401.95
1,442.09
1,406.55
1,399.56
▲ 47.76
出来高(百万株)
2,374.87
2,591.24
2,635.16
2,139.10
2,600.02
2,448.75
▲ 142.49
売買代金(億円)
28,338.37
32,017.86
29,731.91
24,961.38
28,562.74
24,905.88
▲ 7,111.98
2,598.13
2,594.50
2,517.20
2,560.50
2,512.80
2,495.57
▲ 98.93
1/7
1/8
1/12
1/13
1/14
1/15
日経JASDAQ平均(円)
[円金利]
TIBOR 3カ月(%)
1/11
前週末比
0.16900
0.16900
0.16900
0.16900
0.16900
0.16900
0.00000
ユーロ円金先(Mar16)
99.845
99.840
99.840
99.845
99.845
99.845
0.005
新発国債(10年、%)
0.240
0.230
0.220
0.205
0.230
0.220
▲ 0.010
長国先物(Mar16)
149.23
149.33
149.38
149.50
149.38
149.50
0.170
スワップ金利(5年、%)
0.159
0.156
0.150
0.148
0.154
0.141
▲ 0.015
休場
[為替]
1/7
1/8
1/11
1/12
1/13
1/14
1/15
前週末比
円/$
117.67
117.26
117.76
117.65
117.68
118.06
117.89
0.63
$/EUR
1.0932
1.0922
1.0859
1.0858
1.0877
1.0865
1.0877
▲ 0.0045
円/EUR
128.62
128.12
127.87
127.74
128.00
128.27
128.22
0.10
(注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。
東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。
米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。
日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。
TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。
新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。
金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。
独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。
為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg)
。
16
金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)
最新リポート一覧
<みずほインサイト>
2016 年 1 月 15 日 危機感を強める日銀~早ければ 1 月会合で追加緩和の可能性~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/mk160115.pdf
2016 年 1 月 14 日 ASEAN シフトを進める台湾~地場や日系との連携も視野に対中依存是正を目指す~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as160114.pdf
2016 年 1 月 13 日 資源価格下落にもかかわらず増加するオーストラリアの雇用
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as160113.pdff
2016 年 1 月 12 日 補正予算は成長率を 0.3%押し上げ~配分方法に課題が残る低年金生活者への給付~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp160112.pdf
<内外経済見通し>
2015 年 12 月 8 日 2015・16 年度 内外経済見通し(2015 年 7~9 月期 GDP2 次速報後改訂)
~日本の 7~9 月期 GDP プラス転化で、見通しを小幅上方修正~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_151208.pdf
2015 年 11 月 17 日 2015・16 年度 内外経済見通し
~世界経済は緩慢な回復、新興国の下振れリスクに警戒~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_151117.pdf
2015 年 7 月 24 日 内外経済の中期見通し~長期展望も視野に、2020 年までの世界経済の行方~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150724.pdf
執筆担当者
・市場調査部
武内浩二
野口雄裕
井上 淳
有田賢太郎
大塚理恵子
03-3591-1244
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1419
03-3591-1420
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・欧米調査部
小野 亮
吉田健一郎
松本 惇
風間春香
03-3591-1219
03-3591-1265
03-3591-1199
03-3591-1418
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・経済調査部
多田出健太
松浦大将
川口 亮
03-3591-1283
03-3591-1435
03-3591-1243
[email protected]
[email protected]
[email protected]
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発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部
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金融市場ウィークリー(2016 年 1 月 15 日号)