Neue Fahne Journal - 人事・組織コンサルティングの株式会社ノイエ

No.116
2015.12.21
ノイエ・ファーネジャーナル
Neue FahneJournal
[発行元]株式会社ノイエ・ファーネ
〒101-0043 東京都千代田区神田多町2-7-3
三好ビル
℡.03-5297-1866
http://www.n-fahne.jp
ご挨拶
2015年も10日余りとなりました。今年1年みなさまから頂戴した『ノイエ・ファーネジャーナル』へのご感想、ご意見に御礼
申し上げます。
『ノイエ・ファーネジャーナル』No.116(2015.12.21日号)が年内の最後となります。今号は例年のことながら2015年1月から
12月まで発行したタイトルと寄稿者の一覧を掲載しました。バックナンバーをご希望の方はご遠慮なくお申し付けください。
昨年のご挨拶では“日本の人事・組織ならびに労務マネジメントは大きな「過渡期」に差し掛かっている”と記しました。
2015年の改正派遣法の施行や成立が見送られた労働基準法改正案をはじめとするさまざまな労働法令改正の動きは、正に戦
後日本の雇用制度改革や変更の大きな流れの証左となったと思います。2016年は恐らく労働基準法改正案も再上程され日本の
雇用制度改革の大きな転換点となると思います。
とりわけ“労働時間規制の改革”という趨勢では、就労現場に人事・労務管理視点でのマネジメントの強化が求められるこ
とになります。2016年以降も予測される労働法令の改正は、現場マネジメントに対して、残業規制を含めた労働時間管理の強
化や個々の従業員への「安全配慮義務遵守」を厳しく求めてくることになると思われます。当然のことながらこの流れに呼応
する安全配慮義務違反を理由にした労働訴訟の拡大も大いに予見できます。
これはここ数年の過労死訴訟の判例や和解勧告などからもあきらかです。従来から慣れ親しんできた労使関係や雇用システ
ムの概念に留まり、旧態依然したマネジメントスタイルを踏襲しているならば、現場でのガバナンス機能を確保していくこと
はできなくなるでしょう。
『ノイエ・ファーネジャーナル』は、2016年も引き続き“採用(入口)から、育成・教育、配置、評価、そして雇用調整(出口)”
という一連の過程で様々に発生してくる課題について、今までにも増して寄稿者相互の業務・活動領域を横断する「情報発信」
の機能を果していきたいと考えています。また、マネジメント課題である一人ひとりの「仕事のやり方」や「働き方」、そし
て健全な人と組織の関係づくりの「流儀」を思考していきたいと考えています。
何卒今後とも『ノイエ・ファーネジャーナル』へのご支援、ご愛顧をお願いしてご挨拶にかえさせて頂きます。
株式会社ノイエ・ファーネ
代表取締役 本間 次郎
『ノイエ・ファーネジャーナル』2015年1月(No95.)~2015年12月(No.116)のバックナンバー
2015年『Neue Fahne Journal』掲載一覧
No.95
No.97
No.100
企業が行う人材育成課題とは
広い意味でのリスク管理
最近の雇用環境における法改正の
方向性を読み解く-その1-
若手・新人の育成は現場マネジメン
トの重要課題
― 人材育成への投資は企業価値を創造
― 企業に不可避な最近の労働法制の改
― 既存社員の就労意識と姿勢の確立が
する必要なコスト ―
正の流れ ―
育成の試金石 ―
株式会社ノイエ・ファーネ
ポート社会保険労務士法人
株式会社ノイエ・ファーネ
代表取締役
本間 次郎(ほんま
岡安
代表取締役
本間 次郎(ほんま
邦彦(おかやす
くにひこ)
じろう)
じろう)
No.98
No.96
事務所移転のご案内
No.101
自社の管理職層に“OJT”を正しく
機能させる自覚と責任を持ってもらう
No.99
学生の就職活動に“焦り”と
“余裕”が混在
― OJTをしっかり展開できる管理職
がいなければ人材育成は滞る ―
最近の雇用環境における法改正の
方向性を読み解く-その2-
― 採用活動“後ろ倒し”から見えてく
る就職活動の実態 ―
株式会社ノイエ・ファーネ
― 正規社員と非正規社員の区別が意味
産業能率大学兼任講師(キャリア支援
代表取締役
本間 次郎(ほんま
をなさなくなる時代 ―
ポート社会保険労務士法人
特講)
キャリアコミュニケーションズ代表
岡安
森
じろう)
邦彦(おかやす くにひこ)
- 1 -
一美(もり
かずみ)
No.102
No.108
2016年新卒採用戦線の
現状について
労働法令の改正を見据えたマネジメ
ントスタイルの確立
― これまで以上に内定者への「ディフェ
― 管理職に必要な“事大主義”と“前
ンス」が必要課題となる ―
株式会社ズーム
例踏襲”からの脱皮 ―
株式会社ワーク
株式会社ノイエ・ファーネ
代表取締役
長尾 小百合(ながお
代表取締役
本間 次郎(ほんま
さゆり)
じろう)
代表取締役
國谷
裕行(くにや
ひろゆき)
No.114
学生の就職活動指導を通して
改めて思うこと
― 強かさと不安が同居する学生の状況
と採用活動の転換の必要性 ―
キャリア・アドバイザー
No.103
No.109
安全配慮義務の徹底が経営の安定
と安心して働く職場の基本
“自分自身のマネジメント”とは現状
を否定する勇気と動機づけ
― 現場管理者への日常的な啓蒙・啓発
―“仕事に対する確信、自らを統制す
No.115
活動が事故防止の要 ―
株式会社ゲット総合企画
る信念、要請に真摯に応える自信―
株式会社ノイエ・ファーネ
個人の育成においても通用するブラ
ンディングのセオリー
代表取締役
松本 弘史(まつもと
代表取締役
本間 次郎(ほんま
― 独自の強みの明確化+そのわかりや
すい翻訳 ―
ひろし)
じろう)
安藝
昌信(あき
まさのぶ)
株式会社 クリエイティブ・ユニティ
コミュニケーションデザイン
No.104
No.110
転職市場が活性化している実情と企
業の人材確保課題
就職活動の“後ろ倒し”により現場で
起こっていること
― 求人媒体の現場から読み解く今日の
求人・求職事情 ―
株式会社廣済堂
― 本当に問われるべきは一人ひとりの
“就労観”の確立 ―
産業能率大学兼任講師(キャリア支援
ヒューマンコミュニケーション事業部
人材ビジネス本部 HR営業部人材ソ
特講)
キャリアコミュニケーションズ代表
リューション営業二課課長
市場谷 圭司(いちばや けいじ)
森
河井
良治(かわい
りょうじ)
No.116
2015年バックナンバー
ご寄稿頂いたみなさまに感謝申し上げます。
一美(もり
かずみ)
2015年開催のミニ・フォーラム
および公開ワークショップ
No.111
No.105
自社の現状分析に連動した人材採
用と採用手法の選択
ストレスチェック制度の導入を
有効に機能させる
― 人材紹介会社の視点から企業の採用
― 制度の導入は教育と一体化すること
で意味を持つ ―
活動の課題を探る ―
株式会社キーカンパニー
メンタルヘルス倶楽部・事務局
カウンセラー・心理療法家
人材紹介事業部部長
大町 闘(おおまち たかし)
岡本
英二(おかもと
えいじ)
主役は常に自分であり、成長に責任
を負うのも自分自身
株式会社ノイエ・ファーネ
代表取締役
本間 次郎(ほんま
じろう)
現場での実践を通し意思決定を
体験させ次世代リーダを育成する
―“VUCAワールド”時代の若手リー
ダ育成の在り方を探る ―
株式会社ズーム
代表取締役
國谷
― 12月1日からストレスチェックの
実施等が事業者の義務となる ―
株式会社ドリームホップ
執行役員ソリューション事業部長
椋野 俊之氏
ベーションとファシリテーション
・ファシリテーター
JICAシニア海外ボランティア
ボツワナ駐在
伊藤 衡氏
■12月15日:ミニ・フォーラム
裕行(くにや
ひろゆき)
No.107
ストレスチェック制度を
上手に導入する!
・問題提起
株式会社ドリームホップ
■11月18日:ワークショップ
仕事を通じた学び(成長)へのモチ
No.112
No.106
■10月14日:ミニ・フォーラム
負担にならない「ストレスチェック
システム」の導入と有効活用
フィリピンでの労務管理経験を語る
日本での労務管理の普遍性と
No.113
現地慣習との狭間で見えたもの
次世代の若手リーダ育成を可能に
するOJTとOff-JTの有機的な融合
・問題提起
株式会社ココロラボ
― モデル(例)を基にリーダ育成のた
代表取締役
めの具体策を考える ―
- 2 -
野田
浩平氏
『 Act 』(アクト)
これからの働き方、仕事の仕方、ものの見方を検証し、「仕事の進め方」の指針となる
社員育成のための冊子シリーズ『 Act 』(アクト)。 「vol.1」
「vol.2」
「vol.3」
社内での新入社員、若手社員研修用テキストとして
ご好評を頂いています。
是非ご活用ください
vol. 1 『常に忘れてはならない仕事の進め方』
vol. 2 『反復して身につける会社での仕事常識』
vol. 3 『“学びの姿勢”を貪欲に貫く』
ノイエ・ファーネ叢書
■ノイエ・ファーネ叢書No.1 社員を「育てたい」が「育ってくれない」こんな悪循環を断つ
第1章
第2章
「人材が育たない」という不満の原点を探る
組織的マネジメント力強化が社員の内発的な動機づけを促す
第3章
資 料
健全な協働する組織体を求めて
人事・マネジメント基礎用語
■ノイエ・ファーネ叢書No.2 経営者が抱く人材教育・育成への“思い込み”と“誤解”を解く
[第一部
組織行動から見た人材教育・育成]
第1章
第2章
OJT(現場指導)の実情を振り返る
OJTとOff-JT(教育研修)との協調
第3章
人材育成の推進者に求められるもの
著/國谷
裕行
[第二部 人的資源管理から見た人材教育・育成]
著/本間
第1章 「日本的雇用」という幻影と組織ぶら下がり思考
第2章
第3章
次郎
「ぶら下がり思考」の再生産を断ち切る
従業員が経営者意識を涵養する組織づくり
■ノイエ・ファーネ叢書No.3 「出口」を意識した人事労務
第1章
人を雇うために必要な、制度の知識
第2章
第3章
トラブルの起きない雇用条件の決定
著/岡安 邦彦
雇用調整は人事マネジメントで避けられない課題
著/本間
著/岡安
邦彦
次郎
社内研修・コンサルティングのご提案
「最近、"困った人"を何とかしたい…」との相談事が多くなってきています。
そこで、個別ヒアリングを基にして、自社の"困った人"の矯正に向け、教育
指導などの面で企業が施す必要がある課題を見極め、さらには"困った人"へ
の具体的な対処計画の策定などのご支援をします。
[連絡先]ノイエ・ファーネ/本間
- 3 -
日本の雇用システムは労働法令の改正を含めて大きな転換点を迎えています。この雇用システムの転換は、企業に
おいてリスク管理視点からの労務管理の重要性が増してきます。また、人事マネジメントの在り方に大きな影響を
及ぼしてくることは必定です。そこで、企業において人事・労務を担当する方々はもとより、現場でマネジメント
に携わっている方々や広くヒューマンビジネスに携わる人びとによる不定期な集いを通して、忌憚のない本音の討
議や意見交換を行う“場”=サロンとして、“ミニ・フォーラム”を再開し今後の人事マネジメントの帰趨を考え
て行きたいと思います。
人事マネジメント課題は現場において採用(入口)から出口(雇用調整)までのあらゆる過程で発生するものです。こ
のため相互の経験や実例を踏まえたうえで広角的な課題の見極めや課題解決に向けた道筋の模索が有益になると考
えます。“ミニ・フォーラム”は各回とも問題提起に基づいて参加者相互が討議や意見交換の中で見地を高めあい、
職場におけるマネジメントの新たな方向性や労務管理の視点を探求していく端緒になると考えています。
第16回
ミニ・フォーラム
多様化した雇用形態による
企業の人事・労務課題を直視する
最近、過重労働にともなう過労死やハラスメントに関連した訴訟や和解のニュースも頻繁に報道されるようになっ
てきました。本来であれば雇用に関する問題は、職場の労使間での健全で常識的対応で処理されるべきものです。と
ころが、企業と従業員の双方に無理解や身勝手な振る舞いが存在するならば、事態が思わぬ方向に向かってしまうこ
ともあるものです。特に労働組合の組織率低下により労働組合の役割や機能を知らない企業や従業員が増加してきま
した。このため、企業は過度に組合や個人加盟のユニオンを恐れる傾向もあります。一方で自らの就労姿勢を顧みる
ことなく“ユニオンに駆け込みさえすれば何とかなる”と誤解する者の存在や風潮も目立ってきました。
そこで、今回のミニ・フォーラムでは現役のユニオン関係者を招き、率直な意見交換を通して、今日多様化する雇
用形態によって顕在化してきた企業と働く者の双方が負うべき解決課題などについて考えてみたいと思います。
◎問題提起: 労働組合(ユニオン)の立場から見た
雇用トラブル発生の要因
連帯ユニオン
元支部執行委員長
中塚 大介
■最近の雇用トラブルの特長から見えてくる現場状況
■ユニオンが困ってしまう企業の稚拙な対応と過度な警戒心
■ユニオンも対応に苦慮する従業員からのトンチンカンな
プロフィール
1966年3月7日生まれ。1993年、全日本建設運輸連帯労働組合に加
入。トラック職場で組合結成。以降、支部執行委員等を経て、20
06年から2015年10月まで支部執行委員長。2002年~2013年まで専
従役員として建設やセメント生コンのトラック運転手の職場での
組織化や労働相談を担当。
労働相談の存在
[日 時]
[参加費]
[会 場]
1月28日(木)
2,000円
17:30~20:00(受付開始17:20~)
※当日会場で承ります。
ちよだプラットフォームスクウェア
(本館B1 ミーティングルーム002)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21
竹橋駅(東西線) 3b KKRホテル東京玄関前出口より徒歩2分
神保町駅(三田線・新宿線・半蔵門線) A9出口より徒歩7分
[申込欄]
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会 社 名
参加者名(ふりがな)
住
所
TEL.
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[ご要望]
[主催/お問合せ先]㈱ノイエ・ファーネ
〒101-0046
東京都千代田区神田多町2-7-3
℡03-5297-1866
FAX.03-5297-1880 http://www.n-fahne.jp
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