仕様書 - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

「『電子ドキュメントデリバリーサービス』導入」仕様書
1.目的
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、「機構」という。)では、医療分野の研究
開発及びその環境の整備並びにそれらの助成等を目的・業務としている。
業務推進にあたり必要な学術文献を効率的に入手することを目的として、電子ドキュメントデリバリ
ーサービスの導入を行うものである。
2.契約期間
平成28年2月1日 ~ 平成29年3月31日
3.履行、納入場所
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
(1) 本部
東京都千代田区大手町1丁目7番1号
(2) 創薬支援統括本部(東日本) 東京都中央区日本橋室町1丁目5番5号
(3) 創薬支援統括本部(西日本) 大阪府大阪市北区大深町3番1号
4.購入内容
(1) 対象文献
・文献リスト(別添エクセルファイル参照)を含む海外主要誌の文献を入手できること。
・科学・技術・医学分野の対象文献の約80%は、数分から24時間以内に納品できること。
・対象文献は、書誌事項を指定して、注文できること。
・対象文献は全て、適正に著作権処理がなされていること。
・対象文献は、閲覧・印刷・保存が可能であること。
(2) 認証
・サービスの利用に際し、機構の利用者を認証し、他者の接続を排除する機能を有し、利
用明細に利用者情報が反映されること。
(3) 注文
・利用者自身が、24時間いつでも注文・利用できること。
・Web of Science、Scopus、SciFinder、等商用データベース及びGoogle Scholar、
PubMed等無料データベースの検索結果から自動的に書誌事項を読み込んで、注文が
できること。
・雑誌名や著者名を予め指定し、関連する新着文献をEmailで知らせ、当該メールから簡
単に文献が注文できること。
・基本的に、注文前に料金と納期の目安が確認できること。
・文献の用途を選択することで、適切な著作権処理がなされること。
(4) 利用
・メールでダウンロードURLを連絡し、PDFファイルをダウンロードして利用する方式であること。
・Internet Explorer及びFirefoxのウェブブラウザに対応していること。
・機構が契約している電子ジャーナル情報を登録することにより、当該文献は無料で即時閲
覧できること。
・オープンアクセスジャーナル等にナビゲートできること。
・ヘルプデスク等、円滑なサービス利用をサポートする体制があり、平日の9:00~17:30(昼
休み・土・日・祝日・年末年始を除く)は、受付が可能なこと。
(5) 管理
・管理者は、全体の利用状況(利用者、利用日時、注文内容、料金等)を確認できること。
・注文1件あたりの上限金額を設定し、その金額を超える注文の場合は、管理者の承認が
必要となること。
・累積利用額の上限金額を設定できることとし、機構内の管理者が常時利用状況を確認
せずとも、利用者がその金額を超える注文が実行されないように、未然に防げること。
・機構が契約している電子ジャーナル情報を登録する作業等、サービスを利用するために必
要な機構の作業が軽微であるか、適切なサポートが受けられること。
(6) 著作権処理
「JACデジタル著作権利用許諾契約」
(一般社団法人学術著作権協会、RightsDirect Japan株式会社)
上記包括許諾契約を有効活用するための以下の支援機能を有すること。
・一度注文した文献については、二回目以降の注文からは、機構内での利用を目的として
機構内(契約対象範囲)の誰が注文しても無料で閲覧できること。
・DRM処理(Digital Rights Management)によるPDFファイル閲覧制限)が解除され、
機能的な制限なくファイルのままでの保存・閲覧ができること。
・注文文献がCCC管理著作物※か否かを自動的に識別し、適切に著作権処理を実行で
きること。
・購入した「文献PDF」を機構内メンバーと共有できること。
※Copyright Clearance Center, Inc. が著作権を管理する著作物。
(7) 情報セキュリティ管理
・注文画面、管理画面等の操作に当たっては、SSL通信を用いること。
・ISO27001に準拠した管理、又は同等の情報セキュリティ管理を実施していること。
同等の情報セキュリティ管理を実施しているとは、情報セキュリティ方針、情報セキュリティ
管理体制が制定され、リスクアセスメント、リスクアセスメントに基づく管理策、内部監査、
教育が実施されていることを言い、かつ、その内容を機構に対して説明できること。
(8) 個人情報保護
・プライバシーマークの使用許諾を受けていること。又は、同等の個人情報管理を行っている
こと。
5.その他
・ドル建ての文献代は、当該文献を発注した時の合理的なルールに基づく為替レートによる円換算
額とする。
・障害等により利用が中断した場合は、速やかにその回復に最善の措置を講ずるものとする。
・本仕様書に記載のない事項又は不明な事項がある場合は、発注者と協議の上、その指示に従うも
のとする。