PRESS RELEASE 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 TEL 075-957-2364 平成27年11月19日 ― 民藝運動の胎動を育み躍進を支えた男、山本爲三郎。 「三國荘」は、民藝の人々がその理想を追いもとめた奇跡の空間だった― 「山本爲三郎没後50年 三國荘展」 アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡、館長 竹田義信)は、2015年12月22日(火) から2016年3月13日(日)まで、展覧会「山本爲三郎没後50年 三國荘展」を開催いたします。本展覧会 では、アサヒビール初代社長・山本爲三郎(ためさぶろう)(1893-1966)没後50年を記念し、生前山本が あかし 民藝運動*をあつく支援した証でもある、知られざる「三國荘(みくにそう)」を再考いたします。 民藝運動を先導した柳宗悦(1889-1961)らは、1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会にパビリオ ン「民藝館」を出品し、その思想を初めて住空間として表現しました。館内の家具調度品は全国各地から 蒐集され、河井寬次郎(1890-1966)・濱田庄司(1894-1978)・青田五良(ごろう)(1898-1935)・黒田辰 秋(1904-1982)らの手がけた作品も展示されました。 民藝館は民藝運動の支援者であった山本爲三郎が買いとり、博覧会終了後、大阪の三国の自邸に移 築、「三國荘」とよばれるようになります。ここは山本家の生活の場として用いられると同時に、民藝運動 の関係者も集い、初期民藝運動の拠点として使われました。三國荘は、東京・駒場に日本民藝館のない 当時、民藝運動の象徴となる唯一の場所であり、また、室内装飾に日本、西洋、朝鮮、中国の装飾様式 をみごとに調和させ、急激に近代化の波が押しよせつつあった日本において、新たな生活の規範ともなり ました。 本展では、山本家からアサヒビール大山崎山荘美術館に寄贈され、開館以来当館コレクションの軸で ある陶磁器・調度品をはじめとする、三國荘ゆかりの品々を一挙に公開いたします。 山本爲三郎が支援した、河井寬次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ(1887-1979)をはじめとする民藝 運動ゆかりの作家たちの貴重な初期作品、そしてこれらの作家が山本家のために特別にしつらえた貴重 な作品の数々をご紹介することにより、作家と山本との親交をふり返ります。また、三國荘の前身である、 東京上野に建てられた民藝館についても、残された資料をもとに当時出品された作品の展示を試みます。 さらに本展では、当館山手館内で、三國荘の「応接室」および「主人室」の空間をつくりだします。窓枠や 暖炉など内装の細部に至るまで再現し、山本家がくらし、民藝の人々が語りあった空間がよみがえります。 近年注目が高まる三國荘の全貌に迫るとともに、その歴史的・美的価値を改めて考える展覧会です。 ※会期中展示替えを行います *「民藝」とは1925年、柳宗悦、河井寬次郎、濱田庄司が「民衆的工芸」を縮めてつくった造語。柳らは急速に進む近代 化のなかで、手仕事の復権や美の生活化を訴えた 【 本展に関するお問い合わせ先 】 アサヒビール大山崎山荘美術館 TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126 広報担当 : 芦刈 歩 (あしかり・あゆみ)、 担当学芸員 : 川井 遊木 (かわい・ゆうき) 【 開催要項 】 展 覧 会 名: 山本爲三郎没後50年 三國荘展 会 期 : 2015年12月22日(火)− 2016年3月13日(日) ※会期中展示替えを行います 休 館 : 月曜(ただし、祝日の場合は翌火曜日休館) [年末年始休館] 2015年12月28日(月) − 2016年1月2日(土) 開 館 時 間: 10:00−17:00(最終入館 16:30) 会 場 : アサヒビール大山崎山荘美術館 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩約10分 TEL:075-957-3123(総合案内) http://www.asahibeer-oyamazaki.com 主 催 : アサヒビール大山崎山荘美術館 後 援 : 京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、 読売新聞京都総局、 朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、中日新聞京都支局、エフエム京都 入 館 料: 一般900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料 障害者手帳お持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合 作 品 点 数: 約120点 【 関連イベント 】 1 ■講演会「三國荘、大山崎山荘探訪」 日 時: 2016年2月11日(木・祝) 14:00−15:00 講 師: 渡辺篤史(俳優) 会 場: 当館展示室 参 加 費: 無料 (ただし当館入館料は別途必要) 定 員: 50名、要申込(先着順) 渡辺篤史 茨城県生まれ。 1960年テレビドラマ「にあんちゃん」でデビュー。 以後、テレビの歴史をなぞる如く、数多くのドラマに出演。 特に89年から続く人気長寿番組「渡辺篤史の建もの探訪」 では放送開始時からホスト役を務め、建築への深い造詣を 活かしたレポートぶりには定評がある。 『渡辺篤史のこんな家を建てたい』(講談社)他、著書多数。 2 ■講演会「三國荘と日本民藝館」 日 時: 2016年2月20日(土) 14:00−15:00 講 師: 杉山享司(日本民藝館学芸部長) 会 場: 当館展示室 参 加 費: 無料 (ただし当館入館料は別途必要) 定 員: 50名、要申込(先着順) 3 ■三國荘・大山崎山荘・聴竹居探訪ツアー 日 時: 2016年①1月10日(日) ②1月22日(金) ③2月7日(日) ④2月19日(金) ⑤3月2日(水) 各回13:00-16:00 会 場: 当館(庭園内非公開施設含む) ∼ 徒歩 ∼ 聴竹居 内 容: 本展における三國荘の再現展示、実業家・加賀正太郎の元別荘である大山崎山荘、 建築家・藤井厚二の実験住宅である聴竹居、三つの建物からみるモダンライフを探訪するツアー 参 加 費: 無料、ただし美術館入館料と聴竹居見学料(1000円)は別途必要 定 員: 各回20名、要申込(先着順) 1−3 参加申込 FAXまたは往復はがきで (1)イベント番号・日時 (2)参加者全員分の氏名 以下、代表者のみ (3)住所 (4)電話番号 (5)FAX番号 をご記入のうえ、 「三國荘展 イベント係」まで FAX:075-957-3126 ※申込は1回につき2名様まで ※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着 ※電話・メールによる受付はいたしません ※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします 4 ■ アサヒ ラボ・ガーデン提携企画 レクチャー「民藝の原点・三國荘と山本爲三郎」 ※ 美術館では開催いたしません 日 時: 2016年1月16日(土) 14:00−15:00 講 師: 当館学芸員 会 場: アサヒ ラボ・ガーデン(最寄:JR大阪駅・各線梅田駅) http://www.asahigroup-holdings.com/research/labgarden/ 内 容: 企画展の理解をより深めるためのレクチャー 参 加 費: 無料 定 員: 40名、要申込(抽選) 参加 受付: 2015年12月上旬よりアサヒ ラボ・ガーデンのウェブサイトで受付開始 5 ■ ギャラリートーク 日 時: 本展覧会中の第2、第4土曜日 <2016年3月12日を除く> 14:00−14:30 会 場: 当館展示室 内 容: 当館学芸員による展示の見どころ解説 参 加 費: 無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要 6 ■ クリスマスウィーク スペシャルコンサート 弦楽四重奏(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ) 日 時: 2015年12月23日(水・祝) ①10:30− ②12:30 − ③14:30 − フルート三重奏(フルート×3) 日 時: 2015年12月24日(木) ①10:30 − ②12:30 − ③14:30 − ソプラノ&クラシックギター 日 時: 2015年12月25日(金) 会 内 参 加 協 ①10:30 − ②12:30 − ③14:30 − 場: 当館本館 容: 京都市立芸術大学音楽学部の学生を中心とするコンサート(各回約25分) 費: 無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要 力: 京都芸大キャリアデザインセンター 7 ■ ニューイヤー オルゴールモーニング 日 時: 2016年1月3日(日)−9日(土) <1月4日(月)をのぞく> 11:00−11:20 会 場: 当館本館2階 内 容: ポリフォン・ムジクヴェルケ社(ドイツ)社製オルゴール「ミカド」の演奏会 オルゴールのディスク交換実演や解説も行います 参 加 費: 無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要 オルゴール「ミカド」 【 企画展 「山本爲三郎没後50年 三國荘展」 プレス用提供画像 】 2 1 三國荘 外観 3 黒田辰秋 《黒朱漆電灯笠(くろしゅうるしでんとうかさ)》 木、漆塗 48.4×55.9(h) 当館蔵 三國荘 応接室 4 河井寬次郎 《スリップウェア線文鉢》 1930年頃 陶器 21×6(h) 当館蔵 当館では、広報を目的とする場合に限り、作品画像データと読者プレゼント用招待券をご提供 しております。 ご希望の方は、下記用紙に必要事項をご記入のうえ、ファックスでお申し込み ください。申請内容を確認後、広報担当者よりご連絡いたします ※広報を目的とする場合に限り、ご提供いたします。個人のウェブ掲載や鑑賞等にはご利用できません ※画像データおよび招待券は、申請時の目的以外には使用しないでください ※掲載前に情報の確認をいたしますので、原稿もしくは校正の段階で当館広報宛にお送りください ※後日掲載紙・誌、録画メディアを2部当館広報宛にお送りください ※画像の使用にあたっては、担当者から送信いたします確認メールの注意事項を遵守してくださいますよう お願いします FAX:075−957−3126 アサヒビール大山崎山荘美術館 「山本爲三郎没後50年 三國荘展」 担当者 行き 作品画像データ 希望作品 (〇印) ※前頁の 画像を参照 および 読者プレゼント用招待券申込書 1. 三國荘 外観 2. 三國荘 応接室 3. 黒田辰秋 《黒朱漆電灯笠》 4. 河井寬次郎 《スリップウェア線文鉢》 申込日 年 月 日 媒体名 ※ウェブサイトの場合はURLも併記 貴社名 ご芳名 ご住所 〒 お電話番号 発行部数 発行予定日 読者用招待券 希望枚数 FAX番号 ※ウェブサイトの場合は月間平均PV数 メールアドレス 年 月 日 組 名様分(※5組10名様分まで)
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