「学校給食だより」79号 - 鹿児島県学校給食会

0
学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
第 79号
平成
ゆ C専 ど 咤∩ 幸 しい 備 含
27年 1月 1日
編集 。
発行
公益財団法人
鹿児.島 県学 校給食 会
鹿 児島県始 良市脇元
1066番 地 の 1
TEL 0995-67-36呵
1
FAX 0995-67-3615
httpツ
第
/www kagoshima― sI可 p
34回
。新年のごあいさつ (鹿 児島県教育委員会 教育長)… 2
・平成26年 度「文部科学大臣」表彰について
。給食のひろば……………………………………………………… 3
。食育活動の取り組み………………………………… 4
・笑顔のレンピ∼自慢献立 。人気献立∼
「きびなごのアング レーズ」
・ 学校給食用米穀を通 じた生産者 と
児童生徒の橋渡 しを念頭 に Ⅲ…………………………………・
・ 株式会社 津田商店工場見学に参加 して
5
理事長 大 平 和 男
・ 食品検査室 コーナー ……… ……………………………Ⅲll
・ 平成26年 度「学校給食用調理技術講習会」の ご案内
・ 12
・ 九州地区共通選定品 (平 成26年 度3学 期分)の ご紹介 …
・ ようこそ 学校給食会へ 。編集後記
公 益 財 団法 人
鹿 児 島 県学 校 給 食 会
。学校給食用パン品質審査会………………………… 6
・食のふるさと探検隊………………………………… 7
・親子お魚教室
・学校給食に関する研修講座………………………… 8
・学校給食用物資展示会………………………………… 10
・第 1回 学校給食情報交換会
新年 のこ挨拶
もくじ
INDEX
穏やかな新年をお迎え のこととお慶び申し上げます。旧年中 は格別
のご厚情を賜り、心から御礼申し上げ ます。桜島を染め て昇る初 日を
浴び て、学校 給食会 も力 強 く公益 四年 目 に踏 み出 した と ころ です 。
今年 の干支 は羊 。 ﹁
説文 解字﹄ に拠 れば ﹁
羊 は祥 な り ﹂。羊 は古祥
と 同 一で、今年 は誠 にめ でた い年 です 。 子羊 は 母 の乳 を飲 む時 必 す
脆 い て飲 む と か 。生 産 者 の皆 様 と共 に安 心 安全 な食 材 を お 届 け し 、
真 心込め て調理さ れた 一尻 一品を 、感謝 の心を も って0 す る こと で
子ど も たちが 大 き く成 長 し てゆ く 。 そ れが 私 ど も のめざ す 姿 です 。
教育 の根底 を支 え る学校 給食 、 そ の確 か な 一翼を皆様 と共 に担 い続
け る べく、職 員 一同さ らに精 進努 力 し てま いる所存 です 。
皆様方 の この 一年 の こ繁栄 をお祈 り申 し上げ 、併 せ て倍 旧 の こ愛
顧を お願 いし て、新年 の こ挨拶とさ せ ていただき ます 。
、
あいらだ
るさと令±L
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学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
new year1 2015
新年 の ごあ い さつ
鹿児島県教育委員会
教育長 六反
省―
明けましておめでとうこざいます。
皆様方に│よ 、お健やかに新年 をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。また、日ころから本県
学校給食の充実に御尽力いただき心から感謝申し上げます。
さて、近年、不規則な食事や栄養 のlΓ円りが原因と言われる生活習慣病を │よ じめ、肥満など0に 起因
する健康課題が指摘されております。また、昨年十
よ、使用期限が切れた食材が使われるなど、輸入食
品の不適切な製造管理が大きく報道され、食の安全、安心を揺るがす事態も発生 してお り、学校給Q
に│よ 、健康面や安全 ・安心への格段の配慮が求められていると考えています。
このような中、本県におきまして │よ 、生産者や関係機関等の御協力をいただきながら、地元食材を
積極的に活用 し、安全 ・安心な食事の提供 │よ もとより、児童生徒に本物の旬の味を体験させ、「郷土の
歴史や文化の理解」、「食文化の継承」といつた食育の推進に努めているところです。
中でも、毎年 1月 に実施 している 「鹿児島をまること味わう学校給食」 │よ 、県下全ての学校 にお
いて、「県内産だけのα材を取 り入れた学校給食の日」や 「生産者との交流給e」 など、学校 ・家庭 ・
地域等が一体となつた取組が行われており、児童生徒にと つて、地域の特産物への理解を深め、食に
関わる人々や0材 を通 した命への感謝の心を│よ ぐくむ絶好の機会となつています。
lま して │よ 、このような本県学校給食の意義 オ
県学校給0会 におかイ
ご踏まえながら、安全で良質、低
廉な物資を県内各地に供給 していただいており、併せて、栄養教諭や調理員を対象とした調理技術講
習会や児童生徒を対象とした 「食のふるさと探検隊」など、
様々な取組も行つておられます。今後とも、
本県学校給食の円滑な実施と、食育が充実 しますようお力添えをお願いします。
最後にな りましたが、本年も、各学校給0関 係者の皆様方の一層の御健勝と御活躍を祈念申し上げ、
新年のあいさつといたします。
平成26年 11月 20日 (木 )。 11月 21日 (金 )に 、山□市民会館で開催された、第65固 全国学校給0研
究協議大会の文部科学大臣表彰式において、 鹿児島県から学校給食優良学校に 「鹿児島県立力ll治 木養
護学校」と 「田置市立東市来学校給食 センター」が、学校給食功労者にさつま町立薩摩中学校の市茶
さつき栄養教諭が表彰されま した。なお、団体の部で中種子 日
丁の 「ワイワイ畑給食部会」も表彰され
ま した。
受賞 おめでとうとざいます
!
食功
1鹿 児島県立加治木養護学校
さつま町立薩摩中学校
1日 置市立
栄養教諭 市茶
東市来学校給食センター
さつき
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平成 27年 1月
い、
「食」はすべての活動の
基礎
宇検村立田検小学校
校長 福 田 裕生
`
〕
な心 に し
学力や体力 に しても、情緒の安定や豊ダ
ても、
その源 │よ 「食」である ことに異論 │よ ないで しよ
う。人 │よ 「e」 をす べての 活動の エネルギー に換え
ます。本校で │よ 、奄美大島で昔か ら大切
て生きてしヽ
にされてきた食材 (根 茎 ・菜 つ葉 。青果 ・豆 ・海草 )
オ
ご通 じて児童や保護
ご使 つた0事 の良 さを学校総食 オ
にも貢献
したいと考え、
者 に伝え、延いて │よ その普及
ごリーダー に全校体制で食育の改善 ・充実
栄査教諭 オ
に努めています。
。
給食時間 にな り、係の児童 が弾んだ声で手洗 い
うがいの指示や メニ ューの紹介を始める頃、β欲を
そそ るほのかな香 りが校 内に広 が ります。担任 │よ 、
給食当番 の健康観察を済ませ、自らも マスク ・エ プ
ご先導 して給
ロン ・三 危巾を着用 し、整列 した児童 オ
食室 へ 向かいます。給 Q室 前で │よ 調理員等 への 感謝
の言葉を述 べて 受け取るのが伝統です。pべ つぷ り
のいい本校の児童 │よ 、ますます遊び つぷ りもよくな
り、学び つぷ りもぐんと向上の兆 しです。
「チームワークを力に」
出水市学校給食センター
所長 矢野 浩 一郎
26年 4月 思 いもよ らなしヽ
学校給食セ ンターヘの異
動で した。
0べ ておい
これまで昼食 と言えばおなかい つばしヽ
lば な お OK、 衛 生 =手 洗 い位 の認 識 の私 に、
しけ才
衛生管理第 一の学校給食セ ンター 勤務。果た して大
なが らのスター トで したが、米
丈夫だろうか と思しヽ
養教諭、調理員 さん方の安全で安心な給 eの 提供を
という強い思いを矢Bり これまでの無矢Bを 反省するこ
としき りで した。
限 られた人員と時間内での調理作業、配送、洗浄
等々経験 とチームワー クがなせるその手際の良 さに
改めてスタ ッフに感謝する ところです。
己
女築 し新 しくな つた学 校給食 センター と して 2年
目が終わろうと しています。それぞれの 日々心新た
に、健康で働 けることに喜 びを感 じなが ら、これか
らも安全で安心な給食の提供ができるよう 「チーム
ワークオ
ご力」 に頑張 つていきたいと思います。
「体験を通 して深まる食育J
「給食は、元気の源」
南九州市立中福良小学校
教諭 原田 千鶴子
出水市立米ノ津中学校
給0調 理員 竹原 みゆき
「わた したちがつ くつたお米│よ 、甘くてやさしい味
がしました。
」
ど0し た子 どもの感想で
自分たちで育てた新米 オ
・
す。本校で│よ 、五 六年生が総合的な学習の時間に
「米づくり」の学習を行 つています。五ヶ月間かけて
田植えか ら稲刈 り、足踏み脱穀機や唐箕を用いた脱
穀、そ して精米と白米になるまでの過程を体験 しま
した。子どもたち│よ 実際に関わ つて、ふだん何気な
ごよ
く□にしている0材 ができるまでの手間や苦労オ
り実感することができたようです。
最近で │よ 、給0時 間に 「こぼさすにつぎ分けよう
」な どの言葉が子ど
ね。
」「こ飯つぶが残つているよ。
りま した。
とでてくるようにな
もたちの□から自然
体験 をして矢□る0へ の感謝の気持ちが、子どもたち
の意識の中に生まれつつあることを感 じています。
「いただきます」の言葉をかみ しめながら、今日もお
ます。
じヽしく楽 ししヽ
給食時間を過こしてしヽ
昭和か ら平成 に変わる頃、この仕事 に携わるよう
にな り、0157発 生 か ら、◆ で │よ 給食現場 も大 き く
変わ りま した。工程表、動線 図、タイムスケ ジュー
ごク リア しなが ら給食を作 ら
ル …様々な マ ニ ユアル オ
なければな りません。毎 日が時間との戦 いで、失敗
│よ 許されません。
調理員全員が給食 という作品を仕上 lす る為 に気持
ちを 1つ に して作 ります。まさ しくチームワー クの
賜物が給食 だと思つています。
作る側 がいつも元気で活気 に満ちていた ら、おい
ご提供できる と私 │よ 信 じて、この
しくて安全な給 0オ
仕事 を続 けてきま した。これか らも学 校 におしヽしい
を漂わせ、給 Q室 か ら生徒達、先生方 へ 元気を
匂 しヽ
発信する ことが私のこれまでの …そ して、これか ら
の喜びと誇 りに繋がるものだと確信 しています。
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学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
i
式
・
│よ
「笑顔満点の学校給食をめざして」
'
ヽ、
ネ
伊佐市立学校給食センター
栄養教諭 山下 厚子
伊佐市立学校給食 センター Iよ 、平成23年 に開設 した
センターで │よ 、
衛生的で設備の整 つた給食センターです。
14小 学校、4中 学校、他2施 設へ約2250食 の給食を提供
してしヽ
ます。
「おい しさ満点 !栄 養満点 !笑 顔満点 I」 のキ ャッチ
フ レーズをかか │ず 、33人 の職員でチーム ワー クを大切
においしい給食づくりに取 り組んでいます。
\
センターの食育は、3人 の栄養教諭を中心 にノ
刀担 し、
計画に添 つて授業や交流給食、学校保健委員会等を学校
と連携 しながら行 つてしヽ
ます。
その中の、ある小学校の取 り組みに 「子どもがつくる
お弁当の日」があります。栄養教諭がお弁当につめる量
や栄養パランスについて指導 した後、ます│よ 総食を自ノ
刀`
のお弁当箱に詰める試みを行 しヽ
ます。最終的に子どもた
ち│よ 、自分の力でお弁当を作 り上げ 「お弁当の日」に披
露 します。作 り上げた喜びの笑顔と素敵なお弁当の写真
が届きました。
又、中学3年 生を対象としたバイキング給食で │よ 、メ
ニ ューことに栄養価を示 し、食べた分の記録をとらせ、
の栄養がとれたかをす
実際にどれくらしヽ
巴握させる事後指
導にも取 り組みました。このことで即、実生渚 に活かせ
る内容 とな り、子 どもたちか ら│よ 、「栄養のパランスの
ことを自分で考えて食べる大変さがわか つた」「これか
らの弁当作 りに港か したしヽ
」等の声が返 つてきま した。
◆後 も この よ うな 取 り組 み を通 して、 セ ンター の
キ ャッチフレーズの 「笑顔満点 !」 が広がるように工夫
を重ねながら頑3長 つていきたいと思います。
のシ
箕顔
「きぴなこのアングレーズ」
薩摩川内市立里学校給食センター │よ 、上読島地区の幼稚園 2園 ・小学校 2校 ・中学校 2校
約250名 の子どもたちの笑顔と元気の源となれるような給食づくりに日々がんばつています。
甑島の食の魅力 │よ なんといつても豊富な海の幸です。まわ りを海に囲まれているため黒潮
で育 つた鮮度抜群の魚介類が一年中楽 しめます。また石鯛を│よ じめとする大物狙しヽ
の釣 り場
が数多くあることでも矢[ら れてしヽ
ます。
学校給食で │よ 衛月19日 を食育の日と定め、甑島近海でとれたキ ビナゴやブ リなどを中心に
薩摩川 内市
した献立を取 り入れています。特にキ ビナゴ│よ 一年を とお して脂のの り方や大きさ、子持ち
かどうかなど季節によつて異なる味が味わえます。甑島で│よ キ ビナゴのことを親 しみを込め 里学 校給食 セ ンター
て 「じゃこ」と呼び、新鮮なキ ビナゴを給食でも使用することができます。
栄養教諭
キ ビナゴ│よ 、竜田揚げ ・南蛮漬けなど味をア レンジしますが、中でも人気のあるの十
よ油で
東 留美
揚げたキ ビナゴに甘辛 ソースで味付け し、から煎 リパン粉をア らめた 「アングレーズ」です。
中学校卒業後 「 15の 島立ち」を してしヽく子どもたちに覚えていてほししヽ
ふるさと自f慢 の
食材を使い、新鮮なキ ビナゴを頭からしつぼまで骨こと食べ られるおい しい一品です。
)`
刀\
量 ( 人 分)
0材 料 ノ
「きびなこのアングレーズ」
一
きびなこ
45g
しょうが ……………‥…………… 司s
28g
うすくちしようゆ
小麦粉 …… … … … … …… 司司g
でんぷん
56s
23s
揚げ,由 ……… …… … … …
67s
ウスターソース………………
三温糖
45g
パン粉 …… … …… … ……
33g
●作り方
①きびなこにおろししょうがとしょう
ゆで下味をつける。
②①にでんぶんと小麦粉で衣をつけ油
で揚│ず る。
③調味料を煮立てる。
①パン粉│よ きつね色になるまで乾煎り
する。
⑤②のきびなこに①のタレをからめて
①のパン粉をふりかける。
平 成 27年 1月
学 校 給 食 か ご しま
学校給食用米穀を通じた生産者と児童生徒の橋渡しを念頭に
!
平成 13年 よ り、」A鹿 児島県経済連が学校給食用米穀 を精米 と して
一元的に供給するようにな つて、13年 が経過 しま した。
当初 │よ 、鹿児島県が開発 した品種「か りの舞」で供給を始めま したが、
平成 23年 か ら│よ 「あ
平成 14年 から│よ 「│よ なさつま」へ と切 り替わ り、
つています。
に至
きほなみ」とな り、現在
あき ほなみ │よ 、県民米 と して作付 け拡大 を推進 してお り、平成 25
年産米食 味ラ ンキ ングにおいて、鹿児島県で 初 めて特 Aを 取得 しま し
た。児童生徒 におい しいお米 を供総できて非 常 にうれ しく思います。
さて、本会 の役割 り│よ 、未来 を担 う児童生徒 に安心 ・安全でおい し
い地元鹿児島のお米 を提供 する ことや、生産者 との交流 を通 じて 0育
て 日頃の業務 に取 り組んでしヽ
ます。
活動 に寄与することを念頭 におしヽ
丁藤本集落 の生産者のみなさ
今 までの活動 と して、薩摩川 内市樋脇 日
ん と、鹿児島市 内の児童生徒 と保護者の方々で、田植 えや稲刈 り交流
会 を実施 した り、末吉小学校の児童 と生産者の方々で田植 え交流会を
実施 しま した。その時の、楽 しそうな子供たちの顔が忘れ られません。
また、「お米 (農 産物 )に 感謝」「生産者 に感謝 」「親 に感謝 」「環境
に感謝」を コンセ プ トのも と、学習教材用副読本 と して、お米 に関す
る絵本 「だいすき !こ │よ ん」 を作成 し、鹿児島県 内小学校 (全 児童 を
対象 )に 配布 しま した。その際、鹿児島市立清和小学校 で贈呈式 もさ
せていただきま した。あと、鹿児島市立和 田小学校 で、パケ ツ苗贈呈
個A鹿 児島県経済連提供〉
式の際 │よ 、伊佐市の若手生産 者 に来 て いただき、米 の生 産 において、
苦労すること、楽 しいことなど、児童生徒 に話を しても らいま したが、や │よ り 「おい しい」 と言 つても
たのがとても印象的で した。最後 にな りますが、この 10年
らえることが、一番元気 になると言 つてしヽ
間で、学校総食会の方々の多大なる こ指導 。こ支援 と、関係機 関の方々の こ協力 をいただきなが ら、微
かと思います。今後ますます少子高齢化の
力ですが、生産者 と児童生徒 との橋渡 しができたので │よ なしヽ
「
ー
つていきますが、
│こ
に頑張
ります。
にな
ッ
ト
元気の源
飯」をモ
時代
「株式会社 滓田商店工場見学 に参加 し
(公 財 )鹿 児島県学校給食会
物資課 課長補佐
左月
朕
イ
后三イt
津 田商店 │よ 、本会 にも商 品
を納入 してお り、九州地 区の金 ての学校給食会 が取 り扱
う共通選定品 と しても度 々選 ばれてしヽる商品 を製造す る
企業です。
8月 25日 、岩手県金石市沿岸、大槌町沿岸および津田
商店 旧 工場跡 を視 察 しま した。東北大震災 か ら数年経過
た以上 に復興 自体 も
しま したが、 自分 自身 が想 l象 してしヽ
進んでいない状態で した。今も仮設住宅 が点在 してお り、
津波で倒壊 した建物 がそのまま残 つているところも あ り、
津波の凄さ というものを改めて認識 させ られま した。
翌 日 │よ 、津 田商店 の 新 工場 を見学 しま した。調理冷凍
品や レ トル ト食 品、水産缶詰 な どの製品 を製造 さイlて しヽ
る工場 です。魅力 ある製 品の開発 と販売 に取 り組 んでお
られ、独 自の技術 と製法 によ つて、さまざまな 魚 を栄養
価 た つぶ りに骨までおい しく食 べ られるよう に工夫 され
ていることに、頭のさがる思いで した。
また、製造 ライ ンの 衛生 管理 も徹底 され、放射能 検査
も原料 こと、製 品化後 にも実施 されて お り、安全 ・安心
にも細心の配慮がなされてい志 した。
た くさんの子 どもたち に、おい しく0べ て ほ しいとい
う姿勢が伝わ つた工場見学で した。
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学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
学校 給 食 用 パ ン 品質審 査 会
パン品質審査会審査員 東福製粉株式会社
河野光英
平成 26年 度学校給食用 パン品質審査会が 12月 3日 (水 )に 実施されま した。審査員の
一人として初めて参力Bさ せて頂きま して大変勉強にな りました。
パツ品質審査会 │よ 、学校給食用 パンの品質向上を図るために行われます。審査会の結果を
元に製造関係者の技術向上と学校給食の改善充実に資することを目的としています。当日の
審査会に使用 した コ ッペパンと黒糖 パン│よ 、事前 に県内 31工 場が納めている学校又 │よ 給食
`
センターア
ら平均的な品質のものを 3個 を採取 します。理化学検査用、
〕
外観 (内 相)検 査用、
lた パンを使用 して審査員― 同で評価を行 しヽ
食味評価用に分け、審査会まで冷凍保管さイ
まし
・
・
・
た。理科学検査 │よ 、
水分 塩分 p日 乾物量を事前に測定 し客観的なデータとして使用 します。
虫感を評価 します。食味評
外観検査 │よ 、焼き色 ・形 ・皮質、内相検査 │よ 、すだち ・色相 ・角
│よ
、一切れずつスライス
したパンを
ながら食感と味について意見を出し合います。
価
0べ
例
年実施する ことにより、県内のどの学校でも安定 した品質のパンが提供され、委託力B工 工場
様 のパンの品質向上につながつていくことと思います。寒い時期にな リパンの生地管理等難
しくなると思いますが、今後 ともお子様たちのために美味 しい学校給食 パンの提供の継続を
ます。
期待 してしヽ
0平 成 26年 度学校給食用パン品質審査会審査結果表
(工 場別成績表 )
評
工場名
価
ロ
合
(株 )鹿 児 島 南 州 パ ン
コッペパン
221
(有 )清 月 ベ ー カ リ ー
コッペバン
(株 )大 田 ベ ー カ リ ー
コッペパン
(有 )井
上
バ
ン
コッペパツ
(有 )南
州
製
菓
コッペパン
234
245
254
222
219
20B
240
259
241
(有 )山
田
パ
崎
中
(有 )松
エ
ン
コッペパン
菓
子
舗
黒糖パン
下
パ
ン
コッペ
ヤ
コッペプく
ン
ビ
ス
'(ン
ン
コッペ
会
コッペパン
舗
コッペパツ
ン
コッペパン
菓
コッペパン
(有 )加 治 木 南 州 パ ン
コッペパン
(有 )徳 重 製 菓 と らや
コッペパツ
牧
バ
瀬
洋
(福 )拓
前
田
菓
口
(株 )山
子
岡
肱
パ
製
製
岩
川
南
州
竹
之
下
製
パ
ン
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234
225
246
244
262
225
コッペノ〈
ン
241
コッペパン
川 添 製 菓 パ ン エ 場
黒糖パツ
奄
黒糖パン
220
246
239
228
222
248
249
240
237
屋久島町製パ ンエ場
コッペパツ
24]
喜界町立学校給食センター
黒精パン
265
262
266
260
(有
大
ン
ラ ン ス パ ン
(有 )フ
製
(有 )原
渡
パ
パ
辺
)
菓
北
黒糖パン
舗
コッペパン
ン
コッペパン
斗
コッペパン (米 粉 )
丸
製
パ
ン
コッペパン
星
製
パ
ン
コッベパン
美
製
菓
伊 仙 町立 パ ン加 工 場
コッペパン
徳 之 島 町 立 パ ン加 工 場
コッペバン
パ ンエ 房 ば ん ぽ こ
コッペパン
注
計
(100点 )
'ト
575
587
589
603
589
582
575
589
599
582
582
596
606
589
606
582
584
589
584
5B4
587
596
582
579
589
584
606
584
592
591
596
796
834
857
835
813
1062
883
811
801
953
82]
783
829
858
823
816
821
852
833
868
807
825
809
830
823
815
818
830
828
829
931
943
887
850
917
883
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829
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972
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1013
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983
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989
849
854
857
856
〔
〕
54
877
991
:(1)試 料用パンについて1よ 、学校等か す
白出後随時冷凍保存 し、審査当日に解凍検査を実施 した。
(2)乾 物量と│よ 、原料 冨J原 料の水分を取 り除いた重量のことで、95%以 上が必要となります。
lつ
(コ
ッペパン、食パンのみ)
高評価を得た
ヾンの外観および内相
学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
●
ます。また、学校綸食 に
学校給食会では、食育 の推進 のために下記の事業を行 つてしヽ
ます。
女諭や調理員等 を対象と して、夏期休業中に行 つてしヽ
関する研修講座を栄養孝
平成 26年 7月 23日 (水 )、 「第 8回 食のふるさと探検隊」を昨年度 に引
て矢[lろ う」を目的と して、垂水市漁業協同
き続き 「鹿児島県の水産業につしヽ
ヽ
組合におして、カンパチ養殖漁業の体験活動を実施 しま した。
当日│よ 、県内 35家 族 81人 の参力Bが あり、鹿児島具漁連の営業部販売開発
ての講話で鹿児島県の魚 に
課長 本中野仲 ―さんの鹿児島県の水産業 につしヽ
つしヽ
て学び、その後、養殖カ ンパチの生け養でのえさや りとカンパチの解体 ・
捌き体験をしました。初めて生け貴 の中の魚を見る子どもたち│よ 、その数の多
さに驚き、えさをあげると元気に水 しぶきをあlす るカンパチにとても感動 した
たカンパチのネタを保護者の
様子で した。昼食に│よ カンパチの味0曽 汁と、捌 しヽ
者ににぎ り寿 しにして、とても美味 しそうにほおばつ
方々と子どもたちが一イ
ていました。
本県のカ ンパチ養殖 │よ 全国―という実績があ りなが ら、子どもたちの魚離
ます。今回の 「食のふるさと探検隊」をとお して、子ども
れが懸念されてしヽ
たちが鹿児島県の水産業 に興味 ・関心を持 つとともに、魚を │よ じめとする本
県の産物 に対する理解が深まれば幸 いです。
参加者の
感旧
・◆回の体験で魚がも つと好きにな りま した。
・子 どもにとつて貴重な体験 にな りま した。なかなか体験できないことなのでこのような企画に
もつと参カロしたいです。
参加者の
感題
「親子お魚教室」│よ 、
水産資源の豊富な本県の子どもたちが親子で参加 して、
魚 に直接ふれ、さばき方や調理法を学ぶことで、魚や魚料理 に興味 ・関心を
持たせるとともに、魚好きの子供を育てること、また、家庭で魚料理が増え
ることによ り、日本型食生港を推進 し、健康増進を図ることを目的と して 8
月 22日 (金 )に 開催 しま した。本年度 │よ 、大隅地区の小学校 3年 生以上の
親子 15組 38人 が参加 しま した。
て」の講
当 日│よ 、内之浦漁業協同組合の濱脇さんに 「鹿児島県の魚につしヽ
話を していただいた後 に、ぶ りの解体 シ ョーを見て、親子でさばの三枚おろ
しに挑戦 し、さばを使 つたホイル包み焼きを作 りま した。昼食 │よ 、さつま黒
米 こ│よ ん、豚汁、かますの炭火焼き、ぶ りの刺身、さばのホイル包み焼きで
した。自分で捌いて作 つた魚料理 │よ とてもおしヽしそうで した。
・◆までさばいたことのなかつたサバなどの魚をさばいて、命をいただ く大切さがわか りま した。
・普段 は切 り身や刺身などを食 べ ていて、なかなか魚をおろすということはないので、経験 がで
きてとてもよかつたです。
0
学 校 給 食 か ご しま
平 成 27年 1月
外 の 33社 が 出展 し、251名 の方 々 にこ来 場 しヽた
だきま した。
会場で │よ 、給食物資のさまざまな ことについて、
業者 に質問 している姿がみ られま した。
また、給食会 コーナーでも、ア レルギー対応物
資や県内産物資 に大変興味を持たれ、多くのや り
と りが行われて、学校給食用物資 へ の興味や関心
の高さを感 じま した。
ど少 しでも学校給食 に
今後、展示会 での要望等 オ
ます。
反映できるよう取 り組んでまい りたいと思しヽ
挫型
k旧
守&rf夕 肇ャ
】
耳…
‐
n
本会で │よ 、学校給食の充実 ・発展 に資すること
を 目的と して、学校給食情報交換会を毎年度 2回
実施 しています。
今 回 │よ 、平成 26年 10月 司5日 (水 )に 県 PTA
連合会役員、県学校給食 センター連絡協議会関係
者、県学校栄養士協議会役員 、本会物資委員及 び
本会役 職員 を含 め 46名 で、 」A鹿 児 島県 経済連
食品総合研究所 の施設設備およびキ ンコー醤池株
ま した。
式会社の工場の見学を行 しヽ
」A鹿 児 島県経 済連食 品総 合研 究所 で │よ 、食
品 を検 査 す る ための設備 が整 つて お り、放射能
測 定器 も導 入 され、食 品 の安全 ・安心 の ため に
るのがわか りま した。
日々尽力されて しヽ
」A鹿 児島県経済連食品総合研究所
!
また、キン コー醤油株式会社で │よ 、製品が作 ら
れるまでの工程 を詳 しく説 明 しても らいなが ら、
見学 しま した。工場内で │よ 、機械を使 いなが らも
昔なが らの方法で醤油を作 つている様子を見 るこ
とができま した。同社で │よ 、学校給食用の醤油も
製造 してお り、今回参加された方々 に│よ 学校給食
にあわせた製品が開発されていることも こ理解 い
ただけたものと思 います。
今 回の見学 を とお して、本会 の取 り扱 う物 資
が どの よ う に作 られ、また検 査 され て しヽるの か
を実際 に見 る ことで 、学校 給食 用物 資 の安 全性
についても理解 していただくことができたと思い
ます 。
キ ン コー醤 油株 式会社
学 校 給 食 か ご しま
平成 27年 1月
査室 コー ナ
ロ
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蝙聾景
平成 19年 度 か ら実施 している調理場の訪 間衛生
検査 │よ 、本年度 │よ 過去最多の 司0調 理場か ら要請 が
あ り、毎月1∼ 2カ 所 の調理場で拭 き取 り検査等を
ます。
実施 してしヽ
訪間衛生検査 │よ 、調理機材・設備及 び調理器具
の細菌及 び清浄度検査、調理従事者等関係者の手
指 ・鼻腔 の細菌及 び清浄度検 査、食器具の洗浄度
検査を行 つています。
調理機材 設備及び調理器具 について │よ 、これま
で に冷蔵庫の取 つ手や調理台など約 1250箇 所を対
ます。特 に、栄養教諭の方々
象 に検査を実施 してしヽ
ヽ
の関心が高し箇所を調理機材 設備 と調理器具 とに
分 けてベ ス ト10を 見てみ ますと、下表の結果 とな
りま した。洗浄 消毒の徹底を図るために、どの 部
分 に注意が払われているかがわか り漱す。
訪間衛生検査 │よ 、年度当初 に 「検査室だよ り4月 号」 l酉 己付対象 :調 理場 )で 希望を募 つてお ります。調
きたいと思 つてお りますので、御活用 ください。
理場の衛生管理や衛生意識の向上のサポー トに努めて しヽ
拭き取 り検査対象ベス ト10(H194月 ∼H26.11月 )
順位
2
3
4
5
6
フ
8
9
10
調理機材・設備 (主 な拭き取 り箇所)
金 (蓋 取 つ手
ガ ス コ ック
調理器具等
順位
冷蔵庫 ・冷凍庫 (取 つ手 棚網 パ ッキン部分 )
調理台 配缶台等 (作 業中の残水部分 消毒後 の台面 )
殺菌消毒保管庫 (取 つ手 庫内底部 )
シンク (水 道栓 排水 回周囲 角部分 )
八 ン ドル )
真空冷却機 (取 つ手 庫内 吸気 □ 温度センサー )
野菜切裁機 (ベ ル ト 操作パネル 軸 )
出入 り回 ドア (取 つ手 )
コンテナ (取 つ手 棚 )
床 (汚 染 りF汚 染作業区域 の比較 剥離部分 )
まな板
2
3
4
包丁
5
スパテラ
6
中心温度計
フ
爪 ブラシ
エプロン
8
9
10
ざる、ボール、タライ
食缶、食器
アル コー ル ス プ レー 容 器
作 業 単ll
平成26年 度「学校給食用調理技術語習会」のご案内
開催日 :平 成 27年
2月 18日 (水 )
場 所 :(公 財 )鹿 児島県学校給食会
0講 師のこ紹介
里石
料王
汗究家
著書】
【
「何度でもQべ たくなる、我が家
のレシピ ドイツの文
売き菓子」
「夕ニアの ドイツ式シンプル料理」
「夕ニアの大切なものと長くつき
ほか
あう暮らし」
門倉
多仁亜
先生
[プ ロフィール
昭不
□41(1966)年 生まれ。 ドイツ人の母と日本人の父を持ち、料理好きの祖父
母直伝の ドイツ家庭料理を、日本でも作 りやすしヽレシピで紹介 している。イギ リ
スのコル ドンブルーで料理を学ぶ。 ドイツ、アメ リカ、イギ リスと 4カ 国で暮 ら
した経験を持つ。帰国後、料理教室をは じめる。現在はテ レビや雑誌などで料理
を紹介するだけでなく、 ドイツのライフスタイル全般を紹介する仕事をしている。
南日本新聞月刊紙 「ティータイム」 に毎月記事掲載中。鹿屋市のご主人の実家の
る。
そばに最近家が完成 し、現在は東京と鹿児島を行つたり来た りの生活を してしヽ
]
※詳細はホームページをご覧下さい「httpi//www kagoshima―
sl jp」
0
学 校 給 食 か ご しま
ロース トンカツ
ぶりおろし煮
平 成 27年 1月
お豆腐しゅうまい
ラビオリ
Ц
「
日本近海のぶりにおろし大根入
りの特製 タ レで味付 け致 しま し
た。高圧処理をしていますので小
骨も柔らかくお召 し上がり頂けま
す。
一枚の豚□―ス肉に味付けを行
い、サクッとしたパツ粉で仕上げ
た商品です。
お豆腐らしいやわらかな食感の
しゅうましヽ
です。豆属と魚のすり
身 を使用 した、さ つば りと した
しゅうまいになつています。
規
格】408、 50g
〔
アレルギー】」ヽ
麦 大豆
【
規
格】40g
【
アレルギー】豚肉 小麦 大豆
【
規
格】30B× 20イ 固
〔
アレルギー】大豆 小麦
【
もものゼリー (VC&Fe)
自身フライ
(ほ き)
ポテ トカップのグラタン
(ほ うれん草)
メ
」
さ
南米、ニユージーラン ドで捕獲
されたホキを船上で急速冷凍 し
て、日本国内の工場で切身力D工 し、
丁寧に衣付けしました。肉質│よ 淡
泊で魚臭さがありません。
規
格】50E;、 608
【
アレルギー】」ヽ
麦 大豆
〔
※本県持ち帰り品
規
格】35g
【
アレルギー】葛も
【
ソフ トエクレア
r
¬
国産のもも果汁を加えて作 つた
ゼリーです。不足 しがちなビタミ
ンC、 鉄分を加えました。
豚肉、鶏肉、玉ねぎ、などの具
をぜいたくに包みました。コクの
ある本格的な味です。ゆでて、グ
ラタンやスープ、サラダとしてま
たフライにしても美味しく召し上
がれます。
規
格】lks
【
ア レルギー】」ヽ
麦 鶏肉 豚肉
【
大豆
田
メ
ヽ
串木里
予
」
学校 PTA
北海道産ポテトを笹型の器にした
可食容器のグラタンです。粗く刻ん
だポテトを成形、プレフライしたの
で、八ッシュドポテトのようにサッ
クリ、ホクホク。クリーミーなグラ
ヽ
タンとともにおし
しさが広がります。
共
オ
も】50s
見
【
ヽ
麦 大豆 鶏肉
Iア レルギー】乳 」
※本県持ち帰り品
ヘ
〓
錦江台小学校
PTA
シュー生地にチョコを トッピン
グしたエクレアです。泡のように
溶けるふんわリクリームとチョコ
の抜群の人一モニー。個包装で、
自然解凍で召し上がれます。
大
児
寝司 308
【
アレルギー】」ヽ
麦 卵 乳
【
大豆 ゼラチン
※本県持ち帰 r)品
本会見学のみなさん
曽於市大隅地区養護教諭部会
編集後記
明け承 し ておめ でと う こ
ざ います 。
本 号 発 行 に 際 し 款 し て、
御多 用にも 関わ らす、快 く
御 寄稿、御 協 力 いた だ き
ました皆様 にお礼申 し上
げ ます。
今 後 と も皆様 に広 報誌
を 通 し てよ り 良 い情 報 を
お 届 け でき る よ う 尽 力 し
てま いり ま す 。
本年が 皆様 にと って、ま
た 子ど も たち にと って充実
した 一年 にな りま す よう祈
念 いた しま す 。
本会の取扱物資や食育支援 への取
て、理解 してしヽ
ただくこ
組等 につしヽ
とを目的に、食育や衛生管理に関す
る講話、本会の施設見学などの研修
lて お ります。
を受け入イ
職員研修 や PT/ヽ の研修視察など、
お気軽に御利用ください。
(連 絡先
総務課 )