現代の匠 長崎 みかわち焼 展[PDFファイル/1MB] - 長崎県

News Release
みかわち焼
報道関係各位
2014年11月吉日
企画展のご案内
繊細技巧 江戸の驚異、明治の工芸魂、現代の匠
長崎 みかわち焼 展
会期: 2014年12月27日(土)∼ 2015年1月5日(月)
1月1日(木)は休館
時間: 11:00∼20:00(最終日は17:00まで) 会場: 渋谷ヒカリエ8階
8/CUBE1, 2, 3(東京都渋谷区渋谷2-21-1)
白磁子犬置物
入場料:無料
(江戸時代後期/佐世保市蔵)
主催: 長崎県、三川内陶磁器工業協同組合
協力: 佐世保市
長崎県の伝統工芸品「みかわち焼」を制作する窯元により
組織・運営する三川内陶磁器工業協同組合(佐世保市)と、長
崎県が主催し、渋谷ヒカリエ(所在地:東京都渋谷区)8階 8/
CUBE1, 2, 3にて、「繊細技巧 江戸の驚異、明治の工芸
魂、現代の匠 長崎 みかわち焼 展」を開催します。
400年の歴史をもつ「みかわち焼」。江戸時代より染付
磁器をつくり、平戸藩の殿さまのための器や献上品をつく
るのための御用窯(ごようがま)となりました。篤い保護を
受け採算を度外視した繊細な造形や絵付けのやきものを残
してきています。また幕末から明治、大正、昭和初期には、
平戸染付透彫香炉
(明治末∼大正時代、佐世保市蔵)
欧米への輸出品の洋食器や宮内庁御用達の食器など時代を
象徴するやきものとなりました。初公開の江戸・明治時代の細工ものを中心に、現代の食器
に至る代表作を展示いたします。
また、1月2日(金)から4日(日)には、8/COURTにて、「みかわち焼『1000趣1000枚の豆
皿市」と『福のうつわ袋市』」を開催いたします。お正月にふさわしいおめでたい絵柄が中
心の豆皿をお好きな取り合わせで選んで、ご購入いただけます。
貴媒体にて取り上げていただけますよう、よろしくお願いします。
●本件に関するお問い合わせ先
三川内陶磁器工業協同組合[みかわちとうじきこうぎょうきょうどうくみあい] 担当:鶴田
TEL:0956-30-8311 FAX:0956-30-8312
長崎県文化観光物産局物産ブランド推進課 担当:松下
〒850-0035 長崎市元船町14-10 橋本ビル7F TEL:095-895-2621
見どころ
1. 江戸時代の動物を中心とした立体造形「陶彫」
2. 初公開含む、磁器の限界に挑戦した、明治・大正時代の細工(さいく)もの
3. 初公開含む、みかわち焼の技術の一最盛期、明治末期・大正・昭和初期の高級食器
嘉久正、黒呉須捻り小鉢
白磁象置物
(明治末∼大正時代)
(江戸時代後期、佐世保市蔵)
○展示
作品
染付壺持老人盃、染付菊形蓋もの、染付竜刻唐獅子牡丹花瓶 など、江戸時代の名品 20点
平戸嘉祥・割烹食器揃い(明治∼昭和時代初期)など、近代の食器 50点
現代のみかわち焼 30点
○歴史
400年以上前に始まったみかわち焼は、藩の名称から「平戸焼(ひらどやき)」とも呼ばれて
きました。 藩の篤い保護を受ける「御用窯(ごようがま)」として、江戸時代のさまざまな経済
の荒波に巻き込まれることなく、技術の粋を極めた細工ものや茶道具などをつくり続けるこ
とができました。
幕末(1800年代半ば)からは、コーヒー碗をはじめとする薄手の食器や繊細な造形の「細工
もの」が輸出され、20世紀半ばまでヨーロッパで高い評価を得ます。その一部は、大英博物
館やヴィクトリア&アルバート博物館などにも収蔵されています。
大量生産や廉価な商品が普及する高度成長期以降は、この一つひとつ手仕事でつくり出し
ていくみかわち焼は、時代に取り残されて、知る人ぞ知る存在になっていました。しかし
2010年代になり、このていねいなつくりのやきものが、再評価され始めました。
○現代
藩主の器や献上品をつくるために採算を度外視した素材選びと、高度に進化していった職
人技は、DNAとなっていまも受け継がれています。近年は特に江戸時代から近代の名品の再
評価、復元、伝統技を活かした現代の器づくりを積極的に取り組んでいます。そのなかから、
高い評価を受けている代表的な器を展示します。
○関連行事1
みかわち焼 「1000趣1000枚の豆皿市」と
「福のうつわ袋市」
̶̶伝統技の手描きが生み出す、1000種類の豆皿
宝づくし、雲鶴、竹雀など、お好きな取り合わせをお楽しみくださ
い。今回は唐子などの絵柄や「カップと湯呑み」「鉢」など
テーマごとに分けたうつわの福袋市も同時開催。
開催日:2015年 1月2日(金)∼ 1月4日(日)
会場:渋谷ヒカリエ 8階 8/COURT 時間:11:00∼20:00(最終日は17:00まで)
○関連行事2
2015年新商品、人気投票(意匠開発事業)
̶̶新商品の人気投票
上位3点の作品を、投票された方のなかから各1名ずつプレゼント
開催日: 2015年 1月2日(金)∼ 1月4日(日)
会場:渋谷ヒカリエ 8階 8/COURT 時間:11:00∼20:00(最終日は17:00まで) ○同時開催
長崎のやきもの
波佐見焼
DAYS OF KURAWANKA 展
開催日: 2014年 12月27日(土)∼ 12月31日(水)
会場:渋谷ヒカリエ 8階 8/COURT 時間:11:00∼20:00(最終日は17:00まで) ●「波佐見焼 DAYS OF KURAWANKA展」に関する
お問い合わせ先
波佐見焼振興会[はさみやきしんこうかい]
担当:山下
TEL:0956-85-2214 FAX:0956-85-2856
E-MAIL:[email protected]
波佐見焼(はさみやき)
は長崎県東彼杵郡
波佐見町で焼かれている陶磁器です。そ
の中でも元禄から幕末まで、波佐見で生
産されていた染付けの器『くらわんか』
に着目しました。
波佐見町の窯元20社が現代のライフスタ
イルに合わせた、新しいくらわんかの器
(プレート、マグ、ボウルなど)の提案を行
います。