人口減少時代における 都市と農村の再生 農林水産政策研究所 セ ミ ナ ー 資 料 政策研究大学院大学名誉教授 国際都市研究学院理事長 松 谷 明 彦 2014 年 12 月 11 日 人口の減少と高齢化の速度が速すぎる 1 主要先進国の総人口の実績と予測 % イギ リス フラ ンス 100 ドイツ 日 本 60 1950 60 70 80 90 2000 10 20 30 40 50 60 年 Akihiko Matsutani Ph.D. 2 主要先進国の人口高齢化率の実績と予測 % 40 日 本 ドイツ 30 20 フランス イギリス 10 アメリカ 0 1950 60 70 80 90 2000 1 10 20 30 40 50 60 年 速すぎるのは「いびつな」人口構造が原因 3 4 主要先進国の年齢階級別人口構成(2010 年) % ドイツ アメリカ 日 本 イギリ ス 2 0 0-4 歳 5-9 10- 14 15-19 20-24 25-29 30-34 35 -39 40-44 45-49 50-54 55-59 60 -64 65-69 70-74 フランス -2 -4 Akihiko Matsutani Ph.D. 4 92 20~64 歳人口の 20 歳以上人口に占める比率の実績と予測 % アメリカ イギリス フランス 72 ドイツ 日 本 52 1950 60 70 80 90 2000 10 20 30 40 50 60 年 2 「いびつな」人口構造は政府の人口政策が原因 5 主要先進国の後期高齢者比率の実績と予測 15 日 本 10 ドイツ フ ラン ス 5 アメ リ カ イギ リス 0 1950 55 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 15 20 Akihiko Matsutani Ph.D. 6 日本の合計特殊出生率の推移 6 合計特殊出生率 4 趨勢線 2 0 1925 30 35 40 45 50 55 60 65 3 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 年 集中から分散へ、人の流れが変わる 7 東京圏の年齢階級別人口構造の変化(2010→2040 年) 10 % 2010 6 2 040 2 0-4 5-9 10-14 15-19 20-24 25 -29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 歳 8 秋田県の年齢階級別人口構造の変化(2010→2040 年) 10 Akihiko Matsutani Ph.D. % 2010 6 2040 2 0-4 5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 歳 4 経済環境も財政環境も、厳しいのは大都市 9 地域別経済環境 % (= 労 働 力 の 高 齢 化 -15 -10 労 働 生 産 性 上 昇 率 の 相 対 的 な 低 下 宮城 島根 秋田 高 知 山形 岩手 山口 和歌山 青森 徳島 鳥取 新潟 鹿児島 長崎 福 島 愛媛 大分 佐賀 富山 長野 北海道 宮崎 香川 石川 福 井 熊本 0 岡山 広島 -5 0 5 茨城 山梨 群馬 近畿圏 静岡 栃木 福岡 10 % 中京圏 ) 東京 圏 滋賀 -42 労働力率の低下(=一人当り県民所得の相対的な低下) Akihiko Matsutani Ph.D. 10 地域別財政環境 % 52 高 齢 者 の 増 加 速 度 島根 (= 秋田 山口 和歌 山 青森 山形 岩 手 徳島 鹿児島 大分 愛 媛 長野 鳥取 長崎 富山 新潟 熊本 宮崎 香川 福島 福井 佐賀 0 北 海道 石川 山梨 0 20 岡山 宮城 群馬 広島 福岡 近 畿圏 静岡 栃木 中京 圏 滋賀 ) 高 齢 者 対 策 -20 に よ る 財 茨城 政 収 支 の 圧 迫 高知 東京 圏 沖縄 -5 2 勤労世 代の負担増の 速度(=経 常的財政収 支の困難化 ) 5 % 命脈尽きた日本モデル、模倣と過度の機械化が問題の根源 11 主要先進国の企業営業余剰の対GDP比の推移 150 イギリス ドイツ フランス 100 アメリカ 日 本 50 70 75 80 85 90 95 00 05 10 年 Akihiko Matsutani Ph.D. 12 6 主要先進国の企業設備の過不足状況 % 日 本 フランス 過 剰 イギリス 0 75 80 85 90 95 00 05 10 年 不 足 ドイツ アメリカ -6 6 投資需要は縮小し消費需要は多様化する 13 総消費と総投資の実績と予測 % 40 総消費 100 35 総投資 60 30 国民粗貯蓄率 (右目盛) 20 25 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 15 20 25 2030 年 Akihiko Matsutani Ph.D. 14 人口減少時代の消費需要の多様化 需 要 量 商品のタイプ 7 歳をとったら働かなくて済む社会が良い社会 15 100 主要先進国の年齢階級別労働力率(男性) % 75 日 本 50 アメ リカ イギ リス ドイツ 25 フラン ス 0 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75- 歳 Akihiko Matsutani Ph.D. 16 主要先進国の年齢階級別労働力率(女性) % 75 アメリカ 50 日 本 25 イギリス ドイツ フランス 0 50-54 55-59 60-64 65-69 8 70-74 75- 歳
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