パンフレット(PDF) - 日本能率協会JMAマネジメントスクール - 社団法人

第 回
37
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申込受付中!
URL http://school.jma.or.jp/anzen/
お問い合せコードNo.
CKBFJ5
2015 産業安全対策シンポジウム
東京港区・三田NNホール(三田NNビル 地下1階)
主 催
公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会
一般社団法人 日本能率協会
開催趣旨
会 場
安全、製造、生産技
術、総務、経営企画、
リスクマネジメント
等のスタッフ、
管理者
および経営幹部の方
対 象
2015.2.24(火)~2.27(金) 4日間
開催期間
わが国の産業界は、市場・生産拠点のグローバル化、高度で複雑なIT利用、熟練技術者の退職等、取り巻く環境の変化により、
開発・生産の効率化、品質維持等の観点において多くの課題を抱えています。加えて、東日本大震災による甚大な被害は、産業
界にかつてない影響を残す結果となりました。
この状況下において、企業では、安全管理システムの再構築、自然災害、疾病、
ヒューマンエラー、事業継続計画の構築等、
様々なリスク・課題に曝されており、社会的信頼確保の観点からもこれらのトラブルへの万全の対策が急務とされています。
本シンポジウムは、産業界における災害・事故の予防ならびにトラブル後の事業継続のための対策等に関する重要課題を
テーマとして取り上げ、産業界全体の安全対策、
リスク対応力の向上に寄与することをねらいとして開催いたします。
企画委員会委員一覧
後 援
(順不同・敬称略)
■ 委員長
田村 昌三 東京大学 名誉教授
別府眞左三 住友化学株式会社 レスポンシブルケア室 主席部員
水沼 一典 中央労働災害防止協会 技術支援部 次長
榎本 敬二 中部電力株式会社 知多火力発電所 技術課長
■ 委 員
佐相 邦英 一般財団法人電力中央研究所 原子力技術研究所
佐伯 陽一 旭化成株式会社 環境安全部 担当部長
ヒューマンファクター研究センター長
森重 秀敬 出光興産株式会社 製造技術部 総務課 設備安全グループ
天野 寿二 東京ガス株式会社 基礎技術研究所 所長
担当マネージャー
新井 充 東京大学 環境安全研究センター センター長 教授
鈴木 和彦 岡山大学 大学院 自然科学研究科 教授
早坂 和裕 東レ株式会社 環境保安部 部長
高野 研一 慶應義塾大学 大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 野本 泰之 日揮株式会社 プロセス技術本部 HSEシステム部
國友 宏俊 高圧ガス保安協会 理事
チーフエンジニア(HSE/Fire)
三角 徹 JX日鉱日石エネルギー株式会社 社会環境安全部 副部長
鳥居塚 崇 日本大学 生産工学部 准教授
特定非営利活動法人 安全工学会
一般財団法人 エンジニアリング協会
公益社団法人 化学工学会
危険物保安技術協会
高圧ガス保安協会
一般財団法人 災害科学研究所
公益社団法人 産業安全技術協会
石油化学工業協会
一般社団法人 全国避難設備工業会
公益財団法人 総合安全工学研究所
中央労働災害防止協会
天川 一彦 元 公益社団法人日本プラントメンテナンス協会
楠神 健 東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本研究開発センター
副所長(ヒューマンファクター)
天野 玲子 独立行政法人防災科学技術研究所 審議役
下山 昭人 三井化学株式会社 安全・環境企画管理部 主席部員
古村 健 三菱化学株式会社 技術部 企画調整グループ
グループマネジャー
藤本 康弘 独立行政法人労働安全衛生総合研究所
化学安全研究グループ 部長
小松原明哲 早稲田大学 理工学術院 教授
(31団体申請・順不同)
一般社団法人 電子情報技術産業協会
公益社団法人 東京都高圧ガス保安協会
公益社団法人 土木学会
一般社団法人 日本化学工業協会
公益社団法人 日本火災学会
一般社団法人 日本火災報知機工業会
一般財団法人 日本環境衛生センター
一般社団法人 日本機械学会
一般財団法人 日本建築設備・昇降機センター
一般社団法人 日本高圧力技術協会
一般社団法人 日本産業訓練協会
一般社団法人 日本消火装置工業会
一般財団法人 日本消防設備安全センター
一般社団法人 日本損害保険協会
一般社団法人 日本電気計測器工業会
公益社団法人 日本保安用品協会
一般社団法人 日本ボイラ協会
一般財団法人 日本防火・防災協会
日本メンテナンス工業会
公益社団法人 ボイラ・クレーン安全協会
(敬称略)C:コーディネータ S:スピーカ ※プログラム内容(講演テーマ・スピーカ・講演の順番等)は変更になる場合がありますので予めご了承ください。
S1 重大産業事故に学ぶ
月
2
日
24
S2 リスク・コミュニケーションとクライシス・コミュニケーション
10:00~13:00
C:國友 宏俊 高圧ガス保安協会 理事
C:早坂 和裕 東レ㈱ 環境保安部 部長
1 最近の高圧ガス事故について
■
1 津波災害に対する危機管理について
■
S:高橋 智 高圧ガス保安協会 高圧ガス部 事故調査課長
S:舘 俊康 日本地下石油備蓄㈱ 久慈事業所 安全環境課 消防保安係 直長
2 福島第一原子力発電所の事故から学ぶ
■
2 クライシス・コミュニケーションの基本と実践
■
S:松本 純一 東京電力㈱ ソーシャル・コミュニケーション室 リスクコミュニケーター
(火)
14:00~17:00
S:平能 哲也 平能哲也危機管理・広報事務所 代表 危機管理・広報コンサルタント
3 化学プラントの重大事故から学ぶこれからの安全管理
■
S:中村 昌允 東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 客員教授
S3 産業安全をいかにして強化するか
~保安力の評価と強化
月
2
日
25
S4 企業の安全文化と産業保安向上へのアプローチ
10:00~13:00
C:古村 健 三菱化学㈱ 技術部 企画調整グループ グループマネジャー
C:高野 研一 慶應義塾大学 大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
1 保安力評価システムについて
■
1 企業パフォーマンス(安全・業績)への組織文化の影響
■
S:若倉 正英 (独)産業技術総合研究所 客員研究員
S:東瀬 朗 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 助教(有期・研究奨励)
2 現場保安力の強化に向けて
■
2 化学プラントにおける事故調査からの安全文化ダイナミックモデル
■
S:高木 伸夫 ㈲システム安全研究所 所長
(水)
S:宇野 研一 三菱化学㈱ 顧問
3 企業の安全活動事例
■
3 トヨタ自動車の安全文化構築への取り組み
■
S:井村 裕 安全工学会 保安力向上センター 研究員 (元 JSR㈱ 環境安全部長)
S:小澤 謙二 トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 部長
ヒューマンエラー 1
S5 改めてヒューマンエラーを考える
月
2
日
26
ヒューマンエラー 2
S6 現場力・人間力でヒューマンエラーに立ち向かう! 14:00~17:00
10:00~13:00
C:鳥居塚 崇 日本大学 生産工学部 准教授
C:楠神 健 東日本旅客鉄道㈱ JR東日本研究開発センター 副所長
1 安全衛生活動の原点として内田嘉吉「安全第一」を読む
■
1 ヒューマンエラーによる事故事例とその背景
■
S:鈴木 和彦 岡山大学 大学院 自然科学研究科 教授
S:小山 富士雄 東京工業大学 総合安全管理センター センター長代理、特任教授
2「戦略的ヒューマンエラー撲滅活動」のすすめ
■
2 ヒューマンファクターを探る
■
S:天川 一彦 元 (公社)日本プラントメンテナンス協会
S:鳥居塚 崇 日本大学 生産工学部 准教授
(木)
3 SafetyⅠからSafetyⅡへ ~新しい安全マネジメントの考え方~
■
3 隠す心理とその対応
■
S:芳賀 繁 立教大学 現代心理学部 教授
S:小松原 明哲 早稲田大学 理工学術院 教授
S7 事故防止のための実践的安全教育
月
2
日
27
(金)
14:00~17:00
S8 グローバル経営時代の海外拠点安全マネジメント
10:00~13:00
C:鈴木 和彦 岡山大学 大学院 自然科学研究科 教授
C:野本 泰之 日揮㈱ プロセス技術本部 HSEシステム部 チーフエンジニア
1 ノンテクニカル教育を含めた安全能力育成
■
1 海外生産拠点に対する安全・教育支援
■
14:00~17:00
S:半田 安 三井化学㈱ 生産技術本部 海外技術部 主席部員(元 三井化学技術研修センター長)
S:越島 一郎 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授
2 OJT強化の取り組み ~若手、中堅社員の底上げを図る~
■
2 住友化学のRCグローバルマネジメントと海外監査活動(※RC:レスポンシブルケア)
■
S:東根 悟 丸善石油化学㈱ 千葉工場 製造二部 アルコール・ケトン製造課長
S:佐々木 直行 住友化学㈱ レスポンシブルケア室 主席部員(RC専門監査員)
■医療安全のための「チームステップス」とその教育・実践
3
~ チームで取り組む医療安全のための意識改革 ~
3 海外建設現場での安全文化醸成
■
S:杉本 亨 日揮㈱ 品質・安全・環境室 室長代行
S:海渡 健 東京慈恵会医科大学附属病院 医療安全推進室 室長
参加申込規定
参 加 料
参加単位
一般社団法人日本能率協会
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 法人会員
後援団体会員
大学・国公立研究機関
上記外
1セッション
(半日)
2セッション
全セッション
(4日間)
(同一日でなくても可)
19,000円
34,000円
120,000円
20,000円
12,000円
21,000円
36,000円
20,000円
38,000円
130,000円
74,000円
137,000円
● 都営地下鉄三田線
信金
「三田」直結(A9出口)
● 都営地下鉄浅草線
ー
東京
タ
ン
セ
町
田 ル
ビ
営
都 田駅
三
東京
三菱 J銀行
UF
三田NNビル
東京女子学園
芝四丁目
三田NNホール
地下1階
浜
A9出口 第一京
〒
京
至東
芝四局
田町
ビル
銀行
駅
田町
JR
ほ
みず
「三田」下車徒歩3分
● JR山手線、
京浜東北線
品川
「田町」下車徒歩5分
至
事業所名
三田NNビル案内図
プログラム内容の問い合せ先
一般社団法人日本能率協会
産業振興センター 産業安全対策シンポジウム事務局
TEL:03(3434)0587
個人情報のお取り扱いについて
一般社団法人日本能率協会では、個人情報の保護に努めております。詳細は小会の個人情報保護
方針(http://www.jma.or.jp/privacy/)をご覧ください。なお、ご記入いただきましたお客様
の個人情報は、本催し物に関する確認・連絡およびJMA主催の関連催し物のご案内をお送りさせ
ていただく際に使用させていただきます。
一般社団法人日本能率協会法人会員
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 会員
後援団体会員
大学・国公立研究機関
上記外
電話番号(市外局番からご記入ください)
(
)
FAX番号(市外局番からご記入ください)
〒
所 在 地
メール配信を希望
ふりがな
1 2 3 4 5 6 7 8
役 職 名
E-mail
メール配信を希望
ふりがな
しない
する
しない
所 属
1 2 3 4 5 6 7 8
メール配信を希望
【日本能率協会への連絡・希望事項欄】
●1セッション
(半日)
参加料
(@ 円× セッション) ¥
●2セッション参加料
(@ 円× 日)
¥
●全セッション
(4日間)
参加料
(@ 円× 人)
¥
●テキスト合本申込
( 部)
¥
合計金額
(消費税抜)
¥
参加証発行日
する
役 職 名
E-mail
使J
用M
欄A
しない
所 属
氏 名
氏 名
参
加
料
する
請求書発行日
領 収 日
(P)
受付No.
(火) (水) (木) (金)
1 2 3 4 5 6 7 8
メール配信を希望
ふりがな
者
しない
役 職 名
E-mail
加
する
所 属
氏 名
参
2/24 2/25 2/26 2/27
役 職 名
E-mail
)
参加されるセッションに○印をおつけください。
所 属
派遣責任者名
会員制度のご案内
一般社団法人日本能率協会は法人を対象とした会員制度を設け、セミナー参加料割引をはじめ
各種サービスを提供しております。会員外の方はこの機会に是非入会をご検討ください。
資料請求先:日本能率協会 産業振興センター TEL:03(3434)0587
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参 加 者 区 分
該当欄に 印をご記入ください
参加申込先
CKBFJ5
①
JMAマネジメントスクール
一般社団法人 日本能率協会
お支払い予定日 月 日
(A)
No.
FAX:03
(3434)
5505
TEL:03
(3434)
6271
E-mail: [email protected]
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
【受付時間】
月~金曜日 9:00~17:00
(ただし祝日を除く)
http://school.jma.or.jp/anzen/
参 加 申 込 書
天災地変や伝染病の流行、研修会場・輸送等の機関のサービスの停止、官公庁の指示等の小会が
管理できない事由により研修内容の一部変更および中止のために生じたお客様の損害については、
小会ではその責任を負いかねますのでご了承ください。
交通のご案内
勤労
港区祉会館
福
会 社 名
(正式名称)
センター
免 責 事 項
芝五丁目
長谷川工務店
※参加証・請求書はこの方あてにお送りいたします。
それ以外をご希望の場合は、連絡・希望事項欄へご記入ください。
ご 注 意
●分冊のテキストは会場でお渡しします。
●参加者以外のテキスト合本は会期終了後に発送いたします。
●講義の録音・撮影はご遠慮ください。
●参加申し込みをされた方には、JMA関連催しのご案内を送付させて頂く事がありますのでご了承
ください。
NEC
本社ビル
ふりがな
開催期日
2015年2月24日(火)~2月27日(金)
(
草線
参加予定の方のご都合が悪い場合は、代理の方がご出席ください。代理の方もご都合がつかない場
合は、下記によりキャンセル料を申し受けますのでご了承ください。
(注)キャンセルの場合は、FAXでご連絡ください。
開催7日前(開催初日を含まず起算)~前々日 参加料の30%
開催前日および当日
参加料の全額
※当日無断で欠席された方も参加料全額をお支払いいただきます。
慶應義塾
大学
ふりがな
ふりがな
鉄浅
キャンセル規定
東京都港区
芝4丁目1番23号
TEL:03(5443)3233
2015 産業安全対策シンポジウム
地下
●あらかじめ電話にてご確認ください(参加定員等の関係で参加できない場合があります)。
芝三丁目
(三田NNビル 地下1階)
(注)
都営
【期日が切迫してから申し込まれる場合】
三田NNホール
通り
●参加料は請求書に記載されております、「お支払い期限」までに指定の銀行口座へお振込みくだ
さい。期限までにお支払いいただけないお客様については、ご参加いただけない場合がございま
すのでご注意ください。なお、支払い期限が過ぎてしまう場合は、請求書の「入金連絡票」にて
お振込み日のご連絡をお願いいたします。
(振込み手数料については貴社にてご負担ください)
会 場 案 内
田線
●参加証・請求書は開催1か月前から発送を開始いたします。なお、1か月以内のお申込みの時は、
申込書受領後1週間ほどで参加証・請求書を発送いたします。
※会期終了後に、請求書とともに発送いたします。
日比谷
●電話ではご予約のみの承りとなります。その場合でも申込書は必ずお送りください。
参加者以外(※)
50,000円
下鉄三
参加申込方法・参加料支払い方法
●申込書に必要事項をご記入のうえ、ファックス、郵送又はホームページでお申し込みください。
シンポジウム参加者
25,000円
各 セッション の
テ キスト を1冊 に
まとめたテキスト
合本を特別価格で
販売いたします。
都営地
①1セッション参加料は、参加料(1名分)、ご参加セッションのテキスト分冊(1冊)を含みます。
②複数セッションにお申し込みの場合は、交替参加も可能です。
③テキストは会場でお渡しします。
(参加者以外のテキスト合本は会期終了後に発送いたします。)
・法人会員ご入会の有無につきましては、下記HPにてご確認ください。
(日本能率協会)https://www.jma.or.jp/membership/
(日本プラントメンテナンス協会)http://www.jipm.or.jp/memberlist/
テキスト合本の申込み(税抜)
太線の枠内をご記入ください。
参加者区分
JMAマネジメントスクール〔FAX:03(3434)5505〕http://school.jma.or.jp/anzen/ (HPからもお申し込みできます)
(消費税抜)※本事業開催最終日の消費税率を適用させていただきます。
第37回
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申込受付中!
URL http://school.jma.or.jp/anzen/
2015 産業安全対策シンポジウム
(敬称略)C:コーディネータ S:スピーカ
S1 重大産業事故に学ぶ
10:00~13:00
C:國友 宏俊 高圧ガス保安協会 理事
月
2
日
24
(火)
近 年 発 生 し て い る 重 大 産 業 事 故 は、
各社の製造現場における安全管理のあり
方に関して再考を迫る契機となっている。
各社・各事業所が自らの製造現場の実情
を踏まえた、リスクの特定と対策を考え、
2 福島第一原子力発電所の事故から学ぶ
・事故の直接的原因について
・事故の背後要因
・対策
S:松本 純一 東京電力㈱ ソーシャル・コミュニケーション室
リスクコミュニケーター
3 化学プラントの重大事故から学ぶ
これからの安全管理
・化学プラントの事故の背景要因
・現場力の低下にどう対応するか
・リスクベースの安全管理
S:中村 昌允 東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 客員教授
安全管理システムを構築していくことが
月
2
日
25
(水)
・現場保安力の概念と構成要素
・現場保安力マトリクス
・現場保安力強化にあたっての考え方
S:高木 伸夫 ㈲システム安全研究所 所長
するリスクのみならず地震津波のような
自然災害も含めたリスク管理が求められ
ている。このようなリスク管理を高度化
させていく上で、最近の産業事故の事例
や他社の経験を学習・研究することは、
産業現場に関わる我々にとって普遍的な
テーマである。本セッションでは、最近
の重大事故の全体傾向、原発事故、化学
プラント重大事故から、今後の安全管理
・JSR㈱四日市工場の安全活動
・安全優良事業所の安全文化
・陥り易い安全文化
S:井村 裕 安全工学会 保安力向上センター 研究員
(元 JSR㈱ 環境安全部長)
10:00~13:00
最近の化学関連企業の連続した爆発・
火災事故の要因として、現場保安力の低
下が指摘されている。産業安全を確保・
向上するための検討の中で、安全基盤と
安全文化からなる保安力が提案され、保
に向けての展開が行われている。当セッ
ションでは、保安力や現場保安力をどう
考え、どう評価し、どう強化するかにつ
いて話題を提供する。保安力評価システ
ムをはじめとする保安力向上センターの
取り組み、現場保安力の強化について紹
る優れた安全活動事例を紹介すること
で、保安力、現場保安力をいかに強化し、
産業安全の確保・向上にに繋げるかにつ
いて考える。
S5 改めてヒューマンエラーを考える
10:00~13:00
C:鳥居塚 崇 日本大学 生産工学部 准教授
月
2
日
26
(木)
・事故災害要因としてのヒューマンファクター
・安全衛生活動の歴史をふりかえる
・安全衛生活動の本質を探る
S:小山 富士雄 東京工業大学 総合安全管理センター
センター長代理、特任教授
2 ヒューマンファクターを探る
・さまざまなヒューマンファクターを探る
・ヒューマンファクターに起因する事故発生メカニズム
・ヒューマンファクターと安全マネジメント
S:鳥居塚 崇 日本大学 生産工学部 准教授
・ヒヤリハット報告が出ていないのは
・人はなぜ隠すのか
・「隠すこと」への対応
S:小松原 明哲 早稲田大学 理工学術院 教授
ヒューマンエラー この厄介な相手には
常に苦労させられてきた。そしていまも
苦労させられている。ヒューマンエラー
に立ち向かうにはどうすればよいのか。
もう一度、原点に立ち返ってヒューマン
エラーとは何かを考えてみたい。セッ
ション5ではヒューマンエラー防止の
原点はなにかを再考することで、ヒュー
マンエラー防止のためにはなにが重要か
を 再 認 識 す る と と も に、
「人 間」を 理 解
することの重要性について議論したい。
そこにはヒューマンエラーを発生させる
「人間」だけでなく、ヒューマンエラーを
隠す「人間」も存在する。このような「人
い。セッション5および6においてヒュー
マンエラーに対する考え方や取り組みを
総合的に考えていくが、セッション5は
ヒューマンエラーやヒューマンファク
ターの理解を深めることに重点を置いて
いる。
10:00~13:00
C:鈴木 和彦 岡山大学 大学院 自然科学研究科 教授
月
2
日
27
(金)
・京葉臨海コンビナート人材育成講座における8年間の取り組み
・見えてきた課題としてのノンテクニカル
・レジリエンシーの高い組織に向けた展開
S:越島 一郎 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授
2 OJT強化の取り組み
~若手、中堅社員の底上げを図る~
・ベテラン社員によるOJT教育
・職場小集団活動をとおした教育
S:東根 悟 丸善石油化学㈱ 千葉工場 製造二部 アルコール・ケトン製造課長
3 医療安全のための
「チームステップス」とその教育・実践
~ チームで取り組む医療安全のための意識改革 ~
・チームワークを高めて医療の安全性、成果を高めるチームステップス
(Team STEPPS)という取り組みをご紹介します。
S:海渡 健 東京慈恵会医科大学附属病院 医療安全推進室 室長
S4 企業の安全文化と産業保安向上へのアプローチ
1 企業パフォーマンス(安全・業績)への組織文化の影響
・組織診断結果から見える企業パフォーマンスと文化の関連
・安全性向上と生産性向上は両立しうるか
・優れた組織を実現するための取り組み
S:東瀬 朗 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
助教(有期・研究奨励)
2 化学プラントにおける事故調査からの
安全文化ダイナミックモデル
・最近の化学プラント事故調査における安全文化の問題点
・安全文化の構成要素
・安全文化のダイナミックモデル
S:宇野 研一 三菱化学㈱ 顧問
14:00~17:00
最近、化学工場の事故が後を絶たない。
その原因は多様ではあるが、設備の老朽
化や技術継承の困難さなどに加え、組織
内コミュニケーションを基盤とした小集
団活動によるリスクマネジメントの実効
性低下など「安全文化」に根差す問題もそ
の存在感を増している。このような状況
の中で、安全文化をどのように捉え、事
故再発防止・未然防止につなげていけば
いいか、多くの企業がその戦略立案に苦
労しているのが実態である。今回は、安
全文化の構成要素間の関係性を事故事例
に立脚しながら、ダイナミックモデルと
して提案し、安全文化による事故対策の
考え方を提案していただく。また、安全
文化を含めた組織文化の健全性が企業の
業績などのパフォーマンスにも等しく影
3 トヨタ自動車の安全文化構築への取り組み
・トヨタの安全活動の経緯と振り返り
・安全文化再構築の取り組み
・現場力向上に向けた活動事例紹介
S:小澤 謙二 トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 部長
響し、その結果、社員満足度の向上にも
寄与し、創造性の向上をもたらすなど、
今後の企業戦略を考える上で必要不可欠
であることを述べる。また、このような
観点で安全性向上を成し遂げた企業を紹
介する。
ヒューマンエラー 2
S6 現場力・人間力でヒューマンエラーに立ち向かう! 14:00~17:00
1 ヒューマンエラーによる事故事例とその背景
・最近の化学プラント事故概要
・事故の背景
・今後の課題
S:鈴木 和彦 岡山大学 大学院 自然科学研究科 教授
2「戦略的ヒューマンエラー撲滅活動」のすすめ
・ヒューマンエラー撲滅活動がどうしてうまくいかないのか?
その原因とは何か?
・戦略的ヒューマンエラー撲滅活動の考え方
・戦略的ヒューマンエラー3つのフェーズ 12ステップの紹介
S:天川 一彦 元(公社)日本プラントメンテナンス協会
間」への理解を深め、ヒューマンエラー
S7 事故防止のための実践的安全教育
1 ノンテクニカル教育を含めた安全能力育成
S:平能 哲也 平能哲也危機管理・広報事務所
代表 危機管理・広報コンサルタント
C:楠神 健 東日本旅客鉄道㈱ JR東日本研究開発センター 副所長
防止の糸口をつかむべく議論を進めた
3 隠す心理とその対応
・クライシス・コミュニケーションとは
・危機発生後の初動対応と対策本部の情報収集、整理、共有の方法
・緊急記者会見の準備活動と会見を失敗しないためのポイント
事故や災害の防止には全力を尽くさな
ければならない。しかし、万一事故や災害
が発生してしまった時には、被害拡大に
努めることは当然であるが、近隣住民や
自治体、当局、及びマスコミ等に、適切な
情報を伝達・公表することで、必要な対応
を取っていただくこと、あるいは無用な
心配や不安を懐かせないこと、即ちクラ
イシス・コミュニケーションが危機管理
の上で極めて重要になる。これが不適切
であると、事故がいわゆる「事件」となり、
企業にとって甚大な損害を与えかねず、
場合によっては事業存続も危うくなりか
ねない。また、普段から近隣住民や自治体
等へ事業内容や防災・環境対策等の情報
を提供して、事業運営に対する理解をして
もらうこと、即ちリスク・コミュニケー
ションを行っておくことも、万一の場合の
備えとして重要である。
本セッションでは、地下石油基地での
3.11津波被災時での実例、及び「緊急
記者会見」等の実務対応について、特に
工場等の現場からの視点で必要な準備・
心 が け る べ き 事 項 を そ れ ぞ れ 紹 介 し、
ディスカッションを通じて、あるべき
リスク・コミュニケーション及びクライ
シス・コミュニケーションについて考え
を深め、いざという時の備えとしたい。
C:高野 研一 慶應義塾大学 大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
ヒューマンエラー 1
1 安全衛生活動の原点として
内田嘉吉「安全第一」を読む
2 クライシス・コミュニケーションの基本と実践
のあり方にについて議論を深める。
介し、最後に、実際に企業で行われてい
3 企業の安全活動事例
S:舘 俊康 日本地下石油備蓄㈱ 久慈事業所 安全環境課 消防保安係 直長
ではなく、製造設備やプロセスに起因
安力を評価することにより保安力の強化
2 現場保安力の強化に向けて
・久慈国家石油備蓄基地の概要と3.11津波被災状況
・津波被災の教訓とリスク&クライシス・コミュニケーション
・地域社会との共生と信頼
しかしながら、そのリスク特定は簡単
C:古村 健 三菱化学㈱ 技術部 企画調整グループ グループマネジャー
・保安力評価センターの活動
・保安力評価結果について
・今後の展開
S:若倉 正英 (独)産業技術総合研究所 客員研究員
1 津波災害に対する危機管理について
自主保安の大原則である。
S3 産業安全をいかにして強化するか
~保安力の評価と強化
1 保安力評価システムについて
14:00~17:00
C:早坂 和裕 東レ㈱ 環境保安部 部長
1 最近の高圧ガス事故について
・高圧ガス事故の統計と解析について
・高圧ガス事故の情報活用について
S:高橋 智 高圧ガス保安協会 高圧ガス部 事故調査課長
S2 リスク・コミュニケーションとクライシス・コミュニケーション
3 SafetyⅠからSafetyⅡへ
~新しい安全マネジメントの考え方~
・事故さえ起こさなければよいのか
・エラーマネジメントの変遷
・しなやかな現場力を支える安全マネジメント
S:芳賀 繁 立教大学 現代心理学部 教授
ヒューマンエラー この厄介な相手に
常には苦労させられてきた。そしていま
も苦労させられている。ヒューマンエ
ラーに立ち向かうにはどうすればよい
のか…。
ヒューマンエラーとの戦いを総力戦と
捉え、現場力と人間力でヒューマンエ
ラーに立ち向かうための方法論や考え方
について議論を深めたい。セッション6
では事故事例を用いながら事故防止のた
めにはヒューマンエラーに着眼すること
の重要性を示し、現場力と人間力を活か
しながらヒューマンエラーを撲滅するた
めにはどうすればよいかを実践的な立場
から紹介するとともに、さらには、もう
少し視野を広げて現場力と人間力を活か
した新たな安全マネジメントの考え方を
紹介する。セッション5および6におい
てヒューマンエラーに対する考え方や取
り組みを総合的に考えていくが、セッ
ション6はより実践的な対策や考え方に
ついて議論を深めることに重点を置いて
いる。
S8 グローバル経営時代の海外拠点安全マネジメント
14:00~17:00
C:野本 泰之 日揮㈱ プロセス技術本部 HSEシステム部 チーフエンジニア
2011年11月に山口県の企業で発生
し た 大 規 模 火 災・爆 発 事 故 に 始 ま り、
こ の 数 年 深 刻 な 事 故 が 続 発 し て い る。
これらの一連の事故の背景として、
「現
場力の低下」が懸念されている。現場を
強化するためには、人材の育成が急務
である。
セッション7では、今後二度と重大事
故を起こさないために、
「事故防止のた
めの実践的安全教育」について話題提供
をしていただく。現場安全で、近年注目
を集めている「ノンテクニカルスキル」
を含めた安全能力の向上とともに、企業
製造現場におけるOJTの取り組みにつ
いて紹介をしていただく。さらに、我が
国の医療現場で実施されているチーム
ス テ ッ プ ス:Team STEPPS(Team
Strategies and Tools to Enhance
Performance and Patient Safety:
医療のパフォーマンスと患者安全を高め
るためにチームで取り組む戦略と方法)
による実践的な安全教育について紹介し
ていただく。社会・ひとは時代とともに
変化しており、その状況に応じた教育を
施すことが重要である。それぞれの製造
現場での人材育成・安全教育の在り方に
ついて再考するいい機会になれば幸いで
ある。
1 海外生産拠点に対する安全・教育支援
・海外生産拠点への安全支援
・海外工場での安全活動事例
・海外生産拠点人材への体験型研修
S:半田 安 三井化学㈱ 生産技術本部 海外技術部
主席部員(元 三井化学技術研修センター長)
2 住友化学のRCグローバルマネジメントと
海外監査活動(※RC:レスポンシブル・ケア)
・住友化学のRCグローバルマネジメント ・海外グループ会社へのRC監査活動 ・その他 S:佐々木 直行 住友化学㈱ レスポンシブルケア室 主席部員
(RC専門監査員)
3 海外建設現場での安全文化醸成
・海外の建設工事における事故の傾向
・事故と人間系管理の関わり(IIFプログラムから)
・IIFプログラムによる安全文化の醸成(※IIF: Incident and Injury-Free)
S:杉本 亨 日揮㈱ 品質・安全・環境室 室長代行
グローバル経営時代の海外拠点の安全
管理そのものは企業理念を反映するもの
であり、ある意味戦略的な意味を持つ。
このセッションでは、この点を以下の観
点から考える。海外における作業は現地
の作業員によって行われる場合が多く、
概して教育レベルが低い。そのため非安
全行為は、無知により行われる場合と、
それが危険であると知っていても行われ
る場合がある。前者には、安全教育が大
切である。後者には、安全文化の醸成を
含めた安全管理が重要であり、お互いに
関係している。いずれの場合も、安全管
理としてのPDCAをまわすことによって
改善をくりかえし全体レベルを高める必
要があるが、その根幹となる監査はシス
テムとしての一貫性と継続的改善という
継続性を重んじ、高い安全性を追求する
という重要な役割を演じる。
プログラム内容(講演テーマ・スピーカ・講演の順番等)は変更になる場合がありますので予めご了承ください。