Official News Letter vol. 126 31.May.2006 J.League Official Sponsors © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS Network Partner League Cup Sponsor Ｊリーグは４月２９日∼５月７日の期間に開催されたＪ１、Ｊ２リーグ戦の試合に合わせ、 恒例の「ファミリーＪｏ ｉ ｎデイズ」を開催した。 ７回目を迎えた同イベントでは、各試合会場で家族や子供たちが参加できるさまざまな イベントが催され、多くのサポーターや親子連れでにぎわった。参加者には、 「百年構想絵 本」のほか、クラブカラーのマフラーをつけた「Mr.ピッチ携帯ストラップ」などがプレゼン トされた。 vol.126 ● ● 31.May.2006 1 4 月 29 日 セレッソ大阪 親子でJoin！ 人口芝球技場で、親子100組が参加し「親子サッ カースクール」が開催された。小学生を中心とした児 童と父兄がペアとなり、親子共同で行うボール遊びか らドリブル練習、ミニゲームを楽しんだ。サッカー教 室には、Mr.ピッチも応援に駆けつけた。 また、来場者1万人に配布されたビンゴカードを使 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS った「1万人大ビンゴ大会」が実施された。 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © JJ © ..LLEEA AG GU UEE PH P HO OTTO OS S © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © 4 月 29 日 東京ヴェルディ１９６９ フットサル対決 子供たちはスピードチャレンジ、キックターゲットなどのほ かに、ヴェルディOBとのフットサル対決でも汗を流した。25 年来のヴェルディファンというお父さんに連れられ、埼玉県 さいたま市から参加の河合瑠那さん（小学2年）は「1回目 はボールにさわれなかったけど、2回目は2回、3回目はた S OS OTTO HO PH UEE P GU AG .LEEA © JJ.L © くさんさわれた」と目を輝かせていた。 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS 5 月 3 日 大宮アルディージャ 体力自慢！ ファミリーでスポーツテスト 「体力自慢！ ファミリーでスポーツテスト」やサッカースクール、選手サイン 会などが実施された。スポーツテストは握力、肺活量、背筋力、体前屈などの種 目。埼玉県朝霞市から参加した伊藤弓子さん、侑輝くん（小学6年） S OS OTTO PHO UEE P GU AG .LEEA © JJ.L © 2 31.May.2006 ● 親子は「半分ぐらい（のテストで）は子供に勝っていました。ま だまだ負けません」 （弓子さん）と気持ちよさそうに話した。 ● vol.126 © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © 5 月 3 日 湘南ベルマーレ 屋台でJoin! 晴天の平塚競技場に集まった親子サポーターの楽 しみは、競技場前に並んださまざまな屋台。 「ベルマ ーレフェスタ2006」と命名された会場にはカレー、 焼き鳥、ホットドッグ、それに地元の名産品を販売する 屋台が並んだ。このほかキックターゲットコーナー、 フェイスペイント＆ネイルアートコーナーが設置され、 © J. © J.LLEEA AG GU UEE P PH HO OTTO OS S いずれも長蛇の列ができていた。 5 月 3 日 清水エスパルス 親子でJoinデイ！ © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS 日本平スタジアムでは、親子サッカーゲーム大会が 開催された。普及部コーチの指導で、スピードガン、 スローイン、スルーパスなどのゲームが行われ、多く © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS の親子連れが試合前のイベントを楽しんだ。焼津市 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS から訪れた小島義則さん親子は「こんな親子向けの イベントがあると子供と一緒にスタジアムに足を運び やすい」と笑顔で話した。 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS 5 月 6 日 愛媛ＦＣ 5 月 6 日 横浜 Ｆ・マリノス 選手とJoin! サッカー検定に挑戦 日産スタジアムのゲート前ではサッカー検定が開催された。 愛媛県総合運動公園陸上競技場には、映画「アイス キックターゲット、スピードガン、 ドリブル競争などが行われ、 エイジ２」のキャラクター「スクラット」が登場。愛媛 FCの名物マスコット「オーレ」とともに写真撮影会を 実施し、多くの親子が参加した。さらに、羽田、友近、 レプリカユニフォームを着たたくさんの子供たちが挑戦した。 © J. © J.LLEEA AG GU UEE P PH HO OTTO OS S 会場を訪れたＭｒ． ピッチも挑戦。見事ゴールを決めると子供 たちから歓声があがった。 川井の各選手らとともにキ また、横浜FMのスポンサー、ナルミヤ・インターナショナル ックターゲットを行って、 からマスコットが来場し、 ピッチの上でダンスを披露するなど、 選手も親子サポーターも ゴールデンウイークらしいにぎやかな雰囲気に包まれた。 初 め て の「 フ ァ ミ リ ー Joinデイ」を満喫した。 S OS OTTO HO PH UEE P GU AG .LEEA © JJ.L © © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS S OS OTTO PH HO UEE P GU AG .LEEA © © JJ.L © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS vol.126 ● ● 31.May.2006 3 川崎Ｆが首位に立つ J1 7月中旬まで試合は中断 Ｊリーグ ディビジョン1（Ｊ1） は5月6日、7日 想を述 べた関 塚 隆 監 督だが、 に行われた第12節を最後に、約2カ月の中断 続く第12節のセレッソ大阪戦も 期間に入った。ほとんどのチームが12試合を 手堅く1−0とものにし、その座 消化したわけだが、ガンバ大阪がＡＦＣチャン をキープした。 ピオンズリーグ （ＡＣＬ） 2006に参加したため、 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS この川崎Ｆを勝点1差で追っ 第11節のＧ大阪対ジュビロ磐田戦の開催が ているのが、初の年間優勝を目 7月12日に延期されている。 指す浦和レッズだ。第10節、浦和は大宮ア アルビレックス新潟戦に0−1と敗れ、首位の ルディージャとのダービーマッチを2−0と制し、 座を浦和に譲った。この試合はＧ大阪にとっ ロンターレだ。開幕から2連勝後、第3節でヴ 首位に返り咲いた。だが、第11節はジェフユ て、今季リーグで初の無得点試合。ＡＣＬの ァンフォーレ甲府に敗れたが、その後の9試 ナイテッド千葉とのアウェイゲームを0−2で落 厳しい戦いもあり、疲労も心配されたが、中 合で負け知らずの好調を維持した。Ｇ大阪の とし、2位に後退。中断前の最後の試合とな 断前の最終戦では甲府に2−0。退場者を出 試合消化が少ないながら、暫定首位の座に った鹿島アントラーズ戦はＦＷワシントン、Ｍ しながらの勝利に、西野朗監督は「集中を切 躍り出たのは第11節のアウェイゲーム、アビ Ｆ小野伸二が2点ずつをマークし、4−0と快 らさずに、逆境の中でも試合を支配してくれ スパ福岡戦だった。4位でこの試合を迎えた 勝。川崎Ｆをぴったりとマークしている。 た」 と選手たちの頑張りをたたえた。 この段階で首位に立っているのは、川崎フ 川崎Ｆは、ＦＷ我那覇和樹が前半に２得点を 昨季のチャンピオン、Ｇ大阪は川崎Ｆ、浦 なお、中断前の最後の試合となった第12 あげ、福岡の反撃を1点に抑えて2−1と勝利。 和に次ぐ3位にいる。首位とはわずか勝点2 節のＪ1は、9試合で25万4578人の観客動 上位陣の敗戦、 あるいは試合がなかったため、 差。しかも、消化試合が1つ少ないだけに、 員を記録。節別の観客数最多記録を更新し トップに浮上した。 「しっかりとした戦術の下、 再開後の戦いが楽しみだ。第4節からは6連 た。これまでの記録は、昨年のやはり第12節 勝利を収めることができ、非常に満足」 と感 勝と王者の貫録を示した。しかし、第10節の で22万5780人だった。 柏が首位を守る J2 光る横浜Ｆの堅守 © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © 32分にＦＷ李忠成が先制。10分後に追いつ 負け知らずの安定した戦いを支えるのは、15 かれたが、試合終了１分前にＭＦディエゴが決 試合でわずか３失点という堅守。昨季は15 める劇的な勝利。3日前のサガン鳥栖戦では 試合を終えて20失点だから、大幅な進歩とい 終盤の3分間に2点を失い、2−2と引き分け える。 Ｊリーグ ディビジョン２（Ｊ2）は5月21日 ていた。石崎信弘監督は「その悔しさを今日 この第17節は、仙台がザスパ草津に5−1 に第17節を終え （第16節の徳島ヴォルティス のゲームに出すことができた」 と、選手たちの と大勝した試合も目立った。ＦＷボルジェス 対東京ヴェルディ１９６９戦のみ5月24日開 発奮をたたえた。 はハットトリックで、得点ランキングのトップ 催） 、柏レイソルが第2節以来の首位を守って 続く愛媛ＦＣ戦も1−0で勝点を35とした いる。 柏だが、消化試合の1つ少ない横浜ＦＣが勝 柏は第16節、3位のベガルタ仙台に2−1。 に立った。徳島に3−0と快勝のヴィッセル 神戸が４位に浮上した。 点5差で迫っている。開幕戦で敗れて以来、 2006ＦＩＦＡワールドカップドイツ 日本代表23名決まる-----------Ｊリーグクラブ所属選手は17名 ５月15日、日本サッカー協会より2006Ｆ Ｉ ＦＡワールドカッ プドイツ（2006年6月9日∼7月9日）に出場する日本代表23 名が発表され、Ｊリーグクラブ所属選手からも17名が選出 された。 鈴木 昌 Ｊリーグチェアマン コメント 「Ｊリーグ開幕14年目の記念日に、ジーコ監督は、素晴ら しいメンバーを選んでくれた。選出された選手は、すべてＪリ ーグで実績を残してきており、Ｆ Ｉ ＦＡワールドカップ™でもきっ と良い成績を残してくれるものと期待している」 4 31.May.2006 ● ● vol.126 《GK》 土肥洋一 川口能活 楢]正剛 《ＤＦ》 田中 誠 宮本恒靖 三都主アレサンドロ 中澤佑二 中田浩二 坪井慶介 加地 亮 駒野友一 《ＭＦ》 福西崇史 中田英寿 中村俊輔 小笠原満男 稲本潤一 30歳 ジュビロ磐田 小野伸二 29歳 ガンバ大阪 遠藤保仁 28歳 浦和レッズ 《ＦＷ》 28歳 横浜 Ｆ・マリノス 柳沢 敦 26歳 ＦＣバーゼル（スイス） 高原直泰 26歳 浦和レッズ 玉田圭司 26歳 ガンバ大阪 大黒将志 24歳 サンフレッチェ広島 ※（左から）名前、年齢、クラブの順。年齢は発表時。 巻 誠一郎 32歳 ＦＣ東京 30歳 ジュビロ磐田 30歳 名古屋グランパスエイト 29歳 29歳 27歳 27歳 26歳 26歳 26歳 ジュビロ磐田 ボルトン（イングランド） セルティック（スコットランド） 鹿島アントラーズ ウェストブロミッチ（イングランド） 浦和レッズ ガンバ大阪 28歳 26歳 26歳 26歳 25歳 鹿島アントラーズ ハンブルガーＳＶ（ドイツ） 名古屋グランパスエイト グルノーブル（フランス） ジェフユナイテッド千葉 決勝Ｔ進出の8チーム決まる 3月29日に開幕した2006Ｊリーグヤマザキナビスコカップは、4グループに分かれて行われてきた 予選リーグが5月21日に終了し、決勝トーナメント進出の8チームが出そろった。各グループの1位（合 計4チーム） に、2位のうち成績上位の3チームが予選リーグを突破。AFCチャンピオンズリーグ2006 参加のため予選リーグ出場を免除されたガンバ大阪を加えて争われる準々決勝のカードも、下記のよう に決まった。準々決勝、準決勝はホーム&アウェイ方式。準々決勝終了後、オープンドローによって準決 勝の組み合わせが決定する。予選リーグの動向を振り返っておこう。 好調を維持し、予選リーグ突破を果たした。4 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS 試合を終えて鹿島アントラーズと勝点9で並ん © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS ■ Ａグループ でいたが、5月17日の大分トリニータ戦を終了 後は1分け1敗。最終戦で、やはり準々決勝進 間際のMF中村憲剛の決勝点で1−0。勝点 出のチャンスをもつ清水エスパルスを1−0で振 を12に伸ばし、やはり2位の上位3チーム以内 り切り、グループ1位の座を確保した。 を確定した。この川崎Ｆは、最終戦で鹿島を ■ Ｄグループ 2−1と下し1位を確定。鹿島も他グループの 5チームで争われたこのグループは接戦とな 結果に助けられ、準々決勝進出を決めた。 り、最後まで予断を許さなかった。決着がつい ■ Ｃグループ たのは、やはり5月21日の最終戦。無敗で首位 浦和レッズが決勝トーナメント進出の一番 準々決勝進出チームの決定は、5月21日の 乗りを果たした。決めたのは、ともに3戦全勝で 最終戦に持ち越された。前半戦はジェフユナイ 得点などで大宮アルディージャに3−2と競り勝 迎えた5月14日の横浜 F・マリノス戦。先制さ テッド千葉が好調。初戦から3連勝の快進撃 ちグループ1位。2−1で名古屋グランパスエイト れたものの、ＦＷの永井雄一郎、ワシントンの で、予選リーグ突破に前進した。ところが、その に勝ったジュビロ磐田が、これに続いた。 ゴールにより2−1の逆転勝利。勝点を12とし、 2位の中でも上位3チームに入ることが確実に なった。浦和に続く2位で予選リーグ突破を決 に立っていたセレッソ大阪は、FW西澤明訓の2 ■2006Ｊリーグヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 準々決勝 組み合わせ 【準々決勝】①6/3（土）、4（日） ②6/7（水）、8（木） ①カシマ/19：00 ②万博/19：00 ①日産ス/19：00 ②ヤマハ/19：00 ①長居/15：00 ②フクアリ/19：00 ①駒場/15：00 ②等々力/19：00 めたのが横浜ＦＭ。最終戦で浦和に2−4と敗 れたものの、他グループの試合結果に救われ た。 ■ Ｂグループ Ｊ1の首位に立った川崎フロンターレが G大阪 鹿島 （2位の3位） 千葉 Cグループ 1位 C大阪 Dグループ 1位 磐田 横浜FM 川崎Ｆ （2位の1位） （2位の2位） Bグループ 1位 浦和 Aグループ 1位 ※表の右側のチームが第１戦のホームチーム、左側のチームが第2戦のホームチームとなる。 ■準決勝：第1戦 9月2日（土） 、第2戦 10月4日（水） ※9月2日（土）は土日分散開催の可能性があります。 ■決 勝：11月3日（金・祝）/ 国立競技場 / 14：05キックオフ / フジTV系列にて全国生中継 Ｇ大阪、東京Ｖ ＡＦＣチャンピオンズリーグ2006 ともにグループリーグで敗退 「2006ＪＯＭＯ オールスターサッカー」 サポーター投票 第５回途中結果 アジアのクラブチャンピオンを決めるＡ 一方、2チーム ＦＣ （アジアサッカー連盟） チャンピオンズリ が 失 格し 、東 京 ーグ2006に出場していたガンバ大阪、東京 Ｖと蔚山現代（韓 ヴェルディ１９６９は、ともにグループリーグ 国）の一騎打ちと 4月4日から始まったサポーター投票 での敗退が決まった。 なった の が グル は5月24日までに141万9066票の応募 グループリーグはホーム＆アウェイ方式 ープＦ。ホームの が寄せられ、Ｊ-EASTは22万1406票の で争われ、グループ１位のチームのみが 第1戦を0−2で 準々決勝に進出する狭き門。グループＥの 失った東京Ｖは、 Ｇ大阪は第３戦を終えて首位に立ったが、 逆 転 を 期して ア 第4戦はアウェイで大連実徳（中国）に0−2 ウェイに乗り込ん 話は6月19日、ハガキは6月8日 （必着） と敗れ、3位に後退した。望みをつなぐた だが、0−1と連敗して姿を消した。 まで受け付ける。 めには勝利しかない第5戦の全北現代（韓 国） とのホームゲームも1−1で引き分け、1 小笠原満男選手（鹿島アントラーズ）、 J-WESTは20万5802票の宮本恒靖選 手（ガンバ大阪）が最高得票を獲得して © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © いる。投票は、インターネット・携帯電 これで4年連続、日本のチームはグルー プリーグ敗退となった。 試合を残して敗退が決まった。 vol.126 ● ● 31.May.2006 5 Ｊリーグ百年構想 Jリーグ百年構想サッカー教室 Ｊリーグは４月２４日(月)、京都市立横大路 された。 小学校（川又篤校長）で「Ｊリーグ百年構想 横大路小は京都市伏見区にあり、全 サッカー教室」を開催した。昨年実施した 校児童１ ９ ８人。校庭は３年前に芝生化さ 「芝生の校庭募集キャンペーン」に応募いた れ、地域の方々やＮＰＯ法人「芝生スクー だいた学校の中から横大路小が選ばれ、地 ル京都」の支援により維持されている。 当日は、京都から小原昇、中山博貴、 元の京都パープルサンガの協力を得て実施 上野秀章、田村仁崇の４選手と普及部 のコーチが訪れ、芝生の校庭で子供た © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS ちとシュート練習やゲームを楽しんだ。 特別ゲストとして、Ｍｒ．ピッチも参加した。 川又校長は「子供たちが、全員いきいきと素 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS い」 と話した。 晴らしい表情を見せてくれたのがうれしかっ サッカー教室終了後には、Ｊリーグ百年構 た。芝生のグラウンドを大切にする心をはぐ 想パートナーの朝日新聞社の協力により、特 くみながら、スポーツの楽しさを知ってほし 別号外が子供たちに配られた。 キヤノン Jリーグエンジョイプログラム 5月6日（土）、Ｊ1第12節が行われた味 の素スタジアムで「キヤノン Ｊリーグ エンジョイプログラム」が開催された。 © © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS 見学や選手との交流を通じてＪリーグを 楽しんでもらうことを目的としている。 今回参加したのは、事前の応募によって この企画はＪリーグとＪリーグオフィ 選ばれた10人。ＦＣ東京の協力により選手 シャルスポンサーのキヤノン株式会社が のすね当てやボールに触れたり、実際にピ 社会貢献活動の一環として2003年から行 ッチレベルに降りてスタジアムの雰囲気を っているもので、昨年11月に続き今回で 楽しんだ。Ｆ東京から松尾直人選手も参加 ６回目。スタジアムの近隣に住む障害の し、参加者と交流を深めた。 ある子供たちを招待し、スタジアム内の サントリー・Jリーグスポーツクリニック in 東京・府中 今年最初の「サントリー・Ｊリーグスポー ん、そして昨年に続きゲス ツクリニック」が4月30日 （日）、サントリー府 トとして参加した元日本代 中スポーツセンター （東京都府中市）で開催 表の井原正巳氏、スポーツ された。 ジャーナリストの中西哲生 この催しは、サントリー株式会社と結ん 氏らが指導にあたった。各 でいる『Ｊリーグスポーツフェローパート グループでは、サッカーと ナー』の活動の一環として2003年から展開 ラグビーの特徴を生かした しており、これまでに計12回、2,800人を超 動きが取り入れられ、子供 える小学生が参加している。今年も7回の たちは異なる種目のスポー 開催を予定している。 ツに汗を流しながらチャレ 当日は晴天に恵まれ、男子148人、女子 ンジした。 24人の計172人が集まった。サッカーとラ 初めて参加したサンゴリアスの清宮監督 グビーを体験できるプログラムが組まれ、Ｆ は「サッカーをやっている子供たちは、スペ Ｃ東京の普及部コーチ、サントリー・サン ースの使い方がうまく、ラグビーの動きに応 ゴリアスの清宮克幸監督はじめ選手の皆さ 用が利くことに驚いた」と話した。 6 31.May.2006 ● ● vol.126 © J.LEAGUE J.LEAGUE PHOTOS PHOTOS © Topics A3 チャンピオンズカップ2006 開催 Ｊリーグは、Ｊリーグ、Ｃリーグ、Ｋリーグのアジア３カ国 リーグによる東アジアのクラブチーム・ナンバーワンを決 する大会「A3 チャンピオンズカップ2006」の開催を発表し た。本大会は、アジアサッカー界のさらなる交流と発展、 競技力の向上を目的に2003年に初めて日本で開催され、 中国・韓国の順に毎年行われてきた。今年が4回目の開催 ■名称 ■主催 ■共催 ■主管 ■特別協賛 ■協賛 ■開催日 ■会場 ■出場チーム となる。 ■大会方式 A3 ＣＨＡＭＰ Ｉ ＯＮＳ CUP 2006（A3 チャンピオンズカップ2006） （財） 日本サッカー協会 ／（ 社） 日本プロサッカーリーグ 中国スーパーリーグ（Ｃリーグ）／ 韓国プロサッカーリーグ（Ｋリーグ） （社） 日本プロサッカーリーグ ／（ 財）東京都サッカー協会 調整中 エイベックス・エンタテインメント株式会社 ／ ＪＴ 8月2日 （水）／ 5日 （土）／ 8日 （火） 国立競技場 ガンバ大阪（２ ０ ０ ５Ｊリーグチャンピオン） ジェフユナイテッド千葉（２ ０ ０ ５Ｊリーグヤマザキナビスコカップ優勝） 大連実徳（２ ０ ０ ５Ｃリーグチャンピオン） 蔚山現代FC（２ ０ ０ ５Ｋリーグチャンピオン） 4クラブによる総当たりリーグ戦（全６試合） Ｊリーグ準加盟を目指すクラブ向け 「Ｊリーグセミナー」開催 実行委員、参与選任 Ｊリーグは5月23日に開催した理事会で、実行委員、参与の変更・選任を承認した。 実行委員 クラブ名 アビスパ福岡 変更前 熊倉 徹 福岡ブルックス（株） 〈現（株）アビスパ福岡〉 前代表取締役社長 Ｊリーグは、7月1日∼2日、国立競技場会議 変更後 都築 興（つづく こう） （株）アビスパ福岡 代表取締役社長 室とＪＦＡハウスにてＪリーグ準加盟を目指す関 係者を対象に『Ｊリーグセミナー』を開催する。 参 与 本セミナーは、日本サッカー協会（ＪＦＡ） とＪ 熊倉 徹：前アビスパ福岡 実行委員 実行委員：2003年5月∼2006年4月 （在任3年） リーグが3月9日から募集を開始した「Ｊリーグ 準加盟クラブへの申請」を予定しているクラブ メニコンカップ2006日本クラブ ユースサッカー東西対抗戦を後援 Ｊリーグは、日本クラブユースサッカー連盟が 関係者を対象に、ホームタウンのあり方、選手 Ｊリーグ・アカデミー 育成センター認定 契約、事業関連などの情報を提供することを目 的として開催する。また、出席者同士が親交 Ｊリーグは、2006年度のＪリーグアカデ を深め、情報を交換しあう機会を提供する。 主催する 「日本クラブユースサッカー東西対抗戦 ミー育成センター認定第2回（3月応募分） （Ｕ−15） ｣を昨年に続き後援する。今回12回目 において、ベガルタ仙台および湘南ベルマー （土） 、2日 （日） ■日程 2006年7月1日 を迎える同大会は、日本の次世代サッカー界を レの2クラブを新規クラブとして認定した。 ■会場 担うユース年代の優秀選手を一同に集め、クラ 今年度の新規および継続認定クラブは以下の ブチームの普及と発展を目的とする大会として とおり。 定着しており、9月10日に名古屋市瑞穂陸上競 2006年度第2回新規承認クラブ 技場で開催される。 ●ベガルタ仙台、湘南ベルマーレ 7/1：国立競技場 7/2：ＪＦＡハウス ■内容 Ｊリーグとは。地域に密着したクラ ブとは。プ ロサッカークラブ の 経 営・ビジネス。チーム強化。 ※1月申請認定済新規クラブ ■講師 Ｊリーグ、Ｊクラブ関係者 第７回豊田国際ユース（U−16） サッカー大会を後援 2005年度からの継続認定クラブ（06年第2回） 交通費別） Ｊリーグは、日本サッカー協会、愛知県サッ ●浦和レッズ、大宮アルディージャ、ジェフ ※一般の方の参加・聴講は不可。 東京ヴェルディ１９６９ 受講料無料（懇親会費、宿泊費、 ■参加費 カー協会、豊田市等が主催する 「第７回豊田国 ユナイテッド千葉、柏レイソル、ＦＣ東京、 際ユース （Ｕ−16）サッカー大会」を後援する。 横浜 Ｆ・マリノス、清水エスパルス、名 今回７回目を迎える同大会は、次世代のサッカ 古屋グランパスエイト、京都パープルサン ー界を担うＵ−16の選手のサッカーを通しての ガ、ガンバ大阪、セレッソ大阪、サンフレ 国際交流と選手育成を目的として開催される。 ッチェ広島、大分トリニータ チェコ、アメリカ、クロアチア、韓国、日本の各代 ※1月申請継続認定済クラブ 表、名古屋グランパスエイト・愛知県・豊田市 鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ、 高校選抜が参加し、8月10日∼13日、豊田市運 アルビレックス新潟、ジュビロ磐田、ヴ 動公園球技場、豊田スタジアムで開催される。 ィッセル神戸 平成１８年度「青少年の非行問題に取 り組む全国強調月間」に協力 Ｊリーグは昨年に引き続き、警察庁主催の 平成18年度「青少年の非行問題に取り組む全 Ｊリーグ・アカデミーフェスティバル／U−13リーグ開催決定 Ｊリーグは、Ｊ31クラブ下部組織を対象に、2006年度「Ｊリーグ・アカデミーフェスティバル（ジ ュニア年代）」および「Ｊリーグ・アカデミーＵ−13リーグ」を実施する。これは、育成年代の選手強 化の活動の一環として、レベルの拮抗 （きっこう） した定期的なゲーム機会を提供することを目的とし、 国強調月間」 に協力する。 ７月１日∼31日の期間、 2007年度からのアカデミーリーグ実施に向けて試行するもの。アカデミーフェスティバルは７月31 Ｊ１リーグおよびＪ２リーグ戦試合会場におけ 日∼8月17日の夏休み期間に全国５カ所に分かれて１回戦総当たりのリーグ戦を実施する。Ｕ−13 る場内アナウンスや電光掲示板等での告知活 リーグは、5月∼10月の期間に全国3カ所でリーグ戦もしくはホーム＆アウェイ方式によるリーグ戦 動を実施する。 を実施する。主催はＪリーグ、試合は各地域の主管Ｊクラブが運営する。 vol.126 ● ● 31.May.2006 7 Voice ボビー・バレンタインのファンサービスＤＮＡ 千葉ロッテマリーンズ ◎ 吉田 国夫（よしだ くにお） 「私は５月６日にファンの前でダンス ときらびやかな衣装を身に纏った女性 を披露したい」 ダンサーがＤＥＥＮの「ダイヤモンド」の マリーンズ監督ボビーの言葉に私は メロディーに乗って完璧なチャチャダン 唖然としたが、次の瞬間には実現に向 スをファンに披露した。ファンはその見 けて何が必要なのかを頭の中で探り 事なダンスに大歓声を挙げ、パフォー 始めていた。一介のスポーツ好きの マンスは成功のうちに終了した。 テレビ局職員がマリーンズの一員とな 一見すると、ボビーのダンスはただ ってわずか５カ月、私の中にボビーのＤ の目立ちたがり屋のパフォーマンスと ＮＡが根付いたことをはじめて実感した 思われるかもしれない。しかし私は知 瞬間だった。 っていた。ボビーがこの日まで試合終 私は今年１月よりフロント広報兼プ 了後毎日２時間近く必死にダンストレ ロモーション担当として千葉ロッテマリーンズの一員となった。 ーニングに励んでいたことを。 昨シーズンのマリーンズは独創的なファンサービスを次々と実施 ボビーはすべてにおいて完璧を求める人間だ。対戦相手や してファンを拡大していったが、このベースにあるのはボビーの言 コンディションなどあらゆるデータを集め、日替わりで適切なオ ったある言葉である。 ーダーを組む采配はあまりにも有名だが、観客が喜んでくれる 「優勝するチームでも４割の試合は負けている。もし野球だけ パフォーマンスは何であるかを熟知し、それを実現にまで持っ に集中していたら、ファンは10回のうち４回は悲しむじゃないか」 。 ていくファンサービスに対する姿勢も完璧そのもの。だからこ 私たちはこの言葉に支えられて、様々なオリジナリティーあふれ そ人はそれを驚嘆の意味を込めて“ボビーマジック”と呼ぶの る （時には奇抜な？） イベントを実施している。 だろう。 マリーンズでの私の初めての大きな仕事はこの一連のダンス ボビーのＤＮＡはわれわれフロントだけではなく、選手にも注 のプロジェクトだった。２月の鹿児島キャンプで、ボビーが懇意に 入されている。その代表格はＷＢＣ （ワールド・ベースボール・ク しているアーティスト・ＤＥＥＮが激励に訪れた際にイメージソング ラシック）のベストナイン捕手の里崎智也である。彼は昨年、 の作成を依頼。その時、要望として“チャチャ”のリズムで作っ ヒーローインタビューのお立ち台で、試合終了後球場正面のイ てほしいとしたところから彼の壮大なプランはスタートした。キャ ベントステージで球団歌を歌うと宣言。4,000人の観衆の中、 ンプ中は選手のウォーミングアップにチャチャのリズムを取り入 渡辺俊介と球団歌を熱唱しファンの大喝采を浴びた。また本 れイメージを沸かせ、オープン戦からはイメージソングを球場で流 人からファンへ自分のメッセージを発信したいと個人ホームペ し、さらに浸透を図り、そしてシーズンも落ち着いた４月の終わり ージの開設を球団に依頼。彼のブログはほぼ毎日 （！）本人の に冒頭の発言を私に浴びせたのだった。 手によって更新され、ファンの注目の的になっている。 実行までのリミットは約２週間、私は奔走した。ボビーのお眼 こうして我々千葉ロッテマリーンズは、ファンサービスのベン 鏡にかなうダンスパートナーをわずか２日で見つけ、振り付けを依 チマークを目指してボビーのＤＮＡをベースに日々努力を重ねて 頼、１週間後にボビーと女性ダンサー いる。今年はワールドカップイヤー、 とのはじめてのダンスレッスンを実施 PROFILE した。残りの１週間の間にもボビーよ 1971年秋田県生まれ。早稲田大学 卒。1997年ＮＨＫに入局し、松山放 送局に赴任。新潟放送局時代には アルビレックス新潟の放映権、中継 の編成を担当。2002FIFAワールド カップでは新潟をキャンプ地にするク ロアチア代表を取材するクロアチア テレビのコーディネーターを経験。東 京編成局を経て2006年１月よりプロ 野球・千葉ロッテマリーンズに転職。 フロント広報、プロモーション、メディ アセールスを担当。 り 「ダンスにふさわしいステージで踊り たい」 という要望を受け、急遽5日前に 特設のステージを発注、どうにか実施 前日に納品を間に合わせた。 ５月６日、ダンス披露の当日25,000 人の大観衆の中、試合開始わずか15 分前、タキシードに身を包んだボビー いやがおうにもサッカー人気が上昇 することは確実である。野球界は、 視聴率の低迷やオリンピック種目か らの除外など様々な逆風の中ではあ るが、今後ともプロスポーツの世界 をサッカーとともに高めていく存在と してあり続けていきたい。そのため に我々の真価がますます問われてい ることを痛切に感じている。 写真提供：© J.LEAGUE PHOTOS 「Jリーグニュース」は100％ 再生紙を使用しています。 8 31.May.2006 ● ● vol.126
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