ハイブリッド構成を支えるAWSテクノロジー

ハイブリッド構成を支えるAWSテクノロジー
荒木靖宏 プリンシパルソリューションアーキテクト
玉川憲 技術統括本部 本部長
Wifiは全セッション会場
展示会場にて、ご利用いただけます。
SSID: awssummit
#awssummit
自己紹介
• 名前
– 荒木 靖宏
• 所属
– アマゾンデータサービスジャパン株式会社
プリンシパルソリューションアーキテクト
• ID
– Twitter: ar1
• 好きなAWSサービス
– Amazon Virtual Private Cloud
– AWS Direct Connect
なぜハイブリッド環境なのか?
既存のアセットを最大限に活かす
AWSのメリットを享受する
ハイブリッド構成
開発での利用パターン
環境の持ち運び
バーチャルマシン
本番
再現性
開発
ステージング
DRでの利用パターン
Internet
誘導・切替
データ同期
本番
DR
データベース同期
複数のシステムがハイブリッドでやりとり
移行:システム移行、データ移行、切替
業務A
VPN
システム間連携
監視・制御
業務B
1つのシステムがハイブリッド
レイテンシ
帯域
バースト対応
バッチ
ハイブリッド構成例
拠点間広域接続網
Internet
データセンター
本番
VM
VM
Storage
Gateway
Internet
AZ:A
データ
本番
Private Segment
AZ:B
Public Segment
VMware
社内LAN
ステージング
Private Segment
AD
DNS
Router
運用LAN
アクセス
チェック
Public Segment
Hybrid
監視
開発
Private Segment
Manage Operation
ment
Terminal
Console
Public Segment
監視
運用機能の一元化
VM移行
ボリュームコピー
ハイブリッドシステムへの移行に考えること
インフラ
•
•
•
•
•
リージョン設計
対象アプリ決定
VPC設計
インターネット
VPN
専用線
運用
データ:移行とバックアップ
•
•
•
•
ブロックデバイス
ファイル
VM
DB
•
•
•
•
•
•
ユーザ管理
機器変更管理
監視
ログ
ステージング環境
テスト
ユーザ誘導
VPC内のシステム構築のために
• ネットワーク分割のベストプラクティス
– ログインする必要のないELB,RDS, Elasticache用のサブネット
• 目的別には分けずに、/22や/24など、わかりやすく大きめのネットワークを指
定する。
– ログインする必要のあるEC2は目的別に。
• AWSのAPI使用にはインターネット接続が必要
– EIPを使用
– NATインスタンスを使用
– オンプレ側インターネット線の使用
• AWSのリソースは原則ホスト名を使ってアクセス
AWS Direct Connect
•
•
AWSとデータセンター、オフィス、コロケーション環境間を専用線で
接続
特徴
• ネットワークのコスト削減
• スループット向上
• インターネットベースの接続より帯域が安定
AWS Cloud
EC2, S3などの
Public サービス
専用線サービス
Amazon VPC
お客様
コロケへの専用線引き込みと違ってサーバ設置場所を限定しない。
相互接続ポイントはサーバの置かれた建屋とは独立した場所
CloudHubのHubとしてのVPC
本社
Virtual
Gateway
AWS Direct Connect
Router
VPN
Connection
Virtual Private Cloud
ファイルコピー
S3へ
インスタンスへ
ファイル転送高速化のために
• バケットのリージョンを確認
• 数十MBを超えるならばマルチパート化
• 並列転送
• 数十TPSを超えるならばキー名を分散化
• 無駄なオペレーションは使わない
任意のプロトコル、
任意のアプリケーションを利用可
転送高速化プログラムも
• Tsunami-UDP
• Aspera
• Skeed
ブロックデバイスコピー
S3へ
インスタンスへ
AWS Storage Gateway
DRBD
分割構成が必要な場合
– キャッシュ型:32TB/ボリューム
– 保管型:1TB/ボリューム
DRBD Proxy
• 高遅延、低速度の場合
Storage Gatewayを使ったボリュームコピー
VM
Attach&
Mount
差分
snapshot
i-SCSI
Storage
Gateway
VM
VMware
EBS作成
(全分)
Upload
Buffer
SAN接続
Volume
差分抽出
差分snapshot
Storage
Gateway
Internet
Management
Console
/API端末
vCenter&OS
Operation
Terminal
Storage
VM Import/Exportを使ったシステムコピー
VM
Attach&
Mount
VMware
VMDK
SAN接続
Volume
Storage
Launch
VM
Import
API実行
Internet
Vcenterから
export/import
VMDK
Management
Console
/API端末
vCenter&OS
Operation
Terminal
データベースの同期
•
ファイル、ブロック、バーチャルマシンのコピーでは対応できないアプリケー
ション
– レイテンシやセキュリティが問題になることも
MySQL
Slave
MySQL
Master
Internet
転送最適化サービスを使った例
西海岸
•
•
•
•
データ圧縮
重複排除
TCP最適化
伝送路暗号化
東海岸
•
•
OFAではCloudOptを利用
Market Place でAMIも
– CloudOpt (時間課金有り)
– Silver Peak (BYOL)
http://awsofa.info
CloudOptの動作イメージ(MySQLのサンプル)
MySQL
Master
MySQL
Slave
Region
Region
AWS Cloud
Internet
AWSの提供する運用支援サービス
マネージメント
•
•
•
•
•
AWS Identity and
Access Magement
AWS OpsWorks
AWS Trusted
Advisor
AWS
Management
Console
各種言語用SDK
ログ
監視と通知
•
•
Amazon
Cloudwatch
Amazon SNS
•
AWS Data
Pipeline
IAMによるユーザ権限管理
全操作可能
S3はすべて
操作可能
S3参照だけ
APIやマネジメントコンソールからの
アクセスに対して、権限をチェック
IAM security token service (STS)
•
一時期的(60分〜)なユーザ権限を与える
ADやLDAP情報と
連携
サードパーティー(APN ISV)の提供する運用支援サービス
マネージメント
•
•
Puppet Labs (puppet)
Opscode (chef)
監視
•
•
•
AppDynamics
new relic
AppNeta
ログ
•
•
•
•
splunk
sumologic
loggly
treasure data
VPCによるステージング環境テスト
• EIP以外の設定は本番と同様にできる
– IPアドレス
– インスタンスタイプ
• CloudFormation
– AWS::CloudFormation::Stack をつかった分割も有効
– Outputsにテスト目的情報を出力
Route53の重み付け切り替え
新システム
現行システム
重み付け配分
ハイブリッド構成例
拠点間広域接続網
Internet
AZ:A
本番
Public Segment
AZ:B
Private Segment
ステージング
Public Segment
データ
Storage
Gateway
Public Segment
データセンター
本番
VM
VM
VMware
Private
AS
社内LAN
Private Segment
Back
Bone
Router
差分バックアップ
開発
Internet
VM移行
運用LAN
Private Segment
アクセス
チェック
監視
Hybrid
監視
AD
DNS
Manage Operation
ment
Terminal
Console
運用機能の一元化
AWSクラウドはハイブリッド構成への近道
地理的に分散
したインフラ
ストラクチャ
AWS
Regions
複数DCで冗長
化されたスト
レージとDBの
サービス
分散システムを
支えるビルディ
ングブロック
SWF
S3
EC2
SNS
DynamoDB
Availability
Zones
疎結合なサービスと
プロセス間連携機能
の提供
RDS
ロードバラ
ンサー
SQS
AWSにおける可用性向上の考え方
•
ネットワークレイヤー
–
Interne
t
フルマネージド
•
•
Front Endレイヤー
–
–
•
マネージドLB
冗長化、即座なリソースの切替
え
Back Endレイヤー
–
即座なリソース切換え、SWと
組み合わせたHA化
ELB
(Act)
–
ELB
(Act)
AP
AP
(Act)
(Act)
Storageレイヤー
•
インスタンス間のDiskの
付け替え
Backupレイヤー
–
DB
マネージドサービスとして
の提供
(Act)
EBS
•
Availability
Zone
Availability
Zone
Backup
Amazon S3
Region
データセンター
–
データセンタレベルでの可
用性
SDKによるサービスカスタマイズと省力化
• 各種言語用のSDKあり
–
–
–
–
–
http://aws.amazon.com/sdkforjava/
http://aws.amazon.com/php/
http://aws.amazon.com/ruby/
http://aws.amazon.com/net/
http://aws.amazon.com/jp/sdkfornodejs/
• サードパーティを含めれば主要言語はほぼ網羅
既存環境からAWSとのハイブリッド
既存システム
新規システム
データ転送・ネットワーク
AWS Direct Connect
VPN
Connection
移行方法・利用ツール
移行コスト
スケジュール
運用コスト
システム連携
Amazon
Redshift
Amazon EMR
Route 53
IAM
AWS
CloudFormation
移行コスト
スケジュール
運用コスト
切替方法
Amazon RDS Amazon S3
AWS Data Pipeline
Amazon
Glacier
ハイブリッド構成はすでに現実
• AWSを使えばハイブリッド構成の構築をあらゆるユーザが
– もっと簡単に
– もっと安全に
• AWSをつかったハイブリッド構成ならば
– 今あるシステムに加えて使用
– 現実的な時間
– 現実的なコスト
Thank You
ハイブリッド構成を支えるAWSテクノロジー
荒木靖宏 プリンシパルソリューションアーキテクト
玉川憲 技術統括本部 本部長