事業評価調書 ◎基本情報 年度 2006 会計コード 10 一般会計 事業コード 20426 事業名 老人福祉センター運営管理費 評価担当 所属コード 保健福祉局保健福祉部高齢福祉課 課 担当者名 山田 剛 電話番号 211-2976 政策名 主 高齢者の社会参加活動の支援 施策名 副 事業の性質 ● 経常経費 [ ○ 内部管理 ● 内部管理以外 ] ○ 臨時的経費 本市に居住する60歳以上の高齢者に対して、各種の相談に応ずるとともに、健康の増進、教養 の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与し、もって高齢者に健康で明るい生活 を営んでもらうことを目的とし、次に掲げる事業を行う。 (事業内容)各種相談事業、健康増進事業、教養講座等、生業・就労等促進事業、地域開放事 事 業、老人デイサービス事業など。 業 内容 内 容 主たる受益者 60歳以上の高齢者 多くの高齢者のコミュニケーションの場として利用され、生きがいを助長するほか、本市の介護 予防拠点施設となっており、今後ますます需要度が高まり、利用者数も増加傾向に転じているこ とから、必要性がある。 事業の 必要性 年度 開始 1981 年度 終了 実施期間 ○ 単年度 ● 単年度継続 ○ 複数年継続 実施形態 ○ 直営 ○ 一部委託 ● 全部委託 ○ 補助・助成 ○ その他 札幌市老人・身体障害者福祉施設条例、同条例施行規則、老人福祉法による老人福祉センター 関連法令 の設置及び運営について(厚生省社会局長通知) 神戸市を除く15政令指定都市で同事業を実施 他都市 の状況 関係HP 新まちづくり計画 ○ 対象 基本目標 重点戦略課題 施策 関連計画 基本事業 ● 対象外 計画コード その他関連計画 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境保全 目標 事業 指標 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境負荷 目標 事業 指標 監視測定結果 監視測定結果 短縮コード:20426 ◎事業費 (単位:千円) 16年度決算 事業費(A) 特 定 財 源 国・道 市 債 その他 一般財源 人工 人件費(B) 計(A+B) 17年度決算 493,311 0 0 6,159 487,152 1.0 8,100 501,411 477,548 0 0 6,411 471,137 1.0 8,000 485,548 18年度予算 440,639 0 0 1,827 438,812 1.0 8,000 448,639 18年度決算 444,646 0 0 1,800 442,846 1.0 8,000 452,646 19年度予算 440,793 0 0 1,641 439,152 1.0 8,000 448,793 指定管理者への指定管理費 事業費の 執行内容 ◎指標 指標名 施設利用者数 地域の高齢者に健康で明るい生活を営んでいただくことを成果とし、施設利用者数を指標とす 指 設定理由 る。 標 1 15年度実績 16年度実績 17年度実績 18年度目標 18年度実績 目標・実績 643,524 614,157 585,830 614,157 611,557 指標名 老人福祉センターの認知度 認知度を把握することで、事業の市民理解と普及促進の検討材料とする。 指 設定理由 標 2 15年度実績 16年度実績 17年度実績 18年度目標 18年度実績 目標・実績 25.60% 30.00% 指標名 指 設定理由 標 3 目標・実績 15年度実績 16年度実績 17年度実績 18年度目標 18年度実績 15年度実績 16年度実績 17年度実績 18年度目標 18年度実績 15年度実績 16年度実績 17年度実績 18年度目標 18年度実績 指標名 指 設定理由 標 4 目標・実績 指標名 指 設定理由 標 5 目標・実績 補足説明 ◎検証 【事業担当部局】 平成18年度は当初予定どおり実施。 実施前との 平成19年度は平成18年度と内容変更なし。 事業内容 変更点 短縮コード:20426 厚生労働省の通知により、老人福祉センターの利用料については原則無料とされており、当 該施設においても講座等における教材などの必要最低限の実費を除き、無料としている。現 受益の 状での新たな受益者負担は困難な状況にあるが、一部の市民から受益者負担を徴収すべき 視点で という声もあることから、慎重に検討を行う。 の 改善点 妥 当 性 ・ 必 要 性 の 検 証 経 コストの 常 視点で 的 の 経 改善点 費 事 の業 影費 響縮 小 実施に よるプラ スの効 果 臨 時 的 経 事業を 費 行わな かった 場合の マイナス の影響 課 題 老人福祉センターは老朽化してきており、さまざまな箇所において修繕を要する状況になっ ていることから、計画的な修繕の実施が必要である。 (建築部の市有建築物の長寿命化の試行的取組である「計画修繕モデル事業」において、平 成18年度に北老人福祉センター、平成19年度に豊平、西老人福祉センターで実施) ○ 拡充 ● 現状維持 ○ 縮小 ○ 休止・廃止 ○ その他 指定管理者制度により、平成21年度まで現状維持 今 後 の 方 向 内容 ○ 増加 ● 増減なし ○ 減少 ○ 予算なし 歳出 指定管理者制度により、平成21年度まで増減なし。 見通し 備 考 ○ その他 短縮コード:20426 【2次評価】 施設利用について受益者負担を導入すること 【外部評価】 【最終評価】 チェックシート(公共施設用) 様式1−2 1 施設概要 施設名称 老人福祉センター 所在地 別添のとおり 施設開設時期 昭和57年1月(白石)∼平成11年4月(清田) 所管担当課 保)保健福祉部高齢福祉課 増改築時期 □直営(運営業務を委託している場合は委託先: ) 運営形態 ■指定管理者制度(指定管理者:社会福祉法人 札幌市福祉事業団(8箇所)、株式会社 シムス(1箇所)、 特定非営利法人 ワーカーズコープ(1箇所) 協定年度:平成18年度∼22年度) 老人及び身体障害者に対する福祉の増進を図るため 施設設置目的 施設設置根拠法令等 施設の概要 札幌市老人・身体障害者福祉施設条例 実施事業の概要 高齢者の健康の増進、教養の向上及びレクリエーションのために利用していただくこと を目的とした施設 規模 敷地面積(m ) 施設の内容 大広間、職能訓練室、機能回復訓練室、浴室、娯楽室、デイサービスセンター 施設利用対象者 本市に居住する60歳以上の方 2 29,840.99 延床面積(m2) 対象者規模(H18) 457,473人(平成19年4月1日現在60歳以上人口) 対象者規模(当初) 139,226人(昭和57年4月1日現在60歳以上人口) 将来予測 60歳以上人口は今後伸び続ける傾向 利用料 15,599.13 無料(ただし、一部の講座については原材料費実費) 2 施設の利用状況 施設利用状況 区分 19年度(計画) 585,830 (人) 611,557 (人) 583,000 (人) 60代利用数 206,628 (人) 187,430 (人) 182,177 (人) 174,900 (人) 306,501 (人) 294,523 (人) 311,574 (人) 291,500 (人) 101,028 (人) 103,877 (人) 117,806 (人) 116,600 (人) 80以上・身障者 643,524 18年度(決算) 614,157 (人) 補 900,000 (単位) 足 70代利用数 値 (単位) 17年度(決算) 利用数(A)(単位) 最大利用数(a) 目標利用数(b) 16年度(決算) 利用率(A/a) 68.2% 65.1% 68.0% 64.8% 目標達成度(A/b) 95.4% 91.0% 95.0% 90.6% 成果指標 16年度 17年度 18年度 19年度(目標) 老人福祉センターの認知度 25.6% 40.0% 老人福祉センターの必要度(意識調査) 28.9% 50.0% 老人福祉センターの認知度を上げるため、さまざまな手法での広報を行うことが必要であり、利用者にとって、 居心地の良い場所になるよう、今以上の工夫を検討する。 成果の検証 3 年間コスト 区分 建設費(千円) 363,590 用地費(千円) 21,097 計 384,687 資 本 的 経 費 経 常 経 費 16年度(決算) 17年度(決算) 建設費(千円) 363,590 363,590 363,590 363,590 用地費(千円) 21,097 21,097 21,097 21,097 計(B) 384,687 384,687 384,687 384,687 人件費(千円) 206,147 211,202 210,814 211,410 物件費等(千円) 259,940 222,625 230,246 235,959 計(C) 466,087 433,827 441,060 447,369 440,639 440,793 指定管理費(D)(千円) (指定管理者制度のみ) 料金等実収入(E)(千円) 料金等の収支率(E/C) 利用1件当たりの 市負担額(円) コストの検証 19年度(予算) 18年度(決算) 0 0 0 0 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 1,385 1,397 1,350 1,416 指定管理者制度の導入により、コストの削減には成功したが、施設の老朽化に伴い、今後は修繕等の経費を 要することが予想される。施設の老朽化は施設の魅力低下にもつながるため、必要不可欠と考える。 4 行政領域の検証 ①必要性の検証 ②管理運営の担い手の検証(直営施設のみ検証) 必需性が高い(市民生活に不可欠) 民間事業者に任せても支障はない +2 類 あ似 り施 設 -1 -2 0 +1 +2 類 な似 し施 設 -2 -1 0 -1 +1 効サ民 果 間 がビに 期ス任 待・せ でコる きスこ るト と 面で で 民間事業者に任せるのは困難である 選択性が高い(個人の趣味・娯楽) 補 足 説 明 +1 ー -1 期ス民 待・間 でコに き ス任 なトせ い面て でも 効サ 果 がビ ー +1 指定管理者制度導入(平成18年4月1日∼平成22年3月31日) 施設名称(本施設との距離km) 運営主体 老人生きがいセンター(東老人福祉センターとの距離4.2km) 行 類 老人生きがいセンター(南老人福祉センターとの距離5.2km) 政 似 施 設 民 間 社会福祉法人 大友恵愛会 社会福祉法人 前田記念福祉会 (参考) 建築物評価 診断所見 劣化診断結果 白石老人福祉センター 10 概ね良好 (7∼10) 8 部分的な 処置が必要 (4∼7) 6 総合的な 処置が必要 (0∼4) 4 7.8 7.4 劣化総合 建築 8.4 8.8 電気 機械 2 0 この劣化診断は、札幌市の劣化度調査シートよ り、建物が現在どのような状態にあるかをまと めたものです。当建物は、調査により、劣化が 散見される結果となっています。劣化部を放置 すると、徐々に悪化が進み、その他の部位・部 材まで波及するケースがありますので、早めの 対応を検討することが、結局、改修工事の出費 を抑えることにつながると考えます。また、修 繕を行う際は、他の部位への影響や関連する場 合がありますので、総合的に検討することが必 要と思われます。 早めの部分修 繕検討 西老人福祉センター 10 概ね良好 (7∼10) 8 部分的な 処置が必要 (4∼7) 6 総合的な 処置が必要 (0∼4) 4 6.4 6.9 劣化総合 建築 7.4 5.7 2 0 他の老人福祉センター 建築物評価 未実施 電気 機械 この劣化診断は、札幌市の劣化度調査シートよ り、建物が現在どのような状態にあるかをまと めたものです。調査結果より、当建物の多くの 部位に劣化が見られます。劣化部を放置する と、劣化部の拡大により、部分的な修繕工事で 良いのが、その他の部位・部材に波及するケー スがありますので、早期に対応を検討する必要 があります。また、修繕やリニューアルを行う 際は、他の部位への影響や関連などを総合的に 検討した上で、計画立案をするが必要と思われ ます。 修繕の総合的 検討と計画立 案 公共施設用チェックシート(個別施設データ一覧) 様式1−3 (老人福祉センター:10施設) No 施設名 所在地 利用状況(上段:利用数 下段:利用率) 16決算 53,639 17決算 47,114 18決算 51,644 19計画 51,430 建築物の劣化状況 電気 劣化総合 建築 建築物評価 未実施 1 中央老人福祉センター 中)大通西19丁目1-1 2 北老人福祉センター 北)北39条西5丁目3-5 60,047 54,451 54,795 55,000 3 東老人福祉センター 東)北41条東14丁目1-1 76,524 68,834 73,915 73,150 4 白石老人福祉センター 白)栄通6丁目19-20 68,781 66,123 67,456 70,460 5 厚別老人福祉センター 厚)厚別中央1条7丁目17-25 56,840 54,826 57,661 59,140 建築物評価 未実施 6 豊平老人福祉センター 豊)中の島2条3丁目8-1 50,108 51,431 53,047 55,750 建築物評価 未実施 7 清田老人福祉センター 清)清田3条3丁目1-30 60,324 56,725 63,051 61,060 建築物評価 未実施 8 南老人福祉センター 南)石山78-68 44,759 39,683 43,967 44,000 建築物評価 未実施 9 西老人福祉センター 西)二十四軒4条3丁目4-1 60,265 60,694 62,688 28,010 手)曙2条1丁目2-55 82,870 85,949 83,333 85,000 10 手稲老人福祉センター 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 機械 6.3 6.2 7.7 6.6 建築物評価 未実施 7.8 6.4 7.4 6.9 8.4 5.7 建築物評価 未実施 8.8 7.4 老人福祉センターの指定管理者評価シート 以下の3施設を代表例として添付 ○ 北老人福祉センター (株式会社 シムス) ○ 白石老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 手稲老人福祉センター (特定非営利法人 ワーカーズコープ) (添付を省略した施設) ○ 中央老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 東老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 厚別老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 豊平老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 清田老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 南老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) ○ 西老人福祉センター (社会福祉法人 札幌市福祉事業団) 指定管理者評価シート 事業名 老人福祉センター運営管理費(北) 所管課(電話番号) 保)保健福祉部高齢福祉課(211-2976) ◎基本情報 1 施設の概要 名称 札幌市北老人福祉センター 所在地 北区北39条西5丁目3−5 開設時期 昭和61年11月 延床面積 2,319.52㎡ 目的 高齢者の健康の増進・教養の向上及びレクリエーションのために利用していただく 事業概要 生活や健康に関する相談、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションの場の提供 主要施設 大広間、職能訓練室、機能回復訓練室、浴室、娯楽室 2 指定管理者 名称 株式会社 シムス 指定期間 平成18年4月1日∼平成22年3月31日 指定手続 業務の範囲 各種相談事業、健康増進事業、教養講座、生業・就労等促進事業、各種行事の開催 公募 ◎平成18年度管理業務の検証 項 目 実施状況 1 業務計画の達成度 (1)施設・設 ・清掃、警備、保守点検業について、仕様書のとおり実施した。 備の維持管 ・センターピット内配管改修工事を実施した。(平成18年9∼10月) ・駐車場高圧ケーブルのマンホール改修工事 理業務 ・館内消防設備改修工事 ・ろ過装置修理 ・その他、2階じゅうたん更新、ボイラー等の小規模な修繕を実施した。 (委託業務)施設設備、保守点検、緑地管理、徐排雪点検 指定管理者 の自己評価 所管局の評価 大規模な配管工事を 行ったが、施設維持管 理業務上、利用者への 周知、協力を得て、支障 なく改修工事等行った。 適切な管理がなされ ている。 (2)相談事業 に関する業 務 (1)生活相談 社会福祉士等が、地域の高齢者や利用者の生活、住宅、身上等に関す る相談に応じ、適切な相談援助を行った。 25件 (2)健康相談 看護師等が、地域の高齢者や利用者の健康不安、健康管理に関する相 談に応じ、適切な相談援助を行った。 519件 ・看護師によるもの(週2回、運動能力向上トレーニングと重複) ・医師によるもの(健康講話と重複) (3)介護相談 介護福祉士等が、地域の高齢者や利用者の介護、家族の介護に関す る相談に応じ、適切な相談援助を行った。 23件 (4)精神保健相談(新規) 精神保健福祉士等が、地域の高齢者や利用者、家族のこころや精神 衛生上の悩み事、心配事の相談に応じ、適切な相談援助を行った。 5件 (5)結婚相談 結婚を希望する高齢者の相談に応じる。 マリッジカウンセリングセンターから専門相談員により実施(月1回) 平成18年度より、当セン ター独自に、社会福祉 専門職(社会福祉士、介 護福祉士、精神保健福 祉士、認定心理士)によ る専門相談を常設した。 利用者から「安心でき る」との声をいただいて いる。 適切に実施されてい る。 今後は、より相談し やすい体制づくりを 心がけるなどの努力 をお願いしたい。 (3)健康増進 事業に関す る業務・機能 訓練等に関 する業務 (1)健康講話 「介護予防」の観点から健康の維持増進を図るため、医師、看護師等に よる講話を行った。 (2)健康管理 ・血圧測定、運動、入浴などの助言指導を行った。(随時) (3)介護予防教室(新規) ・体力の維持向上のための機能訓練及び認知症予防のための、脳活性 化事業を行った。 ①「頭の体操」の実施(新規) 簡単な計算問題、懐メロを歌って歌詞をなぞる、簡単な指体操、四文字熟 語クイズなどを行った。 ②お気軽運動「ふまねっと」の実施(新規) 健康講話は、介護予防 の観点を重視し、心身 の健康だけでなく、社会 参加や生きがいに関す るテーマも実施した。 センター独自の活動 を実施しており、評 価できる。 1 / 5 ページ (4)レクリ エーション事 業に関する 業務・各種行 事の開催に 関する業務 (1)囲碁、将棋、オセロ、トランプ、読書などの場の提供 (2)卓球など手軽なスポーツの場の提供 (3)社会見学会の実施 ・第1回 平成18年7月31日 ・第2回 平成18年11月10日 適切に実施した。 適切に実施されてい る。 (5)講座の開 講に関する 業務 (1)教養講座の開催 ・自由参加型教養講座 7講座 ・定員制講座の実施 8講座 (2)講演会の実施 地域住民への福祉向上のため必要に応じ、講演会を実施した。 ・指定管理者指定・開館20周年記念講演会 ①「老後の生きがいづくり」 平成18年5月16日(火)10:00∼11:00 講師:岩見太市 氏(NPO法人シーズネット代表) 参加者:50人 ②「まちづくりと生涯学習」 平成19年1月30日(火)10:00∼11:00 講師:木村純 氏(北海道大学高等教育機能開発総合センター教授) 参加者:35人 従前から実施されてい た講座に加え、センター 独自の講演会を実施し た。 有識者の講師を招 いての講演会を実 施するなど、セン ター独自の事業展 開として評価でき る。 (6)高齢者の 活動支援な ど、センター の設置目的 を達成するた めに必要な 業務 (1)自分再発見講座 高齢者が今まで培ってきた人生経験や知恵を、地域社会で生かすための 講座を実施した。 ①第1回 平成18年8月22日(火)・29日(火)・9月5日(火)全3回 参加者:22人 ②第2回 平成19年1月30日(火)∼31日(水)全3回 参加者:64人 (2)茶話会の実施 当センター利用者から、センター運営に関して意見交換を行った。 ①第1回:平成18年7月18日(火) 13:00∼14:30 参加者:利用者15名 ②第2回:平成18年12月5日(火) 13:30∼15:00 参加者:利用者8名 (3)社会参加・生きがい活動の支援(新規) ①シニア人材バンクの設置 経験や知恵を生かす場を開拓することを目的に、地域における社会参加 活動の拠点として「シニア人材バンク」を設置した。 登録者:3名 (4)定期的ボランティア活動(新規) 毎月16日を「あさボラ(麻生ボランティア)の日」とし、北老人福祉センター 利用者や麻生児童会館、麻生連合町内会の人たちと協働し、地域でボラン ティア活動を実施した。 活動日:毎月16日(平成18年9月∼) (5)世代交流活動 ・麻生児童会館と合同で盆踊り大会を実施した。 日 時 平成18年8月2日 参加者 70人 ・麻生児童会館と合同で囲碁将棋・オセロ「お年寄りに挑戦」を実施した。 日 時 平成19年3月27日 参加者 32人 高齢者の心身の健康の 増進を目的に、社会参 加と生きがいづくりを 図った。自分再発見講 座修了者は、地域のボ ランティア活動に取組む など、成果を上げてい る。 センター独自の活動 や複合施設の特性 を活かした活動を実 施するなど、評価で きる。 (7)その他 ①個人情報保護・情報公開 適切に実施した。 適切に対応してい る。 適切に実施した。 適切に対応してい る。 地域福祉の向上にむ け、専門職員の資質向 上に積極的に努めてい る。 職員の資質向上の ための研修に積極 的に参加している。 ・個人情報については、適正に取り扱っている。 ・情報公開については、請求はなかった。 ②安全・危機管理対策 ・平成18年度より、利用者の緊急事態に備え、緊急時の対応手順(マ ニュアル)を作成し、職員に周知徹底を図った。 ・6月、12月に、自衛消防訓練を実施した。 ③研修の状況 ・毎月、職場内自主研修 ・通年、社会福祉士セミナー等へ参加 ・ふまねっと講習会への参加 ・認知症サポーター養成講座への参加 ・18年度、北海度大学大学院教育学研究科修士課程へ、職員を派遣 2 / 5 ページ 平成17年度と比較し、燃 料の節約を図り、環境 ・電気、ガス、水道の使用については、前年度比較表を作成し、職員 への配慮ができた。 に節約の徹底を図った。節約に努めた結果、平成17年度に比較し大 幅な節約を図ることができた。 ・ごみ分別収集を徹底。 ・古紙については、リサイクル業者(福祉施設)へ回収を依頼してい る。 適切に対応してい る。 指定管理者である(株) シムスは、札幌市より ・緑地管理、徐排雪、警備業務、施設設備改修工事の委託は、市内 「障がい者多数雇用企 の企業に発注した。 業」として認定されてい ・センター業務については、身体障害者1級を正職員として雇用して る。市内企業への配慮 いる。 とともに、ノーマライゼー ・清掃業務については、知的障害者2名、精神障害者1名を雇用して ションに大きく貢献して いる。また、学習障害者1名を実習生として受け入れた。 おり評価できる。 ・古紙の提供を毎月、知的障がい者施設に発注した。 札幌市の進むべき 方向に合致し、適切 に対応されている。 地域住民、利用者を支 援するにあたり、積極的 (1)関係団体との連携・ネットワーク に関係機関との連携を 北老人福祉センターが管理する麻生総合センターは、麻生連合町内 図れたことは評価でき 会事務局、麻生まちづくりセンター、麻生児童会館が入居している。 る。平成19年度以降も 今まで、これらの各団体でバラバラに行われていた各種事業を連携・ 引き続き積極的に連携 協働し、「おとなとこどもの麻生塾」18講座を地域住民と一緒に企画 を図っていく。 し、社会参加へのきっかけづくりを行った。北老人福祉施センターの 利用者だけでなく、地域住民や子どもたちと一緒に学ぶ機会を提供し た。 (2)実習生及びボランテァイ活動支援 ①北海道大学医学部一般教育演習「老いを学ぶ」の現場実習。札幌 デジタル専門学校など地域教育機関との事業連携。学生ボランティア の活動支援。 (3)研究事業 北海道大学大学院にて職員が、老人福祉センターの現状と課題につ いて研究。論文を発表した。 (4)講師派遣事業 札幌市商工会議所、ワーカーズコープ、八雲町社会福祉大会記念講 演、ホームヘルパー養成研修などへ専門職員を講師として派遣した。 (5)その他の連携 ・ウェブサイト「株式会社ウェザーニュース」との連携 北老人福祉センター利用者がお天気をレポートし、携帯サイトへ情 報を発信した。平成18年12月より ・道民カレッジとの連携 道民カレッジ連携講座として自分再発見講演会「まちづくりと生涯学 習」、「第2回自分再発見講座」を登録。連携を図った。 (6)ホームページの開設及び運営 ・北老人福祉センター専用ホームページを作成し、地域住民など広く 情報提供を行うとともに、関係機関との、相互リンクを張るなど連携を 図った。 開設期日 平成19年1月∼ 【リンク先】 札幌市役所、札幌市福祉事業団、ワーカーズコープ、札幌市シ ルバー人材センター、道民カレッジ、北海道長寿社会開発センター、 ボラナビ倶楽部、NPO法人シーズネット、あまとぴあ、札幌市社会福 祉協議会、手稲老人福祉センターなど (7)ブログの開設及び運営 北老人福祉センター専用ホームページを作成し、地域住民など広く 情報提供を行った。 開設期日 平成18年8月∼ 老人福祉センターを 積極的にPRするな ど、評価できる。 更なる努力でより大 きな効果を見せてい ただきたい。 ④環境への配慮 ⑤市内企業等の活用・福祉施策への配慮 ⑥その他 3 / 5 ページ ○収支決算 (千円) 項目 H18計画 H18決算 差 44,458 45,080 622 41,812 41,812 0 0 0 0 2,646 3,268 622 44,458 45,004 546 人件費 19,000 19,546 546 物件費 25,458 25,458 0 0 76 76 収入 指定管理費 利用料金 その他 支出 収入-支出 計画と大きな差なく 施設の老朽化に伴 適切に執行してい う修繕が多々あった にも関わらず、計画 る。 と大きな差なく業務 を執行できたことは 評価できる。 ○説明 3 利用者満足度 方 以下のとおりアンケートを実施した。 法 (1)アンケー トの実施結果 (2)利用者アンケートの実施 ①センター利用者アンケート 期 日 平成18年4月 対象者 センター利用者 方 法 窓口にて配布、74名回答。 内 容 ①基本属性(性別、年齢、居住地区、世帯状況、現役時代 の職業)、②北老人福祉センター利用状況(利用回数、利用 年数、 利用目的)、③教養講座について(受講歴、受講したことがない理由、 最近受講した講座、受講した理由、講座の評価・感 想、今後受講し てみたい講座について、受講期間・時間帯の希望)など。 ②教養講座に関する受講生の意識 期 日 平成18年8月 対象者 センター教養講座、52名回答。 概 方 法 講座ごとに4人ずつ無作為で抽出 要 内 容 受講講座、基本的属性(性別、年齢、居住地区、世帯状況、 交通手段、所要時間、現役時代の職業、老人クラブの加入状況、健 康状態)、②教養講座以外の過し方、③教養講座について(受講動 機、受講して良かったこと・困っていること、受講の感想、学んだことを 何に活かすか、今後の希望、社会参加の状況、ご近所づきあい、生 涯学習について、インターネットの利用について)など ③センター利用者アンケート(職員評価など) 期 日 平成18年11月 対象者 センター利用者 方 法 窓口にて配布、68名回答。 内 容 ①性別、年齢、②センターを利用したことによる変化、③職 員の対応、④センター設備の評価など 運営協議会の組織はな いが、「茶話会」を実施 し、地域住民及び施設 利用者の要望を聞き、 組織ではないが、茶話会にて定期的に、センター運営について協議し 事業に反映させている。 ている。 ①第1回:平成18年7月18日(火) 13:00∼14:30 概 要 参加者:利用者15名 ②第2回:平成18年12月5日(火) 13:30∼15:00 参加者:利用者8名 構 成 (2)運営協議 会の開催状 況 適切に実施した。 地域住民・施設利用者 4 / 5 ページ さまざまな機会を通 して利用者の声を聞 いており評価でき る。 今後はそれらの意 見を今後の管理運 営に活かしていただ きたい。 地域活動や施設利 用者との話し合いの 場を積極的に設ける など評価できる。 (3)利用者等 からの主な 意見、要望等 とその対応 利用者からは、概ね肯 定的な意見が多い。 実際に体育室がないこ とや教室を麻生児童会 館より借用している。地 域住民・利用者からは 【要望】 ・指定管理者となってサービスが向上したので、今後もこのままのサービス 施設設備面の要望が多 いが、地域住民の要望 をお願いしたい。 に応えられてない。 【対応】 ・努力していく旨お伝えした。 【要望】 ・体育室がないこと、他センターに比較し施設内の教室が少ないため、新し いサークルや活動ができないので、札幌市へ要望を出してほしい。 【対応】 ・地域の皆様や利用者の方々の意見を集約して、札幌市へお伝えする旨、 ポスターならびに口頭で、お伝えしている。 施設の老朽化は行 政として考えるべき 点も多いが、現在の 体制でできることを 行ってほしい。 行政としても可能な 範囲で意見は取り 入れたい。 ◎総合評価 【指定管理者の自己評価】 総合評価 業務改善計画 施設管理においては、施設設備が老朽化し、頻繁に故障、不 具合が発生したが、その都度速やかな且つ適切な対応ができ た。地域福祉及びサービスの向上については、当初の計画以 上の成果があった。特に、利用者一人ひとりへの丁寧な対話を 通じて信頼関係が醸成されている。また麻生まちづくりセン ター、麻生児童会館と協働で講座を実施するなど、複合施設と しての利点を生かしている。 平成18年度の事業は、指定管理初年度でもあり、手探りで事業を実施 してきた側面もある。18年度の事業内容を評価し、平成19年度以降の 事業を整理し、より効率的に事業を実施していく必要がある。 平成19年度は、サークル代表者による交流会を実施し、センターを利 用するにあたり主体者として関わるための機会を提供する。 地球温暖化への配慮から更なるCO2削減に取り組む。 【所管局の評価】 総合評価 調査・指示事項 経営努力や利用者対応など、指定管理初年度からその管理運 平成18年度の指定管理業務について、管理業務協定書第21条に基 づき、実地による調査を予定している。 営において責任を果たせていると判断できる。 また、複合施設として管理が難しいことに対しても柔軟な対応 が見られる。 今後は更なる利用者の拡大や利用者に対する利便性向上に 努めていただきたい。 【外部評価】 【2次評価】 【改善・見直しの検討結果】 5 / 5 ページ 指定管理者評価シート 事業名 老人福祉センター運営管理費(白石) 所管課(電話番号) 保)保健福祉部高齢福祉課(211-2976) ◎基本情報 1 施設の概要 名称 札幌市白石老人福祉センター 所在地 白石区栄通6丁目19−20 開設時期 昭和57年1月 延床面積 1,265.23㎡ 目的 高齢者の健康の増進・教養の向上及びレクリエーションのために利用していただく 事業概要 生活や健康に関する相談、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションの場の提供 主要施設 大広間、職能訓練室、機能回復訓練室、浴室、娯楽室 2 指定管理者 名称 社会福祉法人 札幌市福祉事業団 指定期間 平成18年4月1日∼平成22年3月31日 指定手続 公募 業務の範囲 各種相談事業、健康増進事業、教養講座、生業・就労等促進事業、各種行事の開催 ◎平成18年度管理業務の検証 項 目 指定管理者 の自己評価 実施状況 1 業務計画の達成度 (1)施設・設 ・清掃、施設保全、警備、緑地管理について、仕様書のと 備の維持管 おり実施した。 理業務 ・マッサージ機、給茶機など備品の修繕を行った。 ・浴室カランなど小規模な修繕を行った。 ・喫煙室など施設整備を行った。 (2)相談事業 ・生活相談 に関する業 毎日利用者の生活、身上、福祉などに関する相談を実施した。 務 相談件数7人(H17年度4人) ・健康相談 所管局の評価 適正な業務委託 適切な管理がなさ 管理を行うととも れている。 に、更なる施設整 備に努める 利用者の更なる 健全で健康な生 活が営めるよう各 種相談事業を継 続的に行う。 適切に実施されて いる。 今後は、より相談 しやすい体制づく りを心がけるなど の努力をお願いし たい。 心身とも健康な生 活を営むために必 要な情報等を提 供し、参加型によ る健康運動など介 護予防に資する 適切な指導を継 続的に行う。 平成17年度から の継続事業につ いて、利用者減の 傾向もあるので、 更なる充実に向 け、検討を進めて いただきたい。 毎日看護師等による高齢者の疾病予防、食事等に関する相談を実施した。 相談件数13,887人(H17年度15,426人) (3)健康増進 ・利用人数 事業に関す る業務・機能 訓練等に関 機能回復訓練 する業務 入浴 卓球 健康生活応援事業 (4)レクリ ・利用人数 エーション事 業に関する 業務・各種行 囲碁・将棋 事の開催に オセロ 関する業務 サークル活動 各種行事 (人) H17実績 H18実績 16,147 14,838 25,362 26,005 10,887 10,758 303 208 (人) H17実績 H18実績 12,498 14,789 1,597 2,328 13,430 14,377 1,684 1,871 1 / 4 ページ 利用者ニーズに 適切に実施されて あった魅力ある行 いる。 事の企画、地元町 内会への積極的 な働きかけを継続 的に行う。 (5)講座の開 ・教養講座 講に関する 講座名 業務 カラオケ (人) 回数 月3回 H17実績 H18実績 2,817 2,799 ダンス 月3回 2,851 3,002 舞踊 月6回 1,420 1,226 民謡 月3回 1,146 1,100 詩吟 月3回 645 585 川柳 月2回 309 342 ペン習字 月3回 669 535 書道 月3回 567 587 生花 月2回 228 272 英会話 月3回 602 623 日本画 月2回 300 263 押し花 年2回 173 191 園芸 月2回 380 397 木彫 月3回 1,088 403 ※ 皮革工芸 月3回 1,014 386 ※ ※ 17年度の木彫、皮革工芸は月8回実施。 (6)高齢者の ・施設開放状況 (人) 活動支援な H17実績 H18実績 ど、センター の設置目的 145 519 利用件数 を達成するた 2,363 14,568 利用人数 めに必要な 業務 (7)その他 アンケート結果に 基づき、利用者 ニーズにあった魅 力あるメニューへ の切替を行い、利 用者増を図る。 利用者数の減少 している講座もあ ることから、さまざ まな調査結果等を 踏まえて、今後、 受講者が増加す るような努力、充 実した講座の展 開を期待したい。 地域のまちづくり機能 を形成していくため、地 域住民の活動の場とし ての空室利用の提供 を行った。昨年度より 開放する部屋の制限 がなくなったことから、 大幅に利用が増加し た。 利用者の利便性 向上に努めてお り、評価できる。 規程に基づき、適 適正に対応してい ①個人情報保護・情報公開 る。 ・個人情報については、個人情報保護方針及び個 正に行った。 人情報の保護に関する規程に基づき、適正に取 扱っている。 ・情報公開については、情報公開規程に基づき、透 明性を確保するため情報の公開を行うこととしてい る(請求件数0件)。 マニュアル等に基 適正に対応してい ②安全・危機管理対策 ・防火管理規程、防災マニュアル及び非常体制図に づき、適正に行っ る。 基づき、利用者・職員の安全を確保するため防災体 た。 制を敷いている。 ・2月に感染対策ガイドラインを作成し、職員に周知 徹底した。 ・6月に避難訓練を実施した。 ・7月に交通安全教室を実施した。 ③研修の状況 ・12月、感染症研修会 ・1月、札幌市職員研修 ・2月、介護保険施設講演会、施設長専門研修 今後ともスキル アップと処遇向上 のための様々な 研修を実施する。 職員の資質向上 のための研修に 積極的に参加して いる。 要綱に基づき、環 適切に対応してい ④環境への配慮 ・当法人環境保全行動計画に関する要綱に基づき、 境への配慮を継 る。 光熱水費等を削減し、二酸化炭素排出抑制その他 続的に行う。 の環境への負荷低減に積極的に取組んだ。また、 事務用品等は、グリーン購入ラベリング製品を購入 した。 2 / 4 ページ ⑤市内企業等の活用・福祉施策への配慮 ・清掃業務を障がい者福祉団体に委託した。 ・施設修繕及び物品等を市内業者に発注した。 今後も市内企業 への発注と福祉 施策への配慮を 継続的に行う。 札幌市の進むべ き方向に合致し、 適切に対応されて いる。 実習内容の向上 実習の受け入れ ⑥その他 ・社会貢献として福祉を志す看護・福祉系学生など のため、アンケー 体制が整備されて トを実施した。 おり、評価できる。 の実習生を受入れた。(5名) ・地域の介護予防拠点として、運動能力向上トレー ニング事業、特定高齢者口腔機能向上事業・栄養 改善事業を実施した。(運動:250人・口腔:0人・栄 養:0人) 2 収支の状況 ○収支決算 (千円) 項目 H18計画 収入 H18決算 差 42,152 42,156 4 41,977 41,977 0 0 0 0 175 179 4 42,152 41,906 ▲ 246 人件費 19,978 18,629 ▲ 1,349 物件費 22,174 23,277 1,103 0 250 250 指定管理費 利用料金 その他 支出 収入-支出 人件費支出の削 施設の老朽化に 減により、計画通 伴う修繕が多々 り執行した。 あったにも関わら ず、計画と大きな 差なく業務を執行 できたことは評価 できる。 ○説明 ・人件費は、業務の効率化により、1,349千円の減となった。 ・物件費は、事務局経費の増額により、1,103千円の減となった。 3 利用者満足度 方 ・3月、老人福祉センター利用者300人(回答271人) アンケート調査項 目を継続的に検 法 に用紙を配布し実施。 証し、利用者の ・老人福祉センター ニーズの把握に 週1∼2回教養講座を目的に利用される方が多い。 努める。 (1)アンケー 教養講座の種目は8割以上が満足、職員の対応に トの実施結果 概 ついては、8割以上の方が普通∼満足の回答で 要 あった。また、老人福祉センターの愛称について、 約4割の方が必要であるとの回答があった。 適正に実施してい る。 今後は、調査結果 を踏まえ、これか らの管理運営に 役立てていただき たい。 構 なし (2)運営協議 成 会の開催状 概 況 要 【意見】 タバコ対策として、空気清浄機のようなものを置いて欲し い。 【対応】 喫煙室を設置し対応。 (3)利用者等 【要望】 からの主な 意見、要望等 【対応】 とその対応 【要望】 【対応】 3 / 4 ページ 利用者からの意 見を聞く場が設け られており、か つ、適切に対応さ れている。 ◎総合評価 【指定管理者の自己評価】 総合評価 業務改善計画 初年度は,計画通り事業目標を遂行できたと考えている。 利用者の健康増進、維持、向上のために、介護予防施 設としての機能充実を図る。 【所管局の評価】 総合評価 調査・指示事項 経営努力や利用者対応など、指定管理初年度からその 平成18年度の指定管理業務について、管理業務協定 管理運営において責任を果たせていると判断できる。 書第21条に基づき、実地による調査を予定している。 今後は更なる利用者の拡大や利用者に対する利便性向 上に努めていただきたい。 【外部評価】 【2次評価】 【改善・見直しの検討結果】 4 / 4 ページ 指定管理者評価シート 事業名 老人福祉センター運営管理費(手稲) 所管課(電話番号) 保)保健福祉部高齢福祉課(211-2976) ◎基本情報 1 施設の概要 名称 札幌市手稲老人福祉センター 所在地 手稲区曙2条1丁目2−55 開設時期 平成3年4月 延床面積 1,293.75㎡ 目的 高齢者の健康の増進・教養の向上及びレクリエーションのために利用していただく 事業概要 生活や健康に関する相談、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションの場の提供 主要施設 大広間、職能訓練室、機能回復訓練室、浴室、娯楽室 2 指定管理者 名称 特定非営利法人 ワーカーズコープ 指定期間 平成18年4月1日∼平成22年3月31日 指定手続 業務の範囲 各種相談事業、健康増進事業、教養講座、生業・就労等促進事業、各種行事の開催 公募 ◎平成18年度管理業務の検証 項 目 実施状況 1 業務計画の達成度 (1)施設・設 ・清掃、警備、保守点検業について、仕様書のとおり実施 備の維持管 した。 ・配管、お風呂装置等の老朽化にともなう小規模 理業務 な修繕を実施した。 ・(委託業務)警備→ベルックス、設備保守点検→札幌施 設管理株式会社、電気保安→北海道電気保安協会、除 雪作業→松井産業 指定管理者 の自己評価 ▼館内の清潔さは利 用者から評価されてい るが、老朽化にともな う暖房等の故障に対す る不満等が出ている。 ▼除雪は開館の9時00 分までに終えるように 実施、市から借りてい るセンター裏の駐車場 についても18年度実施 した。委託業者が遅れ た場合は、スタッフが 行ない、極力利用者に 不便をかけないように 努めた。▼センター周 辺の植栽の管理作業 で利用者の方に心良く 協力していただいてい る。 所管局の評価 適切に管理がなさ れている。 (2)相談事業 ・NPO法人北海道マリッジ・カウンセリングセンターによる ▼センター職員として 適切に実施されて 配置している、保健 に関する業 相談業務を毎月第3週水曜日に実施。 いる。 師、看護師職員及び館 務 ・センタースタッフによる日常相談。 長を含めたスタッフが 今後は、より相談 日常的に相談業務を しやすい体制づく おこなっている。健康 りなどを心がける に纏わること、家族の などの努力をお願 相談等も含まれ、その いしたい。 都度臨機応変に対応 をおこなっている。▼ 北海道 マリッジ・カウンセリン グによる相談業務も年 間20件近くあり、スタッ フには相談できないよ うな内容のものも、相 談されている。 1 / 7 ページ (3)健康増進 事業に関す る業務・機能 訓練等に関 する業務 毎月1回健康講話を実施した。 実施の状況 月 日 内 容 (タイトル) 講師・担当 参加数 5月31日(水) 自分で考える健康(運が開く、うんこの話) スタッフ担当 24名 6月28日(水) 自分で考える健康(高血圧症について) ス タッフ担当 27名 7月26日(水) 「生活機能 チェックリスト」を知っていますか? 手稲保健福祉課保健支援係 24名 8月30日(水) 「地域包括支援センター」を知っていますか? 手稲区地域包括支援センター 17名 9月20日(水) アルツハイマーディ記念講演・認知症キャラバンメイ ト講習 介護予防センター中央・鉄北と協同 26名 10月30日(月) 自分らしい葬送を考える NPO法人葬送を 考える市民の会 15名 11月29日(水) インフルエンザを予防するには? 札幌薬 剤師会T薬剤師 25名 1月24日(水) がんの基礎知識と予防方法を知る スタッ フ担当 30名 2月21日(水) 認知症について「正しく知ってみんなで支 えましょう」 西成病院宮本礼子医師 27名 3月23日(金) みんなで考える健康(メタボってなあに?) スタッフ担当 14名 実施経過は以下のとおり。 2 / 7 ページ 従前は、午後1時から2 時まで大広間で開催 し、ロビーで寛いでい る人々を招集するスタ イルをとっていた。その ため、健康講話の開催 される日は入浴開始 時間を午後2時へ遅ら せていたが、利用者懇 談会の席で「他のサー クルや講座は通常通り 行っているのにロビー にいる人や入浴に来て いる人だけが健康講 話に召集されるのはお かしいのではない か?」という意見が出 され、今年度6月より 開催時間を午前11時 から12時までとし、場 所も大広間から教室と しての環境の整った2 階教養講座室へ変更 した。 しかし、参加者が少な いときは以前と同様に ロビーにいる方たちへ 参加を呼びかける結果 となり、場所と時間を 変えたことが主体的な 参加意欲に結びつい たかどうか、について は現段階では今一歩 の感がある。開催数 は、10回に及び参加総 数229名である。一回 の平均参加者は23名 で半数ほどの参加者 は固定化している。や はり疾病関連のテーマ への参加者が多い傾 向がある。外部講師依 頼回数は5回に上っ た。健康講話の依頼を 通して関係機関と具体 的な連携ができたと思 う。9月の講話はアル ツハイマー・ディを記念 し認知症キャラバンメ イト講習の内容で予防 センターとの共同開催 を行った。11月は手稲 区ふれあいフェスティ バルで知った札幌薬 剤師会の健康づくり委 員会の講師派遣サー ビスを利用した。また、 認知症の専門外来や 家族学習会を開設して いる西成病院のご紹 介も含め宮本医師へ 認知症予防の講話を お願いしたところ、利 用者への学習の機会 提供となっただけでな く当センターへ医師が 足を運んでくれたこと がセンターの機能や役 割について改めて知っ ていただく良い機会と なった。この2月の健康 講話をきっかけに現 在、若年認知症の方た ちの集いや社会参加 さまざまな観点か ら実施しており、 評価できる。 今後は、参加者の 参加意欲促進を 促すような努力に 期待したい。 ち 集 や社会参加 の場として当センター が活用できないか計画 中である。平成19年度 も同様の頻度で開催 の予定。ただしもう少し 早めに開催日時と内 容を決定し、会報や ホームページなどによ る周知を徹底させた い。内容も変化をつ け、誰もが気軽に立ち 寄って健康について考 える機会となる健康講 話を目指したい。 (4)レクリ エーション事 業に関する 業務・各種行 事の開催に 関する業務 ・介護予防祭り 11月開催 参加者 240人 ・介護予防シンポ 2月開催 参加者 160人 ・歩いて知ろう 12,1,3月開催 参加者 各20人 ・カンボジアの講話 9月開催 参加者 11人 ・ミニコンサート 9月開催 参加者73人 ・歌いま唱歌 3月開催 参加者50人 ・ウォーキング 5,10月開催 参加者12・4人 ・演芸発表会 5,10月開催 参加者390・266人 ・庭木選定講習 7月開催 参加者33人 ・冬囲い講習会 10月開催 参加者20人 ・映画鑑賞会 7,9月開催 参加者54・15人 ・七夕祭り 8月開催 参加者140人 ・盆踊り 8月開催 参加者43人 ・社会見学旅行 8,10月開催 参加者43・19人 ・囲碁大会 9月開催 参加者8人 ・お茶会 9月開催 参加者62人 ・作品展示会 10月開催 参加者513人 ・卓球大会 11月開催 参加者10人 ・ダンスパーティー 12月開催 参加者148人 ・大掃除 12月開催 参加者17人 ・かるた大会 1月開催 参加者40人 ・豆まき 2月開催 参加者89人 ・卒業作品展 2月開催 参加者802人 (5)講座の開 ①自由参加講座(申込不要4月∼翌3月迄) 講に関する 講座名 利用数(年度) 月別平均 業務 ヨガ 2,713 226 舞踊 1,190 99 健康体操 3,283 274 詩吟 767 64 社交ダンス 1,972 164 民謡 676 56 カラオケ 2,432 203 全7講座 利用総数 延13,033人 ②定員制講座(申込制5月∼翌3月迄) 講座名 定員 利用数(年度) 木彫 12 352 皮革工芸 12 323 生け花 16 463 園芸 30 561 書道 28 813 パソコン 6 273 ペン習字 28 694 抹茶道 6 210 全8講座 138 3,653人 ③介護予防講座 講座名 定員 利用数 おげんき講座 なし 236 TAKE10 20 125 介護予防サポーター養成講座 20 289 3 / 7 ページ 平成18年度は従来の 行事に加えて10種類、 回数にして20を超える 行事を開催した。講座 やサークルには参加で きないが、老人福祉セ ンターを利用している 人も多く利用の形態は 多様であるし、そこが 老人福祉センターの特 性とも言える。多世代 交流を狙って広く地域 の方の参加を呼びか けて実施した新しい行 事も多い。特に介護予 防をメインテーマに祭 りやシンポジュウムを 開催、400人を超える 市民の参加があったこ とは老人福祉センター を知らない市民層への アピールとなった。 新たな行事の実 施など、センター 独自のものとして 評価できる。 自由参加講座につい ては、1年目ということ もあり前年度までおこ なわれていたものをそ のまま引き継いで実施 した。定員制講座につ いては、応募者が極端 に少なくなっていた大 正琴と、講師が辞退さ れた絵画を廃止し、新 にパソコン講座を加え た。パソコン講座につ いては年3回実施し述 べ応募者数が定員6人 に対し200人以上に 達した。その他の講座 については、前年度ま でのものを引き継いで 実施した。老人福祉セ ンターを介護予防の拠 点と考え、自主企画講 座では介護予防講座 の取り組みをおこなっ た。 適切に実施されて いる。 (6)高齢者の 活動支援な ど、センター の設置目的 を達成するた めに必要な 業務 ・車いす整備講習 ・しめ縄作り講習 ・利用者懇談会 18年度11回開催 ・おげんきサークル ・介護予防サポーター養成講座 ・歩いて知ろう手稲の生福祉情報 ・介護予防シンポジウム ▼誰にとっても利用し やすく居心地の良い 「公共の場」づくりを目 的に全10回開催した 利用者懇談会は、館 内の掲示板などでその 都度センター利用者の 参加を呼びかけ実施し た。参加者は延340 名に達した。利用者同 士のぎくしゃくとした関 係の火種となりやすい 入浴のルール、トイレ 利用のマナーなどなど 細々とした決め事の再 確認と新たなルールづ くりを丹念に行った。 様々な価値観を持つ 人生の大先輩たちに、 時に「稚拙」とのご指摘 やご指導をいただき反 省することもあったが、 その経験も大事だっ た。私たちは「利用者 の意見を尊重している と物事はまとまらない」 タイプの懇談会は経験 がない。逆に考え方の 違いを超え、白熱した 議論のあとも成熟した 大人の意見に落ち着く 懇談会に励まされ、そ のような社会人として のあり方に逆に学ぶ事 が多かった。運営責任 者の運営責任は、この ように利用者の参加を 促すシステムの健全な 運営にあると考える が、それを更に開かれ たものにするために も、第三者的諮問機関 が必要と思える。▼ 「老人福祉センターを 介護予防の拠点に」と の観点から「介護予防 サポーター養成講座」 実施した。利用者や市 民がまちづくりや、セン ターの活動に、主体的 に活動していく仕組み を考え、また老人福祉 センターだけで行うの ではなく、地域にある 社会資源と結びながら 活動をつくることを意 識し、介護予防セン ターすこやかクラブと 共催の講座を設けるな ど、地域全体の中で介 護予防の拠点となるよ う取り組んでいる。 センターの利用促 進のための努力 が見られ、評価で きる。 (7)その他 ①個人情報保護・情報公開 個人情報保護に関しては、 ・個人名簿を鍵付きの戸棚に収納している。 ・個人情報を扱うパソコン機器に関しては、流出を避 けるため、ネットに繋がっていないものを用意して、 パスワードを設定し、必ずそこで扱っている。 ・毎日の日報には、個人名を書き込まないようにして いる。 ・情報公開については、NPO法人ワー カーズコープで定めた情報公開の規定に従い、要求 に応じられる態勢にある。(18年度の請求件数-0 件) ②安全・危機管理対策 ・4月、災害緊急連絡マニュアルを作成し、職員に周 知徹底を図った。 ・防災・避難訓練を6月(参加者139人)、12月(参加 ▼管理業務上、個人 情報の取扱も多い為、 その扱いには細心の 注意で臨んだ。 ▼情 報公開の請求があれ ば、市との協定に基づ き応じられる態勢で業 務を行なった。 適切に対応されて いる。 ▼災害時は避難所に なる施設である為、安 全・危機管理業務には 力を入れた。防災訓練 の回数を規定どおり実 施した 適切に対応されて いる。 4 / 7 ページ 施した。 者145人)、に実施した。 ③研修の状況 ・2月 ワーカーズコープが運営する他の老人福祉セ ンタへ研修 ・3月 館内諸設備取扱研修 ・4月 防災設備取扱研修 ・5月 スタッフ救命救急勉強会実施 ・6月 ウォーキング協会主催研修 ・8月 福祉レクレーション研修 ・8月 ふまねっと指導者研修 その他多数の研修に参加 ▼新たに施設を管理し て行く為、前半は設備 取扱の研修に力を入 れた。後半は介護予防 関連の研修にスタッフ が参加、そこで得た知 識を実際の業務の中 に活かしている。 職員の資質向上 のための研修に 積極的に参加して いる。 ④環境への配慮 ・照明オフ、空調・電気機器の効率的運転に向けた 保守の実施、スタッフのエレベーター不使用等を徹 底した。センター内にある電気のスイッチに、節電を 促す注意書きを張っている。 ・ゴミの減量化に勤め、お茶ガラ、草刈の草を堆肥 化している。 ・廃棄物排出抑制に向け、電子化や効率的なコピー 方法を徹底した。 ・資源ごみの回収をリサイクル施設に依頼している。 ▼節電、節水の取り組 みはもちろんのこと、 特にゴミの減量化に取 り組み、庭木の選定、 センター周辺でおこ なった草刈の草は、堆 肥化をおこなってい る。また、センター内に 設置してある給茶機か ら出るお茶ガラ(1日3 キロ)もそのままゴミと して出すのではなく堆 肥にするよう取り組ん でおり、スタッフ全員で 環境保全に向けた意 識を高めて管理に努 めた。 適切に対応されて いる。 ⑤市内企業等の活用・福祉施策への配慮 ・管理業務の委託は、市内の企業に発注した。 ・センター内でパン、おにぎりなどの物販を、手稲区 内の障がい者施設にお願いし、週1回実施してい る。 ・資源ごみの回収を障がい者が就 労しているリサイクル施設に依頼している。 ▼委託業務は全て市 内業者に発注、地元企 業の活性化に配慮し た。 ▼施設 運営の基本方針の一 つ「地域福祉の増進」 に沿い地域の福祉施 設が活動し易い場にな るように配慮した。 札幌市の進むべ き方向に合致し、 適切に対応されて いる。 ⑥その他 2 収支の状況 ○収支決算 項目 (千円) H18決算 H18計画 収入 差 42,365 42,606 241 42,265 42,265 0 100 133 33 0 208 208 42,365 42,231 ▲ 134 人件費 20,893 20,865 ▲ 28 物件費 21,472 21,366 ▲ 106 0 375 375 指定管理費 講座等の収入 その他 支出 収入-支出 ○説明 収支に関しては、概ね計画どおり執行している。その他のところで、20 万円以上の収入が出ているが、これは館内に設置してある2台の自動 販売機の売上が主である。物件費に関しては、当初予定していたよりも 除排雪費が、低く済んだためである。 5 / 7 ページ 計画と大きな差な 除排雪をセンター く適切に執行して 職員が行うなど、 いる。 経営努力がみら れ、評価できる。 3 利用者満足度 調査期間:平成19年2月13日∼平成19年3月31日 対象:期間中に手稲老人福祉センターを利用した高 齢者608名 方 調査方法:講座・サークルごとに調査の主旨を説明 法 しアンケート用紙を配布。 回収:記入後、当日又は後日に個別回収。回収数 470部(回収率77%) ※詳しい利用者アンケートは別紙参照 利用者数 百分比 女性 305名 64.9% 男性 132名 28.1% 無回答 33名 7.0% 合計 470名 質問項目B−1センターをいつから利用しています か? の回答数は以下の通り。 回答 今年から 1,2年前=73 3,4年前=77 (1)アンケー 5年以上前=89 10年以上前=116 開設以来=77 トの実施結果 利用の年数と老人福祉センターの運営への関わり 方 質問B−1「センターをいつから利用しています 概 か?」と、質問B−7「センターの運営について感想 要 をお聞かせください。」とのクロス集計 長くセンターを利用している人たちはセンターの運営 に満足している。また、自由記述の意見を記入する など、積極的に関わろうとする傾向が見られた。 いつから利用していますか? 満足(%) 不満(%) 特に感想なし (%) 今年から 35(52.2) 5(7.5) 27(40.3) 1,2年前 43(68.3) 2(3.2) 18(28.5) 3,4年前 51(69.9) 1(1.4) 21(28.7) 5年以上前 66(66) 4(4) 30(30) 10年以上前 52(75.4) 3(4.3) 14(20.3) 開設以来 20(76.9) 1(3.9) 5(19.2) 構 なし (2)運営協議 成 会の開催状 概 況 要 【要望】 卓球利用者有志世話係の方より、卓球利用日を祭日な どで減らさないでとの要望書をうける(8月) 【対応】 要望書に署名されていた方については、直接、卓球につ いては、多目的室が空いているときを、開放として貸し出 しているので、講座、サークルなどを優先的に使う旨伝え た。利用者全般には懇談会を開催し伝えた。 (3)利用者等 からの主な 意見、要望等 とその対応 【要望】 お風呂利用について、ルールなどのご意見が多数上がっ た。 【対応】 お風呂懇談会(参加者55名)を開催し、みんなでルール を決めた。 【要望】 駐車場の使用について、自転車が留めるところに車が止 まっていたり、駐輪場所を広げる要望 【対応】 スタッフの対応がまずく、要望者を怒らせてしまったミス があったが、その後その方の要望をあらためてお伺い し、駐輪場所を増やし、車利用者に懇談会で注意を促す など対応を取った。 6 / 7 ページ 利用者の6割が手稲 区鉄北地区及び前田 地区から。半数の人は 今の町内に20年以上 住んでおり、6割は配 偶者がいる。3人に1人 はバスか、又は徒歩・ 自転車の交通手段で 週に1回∼2,3回サーク ルか講座に参加する ために老人福祉セン ターを利用している。 利用者が老人福祉セ ンターを知ったのは、 知人・友人からと市の 広報・町内回覧がほぼ 同数の4割弱で、利用 歴は5年以内が約半数 だが、10年以上にわた り利用している人も2割 程度いる。半数以上の 人が老人福祉センター の運営に満足している が、4人に1人は特に感 想を持っていない。利 用者の半数以上は健 康上の不安はなく6割 以上の利用者が寝た きり予防や健康維持の ために日常生活のな かで実行している事が ある。しかし、ボラン ティア活動をした事の ある人は4人に1人に 満たない。近所付き合 いは、4割以上が親しく お付き合いをしており、 5人に1人は近隣での 助け合いとして安否確 認、話し相手が出来そ う、と回答した。 センター利用者か らさまざまな項目 に調査を実施し、 数多くの声を聞け たことは評価でき る。 今後はそれらの 声をセンターの運 営に役立てていた だきたい。 難しい要望があが ると利用者を含め た懇談会で話し合 いを設けるなど、 その対応は評価 できる。 ◎総合評価 【指定管理者の自己評価】 総合評価 ①「老人福祉センターを介護予防の拠点とする」という大 方針で運営に当たって来た。この方針の下、「誰もが利 用しやすく、地域の介護予防を進める」「地域に貢献でき る講座を企画する」等、他の施設とは違ったやり方も多く なったが、そのやり方は地域、利用者に確実に浸透して きていると感じている。 ②当初は「民間がどんな運営をするのか?」と遠巻きに 見られていた印象がある。そうした雰囲気の中、利用者 懇談会や講座の場を通じて「手稲老人福祉センター」の 目指す方向を話し理解を求める努力を続けて来た。前運 営者に比べてという賛否両論の声が寄せられたが、多く の方の意見を受ける場を積極的に設けたことで、運営に 対する指針を持つことができた。 ③1年が経過し、当初の目指す方向に向けて進み始めて おり、その方向性は、行政、教育者、地域の方、利用者 に評価を受けている。今後も「老人福祉センター」と「その 利用者」という枠を超える努力をして、地域の介護予防の 拠点として、利用者を主体者に、地域と一体となって進ん で行きたい。 業務改善計画 ①まず、新たな気持ちで2年目に入りたい。その為に運 営を携わるに当たってスタッフ間で話し合った基本方針を 再確認しながら進めて行く。 ②各部屋の利用率は今年度も高いレベルで推移する事 は確実。この為、講座やサークル、自主事業の日程を組 むのがかなり窮屈になる事が予想されるので利用者との コミュニケーションを一層円滑にして理解を求めながら進 めて行く。 ③18年度後半から少しずつ活発化して来た「地域の施 設」としての位置付けをより明確にする為に、近隣の町内 会、学校、福祉施設などに対して、老人福祉センター側 から積極的に一緒に行なえる企画を提案して実行に移 す。 ④センターの活動に関する周知活動については「十分で は無い」との指摘がある。HPに加え年度末から始めたブ ログの活用を積極的に展開し、さらに町内会、地域の行 事に積極的に参加する等してPR活動を促進する。 ⑤センター利用について今後とも混雑が続き、不満も簡 単には無くならないと思われる。センターとしてルールを 作って押し付けるのではなく、利用者同士での話し合い の場を作ることを大切にしながら、進めて行く。 ⑥センター運営の柱となる運営委員会の設立を目指して いく。そのための第1歩として、19年度から、各行事に利 用者運営委員会を立ち上げ、利用者が各行事に主体的 に関わっていく仕組みを作り、利用者との一体感を持った 運営を進めて行く。 【所管局の評価】 総合評価 調査・指示事項 経営努力や利用者対応など、指定管理初年度からその 平成18年度の指定管理業務について、管理業務協定書 管理運営において責任を果たせていると判断できる。 第21条に基づき、実地による調査を予定している。 今後は更なる利用者の拡大や利用者に対する利便性向 上に努めていただきたい。 【外部評価】 【2次評価】 【改善・見直しの検討結果】 7 / 7 ページ
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