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国東市地球温暖化対策実行計画
(第2次計画)
平成 26 年3月
国
東
市
目
次
第 1 章 前計画の経過報告
1
前計画の概要
2 第1次計画の達成状況(基準年度との比較)
第2章 計画の基本的事項
1 計画策定の背景
2 計画の目的及び位置づけ
3 計画期間・基準年度
4 計画の対象範囲
5 対象とする温室効果ガス
第3章 基準年度の温室効果ガスの排出量
1 温室効果ガス総排出量
第4章 計画の目標
1 温室効果ガスの総排出量に関する削減目標
2 温室効果ガスの排出量(一般廃棄物分野等を除く)に関する削減目標
3
温室効果ガス項目別削減目標
第5章 目標達成に向けて実行すべき取組
1 取組の方針
2
具体的な取組内容
第6章 計画達成に向けて実行すべき取組の推進体制について
1 推進体制
2 推進結果の調査・集計
3 計画並びに計画の推進結果の公表
4 職員に対する研修等
5 計画の波及的効果(将来的ビジョン)
第1章
1
前計画の経過報告
前計画の概要
前計画の概要は表1に示すとおりです。
前計画では、計画の期間を平成21年から平成25年までの計5年間と設定し、6%の
温室効果ガス排出量の削減を計画していました。
表1
根拠法令
地球温暖化対策の推進に関する法律第 21 条(法改
正により、第 20 条の 3 で規定)
計画の目的
温室効果ガス排出量の削減
計画期間
平成 21 年度~平成 25 年度
基準年度
平成 20 年度
目
平成 25 年度までに平成 20 年度比で 6%削減する
標
対象範囲
平成 20 年度実績を調査しました施設(公用車を含
む。)の事務・事業を対象。
(指定管理者制度等によ
り、民間等へ施設の管理が移行した施設は除く)法
改正により市が管轄するすべての事務・事業に変
更。
対象とする温室効果ガス
法律第 2 条第 3 項に定める 6 物質
・二酸化炭素・メタン・一酸化ニ窒素
・ハイドフルオロカーボン
・パーフルオロカーボン・六ふっ化硫黄
削減対象とする温室効果ガス
二酸化炭素
二酸化炭素の総排出量に関する削減目標
平成 21 年度から平成 25 年度までの間に、平成 20 年度比で6%削減
平成 20 年度総排出量
平成 25 年度総排出量
(2008 年度)
(2013 年度)
11,991t
11,272t
1
削 減 量
(6%減少分)
719t
2
第1次計画の達成状況(基準年度との比較)
表2
国東市の事務事業における二酸化炭素の総排出量実績
年
基準年度
代替値排出係数
総排出量(Co2換算) 比(%)
度
平成 20 年度(基準年)
11,991t
平成 21 年度
13,497t
12.6
平成 22 年度
13,525t
12.8
平成 23 年度
13,441t
12.1
平成 24 年度
13,655t
13.9
※ 排出係数とは、ℓ.kwh など単位の違う熱量を、重さ(t)に合わせるために用いる係数
表3 排出要因別二酸化炭素排出量実績
二酸化炭素排出量(t-Co2)
排出要因
H20 年度
(基準年度)
H21 年度
H22 年度
H23 年度
H24 年度
気
5,739
7,828
7,950
7,893
8,378
A 重油
1,168
1,060
1,037
949
529
電
灯
油
208
190
281
253
252
軽
油
97
77
67
74
109
ガソリン
211
232
232
220
311
LPG
223
218
241
217
217
4,344
3,892
3,716
3,835
3,859
11,991
13,497
13,525
13,441
13,655
廃プラスチック
類の焼却
計
平成 24 年度の二酸化炭素排出量は表 2・3 に示すとおり、平成 20 年度(基準年度)
比 1,664 t-CO2(13.9%)増加の 13,655 t-CO2 でした。
平成 20 年度に省エネ法が改正され、平成 21 年度以降の調査から市の管轄するすべ
ての使用エネルギー排出量を計上することとなり、基準年に算定していなかった街灯や
施設等が含まれたことにより、目標数値と単純比較できない原因があります。
2
平成 24 年度の二酸化炭素排出量は 13,655 t-CO2 で、内訳では電気使用による排出
量の割合が最も高く、8,378t- CO2 で全体の 61.4%占め、
次いで一般廃棄物の焼却 28.9%、
A重油 3.9%、ガソリン 2.3%、灯油 1.8%、LPG1.6%、軽油 0.8%の順でした。
A 重油の減少の主な要因は、市民病院の建て替えに伴い、冷暖房のエネルギー源の変
更によるものと考えられます。電気、ガソリンの増加の主な要因は、計上していなかっ
た施設と公用車の追加等と考えられます。
表4 市長部局の主な施設における電気使用量
[単位 上段:t
下段:kWh]
H20 年 度
電気
使用量
H20 年度
(基準年度)
H21 年度
H22 年度 H23 年度 H24 年度
(基準年)
と H24 年
度の比較
148
149
154
147
153
269,382
264,816
275,568
267,498
277,860
国見
33
35
34
32
30
支所
60,709
62,836
61,259
58,339
54,212
武蔵
73
68
76
67
55
支所
132,240
120,974
135,357
122,108
99,937
安岐
216
199
196
188
171
支所
393,306
355,212
351,300
341,329
311,240
471
451
460
434
409
855,959
804,140
823,791
789,561
743,505
本庁
計
3%
-11%
-24%
-21%
-13%
平成 24 年度までの達成状況としては、平成 20 年度(基準年度)比目標6%削減は
できていませんが、表4の市長部局の主な施設における電気使用量は、平成 20 年度(基
準年度)比 13%減少できています。
減少の主な要因は、機構改革に伴う庁舎や執務室の減少、冷暖房温度の管理徹底によ
るものと考えられます。また、職員一人ひとりの努力と節電・省エネの意識が定着して
いるところによるものと思われます。
3
第2章
1
計画の基本的事項
計画策定の背景
「地球温暖化」とは、人の活動に伴って発生する二酸化炭素などの温室効果ガスが、大
気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地球全体として地表及び大気の温度
を追加的に上昇させることをいいます。
大気中の温室効果ガスは、産業革命以降、主に化石燃料の使用に伴い増加しつづけてい
ます。このままでは、2100 年までに地球の平均気温が最大で 5.8℃増加することが予測さ
れており、植生の変化や海面の上昇による水没地域の拡大など、生態系や人類の生活に深
刻な影響がでてくるものと予想されています。
1997 年(平成 9 年)には、地球温暖化防止京都会議(COP3)において採択された「京
都議定書」において、我が国は、2008 年(平成 20 年)から 2012 年(平成 24 年)の間の
温室効果ガスの排出量を、1990 年(平成 2 年)比で 6%削減することを国際的に約束し、
これを受けて 1998 年(平成 10 年)には「地球温暖化対策の推進に関する法律」
(以下、地
球温暖化対策推進法という。
)が制定され、地方公共団体に対し、温室効果ガスの排出抑制
のための実行計画を策定することが義務づけられました。
本市では、このような状況を踏まえ 2009 年(平成 21 年)11 月に「国東市地球温暖化対
策実行計画(第1次計画)
」を策定し、市の事務事業の実施に伴う環境負荷の低減と温室効
果ガスの排出抑制に取り組んできました。
その後、国は新たに 2010 年(平成 22 年)3 月に地球温暖化対策基本法を閣議決定し、
温室効果ガスについて、すべての主要国による公平かつ実効性のある国際的な枠組みの構
築と意欲的な目標の合意を前提に、温室効果ガスの排出量を 2020 年(平成 32 年)までに
1990 年(平成 2 年)比で 25%削減することを目指すことを表明しました。また、2050 年
までに 1990 年(平成 2 年)比で 80%削減することを中長期目標に掲げています。
2
計画の目的及び位置づけ
本計画は、
「地球温暖化対策推進法」第 20 条の 3 に規定された、都道府県及び市町村の
事務及び事業に関し、温室効果ガスの排出量削減並びに吸収作用の保全及び強化のための
措置に関する計画として策定されたものです。
また、2008 年(平成 20 年)5 月の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」
(以下、
省エネ法という。
)の改正により、市も特定事業者として全庁的なエネルギー使用の合理化
への取組が義務付けられるようになったことから、本計画は、省エネ対策の面からその取
り組みを推進していく役割も併せ持つものとなりました。
4
国東市は、本計画に基づき、事務事業に起因する温室効果ガス排出量の削減に着実に取
り組むとともに、その実施状況を点検・公表することを通して、市民及び事業者等の意識
の高揚を図り、地球温暖化対策を地域においても積極的に推進していくことを目指します。
2009 年(平成 21 年)に策定した第1次計画は、2013 年(平成 25 年)度で終了したた
め、第2次計画を前計画の成果と課題を踏まえ、国東市の事務事業に係る温室効果ガス排
出量の削減を目的に策定するものです。
3
計画期間・基準年度
基準年度は平成 24 年度とし、
平成 26 年度から平成 30 年度までの 5 年間とします。
※基準年度は、実績が把握できる最も直近の年度である平成 24 年度とします。
なお、実行計画の実施状況や社会情勢の変化により、必要に応じて見直しを行うものと
します。
4
計画の対象範囲
国東市が実施するすべての事務事業を対象とします。
ただし、指定管理者制度等により、民間等へ施設の管理が移行した施設は除きます。
対象施設
本庁舎、支所、出張所、クリーンセンター、最終処分場、し尿処理
市長部局
場、葬祭場、自動車学校、保健センター、姫見苑、くにみ苑、
保育所、浄化センター等
消防施設
国東市消防本部、各消防署
病院施設
国東市民病院
教育委員会部局
生涯学習センター、文化センター、公民館、中学校、小学校、
幼稚園、給食センター、図書館、歴史体験学習館等
5
5
対象とする温室効果ガス
温室効果ガスとは、地球温暖化の原因となる気体です。地球温暖化対策推進法に基づき、
温室効果ガスとして総排出量を把握する対象となるのは次の6種類の物質です。
(表1)
本計画では市における排出実態を踏まえ、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化
二窒素(N20)を対象とします。
ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)
については、排出の把握が困難であるため、対象外とします。
表1温室効果ガスの種類
ガスの種類
二酸化炭素(CO2)
人為的な発生源
産業、民政、運輸部門などにおける燃料の燃焼に伴うものが全
体の9割以上を占め、温暖化への影響が大きい。
(本市の主な発生源)
・電気、燃料の使用 ・廃プラスチック類の焼却
メタン(CH4)
稲作、家畜の腸内発酵などの農業部門から出るものが半分以上
を占め、廃棄物の埋立てからも2~3割を占める。
(本市の主な発生源)
・廃棄物の焼却(クリーンセンター)
・し尿処理量(好気性消化処理)
・下水処理量(終末処理場)
一酸化二窒素(N20)
燃料の燃焼によるものが半分以上を占めるが、工業プロセスや
農業からの排出もある。
(本市の主な発生源)
・自動車の走行量
・廃棄物の焼却(クリーンセンター)
・下水処理量(終末処理場)
ハイドロフルオロカーボン
エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや冷蔵庫の冷媒、断熱
(HFC)
発泡剤などに使用されている。
パーフルオロカーボン
半導体製造用や電子部品などの不活性液体などとして使用さ
(PFC)
れている。
六フッ化硫黄(SF6)
変電設備に封入される電気絶縁ガスや半導体等製造用などと
して使用されている。
6
第3章
1
基準年度の温室効果ガスの排出量
温室効果ガス総排出量
国東市の基準年度(平成 24 年度)における温室効果ガス総排出量は、13,970t-CO2 で、
種別では、二酸化炭素が最も多く、全体の約 97.8%を占めています。
表2 基準年度(平成 24 年度)温室効果ガスの種類別排出量及び排出割合
種
類
排出量(t-CO2)
二酸化炭素(CO2)
13,655
97.8
44
0.3
271
1.9
13,970
100
メタン(CH4)
一酸化ニ窒素(N2O)
計
割合(%)
温室効果ガス種類別割合
一酸化ニ窒素
(N2O)
1.9%
メタン
(CH4)
0.3%
二酸化炭素
(CO2)
97.8%
※ 二酸化炭素は電気・LPG・重油・灯油・ガソリン・軽油・廃プラスチック類の焼却
の使用によるもの。
※
メタン及び一酸化二窒素は、自動車の走行、クリーンセンター、終末処理場、し尿処
理場における廃棄物等の処理等によるもの。
7
表3 基準年度(平成 24 年度)の温室効果ガス排出量の内訳
項
平成 24 年度活動量
目
平成 24 年度排出量
[t-CO2]
割合(%)
電気(kwh)
15,232,016
8,378
60.0
A 重油(ℓ)
195,050
529
3.8
灯油(ℓ)
101,241
252
1.8
軽油(ℓ)
4,908
13
0.1
LPG(㎥)
36,223
217
1.6
171,504
407
2.9
1,432
3,859
27.6
廃棄物の焼却(t)
7,784.62
187
1.3
し尿処理量(㎥)
10,375.7
1
0.0
下水処理量(㎥)
1,653,603
113
0.8
14
0.1
13,970
100.0
自動車用燃料(ℓ)
廃プラスチック類の焼却(t)
その他
合 計
※ 二酸化炭素以外の温室効果ガス排出量は、二酸化炭素の排出量に換算
※ 「自動車用燃料」は「ガソリン」「軽油」を指す。
廃棄物の焼却
1.3%
し尿処理
0%
その他
0.1%
下水処理
0.8%
廃プラスチッ
ク類の焼却
27.6%
自動車用燃料
2.9%
電気
60%
LPG
1.6%
軽油
0.1%
灯油
1.8%
A重油
3.8%
基準年度温室効果ガス排出割合
※ この結果により、二酸化炭素排出量の削減に向け最も効果があると考えられるのは、
電気使用量の抑制です。
※ 住民サービスの質を低下させることなく、省エネルギー化、施設におけるエネルギ
ー効率の向上などの対策を講ずることと併せて、職員一人ひとりによる省エネルギー、
省資源の取り組みを進めていくことが重要となります。
8
第4章
1
計 画
の
目
標
温室効果ガスの総排出量に関する削減目標
国東市の事務事業全体からの温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算値)を平成 26 年度か
ら平成 30 年度までの間に、平成 24 年度比で 6%削減することを目指します。
平成 24 年度総排出量
(基準年度)[t-CO2]
平成 30 年度総排出量
(目標年度)[t-CO2]
13,970
※
13,132
削減量[t-CO2]
(6%減少分)
838
上記の目標は一般廃棄物(ごみ)処理基本計画におけるごみ排出量の削減目標を含ん
だものです。
2
温室効果ガスの排出量(一般廃棄物分野等を除く)に関する削減目標
平成 24 年度排出量
平成 30 年度排出量
削減量[t-CO2]
(基準年度)[t-CO2]
(目標年度)[t-CO2]
(5%減少分)
9,796
9,306
490
※ 電気・ガス・重油・灯油・自動車用燃料などの使用によるものです。
<削減目標の設定の考え方>
改正省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づく年1%以上のエネル
ギー使用効率改善の努力義務を参照し、5年間で5%の削減目標を定めました。
9
3
温室効果ガス項目別削減目標
温室効果ガスの排出量を削減するため、前計画における状況の燃料種別の使用実態や関
係計画の目標値等を考慮し、基準年である平成 24 年度に対する目標年である平成 30 年度
までの分野別(項目別)目標を表 4 のとおり定めます。
項目別の削減目標は、燃料種別の使用実態や関係計画の目標値等を考慮して設定してい
ます。
表 4 分野別(項目別)目標
[直接的に温室効果ガスの排出削減に繋がる項目]
項
目
A 重油
灯油
軽油
LPG
自動車用燃料
(軽油)
(ガソリン)
8,378
15,232,016
529
195,050
252
101,241
13
4,908
217
36,223
407
削減率
(目標年度)
7,959 t-CO2
t-CO2
kwh
14,470,416
503 t-CO2
t-CO2
ℓ
185,297
96,179
ℓ
12.3 t-CO2
t-CO2
4,663
ℓ
ℓ
206 t-CO2
t-CO2
㎥
ℓ
239 t-CO2
t-CO2
ℓ
kwh
34,412
㎥
ℓ
35,524
ℓ
134,110
ℓ
127,404
ℓ
3,859
類の焼却
1,432
187
7,784.62
5%
5%
5%
削減量
419 t-CO2
761,600
9,753
3,473 t-CO2
t-CO2
1,289
t
t
168 t-CO2
t-CO2
7011
t
t
ℓ
13 t-CO2
5,062
ℓ
0.7 t-CO2
5%
5%
kwh
26 t-CO2
245
ℓ
11 t-CO2
1,811
387 t-CO2
t-CO2
37,394
廃プラスチック
廃棄物の焼却
削減目標
平成 24 年度排出量 平成 30 年度排出量
(基準年度)
電気
上段:CO2 排出量 下段:使用量
㎥
20 t-CO2
5%
1,870
ℓ
6,706
ℓ
386 t-CO2
10%
10%
143
t
19 t-CO2
773.62
t
※ 二酸化炭素以外の温室効果ガス排出量は、二酸化炭素の排出量に換算。
※ 廃棄物の目標は、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画におけるごみ排出量の削減目標を含
んだもの。
10
[間接的に温室効果ガスの排出削減に繋がる項目]
○水の使用量
平成 30 年度の水使用量は、基準年度の使用量に比べて 5%減とします。
項
目
水使用量(㎥)
※
平成 24 年度使用量
平成 30 年度使用量
(基準年度)
(目標年度)
158,389
150,470
削減目標
(5%減少分)
7,919
水の使用…水の有効利用は上水道を利用するために必要となる浄水場などにおけるエ
ネルギー使用の削減につながります。また、排水を処理するために必要となる下水処理
施設等におけるネルギー使用量の削減とともに、メタン、一酸化二窒素の排出量も抑制
されます。
○紙の使用量
平成 30 年度の紙使用量は、基準年度の使用量に比べて 5%減とします。(包/500枚)
項
目
コピー用紙購入量(包)
※
平成 24 年度使用量
(基準年度)
17,623
平成 30 年度使用量
(目標年度)
16,742
削減目標
(5%減少分)
881
紙の使用量…紙類の使用量の削減は二酸化炭素の吸収源である森林資源の保全、廃棄
物の削減などの観点から重要な取り組みです。
11
第5章
1
目標達成に向けて実行すべき取組
取組の方針
本計画の目標を達成するため、温室効果ガスの排出の抑制等に配慮した3つの取組の方
針を次のとおり定めます。ここに揚げる取組は、市役所の事務及び事業の実施に当たって
の様々な場面、行動において当てはまり、職員のわずかな心がけで実現が可能なことから、
一人ひとりの取組の徹底を目指します。
なお、病院、福祉施設、図書館等住民サービスを主体としている機関については、住民
サービスの質に影響を与えない範囲内で取り組むものとします。
3つの取組方針
(1) 職員の日々の取組
① 財(物品等)やサービスの購入に当たっての配慮
② 財(物品等)やサービスの使用に当たっての配慮
(2) 施設、設備の改善、管理における省エネルギー対策の推進
① 施設の建築、管理等
(3) 再生可能エネルギーの導入推進
① エコエネルギー設備の導入推進
※一般廃棄物の焼却等に基づく温室効果ガス排出削減の取組については、「国東市
一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」に基づき実施します。
12
2
具体的な取組内容
取組の方針に基づき、具体的な取組内容を次のとおり定めます。
取組内容については、それぞれの施設や所属で取組内容を十分検討し、計画的かつ積
極的に取り組むものとします。
(1)
職員の日々の取組
市は、市民・事業者に率先して、環境に配慮した行動を実践し、温室効果ガスの排出
削減に取り組む必要があります。まずは、職員一人一人が、日々の取組を徹底するとと
もに、この運動を通して、温室効果ガス削減の重要性を市民・事業者に対して啓発しま
す。
①
財(物品等)やサービスの購入に当たっての配慮
グリーン購入
□
の推進
②
再生紙等の購入を積極的に進めることを主とし、国の方針に適合し
た環境物品等を調達すること
財(物品等)やサービスの使用に当たっての配慮
用 紙 類
用
□
両面コピー、両面印刷の徹底
□
縮小可能なものの縮小コピーの徹底(A4判化の徹底)
□
コピー機等におけるミスコピー、ミスプリントの防止(リセット
ボタンの利活用)
紙
類
□
片面使用済用紙の裏紙使用の徹底
□
使用済封筒、不用紙、ファイル等の再使用
□
簡潔明瞭な文書・資料の作成
□
コピー、印刷物の部数、ページ数の減量化
□
庁内の文書や集約発送の文書における封筒使用の自粛
□
庁内の回答文書における形式的なかがみ文の廃止
□
庁内の照会や依頼に対する回答は、簡易なものや該当しないもの
は電話による
□
依頼や照会文書などは、課内(係内)での必要最小限のコピー
□
用紙使用量の把握・管理
FAX、電子
□
FAX送信用文書は、コピーをしない
メディア
□
FAXの送付状の省略、送受信者名等は本文余白を利用
□
庁内LANシステムなど電子メディアを利用したペーパーレス化
13
会
議
□
資料の部数、ページ数の減量化
□
資料等の部分訂正は、差替えでなく、見え消しや言葉による。
□
事前配布資料は、原則再配布を自粛
□
封筒は原則として配布せず、出席者への袋等の持参依頼
□
執務室の勤務時間外の一斉消灯。以後、必要な箇所のみ点灯
□
昼休みは、窓口業務を除き原則として消灯
□
会議室、倉庫、給湯室などの照明は使用時のみ点灯
□
執務室の不必要な照明の減灯と点灯時間の短縮
□
定時退庁の一層の推進に伴う照明時間の縮減
□
廊下、階段等の共有部分の照明は、支障にならない範囲で消灯
□
照明器具の清掃を実施
OA機器、そ
□
パソコン、コピー機、プリンターは省エネモード設定
の他の電気機
□
昼休みや時間外は、不必要なコピー機、プリンター等の電源オフ
器
□
退庁時、可能なものは電源ケーブルをコンセントから抜く
その他
□
空調していない部分に通じる出入口を開放しない
□
冷房の効率化を図るため、ブライントやカーテンを効果的に利用
□
会議室等の適正温度設定(冷房 28℃、暖房 20℃)と省エネ室温に
照明機器
電
気
対応した服装での出席を事前に周知
他 給湯設備
□
給湯設備は、元栓の適正な管理
燃
□
湯沸かし器は、未使用時の口火消火(閉庁時の元火消火)
料
□
給湯設備等炎のこまめな調整
□
食器洗い等の水(湯)の温度の配慮、使用量を節約
□
急発進・急加速や不必要なアイドリングをしない
自
□
タイヤの空気圧調整等の定期的な整備
動
□
不必要な荷物を積んだままの状態にしない
車
□
低燃費車や低公害車の優先的、計画的な使用
□
合理的な走行ルートの選択による効率的・合理的な運行
□
近距離の移動は徒歩や自転車を利用し、公用車の利用を控える
□
走行距離、燃料使用量等の実態把握と改善
□
公用車の集中管理などによる効果的な使用
□
市役所近くの職員はマイカー通勤の自粛を図り徒歩や自転車を利
運転や整備
運行管理
マイカー
用し、遠方の職員は相乗りの実施を推進する。
水
□
ノーマイカーデーの推進
□
食器洗浄や洗濯時等は、水を流しっぱなしにしない。
□
その他日常的な節水の励行
14
そ
物
□
物品等の長期間使用
の
□
長期間未使用の事務用品や遊休(不用)備品等の有効的な使用
他
□
事務機器や用品等の故障、不具合の際の修繕再使用
□
省エネ対策の執務環境に対応した能率的な服装(エコスタイル)
服
品
装
減
物品管理
□
適切な在庫管理・調整による物品の計画的な購入(再掲)
量
用紙類
□
用紙類の使用に当たっての配慮事項(再掲)
遊休物品等
□
事務機器や用品等の故障、不具合の際の修繕再使用(再掲)
不用紙等
□
使用済封筒、不用紙、ファイル、付箋紙等の再使用(再掲)
サ
□
シュレッダーダストは、可能な限り資源化
イ
□
トナーカートリッジは、業者に回収、資源化を要請
ク
□
不用紙は資源ゴミとして廃棄し、燃やせるゴミから排除
□
自動車や冷蔵庫等を廃棄する際は、業者に冷媒フロンの適正な回
化
再
使
用
リ
ル
そ
フロン
の
収・再利用・破壊処理を委託
他
(2)
施設、設備の改善、管理における省エネルギー対策の推進
既存の施設や設備(空調、照明、給湯等)については、効率的利用に努め、更新時にお
いては、エネルギー消費効率の高い設備や機器を導入して改善することにより、温室効果
ガスの削減を図ります。
① 施設の建築、管理等
建設時
□ 庁舎等の建設にあたっては、省エネ、省資源など環境保全となる
施設の建設に努める
□ 高効率照明の導入に努める
庁
舎
電気使用量
□
電気使用量の把握・管理
空調設備
□
冷暖房の適正温度設定(冷房 28℃、暖房 20℃)
□
勤務時間外の冷暖房の自粛
□
空調機器、ボイラー等の定期的な整備・点検及び適正な運転管理
□
パッケージエアコン等の更新は、非フロン系機器の導入
□
空調機の吹き出し口の障害物の撤去
15
管
照明機器
□
空調機の室外機は、よしず等による日除けの実施
□
事務室の再配置等による効率的な照明
□ LED など省エネ型照明機器への転換
理
□
個々に点消灯できる装置の設置及び利用
□
照明器具の清掃を実施
コピー機等
□
コピー機やプリンター等の集中管理の徹底、台数の見直し
テレビ・冷
□
テレビ、冷蔵庫等の利用実態を調査し、その適正配置
蔵庫等
□
自動販売機は省エネ型への変更や台数の削減、通電時間の見直し
について業者に要請
水
□
水漏れ等の点検の定期的実施
□
水洗トイレは、適切な流水量に配慮及び流水音装置の設置
□
水使用量の把握及び設備の管理
地
□
敷地内の緑地の適正な維持管理、緑化の計画的な推進
その他
□
廃棄物の分別・保管施設の管理
緑
設
□ LED など省エネ型の照明機器の導入(再掲)
計
建
築
解
□
階段、事務室、トイレ等への自然光の取り入れ
□
空調設備や消火器等には、非フロン系機器の導入
□
部屋の内装色を明るくする
□
敷地内の緑化、周辺緑化、屋上緑化、壁面緑化の検討
施
工
□
省エネ・省資源に徹した工法の検討、実施
廃
棄 物
□
請負業者への建設副産物の減量化、再利用、資源化を支持
□
樹木の剪定枝や落ち葉等のコンポストによる堆肥化
□
フロンを含む機器を修理又は廃棄する場合は、業者に適切な回
解体・修理
体
収・再利用・破壊処理を委託
□
病
院
教育機関
請負業者へ施設解体廃棄物の資源化を指示
□
医療機器等は、省エネルギー型製品など環境への負荷を少ない機器導入
□
笑気ガスの適正利用・管理
□
医療廃棄物の処理手順を明確にし、業者に適正処理を委託
□
給食の適正量の調理又は発注による廃棄物の減量化
□
患者、利用者に省エネ・省資源への協力要請
□
環境教育の推進
□
環境保護団体等が実施する環境保全活動への参加
□
環境保全活動の実施
16
その他
(3)
□
道路や公園等公共施設の緑地の適正な維持管理
□
森林の適正な保全管理
再生可能エネルギーの導入推進
石油、石炭等の化石燃料は再生不可能な資源であり、また、大量消費は地球温暖化の原
因となっていることから、これら限りある資源と地球環境を保全するために、太陽光等の
再生可能エネルギーの導入を推進します。
① エコエネルギー設備の導入推進
エコエネルギー設備の導入 □ 施設における太陽光エネルギー等、自然エネルギーの導
推進
入に努める。
17
第6章
1
計画達成に向けて実行すべき取組の推進体制について
推進体制
本計画を計画的かつ総合的に推進させ、より実効ある活動とするため、副市長を委員長、
教育長を副委員長とする「国東市地球温暖化対策推進委員会」を設置し、全庁的な取組の
推進を図ります。
国東市地球温暖化対策推進委員会
委員長 : 副市長
副委員長: 教育長
委
員 : 総務課長・国見総合支所長・武蔵総合支所長・安岐総合支所長
秘書課長・政策企画課長・財政課長・税務課長・市民健康課長
福祉課長・高齢者支援課長・農政課長・観光課長・建設課長
会計管理者・議会事務局長・教育次長・社会教育課長・
消防長・市民病院事務長
①
計画の策定、見直し
②
計画の推進
③
課及び支所内等の普及、啓発
事務局(環境衛生課)
①
計画の推進に関する庶務
ワーキンググループ
環境推進員(各課より 1 名選任)
① 各職員への啓発
②
エネルギー使用量や取組状況等の点検・評価、指導・改善
18
2
推進結果の調査・集計
期間中、年度当初に温室効果ガスの総排出量を全庁的に調査、集計を行います。その集
計結果を基に、所属ごとの推進状況の確認と相対評価を行います。事務局は、取り組み状
況を集計、事務事業における温室効果ガスの総排出量、数値目標の達成状況等の点検、評
価を行い、その結果を国東市地球温暖化対策推進委員会に報告します。
3
計画並びに計画の推進結果の公表
国東市地球温暖化対策実行計画並びに同計画の年度ごとの推進結果を市ホームページ等
により公表するものとします。
4
職員に対する研修等
国東市地球温暖化対策実行計画推進事務局は、職員に対し、本計画の周知を図るととも
に、環境問題に関する情報提供(研修・講演会・シンポジウム等の開催情報)を行います。
また、庁内連絡等を通じて本計画の取組事項について啓発を図り、具体的活動内容等につ
いて教示、指導等を行い、職員の意識高揚を図ります。
5
計画の波及的効果(将来的ビジョン)
本計画は、地球温暖化対策の一環として、本市直営の公共施設の事務、事業を対象に温
室効果ガス削減に向けた各種取組を推進するものです。そして、同計画を鋭意推進するこ
とにより温室効果ガス 6%の削減目標を達成することはもとより、各種取組を通じて、市内
の事業所並びに市民に地球温暖化対策の必要性について、あらゆる機会をとらえて呼びか
けるとともに、市の取組状況を広く市民に周知していきます。
これらの取り組みにより、市民や事業所による自発的な活動を促進させ、市民等との協
働による全市的な取組にしたいと考えています。
19
様々な取り組み例
省エネ行動と省エネ効果
取り組み
夏の冷房時の室温28℃
年間省エネ量
CO2 削減量
30.24kwh
10.6 ㎏-CO2
53.08 kwh
18.6 ㎏-CO2
外気温度 31℃の時、エアコン(2.2kw)の冷房設定温度
を 27℃から 28℃にした場合(使用時間:9 時間/日)
冬の暖房時の室温20℃
空
調
外気温度 6 度の時に暖房の設定温度を 21℃から 20℃にし
た場合(使用時間:9 時間/日)
冷房・暖房は必要なときだけつける。
・冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃) 18.78 kwh
6.6 ㎏-CO2
・暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃) 40.73 kwh
14.3 ㎏-CO2
フィルターを月に 1 回か2回清掃
31.95kwh
11.2 ㎏-CO2
年間省エネ量
CO2 削減量
84kwh
29.4 ㎏-CO2
フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kw)とフィ
ルターを清掃した場合
※体感温度アップ!
カーディガン +2.2℃
ひざ掛け
+2.5℃
ソックス
+0.6℃
取り組み
照
電球型蛍光ランプに取り替える。
明
54W白熱電球から 12W蛍光ランプに交換
器
点灯時間を短く。
具
・1時間短縮した場合(54Wの白熱電球を1灯)
19.71 kwh
6.9 ㎏-CO2
・1時間短縮した場合(12Wの白熱電球を1灯)
4.38 kwh
1.5 ㎏-CO2
取り組み
年間省エネ量
CO2 削減量
O
使わない時は、電源を切る。
A
1日1時間利用時間を短縮した場合
機
・デスクトップ型
31.57kwh
11 ㎏-CO2
器
・ノート型
5.48kwh
1.9 ㎏-CO2
出典:
(財)省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」
20
省エネ行動と省エネ効果
取り組み
年間省エネ量
CO2 削減量
(ガソリン)
ふんわりアクセル『eスタート』
83.57ℓ
194 ㎏-CO2
自
発進時5秒間の省エネ意識
動
加減速の少ない運転
29.29ℓ
68 ㎏-CO2
早めのアクセルオフ
18.09ℓ
42 ㎏-CO2
アイドリングストップ
17.33ℓ
40.2 ㎏-CO2
車
30 ㎞走行毎に1回、4分間アイドリングを減らす場合
※各省エネ行動ごとの削減割合は、ふんわりアクセルeスタート、加減速の少ない運転、早めのアクセルオフ
については、スマートドライブコンテストの操作別燃料消費削減割合による。
アイドリングストップについては 30 ㎞ごとに 4 分間の割合で行うものとし、アイドリング時の消費燃料は「エ
コドライブ 10 のすすめ」の「アイドリングストップ」による。
年間削減量および年間走行距離、平均燃費は 2,000cc普通乗用車/年間 10,000 ㎞走行とし、平均燃費 11.6
㎞/L で計算。
省エネ
レッスン
1.エコドライブは安全運転。
2.走行は適正スピードで。
3.燃費面でも経済的です。
4.希望速度を 5 ㎞/h 低減。
5.高速走行時は、窓を閉めて。
6.道路の交通情報を活用して。
7.エアコンの使用を控えめに。
8.タイヤの空気圧をこまめにチェック。
9.不要な荷物は積まずに走行。
出典:
(財)省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」
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