平成22年3月 第131期報告書 - 弘電社

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第131期報告書
(
自 平成21年4月1日
至 平成22年3月31日
)
事
業
報
告
連 結 貸 借 対 照 表
連 結 損 益 計 算 書
連結株主資本等変動計算書
連
結
注
記
表
連結計算書類に係る会計監査人監査報告書謄本
貸
借
対
照
表
損
益
計
算
書
株主資本等変動計算書
個
別
注
記
表
会計監査人監査報告書謄本
監査役会監査報告書謄本
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事
業
( 自至
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報
平成21年4月1日
平成22年3月31日
告
)
Ⅰ. 企業集団の現況に関する事項
(1) 事業の経過及びその成果
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策の効果や新興国の高い
経済成長率に支えられ、輸出関連企業を中心とした好況感が出てきましたが、未だ所
得・雇用環境は厳しく、失業率も高い水準で推移するなど、厳しい経済環境が続きま
した。
当業界におきましても、政府の経済対策による建設投資の拡大が図られたものの、
民間の建設投資は依然回復せず、全体の建設投資の減少傾向に歯止めが掛らない、厳
しい環境で推移いたしました。
この様な厳しい経済状況の中、当社グループの電気設備工事事業は顧客密着型の営
業活動と採算性を重視した受注確保を最重要課題として活動してまいりましたが、受
注工事高は254億69百万円(対前年同期比21.2%減)に止まりました。一方、完成工事
高は大型物件の売上計上や会計基準の変更により、313億17百万円(対前年同期比
11.6%増)となりました。
また、商品販売事業は、設備投資の低迷の影響を受け、主力の機器品等の売上げが
大きく後退し、商品売上高は77億38百万円(対前年同期比23.5%減)と前年を下回り
ましたが、完成工事高と商品売上高を併せた売上高合計は、完成工事高の堅調な伸び
により、390億56百万円(対前年同期比2.3%増)と前年を上回りました。
損益につきましては、当社グループ全体で取り組んでいます「KCI(弘電社 コスト
イノベーション)活動」により、施工方法の改善、施工品質の向上等による工事原価
低減策や資材コストの圧縮、固定費削減策等の諸施策を強力に推進いたしましたが、
為替差損31百万円の発生、貸倒引当金の積み増し等により、営業利益は3億64百万円
(対前年同期比7.2%減)となり、経常利益も3億95百万円(対前年同期比8.5%減)に
止まりました。なお、当期純利益は税金費用の減少等により、1億40百万円(対前年
同期比73.7%増)となりました。
事業別売上高
事 業 区 分
第130期
(平成21年3月期)
売 上 高
構 成 比
百万円
電 気 設 備 工 事 事 業
商 品 販 売 事 業
合
計
28,059
10,114
38,173
― 1 ―
第131期
(平成22年3月期)
売 上 高
構 成 比
%
73.5
26.5
100.0
百万円
31,317
7,738
39,056
%
80.2
19.8
100.0
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(2) 設備投資の状況
当連結会計年度における設備投資について、特に記載すべき事項はありません。
(3) 資金調達の状況
当連結会計年度における資金調達について、特に記載すべき事項はありません。
(4) 財産及び損益の状況の推移
第128期
第129期
第130期
第131期
(平成19年3月期) (平成20年3月期) (平成21年3月期) (平成22年3月期)
区 分
受 注 工 事 高 (百万円)
26,759
30,149
32,341
25,469
売
高 (百万円)
42,955
39,852
38,173
39,056
経 常 利 益 (百万円)
61
439
432
395
当 期 純 損 益 (百万円)
△94
94
81
140
△5.29
5.32
4.56
7.92
上
1株当たり当期純損益
(円)
総
資
産 (百万円)
29,911
27,808
27,430
26,092
純
資
産 (百万円)
11,675
11,582
11,495
11,565
(注) 1. △印は損失を示しております。
2. 第128期の当期純損失は減損会計の適用、工事損失引当金計上等であります。
(5) 対処すべき課題
今後の見通しといたしましては、政府の経済対策効果により、景気二番底の回避は
期待できるものの、所得・雇用環境の改善には至らず、個人消費の低迷は続き、景気
の先行き不透明感は今後も続くものと思われます。
このような事業環境の中、当社では引き続き「KCI(弘電社 コスト イノベーショ
ン)活動」を推進し、強固な経営基盤、安定した収益、事業の成長を実現するため経
営改革・事業革新を断行してまいります。
この方針のもと、平成22年度より組織の改編を実行し、顧客のリニューアル・ニー
ズに迅速に対応するため、リニューアル事業部を新たに設立いたしました。新規(新
築)案件の減少の中、今後より一層のリニューアル事業の拡大に努めてまいります。
さらに、環境事業であるバッテリードック事業の推進を図ると共に、海外において
は中国現地法人「弘電社機電工程(北京)有限公司」及び「弘電社物業管理(北京)
有限公司」による建設技術コンサルタント事業・総合設備請負工事事業及び建物賃貸
事業・ビルメンテナンス事業等の着実な進展を図ってまいります。
以上のように、当社グループは受注・売上の拡大と安定した利益の確保ができる体
制とすることで、企業価値の維持・向上を図り、技術と創造力で、より豊かな人間社
会の実現に貢献する企業グループを目指し、今後とも邁進する所存であります。
― 2 ―
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(6) 重要な親会社及び子会社の状況
①
親会社の状況
会 社 名
所 在 地
資 本 金
三菱電機株式会社
東京都千代田区
175,820百万円
(注)
②
親会社が所有
する当社株式数
及び出資比率
主要な事業内容
8,971千株 各 種 電 気 製 品 の 製
50.4% 造・加工及び販売
当社の電気設備工事事業は親会社より屋内線工事等を受注し、また、商品販売事業は
親会社より電気機器、冷熱住設機器等の商品を仕入れ、販売を行っております。
重要な子会社の状況
会 社 名
所 在 地
資 本 金
出資比率
弘電工事株式会社
東京都中央区
弘電社機電工程
(北京)有限公司
中華人民共和国北京市
1,000千米ドル
100%
建設技術コンサルタント事業
総合設備請負工事事業
弘電社物業管理
(北京)有限公司
中華人民共和国北京市
470百万円
100%
建物賃貸事業
ビルメンテナンス事業
株式会社弘電テクノス
東京都中央区
10百万円
20百万円
主要な事業内容
47.5% 電気工事請負業
100% 電気工事請負業
(7) 主要な事業内容
事 業
区 分
事
業
内
容
電 気 設 備 工 事 事 業
屋内線工事、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事の
設計・施工・請負
商
汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器、昇降機
等の販売
品
販
売
事
業
― 3 ―
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(8) 主要な事業所
会
社
名
事
業
所
名
本
当
社
所
社
東京都中央区
東
北
支
店
宮城県仙台市青葉区
茨
城
支
店
茨城県小美玉市
在
東
関
東
支
店
茨城県小美玉市
北
関
東
支
店
埼玉県さいたま市北区
千
葉
支
店
千葉県千葉市中央区
横
浜
支
店
神奈川県横浜市西区
店
愛知県名古屋市千種区
名
古
屋
支
大
阪
支
店
大阪府大阪市中央区
中
国
支
店
広島県広島市中区
九
州
支
店
福岡県福岡市博多区
弘電工事株式会社
本
社
東京都中央区
弘電社機電工程
(北 京 )有 限 公 司
本
社
中華人民共和国 北京市
弘電社物業管理
(北 京 )有 限 公 司
本
社
中華人民共和国 北京市
株式会社弘電テクノス
本
社
東京都中央区
地
(9) 従業員の状況
①
企業集団の従業員の状況
従業員数(前期末比増減)
平 均 年 齢
639名(12名減)
②
42.4歳
平均勤続年数
16.0年
当社の従業員の状況
従業員数(前期末比増減)
平 均 年 齢
554名(12名減)
43.7歳
― 4 ―
平均勤続年数
17.5年
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(10) 主要な借入先
借
株
株
三
株
入
式
会
式
菱
社
三
会
U
式
F
会
菱
社
J
信
社
先
東
み
託
三
京
U
ず
銀
井
F
J
ほ
行
株
住
銀
銀
式
友
会
銀
借 入 金 残 高
行
487百万円
行
440百万円
社
130百万円
行
100百万円
(11) その他
当社は平成21年8月、県からの建設業の許可を受けていない会社との間で一定額
(500万円)を超えた下請契約を締結したことに対し、国土交通省関東地方整備局より
建設業法第3条第1項の規定に違反したとの指摘を受けました。平成22年3月、同行
為は建設業法第28条第1項第6号に該当するため、国土交通省関東地方整備局より指
示処分を受けました。
この事実を厳粛に受け止め、今後このような事態が二度と発生しないよう、再発防
止のため、全役職員に対し再発防止策を図り、建設業法の遵守徹底を行ってまいりま
す。
Ⅱ. 会社の株式に関する事項
(1) 発行可能株式総数
40,000,000株
(2) 発行済株式の総数
17,940,000株
(3) 株
主
数
2,041名
― 5 ―
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(4) 大
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株
主
株
三
弘 電 社 従 業 員 持 株 会
630千株
3.5%
三
社
585千株
3.3%
吾
300千株
1.7%
ネ グ ロ ス 電 工 株 式 会 社
235千株
1.3%
株式会社三菱 東京UF J銀行
234千株
1.3%
株 式 会 社 み ず ほ 銀 行
234千株
1.3%
田
中
憲
治
222千株
1.2%
木
村
吉
孝
166千株
0.9%
阿
児
常
郎
119千株
0.7%
木
所
株
株
式
式
会
出資比率
50.4%
地
機
持 株 数
8,971千株
菱
電
名
社
鈴
菱
主
会
正
治
(注) 1. 千株未満は切り捨てて表示しております。
2. 当社は、自己株式133,313株を保有しておりますが、上記大株主から除いておりま
す。
また出資比率は、自己株式を控除して計算しております。
― 6 ―
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Ⅲ. 会社役員に関する事項
(1) 取締役及び監査役
地
代
取
代
専
代
常
取
位 氏
表
締
表
務
表
務
取
役
取
取
取
取
締
締
社
締
締
締
締
役
内
長
役
佐
役
役
渡
役
名
担当及び重要な兼職の状況
山
安
政 電力・産業・プラント事業本部長
藤
雄
介 専務執行役員 内線事業本部・支店担当
辺
哲
男
順
常務執行役員 総務本部長兼人事部長、IR・コンプライ
一 アンス担当
株式会社弘電テクノス 代表取締役
役 山
本
取締役相談役 田
中
取
締
役 田
丸
取
締
役 柴
田
取
締
役 石
黒
取
締
役 林
取
締
役 山
取
締
取
締
常務執行役員 経営企画本部長兼資材部・コスト企画
部・環境推進事業部担当
三菱電機株式会社 社会システム事業本部社会システム
業務部長兼コンプライアンスマネージャー
透
三菱電機プラントエンジニアリング株式会社 社外取締
役
昭
修 常務執行役員 内線事業本部長
得
也 常務執行役員 内線事業本部副本部長
玄
樹 常務執行役員 大阪支店長
下
正
澄 常務執行役員 九州支店長
役 横
田
博
光 常務執行役員 機販事業本部長
役 小
林
常 勤 監 査 役 鹿
島
康
夫
常 勤 監 査 役 大
友
利
夫
常 勤 監 査 役 加
瀬
康
彦
監
本
克
美 三菱電機株式会社 関係会社部経営企画担当部長
査
役 濱
清 常務執行役員 経営企画本部副本部長兼経営企画部長
(注) 1. 取締役 山本 透氏は会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。
2. 常勤監査役 加瀬康彦氏、監査役 濱本克美氏は会社法第2条第16号に定める社外監
査役であります。
3. 常勤監査役 加瀬康彦氏は、三菱エレクトリック・ヨーロッパ社代表取締役兼欧州
代表及び三菱電機香港集団有限公司董事長等、多くの企業経営の経験があり、財務
及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。
4. 監査役 濱本克美氏は、当社の親会社である三菱電機株式会社において経理業務を
担当した経歴があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものでありま
す。
― 7 ―
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5. 当事業年度中に以下の取締役の地位・担当等の異動がありました。
氏
名
新
旧
異動年月日
内山安政
代表取締役
取締役社長
電力・産業・プラント事業
本部長
田中 昭
取締役相談役
代表取締役
常務取締役兼常務執行役員
電力・産業・プラント事業
本部長
代表取締役
取締役社長
平成22年1月1日
平成22年1月1日
(2) 事業年度中に退任した取締役及び監査役
地
位
氏
名
退 任 日
取
締
役
竹
岡 徹 二
平成21年6月26日
取
締
役
吉
田 忠 博
平成21年6月26日
監
査
役
原
田 俊 彦
平成21年6月26日
(注) 監査役 原田俊彦氏は、辞任による退任であります。
(3) 取締役及び監査役の報酬等の総額
区
取
(う ち 社
監
(う ち 社
合
分
支給人数
締
役
外 取 締 役)
査
役
外 監 査 役)
計
報酬等の総額
13名
(―名)
3名
(1名)
138百万円
(―)
43百万円
(14百万円)
16名
182百万円
(注) 1. 上記金額には、取締役の使用人分の給与は含まれておりません。
2. 上記の取締役の支給人数には、社外取締役1名が無報酬のため含まれておりません。
3. 上記の取締役の支給人数には、平成21年6月26日開催の第130回定時株主総会の終
結の時をもって退任した取締役2名が含まれております。
4. 上記の監査役の支給人数には、平成21年6月26日開催の第130回定時株主総会の終
結の時をもって辞任した監査役1名が無報酬のため含まれておりません。
5. 上記の監査役の支給人数には、平成21年6月26日開催の第130回定時株主総会にて
選任された監査役1名が無報酬のため含まれておりません。
6. 上記支給額には、当事業年度に計上した役員退職慰労引当金繰入額40百万円(取締
役34百万円、監査役6百万円)を含んでおります。
7. 上記支給額のほか、平成21年6月26日開催の第130回定時株主総会決議に基づき、
役員退職慰労金を退任取締役2名に対して、41百万円支給しております。
― 8 ―
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(4) 社外役員に関する事項
①
重要な兼職先と当社との関係
区
②
分
氏
名
社外取締役
山本 透
社外監査役
加瀬康彦
社外監査役
濱本克美
兼職状況
当社との関係
三菱電機株式会社 社会システム 親会社
事業本部社会システム業務部長兼
コンプライアンスマネージャー
三菱電機プラントエンジニアリン 親会社の子会社
グ株式会社 社外取締役
―
―
三菱電機株式会社 関係会社部経
親会社
営企画担当部長
当事業年度における主な活動状況
区
分
社外取締役
社外監査役
社外監査役
氏
名
出席状況及び発言状況
山本 透
当事業年度中に開催した取締役会17回のうち、11回出席し、そ
の都度、三菱電機株式会社での豊富な経験と高い見識から必要
に応じ発言を行っております。
平成21年8月に国土交通省関東地方整備局より建設業法違反の
指摘を受けた後、再発防止策の取り組みに関し、助言・指示を
行い、その内容を確認いたしました。
加瀬康彦
当事業年度中に開催した取締役会17回のうち、17回出席、ま
た、監査役会5回のうち、5回出席し、その都度、企業経営者
としての豊富な経験と高い見識から、また、財務及び会計等の
専門的見地から監査役会、取締役会にて必要に応じ発言を行っ
ております。
平成21年8月に国土交通省関東地方整備局より建設業法違反の
指摘を受けた後、再発防止策の取り組みに関し、助言・指示を
行い、その内容を確認いたしました。
濱本克美
同氏監査役就任後の当事業年度中に開催した取締役会13回のう
ち、13回出席、また、監査役会4回のうち、4回出席し、その
都度、財務及び会計等の専門的見地から必要に応じ発言を行っ
ております。
平成21年8月に国土交通省関東地方整備局より建設業法違反の
指摘を受けた後、再発防止策の取り組みに関し、助言・指示を
行い、その内容を確認いたしました。
― 9 ―
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Ⅳ. 会計監査人に関する事項
(1) 会計監査人の名称
あずさ監査法人
(2) 当事業年度に係る会計監査人の報酬等の額
① 当事業年度に係る会計監査人としての報酬等の額
29百万円
② 当社及び当社子会社が支払うべき金銭その他財産上の利益の合計額
29百万円
(注)
当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査と金融商品取引法に
基づく監査の監査報酬の額を区分しておりませんので、上記の金額には金融商品取引法
に基づく監査の報酬等の額を含めて記載しております。
(3) 非監査業務の内容
当社は会計監査人に対して、公認会計士法第2条第1項の監査証明業務以外の業務
を委託しておりません。
(4) 会計監査人の解任または不再任の決定の方針
取締役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断
した場合は、監査役会の同意を得たうえで、または下記に掲げる監査役会の請求に基
づいて、会計監査人の解任または不再任を株主総会の会議の目的とすることといたし
ます。
監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断
した場合は、取締役会に会計監査人の解任または不再任を株主総会の会議の目的とす
ることを請求します。
また、監査役会は会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると
認められる場合は、監査役全員の合意に基づき、監査役会が会計監査人を解任いたし
ます。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会に
おきまして、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告いたします。
― 10 ―
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Ⅴ. 会社の体制および方針
(1) 業務の適正を確保するための体制の整備に関する事項
当社は、平成18年5月23日開催の取締役会において、内部統制に関する基本方針に
ついて決議し、その後、平成20年7月18日開催の取締役会において、一部改定いたし
ました。
基本方針は次のとおりです。
① 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための
体制
ⅰ. 会社の基本方針である「企業理念」、「経営方針」及びコンプライアンス方針で
ある「弘電社行動基準」、「企業倫理ガイドライン」のもと、法令遵守と社会倫理
の遵守を周知徹底する。
ⅱ. コンプライアンス委員会において、法令遵守等に係る会社の基本方針や啓蒙・
教育活動に関する決定を行う。また、各部署の法務マネージャーはコンプライア
ンス委員会において定められた基本方針に基づき、コンプライアンス活動が社内
において、適正且つ迅速に行われるよう、管理する義務を負う。
ⅲ. コンプライアンス体制における内部通報窓口を設置したことにより、今後、法
令違反行為を早期に発見し、是正することができるコンプライアンス体制を確立
する。
ⅳ. 市民生活の秩序や安全、企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力及び団
体とは一切の関係を持たず、また反社会的勢力からの不当な要求に対しては、組
織全体で毅然とした態度で対応し、一切の関係を遮断する。
②
取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務の執行に係る情報の文書及びデータについては、文書管理規程に基
づき、定められた期間、保存及び管理を行う。
③
損失の危険の管理に関する規程その他の体制
リスク管理規程を定め、社内におけるコンプライアンス、財務、災害、環境、品
質、情報セキュリティー、輸出管理のリスク管理担当部門を定める。各担当部門は
それぞれの部門に属するリスクの管理及び対応策を構築し、また、社内へ周知徹底
させることとする。
④
取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
ⅰ. 取締役会を原則月1回開催するとともに、必要に応じて適時取締役会を開催し、
重要事項について迅速に意思決定を行なうものとする。
ⅱ. 取締役会の決定に基づく業務執行については、分掌規程、権限規程等において、
それぞれの責任者及びその責任、執行手続の詳細について定める。
― 11 ―
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⑤
株式会社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確
保するための体制
ⅰ. 当社は親会社の内部監査部門による定期監査を受け入れるとともに、親会社の
内部通報制度を社内周知徹底することとする。
ⅱ. 親会社の実施する親会社グループのコンプライアンス会議及び研修会に出席す
ることとする。
ⅲ. 子会社には当社による監査を定期的に実施する。
ⅳ. 子会社に当社より役員を派遣し、子会社の業務の適正性を確認する。
ⅴ. 子会社に当社の内部通報制度を周知する。
⑥
監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用
人に関する事項
監査役から要求があった場合、監査役と協議し、職務を補助する使用人を置くこ
ととする。
⑦
前号の使用人の取締役からの独立性に関する事項
監査役の職務を補助する使用人を置く場合、その使用人の任命にあたっては監査
役会の同意を得て行うものとし、また、その使用人の人事異動、人事評価等に関し
ても、監査役会の同意を得るものとする。
⑧
取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制及びその他の監査が実効的に
行われることを確保するための体制
ⅰ. 監査役は取締役会等重要会議に出席し、取締役及び使用人から報告を受けるも
のとする。
ⅱ. 監査役は代表取締役と定期的な情報交換会を実施することとする。
ⅲ. 当社の内部監査部門は定期的に報告を行うものとする。
⑨
財務報告の信頼性を確保するための体制
当社グループは財務報告の適正性と信頼性を確保するための体制を整備し、定期
的に有効性を評価する。
(2) 剰余金の配当等の決定に関する方針
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営方針として位置付け、財務体質
の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実、また、今後の業績の動向等
を総合的に判断し、安定的な配当に努めることを基本方針としております。
上記の方針に基づき、当期の配当につきましては1株当たり5円の普通配当といた
します。また、当社は平成22年3月1日に創業100周年を迎えられたことを株主の皆様
に感謝申し上げますとともに、記念配当を1株当たり2円実施し、合計7円とさせて
いただきます。次期の配当金につきましても、上記の基本方針に基づき、1株当たり
5円の配当を予定しております。
― 12 ―
〆≠●0
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連結貸借対照表
(平成22年3月31日現在)
資
産
の
部
負
債
の
部
百万円
流
動
現
産
動
負
14,102
債
10,281
支払手形・工事未払金等
短
期
借
入
金
1,257
受取手形・完成工事未収入金等
15,377
リ
ー
ス
債
務
8
未 成 工 事 支 出 金
161
未
金
361
商
品
469
未 払 法 人 税 等
103
預
金
448
金
1,444
金
428
繰 延 税 金 資 産
372
完成工事補償引当金
10
そ
他
366
工 事 損 失 引 当 金
243
未 成 工 事 受 入 金
476
金
△56
そ
483
定
期
預
流
2,527
貸
金
20,663
金
短
固
資
百万円
貸
付
の
倒
資
引
当
産
5,429
有形固定資産
1,436
機械・運搬具・工具器具・備品
50
土
リ
ー
ス
資
地
910
産
4
無形固定資産
80
り
賞
固
2,401
建 物 ・ 構 築 物
払
与
引
当
の
定
負
他
424
債
退 職 給 付 引 当 金
87
役員退職慰労引当金
152
長 期 リ ー ス 債 務
24
そ
の
負
債
純
160
他
合
計
資
産
14,527
の
部
百万円
株
主
資
11,500
本
ソ フ ト ウ ェ ア
23
資
金
1,520
リ
産
27
資 本 剰 余 金
1,070
他
29
利 益 剰 余 金
8,957
ー
そ
ス
資
の
投資その他の資産
2,946
投 資 有 価 証 券
1,629
繰 延 税 金 資 産
386
そ
貸
資
の
倒
産
引
合
当
計
他
1,308
金
△378
自
本
己
株
△47
式
評価・換算差額等
37
その他有価証券評価差額金
29
為替換算調整勘定
7
少数株主持分
26,092
― 13 ―
純
資
産
28
合
計
11,565
負債・純資産合計
26,092
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連結損益計算書
( 自至
科
平成21年4月1日
平成22年3月31日
目
)
金
額
百万円
売
完
商
売
完
商
上
高
成
工
事
高
品
売
上
高
上
原
価
成 工 事 原 価
品 売 上 原 価
売
上
総
利
益
完 成 工 事 総 利 益
商 品 売 上 総 利 益
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
営 業 外 収 益
受 取 利 息 配 当 金
賃
貸
料
そ
の
他
営 業 外 費 用
支
払
利
息
売
上
割
引
賃 貸 資 産 経 費
そ
の
他
経
常
利
益
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 利 益
当
期
純
利
益
31,317
7,738
39,056
29,731
6,608
36,339
1,586
1,130
23
69
83
21
23
43
57
3
77
181
― 14 ―
百万円
2,716
2,352
364
177
145
395
3
399
258
0
140
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連結株主資本等変動計算書
( 自至
平成21年4月1日
平成22年3月31日
株
資
平成21年3月31日残高
本
金
主
資本剰余金
)
資
利益剰余金
本
自 己 株 式
株主資本合計
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
1,520
1,070
8,905
△46
11,449
連結会計年度中の変動額
剰 余 金 の 配 当
△88
△88
当 期 純 利 益
140
140
自己株式の取得
自己株式の処分
△1
△1
△0
0
0
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
―
―
51
△1
50
平成22年3月31日残高
1,520
1,070
8,957
△47
11,500
評 価 ・ 換 算 差 額 等
その他有価証券
評価・換算
為替換算調整勘定
評 価 差 額 金
差額等合計
平成21年3月31日残高
少数株主持分
純資産合計
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
18
△1
17
27
11,495
連結会計年度中の変動額
剰 余 金 の 配 当
△88
当 期 純 利 益
140
自己株式の取得
△1
自己株式の処分
0
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
10
8
19
0
19
連結会計年度中の変動額合計
10
8
19
0
70
平成22年3月31日残高
29
7
37
28
11,565
― 15 ―
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連結注記表
連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
1. 連結の範囲に関する事項
すべての子会社(4社)を連結しております。
連結子会社名は、弘電工事株式会社、株式会社弘電テクノス、弘電社機電工程(北京)有限公
司並びに弘電社物業管理(北京)有限公司であります。
2. 持分法の適用に関する事項
持分法適用会社はありません。
3. 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社である弘電工事株式会社の決算日は平成22年1月31日であります。連結計算書類の
作成に当たっては同決算日現在の計算書類を使用しております。ただし、平成22年2月1日か
ら連結決算日平成22年3月31日までの期間に発生した重要な取引については連結上必要な調整
を行っております。
また、弘電社機電工程(北京)有限公司並びに弘電社物業管理(北京)有限公司の決算日は平
成21年12月31日であります。連結計算書類の作成に当たっては同決算日現在の計算書類を使用
しております。ただし、平成22年1月1日から連結決算日平成22年3月31日までの期間に発生
した重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
なお、株式会社弘電テクノスの決算日は、連結決算日と一致しております。
4. 会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券
移動平均法による償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
連結決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額
は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は、移動平
均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
② たな卸資産の評価基準及び評価方法
未成工事支出金
個別法による原価法
商
品
移動平均法による原価法(貸借対照表価額については収益
性の低下による簿価切り下げの方法)
― 16 ―
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(2) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法
ただし、平成10年4月1日以降取得した建物(附属設備は除く)については、定額法によ
っております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物・構築物
3年~50年
工具器具・備品
2年~20年
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
ただし、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づ
く定額法によっております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
なお、リース取引開始日が企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」の適用初
年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係
る方法に準じた会計処理によっております。
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念
債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しており
ます。
② 賞与引当金
従業員の賞与に充てるため、賞与支給見込額を計上しております。
③ 完成工事補償引当金
完成工事に係る瑕疵担保の費用に備えるため、当連結会計年度の完成工事高に対する将来
の見積補償額を計上しております。
④ 工事損失引当金
当連結会計年度末手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積
ることのできる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込額を計上しており
ます。
⑤ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の
見込額に基づき計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間年数による定額法により按
分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度より費用処理することとしております。
また、執行役員の退職金の支給に備えるため、連結会計年度末要支給額を計上しておりま
す。
⑥ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく連結会計年度末要支給額を計上して
おります。
― 17 ―
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(4) その他連結計算書類作成のための基本となる事項
① 完成工事高及び完成工事原価の計上基準
当連結会計年度に着手した工事契約から当連結会計年度末までの進捗部分について成果の
確実性が認められる工事については工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
を、その他の工事については工事完成基準を適用しております。
(会計方針の変更)
請負工事に係る収益の計上基準については、従来、請負金額100百万円以上かつ工期1年
超の工事については工事進行基準を、その他の工事については工事完成基準を適用してお
りましたが、当連結会計年度より、「工事契約に関する会計基準」(企業会計基準第15号
平成19年12月27日)及び「工事契約に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指
針第18号 平成19年12月27日)を適用し、当連結会計年度に着手した工事契約から、当連
結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事については工事進行
基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を、その他の工事については工事完成基準を
適用しております。
これにより、売上高は1,468百万円増加し、売上総利益、営業利益、経常利益及び税金等
調整前当期純利益は、それぞれ3百万円減少しております。
② 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
③ 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益
として処理しております。
なお、在外連結子会社の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、
収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換
算調整勘定に含めております。
5. 連結子会社の資産及び負債の評価の方法
全面時価評価法によっております。
― 18 ―
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連結貸借対照表に関する注記
1. 担保資産及び担保付債務
担保資産
建
土
担保付債務
物
地
67百万円
27 〃
計
短期借入金
95 〃
127 〃
2. 有形固定資産の減価償却累計額
2,727 〃
※有形固定資産の減価償却累計額は減損損失累計額を含んで表示しております。
3. 保証債務
従業員の住宅ローンに対する保証
21 〃
連結損益計算書に関する注記
売上原価に含まれている工事損失引当金繰入額
243百万円
連結株主資本等変動計算書に関する注記
1. 当連結会計年度末の発行済株式の種類及び総数
普通株式
17,940,000株
2. 当連結会計年度末の自己株式の種類及び株式数
普通株式
141,388株
3. 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
決
議
平成21年4月27日
取締役会
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
普通株式
1株当たり
配当額(円)
89
基 準 日
効力発生日
5 平成21年3月31日 平成21年6月11日
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの
配当金
株式の
1株当たり
決
議
の総額 配当の原資
基 準 日
効力発生日
種 類
配当額(円)
(百万円)
平成22年4月28日
普通株式
124 利益剰余金
7 平成22年3月31日 平成22年6月14日
取締役会
1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
648円21銭
1株当たり当期純利益
7円92銭
― 19 ―
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金融商品に関する注記
1. 金融商品の状況に関する事項
当社グループは、資金運用については安全性の高い金融商品で運用し、また、短期的な運転資
金は主に銀行からの借入により調達する方針であります。なお、デリバティブ取引は行なってお
りません。
営業債権である受取手形・完成工事未収入金等は、顧客の信用リスクに晒されております。当
該リスクに関しては、信用取引管理規程に従い、信用調査資料等により取引先の信用力を適正に
評価し、取引の可否を決定しております。
投資有価証券である株式及び債券は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務
上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価を把握することにより管理を行なっておりま
す。満期保有目的の債券は、格付けの高い債券のみを対象としているため、信用リスクは僅少で
あります。
営業債務である支払手形・工事未払金等は、1年以内の支払期日であります。
借入金は短期借入金のみであり、営業取引に係る資金調達であります。
また、営業債務や借入金は流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)に晒さ
れておりますが、当社では、月次に資金繰表を作成するなどの方法により管理しております。
2. 金融商品の時価等に関する事項
平成22年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のと
おりであります。
連結貸借対照表計上額 (*)
時価 (*)
差額
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(1) 現金預金
2,527
2,527
-
15,377
15,377
-
1,444
1,444
-
① 満期保有目的の債券
500
429
△70
② その他有価証券
266
266
-
(2) 受取手形・完成工事未収入金等
(3) 短期貸付金
(4) 投資有価証券
(5) 支払手形・工事未払金等
(6) 短期借入金
(10,281)
(10,281)
-
(1,257)
(1,257)
-
(*) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
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(注) 1. 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
(1) 現金預金、(2) 受取手形・完成工事未収入金等並びに(3) 短期貸付金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっております。
(4) 投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、その他は取引所の価格又は
取引金融機関から提示された価格によっております。
(5) 支払手形・工事未払金等及び(6) 短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっております。
2. 非上場株式(連結貸借対照表計上額863百万円)は、市場価格がなく、かつ将来キャッ
シュ・フローを見積もることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認めら
れるため、「(4) 投資有価証券 ②その他有価証券」には含めておりません。
(追加情報)
当連結会計年度より、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 平成20年3月10日)及び
「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 平成20年3月10日)を
適用しております。
― 21 ―
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その他の注記
退職給付に関する注記
1. 採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として適格退職年金制度及び一時金制度を、連結子会社は適格退職
年金制度を設けております。
また、当社及び連結子会社は総合設立型の厚生年金基金に加入しておりますが、拠出に対応す
る年金資産の額が合理的に計算できないため、退職給付債務の計算には含めておりません。
なお、当社において退職給付信託を設定しております。
2. 退職給付債務に関する事項
① 退職給付債務
△3,277百万円
② 年金資産
3,365 〃
③ 未積立退職給付債務(①+②)
87 〃
④ 未認識数理計算上の差異
54 〃
⑤ 連結貸借対照表計上額(純額)(③+④)
141 〃
⑥ 前払年金費用
229 〃
⑦ 退職給付引当金(⑤-⑥)
△87 〃
(注) 連結子会社は、退職給付債務の算定に当たり、簡便法を採用しております。
3. 退職給付費用に関する事項
① 勤務費用
181百万円
② 利息費用
65 〃
③ 期待運用収益
△11 〃
④ 数理計算上の差異の費用処理額
41 〃
⑤ 退職給付費用(①~④計)
276 〃
(注) 1. 簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は、勤務費用に計上しております。
2. 上記退職給付費用のほか、総合設立型の厚生年金基金(年金資産の総額164,668百万
円)への拠出額180百万円があります。
なお、加入人員数比で計算した年金資産の額は3,754百万円であります。
4. 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
① 退職給付見込額の期間配分方法
② 割引率
③ 期待運用収益率(退職給付信託分を除く)
④ 過去勤務債務の処理年数
⑤ 数理計算上の差異の処理年数
期間定額基準
2.0%
主に1.0%
―
15年
(従業員の平均残存勤務年数)
(注) 本連結計算書類中の記載金額は、表示数値未満の端数を切り捨てて表示しております。
― 22 ―
〆≠●0
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連結計算書類に係る会計監査人監査報告書 謄 本
独立監査人の監査報告書
平成22年4月27日
弘 電 社
取締役会 御 中
株式会社
あ ず さ 監 査 法 人
指 定 社 員 公認会計士
業務執行社員
指 定 社 員 公認会計士
業務執行社員
浅 井
満 ㊞
中 村 嘉 彦 ㊞
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、株式会社弘電社の平成21年
4月1日から平成22年3月31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結
貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表について監
査を行った。この連結計算書類の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立
の立場から連結計算書類に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監
査を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽の表示がないかど
うかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営
者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も
含め全体としての連結計算書類の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監
査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結計算書類が、我が国において一般に公正妥当と認められる
企業会計の基準に準拠して、株式会社弘電社及び連結子会社から成る企業集団の当該
連結計算書類に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表
示しているものと認める。
追記情報
連結注記表の連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に記載されている
とおり、会社は当連結会計年度より「工事契約に関する会計基準」及び「工事契約に
関する会計基準の適用指針」が適用されることとなるため、この会計基準及び適用指
針により連結計算書類を作成している。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載す
べき利害関係はない。
以 上
― 23 ―
〆≠●0
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貸
借
対
照
表
(平成22年3月31日現在)
資
産
の
部
負
債
の
部
百万円
流
動
資
産
20,213
現
金
預
金
受
取
手
形
完成工事未収入金
売
掛
金
未 成 工 事 支 出 金
商
品
関係会社短期貸付金
未
収
入
金
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 流 動 資 産
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
有形固定資産
建 物 ・ 構 築 物
機 械 ・ 運 搬 具
工 具 器 具 ・ 備 品
土
地
リ ー ス 資 産
無形固定資産
ソ フ ト ウ ェ ア
リ ー ス 資 産
その他無形固定資産
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
関 係 会 社 株 式
関 係 会 社 出 資 金
破産債権、更生債権等
敷 金 保 証 金
長 期 定 期 預 金
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 投 資 等
貸 倒 引 当 金
資
産
合
計
2,255
1,568
11,775
1,864
158
469
1,441
268
372
94
△55
5,564
1,965
1,031
12
34
883
4
77
21
27
28
3,521
1,629
19
578
342
207
200
386
531
△374
百万円
13,806
768
7,267
2,124
1,130
8
333
103
361
474
442
422
10
243
116
379
60
135
24
160
流
動 負 債
支
払
手
形
工 事 未 払 金
買
掛
金
短 期 借 入 金
リ ー ス 債 務
未
払
金
未 払 法 人 税 等
未 払 消 費 税
未 成 工 事 受 入 金
預
り
金
賞 与 引 当 金
完成工事補償引当金
工 事 損 失 引 当 金
そ の 他 流 動 負 債
固 定 負 債
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
長 期 リ ー ス 債 務
そ の 他 固 定 負 債
負
債
純
合
計
資
産
14,186
の
部
百万円
株 主 資 本
資
本
金
資 本 剰 余 金
資 本 準 備 金
利 益 剰 余 金
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
別 途 積 立 金
繰越利益剰余金
自 己 株 式
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
25,777
― 24 ―
純
資
産
合
11,561
1,520
1,070
1,070
9,011
312
8,698
7,610
1,088
△40
29
29
計
11,591
負債・純資産合計
25,777
〆≠●0
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損
益
( 自至
科
計
算
平成21年4月1日
平成22年3月31日
目
書
)
金
額
百万円
売
完
商
売
完
商
上
高
成
工
事
高
品
売
上
高
上
原
価
成 工 事 原 価
品 売 上 原 価
売
上
総
利
益
完 成 工 事 総 利 益
商 品 売 上 総 利 益
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
営 業 外 収 益
受 取 利 息 配 当 金
賃
貸
料
そ の 他 営 業 外 収 益
営 業 外 費 用
支
払
利
息
売
上
割
引
賃 貸 資 産 経 費
そ の 他 営 業 外 費 用
経
常
利
益
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
税 引 前 当 期 純 利 益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
当
期
純
利
益
30,904
7,738
38,642
29,417
6,608
36,025
1,487
1,130
22
30
83
18
23
13
50
3
77
181
― 25 ―
百万円
2,617
2,246
370
136
104
402
3
406
258
148
〆≠●0
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株主資本等変動計算書
( 自至
平成21年4月1日
平成22年3月31日
)
株主資本
資本剰余金
その他利益剰余金
資本金
平成21年3月31日残高
利益剰余金
資本準備金
利益準備金
百万円
百万円
百万円
百万円
繰越利益
剰 余 金
百万円
1,520
1,070
312
7,610
1,029
別途積立金
株主資本
合
計
自己株式
百万円
百万円
△38
11,503
当事業年度中の変動額
剰余金の配当
△89
△89
当 期 純 利 益
148
148
自己株式の取得
自己株式の処分
△1
△1
△0
0
0
株主資本以外の項目の
当事業年度中の変動額(純額)
当事業年度中の変動額合計
―
―
―
―
59
△1
57
平成22年3月31日残高
1,520
1,070
312
7,610
1,088
△40
11,561
評価・換算差額等
その他有価証券
評 価 差 額 金
百万円
平成21年3月31日残高
18
純資産合計
百万円
11,522
当事業年度中の変動額
剰余金の配当
△89
当 期 純 利 益
148
自己株式の取得
△1
自己株式の処分
0
株主資本以外の項目の
当事業年度中の変動額(純額)
10
10
当事業年度中の変動額合計
10
68
平成22年3月31日残高
29
11,591
― 26 ―
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個別注記表
1. 重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券
子会社株式及び
関 連 会 社 株 式
その他有価証券
時価のあるもの
時価のないもの
(2) たな卸資産の評価基準及び評価方法
未成工事支出金
商
品
移動平均法による償却原価法(定額法)
移動平均法による原価法
決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差
額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価
は、移動平均法により算定)
移動平均法による原価法
個別法による原価法
移動平均法による原価法(貸借対照表価額につい
ては収益性の低下による簿価切り下げの方法)
(3) 固定資産の減価償却の方法
有形固定資産(リース資産を除く)
定率法
ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(附属設備を除く)については、
定額法によっております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物・構築物
3年~50年
工具器具・備品
2年~20年
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
ただし、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5
年)に基づく定額法によっております。
リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
なお、リース取引開始日が企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」
の適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、通常
の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
(4) 引当金の計上基準
貸 倒 引 当 金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸
倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を
計上しております。
賞 与 引 当 金
従業員の賞与に充てるため、支給見込額を計上しております。
― 27 ―
〆≠●0
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完成工事補償引当金
完成工事に係る瑕疵担保の費用に備えるため、当事業年度の完成工事高に対する
将来の見積補償額を計上しております。
工事損失引当金
当事業年度末手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に
見積ることのできる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込額を
計上しております。
退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資
産の見込額に基づき計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間年数による定額法
により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしており
ます。
また、執行役員の退職金の支給に備えるため、事業年度末要支給額を計上してお
ります。
役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく事業年度末要支給額を計上
しております。
(5) 完成工事高及び完成工事原価の計上基準
当事業年度に着手した工事契約から当事業年度末までの進捗部分について成果の確
実性が認められる工事については工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例
法)を、その他の工事については工事完成基準を適用しております。
(会計方針の変更)
請負工事に係る収益の計上基準については、従来、請負金額100百万円以上かつ工期
1年超の工事については工事進行基準を、その他の工事については工事完成基準を
適用しておりましたが、当事業年度より、「工事契約に関する会計基準」(企業会計
基準第15号 平成19年12月27日)及び「工事契約に関する会計基準の適用指針」(企
業会計基準適用指針第18号 平成19年12月27日)を適用し、当事業年度に着手した
工事契約から、当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工
事については工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を、その他の工
事については工事完成基準を適用しております。
これにより、売上高は1,451百万円増加し、売上総利益、営業利益、経常利益及び税
引前当期純利益は、それぞれ11百万円減少しております。
(6) 消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
2. 貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産の減価償却累計額
2,517百万円
※有形固定資産の減価償却累計額は減損損失累計額を含んで表示しております。
(2) 保証債務
従業員の住宅ローンに対する保証
21百万円
(3) 関係会社に対する短期金銭債権
1,407百万円
(4) 関係会社に対する短期金銭債務
1,310百万円
― 28 ―
〆≠●0
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3. 損益計算書に関する注記
(1) 関係会社との取引高
高
高
4,292百万円
5,233百万円
(2) 売上原価に含まれている工事損失引当金繰入額
243百万円
売
仕
上
入
4. 株主資本等変動計算書に関する注記
当事業年度末における自己株式の種類及び株式数
普 通 株 式
133,313株
5. 税効果会計に関する注記
(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
(繰延税金資産)
賞与引当金
171百万円
工事進行基準に係る否認額
23 〃
工事損失引当金
99 〃
投資有価証券評価損
115 〃
退職給付引当金
304 〃
役員退職慰労引当金
54 〃
貸倒引当金
141 〃
減損損失
279 〃
その他
70 〃
繰延税金資産小計
1,261 〃
評価性引当額
△487 〃
繰延税金資産合計
774 〃
(繰延税金負債)
その他有価証券評価差額金
△15百万円
繰延税金負債合計
△15 〃
繰延税金資産の純額
758 〃
(2) 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当
該差異の原因となった主要な項目別の内訳
法定実効税率
40.69%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
20.19%
住民税均等割額
9.10%
評価性引当額
△7.09%
その他
0.57%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
63.46%
― 29 ―
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6. リースにより使用する固定資産に関する注記
貸借対照表に計上した固定資産のほか、事務機器、電子計算機等については、所有権移転外
ファイナンス・リース契約により使用しております。
(単位:百万円)
(1) リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
取得価額相当額
減価償却累計額相当額
期末残高相当額
車 両 運 搬 具
4
3
0
工具器具・備品
169
118
50
ソフトウェア
18
14
3
合
計
192
137
54
(2) 未経過リース料期末残高相当額
1 年 内
31
1 年 超
24
合
計
55
(3) 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額
支 払 リ ー ス 料
45
減価償却費相当額
43
支払利息相当額
1
(4) 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
(5) 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価額相当額との差額を利息相当額とし、各期への配分方
法については、利息法によっております。
7. 1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
650円95銭
8円34銭
― 30 ―
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8. 関連当事者との取引に関する注記
(1) 親会社及び法人主要株主等
属 性
会社等の
名
称
住 所
親会社 三菱電機㈱ 東京都
千代田区
議決権等の
関係内容
資本金又は 事業の 被所有割合
出 資 金 内容又
(百万円) は職業 直接 間接 役員の 事業上
兼任等 の関係
175,820 電気機
械器具
製造
販売
%
51.5
% 兼任
0.4 2人
転籍
6人
電気設
備工事
の受注
並びに
商品の
仕入
(販売代
理店・
特約店)
取引の
内 容
取引金額
(百万円)
科目
期末残高
(百万円)
電気設備
工事の
受注
(完成工
事高)
4,292
資金の
貸付
1,441
短期
貸付金
1,441
商品の
仕入
3,207 買掛金
614
仕入割戻
及び
仕入値引
電気工事
材料他の
仕入
完成工事
未収入金
1,472
(40)
未成工事
受入金
130
293 未収入金
496
工事
未払金
65
428
(注) 1.
電気設備工事の取引金額のうち、工事進行基準による受注取引金額(完成工事高)は、
790百万円であります。
2. 完成工事未収入金の( )内は外数で、三菱電機クレジット㈱に債権譲渡した金額であり
ます。
3. 本表の取引金額には消費税等を含まず、期末残高には消費税等を含んでおります。
取引条件ないし取引条件の決定方針等
① 電気設備工事の受注は、当社から見積書を提示し、請負金額を交渉の上、決定しておりま
す。
② 商品の仕入(仕入割戻及び仕入値引を含む)、電気工事材料他の仕入は、市場価格を参考
に交渉の上、決定しており、他の販売代理店と同様の取引条件であります。
③ 資金の貸付は、資金の集中管理を目的とした三菱電機グループ国内キャッシュ・マネジメ
ント・システムへの加入により預け入れ(貸付)したものであります。
なお、資金の融通は日々行われており、貸付金の利率は、市場金利を勘案して合理的に決
定しております。
― 31 ―
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(2) 子会社等
属 性
会社等の
名
称
住 所
東京都
子会社 弘電工事㈱
中央区
資本金又は 事業の
出 資 金 内容又
(百万円) は職業
電気設
20
備工事
議決権等の
所有割合
直接
%
47.5
間接
関係内容
役員の 事業上
兼任等 の関係
取引の
内 容
電気設備
電気設
兼任
工事の
― 1人 備工事 発注(外
の発注
注費)
取引金額
(百万円)
%
1,772
科目
工事
未払金
期末残高
(百万円)
210
(注) 本表の取引金額には消費税等を含まず、期末残高には消費税等を含んでおります。
取引条件ないし取引条件の決定方針等
電気設備工事の発注は、当社が見積書の提示を受け、請負金額を交渉の上、決定しております。
(3) 兄弟会社等
属 性
会社等の
名
称
住 所
三菱電機住
東京都
環境システ
台東区
ムズ㈱
資本金又は 事業の
出 資 金 内容又
(百万円) は職業
照明電
材及び
2,627 住宅設
備機器
の販売
議決権等の
被所有割合
直接
%
%
0.1
―
%
親会社
の子会
社
三菱電機ビ
東京都
ルテクノサ
千代田区
ービス㈱
昇降機
設備、
冷熱機
器等の
保守・
5,000
修理、
ビルの
総合管
理サー
ビス
間接
0.1
関係内容
役員の 事業上
兼任等 の関係
%
―
取引の
内 容
商品の
商品の 仕入
なし
仕入
仕入割戻
電気設備
工事の
受注
(完成工
電気設 事高)
備工事 商品の
の受注 売上
並びに
なし 商品の 電気設備
仕入 工事の材
(販売代 料他の仕
理店・ 入
特約店)
商品の
仕入
取引金額
(百万円)
科目
3,054 買掛金
期末残高
(百万円)
788
735 未収入金
188
受取手形
15
完成工事
未収入金
124
196
206 売掛金
支払手形
231
工事
未払金
支払手形
39
1
237
20
311
買掛金
118
(注) 本表の取引金額には消費税等を含まず、期末残高には消費税等を含んでおります。
取引条件ないし取引条件の決定方針等
① 電気設備工事の受注は、当社から見積書を提示し、請負金額を交渉の上、決定しておりま
す。
② 商品の売上は、市場価額を参考に交渉の上、決定しております。
③ 電気設備工事の発注は、当社が見積書の提示を受け、請負金額を交渉の上、決定しており
ます。
④ 商品の仕入(仕入割戻を含む)は、市場価額を参考に交渉の上、決定しており、他の特約
店と同様の取引条件であります。
9. 本計算書類中の記載金額は表示数値未満の端数を切り捨てて表示しております。
― 32 ―
〆≠●0
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会計監査人監査報告書
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謄
本
独立監査人の監査報告書
平成22年4月27日
弘 電 社
取締役会 御 中
株式会社
あ ず さ 監 査 法 人
指 定 社 員 公認会計士
業務執行社員
指 定 社 員 公認会計士
業務執行社員
浅 井
満 ㊞
中 村 嘉 彦 ㊞
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、株式会社弘電社の平
成21年4月1日から平成22年3月31日までの第131期事業年度の計算書類、すなわち、
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表並びにその附属明細
書について監査を行った。この計算書類及びその附属明細書の作成責任は経営者にあ
り、当監査法人の責任は独立の立場から計算書類及びその附属明細書に対する意見を
表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監
査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽の
表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎とし
て行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた
見積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することを
含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと
判断している。
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥
当と認められる企業会計の基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期
間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認め
る。
追記情報
個別注記表の重要な会計方針に記載されているとおり、会社は当事業年度より「工
事契約に関する会計基準」及び「工事契約に関する会計基準の適用指針」が適用され
ることとなるため、この会計基準及び適用指針により計算書類及びその附属明細書を
作成している。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載す
べき利害関係はない。
以 上
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監査役会監査報告書
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謄
本
監
査
報
告
書
当監査役会は、平成21年4月1日から平成22年3月31日までの第131期事業年度の取
締役の職務の執行に関して、各監査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本
監査報告書を作成し、以下のとおり報告いたします。
1.
監査役及び監査役会の監査の方法及びその内容
監査役会は、監査の方針、監査計画等を定め、各監査役から監査の実施状況及
び結果について報告を受けるほか、取締役等及び会計監査人からその職務の執行
状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針、監査計画等に従い、取締役、内部
監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査環境の整備に
努めるとともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役及び使用人等から
その職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁
書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査いた
しました。
また、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体
制その他株式会社の業務の適正を確保するために必要なものとして会社法施行規
則第100条第1項及び第3項に定める体制の整備に関する取締役会決議の内容及び
当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)の状況を監視及び検
証いたしました。
なお、財務報告に係る内部統制については、取締役等及びあずさ監査法人から
当該内部統制の評価及び監査の状況について報告を受け、必要に応じて説明を求
めました。
子会社については、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を
図り、必要に応じて子会社から事業の報告を受けました。以上の方法に基づき、
当該事業年度に係る事業報告及びその附属明細書について検討いたしました。
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さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施している
かを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報
告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、会計監査人から「職務の遂行
が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げ
る事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等
に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。以上の
方法に基づき、当該事業年度に係る計算書類(貸借対照表、損益計算書、株主資
本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書並びに連結計算書類(連結
貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表)につ
いて検討いたしました。
2.
監査の結果
(1) 事業報告等の監査結果
一 事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正し
く示しているものと認めます。
二 取締役の職務の執行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反する
重大な事実は認められません。
三 内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。
また、当該内部統制システムに関する取締役の職務の執行についても、財務
報告に係る内部統制を含め、指摘すべき事項は認められません。
なお、事業報告に記載のとおり、平成22年3月に国土交通省関東地方整備
局から建設業法に基づく指示処分を受けた件については、当社グループ全体
で再発防止及び法令遵守の徹底に取り組んでおります。
(2) 計算書類及びその附属明細書の監査結果
会計監査人あずさ監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(3) 連結計算書類の監査結果
会計監査人あずさ監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
平成22年4月28日
株式会社
弘 電 社
監査役会
常勤監査役
鹿
島
康
夫㊞
常勤監査役
大
友
利
夫㊞
常勤監査役(社外監査役) 加
瀬
康
彦㊞
監 査 役(社外監査役) 濱
本
克
美㊞
以
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上
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株式についてのご案内
事
業
年
度
毎年4月1日から翌年3月31日
定時株主総会
6月中
配
期末配当金受領株主確定日
3月31日
中間配当金受領株主確定日
9月30日
当
基
金
準
日
定時株主総会については3月31日とします。
その他必要があるときはあらかじめ公告して定めます。
公
告
方
法
電子公告の方法により行います。
ただし事故その他やむを得ない事由によって電子公告に
よる公告をすることが出来ない場合は日本経済新聞に掲
載する方法により行います。
公告掲載URL (http://www.kk-kodensha.co.jp/)
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
特別口座の口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
(同連絡先)
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電 話 0120―232―711(フリーダイヤル)
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す。口座を開設されている証券会社等にお問合わせください。株主名簿管理人(三菱
UFJ信託銀行)ではお取り扱い出来ませんのでご注意ください。
2. 特別口座に記録された株式に関する各種お手続につきましては、三菱UFJ信託銀行が
口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口座管理機関(三菱UFJ信託銀
行)にお問合せください。なお、三菱UFJ信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたし
ます。
3. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。
〒104-0061 東京都中央区銀座五丁目11番10号
株式会社
電話
弘 電 社
(03) 3542―5111(代表)
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