システム・プログラム論 (学修単位) 担当者: 寺 山 康 教 TERAYAMA Yasunori System Program 5S 2 単位( 必 修 ) 前・後期 2 時間/週 講義室: 情報処理センター第1演習室 授業概要: 情報処理技術の根幹をなすオペレーティングシステムの基本動作およびコンピュータの様々なハードウェ アの理解と、特にUnix系システムでの並行処理プログラムの基本的動作およびネットワーク技術の基本知 識に関して講義する。 予備知識: Unix系OSの作成言語であるC言語等の知識を中心として、Unix系OSの基本コマンドとツールの使用方法を 理解しておく。 授業項目 授業内容 (1週)コンピュータの現状 [前期] 1.コンピュータの基本知識 (2週)OSの基本動作の概要 2.Unix系OS (3週)CPU、メモリ、グラフィックカード、マザーボード、バス等の現状 (4週)補助記憶装置の現状、記憶メディアの現状 3.Unix系OSとプロセス (5週)周辺機器その他、入力装置、出力装置、ネットワーク機器の現状 (6週)様々なコンピューターシステム 4.ファイルシステム (7週)Unix系OSおよび他のOS (8週)前期中間試験 (9週)プロセスの概念、Unix系OSのコマンド (10週)プロセスの生成、動作としくみ、システムコール (11週)ゾンビプロセス、シェル (12週)Unix系OSのファイルシステム、パーティション (13週)ファイル情報 (14週)マウントとリンク (15週)Unix系OSのインストールと設定方法、Unix系OSの相違 前期期末試験 [後期] 5.相互排除 (17週)複数プロセスによるファイル共有 6.シグナルと端末制御 (18週)競合状態、危険領域と相互排除 (16週)低水準入出力、高水準入出力 7.サーバとクライアント (19週)共有メモリ (20週)競合状態、危険領域と相互排除 (21週)セマフォの役割 8.セキュリティ (22週)セマフォに関するシステムコール (23週)後期中間試験 (24週)デッドロック (25週)シグナル (26週)端末制御 (27週)サーバとクライアント (28週)ソケットとネットワーク (29週)コンピュータにおけるセキュリティ (30週)ネットワークとセキュリティ 後期期末試験 到達目標: ・コンピュータハードウェアの基本的役割を説明できる。 ・OSの基本的役割を説明できる。 ・並行プロセスの動作とその問題点を説明できる。 ・ネットワークの構成を説明できる。 ・ネットワークとセキュリティを説明できる。 評価方法 : 評価基準 定期試験および中間試験により評価し、60点以上を合格とする。 佐世保高専教育目標:2),5) JABEE基準1(1): d-2a,e 教科書: JABEE対応学習教育目標: A-4 Linuxシステムプログラミング (羽山 博 オーム社) 参考書、補助教材等:オペレーティングシステムの概念(上) 講義と実習(講義の後半に学習内容の実習を実施) 授業形式: 学生が用意するもの: オフィスアワー: 備 考:
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