NB小 ok-04311 Ver03.0515 4-3 耐震性能の判定 (1) 靭性指標の算定方法 張間方向の靭性指標は以下のように求める。 a) 各部位の崩壊時の靭性指標は表1~2の様に定める。 表1 充腹部材 非充腹部材(トラス) 曲げ降伏先行充腹部材 せん断破壊 弦材座屈 斜材座屈 充腹部材一般 冷間プレス成形 先行充腹部材 パネル パネルゾーン 角形鋼管 先行部材 先行部材 ゾーン 4.0 3.3 3.3 2.9 2.2 2.2 1.5 1.5 2.9 2.5 2.5 2.0 *1 :横座屈耐力が全塑性耐力未満の場合をFC、全塑性耐力の0.6倍未満をFDとする 部材ランク FA FB FC FD 表2 筋かい及び鉄筋コンクリート部材要素のじん性指標 鉄骨軸組 非保有耐力 鉄筋コンクリート部材 筋かい部材 接合 曲げ降伏先行 せん断破壊先行 2.2 1.3 2.2 1.0 表3 部位 崩壊形 鉄骨接合部 曲げ・せん断・引張 (非保有耐力接合) 1.3 *3 (2.9) F値 柱脚・鉄骨のRCへの定着部 曲げ・せん断・引張 1.3 (2.9) 基礎フーチング 曲げによる 引き抜きによ 転倒 る浮き上がり 1.8 1.3 *3 *3 :実験等の特別の調査に基ずき、曲げで決まりかつ回転能力が十分に保証される接合 ディテールが用いられている場合に限り( )内の数値としてよい b) 架構崩壊時の塑性ヒンジ位置の靭性指標を表1~2より求め、これをF1~Fnとする。 また、それぞれの終局曲げ耐力をMu1~Munとして下式により算定する。 F= F1×Mu1+F2×Mu2+・・・+Fn×Mun Mu1+Mu2+・・・+Mun ・桁行方向の靭性指標の判定方法 桁行方向2階は純ブレース構造であり、その接合部で耐力が限界づけられF=1.3となる。(参考)
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