「安全の手引き」をアップしました(1月17日) - 在アンゴラ日本国

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目次
【はじめに】
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防犯の手引き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.基本的心構え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.アンゴラの治安情勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.一般犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.交通事故防止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.テロ・誘拐対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.緊急時連絡先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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在留邦人緊急事態対処マニュアル・・・・・・・・・・・・・・・・・
【平素の準備と心構え】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.在留届の提出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.連絡体制の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.避難場所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.携行品及び非常用物資の準備・・・・・・・・・・・・・・
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【緊急時の行動】・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
1.基本的心構え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
2.情報の把握・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
3.大使館への通報等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
4.国外への退避・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
【緊急時に備えてのチェックリスト】・・・・・・・・・・・・・・・11
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【はじめに】
アンゴラでは長期わたる内戦により都市部に多くの避難民が流入し、また、2002年の
内戦終結後も雇用等を求める地方住民が引き続き流入しています。この結果、現在首都ルア
ンダでは、元々の都市計画で想定されていた人口を大きく上回る600万人とも言われる
人々が定住しており、高い失業率や住民間の極端な経済格差等を背景に、犯罪をはじめとす
る様々な問題が発生しています。
本書には、在留邦人の皆様が日常生活の中で如何にしてご自身及びご家族の安全を守るた
めの「防犯対策の手引き」及び緊急事態のための「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を
掲載致しました。アンゴラでの生活の一助となれば幸甚です。
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防犯の手引き
1.基本的心構え
在留邦人の皆様の安全確保は、第一義的にアンゴラ政府がその責任を負っています。
特に事件や事故等に巻き込まれた場合には、治安当局にその旨を一報し、事件処理や捜査
等を委ねることになります。アンゴラに在留する限りはアンゴラ政府の行政管理の下で生活
していることを念頭に置き、以下の諸点に心掛けていただく必要があります。
日本大使館はこれらの処理や捜査に直接介入することはできませんが、邦人保護の観点か
ら、例えば病院等の紹介、必要な場合には日本にいる御家族への連絡などできる限りの側面
的支援をいたします。
(1)行動4原則の徹底
日本人は、一般的に危険に対する意識の欠如を指摘されています。海外に出たら頭を切り
替えて頂くことが大切です。そのためには、以下の4点を遵守するよう心掛けて下さい。
警戒を怠らない。
行動のパターン化を避ける。
目立たない。
単独行動は避ける。
(2)『予防』が最良の危機管理
常に最悪の場面を想定しながら、細心の予防策を講じておいて下さい。
不幸にも身体に危険がおよぶ事態に遭遇した場合は、金品を失っても身の安全を第一に考
え、決して相手に対して反抗的な行動は取らないで下さい。
いざという時、自分の身を守る為に、常に若干の金銭を用意しておくことも大切です。た
だし、あわてて胸ポケットに手を入れるような仕草は、武器を持っていると思われることも
あるので、充分注意が必要です。
また、被害に遭った場合は、必ず大使館にも被害内容を届け出て下さい。
2.アンゴラの治安情勢
外国人は犯罪の標的になりやすく、特にアンゴラに数多く流入している中国人は普段から現金
を所持していると認識されているため、標的となり殺害されるケースもあり、中国人と区別しに
くい日本人が被害に遭う危険性は高いと推測されます。
犯罪被害の多発する時間帯も日中を含め拡大傾向にあり、複数犯によるものや、ナイフから銃
火器を使用したものも増加傾向にあります。
3.一般犯罪対策
(1)住居
(ア)新しい家に入居した際は、以前住んでいた住人あるいは使用人がスペアーキーを所
持している可能性が高いので、出入り口の鍵はすべて新しいものと取り替えて下さい。
なお、取り替える場合は、複製されにくいタイプを選び、ドア・チェーンやドア・ス
コープ等も取り付けるとよいでしょう。
(イ)玄関や出入りの頻繁なドアで、鍵が一つしか設置されていない場合はさらにもう一
つ鍵を追加して設置しましょう。また、室内には侵入警報装置等の器具を取り付ける
ことをお薦めします。戸建て住居の場合、塀や門にはレザー/エレクトリック・ワイ
ヤー、窓にはバーグラ・バー(鉄格子)等の防犯強化対策を施して下さい。
(ウ)夜間の防犯対策として、集合住宅では警備の配置を依頼し、戸建て住居では門の周
りは照明の設置などで明るくする等工夫を凝らし、警備員の雇用、機械警備の設置や
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番犬を飼うことが望ましいでしょう。但し、警備員自身が盗みを働いた事例も報告さ
れていますので、警備員及びメイド等の行動についても気を配る必要があります。
(エ)家を長期に亘り留守にする場合には、知人・隣人等信用のおける人に定期的なチェ
ックをしてもらうようにして下さい。
(2)外出
(ア)旅券及び自宅・会社の連絡先をメモしたものを携行するようにして下さい。
(イ)盗難の対象になりやすい貴重品等は、出来るだけ持ち歩かないようにしましょう。
鞄等の開閉は人目を避けて行い、時計やアクセサリー類もできるだけ身に着けない等、
被害を未然に防ぎましょう。
(ウ)夕方以降夜間の外出は極力避け、車で移動するように心がけて下さい。
(エ)車で移動中、物乞いや物売り、闇両替を持ち掛け、油断した隙に他の仲間が盗みを
はたらくケースが発生しています。
(オ)ほとんどの強盗事件は、複数犯(2~4人以上)によるものです。複数人が、自分
と同じペースで歩き始めた場合、前後から同時に近寄ってきたような場合には、近く
の商店や民家などに飛び込むなどして助けを求めて下さい。
また、バイクで二人乗りの若者が、背後から近寄り小銃を突きつけて相手を脅し、
金品を強奪したりするケースも多く発生しています。抵抗した場合、発砲される可能
性もあるため、十分注意して下さい。
(3)生活
(ア)使用人雇用の際には、信用できる人からの紹介してもらいましょう。雇用契約を結
ぶ時には、必ず一定の試用期間を定め、不可と判断した場合にはいつでも解雇出来る
ような契約を結んでおくのが良いでしょう。また、解雇時の退職金等金銭トラブルが
発生していますので、契約時に調整しておくことをお勧めします(参考:期末手当額
は基本給一月分)
。
(イ)使用人に合い鍵を渡す場合は、必要最低限に留めて下さい。
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(ウ)使用人の給料は、国内の賃金相場・経歴等を考慮し妥当な金額を両者合意の上、設
定して下さい。
4.交通事故防止
アンゴラは右側通行(日本と反対)です。ルアンダ市内の道路のインフラは、劣悪な状態
にあります。近年の高度経済成長に伴いルアンダ市内の自動車数は急速に増加しているため、
慢性的な交通渋滞や駐車場不足が顕著となっています。さらに市内の道路は機能していない
信号が多く、雨期になると道路の陥落冠水が起こり、通行に大きな支障を来しています。
カンドゥンゲイロと呼ばれるミニバスを使ったタクシーは、急な進路変更や路肩への駐車、
僅かな隙間に車両を無理矢理入れてくるような乱暴な運転をしますので、巻き添え事故に対
する注意が必要です。一般の運転手も交通違反や飲酒運転による事故が相次いでいます。
「整備不良車輌」が多いため、渋滞時や雨天時には特に事故が多く発生しています。また、
歩行者は横断歩道でなくても道路を横断してきますので、昼夜を問わず注意が必要です。
(ア)走行中、ドアは全てロックし、出来るだけ窓を閉めて走ることが大切です。現在の車
は、運転席のロックを解除すると全席のロックが自動的に解除されるタイプが多いので、
不用意に助手席、後部座席に荷物を置かず、必ずトランクに入れましょう。
(イ)パンクやエンジントラブル等で、やむなく路肩に停車し救助を待っている際、付近の
者が手伝いを装って近付き、隙を見て車内に置いてある物を持ち逃げするなどの事件が
発生しています。タイヤ交換等の際にも周囲に充分気を配り、ドアをロックして作業を
行う等、注意が必要です。
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(ウ)車の部品(ライト、ミラー、車内のラジオ等)の盗難が増加しています。できるだけ
路上駐車は避け、管理の充分な駐車場を利用するか、ドライバーや同僚を車内に残す等
の防犯に努めましょう。ライト、ミラー等は盗難防止のためのストッパーを取り付ける
ことをお勧めします。
(エ)やむを得ない路上駐車、ショッピング・センター、レストラン等利用時には人通りの
多い場所を選び、近くに警備員等がいれば監視を依頼するのも良策です。
5.テロ・誘拐対策
現在のところアンゴラ国内におけるテロは発生しておりませんが、今後発生しないとは限
りませんので注意が必要です。
また、誘拐については件数は少ないですが、外国人を狙った誘拐も発生しています。
6.緊急時連絡先
携帯電話に緊急連絡網、大使館、最寄りの警察署、病院、会社関係、または知人・友人等
の連絡先を登録し、一覧表を自宅電話のそばに貼っておくと、いざという時に大変役立ちま
す。
(1)在アンゴラ日本国大使館(08:30~17:30)
Embassy of Japan in Angola Consular Section
(住所)Rua Eng Armindo de Andrade No.183/185 Bairro Miramar,Luanda.
(TEL)222-442007(代表)
912-641156 (夜間緊急携帯電話)
※平日午後17時30分~翌午前8時30分及び休館日終日
(FAX)222-449888
(参考) 外務省海外安全ホームページ
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
(2)警察等緊急連絡先
(ア)警察一般緊急電話・・・・・・・・・・113
(イ)主要警察署
・中央警察署(アンゴラ全域)
・・・・222-330895
・中央警察署(ルアンダ地域)
・・・・222-332301
(ウ)救急車・・・・・・・・・・・・・・・113(警察と同番)
(エ)消防・・・・・・・・・・・・・・・・115
(オ)ルアンダ空港・・・・・・・・・・222-351210
222-324195
(3)病院
サグラダ・エスぺランサ病院・・・222-309688
222-309360
222-309034
(4)緊急放送
緊急事態発生の際には、大使館より電子メール等を通じて情報を提供するとともに対処方
法についてお知らせしますが、電話回線等が使用できなくなった場合には、NHKワールド・
ラジオ日本(下記周波数等参照)を使って必要な連絡を行うことがありますので、受信可能
なラジオ(予備電池の準備もお忘れなく)を備え付けください。
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<NHKワールド・ラジオ日本>
6MHz(メガヘルツ)=6000kHz(キロヘルツ)から21MHz=21
000kHzの受信できる、国際放送対応のラジオをご用意下さい。
周波数・・・放送時刻(日本時刻)02:00~04:00 11945kHz
2013年10月27日~2014年3月30日迄
※周波数は3月、10月に更新されます。NHKホームページをご確認ください。
(5)緊急時の現地用語(英語-ポルトガル語)
(ア)Emergency – Emergência (エメルジェンシア)
(イ)Help me! - Socorro! (ソコーロ)
(ウ)Open
- Abre,Abra (アブレ、アブラ)
(エ)Stop
- Pare,Para (パレ、パラ)
(オ)Get out - Sai,Saia (サイー、サイーア)
(カ)Police
- Policia (ポリシア)
(キ)Policeman ‐ Policia (ポリシア)
(ク)Robber
- Ladrão (ラドラオゥン)
(ケ)Money
- Dinheiro(ディネイロ)
(コ)Accident - Acidente(アシデンテ)
(サ)Certificate of theft - Certificado de roubo
(セルティフィカード デ ロ―ボ)
(シ)Certificate of accident - Certificado de acidente
(セルティフィカード デ アシデンテ)
(ス)Hospital - Hospital(オスピタゥ)
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在留邦人緊急事態対処マニュアル
【平素の準備と心構え】
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【在留届】の提出
3ヶ月以上アンゴラに滞在される在留邦人の方は、【在留届】の提出をしてください。緊急
事態等発生時の安否確認の為に電話連絡体制を敷いています。
滞在期間や連絡先等記載内容に変更があった場合には、速やかに大使館までご連絡くださ
い。
また、インターネットによる電子届(ORR ネット http://www.ezairyu.mofa.go.jp/)での
在留届提出や記載内容の変更も可能です。
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連絡体制の整備
緊急事態はいつ起こるとも限りません。家族内、企業及び組織内での緊急連絡方法につい
てあらかじめ検討しておいてください。また、お互いの所在を極力明確にするようにしてく
ださい。
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避難場所
緊急事態発生時は、常に周囲の状況に注意を払い、情報を収集し危険な場所に近づかない
でください。避難場所について、常日頃から把握しておき、自分がどこにいるか(勤務先、
通勤途上、自宅等)
、自分がどのような事態に巻き込まれそうか等幾つかのケースをあらかじ
め想定して各自の一時避難場所(外部との連絡が、容易に行える場所が望ましい)を検討し
ておいて下さい。
なお、ルアンダ市及びルアンダ市郊外にお住まいの方については、緊急事態発生時の状況
に応じて、場合により大使公邸への一時避難または集結をお願いする場合があります。所在
地を事前にご確認下さい。
【在アンゴラ日本国大使公邸】
・所在地:Rua Comandante Nzaji No.160 Bairro Alvalade,Luanda
・電話 :+244-222-325557
・FAX :+244-222-325858
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携行品及び非常用物資の準備
(1)旅券等
旅券については、常時6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてくださ
い(6ヶ月以下の場合には大使館に発給の申請をしてください。旅券は有効期限の1年
前から更新できます。
)
。
旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載し、下段には血液型(Blood-Type)を
ご記入ください。なお、当国における身分証明書、滞在許可書等はいつでも持ち出せる
状態にしておいてください。
(2)現金、国際クレジットカード
これらのものは、旅券同様に直ぐ持ち出せるよう保管しておいてください。
現金は、家族全員が10日間程度生活できる外貨及び当座の必要のため現地通貨をあら
かじめ用意しておくことをお勧めします。
(3)自動車の整備等
常時整備しておくよう心がけ、燃料は、常時十分入れておくようにしてください。車
内には、常時、ミネラルウォーター、懐中電灯、地図、ティッシュ等は備え置きくださ
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い。
なお、自動車を所有していない人は、近くに住む自動車を所有している人と平素から
連絡をとり、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。
(4)携行品の準備
避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記1.~3.に加え次の携行品を備え
ておき、直ぐに持ち出せるようにしておいてください。
(ア)衣類・着替え
長袖、長ズボンが賢明です。行動に便利で、殊更人目を引くような華美な物でない
もの、麻、綿等の吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましいです。
(イ)履物
行動に便利で靴底の厚い丈夫なもの
(ウ)洗面用具
タオル、歯磨きセット、石鹸等
(エ)非常用食糧等
しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、
粉ミルク等の保存食品及びミネラルウォーターを家族全員で10日間程度生活できる
量を準備しておいてください。自宅から他の場所へ避難する際には、この中からイン
スタント食品、缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウォーターを入れた水筒(大型
が望ましい)を携行するようにしてください。
(オ)医薬品等
家族用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏等。
(カ)ラジオ
NHKワールド・ラジオ日本、BBC等の短波放送が受信できる電池仕様のもの(電
池の予備も忘れないようにしてください)
。
(キ)その他
懐中電灯、予備の強力バッテリー、ライター、蝋燭、マッチ、ナイフ、缶切り、栓
抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、可能ならヘルメット、防災
頭巾(応急には椅子用クッション)
。
【緊急時の行動】
1.基本的心構え
平静を保ち、不確実な情報に惑わされ、群衆に巻き込まれることのないように注意してくだ
さい。
緊急事態発生時には落ち着いて対処するとともに、以下の点に留意してください。
過去の教訓は必ずしも次の対策にはならない。
常に最悪の事態を想定し対策を練り、備えこそ危機管理の一歩である。
備えが無駄に終わっても次の備えを怠らない。
2.情報の把握
安全情報は、できるだけ多く、正確なものを収集する必要があります。
一般的には新聞、テレビ等のマスメディアを通して様々な情報が流れますが、アンゴラにお
いては、特に新聞の情報は、与党系、野党系それぞれの情報が偏っているのが実情です。事
態をできるだけ正確に把握するために、特に安全に関する情報の真偽については、各方面か
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ら集めた情報をもとに多角的かつ慎重に検討し判断する必要があります。
在留邦人の皆様から寄せられる様々な情報を含め、大使館と在留邦人の方々で協力してでき
るだけ多くの情報を蓄積し、十分に検討を加え共有していくことが、安全対策を講じ、不測
の事態に備えるために効果的と考えております。
情報は常に共有し最新のものを入手する。
3.大使館への通報
通報する必要があると判断されるものは、随時、大使館に通報してください。自分や家族ま
たは他の日本人の生命・身体・財産に危害がおよぶ、またはおよぶ恐れがあるときは、迅速
かつ具体的にその状況を大使館に連絡してください。
4.国外への退避
(1)事態が悪化し各自または派遣元の企業等の判断により、あるいは大使館の示唆に基づ
き自発的に帰国、第三国へ退避する場合、その旨を大使館へ通報してください。
大使館への連絡が困難である場合は、外務省海外邦人安全課(+81-3-5501-816
0)へ通報するよう努力してください。
(2)大使館が「退避勧告」を発出した場合、一般商業便が運行している間には、それを使
って可能な限り早急に国外へ退避してください。
一般商業便の運行がなくなった場合、あるいは満席で取れない場合等には、臨時便の利用、
あるいはチャーター便等の手配、陸路のルートを利用して退避することが必要となる場合が
あります。この場合には大使館に相談いただき助言を得て下さい。
(3)大使館で検討した陸路での国外退避のルートは以下のとおりです。あらかじめ頭に入
れておいてください。
(ア)ナミビア・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~スンベ~ベンゲラ~
ルバンゴ、そしてオンジバ道路によりナミビアへ退避します。
(イ)ザンビア・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~スンベ~ウアンボ~
クイト~ルエナ、そしてルアウ道路によりザンビアに退避します。
(ウ)コンゴ・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~カシート~ウイジ、
そしてマラウディゾンボ道路によりコンゴへ退避します。
なお、携行荷物は必要最小限に減らし、車の整備、燃料の再確認を行ってください。
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【緊急時に備えてのチェックリスト】
□非常食
水、食料等10日間程度生活できる量
□生活必需品
トイレットペーパー、乾電池等
□衣類・着替え
長袖、長ズボン且つ行動に便利な人目を引くような華美な物でないもの、麻、綿等の吸
湿性、耐暑性に富む素材が望ましい
□車両の整備
燃料の確保、車内にミネラルウォーター、地図、ティッシュ等の準備
□現金・クレジットカード
国外退避を想定し10日間程度生活できる外貨及び国内通貨
□通信手段
携帯電話が利用できない状況での通信手段
□医薬品
家族用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏等
□パスポート
残存有効期間の確認(6ヶ月以上)
、予備として写真面・査証面のコピー
所持人記入欄の記載事項
□緊急時連絡先リスト
親族等の連絡先、所属の連絡先、治安当局、大使館等
□ラジオ
NHKワールド・ラジオ日本、BBC等の短波放送が受信できるもの
□履物
行動に便利で靴底の厚い丈夫なもの
□懐中電灯、マッチ、ライター、ロウソク
□在留届の確認
住所、電話番号等の変更があった際は速やかに連絡
□外務省渡航情報(アンゴラ)の確認
http://www.mofa.go.jp/anzen/
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