株 主 各 位 第75回定時株主総会招集ご通知 - HORIBA

 株
主
各
(証券コード 6856)
位 平成25年3月1日
京都市南区吉祥院宮の東町2番地
堀場製作所
株式会社
取締役会長兼社長
堀場 厚
第75回定時株主総会招集ご通知 拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、当社第75回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席くださいますようご通知申し
あげます。
なお、当日ご出席願えない場合は、書面または電磁的方法(インターネット等)によって議決権を行使す
ることができますので、お手数ながら後記の株主総会参考書類をご検討のうえ、平成25年3月22日(金曜
日)午後5時までに議決権を行使してくださいますようお願い申しあげます。
敬 具
1.日 時
記
平成25年3月23日(土曜日)午前9時
2.場 所
京都市南区吉祥院宮の東町2番地 当社講堂
(末尾の「株主総会会場ご案内図」をご参照ください。)
3.目的事項
報告事項
1.第75期(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)事業報告の内容、連結計
算書類の内容並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
2.第75期(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)計算書類の内容報告の件
決議事項
第1号議案
取締役5名選任の件 第2号議案
取締役の報酬額改定の件 - 1 -
【郵送による議決権行使の場合】
同封の議決権行使書用紙に議案に対する賛否をご表示のうえ、平成25年3月22日(金曜日)午後5時
までに到着するようご返送ください。
【電磁的方法(インターネット等)による議決権行使の場合】
当社指定の議決権行使専用ウェブサイト(http://www.web54.net)にアクセスしていただき、同封の
議決権行使書用紙に表示された「議決権行使コード」及び「パスワード」をご利用のうえ、画面の案内
に従って、平成25年3月22日(金曜日)午後5時までに議案に対する賛否をご入力ください。
インターネットによる議決権行使に際しましては、59頁の「インターネットによる議決権行使のご案
内」をご確認くださいますようお願い申しあげます。
なお、議決権行使書面と電磁的方法と重複して議決権を行使された場合は、電磁的方法による議決権
行使を有効なものといたします。
以 上

1.株主総会参考書類並びに事業報告、計算書類及び連結計算書類に修正をすべき事情が
生じた場合は、当社ホームページ(http://www.horiba.co.jp/)において、修正後の 事項を掲載させていただきます。
2.当日ご出席の際には、お手数ながら同封の議決権行使書用紙を会場受付に必ずご提出 くださいますようお願い申しあげます。
3.株主でない代理人及び同伴の方など、株主以外の方は株主総会にご出席いただけませ
んのでご注意願います。
4.代理人による議決権の行使につきましては、当社定款の定めにより議決権を有する他
の株主1名を代理人として、その議決権を行使することができることとさせていただ
きます。ただし、代理権を証明する書面のご提出が必要となりますので、ご了承くだ
さい。
株主懇談会開催のご案内
株主総会終了後、株主懇談会の開催を予定しておりますので、ご出席くださいますよ
うご案内申しあげます。
- 2 -
〔添付書類〕
事 業 報 告
(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)
1.企業集団の現況に関する事項
(1) 事業の経過及びその成果
当連結会計年度の世界経済情勢を振り返りますと、米国では個人消費や住宅着工を中心に緩やかな回復
傾向にありましたが、欧州については、債務問題の影響の広がりから弱含みで推移しました。また、高成
長を続けてきた中国やインドなどの新興国では、欧州向け輸出の減速や金融引き締めなどの影響から成長
が鈍化しました。わが国については、復興需要等を背景に春頃までは緩やかに回復しましたが、世界経済
の減速や円高水準の継続、さらには中国との関係悪化などの影響で、夏場以降は弱い状態になりました。
この間、為替相場を見ますと、年間の平均為替レートは、1USドル79.81円、1ユーロ102.55円と、USド
ルは前年水準と変わらなかった一方、ユーロにおいては前年に引き続き円高が進行し、8.4%の円高にな
りました。
分析・計測機器業界におきましては、内外の自動車メーカーによる設備投資と研究開発投資には回復の
兆しが見られました。一方、半導体関連市場では、半導体やLED(発光ダイオード)メーカーの設備投資
一巡により、夏以降、需要が大幅に縮小しました。さらに、円高や競争激化などから、全セグメントの製
品全般に価格の下落傾向が続きました。
このような経営環境の下、当社グループにおいて、当連結会計年度に実行した事業の強化施策としまし
ては、平成23年度に新設した経営戦略全般を起案し推進する経営戦略本部による事業改革を推し進め、市
場のニーズに合った製品投入を加速させました。また、各事業部門においては、自動車計測システム機器
部門では、平成17年にカール・シェンク社(ドイツ)より買収したMCT(自動車計測機器)事業で生産拠
点の移転やコスト削減活動が奏功し黒字化したほか、主力のエンジン排ガス計測システムの新製品を投入
しました。需要が拡大する中国においては試験装置のデモンストレーション施設を設置し、現地の需要を
取り込む体制を整えました。環境・プロセスシステム機器部門においては、環境放射線測定器の需要は一
巡し販売が減少しましたが、福島県にサービス拠点を設置しきめ細かいサービスを行える体制を整えまし
た。また日本各地で火力発電所向けの煙道排ガス分析装置の需要増にも応えました。医用システム機器部
門では、世界各国での検査試薬需要の拡大に応えるため、インドにおいて試薬工場の新設工事に着手しま
した。また、日本国内では、血液検査装置の生産体制強化のため進めていた株式会社堀場エステックの阿
蘇工場(熊本県阿蘇郡)の拡張工事が完了し、増産に向けた体制が整いました。半導体システム機器部門
では、北京ホリバメトロン社のノウハウを活用したコストダウン推進や、阿蘇工場の拡張に伴って生産工
- 3 -
程の見直しを行い生産量の変化に的確に対応できる生産体制の構築を進めました。科学システム機器部門
では、フランスのパリ郊外に建設を進めていたホリバヨーロッパリサーチセンターの竣工により、大学・
研究機関との共同研究を進め、先端素材分析などお客様のより高度なニーズに応えるための製品開発をめ
ざします。
この間、収益改善策として、シェアドサービス(複数の組織で共通に持っている機能を集約することに
よる効率化・専門化)の推進や、米国拠点に南米ブラジルのグループ会社を集約し、拡大する市場での販
売拡大をめざした組織改編を行いました。また、英国においてもグループ会社の集約によるOne Company
経営の推進を加速させ固定費の抑制と経営判断のスピードアップを進めます。日本国内においては、自動
車の運行管理システムなどを手掛ける株式会社ホリバアイテックを当社に年初に合併し、開発リソースの
共有などによる製品投入の加速ときめ細かいサービス体制の構築でさらなる事業拡大をめざします。 こうした経営施策に加え、販売拡大に努力したものの、当連結会計年度の業績は、売上高117,609百万
円と前期比4.7%の減収となり、利益面でも営業利益11,751百万円、経常利益11,353百万円、当期純利益
7,396百万円とそれぞれ同21.2%、同22.3%、同14.6%の減益となりました。
事業部門別の状況は、次のとおりであります。
(自動車計測システム機器部門)
欧州では為替の円高推移により販売が減少したものの、米国や日本では自動車メーカーの設備投資や研
究開発投資に回復感が見られたほか、アジアでも投資拡大により販売が増加しました。また、主力のエン
ジン排ガス計測システムの販売増加や、MCT事業におけるコストダウンが奏功したことなどにより特に年
後半に収益性が改善しました。この結果、売上高は前期比11.8%増の43,230百万円となり、営業利益は同
55.7%増の4,412百万円となりました。 (環境・プロセスシステム機器部門)
火力発電所向けの煙道排ガス分析装置や、水質分析装置などの各種環境規制に対応した製品群は底堅く
推移しましたが、東日本大震災後に急拡大した環境放射線測定器の需要は一巡し、販売は第2四半期以降
徐々に減少しました。この結果、売上高は前期比5.8%減の13,709百万円となり、営業利益は同35.1%減の
1,642百万円となりました。
(医用システム機器部門) アジア各国で血球計数装置の販売は堅調に推移したものの、円高などにより、欧州や米州での売上高が
減少しました。この結果、売上高は前期比4.6%減の22,400百万円となり、営業利益は同21.7%減の2,478百
万円となりました。
- 4 -
(半導体システム機器部門)
年前半は顧客である半導体製造装置メーカーの一部に生産回復が見られ、主力製品であるマスフローコ
ントローラーや薬液濃度モニターの販売が増加しましたが、年後半は顧客メーカーの生産調整などの影響
により販売が減少し収益性も大幅に悪化しました。この結果、売上高は前期比27.7%減の17,861百万円と
なり、営業利益は同53.9%減の2,274百万円となりました。
(科学システム機器部門)
新発売したpHメーターなどの国内での販売は底堅く推移しましたが、各国での政府予算削減の影響を受
けてホリバ・ジョバンイボン社製品の販売が減少したほか、円高により売上高が円換算額で目減りしまし
た。この結果、売上高は前期比7.4%減の20,406百万円となり、営業利益は同34.2%減の943百万円となりま
した。 企業集団の事業部門別売上高
〔単位 百万円〕
第74期
第75期(当連結会計年度)
部 門
(平成23年1月~平成23年12月) (平成24年1月~平成24年12月)
自動車計測システム機器
38,678
43,230
前 期 比
増減(△)額
4,552
環境・プロセスシステム機器
14,558
13,709
△848
医用システム機器
23,485
22,400
△1,085
半導体システム機器
24,694
17,861
△6,833
科学システム機器
22,040
20,406
△1,633
123,456
117,609
△5,847
合
計
(2) 設備投資等の状況
当連結会計年度における企業集団の設備投資額は7,882百万円であり、その主なものは株式会社堀場エ
ステックの阿蘇工場(熊本県阿蘇郡)への投資1,120百万円、ホリバ・インターナショナル社(アメリカ)
の本社ビルへの投資1,034百万円、ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)における研究開発施設の建物
等への投資864百万円などであります。
(3) 資金調達の状況
当連結会計年度の資金調達につきましては、特筆すべき事項はありません。
- 5 -
(4)吸収合併または吸収分割による他の法人等の事業に関する権利義務の承継の状況
当社は、平成24年1月1日を効力発生日として、当社100%出資の子会社である株式会社ホリバアイテ
ックと当社を存続会社とする吸収合併を行い、同社が営んでおりました事業に関する全ての権利義務を
承継いたしました。
(5) 対処すべき課題
平成23年2月に、連結売上高1,500億円、営業利益率13%以上、ROE(自己資本当期純利益率)11%以上と
いう目標を掲げた平成27年度を目標年度とする中長期経営計画を発表しました。展開する5事業部門(自
動車計測、環境・プロセス、医用、半導体、科学)においては、自動車計測システム機器部門ではエンジ
ン排ガス計測システムの新製品拡販により利益改善をめざし、医用システム機器部門では世界各国で検査
試薬工場の新設と拡張を進め、事業拡大の準備を進めています。お客様に分析ソリューションを提案でき
るビジネスモデルを構築し、斬新な製品の投入を続けることで、営業利益率13%以上という高い目標の達
成をめざします。オーナー(株主)の皆様への利益還元につきましても、One Company経営の推進による
グループ連結経営の浸透を背景に、平成25年12月期より連結純利益を基準額とした政策に転換をしてまい
ります。
また、目標達成に向け、「おもしろおかしく」「オープン&フェア」などの企業文化を中心に据えた経
営の推進やグローバルに通用する「人財」の育成を継続し、分析・計測機器市場における「HORIBAブラン
ド」の強化を図ってまいります。
当社は、平成25年1月26日に創立60周年を迎えることができました。これもひとえにオーナー(株主)
の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様のご支援、ご指導の賜物と心より感謝申しあげます。次な
る時代に向けて、経営方針である「HORIBA Group is One Company.(HORIBAグループは一つの会社)」を
ベースに、投資効率を改善し、利益の最大化と継続的な企業価値創造に全力を傾注する所存でございます
ので、オーナー(株主)の皆様におかれましては、倍旧のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげ
ます。
※利益還元については「6.会社の体制及び方針 (3) 剰余金の配当等の決定に関する方針」(21頁)を
ご覧ください。
- 6 -
(6) 財産及び損益の状況の推移
①企業集団の財産及び損益の状況の推移
第72期
第73期
第74期
第75期(当連結会計年度)
(平成21年1月~平成21年12月) (平成22年1月~平成22年12月) (平成23年1月~平成23年12月) (平成24年1月~平成24年12月)
区 分
受
売
経
当
1
当
総
純
1
純
注
上
常 利
期 純 利
株 当 た
期 純 利
資
資
株 当 た
資 産
高
高
益
益
り
益
産
産
り
額
97,994
104,538
5,274
3,161
122,785
118,556
12,309
7,927
128,282
123,456
14,611
8,664
121,947
117,609
11,353
7,396
74.77
187.46
204.88
174.87
129,580
79,977
137,290
84,155
144,649
90,460
153,836
99,536
1,889.58
1,986.77
2,133.44
2,346.45
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(円)
(百万円)
(百万円)
(円)
(注)1.1株当たり当期純利益は、期中平均発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
2.1株当たり純資産額は、期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 ②当社の財産及び損益の状況の推移
第72期
第73期
第74期
第75期(当事業年度)
(平成21年1月~平成21年12月) (平成22年1月~平成22年12月) (平成23年1月~平成23年12月) (平成24年1月~平成24年12月)
区 分
受
売
経
当
1
当
総
純
1
純
注
上
常 利
期 純 利
株 当 た
期 純 利
資
資
株 当 た
資 産
高
高
益
益
り
益
産
産
り
額
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(円)
(百万円)
(百万円)
(円)
43,486
42,366
2,035
1,831
51,311
45,243
3,739
2,370
52,397
51,902
8,278
5,541
55,391
53,526
7,261
5,636
43.32
56.04
131.03
133.25
90,539
65,946
95,212
67,804
101,479
72,403
103,282
76,430
1,558.08
1,600.34
1,707.46
1,801.19
(注)1.1株当たり当期純利益は、期中平均発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
2.1株当たり純資産額は、期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 - 7 -
(7) 重要な親会社及び子会社の状況
①親会社の状況
当社は親会社を有しておりません。
②重要な子会社の状況 (平成24年12月31日現在)
会
社
名
株式会社堀場エステック
ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)
ホリバ・ヨーロッパ社( ド イ ツ )
ホ リ バ A B X 社(フランス)
ホ リ バ ・ ジ ョ バ ン イ ボ ン 社(フランス)
資
本 金
議決権比率
主 な 事 業 内 容
1,478百万円
100.0% ガス流量計測・制御装置の製造、販売
16,773千US$
100.0% 測定機器の製造、販売
8,802千Euro
100.0% 測定機器の製造、販売
23,859千Euro
100.0% 血球計数装置の製造、販売
7,075千Euro
100.0% 光学機器及び精密機械の製造、販売
(注)ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)、ホリバABX社(フランス)及びホリバ・ジョバンイボン社(フランス)
における議決権比率は、当社の他の子会社が有する議決権数によるものであります。また、ホリバ・ヨーロッパ社(ド
イツ)における議決権比率は、当社が有する議決権数に、当社の他の子会社が有する議決権数を加えたものであります。
(8) 主要な事業内容 (平成24年12月31日現在)
当社グループは各種分析計の製造及び販売を行っており、部門別の主要製品は次のとおりであります。
部
門
自動車計測システム機器
主
要
製
品
エンジン排ガス計測システム、使用過程車用排ガス分析計、
車載型排ガス分析装置、ドライブラインテストシステム、
エンジンテストシステム、ブレーキテストシステム、ドライブレコーダー
環境・プロセスシステム機器
環境用測定装置(煙道排ガス分析装置、水質分析装置、大気汚染監視用分析装
医用システム機器
血液検査装置(血球計数装置、免疫測定装置、生化学用検査装置、血糖値検査装
置)、環境放射線測定器
置)
半導体システム機器
マスフローコントローラー、薬液濃度モニター、半導体・液晶用薄膜計測システ
ム、半導体異物検査装置、残留ガス分析装置
科学システム機器
科学用分析装置(pHメーター、粒子径分布測定装置、蛍光X線分析装置、ラマン
分光分析装置、分光器、グレーティング)
- 8 -
(9) 主要な営業所及び工場 (平成24年12月31日現在)
株式会社堀場製作所
株式会社堀場エステック
ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)
ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)
ホリバABX社(フランス)
ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)
本社・工場(京都市)
びわこ工場(大津市)
東京支店(東京都千代田区) 東北セールスオフィス(仙台市)
福島セールスオフィス(福島市) 栃木セールスオフィス(宇都宮市)
つくばセールスオフィス(つくば市)
東京セールスオフィス(東京都千代田区)
横浜セールスオフィス(横浜市)
浜松セールスオフィス(浜松市)
豊田セールスオフィス(豊田市)
名古屋セールスオフィス(名古屋市)
大阪セールスオフィス(大阪市)
四国セールスオフィス(高松市) 広島セールスオフィス(広島県安芸郡)
九州セールスオフィス(福岡市)
本社・工場(京都市)
阿蘇工場(熊本県阿蘇郡)
仙台セールスオフィス(仙台市)
東京セールスオフィス(東京都千代田区)
韮崎セールスオフィス(韮崎市)
名古屋セールスオフィス(名古屋市)
九州中央セールスオフィス(熊本県阿蘇郡)
本社(アメリカ/カリフォルニア州)
本社(ドイツ/オーバーウルゼル市)
ダルムシュタット支店(ドイツ/ダルムシュタット市)
本社(フランス/モンペリエ市)
本社(フランス/ロンジュモ市)
(注)1.株式会社堀場製作所は、平成25年1月15日をもって、新たに北海道セールスオフィス(札幌市)を開設いたしました。
2.株式会社堀場エステックは、平成24年9月1日をもって、営業所の名称をセールスオフィスに変更し、九州営業所に
ついては九州中央セールスオフィスに名称変更を行いました。 - 9 -
(10) 従業員の状況 (平成24年12月31日現在)
①企業集団の従業員
部
門
従 業 員 数
自動車計測システム機器
前期末比増減
1,351名
53名増
環境・プロセスシステム機器
498名
9名減
医 用 シ ス テ ム 機 器
1,039名
53名増
半導体システム機器
649名
38名減
科 学 シ ス テ ム 機 器
860名
8名減
全 社( 共 通 )
1,133名
31名増
5,530名
82名増
合
計
②当社の従業員
従
業
員
数
前期末比増減
平 均 年 令
平均勤続年数
男
性
1,144名
17名増
42.0歳
13.1年
女
性
296名
6名増
35.0歳
9.1年
合
計
1,440名
23名増
40.6歳
12.3年
(11) 主要な借入先の状況 (平成24年12月31日現在)
借
入
先
借入額
株式会社三菱東京UFJ銀行
3,525百万円
株式会社みずほコーポレート銀行
1,953百万円
Union Bank
961百万円
- 10 -
2.会社の株式に関する事項 (平成24年12月31日現在)
(1) 発行可能株式総数
100,000,000株
(2) 発行済株式の総数
42,532,752株(自己株式235,583株を含む。) (3) 株主数
6,835名
(4) 大株主 (上位10名)
株
主
名
持株数(千株)
持株比率(%)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
3,366
8.0
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
2,551
6.0
TAIYO FUND, L.P.
2,169
5.1
全国共済農業協同組合連合会
1,287
3.0
堀場 雅夫
1,275
3.0
818517ノムラルクスマルチカレンシジエイピストクリド
901
2.1
ジェーピー モルガン チェース バンク 385174
840
2.0
株式会社京都銀行
828
2.0
堀場 厚
809
1.9
堀場洛楽会投資部会
808
1.9
(注)持株比率は自己株式(235,583株)を控除して計算しております。
- 11 -
3.会社の新株予約権等に関する事項
(1) 当社役員が保有している職務執行の対価として交付された新株予約権等の状況
(平成24年12月31日現在) 名称
第1回株式報酬型新株予約権
第2回株式報酬型新株予約権
第3回株式報酬型新株予約権
平成21年4月16日
平成22年4月23日
平成23年4月21日
317個
152個
181個
普通株式 31,700株
普通株式 15,200株
普通株式 18,100株
1株当たり1円
1株当たり1円
1株当たり1円
行使期間
平成21年4月17日から
平成51年4月16日まで
平成22年4月24日から
平成52年4月23日まで
平成23年4月22日から
平成53年4月21日まで
保有者数
取締役4名
取締役4名
取締役4名
発行日
個数
株式の種類と数
行使時の払込金額
名称
発行日
個数
株式の種類と数
行使時の払込金額
第4回株式報酬型新株予約権
平成24年4月24日
160個
普通株式 16,000株
1株当たり1円
行使期間
平成24年4月25日から
平成54年4月24日まで
保有者数
取締役4名
(注)1.社外取締役及び監査役は含まれておりません。
2.各新株予約権の主な行使条件は以下のとおりであります。 (1) 「行使期間」に関わらず、新株予約権の割当てを受けた者(以下「新株予約権者」といいます。 )は、当社の取締役
及び執行役員のいずれの地位も喪失した日の翌日から10日を経過するまでの間に限り新株予約権を行使できます。
(2) その他の条件については、株主総会決議及び新株予約権発行の取締役会決議に基づき、別途当社と新株予約権者との
間に締結した「新株予約権割当契約」に定めるところによります。
- 12 -
(2) 当事業年度中に職務執行の対価として使用人等に交付した新株予約権等の状況
名称
発行日
個数
株式の種類と数
行使時の払込金額
第4回株式報酬型新株予約権
平成24年4月24日
122個
普通株式 12,200株
1株当たり1円
行使期間
平成24年4月25日から
平成54年4月24日まで
保有者数
執行役員16名
(注)新株予約権の主な行使条件は以下のとおりであります。 1.「行使期間」に関わらず、新株予約権の割当てを受けた者(以下「新株予約権者」といいます。 )は、当社の取締役
及び執行役員のいずれの地位も喪失した日の翌日から10日を経過するまでの間に限り新株予約権を行使できます。
2.その他の条件については、株主総会決議及び新株予約権発行の取締役会決議に基づき、別途当社と新株予約権者との
間に締結した「新株予約権割当契約」に定めるところによります。
(3) その他新株予約権等に関する重要な事項
該当事項はありません。
- 13 -
4.会社役員に関する事項
(1) 取締役及び監査役の氏名等 (平成24年12月31日現在)
氏
堀
場
名
地位及び担当
厚
重要な兼職の状況
代表取締役会長兼社長
株式会社堀場エステック 代表取締役社長
株式会社ロック・フィールド 社外取締役
株式会社ワコールホールディングス 社外取締役
石
田
耕
三
代表取締役副社長
佐
藤
文
俊
齊
藤
壽
一
杉
田
正
博
取
宇
野
敏
彦
監 査 役 (常勤)
石
角
完
爾
監
査
役
千代田国際経営法律事務所 所長 代表弁護士
石
田
敬
輔
監
査
役
株式会社写真化学 代表取締役会長兼社長
(生産本部長兼グループ生産統括室長)
常
務
取
締
役
(管理本部長兼東京支店長)
取
締
役
(経営戦略本部長)
締
役
MSD株式会社 監査役
株式会社七十七銀行 社外監査役
株式会社エスケーエレクトロニクス 取締役会長
(注)1.取締役 杉田正博は、社外取締役であります。
2.監査役 石角完爾、石田敬輔は、社外監査役であります。 3.当事業年度中の監査役の異動
退任 平成24年3月24日開催の第74回定時株主総会終結の時をもって田嶋 寛は監査役を退任いたしました。 4.当社は、社外取締役及び社外監査役両名を東京証券取引所及び大阪証券取引所の定めに基づく独立役員として指定
し、両取引所に届け出ております。 5.事業年度末後、次のとおり取締役の担当に異動がありました。 石
田
耕
三
代表取締役副社長(生産本部長)
- 14 -
平成25年1月4日付
(2) 取締役及び監査役の報酬等の額
取締役5名 4億7,832万円(うち社外1名 480万円)
監査役4名 2,460万円(うち社外2名 960万円)
(注)1.取締役の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。
2.取締役の報酬限度額は、平成19年3月24日開催の第69回定時株主総会において年額4億5,000万円(うち社外取
締役分2,000万円以内、また使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)と決議いただいております。また、
これとは別枠にて、平成21年3月28日開催の第71回定時株主総会において、株式報酬型ストックオプションとし
て新株予約権を年額7,000万円以内の範囲で取締役(社外取締役を除く。)に割当てることを決議いただいてお
ります。
3.監査役の員数及び報酬等の額には、平成24年3月24日開催の第74回定時株主総会終結の時をもって退任いたしま
した監査役1名分が含まれております。
4.監査役の報酬限度額は、平成19年3月24日開催の第69回定時株主総会において年額5,000万円以内と決議いただ
いております。
5.上記の報酬等の額には、当事業年度に係る利益連動給与3億2,000万円が含まれております。これは、従来の役
員賞与に代わるものとして、第70期より法人税法第34条第1項第3号に定める業績連動報酬制度を導入したこと
に伴う報酬額です。なお、支給対象者は業務を執行する取締役であり、社外取締役及び監査役は含まれておりま
せん。
6.上記の取締役に対する報酬等の額には、平成24年4月17日開催の取締役会の決議により付与した株式報酬型スト
ックオプションとしての新株予約権3,592万円(取締役 4名)が含まれております。なお、社外取締役に対して
付与されたストックオプションはありません。
7.当社は、平成21年3月28日開催の第71回定時株主総会終結の時をもって取締役及び監査役に対する退職慰労金制
度について廃止(社外取締役及び社外監査役については平成19年3月24日開催の第69回定時株主総会終結の時を
もって廃止)し、その支給の時期は取締役または監査役の退任時とすることを決議しております。これに基づき、
上記の報酬等のほか、役員退職慰労金を次のとおり支給しております。
退任監査役1名 3,840万円
なお、この金額には、過年度の事業報告において開示した役員退職慰労引当金の繰入額856万円が含まれており
ます。
- 15 -
(3) 社外取締役及び社外監査役に関する事項
①当事業年度における主な活動状況
区 分
取 締 役
氏
名
杉 田 正 博
主
な
活
動
状
況
当事業年度開催の取締役会12回のうち全てに出席し、国際経験豊かで、
金融に関する造詣も深いうえ、監査役としての経験も有しており、当
社の経営について貴重な指摘、意見をいただいております。
監 査 役
石 角 完 爾
当事業年度開催の取締役会12回のうち10回に出席し、また、当事業年
度開催の監査役会15回のうち12回に出席し、主に弁護士としての専門
的見地から、当社の経営上有用な指摘、意見をいただいております。
監 査 役
石 田 敬 輔
当事業年度開催の取締役会12回のうち11回に出席し、また、当事業年
度開催の監査役会15回のうち14回に出席し、経営者としての経験も豊
富で、当社の経営上有用な指摘、意見をいただいております。
②重要な兼職先と当社との関係
区 分
取 締 役
氏
名
杉 田 正 博
兼
職
状
況
MSD株式会社 監査役
株式会社七十七銀行 社外監査役
監 査 役
石 角 完 爾
千代田国際経営法律事務所 所長 代表弁護士
監 査 役
石 田 敬 輔
株式会社写真化学 代表取締役会長兼社長
株式会社エスケーエレクトロニクス 取締役会長
上記の重要な兼職先と当社との間には、特別の関係はありません。
③責任限定契約の内容の概要 当社と社外取締役及び社外監査役両名は、それぞれ会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約
を締結しており、当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が定める最低責任限度額であります。
- 16 -
5.会計監査人の状況
(1) 会計監査人の名称
有限責任 あずさ監査法人
(2) 当事業年度に係る会計監査人の報酬等の額
①当社の当事業年度に係る会計監査人としての報酬等の額 43百万円
②当社及び当社子会社が会計監査人に支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額 55百万円
(注)1.当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額
を区分しておらず、実質的にも区分できないため、上記①の金額には、これらの合計額を記載しております。
2.当社の重要な連結子会社のうち、ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)、ホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)、
ホリバABX社(フランス)、ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)は、当社の会計監査人以外の公認会計士また
は監査法人(外国におけるこれらの資格に相当する資格を有する者を含む。)の監査(会社法または金融商品取引
法(これらの法律に相当する外国の法令を含む。)の規定によるものに限る。)を受けております。
(3) 当社に対する会計監査人の対価を伴う非監査業務の内容
当社は、国際財務報告基準への対応準備に当たり、会計監査人にアドバイザリー業務を委託し、対価を
支払っております。
(4) 会計監査人の解任または不再任の決定の方針
当社は、会計監査人が ①職務上の義務に違反し、または職務を怠ったとき、②会計監査人としてふさ
わしくない非行があったとき、③職務の執行に支障があり、またはこれに堪えないとき、のいずれかに該
当すると認められる場合、監査役会がその事実に基づき当該会計監査人の解任または不再任の検討を行い、
解任または不再任が妥当と判断した場合は、監査役会規則に則り「会計監査人の解任または不再任」を監
査役全員の同意にて行うか、または株主総会の付議議案とすることを取締役会へ請求し、取締役会はそれ
を審議いたします。
- 17 -
6.会社の体制及び方針
(1) 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保する
ための体制
①取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
ⅰ.取締役及び使用人の職務の執行に当たっては、法令及び定款を遵守することをホリバコーポレート
フィロソフィ、倫理綱領等に明記して、法令・定款遵守の企業風土を醸成し、法令・定款違反行為の
未然防止に努めるものとする。
取締役及び使用人が他の取締役または使用人の法令・定款違反行為を発見した場合は、コンプライ
アンス管理規程に基づいて通報するものとし、コンプライアンス統轄責任者は通報内容を確認して、
必要に応じて社内関係機関に報告するなどガバナンス体制を維持・強化するものとする。
ⅱ.コンプライアンス体制の基礎として、倫理綱領及びコンプライアンス管理規程を定めており、今後
とも、取締役及び使用人全員へのこれらの浸透を図り、内部統制システムの構築・整備・維持・向上
の推進を図るものとする。また、必要に応じて取締役及び使用人に対して、教育を実施するものとす
る。
ⅲ.内部監査に当たる監査担当部署は、法令・定款違反の発見・防止と業務プロセスの改善指示等に努
めるものとし、執行部門から独立した組織にするものとする。
ⅳ.法令・定款違反その他のコンプライアンスに関する事実についての前記「ⅰ.」記載の社内通報体
制に加えて、コンプライアンス管理規程に基づき社外弁護士等を直接の情報受領者とする通報制度を
すでに設けており、今後ともその適切な運用を行うものとする。
ⅴ.監査役は、当社の法令・定款遵守体制及びコンプライアンスに関する体制の運用に問題があると認
める時は、意見を述べるとともに、改善策の策定を求めることができるものとする。
ⅵ.取締役会、監査役による監督・監視体制充実のため、業務の適正化に必要な知識と経験を有した社
外取締役と社外監査役をすでに選任しているが、今後とも引き続き適任者を選ぶものとする。
②取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務の執行に係る情報については、取締役の指揮・監督の下で業務執行を行う使用人の職務執
行に係る情報も含めて、文書管理規程、文書保存基準等文書に関する定めに基づき適切かつ確実に検索
性の高い状態で保存・管理するものとする。
③損失の危険の管理に関する規程その他の体制
損失の危険の管理に関する体制の基礎として、リスク管理に関する諸規程を定め、リスク管理の体制を
構築し、運用するものとする。また、必要に応じて取締役及び使用人に対してリスク管理に関する教
育・訓練を実施するものとする。
- 18 -
④取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
取締役の職務執行が効率的に行われることを確保する体制の基礎として、取締役会を原則として月1回
定時に開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催するものとする。また、取締役会の決定に基づく職
務執行に当たっては、取締役・執行役員が役割分担等を行い効率的な業務執行を行うものとする。
⑤当社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
ⅰ.グループ会社における業務の適正を確保するため、グループ会社全てに適用するコーポレートフィ
ロソフィを制定しており、その考え方を基礎として、グループ各社で諸規程を定めるものとする。ま
た、関係会社管理規程に従い、当社への決裁・報告制度による子会社経営の管理を行い、必要に応じ
てモニタリングを行うものとする。取締役及び使用人は、グループ会社において、法令・定款違反そ
の他コンプライアンスに関する重要な事項を発見した場合には、コンプライアンス管理規程に基づい
て通報するものとする。
ⅱ.子会社が当社からの経営管理、経営指導内容が法令に違反し、その他、コンプライアンス上の問題
があると認識した場合には、監査担当部署またはコンプライアンス担当部署に報告するものとする。
監査担当部署またはコンプライアンス担当部署は直ちに監査役に報告するとともに、必要に応じて社
内関係機関に報告するものとする。監査役は意見を述べるとともに、改善策の策定を求めることがで
きるものとする。また、報告を受けた監査担当部署またはコンプライアンス担当部署、社内関係機関
は、コンプライアンス管理規程、リスク管理に関する規程等に基づき対応するものとする。
⑥監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項と当該
使用人の取締役からの独立性に関する事項
監査役は、監査役の職務を補助すべき使用人として、当社の使用人から監査役補助者を任命することを
求めることができるものとする。監査役補助者に関し、その任命、解任、人事異動、評価、賃金等の改
定については、監査役の同意を必要とするものとする。
⑦取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制及び監査役の
監査が実効的に行われることを確保するための体制
ⅰ.取締役及び使用人は、当社の業務または業績に影響を与える重要な事項について監査役に判明の都
度、報告するものとする。前記に関わらず、監査役はいつでも必要に応じて、取締役及び使用人に対
して報告を求めることができるものとする。
ⅱ.社内通報に関するコンプライアンス管理規程に基づき、その適切な運用を維持することにより、法
令・定款違反その他のコンプライアンス上の問題について監査役への適切な報告体制を確保するもの
とする。
ⅲ.監査の実施に当たり、監査役と弁護士、公認会計士等外部専門家との連携体制、監査担当部署等と
の社内の連携体制を確保するものとする。
- 19 -
(2) 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、株主、投資家、お客様、取引先、従業員等の様々なステークホルダー(利害関係者)との相互
関係に基づき成り立っています。当社は、世界で事業展開する分析機器メーカーとして「真のグローバル
カンパニー」をめざし、様々な産業分野の市場に対して、付加価値の高い製品やサービス、分析技術を通
じて、「地球環境の保全」「ヒトの健康」「社会の安全・利便性向上」「科学技術の発展」などに貢献す
ることを使命とし、それによって、全てのステークホルダーに対する企業としての社会的責任(社会貢
献)を果たすことができると考えています。
また、当社は、将来の収益を生み出す源泉であり企業の永続を担保する人財・技術力やそれを支える企
業文化といった「見えない資産」を大切に育成し、これらを包括する「HORIBAブランド」の価値を高める
活動を展開していきます。これにより、企業価値向上と様々なステークホルダーとの強い信頼関係の構築
をめざします。
当社は、資本市場に公開された株式会社であるため、当社に対して投資していただいている株主の皆様
には、当社の企業理念及び経営方針にご賛同いただいた上で、そのご判断により当社の経営を当社経営陣
に対して委ねていただいているものと思います。言い換えれば、当社の財務及び事業の方針の決定を支配
する者の在り方について、株主の皆様の意思に基づき行われるべきものと当社は考えており、当社株式の
大量取得行為がなされた場合にそれに応じるべきか否かについても、最終的には株主の皆様のご判断に委
ねられるべきであると考えています。
一方、昨今のわが国の資本市場において、企業価値の源泉となるステークホルダーの存在を無視して、
自己の短期的な利益のみを追求していると疑われる株式の大量取得行為が存在しつつあると認識していま
す。仮に、このような濫用的な株式の大量取得行為の提案がなされた場合には、株主、投資家の皆様に適
切にご判断いただくために、当社経営陣はそのような濫用的な提案の内容や条件について十分検討し、そ
の検討結果及び見解を株主、投資家の皆様に提供することが、重要な責務であると考えています。
現在、当社では、株式の買付けや買収に関する濫用的な提案が行われた場合などに備えた体制構築を検
討しており、株主の皆様に対して善管注意義務を負う経営者の当然の責務として、株式の買付けや買収提
案に際しては、当社の企業価値・株主共同の利益への影響を慎重に判断し、適切な措置を講じます。
そのため、社外の専門家も起用して株式の買付けや買収提案の評価及び買付者や買収提案者との交渉を
行うほか、当社の企業価値、株主共同の利益を損なうと判断される株式の買付けや買収提案に対しては、
当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切と考え、具体的な対抗措置の要否及び内容を
決定し、実行する体制を整えます。
これらの方策等については、正式に決定した段階で、法令及び証券取引所規則に従い、適時且つ適切に
開示いたします。
- 20 -
(3) 剰余金の配当等の決定に関する方針 当社は、生産性の向上等による利益体質の強化を図りながら、基準配当性向30%を適用し配当を実施す
る(当社個別(単体)純利益の30%を配当とする。)ことを基本方針としてまいりました。
平成25年12月期以降は、企業規模の拡大や国内外のグループ会社の収益力向上などに対応し、証券市場
や当社の経営の状況に応じて自社株買いについても機動的に実施することを視野に入れ、配当金額及び自
社株式取得金額を合わせた「株主総還元額」(株主総配分額)を連結純利益の30%を目処に、柔軟に対処
することといたします。引き続き利益成長を通じて企業価値向上を図るべく、内部留保資金を有効活用し
成長分野に重点的に投資する一方、オーナー(株主)の皆様に対して、連結業績に連動した利益還元を実
施してまいります。
(注)本事業報告中の記載金額及び株式数は、表示単位未満の端数を切り捨てております。
- 21 -
連結貸借対照表
流
資
科
動 資
(平成24年12月31日現在)
産
目
産
の
部
金
額
111,988
現 金 及 び 預 金
34,685
受取手形及び売掛金
37,521
券
6,100
商 品 及 び 製 品
10,099
仕
有
価
証
品
10,053
原材料及び貯蔵品
7,947
繰 延 税 金 資 産
2,881
そ
他
3,554
貸 倒 引 当 金
△856
掛
の
産
41,848
有形固定資産
28,179
固
定
資
建物及び構築物
11,894
機械装置及び運搬具
3,171
土
地
8,172
建 設 仮 勘 定
1,851
そ
3,089
の
他
4,490
無形固定資産
ん
319
ソ フ ト ウ エ ア
3,488
の
そ
れ
の
他
681
9,178
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
4,045
繰 延 税 金 資 産
2,030
そ
他
3,176
貸 倒 引 当 金
資
産
合
計
△74
153,836
の
〔単位 百万円〕
負
債
の
科
目
金
流 動 負 債
支払手形及び買掛金
短 期 借 入 金
未
払
金
未 払 法 人 税 等
繰 延 税 金 負 債
賞 与 引 当 金
役員賞与引当金
製品保証引当金
そ
の
他
固 定 負 債
社
債
長 期 借 入 金
繰 延 税 金 負 債
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
損害補償損失引当金
そ
の
他
負
債
合
計
純
資
産
の
株 主 資 本
資
本
金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
自
己
株
式
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
新 株 予 約 権
少数株主持分
純 資 産 合 計
負債純資産合計
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 22 -
部
額
37,662
11,829
5,523
9,195
1,317
6
902
38
1,176
7,671
16,637
10,000
2,113
153
2,066
195
457
1,651
54,299
部
101,674
12,011
18,717
71,725
△780
△2,426
987
△3,413
245
42
99,536
153,836
連結損益計算書
科
売
売
(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)
目
金
上
高
上
原
価
売
上
総
利
益
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
営
業
外
収
益
受
取
利
息
受
取
配
当
金
雑
収
入
営
業
外
費
用
支
払
利
息
為
替
差
損
雑
損
失
経
常
利
益
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
損害補償損失引当金戻入額
特
別
損
失
固 定 資 産 売 却 損
固 定 資 産 除 却 損
減
損
損
失
投資有価証券評価損
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少数株主損益調整前当期純利益
少 数 株 主 損 失 ( △ )
当
期
純
利
益
233
79
257
478
206
284
31
67
0
143
135
2
3,236
538
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 23 -
〔単位 百万円〕
額
117,609
68,220
49,389
37,637
11,751
570
969
11,353
98
281
11,170
3,774
7,395
△0
7,396
連結株主資本等変動計算書
(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)
株
主
資本金
当期首残高
連結会計年度中の変動額
資本剰余金
〔単位 百万円〕
資
利益剰余金
本
自己株式
株主資本合計
12,011
18,717
66,278
△788
96,219
△1,945
△1,945
剰余金の配当
当期純利益
7,396
7,396
自己株式の処分
△3
8
4
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
-
-
5,446
8
5,455
12,011
18,717
71,725
△780
101,674
当期末残高
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 24 -
〔単位 百万円〕
その他の包括利益累計額
当期首残高
その他
有価証券
評価差額金
為替換算
調整勘定
その他の
包括利益
累計額合計
新株
予約権
少数株主
持分
純資産
合計
717
△6,703
△5,986
186
40
剰余金の配当
△1,945
当期純利益
7,396
自己株式の処分
4
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
270
3,289
3,560
58
2
3,621
連結会計年度中の変動額合計
270
3,289
3,560
58
2
9,076
当期末残高
987
△3,413
△2,426
245
42
99,536
連結会計年度中の変動額
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 25 -
90,460
連結注記表
1.連結計算書類作成のための基本となる重要な事項
(1) 連結の範囲に関する事項
①連結子会社の状況
・連結子会社の数:36社
・連結子会社の名称
在外連結子会社(33社)
ホリバ・インターナショナル社(アメリカ)、ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)、ホリバ・カ
ナダ社(カナダ)、ホリバ・ブラジル社(ブラジル)、ホリバ・ブラジル・ホールディング社(ブラジ
ル)、ホリバ・USホールディング社(アメリカ)、ホリバ・ジョバンイボンIBH社(イギリス)、SRHシ
ステムズ社(イギリス)、ホリバ・ロシア社(ロシア)、ホリバ・ヨーロッパ・ホールディング社(フ
ランス)、ホリバABX社(フランス)、ホリバABX社(ポーランド)、ホリバABX社(タイ)、ホリバABX
ダイアグノスティック社(タイ)、ホリバ・ジョバンイボン社(フランス)、ホリバ・UK社(イギリ
ス)、ホリバ・ジョバンイボン社(ドイツ)、ホリバ・ジョバンイボン社(イタリア)、ホリバ・ヨー
ロッパ社(ドイツ)、ホリバ・ヨーロッパ・オートメーション・ディビジョン社(ドイツ)、ホリバ・
インスツルメンツ社(イギリス)、ホリバ社(オーストリア)、ホリバ・フランス・ホールディング社
(フランス)、ホリバ・フランス社(フランス)、ホリバ・インド社(インド)、ホリバ・インスツル
メンツ社(シンガポール)、ホリバ・コリア社(韓国)、堀場エステック・コリア社(韓国)、ホリ
バ・オートモーティブ・テストシステムズ社(韓国)、堀場儀器(上海)有限公司(中国)、堀場(中
国)貿易有限公司(中国)、北京ホリバメトロン社(中国)、ホリバ・台湾社(台湾)
国内連結子会社(3社)
㈱堀場エステック、㈱堀場アドバンスドテクノ、㈱堀場テクノサービス
②非連結子会社の状況
・非連結子会社の名称
㈱ホリバコミュニティ
・連結の範囲から除いた理由
非連結子会社は、小規模であり、総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持
分に見合う額)等は、いずれも連結計算書類に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外
しております。
- 26 -
(2) 持分法の適用に関する事項
①持分法を適用した非連結子会社または関連会社の状況
・持分法適用の非連結子会社または関連会社数:1社
・当該会社等の名称
TCA/HORIBA SISTEMAS DE TESTES AUTOMOTIVOS社(ブラジル)
②持分法を適用していない非連結子会社または関連会社の状況
・当該会社等の名称
イ.持分法非適用非連結子会社:1社
㈱ホリバコミュニティ
ロ.持分法非適用関連会社:3社
㈱サーク、Kore Technology社(イギリス)、Yuno社(イギリス)
・持分法を適用しない理由
持分法非適用会社は、それぞれ連結純損益及び利益剰余金等に与える影響が僅少であり、かつ全体とし
ても重要性が乏しいため、持分法の適用範囲から除外しております。
なお、当連結会計年度において、持分法非適用関連会社であった㈱メックの株式を売却しております。
(3) 連結の範囲及び持分法の適用の範囲の変更に関する事項
①連結の範囲の変更
新たに設立したホリバ・ブラジル・ホールディング社(ブラジル)、ホリバ・ロシア社(ロシア)及び
ホリバ・USホールディング社(アメリカ)を連結の範囲に含めております。
また、㈱ホリバアイテックが当社に、ジェノプティクス社(フランス)が当社連結子会社であるホリ
バ・ジョバンイボン社(フランス)にそれぞれ吸収合併されたことにより、いずれも連結の範囲から
除外しております。
②持分法の適用範囲の変更
該当事項はありません。 (4) 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。
- 27 -
(5) 会計処理基準に関する事項
①重要な資産の評価基準及び評価方法
イ.有価証券
その他有価証券
・時価のあるもの: 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定しております。)
・時価のないもの: 主として移動平均法に基づく原価法
ロ.デリバティブ
時価法
ハ.たな卸資産の評価基準及び評価方法
(原価法は、収益性の低下による簿価切下げの方法によっております。)
・商品及び製品・仕掛品:主として総平均法に基づく原価法
・原材料及び貯蔵品
:主として移動平均法に基づく原価法 ②重要な減価償却資産の減価償却の方法
イ.有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
ロ.無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。ソフトウエア(自社利用)については、社内における利用可能期間
(3~10年)に基づいております。
ハ.リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
する定額法を採用しております。
なお、リース取引開始日が平成20年12月31日以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引につい
ては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を引き続き採用しております。
③重要な引当金の計上基準
イ.貸倒引当金
・当社及び国内連結子会社
受取手形、売掛金、貸付金等の債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒
実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個々の回収可能性を検討して、回収不能見
込額を合わせて計上しております。
・在外連結子会社
売掛金等債権の貸倒損失に備えるため、個々の債権の回収可能性を検討して計上しております。
- 28 -
ロ.賞与引当金
従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額の当連結会計年度負担額を計上しております。
ハ.役員賞与引当金
一部の連結子会社は、役員の賞与の支給に備えるため、支給見込額の当連結会計年度負担額を計上
しております。
ニ.製品保証引当金
製品保証費用の支出に備えるため、過去の実績額を基礎として所定の基準により計上しているほか、
個別に勘案した見積額を計上しております。
ホ.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に
基づき、当連結会計年度末において発生していると認められる額を計上しております。数理計算上
の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5~8年)による定額法に
より翌連結会計年度から費用処理することとしております。過去勤務債務については、当社及び一
部の連結子会社はその発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法
により発生年度から費用処理しており、一部の連結子会社においてはその発生時に一括処理してお
ります。
ヘ.役員退職慰労引当金
役員に対する退職慰労金の支出に備えるため、国内連結子会社の一部は内規に基づく連結会計年度
末要支給額を計上しております。
ト.損害補償損失引当金 将来の損害補償の履行に伴い発生するおそれのある損失に備えるため、損失の見込額を計上してお
ります。なお、当該引当金は独占禁止法違反に伴い発生する地方公共団体に対する損害賠償金や訴
訟関連費用等に備え引き当てております。
④重要な収益及び費用の計上基準
完成工事高及び完成工事原価の計上基準
イ.当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
ロ.その他の工事
工事完成基準
- 29 -
⑤重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理し
ております。なお、在外連結子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算
し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘
定及び少数株主持分に含めております。
⑥のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、5年の定額法により償却を行っております。
⑦その他連結計算書類作成のための重要な事項
イ.消費税等の会計処理
税抜方式を採用しております。
ロ.連結納税制度の適用
国内において連結納税制度を適用しております。
(6) 会計方針の変更
(有形固定資産の減価償却方法の変更) 従来、当社及び国内連結子会社3社の建物以外の有形固定資産の減価償却方法は定率法によっており
ましたが、当連結会計年度より海外連結子会社が採用している定額法に変更いたしました。
この変更は、主に次の2つの理由により当社グループの会計処理の統一と期間損益の適正化を図るた
めに実施したものであります。①平成23年を起点とする中長期経営計画において、グローバル経営を
さらに深化させるため、“One Company 経営” の発展と完成を重点施策として挙げており、その中で
海外連結子会社を含めた統一的な業績評価システムが必要となっていること、②当社における有形固
定資産の使用実態に関する調査結果及び中長期経営計画で予定されている今後の事業展開を鑑み、定
額法を採用した方が使用実態とより整合した費用配分を行えるものと判断したこと。
この変更により、従来の方法によった場合に比べ、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等
調整前当期純利益はそれぞれ537百万円増加しております。
(7) 会計上の見積りの変更
(有形固定資産の残存価額に対する見積りの変更)
当社及び国内連結子会社3社は、有形固定資産の減価償却方法の変更を契機として、有形固定資産の
残存価額について見直しを行った結果、当連結会計年度より使用実態に基づき備忘価額(1円)まで
償却する方法に変更しております。
この変更により、従来の方法によった場合に比べ、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等
調整前当期純利益はそれぞれ235百万円減少しております。 - 30 -
(8) 表示方法の変更
(連結損益計算書) 従来、当社及び一部の連結子会社は運賃及び発送諸費について販売費及び一般管理費として表示して
おりましたが、当連結会計年度より売上原価として表示する方法に変更いたしました。
この変更は、主に次の2つの理由により実施したものであります。①平成23年を起点とする中長期経
営計画において、グローバル経営をさらに深化させるため、“One Company 経営” の発展と完成を重
点施策として挙げており、その中で海外連結子会社を含めた統一的な業績評価システムが必要となっ
ていること、②グローバル化による国際輸送の増加及び燃料コストの増加により、コストに占める運
賃及び発送諸費の比率が増加しており、運賃及び発送諸費を売上原価に含め売上高に直接的に対応さ
せる方が、売上総利益をより適正に表示することになると判断したこと。
この結果、当連結会計年度の運賃及び発送諸費2,394百万円は「売上原価」に含めて表示しております。
(9) 追加情報
(会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等の適用)
当連結会計年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正より、「会計上の変更及び誤
謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号 平成21年12月4日)及び「会計上の変更及び誤謬
の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第24号 平成21年12月4日)を適用して
おります。
2.連結貸借対照表に関する注記
(1)担保に供している資産及び担保に係る債務 ①担保に供している資産 現金及び預金
32百万円
投資その他の資産のその他 164百万円
計 197百万円
②担保に係る債務 流動負債のその他
32百万円
固定負債のその他
164百万円
計
197百万円
(2) 有形固定資産の減価償却累計額
32,249百万円
(3) 保証債務
連結子会社以外の会社の金融機関からの借入金等に対する保証債務
㈱ホリバコミュニティ
116百万円
- 31 -
3.連結損益計算書に関する注記
(減損損失)
当連結会計年度において、当社グループは以下の資産について減損損失を計上しております。
場 所
フ
ラ
ン
モ ン ペ リ エ
ド
イ
ノイハウゼン
用 途
ス
市
ツ
市
京 都 府 京 都 市
遊
休
遊
資
種 類
産
休
機
械
装
置
工 具 器 具 備 品
の
-
資
産
減損損失
土
れ
104百万円
ん
21百万円
地
8百万円
(経緯)
遊休資産は事業の用に供する具体的な計画が存在しないため、のれんは株式取得時に検討した事業計画にお
いて想定していた収益が見込めなくなったため、いずれも帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を
減損損失として特別損失に計上しております。
(グルーピングの方法)
事業用資産は、報告セグメントを基礎としてグルーピングを行っております。また、遊休資産は、個別
物件単位でグルーピングを行っております。
(回収可能価額の算定方法)
遊休資産の回収可能価額は正味売却価額により測定しております。機械装置、工具器具備品については
他への転用や売却が困難であるため零円とし、土地については公示価格に基づいた時価等により測定し
ております。 また、のれんについては、今後収益の獲得が見込めないと認められた未償却残高を全額減損し、減損損
失を認識しております。
- 32 -
4.連結株主資本等変動計算書に関する注記
(1) 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
発行済株式
普通株式
合
計
自己株式
普通株式(注)
合
計
当連結会計年度期首株式数
42,532,752
42,532,752
238,083
238,083
増 加
-
-
-
-
減 少
-
-
2,500
2,500
〔単位 株〕
当連結会計年度末株式数
42,532,752
42,532,752
235,583
235,583
(注)普通株式の自己株式の株式数の減少2,500株は、新株予約権の行使による処分に伴う減少であります。 (2) 配当に関する事項
①配当金支払額
決 議
株式の
種 類
配当金の
1株当たり
総額(百万円) 配当額(円)
基 準 日
効力発生日
平成24年2月14日
普通株式
取締役会
1,311
31
平成23年12月31日
平成24年3月5日
平成24年8月6日
普通株式
取締役会
634
15
平成24年6月30日
平成24年8月29日
②基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度になるもの
決 議
株式の
配当金の
1株当たり
配当の原資
種 類 総額(百万円)
配当額(円)
平成25年2月14日
普通株式
取締役会
1,480 利益剰余金
35
基 準 日
効力発生日
平成24年12月31日
平成25年3月4日
(3) 新株予約権に関する事項
新株予約権の内訳
目的となる株式の種類
目的となる株式の数
第1回株式報酬型新株予約権
普通株式
47,400株
第2回株式報酬型新株予約権
普通株式
24,200株
第3回株式報酬型新株予約権
普通株式
30,400株
第4回株式報酬型新株予約権
普通株式
28,200株
- 33 -
5.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項 ①金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については安全性を重視した運用をする一方、資金調達については主に銀行
借入や社債発行によっております。デリバティブは、外貨建取引に係る金銭債権債務の為替変動リスク
及び借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。
②金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金については、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに
関しては、期日管理・残高管理を行うとともに顧客の財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握を図
るなど、その軽減に努めております。
営業債務である支払手形及び買掛金は多くが1年以内の支払期日であります。
これらの営業債権債務のうち一部には外貨建のものがあり為替の変動リスクに晒されておりますが、外
貨建の営業債権債務の相殺や先物為替予約の利用等により、リスクの軽減に努めております。
有価証券は、主に譲渡性預金等の流動性の高い短期投資であります。また、投資有価証券は主に業務上
の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、一定金額以上の株式
取得、売却については取締役会での詳細な検討を行うとともに、株式の時価情報は適宜経営陣への報告
を徹底してリスクの軽減に努めております。
借入金のうち短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金及び社債は主に設備資金及
び運転資金に係る資金調達であります。
営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、資金収支計画を作成するなどの方法により
リスクの軽減に努めております。
デリバティブ取引は、外貨建債権債務の残高の範囲内で為替予約取引を実施しているほか、借入金の残
高の範囲内で金利変動リスク回避のための金利スワップ取引を実施しており、投機的な取引は行わない
方針であります。
③金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額
が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を
採用することにより、当該価額が変動することもあります。
- 34 -
(2) 金融商品の時価等に関する事項
平成24年12月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであ
ります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含めておりません((注)2.参
照)。
連結貸借対照表
計上額(百万円)
時価(百万円)
差額(百万円)
(1)現金及び預金
34,685
34,685
-
(2)受取手形及び売掛金
37,521
37,521
-
9,931
9,931
-
資産計
82,138
82,138
-
(1)支払手形及び買掛金
11,829
11,829
-
(2)短期借入金
5,523
5,523
-
(3)未払金
9,195
9,195
-
(4)未払法人税等
1,317
1,317
-
10,000
10,239
239
2,113
2,145
32
39,979
40,251
272
(3)有価証券及び投資有価証券
その他有価証券
(5)社債
(6)長期借入金 負債計
デリバティブ取引(*)
(190)
(190)
-
(*)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項
目については( )で示しております。
- 35 -
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額によっております。
(3)有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式等は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は取
引金融機関等から提示された価格によっております。
負 債
(1)支払手形及び買掛金、(2)短期借入金、(3)未払金、(4)未払法人税等
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額によっております。
(5)社債
当社グループの発行する社債の時価は、市場価格に基づき算定しております。
(6)長期借入金
変動金利によるものは市場金利を反映しており、また当社グループの信用状態は実行後大
きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため当該帳簿価
額によっております。固定金利によるものは元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合
に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。
デリバティブ取引
取引金融機関等から提示された価格によっております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区分
連結貸借対照表計上額(百万円)
非上場株式等
146
非連結子会社及び関連会社株式
67
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることか
ら、「(3)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
- 36 -
3.金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
1年以内
(百万円)
1年超5年以内 5年超10年以内
(百万円)
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金
34,685
-
-
-
受取手形及び売掛金
37,521
-
-
-
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券のうち
満期があるもの
(1) 債券(社債)
1,498
200
-
-
(2) その他
1,000
18
7
-
74,706
219
7
-
合計
6.1株当たり情報に関する注記
(1) 1株当たり純資産額
(2) 1株当たり当期純利益
7.重要な後発事象
該当事項はありません。 2,346円45銭
174円87銭
- 37 -
8.企業結合・事業分離に関する注記
(共通支配下の取引等) 当社は、平成23年9月20日開催の取締役会において、㈱ホリバアイテック(連結子会社)を吸収合併
することを決議し、同日締結された合併契約に基づき、平成24年1月1日付で吸収合併を行っており
ます。
(1) 取引の概要
①結合当事企業及び当該事業の内容
㈱ホリバアイテックは、当社が100%出資する連結子会社であり、デジタルタコグラフやドライブレコー
ダーといった自動車に搭載する運行管理システムの製造・販売を行ってまいりました。このたび、当社
の経営資源を活用することにより、お客様へのサービスの充実や経営効率の向上などを図り、事業の総
合力を高めることを目的として、当社は同社の吸収合併を行っております。
②企業結合日
平成24年1月1日 ③企業結合の法的形式
当社を存続会社、㈱ホリバアイテックを消滅会社とする吸収合併 ④結合後企業の名称
㈱堀場製作所
(2)実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成20年12月26日)及び「企業結合会計基準及
び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成20年12月26日)に基づ
き、共通支配下の取引として処理しております。 - 38 -
連結計算書類に係る会計監査人の監査報告書 謄本
株式会社 堀場製作所
取締役会 御中
独立監査人の監査報告書
平成25年2月12日
有限責任
あずさ監査法人
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
西
尾
方
宏 
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
中
尾
正
孝  指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
橋
本
克
己 
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、株式会社堀場製作所の平成24年1月1日から平成24年12月31日まで
の連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表
について監査を行った。 連結計算書類に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結計算書類を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結計算書類を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算書類に対する意見を表明すること
にある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、
当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これ
に基づき監査を実施することを求めている。 監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監
査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。
監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、
状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結計算書類の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、
監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連
結計算書類の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見
当監査法人は、上記の連結計算書類が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会
社堀場製作所及び連結子会社からなる企業集団の当該連結計算書類に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点に
おいて適正に表示しているものと認める。
強調事項
連結注記表の重要な会計方針に記載されているとおり、会社及び国内連結子会社は、有形固定資産の減価償却の方法を変
更している。
当該事項は、当監査法人の意見に影響を及ぼすものではない。 利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
- 39 -
貸借対照表
(平成24年12月31日現在)
資
産
の
科
目
流 動 資 産
現金及び預金
受 取 手 形
売
掛
金
有 価 証 券
商品及び製品
仕
掛
品
原材料及び貯蔵品
繰延税金資産
未 収 入 金
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
有形固定資産
建
物
構
築
物
機械及び装置
車 両 運 搬 具
工具、器具及び備品
土
地
建 設 仮 勘 定
無形固定資産
ソフトウエア
そ
の
他
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
関係会社出資金
繰延税金資産
長 期 預 金
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
資
産
合
計
〔単位 百万円〕
部
金
額
55,999
22,871
1,644
16,796
2,499
2,175
3,456
1,693
1,184
3,289
417
△30
47,283
10,369
3,998
181
269
14
1,460
4,394
51
4,330
3,769
560
32,583
3,867
24,333
1,276
578
1,664
892
△29
103,282
負
債
の
部
科
目
金
額
流 動 負 債
14,735
支 払 手 形
705
買
掛
金
8,273
未
払
金
2,384
未 払 費 用
919
未払法人税等
354
前
受
金
932
預
り
金
92
賞 与 引 当 金
303
製品保証引当金
528
そ
の
他
240
固 定 負 債
12,116
社
債
10,000
退職給付引当金
672
損害補償損失引当金
457
そ
の
他
986
負
債
合
計
26,851
純
資
産
の
部
株 主 資 本
75,202
資
本
金
12,011
資 本 剰 余 金
18,612
資 本 準 備 金
18,612
利 益 剰 余 金
45,358
利 益 準 備 金
817
その他利益剰余金
44,541
固定資産圧縮積立金
19
別 途 積 立 金
38,389
繰越利益剰余金
6,132
自 己 株 式
△780
評価・換算差額等
982
その他有価証券評価差額金
982
新 株 予 約 権
245
純 資 産 合 計
76,430
負債純資産合計
103,282
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 40 -
損益計算書
(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)
科
売
目
上
金
額
高
53,526
価
34,138
19,388
14,336
5,051
息
30
金
2,530
益
4
入
1,494
4,059
息
198
失
1,651
1,849
益
7,261
固 定 資 産 売 却 益
7
損害補償損失引当金戻入額
67
74
売
上
売
原
上
総
利
益
販売費及び一般管理費
営
営
業
業
受
外
取
為
益
益
利
配
当
差
収
業
社
外
費
債
雑
用
利
損
経
常
別
特
収
替
雑
特
利
取
受
営
〔単位 百万円〕
利
利
別
益
損
失
固 定 資 産 除 却 損
123
失
8
他
0
132
税 引 前 当 期 純 利 益
7,203
法人税、住民税及び事業税
1,484
法 人 税 等 調 整 額
82
1,566
当
5,636
減
損
そ
期
損
の
純
利
益
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 41 -
株主資本等変動計算書
(平成24年1月1日から平成24年12月31日まで)
株
主
資 本 剰 余 金
利
〔単位 百万円〕
資
益
本
剰
余
金
その他利益剰余金
資本金
資本準備金
資本剰余金
利益準備金
合計
固定資産
繰越
別途積立金
圧縮積立金
利益剰余金
利益剰余金
合計
自己株式
株主資本
合計
当期首残高
12,011
18,612
18,612
817
22
35,189
5,642
41,672
△788
71,507
当期変動額
剰余金の配当
△1,945
△1,945
△1,945
固定資産圧縮積立金の取崩
△3
3
-
-
別途積立金の積立
3,200
△3,200
-
-
当期純利益
5,636
5,636
5,636
△3
△3
8
4
-
-
-
-
△3
3,200
489
3,686
8
3,694
12,011
18,612
18,612
817
19
38,389
6,132
45,358
△780
75,202
自己株式の処分
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 42 -
〔単位 百万円〕
評価・換算差額等
その他
評価・換算 新株予約権 純資産合計
有価証券
差額等合計
評価差額金
当期首残高
709
709
186
72,403
当期変動額
剰余金の配当
△1,945
固定資産圧縮積立金の取崩
-
別途積立金の積立
-
当期純利益
5,636
自己株式の処分
4
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
273
273
58
332
当期変動額合計
273
273
58
4,027
当期末残高
982
982
245
76,430
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
- 43 -
個別注記表
1.重要な会計方針
(1) 資産の評価基準及び評価方法
①有価証券
子会社株式及び関連会社株式 …………
その他有価証券
・時価のあるもの ………………………
移動平均法に基づく原価法
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動
平均法により算定しております。)
・時価のないもの ……………………… 移動平均法に基づく原価法
②デリバティブ
時価法
③たな卸資産 (原価法は、収益性の低下による簿価切下げの方法によっております。)
商品及び製品・仕掛品 ………………… 総平均法に基づく原価法
原材料及び貯蔵品 ……………………… 移動平均法に基づく原価法
(2) 固定資産の減価償却の方法
①有形固定資産(リース資産を除く)…… 定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 :7年~50年
構築物 :7年~60年
機械及び装置 :2年~17年
車両運搬具 :4年
工具、器具及び備品:2年~20年
②無形固定資産(リース資産を除く)…… 定額法を採用しております。
ソフトウエア(自社利用)については、社内における見込利用
可能期間(3年~10年)に基づいております。
- 44 -
③リース資産 ………………………………… 所有権移転外ファイナンス・リース取引については、リース期
間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しており
ます。
なお、リース取引開始日が平成20年12月31日以前の所有権移転
外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に
係る方法に準じた会計処理を引き続き採用しております。
(3) 引当金の計上基準
①貸倒引当金 ………………………………… 受取手形、売掛金、貸付金等の債権の貸倒れによる損失に備え
るため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権
等特定の債権については個々の回収可能性を検討して、回収不
能見込額を合わせて計上しております。
②賞与引当金 ………………………………… 従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当事業年
度に負担すべき額を計上しております。
③製品保証引当金 …………………………… 製品保証費用の支出に備えるため、過去の実績額を基礎として
当社所定の基準により計上しているほか、個別に勘案した見積
額を計上しております。
④退職給付引当金 …………………………… 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給
付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末において
発生していると認められる額を計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間
以内の一定の年数(5年)による定額法により翌事業年度から
費用処理することとしております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内
の一定の年数(10年)による定額法により、発生年度から費用
処理しております。
⑤損害補償損失引当金 ……………………… 将来の損害補償の履行に伴い発生するおそれのある損失に備え
るため、損失の見込額を計上しております。なお、当該引当金
は独占禁止法違反に伴い発生する地方公共団体に対する損害賠
償金や訴訟関連費用等に備え引き当てております。
- 45 -
(4) 収益及び費用の計上基準
完成工事高及び完成工事原価の計上基準
①当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
②その他の工事
工事完成基準 (5) 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理してお
ります。
(6) その他計算書類作成のための基本となる事項
①消費税等の会計処理 …………………… 税抜方式を採用しております。
②連結納税制度の適用 …………………… 連結納税制度を適用しております。
(7) 会計方針の変更
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
従来、当社の建物以外の有形固定資産の減価償却方法は定率法によっておりましたが、当事業年度より
定額法に変更いたしました。
この変更は、主に次の2つの理由により当社グループの会計処理の統一と期間損益の適正化を図るため
に実施したものであります。①平成23年を起点とする中長期経営計画において、グローバル経営をさら
に深化させるため、“One Company 経営”の発展と完成を重点施策として挙げており、その中で海外連
結子会社を含めた統一的な業績評価システムが必要となっていること、②当社における有形固定資産の
使用実態に関する調査結果及び中長期経営計画で予定されている今後の事業展開を鑑み、定額法を採用
した方が使用実態とより整合した費用配分を行えるものと判断したこと。
この変更により、従来の方法によった場合に比べ、当事業年度の営業利益、経常利益及び税引前当期純
利益はそれぞれ301百万円増加しております。
(8) 会計上の見積りの変更
(有形固定資産の残存価額に対する見積りの変更)
当社は、有形固定資産の減価償却方法の変更を契機として、有形固定資産の残存価額について見直しを
行った結果、当事業年度より使用実態に基づき備忘価額(1円)まで償却する方法に変更しております。
この変更により、従来の方法によった場合に比べ、当事業年度の営業利益、経常利益及び税引前当期純
利益はそれぞれ134百万円減少しております。
- 46 -
(9) 表示方法の変更
(損益計算書)
従来、当社は運賃及び発送諸費について販売費及び一般管理費として表示しておりましたが、当事業年
度より売上原価として表示する方法に変更いたしました。
この変更は、主に次の2つの理由により実施したものであります。①平成23年を起点とする中長期経営
計画において、グローバル経営をさらに深化させるため、“One Company 経営”の発展と完成を重点施
策として挙げており、その中で海外連結子会社を含めた統一的な業績評価システムが必要となっている
こと、②グローバル化による国際輸送の増加及び燃料コストの増加により、コストに占める運賃及び発
送諸費の比率が増加しており、運賃及び発送諸費を売上原価に含め売上高に直接的に対応させる方が、
売上総利益をより適正に表示することになると判断したこと。
この結果、当事業年度の運賃及び発送諸費904百万円は「売上原価」に含めて表示しております。
(10)追加情報
(会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等の適用)
当事業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正より、「会計上の変更及び誤謬の
訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号 平成21年12月4日)及び「会計上の変更及び誤謬の訂
正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第24号 平成21年12月4日)を適用しており
ます。
2.貸借対照表に関する注記
(1) 担保に供している資産及び担保に係る債務
①担保に供している資産
現金及び預金
32百万円
長期預金
164百万円
計
197百万円
②担保に係る債務
流動負債のその他
32百万円
固定負債のその他
164百万円
計
197百万円
(2) 有形固定資産の減価償却累計額
14,525百万円
(3) 関係会社の金融機関からの借入金等に対する保証債務
8,347百万円
(4) 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務
短期金銭債権
8,270百万円
短期金銭債務
3,131百万円
- 47 -
3.損益計算書に関する注記
(1) 関係会社との取引高
売
上
高
15,409百万円
仕
入
高
10,830百万円
その他の営業取引高
1,622百万円
営業取引以外の取引高
4,019百万円
(2) 減損損失
当事業年度において、当社は以下の資産について減損損失を計上しております。
場 所
京 都 府 京 都 市
遊
用 途
休 資 産
種 類
土
地
減損損失
8百万円
(経緯)
当該資産は、事業の用に供する具体的な計画が存在しないため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、
当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。
(グルーピングの方法)
減損会計の適用に当たり、報告セグメントを基礎としてグルーピングを行っております。なお、事業の
用に供していない遊休資産については、個別物件単位でグルーピングを行っております。
(回収可能価額の算定方法)
遊休土地の回収可能価額は正味売却価額により測定しており、正味売却価額は公示価格に基づいた時価
により測定しております。
4.株主資本等変動計算書に関する注記
自己株式の種類及び株式数に関する事項
普
通
株
〔単位 株〕
当事業年度期首の株式数 当事業年度増加株式数
式
238,083
-
当事業年度減少株式数 当事業年度末の株式数
2,500
235,583
(注)普通株式の自己株式の株式数の減少2,500株は、新株予約権の行使による処分に伴う減少であります。
- 48 -
5.税効果会計に関する注記
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 繰延税金資産
未払事業税
たな卸資産評価損
貸倒引当金
賞与引当金
製品保証引当金
退職給付引当金
損害補償損失引当金 未払役員退職慰労金 減価償却超過額
減損損失
投資有価証券評価損
関係会社株式評価損
その他
繰延税金資産計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
圧縮積立金
その他有価証券評価差額金
その他
繰延税金負債計
繰延税金資産の純額
- 49 -
49百万円
255百万円
21百万円
115百万円
200百万円
245百万円
162百万円
245百万円
469百万円
115百万円
98百万円
175百万円
712百万円
2,867百万円
△570百万円
2,297百万円
△11百万円
△460百万円
△62百万円
△534百万円
1,762百万円
6.リースにより使用する固定資産に関する注記
貸借対照表に計上した固定資産のほか、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用している
固定資産として事務機器等があります。
7.関連当事者との取引に関する注記
(1) 役員及び個人主要株主等
種類
氏 名
住所
役員及
びその
近親者
堀 場 雅 夫
(当社代表取締
役会長兼社長
堀場厚の実父)
-
資本金又
は出資金
(百万円)
事業の内容
又 は 職 業
議決権等の
所有(被所有)
割合 (%)
関連当事者
との関係
-
当社最高顧問
(被所有)
直接 3.0
顧問契約 取引の内容
取引金額
(百万円)
顧問料の支払
〔注2.〕
24
科目
期末残高
(百万円)
-
-
(注)1.上記の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
当社が支払う堀場雅夫への顧問料については、経営全般に関する助言のほか、産学官連携や経済団体等の社外活動を
内容とする顧問契約を締結し、両者協議の上決定しております。
(2) 子会社等
種類
会社等の名称
㈱ 堀 場 エ ス テ ッ ク
㈱堀場テクノサービス
所在地
京都市南区
京都市南区
議決権
等の所
有割合
関連当事者
との関係
取引の内容
100%
当社の販売先
及び仕入先
代理購買
〔注2.(1)〕
-
当社の販売先
及び外注先
製品の販売
〔注2.(2)〕
サービスの外注
〔注2.(3)〕
5,654
5,453
100%
子会社
ホリバ・ヨーロッパ社
(ドイツ)
ホ
リ
バ
A
B X 社
(フランス)
取引金額
(百万円)
期末残高
(百万円)
科目
未 収 入 金
2,126
売
買
2,423
1,373
掛
金
掛
金
ドイツ/
オーバーウル
ゼル市
100%
当社の販売先
及び仕入先
借入等債務に対す
る保証 〔注2.(4)〕
4,082
-
-
フランス/
モンペリエ市
100%
当社の販売先
及び仕入先
借入等債務に対する
保証
〔注2.(4)〕
1,069
-
-
(注)1.上記の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1) 代理購買については、市場からの調達原価と同額のため、取引金額には含めておりません。
(2) 製品の販売については、市場価格を勘案して一般的取引条件と同様に決定しております。
(3) サービスの外注については、市場価格を勘案して一般的取引条件と同様に決定しております。
(4) 各子会社に対する保証債務については、金融機関からの借入金等に対して保証したものであり、保証形態を勘案し
て保証料を設定しております。
- 50 -
8.1株当たり情報に関する注記
(1) 1株当たり純資産額
1,801円19銭
(2) 1株当たり当期純利益
133円25銭
9.重要な後発事象 当該事項はありません。
10.連結配当規制適用会社に関する注記
当社は、当事業年度の末日が最終事業年度の末日となる時後、連結配当規制適用会社となります。 11.企業結合
「連結注記表 8.企業結合・事業分離に関する注記」に記載のとおりであります。
- 51 -
会計監査人の監査報告書 謄本
株式会社 堀場製作所
取締役会 御中
独立監査人の監査報告書
平成25年2月12日
有限責任
指定有限責任社員
公認会計士
業 務 執 行 社 員
西
尾
方
宏 
指定有限責任社員
公認会計士
業 務 執 行 社 員
中
尾
正
孝  指定有限責任社員
公認会計士
業 務 執 行 社 員
橋
本
克
己 
あずさ監査法人
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、株式会社堀場製作所の平成24年1月1日から平成24年12月31
日までの第75期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表並びにそ
の附属明細書について監査を行った。
計算書類等に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して計算書類及びその附属明細書を
作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない計算書類及びその附属明細書を作
成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属明細書に対する意見
を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るた
めに、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監
査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明細書の重要な虚偽表示のリスクの評価に
基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人
は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、計算書類及びその附属明細書の作成と適
正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によ
って行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準
拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示してい
るものと認める。
強調事項 個別注記表の重要な会計方針に記載されているとおり、会社は有形固定資産の減価償却の方法を変更している。
当該事項は、当監査法人の意見に影響を及ぼすものではない。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
- 52 -
監査役会の監査報告書 謄本
監 査 報 告 書
当監査役会は、平成24年1月1日から平成24年12月31日までの第75期事業年度の取締役の職務の 執行に関して、各監査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本監査報告書を作成し、以下
のとおり報告いたします。
1.監査役及び監査役会の監査の方法及びその内容
監査役会は、監査の方針、職務の分担等を定め、各監査役から監査の実施状況及び結果について
報告を受けるほか、取締役等及び会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に
応じて説明を求めました。
各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、
取締役、グループ経営監査室、その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の
整備に努めるとともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役及び使用人等からその職務の
執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主
要な事業所において業務及び財産の状況を調査いたしました。また、事業報告に記載されている取
締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他の株式会社の業務の
適正を確保するために必要なものとして会社法施行規則第100条第1項及び第3項に定める体制の
整備に関する取締役会決議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)
について、取締役及び使用人等からその構築及び運用の状況について定期的に報告を受け、必要に
応じて説明を求め、意見を表明いたしました。 事業報告に記載されている会社法施行規則第118条第3号イの基本方針及び同号ロの各取組みに
ついては、取締役会その他における審議の状況等を踏まえ、その内容について検討を加えました。
子会社については、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて
子会社から事業の報告を受けました。以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告及びその
附属明細書について検討いたしました。
さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証
するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め
ました。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社
計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会
計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。以上の方法
に基づき、当該事業年度に係る計算書類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個
別注記表)及びその附属明細書並びに連結計算書類(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主
資本等変動計算書及び連結注記表)について検討いたしました。
- 53 -
2.監査の結果
(1) 事業報告等の監査結果
一 事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているもの
と認めます。
二 取締役の職務の執行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実は認め
られません。
三 内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統
制システムに関する事業報告の記載内容及び取締役の職務の執行についても、指摘すべき事項
は認められません。
四 事業報告に記載されている会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する
基本方針については、指摘すべき事項は認められません。事業報告に記載されている会社法施
行規則第118条第3号ロの各取組みは、当該基本方針に沿ったものであり、当社の株主共同の
利益を損なうものではなく、かつ、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと
認めます。
(2) 計算書類及びその附属明細書の監査結果
会計監査人「有限責任 あずさ監査法人」の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(3) 連結計算書類の監査結果
会計監査人「有限責任 あずさ監査法人」の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
平成25年2月14日
宇 野 敏 彦  石 角 完 爾  石 田 敬 輔  以 上
株式会社 堀場製作所 監査役会
- 54 -
常
勤
監
査
役
社
外
監
査
役
社
外
監
査
役
株 主 総 会 参 考 書 類
議案及び参考事項 第1号議案 取締役5名選任の件
本総会終結の時をもって取締役全員(5名)の任期が満了いたしますので、取締役5名の選任をお願い
いたしたいと存じます。
取締役候補者は、次のとおりであります。
候補者
番 号
氏
名
(生年月日)
略
歴
〔地位及び担当並びに重要な兼職の状況〕
所有する
当社株式の数
昭和47年9月 当社入社
昭和52年12月 当社海外技術部長
昭和56年3月 当社海外本部長
昭和57年6月 当社取締役就任
昭和63年6月 当社専務取締役就任
平成元年6月 株式会社エステック(現株式会社堀場エステック)取締役
就任
ほり
1
ば
あつし
堀 場 厚
(昭和23年2月5日生)
平成4年1月 当社代表取締役社長就任
平成7年6月 株式会社エステック(現株式会社堀場エステック)
代表取締役社長就任 現在に至る 平成17年6月 当社代表取締役会長兼社長就任 現在に至る
〔重要な兼職の状況〕
株式会社堀場エステック 代表取締役社長
株式会社ロック・フィールド 社外取締役
株式会社ワコールホールディングス 社外取締役
- 55 -
809,400株
候補者
番 号
氏
名
(生年月日)
略
歴
〔地位及び担当並びに重要な兼職の状況〕
所有する
当社株式の数
昭和45年3月 当社入社
昭和57年6月 当社開発・営業本部製品1部長
昭和63年6月 当社取締役就任
平成3年6月 当社常務取締役就任
いし
2
だ
こう
ぞう
石 田 耕
三
(昭和19年11月4日生)
平成8年6月 当社専務取締役就任
平成14年6月 当社取締役副社長就任
65,400株
平成17年6月 当社代表取締役副社長就任 現在に至る
平成23年3月 株式会社堀場エステック取締役相談役 現在に至る 平成24年1月 当社生産本部長兼グループ生産統括室長 平成25年1月 当社生産本部長 現在に至る 平成10年4月 日本銀行青森支店長
平成13年5月 同行福岡支店長
平成16年4月 同行退行
さ
3
とう
ふみ
とし
佐 藤
文
俊
(昭和29年2月16日生)
平成16年4月 当社入社
当社シニアコーポレートオフィサー(常務執行役員)就任
9,500株
平成17年3月 当社管理本部長 現在に至る
平成17年6月 当社常務取締役就任 現在に至る
平成20年4月 当社東京支店長 現在に至る
昭和57年3月 当社入社
平成9年3月 当社エンジン計測企画開発部長
平成14年6月 当社コーポレートオフィサー(執行役員)就任
平成16年6月 株式会社エステック(現株式会社堀場エステック)取締役
さい とう じゅ いち
4
齊 藤 壽 一
(昭和33年2月10日生)
就任
平成17年6月 当社取締役就任 現在に至る
株式会社堀場エステック常務取締役就任
平成20年6月 同社取締役副社長就任 平成22年3月 同社取締役副社長退任 平成24年1月 当社経営戦略本部長 現在に至る
- 56 -
11,000株
候補者
番 号
氏
名
(生年月日)
略
歴
〔地位及び担当並びに重要な兼職の状況〕
所有する
当社株式の数
平成元年4月 日本銀行松本支店長
平成8年5月 同行国際局長
平成10年6月 同行退行
平成10年6月 日本輸出入銀行海外投資研究所長
平成11年9月 同行退行
平成11年9月 日本銀行監事就任
平成15年9月 同行監事退任
すぎ
5
た
まさ
ひろ
杉 田 正
博
(昭和19年10月20日生)
平成15年12月 萬有製薬株式会社社外監査役(常勤)就任
平成18年6月 当社取締役就任 現在に至る
1,100株
平成19年6月 株式会社七十七銀行社外監査役就任 現在に至る
平成21年10月 萬有製薬株式会社社外監査役就任
平成22年10月 MSD株式会社監査役就任 現在に至る 〔重要な兼職の状況〕
MSD株式会社 監査役
株式会社七十七銀行 社外監査役
(注)1.各取締役候補者と当社との間に特別の利害関係はありません。
2.取締役候補者 杉田正博氏は、社外取締役候補者であります。 3.社外取締役候補者に関する事項は、次のとおりであります。 (1) 社外取締役候補者とした理由
杉田正博氏には、豊富な国際経験や他社の監査役としての見識等を当社の経営にいかしていただくため、社外取締役
として選任をお願いするものであります。
同氏の当社社外取締役就任期間は、平成18年6月17日開催の第68回定時株主総会において選任されてから本総会終結
の時をもって6年9ヶ月間であります。
(2) 責任限定契約の締結
当社と杉田正博氏は、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しており、当該契約に基づく損害
賠償責任の限度額は、法令が定める最低責任限度額であります。同氏の再任が承認可決された場合、当社は同氏との
間で上記責任限定契約を継続する予定であります。
(3) 独立役員の届出
当社は、杉田正博氏を東京証券取引所及び大阪証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、両取引所に届け出
ております。同氏の再任が承認可決された場合、引き続き独立役員となる予定であります。 4.杉田正博氏の兼職先であるMSD株式会社は、平成22年10月1日をもって萬有製薬株式会社を吸収分割したシェリ
ング・プラウ株式会社より同日をもって商号変更しております。 - 57 -
第2号議案 取締役の報酬額改定の件
当社の取締役の報酬額は、平成19年3月24日開催の第69回定時株主総会において年額4億5,000万円以内
(うち社外取締役分2,000万円以内)とご決議いただき今日に至っておりますが、今般、配当政策の基本方
針を変更し、当社個別(単体)純利益に連動させていた配当を連結純利益に連動するように見直したこと
から、取締役の報酬額についても報酬の一部が連結純利益に連動する報酬体系に改め、取締役の業績向上
への貢献意欲や士気を一層高めることとするなどの諸般の事情を考慮し、取締役の報酬額を年額7億円以
内(うち社外取締役分2,000万円以内)に改定させていただきたいと存じます。
年額7億円以内の内訳として、連結純利益に連動する報酬としては、上限5億円、下限0円、定期同額
給与等の基本報酬としては2億円以内、とさせていただきます。
なお、社外取締役に対する報酬は、その職務の性格から業績への連動を排除し、定期同額給与等の基本
報酬のみといたします。
また、取締役の報酬額には、従来どおり使用人兼務取締役の使用人分給与は含まないものといたしたく
存じます。
現在の取締役の員数は5名(うち社外取締役1名)であり、第1号議案が原案どおり承認可決されまし
た場合も、取締役の員数に変更はありません。
以 上 - 58 -
「インターネットによる議決権行使のご案内」 (1) ご注意事項
・インターネットによる議決権行使は、当社の指定する議決権行使専用ウェブサイト(http://www.
web54.net)をご利用いただくことによってのみ可能です。なお、このウェブサイトは携帯電話を操作
端末として用いたインターネットではご利用いただけません。
・インターネットにより複数回、議決権を行使された場合は、最後に行われたものを有効といたします。
・本株主総会の議決権行使でご使用いただくパスワードは、最初のアクセス時、株主様ご自身で改めてご
設定いただきます。議決権行使書用紙の議決権行使コードが記載された部分を大切に保管していただく
とともに、ご入力いただいたパスワードは、忘れないようにご注意ください。
なお、パスワードは一定回数以上間違えると使用できなくなります。パスワードの再発行をご希望の場
合は、画面の案内に従ってお手続きください。
・議決権行使専用ウェブサイトへのアクセスに際して発生する費用は、株主様のご負担となりますのでご
了承ください。
(2) お問い合わせ先
・議決権行使でのパソコンの操作方法について
三井住友信託銀行 証券代行ウェブサポート 専用ダイヤル
電話 0120(652)031 (受付時間 9:00~21:00)
・その他のご照会は、次の問い合わせ先にお願いいたします。
①証券会社に口座をお持ちの株主様
お取引の証券会社
②証券会社に口座のない株主様(特別口座をお持ちの株主様)
三井住友信託銀行 証券代行事務センター
電話 0120(782)031 (受付時間 9:00~17:00 土日休日を除く)
機関投資家の皆様へ
機関投資家の皆様に関しましては、本総会につき、株式会社ICJの運営する「議決
権電子行使プラットフォーム」から電磁的方法による議決権行使を行っていただくこ
とも可能です。
以 上
- 59 -
株主総会会場ご案内図
極
西京
町
河原
花屋町通
ガソリンスタンド
線
京都
阪急
阪
・大
七条通
市バス
野大路八条
西大路通
株主総会会場
西高瀬川
小学校
野大路通
天神川
桂川
梅田
サンクス
八条通
市バス
西大路八条
ガソリン
スタンド
王将
京都
都線
JR京
N
路
西大
大阪
交通機関のご案内
・JRご利用の場合〈西大路駅下車〉
西大路通を北へ徒歩約5分、西大路八条を西へ約10分
・阪急電車ご利用の場合〈西京極駅下車〉
野大路通を南へ徒歩約12分、野大路八条を東へ約3分
・京都市バスご利用の場合
〈西大路八条下車〉西大路八条を西へ徒歩約10分
〈野大路八条下車〉野大路八条を東へ徒歩約3分 ・タクシーご利用の場合
(ご参考)JR京都駅より約15分