狭小手洗器 (トラップカバータイプ)

施工説明書
狭小手洗器
(トラップカバータイプ)
●施工完了図
GL-C33DHB(Y)
GL-C33DHB(HP)
※(Y)仕様と(HP)仕様は、止水栓の違いを示し
ます。(HP)は、樹脂配管用ダイレクト止水
栓を使います。
商品の機能が100%発揮されるよう、
本説明書の内容を十分ご理解のうえ
正しく施工してください。
なお施工完了後、この施工説明書を
同梱の…ご愛用フォルダーæに入れて
お客さまにお渡しください。
●同梱部品
GL-C33DHB(Y)
部 品 名
手洗器
トラップカバー(ロング)
固定金具
手洗器施工ネジセット
(化粧キャップ付木ねじ×2)
カバー施工ネジセット
(トラスねじ×4、小ねじ×4)
水栓金具セット
排水金具セット
排水トラップ
U字排水管
排水アダプター
流量調節栓(
(Y)
の場合のみ)
給水ホース
固定リング
流量調節の方法タグ
280
120
105
50
WL
200
300
WL
120
φ5.8×63
100
90
169
10
φ4×35
(880)
784
760
(503)
650
数 量
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
(HP)
仕様の場合の止水栓は
1(注) (注)
商品に同梱されていません。
1
2
1
φ4×35
(135)
FL
45
●安全上のご注意
100
R1/2
35
●施工前に、この …安全上のご注意æ をよくお読みのうえ、正しく施工して
ください。
●ここに示した注意事項は、状況によって重大な結果に結び付く可能性が
φ32
45
60
GL-C33DHB(HP)
280
120
105
50
あります。いずれも、安全に関する重要な内容を記載していますので、
必ず守ってください。
●施工完了後、正常に作動することを確認するとともに、取扱説明書に
そってお客さまに使用方法、お手入れの仕方を説明してください。
●この施工説明書は、取扱説明書と共にお客さまに保管頂くように依頼し
てください。
WL
200
300
WL
120
100
φ5.8×63
100
90
169
784
(503)
240
φ4×16
損害のみが発生する危険な状態が生じることが想定され
ます。æ
φ4×35
…… …注意しなさい!æ(上記の Ú注意Æ と併用して注意をうな
650
(135)
がす記号です。必ずお読みになり、記載事項をお守りくだ
さい。
)
100
φ32
樹脂管
35
※標準仕様と寸法が
異なります。
注意 …… …取扱いを誤った場合に使用者が軽傷を負うか又は物的
(880)
760
75
FL
用語および記号の説明
10
φ4×35
70
35
65
45
…… …してはいけません!æ(一般的な禁止記号です。
)
…… …分解してはいけません!æ
…… …指示通りにしなさい!æ(一般的な行動指示記号です。
)
●各部の名称
注 意
排水金具
水栓金具 LF-48-AC
ビスキャップ付木ねじ
KF-7
ソケット
固定リング
A-4410に含む
手洗器 GL-33
固定金具 35-1020
排水金具セット
給水ホース
水栓金具のソケットは締付トルク10∼15N・m(100∼150of・b)
で締め付けてください。
※締付けが不十分ですと漏水の原因となります。
上水道以外は使用しないでください。
※商品の内部腐食により、破損や漏れ、故障の原因となります。
商品にもたれたり、固いものをぶつけないでください。
※変形、破損する恐れがあります。
化粧ネジ 41-1119
U 字排水管
流量調節栓
A-4410
(
(Y)
の場合のみ)
トラップカバー(ロング)
14-1140
陶器に対するネジは締めすぎないでください。
※陶器が割れてケガをする恐れがあります。
固定金具
35-1020
排水アダプター
A-4068
修理技術者以外の人は、絶対に分解したり修理・改造しないでく
ださい。
※破損し、ケガをする恐れがあります。
お客様に引き渡す前に凍結が予想される場合は水を抜いておいて
ください。
※凍結破損で漏水し、家財等を濡らす財産損害発生の恐れがあり
ます。
酸性・アルカリ性および塩素系の洗剤類、ベンジン、シンナー、
ラッカー、アルコール等の溶剤や油類を使用して拭かないでくだ
さい。またこれらの溶剤や油類を流さないでください。
※変形や変色の恐れがあります。
●商品・施工方法についてのお問い合わせ
お客さま相談センター 商品相談窓口
ナビダイヤル
TEL 0570 - 017173
受付時間
平日
9 : 00∼19 : 00
土日・祝日10 : 00∼18 : 00
(年末年始、夏期休暇は除く)
※ナビダイヤルは、PHS・IP 電話など
ご利用できません。
TEL 0562-31-0793 をご利用ください。
●施工前の確認
●施工前の注意
1. 給水の確認
●商品の表面には、直接工具を掛けないでください。
工具を掛ける場合には、必ず商品に布等を当てて保護してください。
●トラップカバー表面はドライバーの柄など固いものの角部があたると
ヘコミが生じやすい材質です。
取付直前まで梱包箱から出して床などに放置しないようにしてください。
●トラップカバー梱包材は施工完了後のキズ、ヘコミを防止する養生カバー
として下図のように使用します。梱包材をやぶいたり、捨てたりしない
ようにしてください。
●給水は上水道に接続してください。
※温泉水などの異物を多く含む水には使用できません。
●商品の表面には直接工具を掛けないでください。
※工具を掛ける場合には、必ず商品に布等をあてて保護してください。
●開梱、取付の際には商品の表面にキズを付けないように十分注意して
ください。
●必ず配管中の異物を完全に洗い流してください。
●使用条件
●給水圧力は最低必要圧力0.05MPa{0.5of/f}
(最高圧力0.75MPa
{7.6of/f}
)です。
タオル掛
(KF-90)
立てかける
●給水圧力が0.75MPa{7.6of/f}を超える場合は、市販の減圧弁等で
適正圧力(0.20∼0.39MPa{™∼¢of/f}程度)に減圧してください。
折り曲げ線で折ると
U字型になる。
2. 取付壁の確認
●手洗器取付け部分は、取付部厚さ50a以上になるように補強木を設け
てあることを確認してください。
●オプションタオル掛(KF-90)については厚み20a以上になるように補
強木を設けてあることを確認してください。
●《
(HP)
の場合》止水栓固定部材取付部分は、厚み20a以上になるよう
に補強木が設けてあることを確認してください。
●屋外や浴室など水がかかったり、湿気の多い場所には設置しないでく
ださい。
●コンクリート壁の場合は、別売のAYボルトを使用してください。
手洗器固定用:AY-44(M§×64)
固定金具用:AY-21(M¢×40)
取付部分の奥行は75a以上(コンクリート厚さ40a以上)を確保して
ください。
●AYボルトはコンクリートブロック中空部やALC板に固定できません。
●壁に不陸がある場合、ワッシャーやスペーサーなどを用いてフラット
面を確保してください。
と
(HP)
では異なります。
3. 配管工事の確認 (Y)
●給水管(樹脂配管)および排水管が下記のとおりであることを確認して
ください。
(Y)の場合
手洗器のセンターライン
(HP)の場合
手洗器のセンターライン
樹脂配管
給水管
排水管
排水管
60±10
60±10
45±10
45±10
35±10
(Y)の場合
給水管 R1/2
排 水 管
35±5
45±10
35±10
(HP)の場合
取り出し高さ
10a以内
40Aの場合30a
50Aの場合15a
4. 必要な専用工具
●水栓金具の取付けには専用工具
(品番KG -1 別売)を使用してくだ
さい。
トラップカバー梱包材
トラップカバー梱包材
●施工方法
1. 固定金具の取付け
【GL-C33DHB
(Y)
の場合】
GL- C33DHB
(Y)
の場合
a取付の中心位置を確認し、型紙を
取付壁に貼り付けます。型紙は上
下端部を折り返し、両面テープの
シートをはがして貼り付けてくだ
さい。
※型紙は上下を間違えないように
注意してください。
下穴φ3×40a
※型紙はしわ、たるみのないよう
※AYボルトの場合は
φ7.5a×40a
に貼ってください。
※付属のテープで貼り付けられな
い場合は、市販のテープで貼ってください。
【GL-C33DHB
(HP)
の場合】
a型紙の中心位置が右図の範囲にく
るように型紙を貼り付けます。
※指定の範囲を超えると、樹脂配
管用止水栓取付後にトラップカ
バーがはまらなくなる恐れがあ
ります。
GL- C33DHB
(HP)
の場合
中心線
下穴φ3×40a
※AYボルトの場合は
φ7.5×40a
樹脂配管
排水管
取り出し高さ
樹脂配管
排 水 管
40Aの場合30a
50Aの場合15a
35±5a
s型紙のマークのある位置に下穴
(φ£a×深さ30a)をあけます。
注意 型紙の中心線と金物の中心を
合わせた時、穴位置が合って
いることを現物確認してくだ
固定金具
タッピンねじ
(φ4×35トラス頭)
固定金具
さい。
dトラップカバー固定金具の中心
位置、および左右の傾きを確認し
て、付属のタッピンねじで取り付 ※AYボルトの場合はAY-21(M4×40)4本を使います。
けます。
注意 固定金具の上下の向きを間違えないように注意してください。
※トラップカバーがつけられません。
PSZ-1085
f壁化粧面をキズつけないようにゆっくりテープをはがし、型紙をやぶ
り取ります。
施工のポイント
固定金具の取付完了後は、トラップカバーをあてがい、ネジ穴位置が
合うことを確認してください。
2. 手洗器の取付け
a手洗器を先に取り付けた金具の上
にのせ、手洗器の中心および水平
の度合を確認して、取付穴位置を
化粧キャップ
木ねじ(φ5.8×63)
下穴
(φ4a深さ60a)
けがきます。
s付属の木ねじ(φ5.8×63a)で固
定し、化粧キャップをもみ込みま
す。
※排水アダプターと現場排水管との間にすき間・ガタがある場合は
コーキング材を使用してシール接着してください。
※現場排水管の周囲の汚れ・湿気は十分に取り除いて接着してくだ
さい。
※現場排水管(VP50・VU50)と床材とのクリアランスが無い場合、床
材を£a程削ってクリアランスを設けてください。
(図s)また、現
場排水管(VP40・VU40)と床材とのクリアランスが無い場合、図s
の様に床面からの現場排水管高さを17aとし、排水アダプターを
カットして接着してください。
d排水金具に排水管および排水トラップを接続します。
q各排水管を組み上げます。
※必ずパッキンを入れてくださ
い。
U字排水管
排水トラップ
金具の中心と陶器の
中心を合わせます。
※AYボルトの場合はAY-44(M6×64)2本を使います。
(AY-44の下穴はφ11a 深さ60a)
3. 水栓金具本体の取付け
a取付脚についているパッキン、平
座金を取り外します。
s取付脚を手洗器の取付穴に挿入
し、aで取り外した部材でしっか
り固定します。
三角パッキン
取付脚
平座金
w排水アダプターに排水管先端を
入れます。
手洗器側直管
ナット
パッキン
専用工具
(KG-1 別売)
締付ナット
パッキン
接続ソケット
注意 締付ナット及び接続ソケットの固定には
排水管先端
別売の専用工具(KG-1)を使用してくだ
さい。
排水アダプター
ナット
パッキン
e手洗器の排水金具へ組み付けま
す。
※袋ナットは手でしっかり締め
付けます。締め付けがゆるい
と漏水の原因となります。
※排水管や排水トラップそれぞ
れに負荷がかかりすぎないよ
うに各接続部を曲げて微調節
してください。
4. 排水管の取付け
a手洗器に排水金具を取り付けま
す。
テールピースは手でしっかり締め
付けた後、約1/2回転増し締めし
ます。
注意 パッキンの入れ忘れがないよ
うにしてください。
※漏水の原因になります。
排水金具
Uパッキン
しっかり締める
しっかり
締める
※排水管類に負荷がか
かりすぎないように
各接続部を曲げて
調節してください。
しっかり締める
三角パッキン
シート
f排水管が排水アダプターにしっか
り差し込まれていることを確認
し、排水アダプターの袋ナットを
しっかり締め込んでください。
※排水管は排水アダプターにしっ
かりと差し込んでください。
テールピース
パッキン
直管
s排水アダプターを現場排水管にはめ込んで接着します。
※排水アダプターは、簡
(1) 現場排水管と排水アダプターの接続
単に外れない程度に軽
目にはめ込み、接着し
てください。無理に奥
まで押し込むと、破損
する恐れがあります。
※現場排水管がVP40・
VU40・VP50・VU50
の場合に対応できま
す。現場排水管と排水
アダプターの接続は図
aの様になります。
〈排水組立完了図〉
排水アダプター
接着
VP50・VU50の場合
排水アダプター
接着
床面
現場排水管
(VP40・VU40)
VP40・VU40の場合
(2) 現場排水管と床材との 隙間がない場合
斜線部をカット
排水アダプター
斜線部をカット
床面
現場排水管
(VP50・VU50)
VP50・VU50の場合
50a以上
注意
床面
現場排水管
(VP50・VU50)
排水アダプター
床面
現場排水管
(VP40・VU40)
VP40・VU40の場合
排水管は排水アダプターに真直ぐ差し込んでください。
※排水アダプターに負荷をかけると破損する恐れがあ
ります。
g排水管にガタがないことを確認してください。
排水管
締める
5. 給水管の取付け
6. 吐水量、漏水、排水の確認
【GL-C33DHB
(Y)
の場合】
a給水配管に止水栓を取り付けます。
s給水ホースの保護キャップを外し
て給水ホースを接続します。
q水栓金具に給水ホースのエルボ
先端を差し込み、固定リングで
とめます。
w止水栓に給水ホースのストレー
GL- C33DHB
(Y)
の場合
水栓金具
保護キャップ
固定リング
a水栓のハンドルを操作して使用時
に水が飛散しない程度に流量を調
整してください。
s給水から排水までの経路上、漏水
がないことを確認します。
止まる
出る
エルボ金具
ストレート金具
保護キャップ
固定リング
ト側を差し込み、固定リングで
とめます。
流量調節栓
注意 固定リングは確実にはめ込ん
でください。
シールテープを巻く
※きちんとはまっていないと
シールテープを巻く
漏水します。
注意 給水ホースは鋭角に曲げない
でください。
※破損して漏水する恐れがあります。
注意 ¡給水ホースの保護キャップは接続直前まで外さないでください。
¡Oリングに傷、ゴミかみがないようにしてください。
※漏水の原因になります。
【固定リングの取付けかた】
固定リングを折り曲げ、給水ホース
しっかり取り付けます
と給水ソケットを確実に固定しま 固定リング
す。
折り曲げます。
取付後に固定リングを回し、確実に
はまっていることを確認してくださ
7. トラップカバーの取付け
タオル掛(KF-90)をセットで取り付ける場合は、カバー取付前に行い
ます。タオル掛の施工方法はタオル掛同梱の施工説明書をご覧ください。
a建築巾木がある場合は、巾木寸法
トラップ
巾木が通る部分をカットする
に合わせてカバー下側をノコギリ カバー
※カットした部分はペーパー
がけして角を落としてくだ
さい。
でカットします。
注意 トラップカバー切断加工の時
は梱包材を下に敷くなど、直
接床にねかせて作業しないよ
巾木
うにしてください。
ノコギリ
※キズ、ヘコミなど外観不良
の原因となります。
sトラップカバーを固定金具にあて
がい同梱の化粧ネジ¢本で手締め
します。
d流量調節栓の操作方法のタグを水
栓金具に引っかけてください。
タグ
化粧ネジ
い。
トラップ
カバー
注意 固定リングの先端が …カチッæ と音がするまではめ込んでください。
※きちんとはまっていないと漏水します。
【固定リングの外しかた】
固定リングを外す際には、固定リン
グを指で押さえ、マイナスドライバ
ーを差し込んだ後、図のように下方
向に押すようにして外してください。
8. 施工後の確認
押す
クリップ
【GL-C33DHB
(HP)
の場合】
a別手配の止水栓(DSN-3SK
-DS1)に同梱の床固定
(65)
部材はトラップカバー固定
金具の内幅より内側になる
向きにします。
※床固定部材がトラップカ
バー固定金具の幅よりは
み出すと、トラップカバー
がはまりません。
s止水栓に同梱されている施
工説明書に従い、止水栓を
右図の位置に取り付けます。
a手洗器、水栓金具、トラップカバーの各部にガタツキがないことを確
認します。
s施工完了後のキズ、ヘコミを防止するため、トラップカバー梱包材は
養生カバーとして使用できます。カバーの前に立てかけてください。
タオル掛
(KF-90)
樹脂配管用フタ
立てかける
折り曲げ線で折ると
U字型になる。
固定金具
固定金具の内幅より
はみ出ている
排水アダプター
樹脂配管用フタ
固定金具
固定金具の内幅より
はみ出ていない
トラップカバー梱包材
トラップカバー梱包材
排水アダプター
樹脂配管用フタの
向きを回転させる
注意 施工完了からしばらく長期間にわたり、通水しない場合は、トラッ
プに水を入れておいてください。
※止水栓用固定金具は固定金具
の外幅より内側に取り付けて
ください。
※排水から上がったガスが侵入し、カバー内部金物が錆びる恐れ
があります。
固定金具の外幅
止水栓固定金具
専用止水栓
固定金具
固定金具
240a
PSZ-1085 (06091)
PSZ-1085