【築地市場の豊洲移転を考える】シンポジウムと現地見学会東京都は、２０１２年に中央区の築地市場を江東区の東京ガス豊洲工場跡地に移転させる計画を進めており、築地市場跡地は、２０１６年夏季オリンピックのメディアセンター予定地とされています。しかし、東京ガス豊洲工場跡地には、ベンゼン、シアン、ヒ素、水銀、鉛、六価クロムなどの【有害物質で土壌や地下水が汚染】されています。現在、土壌汚染対策工事中ですが、【①環境基準の１０倍を超える有害物質を含む土壌しか処理しない。②１０倍以下の土壌は表層２m までを環境基準以下に処理する。③地盤面から２．５ m の盛り土を行う】という対策です。このように、汚染土壌や地下水を現地に残す対策で、【食の安全】は保証されるのかを、科学的に検証します。１．シンポジウム（日時）＊２００７年２月１１日【日】午後１時３０分～午後４時３０分まで（場所）＊国際研究交流会館【国立がんセンター内】 TEL03-543-0332 ＊都営大江戸線、築地市場駅下車徒歩３分＊駐車場有（主催）＊日本環境学会・日本科学者会議公害環境問題研究委員会共催（協賛）＊築地魚市場大物業会、築地魚市場特種物業会、海老協会、築地市場合物業会日本科学者会議災害問題研究委員会（参加費）１名・１０００円（資料代）２．報告 ① 【東京ガス豊洲工場跡地の土壌汚染調査と対策の問題点】畑明郎[日本環境学会会長・大阪市立大学大学院教授] ② 【首都直下型地震ーその時、豊洲市場に何が起きるか！】災害地質学から見た豊洲新市場の懸念材料】坂巻幸雄[日本環境学会副会長・日本科学者会議災害問題研究委員会・元地質調査所】 ③ 【東京ガス豊洲工場跡地で検出された有害物質の人体影響】松井英介[岐阜環境医学研究所所長・医師] ④ 【東京都心部における土壌汚染対策の現状と問題点】佐藤克春[一橋大学大学院経済学研究科博士課程] ３．パネル・フロア討論４．現地見学会（日時）＊２００７年２月１２日（月）午前９時～午後２時頃まで（集合場所）＊午前９時・築地市場正門前集合【都営大江戸線築地市場駅前下車】（見学予定地）＊江東区東京ガス豊洲工場跡地（市場予定地）江東区日本化学工場跡地（東京都公園：六価クロム鉱滓埋立地）【問合せ先】築地・魚河岸㈱山治・山崎康弘(TEL：03-3541-8271，FAX：03-3542-4923，携帯：090-3131-6724，E-mail：[email protected]