松井拓夫の夢 - 福井県議会議員 松井拓夫

年輪
松井拓夫 の 夢
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国道416号線早期開通
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北陸新幹線早期開業
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地場産業の活性・地域農産物の育成
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奥越養護学校の早期開設
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恐竜王国勝山をアピール
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白山平泉寺を世界遺産に
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福井県議会・自民党 福井県議会・自民党 新政会通信
第16号
発行日 平成19年9月2日
平泉寺白山神社南谷
・若宮神社の大杉
樹齢150年以上の大杉で境内
では最樹齢杉と言われる。
松井拓夫の一般質問より
(6月定例議会)
1
問
福井型子育て支援について
1
対象者を3人目以降の子ど きる力を身に付けることができ
もで3歳未満児と限定してい るよう、生涯にわたる人間形成
るすくすく保育支援事業につ の基礎をつくる重要な幼児教育
い て 、 対 象 者 を 小 学 校 就 学 前 の場である。
ま で 拡 充 し て は ど う か と 考 え また、子育て講座や子育て相
るが、県の所見を伺う。
談、預かり保育を実施するな
答︵知事︶
ど、保育所とともに、地域の子
多くの子どもを持って欲しい 育て支援機能の一翼も担ってい
と い う メ ッ セ ー ジ を 強 く 県 民 の る。
皆 さ ん に 伝 え る た め 、 平 成 年 幼稚園における保育料の無料
度から本県独自の取組みである 化は、少子化対策の今後の課題
﹁ふくい3人っ子応援プロジェ の一つとして、御提案があった
クト﹂として、保育所に通う3 ものと思うが、今後、様々な角
人目以降で3歳未満の子どもの 度から調査、研究が必要ではな
保 育 料 を 無 料 化 し た と こ ろ で あ いかと考えている。
る。
現在、このために県・市町あわ 3 乳 幼 児 医 療 費 に つ い て 、 子
せて年間約3億4千万円の公費を
どもが3人未満であっても、
投入しており、さらに、対象者を
小学校就学前のすべての子ど
小学校就学前までに拡充した場
もの医療費を無料にしてはど
合には、年間約 億円の公費が必
うかと考えるが、県の所見を
要となり、実施に当たっては市町
伺う。
の負担も必要となる。
答︵知事︶
と こ ろ で 、 本 県 は 、 合 計 特 殊 乳幼児医療費については、現
出生率が2年連続で唯一上昇し 在、県内の全市町において、小
ているところであり、このプロ 学校就学前のすべての子どもが
ジ ェ ク ト に よ る 保 育 料 の 無 料 化 無料となっている。
を 開 始 し て よ う や く 1 年 余 り が これに対して、県は、従来か
経過したところであるので、引 ら、子どもが2人以下の世帯に
き 続 き 、 こ の 施 策 を 着 実 に 進 ついては3歳未満、3人以上の
め、その効果を見極めながら、 世帯については小学校就学前ま
今後、検討していきたい。
で無料とし、世帯の所得制限や
一部負担を設けていないといっ
た、全国的に見ても手厚い水準
の支援を行っている。
今後、この事業の効果を見極
めつつ、子育て家庭に一番身近
な市町と県が役割分担をしなが
ら、相互に協力して子育て支援
に取り組んでいくことが必要と
考えている。
18
2 日本一の子育て応援システ
ムの実現に向け、幼稚園にお
い て も 無 料 化 を 進 め て は ど う かと考えるが、県の所見を伺
う。
答︵知事︶
幼稚園は、子どもたちが遊び
を通して心豊かにたくましく生
10
問2 地方分権を進める上での県と市町との連携について
1 あ え て 新 規 事 業 と し て 掲 げ
同して行うもの、県と共に行う
た﹁市町振興プロジェクトの もの、市町は主体とはならない
推進﹂について、これまでと が支援は行うものなど多様な形
何 が 異 な り 、 ど の よ う な 点 に が考えられる。
特徴があるのか伺う。
こうした事業を含む市町振興
答︵総務部長︶
プロジェクトは、市町村課に市
厳しい財政状況の中、地域の 町ごとに専任の担当者を置き、
さまざまな課題を解決していく 企画の段階から参画して、きめ
ためには、市町と県が連携しな 細かく支援するだけでなく、財
がら制作を進めていくことが必 政的な支援も行うなど、県とし
要である。
ても強力に推進していく。
このため、今回、県と市町が連
携して、地域の課題を踏まえなが 3 今 回 の 市 町 振 興 プ ロ ジ ェ ク
ら、地域の資源を活用した﹁市町
トの対象や要件となる自治体
振興プロジェクト﹂を立ち上げ、
をどのように考えているのか
全国に情報発信できる地域づく
伺う。
りに取り組むこととした。
答︵総務部長︶
こ の プ ロ ジ ェ ク ト は 、 新 た に 市町振興プロジェクトについ
市町村課に置いた各市町ごとの ては、少子化対策、定住促進や
担当者が、企画づくりの段階か 観光振興、まちづくり、環境保
ら参加し、先進事例や補助制度 全 な ど 、 地 域 の 課 題 に 意 欲 を
など県の持つ様々な情報を提供 もって取り組む市町を対象とし
し な が ら 、 県 と 市 町 が 一 体 と て支援していきたい。
なって作るものである。
地域の課題によって、複数の
自治体が共同して作った方がよ
い場合も考えられる。また、そ
の方が情報発信力も増すものと
考える。
このため、県
外を含めて複数
の自治体が共同
でプロシェクト
を策定する場合
でも、市町振興
プロジェクトの
対象になると考
えている。
2 誰がどのように﹁市町振興
プロジェクト﹂を推進してい
く考えなのか、プロジェクト
の 基 本 的 な 進 め 方 に つ い て 伺 う。
答︵総務部長︶
今回の﹁市町振興プロジェク
ト﹂は、特定のテーマに沿って
複数の事業を、点ではなく面と
して、また重層的に行うもので
ある。
市町の行う事業には、市町だ
けで行うもの、市町と住民が共
29
12
18
て家庭にやさしい社会環境づくり
を、県全体で進めていくものであ
る。
具体的な取組みとしては、これ
らの方々に、電車やバスなどで席
を譲ったり、荷物の手助けをする
など、県民一人ひとりが進んで行
動していただくよう働きかけるこ
とや、病院での優先診療やスー
パーでの優先レジを設けることを
考えている。
こうした取組みには、民間、と りわけ企業に協力を求めていくこ
とが不可欠である。今年3月、本
県がローソンと協定を結び、本県
独自のものとして、子育て家庭に
やさしい店舗の開設を盛り込んだ
ところである。このように、大手
企業の協力を得ることにより、取
組みがさらに強化されるものと考
えている。
このほか、ママ・ファースト運
動の一環として、県内企業との協
力により、子育て家庭への割引
サービスも同時に行っていく。
4 福井の魅力を磨き発 信する新
5
問3 ビジットふくいの推進と奥越前観光の活性化について
問
しい観光産業を育てるために、奥
越前全体の観 光の活性 化の戦 略
1 ﹁ 霊 峰 白 山 と 山 麓 の 文 化 的 景 2 恐竜博物館への来館者の増加 3 魅力ある恐竜博物館を含め、
機構改革について
をどのように考えているのか、知
観﹂の本県側で関係する文化遺
に向けて、県はどのような取組
本県が誇る恐竜ブランドをどの
事の所見を伺う。
産は、平泉寺、旧玄成院庭園、
みを行い、またどのような成果
1 先の機構改革において、
ように情報発信していくのか、
答︵知事︶
越前禅定道の3件だが、この中
が出ているのか伺う。
県の所見を伺う。
出 納 長 に 代 わり 新 たに 会
奥越前地域は、平泉寺白山神社、
で越前禅定道だけが国指定文化 答︵教育長︶
答︵教育長︶
計
管
理者が設置されたが、
恐竜博物館、大野まちなか観光など
財になっておらず、今後、本格 恐竜博物館の来館者の増加を図 恐
竜
博
物
館
や
﹁
フ
ク
イ
ラ
プ
ト
福
井 県 初の 会 計 管 理 者 に
観 光 客 や 旅 行 会 社 からも評 価 を 得
的に文化財指定に向けた取組み るためには、県内はもとより、国
ル
﹂
な
ど
の
研
究
成
果
を
、
本
県
ブ
ラ
就
任された今冨管理者に、
が必要と考えるが、県の所見に 内外での学術調査・研究活動の充 ンドとして全国に発信するために ている魅力的な観光資源がある。
会計管理者の役割や、これ
こうした奥越前地域全体の観光
ついて伺う。
実による知名度の向上と、積極的 は 、 効 果 的 な P R 活 動 は も と よ
に
携わる意気込みについて
答︵教育長︶
な誘客活動を二本の柱として、進 り 、 国 際 的 な 恐 竜 研 究 の ネ ッ ト の活性化を図る戦略としては、
伺うとともに、議場から見
平泉寺から白山山頂を目指す越 めていくことが重要である。
ワークの形成と拠点化が重要であ ①地域の特徴を活かし観光地の魅
た 理 事 者 側 と 議 員 との や
力向上を図ること
前側の参詣道である越前禅定道に こ の た め 、 調 査 ・ 研 究 活 動 で る。
り取りについてどう思うか
ついては、沿道の遺跡を含めて必 は、これまで、国内では、岡山県 このため、7月からは第3次発 ②観光地を点から面となるよう繋
伺う。
ぎ、周遊性を高めること
要 な 学 術 的 調 査 は 既 に 終 え て い など 道府県に、海外では、中国 掘調査を開始するとともに、秋に
答︵今冨会計管理者︶
など9か国の恐竜発掘現場に研究 は、海外では初めての共同発掘調 の2つが重要であると考えている。 る。
先の地方自治法の一部改
今後、文化財指定に必要とされ スタッフを派遣し、恐竜研究のレ 査をタイで行うなど、調査・研究
正に伴い、出納長の職務
ベルアップを図った。
る復原整備につ
機能のレベルアップを図っていき
は、今後は会計管理者を担
この結果、来館者数は、平成
いて、事業主体
たい。
うこととなった。
年度は約 万8千人となり、恐竜 となる勝山市と
また、来年3月には世界の第一
私も微力ではあるが、これ
エキスポが開催された平成 年度 線 の 恐 竜 研 究 者 が 一 堂 に 会 し た
連携を密にし、
までの出納長と同様、会計事
を除けば、過去最高の来館者数と ﹁国際恐竜シンポジウム﹂を開催
必要な支援をし
務の 指 導 や 公 金の 管 理 運 用
なった。
ていきたい。
し、アジアにおける恐竜研究の拠
な ど 事 務の 適 切 な 執 行 に 全
点を目指していきたい。
力を尽くしてまいりたい。
議 場での 議 員 と 理 事 者 側
とのやり取りについては、私
今後、早急にこれらの企業をは
の個人的な感想だが、先生方
4 官民による共動システムの導入について
問
じ
め
多
く
の
企
業
の
参
加
を
募
り
、
共
は 議 場で 割 れん ばかりの声
動してこの運動を進め福井発の新
でご質問されているが、それ
しい子育て応援システムとして全
に 比 べる と 理 事 者 の 声 が 少
国に広げていきたい。
し小さいのかなと思う。
また、議場から合いの手
が多く入ることも感じたこ
とである。
1
ママファースト運動を大手企
業とタイアップして実施するこ
とにより、県内に留まらず全国
に広げていき、福井県が中心と なって日本一の子育て応援シス
テムを実現していくべきと考え
るが、県の所見を伺う。
答︵知事︶
﹁ママ・ファースト運動﹂は、
民間と行政の共動により、妊婦や
子ども連れの家族を優先し、子育
14
大日山の向こうの里・加賀新保で見た景色そして出会った人たち
―国道416号線―
4月30日、ゴールデンウィーク2日目
だ。今日は予定に縛られていないフリーな
日である。『どこか行こう』と妻の声。『そ
うだ、加賀新保へ行ってこよう』と思いつ
く。市議会議員の時、武内盛直議員の引率
のもと、視察に行ったことがあるのです。
―*―*―*―*―*―*―*―*―
小松養護学校や大倉岳高原スキー場、西尾ダム、塩原町、尾小屋
トンネルなどの案内標識がつぎつぎと過ぎていきます。だんだん山
の一本道になってきました。でも、ちょうどいい間隔に待機所が
あって車を譲り合うことができます。山菜を取りに来た人達かな?
福井の車にも何台も会いました。清々しい緑が
いっぱいの中、山桜が咲いています。岩と水が調
和した大きな川が心も洗ってくれるようです。小
鳥のさえずりの中、魚つりやアウトドアを楽しんで
いる姿も見えます。
―*―*―*―*―*―*―*―*―
―*―*―*―*―*―*―*―*―
更にもっ
と進んで
いって、橋
を3つ 渡り
まし た 。3
つめの弁天
橋を渡った所で工事は中断されていました。あとは細い山道です。
勝山へと続く道です。一日でも早い開通めざして頑張るぞと心に誓
いました。
―*―*―*―*―*―*―*―*―
久保さんご夫婦が下さった、山アジサイと椿が
とっても嬉しくて、妻は帰ってすぐに活けました。
素朴なアジサイと赤い椿はとっても印象的に、長
い間生き生きとしていました。
それは、人達の交流の素晴らしさと幸福感を心
に刻み込んでくれているようでした。
―*―*―*―*―*―*―*―*―
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それに対し、五年で大体交通不能区間が
交 通 可 能になるという具 体 的 な見 通しを
聞きました。期限の厳守を願うものです。
石川県議会議員から両県の同盟会の一本
化の提案が出され、検討していきたいとの
回答がありました。
―*―*―*―*―*―*―*―*―
416号線をもっとどんどん進んでいきました。右手にこじんまり
した料理屋さんが見えました。「いわな庵」さんです。勝山の416号
線をいくと皆様ご存知の「あまごの宿」がありますね。なにか不思議
416
8月 日付
県民福井
神社の向かいの久保さんご夫婦と親
しくお話をさせて頂きました。小松に
住んでおられるそうです。
木々の緑と清々しい川の静かな自然
の中、別荘風の建物がときたま見受け
られます。久保さんもこうした自然に
浸りつつ、この別宅で野菜や花を作っ
たり山菜をとったりしてゆとりを楽し
んでおられます。
横に小川を作り、水車が回っていま
す。お手製だそうです。お宅の中にも入れていただきましたが、とて
も心休まる雰囲気を凝らしてあって、うらやましく思いました。名刺
を出してこの416号線の向かいの勝山から来たことや、416号線の
一日も早い開通を信条に小松側の進捗状況を見に来たことを話しま
した。久保さんも「早く開通するといいですねぇ」と話が弾み、「こ
の先に橋が3つかかった」ことや、「石川県側は用地買収もみんな済
んでいる」と話されました。お別れのとき、「また来てください。こ
の建物も活用してくださいよ」と、住所、電話、名前を書いた紙を下
さいました。奥さんは、アジサイと椿の花をくださって、心が一層つ
ながった感じがしました。
8月9日の国道 号整備促進期成同盟会総会に
開通に向けて強く要望しました。
立派な神社があり
ました。この写真を
見て皆さんも感心さ
れたと思います。た
くさんの人々の思い
が強く息ずいている
と感じました。かっ
てはさぞかし沢山の
村人が詣で、交流し
たことでしょう。そ
してこんなにきれい
に、大事にしておら
れるのです。勝山の
横倉とよく似ていま
す。横倉の皆さんの
ようにお盆やお祭り
に集い、強い繋がりを確かめ合っておられるのかもしれません。
なつながりのようなものを感じます。ここで昼食を食べ
ました。
お刺身やお寿司など、いろいろないわな料理がおい
しかった。5∼6人の男の人達が食後の仮眠をとってい
ました。静かな山の中、気持ちよさそうに…。小松に
嫁がれた娘さん夫婦が3歳くらいのかわいい子供さん
を連れて手伝いに来ておられ、勝山のことなど話がはずみました。