第 3 章 土木建築工事仕様 第 1 節 計画基本事項 本章で記載している内容については、基本的事項を定めるものであり、実施設計及び施工に際 しては、発注者の意図を反映させ、機能性、経済性の高い合理的計画とすること。 1 計画概要 1) 工事範囲 本工事範囲は下記工事一式とする。 高効率ごみ発電施設棟(管理棟含む) 〔 1 〕 式 計量棟 〔 1 〕 式(計量室の場合は不要) ストックヤード 〔 1 〕 式 洗車場 〔 1 〕 式(他棟との兼用可) 搬入・退出路 〔 1 〕 式 構内道路 〔 1 〕 式 駐車場(来庁者用) 〔 1 〕 式 駐車場(公用車用) 〔 1 〕 式 駐車場(パッカー車用) 〔 1 造成工事 〔 1 〕 式 構内排水設備 〔 1 〕 式 植栽・芝張工事 〔 1 〕 式 門・囲障工事 〔 1 〕 式 外灯工事 〔 1 〕 式 測量・地質調査 〔 1 〕 式 搬入道路等復旧工事 〔 1 〕 式 さく井工事 〔 1 〕 式 既設物撤去工事 〔 1 〕 式 駐輪場(職員用) 〔 1 〕 式 駐輪場(来庁者用) 〔 1 〕 式 その他工事 〔 1 〕 式 〕 式 2) 建設予定地 建設予定地の概要は巻末の別添図面のとおりとする。 3) 仮設計画 受注者は、工事着工前に仮設計画書を発注者に提出し、承諾を得ること。 194 (1) 仮囲い 工事区域を明確にし、工事現場内の安全と第三者の進入を防ぐため建設予定地の必要箇 所に仮囲いを施工すること。 (2) 仮設事務所 発注者監督員用仮設事務所(面積は 12 ㎡以上)を設置すること。事務所は受注者仮設 事務所との合棟でもよい。なお、受注者は、監督員用仮設事務所に空調設備、衛生設備等 の建築設備、電話等の建築電気設備を設けること。 (3)資材置き場 資材置き場については、発注者と協議のうえ確保すること。なお、建設予定地外に確保 する場合の費用は受注者の負担とする。 4) 安全対策 受注者は、その責任において工事中の安全に十分配慮し、工事車両を含む周辺の交通安全、 防火防災を含む現場安全管理に万全の対策を講じること。 工事車両の出入りについては、周辺の一般道に対し迷惑とならないよう配慮するものとし、 特に場内が汚れて泥等を持出すおそれのある時は、場内で泥を落とすなど、周辺の汚損防止 対策を講じること。 5) 地質調査 地質調査資料は巻末の別添資料による。なお、追加の地質調査・測量調査が必要な場合は、 受注者の責任において実施すること。 6) 掘削工事 地下掘削に伴う仮設工事においては必要に応じ、掘削工事着工に先立ち地盤状況等の検討 を十分に行い、工事の進捗状況に支障が起きないようにすること。 2 施設配置計画 1) 一般事項 (1) 建設予定地内の高効率ごみ発電施設棟、計量棟等の配置については、日常の車両や職員 の動線を考慮して合理的に配置するとともに、定期補修整備などの際に必要なスペース や、機器の搬入手段も考慮すること。 (2) 建物等は周辺の環境との調和を図り、施設の機能性、経済性、および合理性を追及し、 かつ増築改築等、将来への展望を十分に考慮して、施設のイメージアップを図った建物 とすること。 (3) 管理(棟)居室部分は、機能・居住性を十分考慮するとともに、明るく清潔なイメージ とし、採光、バリアフリーを考慮して計画すること。 (4) 煙突は、外観・配置に十分配慮すること。 195 2) 車両動線計画 (1) 構内道路(取付道路部の舗装工事は除く)は、搬入出車が円滑な流れとなるような車両 動線とすること。 (2) 必要に応じてガードレールを計画すること。 3 適用法規・基準等 受注者は、各種の諸法令・規則・基準等を遵守して施設の設計・施工を実施すること。 4 施工計画 1) 受注者は、あらかじめ工事実施に必要な総合施工計画書を発注者に提出し、承諾を受けな ければならない。施工計画書には以下の項目について記載するものとする。 (1) 工事概要 (2) 実施工程表 (3) 現場組織表 (4) 主要機械 (5) 使用資材 (6) 施工方法 (7) 品質管理(管理基準含む) (8) 緊急時の体制 (9) 交通管理 (10)安全管理 (11)仮設計画 (12)環境対策 (13)再生資源の利用の促進 (14)その他必要な事項 2) 受注者は、必要に応じて工種ごとの施工計画書(施工要領書を含む)等を提出し、承諾を受 けるものとする。 5 使用材料 受注者は、施工に先立ち、使用材料について見本または品質を示す資料により、発注者の承 諾を受けるものとする。使用材料は原則として JIS 規格同等以上とする。 196 第 2 節 建築工事 1 全体計画 1) 設計方針 (1) 設計基本方針は、施設のコンセプト(基本理念)に基づいて計画すること。 (2) 建築計画は、明るく清潔なイメージ、機能的なレイアウト、より快適で安全な室内環境、 部位に応じた耐久性に留意し、各部のバランスを保った合理的なものとすること。 (3) 本施設は一般の建築物と異なり、熱、臭気、振動、騒音、粉じんの特殊な形態の大空間 形成等の問題を内蔵するので、これを機能的かつ経済的なものとするためには、プラン ト機器の配置計画、構造計画並びに設備計画は深い連携を保ち、相互の専門的知識を融 和させ、総合的バランスのとれた計画とすること。 (4) 本施設の外観は周辺環境との調和を図ること。なお、屋根の形状はできる限り段差のな い形状とすること。 (5) 機種、機能、目的の類似した機器は、出来るだけ集約配置することにより、点検整備作 業の効率化、緊急時の迅速な対処ができるよう計画すること。 (6) 職員の日常点検作業の動線、補修、整備作業及び工事での所要スペースを確保すること。 (7) 地下に設置する諸室は必要最小限に留めるとともに、配置上分散を避けること。 (8) 本施設の中央制御室のあるフロアから機械室へ直接往来できる歩廊を計画すること。 (9) 本施設の中央制御室及び見学者ホールのプラットホーム側窓拭きが安全に行えるよう 歩廊を計画すること。 (10) 見学者対応として、見学者がプラントの主要機器を快適で安全に見学できる配置・設 備を考慮すること。小学生見学者に対し、窓の高さなど子供の目線に見合った特別な配 慮を行うこと。なお、本施設の設計にあたっては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化 の促進に関する法律施行令第4条に該当する「特定建設物」として、同法の整備基準に 基づく設計とし、ユニバーサルデザイン等についても考慮すること。 (11) 見学場所 ① 見学先 ・プラットホーム ・ごみピット ・焼却炉室 ・中央制御室、ごみクレーン操作室 ・集じん器 ・タービン発電機室 ・その他提案する場所 ② 見学ルート 見学者は多目的室で説明を受けた後、上記見学先(見学先の見学順序は提案によ る。)を見学し、多目的室に戻る。見学者通路またはホールには適宜説明パネルを配 置し、施設内の運転状況、公害関連の数値、発電量等を見学できるシステムとするこ と。 ③ 見学者だまり(見学者ホール) 上記見学先では、小学生 40 名程度の見学者が立ち止まれるスペースを確保するこ と。 197 ④ 見学者通路 見学者通路は、車椅子の通行に配慮した通路幅を確保すること。また、見学者通 路の限られたスペースを利用して、液晶モニタによる展示パネル及び展示スペース を設けること。 ⑤ 見学場所の表示板 各見学先には小学生用にひらがなの表示板を設けること。 (12) 本施設のごみピット、灰出設備等悪臭の発生する可能性のある場所は、脱臭対策を講じ ること。 (13) プラットホーム、灰積み出し室は、搬入搬出がスムーズな構造とし、自然光を十分に採 り入れる構造とすること。 (14) 床洗浄を必要とする場所には、散水装置を設け、床洗浄排水は排水ピットに集水し、ス クリーン、油水分離槽を経て排水集合槽に送水すること。また、必要に応じて防水施工 とすること。(特にプラットホーム、焼却炉設置床等) (15) 本施設の見学者用玄関には、下足場及び下駄箱等を整備すること。 (16) 本施設の屋上及び屋根の雤水は雤水貯留施設に貯留し、適正処理後に緑地への散水や 非常用水として利用できるよう計画すること。ただし、雤水貯留施設は「寝屋川流域に おける雤水流出抑制施設技術基準」による基準を満たすこととし、雤水の貯留と雤水流 出抑制の両立が可能となるように設計すること。 (17) 法規・基準・規則・関係法令等を遵守すること。また、以下の内容を遵守すること。 ① 日本建築学会規定 ② 国土交通大臣官房官庁営繕部公共建築工事標準仕様書 2) 工場棟平面計画 本施設は各種設備で構成され、焼却炉、集じん装置、送風機、薬剤貯留装置及びその他の 機器を収容する各室は、流れに沿って設けること。これらに付随して各設備の操作室(中央 制御室、クレーン操作室)、運転管理及び運営管理用の玄関・諸室(事務室、会議室、更衣 室、浴室・洗面所、医務室、湯沸室、便所、エレベータ、その他)、多目的室、シャワー室、 見学者用スペース、空調換気のための機械室及び防爆、防臭区画としての前室その他を有効 に配置すること。これらの諸室は、平面的ではなく配管、配線、ダクト類の占めるスペース や機器の保守点検に必要な空間、立体的なとらえ方でその配置を決定すること。 (1) 受入供給設備 ① 斜路 (イ) 斜路の勾配は〔 10 〕%以下とし、路面の舗装は〔コンクリート〕舗装とし、滑 りにくい仕上げとすること。(既設利用の場合はこの限りではない) (ロ) 斜路の幅員は、一方通行の場合は〔 3.5 〕m 以上、対面通行〔 6 〕m 以上とする こと。(既設利用の場合はこの限りではない) 198 ② プラットホーム (イ) プラットホームは臭気が外部に漏れない構造、仕様とすること。 (ロ) プラットホームは、スパン方向の有効長さは、第 1 章 第 2 節 1 に示す搬入車両が 障害となることなく作業ができる構造とすること。 (ハ) 投入扉手前には、収集車が支障ない程度の車止(鋼鈑張り)を設け、床面は強化コ ンクリート仕上げとし、2.0%程度の水勾配を持たせること。また防水施工とする こと。 (ニ) プラットホームは、窓等を配置しできるだけ自然光を採り入れ、明るく清潔な雰 囲気をもたせること。 (ホ) プラットホームのごみ汚水は、ごみピットまたはごみピット排水貯留槽へ排出する こと。 (ヘ) 各ごみ投入扉付近の建物柱に安全帯取付フック(SUS 製丸環)を設けること。 (ト) プラットホーム内に搬入監視室を設けること。監視室は冷暖房装置を設けること。 また、便所を併設すること。 ③ ごみピット・灰ピット (イ) ごみピットは、水密性の高いコンクリート仕様とすること。 (ロ) ごみピットの内面は、ごみ浸出液からの保護とクレーンの衝突を考慮し、被りの 厚さを大きくとること。 (ハ) ごみピット内の側面 3 面には、深度目盛(目盛幅 20cm、ピッチ 100cm 以上、文字 深さ 15mm)を設けること。 (ニ) ごみピット底部・灰ピット底部のコンクリートは鉄筋からのかぶり厚を 100mm 程 度とすること。 (ホ) ごみピット・灰ピット側壁のコンクリートは、ホッパステージレベルまで鉄筋か らのかぶり厚を 70mm 程度とすること。 (ヘ) ごみピット・灰ピットの遇隅角部は隅切り等により、ごみの取り残しのない構造 とし、補強及び止水対策を行うこと。 (ト) ごみピット・灰ピットは底面に十分な排水床勾配をとること。 (チ) ごみピット内への車両転落防止対策として、開口部の車止の他、安全対策として 各ごみ投入扉にはごみ搬入車転落防止用装置を設けること。 ④ ホッパステージ (イ) ホッパステージには、予備バケット置場及びクレーン保守整備用の点検床を設け ること。ホッパステージ落下防止手摺りは鉄筋コンクリート製とし、要所に清掃 口を設けること。 (ロ) ホッパステージは、必要に応じ、水洗を行える計画とすること。 (ハ) バケット置き場は、バケットの衝撃から床を保護する対策をとること。 199 (2) 炉 室 ① 要所にマシンハッチを設け、点検、整備、補修等の作業の利便性を確保すること。 ② 歩廊は原則として設備ごとに階高を統一し、保守、点検時の機器荷重にも十分耐え うる構造とすること。 ③ 炉室は十分な換気を行うとともに、窓等を設け作業環境を良好に維持すること。ま た、給排気口は防音に配慮すること。 ④ 主要機器、装置は屋内配置とし、点検、整備、補修のための十分なスペースを確保 すること。 ⑤ 炉室等の床・天井には、機器類のメンテナンスに配慮して、必要箇所にエレクショ ンハッチを設け、吊フック、電動ホイストを適宜設置すること。 (3) 中央制御室 ① 本施設の管理中枢となる中央制御室は、各主要設備と密接な連携を保つ必要がある。 なかでも焼却炉本体、電気関係諸室とは異常時の対応を考慮し、距離的にも近い位 置に配置すること。 ② 中央制御室はプラントの運転・操作・監視を行う中枢部であり、常時運転員が執務 するので、照明・空調・換気・居住性について十分考慮すること。なお、床面はフ リーアクセスフロアとすること。 ③ 中央制御室にごみクレーン操作室を設けるため、ごみピットとプラットホームに隣接 した位置に配置すること。ごみクレーン操作室の窓ガラスは、ごみピットの臭気が漏 れこまない密閉性と防火区画に配慮した仕様とすること。 ④ 中央制御室は、主要な見学場所の一つであり、動線と見学者スペースについても考 慮すること。 ⑤ 炉室に近接した位置に作業準備室を兼ねた前室を設けること。 (4) 集じん器室 集じん器室は、炉室と一体構造となることが多いため、構造・仕上げ・歩廊・換気・照 明設備も炉室と一体として計画すること。 (5) 排ガス処理室(有害ガス除去設備室) 排ガス処理室は、炉室とは別室の専用室となるため、構造・仕上げ・歩廊・換気・照明 設備を備えた室として計画すること。 (6) 排水処理室、地下排水槽 ① 建物と一体化して造られる水槽類は、系統ごとに適切な位置に設け、悪臭、湿気、 漏水の対策を講じること。 ② 酸欠のおそれのある場所及び水槽等は、入口または目立つ所に「酸欠注意」の標識 を設けるとともに、作業時に十分な換気を行える設備を設置すること。 ③ 各種槽類、ピット他、点検清掃に必要な箇所には適宜、マンホール、ステンレス製 もしくはステンレス芯の樹脂製タラップ(滑り止め加工)を設けること。 ④ 48 時間水張り試験を行うこと。 200 (7) 送風機室、その他機器室 ① 誘引送風機及び押込送風機等の送風機、空気圧縮機、油圧ポンプ、ブロワ、その他 の騒音発生機器は、専用の室内に収納し、防音対策・防振対策を講じること。 ② それぞれの機器室は、機材の搬出入のための出入口を設けること。 (8) 灰処理設備室 ① 焼却灰処理装置は、灰押出装置及び灰搬送コンベヤ等を専用室にまとめて設置し、 灰出処理の際の粉じん対策と臭気対策を講じること。特にコンベヤ等の壁貫通部も 周囲を密閉すること。 ② 飛灰処理用の各種設備は専用室にまとめて設置し、処理及び排出の際の粉じん対策 を講じること。特にコンベヤ等の壁貫通部周囲は密閉構造とすること。また、室内 には床洗浄装置と排水溝・集水枡も設けること。 ③ 焼却灰、飛灰処理物の積み出し室出入口扉からの臭気対策を講じること。 (9) 飲料水タンク室、温水タンク室 ① 飲料水タンク、ポンプ類は、粉じんの発生しない専用の室(部屋)に収納し、環境、 衛生面に配慮すること。なお、床は防水性とし、排水溝を設けること。 ② 温水タンク、ポンプ類は専用の室に収納し、床は防水性とし、排水溝、換気扇、蒸 気放出口等を設けること。 (10) 建築設備室 予備ボイラ等、建築設備のタンク・ポンプ類を設置する床は防水施工とし、排水溝を設 けること。 (11) 電気関係室 ① 電気室は、本施設の受電、変圧、配電、動力の各種盤、その他必要な盤関係を系統 別に一括して配置した集中管理方式とすること。 ② 受配変電室は、機器の放熱を考慮し、換気に十分留意し、機器の搬出入が容易に行 えるものとすること。また、電気室、受配変電室は、中央制御室との連絡を考慮す る。なお、受配変電室、電気室の床、配線ピットは、外部から水の浸入がないよう 考慮すること。 (12) 運転管理関係諸室(運転管理業務従事者用) 本施設の運転に必要な諸室及び焼却運転管理業務従事者等の事務、更衣、休憩等が行え る諸室を計画すること。なお、各諸室の規模等は参考として明記するが、運転に必要な職 員数を各社提案して決定すること。 201 ① 玄関(運営管理部分(職員用)と共用) ② 事務・更衣・休憩室 5 室(40 ㎡×3 室、25 ㎡×2 室程度) ③ 脱衣室、浴室・洗面所 (各 2 室) ④ 湯沸室 ⑤ 洗濯・乾燥室 (2 室) ⑥ 便所 ⑦ 倉庫 ⑧ 工具室 ⑨ 予備品・消耗品室 ⑩ 保護具室 ⑪ 危険物貯蔵庫 ⑫ エアシャワー室 ⑬ 作業用通路 ⑭ 渡り廊下(既設破砕施設との連絡) ⑮ その他(各社提案すること) (13) その他 ① 空調機械室は、原則として隔離された部屋とし、必要な場合は防音対策を講じるこ と。 ② 薬品受入場所は、薬品補充車が他の車両の通行の妨げにならないように計画するこ と。また、薬品受入時の漏洩等に対応できる構造とすること。 ③ 見学者の見学場所は、〔プラットホーム、ごみピット、焼却炉室、集じん器、中央 制御室、ごみクレーン操作室、タービン発電機室等〕とすること。 ④ 見学者通路の有効幅員は〔1.8〕m 以上とし、主要部にはホール形式スペースを計画 とすること。 ⑤ トイレを必要箇所に設置すること。 3) 管理棟平面計画(運営管理部分居室平面計画) 管理棟諸室は高効率ごみ発電施設内に合棟で整備し、運転・維持管理、日常動線、居住性、 見学者対応等を考慮した配置とする。 (1) 玄関・玄関ホール・風除室 ① 職員用(運転管理用と兼用可)と来庁者用を別に計画すること。 ② 来庁者用の玄関には暴風雤時の開閉を考慮して風除室を設けるとともに、カメラ付 のドアホンを設けること。 ③ 来庁者用の玄関ホールは、可能な限り来庁者の人数に応じた広さを確保すること。 ④ 玄関ホールは車椅子スロープ及び各種手摺り等の設置を行うこと。 202 (2) 事務室 ① 250 ㎡×1 室、100 ㎡×1 室、75 ㎡×2 室を計画すること。なお、100 ㎡×1 室と 75 ㎡×2 室は同フロアでも可とする。 ② 事務室は来庁者の把握が容易にできる位置に計画すること。また、玄関側にカウン タ-を設けること。 ③ 必要に応じ床はフリーアクセスフロアとすること。 (3) 会議室 ① 20 名程度×1 室及び 10 名程度×2 室を計画すること。 (4) 見学者通路、廊下・見学者ホール ① 見学者通路の有効幅員は〔1.8〕m 以上とし、廊下・見学者ホールは小学生 40 名程度 が液晶表示等の説明用パネルを使った説明を受けることができるスペースとするこ と。 (5) 環境学習コーナ、情報収集発信コーナ ① 見学者通路に展示可能な環境学習コーナ、情報収集発信コーナを設けること。 (6) 多目的室、シャワー室 ① 見学者の説明、市民への貸し出し及び災害時の避難場所等に利用できる多目的室(約 200m2)を計画すること。多目的室は、天井高さを一般の居室より高く計画し、周囲 が眺望できるよう、窓を広く配置すること。また、シャワー室についても、多目的 室を使用した市民の利用や災害時に利用できるように計画すること。なお、多目的 室は、可動式のパーテーションなどにより、部屋分割が可能にすること。 (7) 浴室・洗面所 ① 収集・運搬作業員が洗身するための浴室・洗面所を計画すること。また、災害時に おいては市民が利用できるよう考慮すること。 203 (8) その他 ① 職員の下足室及び更衣室として 150 名分(うち女子 10 名分)を設けること。なお、 更衣室は男女別々に設けること。 ② 医務室、脱衣室、洗濯・乾燥室、湯沸室、倉庫及び書庫などを適切な広さで設ける こと。 ③ 必要に応じ空調機械室を設け、騒音に配慮すること。 ④ 配置については採光、日照等を十分考慮すること。 ⑤ 身障者の出入及び便所に配慮すると共に、2F以上に見学者動線がある場合はエレ ベータを設けること。 ⑥ 事務室、運転管理関係諸室は、集約して配置すること。階数は異なってもよい。 ⑦ 事務室、多目的室及び会議室等の居室は極力外部に面した位置に計画すること。 ⑧ 既設破砕施設への渡り廊下を計画すること。 ⑨ その他必要に応じて各社提案すること。 ⑩ 災害時を想定した備蓄用倉庫を計画すること。 4) その他付帯施設計画(計量棟、洗車場、ストックヤード等) 付帯施設として、計量棟、洗車場、ストックヤード、蛍光灯・スプレー缶回収・分別場所 等を敷地内に計画すること。また、これらの設備の工事中の移設等についても計画すること。 なお、詳細については発注者と協議の上、決定することとする。 (1) 計量棟 搬入車両及び退出車両用計量機の間に 2 人程度で計量作業可能な事務室、湯沸室、便所 等を設けること。また、計量棟とは別に計量機用の屋根を設けること(高効率ごみ発電施 設棟内に設置する場合はこの限りではない)。 ① 構 造 〔 〕 ② 外 壁 〔 〕 ③ 屋 根 〔 〕 ④ 建屋規模 寸 法 幅〔 〕m×長さ〔 軒 高 〔 〕m 面 積 〔 〕㎡ 〕m×奥行〔 〕m ⑤ その他 (2) 洗車場 ごみ収集車両用の洗車場を高効率ごみ発電施設棟内または建設予定地内に設けること。 洗車場は、ごみ収集車 2 台分が同時洗車可能な広さとし、施設建屋外に設ける場合は、屋 根、壁、出入口用シャッタ、扉等を備えること。洗車場には、その他雑設備の洗車装置を 配置すること。 204 ① 構 造 〔 ② 寸 法 幅〔 ③ その他 パッカ-車 〔 〕 〕m×長さ〔 2 〕m 〕台分以上 (3) ストックヤード 既設破砕施設からの処理物等のストックヤードを敷地内に設けること。大きさ、仕様は 各社の提案による。 ① 構 造 〔 ② 寸 法 幅〔 ③ 壁 ④ 面 積 〕 〕m×長さ〔 高さ〔 〕m(3面囲い) 合計〔 〕㎡ 〔 ⑤ 容 積 〕m 〕㎡ (対象物ごとに記載) 合計〔 〕㎥(【 〔 】日分) 〕㎡ (対象物ごとに記載) (4) 蛍光灯・スプレー缶回収・分別場所 蛍光灯・スプレー缶の回収・分別場所を計画すること。(高効率ごみ発電施設棟内に設 置する場合はこの限りではない)。 ① 構 造 〔 ② 寸 法 幅〔 ③ 面 積 〔 〕 〕m×長さ〔 〕m 100 〕㎡ (5) 雤水貯留施設 ① 一時利用(雤水流出抑制) 「寝屋川流域における雤水流出抑制施設技術基準」による基準を満たした雤水貯 留施設を建設予定地内の地下に設けること。大きさ、仕様は各社の提案による。 構 造 〔 寸 法 幅〔 容 量 〔 〕 〕m×長さ〔 〕m 〕㎥ その他 ② 雤水の利活用 雤水貯留施設を建設予定地内の地下に設け、雤水の利活用を図ること。利活用計画、 大きさ、仕様は各社の提案による。 構 造 〔 寸 法 幅〔 容 量 〔 〕 〕m×長さ〔 〕㎥ その他 205 〕m (6) 共通事項 ① 形状及び外装仕上については、場内施設のデザインと調和の取れたものとすること。 ② 車両動線を考慮し、適切な位置に設けること。 2 構造計画 施設の構造計算を行うにあたっては、構造計算適合性判定(ピアチェック)を行うこと。なお、 高さが 31m 以下の建築物であってもルート 3 まで構造計算を実施すること。 1) 基本方針 (1) 建築物は上部・下部構造とも十分な強度を有する構造とし、地盤条件に応じた基礎構造 とすること。また、荷重の遍在による不等沈下を生じない基礎計画とすること。 (2) 振動を伴う機械は十分な防振対策を行うこと。 (3) 構造計画にあたっては、保有水平耐力の計算において、必要保有水平耐力に重要度係数 (SI)=1.25 を乗ずるものとし、この割増を行った必要保有水平耐力の確認を行うこと。 (4) 煙突は、構造計算のほか、地震応答解析を行い、安全性を確認すること。 2) 基礎構造 (1) 建築物は、地盤条件に応じた基礎構造とし、荷重の遍在による不等沈下を生じない基礎 計画とすること。 (2) 地業工事の工法については、荷重条件、地質条件、施工条件を考慮し、地震時、風圧時 の水平力をも十分検討して決定すること。 (3) 土工事は、安全で工期が短縮できる合理的な工法を採用すること。 (4) 残土は原則としてできる限り場内利用すること。なお、処分が必要な場合は受注者の経 費で行うこと。 3) 躯体構造 (1) 焼却炉、集じん器など重量の大きな機器を支持する架構及びクレーンの支持架構は、十 分な強度、剛性を保有し、地震時にも十分安全な構造とすること。 (2) クレーン架構については、クレーン急制動時についても考慮して設計すること。 (3) 架構は、強度、剛性を保有するとともに軽量化に努め、屋根面、壁面の剛性も確保して 地震時の変位が有害な変形にならない構造とすること。 (4) 大きな機器を支持する架構は、十分な強度、剛性を保有すること。 206 4) 一般構造 (1) 屋 根 ① 屋根は軽量化に努めるとともに、特にプラットホーム、ごみピット室の屋根は気密性 を確保し悪臭の漏れない構造とすること。 ② 炉室の屋根は、採光に配慮して換気装置等を設けるものとし、雤仕舞と耐久性を考慮 すること。 ③ 屋根は風圧や機器荷重に対し十分な強度を有するものとすること。 ④ 防水は、〔各社の提案による〕防水とすること。 ⑤ エキスパンションジョイント部は、漏水がなく、接合部の伸縮に十分対応でき、耐久 性のある構造とすること。 (2) 外 壁 ① ごみピット室は鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造とすること。 ② 構造耐力上重要な部分及び遮音が要求される部分は、原則として鉄筋コンクリート造 とすること。 ③ プラットホーム、ごみピット室の外壁は気密性を確保し悪臭の漏れない構造とするこ と。 ④ 耐震壁、筋かいを有効に配置し、意匠上の配慮を行うこと。 (3) 床 ① 重量の大きな機器や振動を発生する設備が載る床は、床板を厚くし、小梁を有効に配 置して構造強度を確保すること。 ② プラットホームの床は、収集車の通行、搬入ごみの積み降ろし、日常の洗浄等にも長 期に亘って耐えるRC構造床とし、2.0%程度の水勾配を取ること。 ③ 1階の床は、地下室施工後の埋戻土等の沈下の影響を受けない構造とすること。 ④ 機械室の床は、清掃・水洗等を考慮した構造とすること。 ⑤ 中央制御室、受配変電室など電線の錯綜する諸室は、配線用ピット、二重床など配線 を考慮した構造とすること。 (4) 内 壁 ① 各室の区画壁は、要求される性能や用途上生じる要求(防火、防臭、防音、耐震、防 煙)を満足するものとすること。 ② 不燃材料、防音材料などは、それぞれ必要な機能を満足するとともに、用途に応じて 表面強度や吸音性など他の機能も考慮して選定すること。 ③ プラットホームは、腰壁まで車両の衝突に備え鉄筋コンクリート造とすること。 207 (5) 建 具 ① 外部に面する建具は、耐風、降雤を考慮した、気密性・防音性の高いものとすること。 ② ガラスは、管理上、機能上、意匠上等の条件を考慮して選定すること。また、見学者 等人が頻繁に通行する部分のガラスについては、衝突等を考慮して選定すること。 ③ 見学者用窓は、防火区画には防火区画用防火ガラス(認定品)を、それ以外について は耐衝撃性ガラスを使用すること。 ④ 建具(扉)のうち、特に防臭、防音を要求されるものについてはエアタイト型とし、 防音扉においては、内部吸音材充填とし、締付けハンドル等は遮音性能を十分発揮で きるものを選定すること。 ⑤ 建具(扉)のうち、一般連絡用扉にはストップ付ドアチェック(法令抵触部は除外)、 シリンダー本締錠を原則とする。なお、マスターキーシステムとし、詳細は実施設計 時の協議による。機器搬入用扉は開放時に使用する煽り止めを取り付けること。 ⑥ 玄関等主要なドアについては、外枠を含め SUS 製とすること。 ⑦ 建具(扉)のうち、スチールドアは原則としてフラッシュ扉とすること。 ⑧ 建具(扉)のうち、シャッター若しくはオーバースライダーは〔スチール製〕とし、 必要に応じ電動式とすること。ただし、外部に面する部分は〔ステンレス製〕とする こと。 ⑨ 建具(扉)のうち、木製とする場合は、メラミン化粧板等の仕上げとすること。 ⑩ 窓枠は原則としてアルミ製とすること。また、原則としてガラス窓は内外側とも清掃 可能なものとすること。 ⑪ ガラスは十分な強度を有し、台風時の風圧にも耐えるものとすること。 ⑫ 居室のガラスは、結露防止対策としてペアガラスとすること。 ⑬ 扉は、鋼製、アルミ製又は木製とし、玄関ドアは、オートドアとすること。各社使用 目的に応じて材質を決定すること。 ⑭ 建具(扉)は、必要に応じ、室名札等の室名表示を行うこと。 (6) その他 ① 外部に面する建具、屋外に設ける階段・タラップ等は天候によって劣化しない耐候 性の高い材料を使用すること。 ② 建築設備の機器及び配管は、凍結対策に配慮すること。 208 3 仕上計画 1) 外部仕上 (1) 立地条件・周辺環境に配慮した仕上計画とする。違和感のない、清潔感のあるものとし、 敷地全体の統一性を図ること。 (2) 原則として工場棟外壁は〔 〕仕上げ、煙突は〔 〕仕上げとすること。 (3) 外部の仕上げはタイル、石、吹付タイル、金属パネル等を使用し、美観に配慮したデザ インとすること。 (4) 材料は経年変化が尐なく、耐久性・耐候性が高いものとすること。 2) 内部仕上 (1) 各部屋の機能、用途に応じて必要な仕上を行うこと。 (2) 薬品、油脂の取り扱い、水洗等それぞれの作業に応じて必要な仕上計画を採用し、温度、 湿度等環境の状況も十分考慮すること。 (3) 居室部の内部に使用する建材は、揮発性有機化合物(VOC)を含有していないものを使 用すること。 (4) 居室に使用する建材は F☆☆☆☆以上とすること。 (5) 床水洗する場所(プラットホーム等)、水の垂れる部屋、粉じんのある部屋の床は防水 施工とすること。 3) 耐蝕対策 (1) 施設内配置計画にあたっては、風向、風速について考慮すること。 (2) 鋼製くいを使用する場合は必要に応じて、防食処置をすること。 (3) 外部に面する建具、屋外に設ける階段・タラップ等は、耐蝕性の良好な材料を使用する こと。 (4) 屋外設置の機器及び設備の材料は、耐蝕性の良好なものを使用すること。 4) 寒冷季対策 (1) 施設内配置計画にあたっては、特に冬期における風向・風速について考慮すること。 (2) 管理部居室など空調を行う室の外壁等には、必要に応じて断熱材を使用し、防寒、結露 対策を講ずること。 (3) 建築設備の機器および配管は、必要に応じ凍結対策を考慮すること。 209 4 建築仕様 構造、仕上げ等は、別添の建築標準仕上げ表を標準として計画すること。 1) 構造 〔鉄筋コンクリート造及び鉄骨造〕 プラットホーム 外壁 ごみピット 〔 〕 屋根 〔 〕 外壁 ホッパステージ 炉室 排ガス処理室 〔鉄筋コンクリ-ト造又は鉄骨鉄筋コンクリート造〕 屋根 〔 〕 外壁 〔 〕 屋根 〔 〕 外壁 〔 〕 屋根 〔 〕 外壁 〔 〕 屋根 〔 〕 建築外部標準仕上表 項 目 構 プラットホーム 造 屋 鉄骨造 鉄骨 ALC 版の上、弾性 系吹付けタイル コンクリート打放し及 び鉄骨 ALC 版の上、弾 性系吹付けタイル 鉄筋コンクリート造 及び鉄骨造 管理施設上屋 壁 コンクリート打放しま たは鉄骨 ALC 版の上、 弾性系吹付タイル コンクリート打放しの 上、弾性系吹付タイル ごみピット上屋 機械室上屋 外 鉄筋コンクリート造 (腰壁まで) 鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 計量棟 ALC 下地、 弾性系吹付けタイル 根 コンクリート打放しの 上、シート防水、アスフ ァルト防水もしくはカラ ーガルバリウム鋼板 カラーガルバリウム鋼板 (1) 建築面積 〔 〕㎡ (2) 建築延床面積 〔 〕㎡:地下水槽類は除く。 (3) 各階床面積 〔 〕㎡ (4) 軒高 〔 〕m (5) 最高の高さ 〔 〕m 高 機械設備等を考慮して、階高を決めること。 210 考 コンクリート打放しの 上、シート防水、アスフ ァルト防水 カラーガルバリウム鋼板 2) 建屋規模 3) 階 備 カラーガルバリウム鋼板 メイン玄関外部は 石状吹付け等考慮 計量機の屋根を別 途設けること。 4) 室内仕上(「建築外部・内部標準仕上表」を参考に作成のこと) 機械設備は原則として建屋内に収納するものとし、事務室、見学者通路、騒音振動の発生 が予想される室、発熱のある室、床洗の必要な室等は必要に応じて最適な仕上を行うこと。 内部仕上げは下記を標準とする。 建築内部標準仕上表(工場諸室) No. 室 名 床 巾 木 1 ごみピット・灰ピッ ト・その他排水槽等 コンクリート金 ごて コンクリート 打放し補修 2 排水処理室 同上 一部耐薬品塗装 3 受配変電室 防塵塗装 4 発電機室 同上 同上 5 電気室 6 炉室・集じん器室 帯電防止ビニル 床タイル コンクリート金 ごて ビニル巾木 H=60 コンクリート 打放し補修 7 排ガス処理室 同上 8 灰処理設備室 9 壁 天 井 備 考 ごみ貯留目盛・スク リーン・トップライ ト・見学者窓 排水スクリーン、防 水・防臭型マンホー ルル コンクリート 打放し補修 直天 同上 同上 同上 同上 配線ピット 同上 同上 必要のある場合、防 音対策・見学者窓 同上 同上 配線ピット 構造体表し 同上 マシンハッチ・見学 者窓 同上 同上 同上 マシンハッチ 同上 同上 同上 同上 防塵対策等 その他機械諸室 同上 同上 同上 同上 必要に応じて防音、 防塵対策等 10 ホッパステージ 同上 同上 同上 同上 11 プラットホーム 同上 同上 同上 同上 12 プラットホーム監視 室 長尺シート ビニル巾木 H=60 石膏ボード・ビ ニルクロス 化粧石膏 ボード 13 中央制御室 フリーアクセス フロア 下地タイルカー ペット 同上 同上 岩綿吸音 版 14 ごみクレーン操作室 同上 同上 同上 同上 15 作業用通路 長尺シート 同上 同上 同上 コンクリート 打放し補修一 部耐薬品塗装 防塵塗装立上 げ 注)部屋等については一例であり、必要なものについて適正な提案をすること。 211 排水溝・トップライ ト・見学者窓 見学者窓 建築内部標準仕上表(管理諸室) No. 室 名 床 巾 磁気質タイ ル・長尺シート フリーアクセ スフロア下地 タイルカーペ ット 木 壁 天 井 ビニル巾木 H=60 石膏ボード・ビ ニルクロス 岩綿吸音板 上がり框:石 ビニル巾木 H=60 同上 同上 受付カウンター 1 玄関・玄関ホール・ 風除室 2 事務室 3 会議室 長尺シート 同上 同上 同上 4 廊下・見学者ホール 同上 同上 同上 同上 5 更衣室、脱衣室、 下足室 同上 同上 同上 化粧石膏ボー ド 6 医務室 同上 同上 同上 同上 7 倉庫・書庫・ 備蓄用倉庫 長尺シート ビニル巾木 H=60 同上 同上 8 湯沸室 同上 同上 カラーフレキ 同上 9 洗濯・乾燥室 同上 同上 同上 同上 10 便所 同上(土足仕 様:タイル) 同上 同上 同上 11 階段室 長尺シート ビニル巾木 H=60 石膏ボード・ビ ニルクロス・吹 付タイル 階段裏:塗装、 最上階:化粧 石膏ボード 12 多目的室 同上 同上 13 浴室・洗面所、 シャワー室 タイル タイル タイル バスリブ 14 見学者通路 長尺シート ビニル巾木 H=60 石膏ボード・ビ ニルクロス 岩綿吸音版 石膏ボード・ ビニルクロス 岩綿吸音板 注)部屋等については一例であり、必要なものについて適正な提案をすること。 212 備 考 流し台・吊戸棚 トイレブース・大 便器・小便器・手洗 器・鏡 手摺 5) 工場棟内各室の仕様 原則として「部屋計画・建築内部標準仕上表」によるものとする。なお、必要室数が確保 できない場合は、確保できる室名及び仕様を提示すること。 ① 部屋計画(運転管理部分(案)) 室 名 仕様(大きさ) 室 名 仕様(大きさ) 玄関・風除室 要 中央制御室 要 事務・更衣・休憩室 5室 (40 ㎡×3、25 ㎡×2 程度) 電気室 要 脱衣室 2室 倉庫 必要数 湯沸室 必要数 工具室 必要数 洗濯・乾燥室 洗濯機 2 台程度×2 室 予備品・消耗品室 必要数 浴室・洗面所 1.5×2.5m 程度の浴槽と 8 ヵ所程度のシャワー ×2 室 保護具室 必要数 受配変電室 要 危険物貯蔵庫 要 発電機室 要 エアシャワ-室 必要数 非常用発電機室 要 灰処理設備室 要 便所(WC) 必要数 プラットホーム 監視室 要(WC付) ごみピット排水処理室 要 その他機械諸室 必要数 ごみクレーン操作室 要 作業用通路 排ガス処理室 要 渡り廊下 要 (見学者通路との共用可) 要 (既設破砕施設との連絡) 注)部屋等については一例であり、必要なものについて適正な提案をすること。 213 ② 部屋計画(運営管理部分(案)) 室 名 仕様(大きさ) 室 名 仕様(大きさ) 玄関・玄関ホール・ 風除室 来庁用×1 更衣室 150 名分(うち女子 10 名) 玄関 職員用×1 脱衣室 2 室(約 40 ㎡×2) 廊下・見学者ホール 要 浴室・洗面所 エレベータ 2 台(見学者用、職員用) 洗濯・乾燥室 2室 (2×3m 程度の浴槽と 15 カ 所程度のシャワー×2) 洗濯機 10 台程度 男(大)(小) 各階に必要数 湯沸室 必要数 女 各階に必要数 階段室 要 身障者用 見学者が使用する 階に適宜必要 下足室 150 名分 倉庫・書庫 備蓄用倉庫 多目的室 必要数 要 200m2 程度 シャワー室 要(2 ヵ所) 見学者通路 要 便 所 医務室 要 事務室 4 室(250 ㎡×1、100 ㎡×1、 75 ㎡×2) 会議室 3 室(20 名程度×1、 10 名程度×2) 注)部屋等については一例であり、必要なものについて適正な提案をすること。 6) 共通事項 (1) 建物の配置はプラント全体計画に基づき、経済性、安全性、美観、維持管理の容易性を 考慮して計画すること。 (2) 工場棟は、機能上必要な部分は鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造とし、 その他の部分は鉄骨造として計画すること。 (3) 工場棟の鉄骨部分はOP(オイルペイント)仕上げとすること。 (4) 地階部分は地下水の浸透のない構造、仕上げとすること。 (5) 工場棟の屋根は材質、勾配等について、風土・気象条件を考慮すること。 (6) 外壁と屋根の結露防止を考慮すること。 (7) 臭気のある室内に出入りするドアはエアタイト構造とすること。臭気のある室と居室の 間には前室を設けること。 (8) 手摺りの高さは 1.1m 以上とすること。 (9) 屋外に設置される鉄骨の塗装仕様は原則DP(耐光性塗料)仕上げとするが、外部の環 境に応じて決定すること。 5 その他 1) 外部環境に配慮し、建物の外部と内部を熱的に区分し、結露防止及び断熱を考慮すること。 2) 各室のそれぞれの用途、空間に応じ、最適な環境と省エネ効果を保持すること。 3) 断熱、防露に使用する材料は、室内外の環境条件を考慮し最適な材料を選定すること。 4) 断熱、結露防止の施工に際し、最適な構法及び工法を選択すること。 5) 建物内外の凍結について十分考慮すること。 214 第 3 節 土木工事および外構工事 1 土木工事 1) 造成工事 計画予定地は現状渡しとし、各社提案すること。 2) 撤去工事 撤去工事は、本工事を施工するにあたって支障となる既設の施設を撤去すること。 3) 山留・掘削 土工事は、安全で工期が短縮できる合理的な工法を採用すること。残土は、原則としてで きる限り場内利用とすること。 なお、施工に先立ち施工計画書を提出し、発注者の承諾を受けるものとすること。 4) 造成工事(工事範囲に含む場合) (1) 造成面積 〔 〕㎡ (2) 造成レベル 〔 〕m (3) 法面の保護・仕上げ (4) その他 必要に応じて、沈殿池、雤水調整池等を設けること。 2 外構工事 外構施設については、敷地の地形、地質、周辺環境との調和を考慮した合理的な設備とし、 施工及び維持管理の容易さ、経済性等を検討した計画とすること。 1) 構内道路および駐車場 (1) 十分な強度と耐久性を持つ構造及び効率的な動線計画とし、必要箇所に白線、道路標識 を設け、構内の交通安全を図ること。 (2) 構内道路の設計は構内舗装・排水設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部建築課)に よること。 交通量の区分 【N4 交通(旧A交通)】 設計CBR 〔提案による〕以上(施工前に、CBR試験を実施する。) (3) 構内道路は 10t ダンプ及び 4t平ボディ(ロング)が通行できる幅員を確保すること。 (4) 敷地内に下記の駐車場及び駐輪場を計画すること。 普通車(公用車用) 〔 6 台〕 普通車(来庁者用) 〔 台以上(提案による)〕 普通車(身障者対応) 〔 台以上(提案による)〕 パッカー車用 〔 43 台〕 駐輪場(職員用) 〔 150 台〕 駐輪場(来庁者用) 〔 台以上(提案による)〕 (5) 構内道路内に必要な数量の散水栓を設けること。 215 2) 構内排水設備 敷地内に適切な排水設備を設け、位置、寸法、勾配、耐圧に注意し、不等沈下、漏水のな い計画とすること。 3) 植栽芝張工事 「建築物の敷地等における緑化を促進する制度」に基づき、敷地内空地は高木・中木・低 木・芝張り等により、良好な環境の維持に努めること。必要に応じて高木を計画し景観に配 慮し、植栽工事については、各所に散水栓を設置すること。 なお、植栽は現地条件に合致した植生とすること。 4) 構内照明工事 連続運転施設のため、夜間の作業等に支障が発生しないよう場内及び構内道路その他必要 な個所に街灯を設け、常夜灯回路とその他回路に分けて計画すること。 なお、点滅は自動操作及び手動操作を考え、自動操作の場合はタイマ及び自動点滅器によ るものとし、手動操作は中央制御室からとする。 照明は、照度等を考慮して LED 等の省エネルギに優れた機種を提案すること。 5) 門・囲障工事 (1) 門 柱 正面入口に設けること。 門柱には、カメラ付のインタホンを設けること。 (2) 門 扉 各出入口には鋼製扉(カラーアルミまたはステンレス、スチール)を設置すること。 (3) フェンス 敷地の必要な場所に高さ(1.5m)程度の意匠に配慮した頑丈なフェンス(各社提案によ る)を配置すること。なお、既設のフェンスを流用する場合においてはこの限りではない。 (4) その他 施設の銘板及び定礎石を設置すること。 6) その他 (1) 取り付け道路から資材搬入を行う場合は、事前に発注者と協議し仮設工事(安全対策)を 施した後に搬入等の作業を行うこと。 (2) 工事に必要な測量及び地質調査は、受注者の責任において適切に実施すること。 (3) 運行上必要な安全設備を必要箇所に設けること。 216 3 土木工事及び外構工事仕様 1) 地業工事 工法については構造等の諸条件を満たすこと。 (1) 杭打工法 〔 〕工法 杭の工法については、構造等の諸条件を満たすこと。また、騒音・振動に対して考慮す ること。 ① 杭 長 〔 〕m ② 杭材質 〔 〕杭 ③ 杭 〔 〕mm 径 (2) 直接基礎工法 ① 支持地盤深さ GL-〔 〕m 2) 構内道路工事 (1) 構 造 (2) 舗装面積 〔アスファルト〕舗装 〔 〕㎡ (3) 舗装仕様 設計CBR 〔 6 〕以上 舗装厚 〔表層 3 〕cm 〔基層 5 〕cm 路盤厚 〔上層 10〕cm 〔下層 15〕cm 〔特記事項〕 (1) 施工前に、CBR試験を実施して最終仕様を決定すること。必要に応じて凍上抑制層や 路床の安定処理を考慮すること。 3) 駐車場及び駐輪場 (1) 構 造 【 】 (2) 計画台数 普通車(公用車用) 【 6 】台 普通車(来庁者用) 【 】台 普通車(身障者対応) 【 】台 パッカー車用 【 43 駐輪場(職員用) 【 150 】台 駐輪場(来庁者用) 【 】台 〔 〕㎡ (3) 舗装面積 】台 (4) 舗装厚 舗装厚 〔 5 〕cm 路盤厚 〔 15 〕cm 〔特記事項〕 217 (1) 施工前に、CBR試験を実施して最終仕様を決定すること。必要に応じて凍上抑制層や 路床の安定処理を考慮すること。 (2) 職員用駐輪場については、既設敷地内に整備すること(巻末の建設予定地位置図参照)。 なお、駐輪場(バイク、自転車)のうち、自転車(60 台分)は 2 段式駐輪場とし、必要 数を確保すること。 (3) パッカー車用駐車場については、プラットホーム階下等を有効活用して必要面積を確保 すること。駐車予定の車両は下記のとおりとする。なお、必要面積が確保できない場合 は、確保できる面積及び台数を提示すること。 パッカー車(2t) :31 台 パッカー車(3.5t) : 6台 ダンプ(2t) : 2台 リフトダンプ等車両 : 4台 合計 :43 台 4) 構内排水設備工事 (1) 排 水 溝 〔 〕 (2) 排 水 管 〔 〕 (3)付属設備 〔 会所 〕 5) 植栽・芝張工事 (1) 植栽面積 〔 〕㎡ (2) 植栽仕様 ① 地被類 芝の種類〔 〕、面積〔 〕㎡ ② 高 木 樹 種〔 〕、面積〔 〕㎡ ③ 中 木 樹 種〔 〕、面積〔 〕㎡ ④ 低 木 樹 種〔 〕、面積〔 〕㎡ 〔特記事項〕 (1) 樹種については実施設計時に協議・決定するものとすること。 (2) 植栽は現地条件に合致した植生とするものとすること。 (3) 第 1 章 第 1 節 7 3)緑化率を考慮した計画とすること。 (4) 緑化率等については、大阪府の「建築物の敷地等における緑化を促進する制度」を遵守 すること。なお、同制度に基づく太陽光発電パネルによる代替も可とする。 218 6) 門・囲障工事 (1) 門 柱 ① 基 数 【 ② 構 造 〔 ③ 仕 上 〔 ④ 幅高さ 〔 ⑤ 付属品 〔 (2) 門 】基 〕製 〕 〕m×〔 〕m 〕 扉 ① 材 料 〔 ② 幅高さ 〔 ③ 施設銘板 〕 〕m×〔 材質〔 〕m 〕 大きさ〔 × 〕 (3) フェンス ① 材 料 〔 ② 高 さ 〔 〕m ③ 延 長 〔 〕m 〔 1 〕 式 7) 照明工事 〕製 第 4 節 建築機械設備工事 各室の建築機械設備工事は「建築設備一覧表」を参考に計画すること。 1 空気調和設備工事 本設備は、必要な諸室を対象とすること。 1) 温湿度条件は次表に示すとおりとする。 外 気 室 区 分 乾球温度 (℃) 夏 季 39.6 26 冬 季 -7.1 22 湿度 (g/kg(DA)) 内 乾球温度 (℃) 相対湿度 (%) 2) 時間帯 (1) 8 時間ゾーン 室名〔 〕 (2) 24 時間ゾーン 室名〔 〕 3) 熱 源 【電気式もしくは余熱利用】 219 4) 空気調和設備 冷暖房対象室は「建築設備一覧表」を参考として計画すること。なお、冷暖房負荷を下表 に基づき明記すること。 室 名 暖 房 負 荷 (kJ/㎡・h) 暖房(冷房)方式 冷 房 負 荷 (kJ/㎡・h) 2 換気設備工事 本設備は、必要な諸室を対象とする。対象は「建築設備一覧表」を参考として計画すること。 なお、必要に応じて熱交換型換気扇を計画すること。 1) 換気設備仕様 室 名 換 気 方 式 3 給排水衛生設備工事 本設備は、必要な諸室を対象とする。「建築設備一覧表」を参考として計画すること。男女 別及び身障者トイレは必要場所に設置すること。また、できる限りピットを設け、配管等のメ ンテナンスが可能な構造とすること。 1) 給水設備工事 (1) 生活用水は、上水とし、飲料用、洗面用、風呂用等とすること。 (2) 給水量は以下の条件から計算すること。 運転職員 〔 〕L/人・日 事務職員 〔 〕L/人・日 見学者(多目的室利用者) 〔 〕L/人・日(シャワー等) 〔 〕L/㎡・日 プラント給水 ・プラットホーム散水量 ・洗車水量台×〔 〕L/台 220 2) 衛生器具設備工事 (1) 洋式便器は温水洗浄便座、小便器はセンサ付きとし、省水量・省エネルギタイプとする こと。 (2) 便所の手洗いは自動水栓、浴室・洗面所の水栓はサーモスタット付き水栓(シャワー付 き)とすること。 (3) 仕様明細は、建築仕上げ表を作成し、明記すること。 3) 消火設備工事 本設備は消防法規、条例等を遵守し、実施設計に際しては所轄の消防署と協議の上、必要 設備を設置すること。また、防火区画等については、建築基準法に基づくものとすること。 4) 給湯設備工事 本設備は、必要な諸室を対象とする。対象箇所は、「建築設備一覧表」を参考として計画 すること。給湯水栓は混合水栓とし、給湯方式(余熱利用、電気式等)は提案とする。なお、 シャワー室、浴室・洗面所及び便所等については、災害時においても使用可能とすること。 仕様明細は建築仕上げ表に明記すること。 5) 排水設備工事 生活排水設備は、給水量に基づいて適切に計画すること。 4 ガス設備工事 湯沸室等必要な箇所までのガス配管工事を行うこと。 5 エレベータ設備工事 5.1 見学者用エレベータ 特に身障者の昇降が行いやすいように見学者用エレベータを計画すること。 1) 形 式 〔車椅子兼用エレベータ〕 2) 数 量 【 3) 積載重量 【 】kg(【 4) 停 止 階 〔 〕階層 5) 運転方式 〔インバータ全自動〕 6) 警報表示 中央制御室に警報を表示すること。 7) そ の 他 地震感知による自動最寄階停止装置 1 】基 221 】人用) 5.2 職員用エレベータ(人荷用) 1) 形 式 〔 〕 2) 数 量 【 】基 3) 積載重量 【 】kg(【 4) 停 止 階 〔 〕階層 5) 運転方式 〔インバータ全自動〕 6) 警報表示 中央制御室に警報を表示すること。 7) そ の 他 地震感知による自動最寄階停止装置 】人用) 6 エアカーテン設備工事 1) 形 式 〔 〕 2) 数 量 〔 〕箇所 3) 設置場所 〔 〕 7 配管工事 給水給湯、排水、ガス等の配管材質は下記によること。 種 別 区 分 給水管 屋内埋設 給水管 屋内一般 資料名 略 号 規 格 内外面ライニング鋼管 SGP-VD WSP-034 硬質塩化ビニールライニング鋼管 水道用硬質塩化ビニール管 内外面ライニング鋼管 水道用硬質塩化ビニール管 耐熱性塩化ビニールライニング鋼管 耐熱塩化ビニール管 ステンレス鋼管 硬質塩化ビニール管 排水用鋳鉄管 SGP-VB HIVP SGP-VD HIVP K-HVA HTVP SUS VP CIP メカニカル JWWA-K-I16 JIS-K-6742 WSP-034 JIS-K-6742 排水用鋳鉄管 CIP メカニカル HASS-210 硬質塩化ビニール管 亜鉛鍍金鋼管 VP SGP-W JIS-K-6741 JIS-G-3452 屋外排水 硬質塩化ビニール管 遠心力鉄筋コンクリート管(ヒューム管) VU HP JIS-K-6741 JIS-A ー 5303 衛生器具 との接続 排水用鉛管 LP HASS-203 給水管 屋 外 給湯管 (一般) 埋設 その他 汚水管 1 階便所 汚水管 2 階以上便所 雑排水管 及び 通気管 各 階 JWWA-K-140 JIS-K-6741 HASS-210 消火管 地中埋設 外面ライニング鋼管 SGP-VS WSPO41 (JISC-3452) 消火管 屋内一般 配管用炭素鋼管 SGP-W JIS-G-3442 222 8 建物内備品 事務机、椅子、応接セット、ロッカ、カーテン、ブラインド、下駄箱、傘立て、照明器具、棚、 冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、湯沸器、啓発施設用備品等必要な備品 一式 建築設備一覧表(参考) 空調、給排水等設備 事務室 ○ 湯沸室 衛 生 設 備 給 散 水 水 栓 栓 排 給 手 照 洗 水 湯 器 明 コ ン セ ン ト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 浴室・洗面所 ○ ○ ○ 脱衣室 ○ ○ ○ 更衣室 ○ ○ ○ ○ 倉庫・備蓄用倉庫 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 書庫 ○ ○ ○ 下足室 ○ ○ ○ 工具室、保護具室、 予備品・消耗品室、 危険物貯蔵庫 ○ ○ ○ 便所 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 見学者通路 ○ ○ ○ ○ 中央制御室 ごみクレーン操作室 ○ ○ ○ ○ 電気関係諸室 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 廊下・見学者ホール ○ ○ ○ ○ ビ ○ 医務室 その他 話 レ ○ ○ シャワー室 送 テ ○ ○ ○ 電 ○ 会議室 多目的室 放 ○ ○ プラットホーム 通信設備 イ ン タ ー ホ ン ) 玄関・玄関ホール 換 気 設 備 ( 空 気 調 和 設 備 電気設備 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※ 火 災 報 知 器 備考 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 注 1) 火災報知器(感知器を含む)は消防法に準拠した計画とすること。 2) 危険物貯蔵庫は潤滑油、油圧ユニットの油脂類、清缶剤、排水処理用の薬品類等の貯蔵用とす る。 3) 詳細は建設時の打合せによる。 223 第 5 節 建築電気設備工事 本設備はプラント低圧主幹盤から 2 次側以降の各建築電気設備工事とすること。 1 動力設備工事 本設備は建築設備の各種ポンプ、送排風機、空調、給水、排水設備等に含まれる電動機類の電 源設備とすること。 2 照明コンセント設備工事 照明コンセント設備は、作業の安全および作業能率と快適な作業環境の確保を考慮した設計と すること。 1) 非常用照明、誘導灯等は建築基準法、消防法に準拠して設置すること。 2) 照明器具は、用途および周囲条件により、防湿、防雤、防じんタイプを使用すること。な お、破損の危険性がある場所はガードつきとすること。 3) ごみピット・プラットホーム・炉室等の高天井付器具については、保守点検上支障のない よう、必要な箇所には水銀灯及びナトリウム灯にて昇降式を採用すること。 4) 外灯はポール型照明とし、自動点滅式とすること。 5) コンセントは維持管理性を考慮した個数とし、用途及び使用条件に応じて防雤、防爆、防 湿型とすること。また床洗浄を行う部屋については床上 70cm に取り付けること。 3 その他工事 1) 自動火災報知器設備工事 (1) 受 信 盤 〔 〕型、 〔 〕級、〔 (2) 感知器 種類 〔 〕、形式〔 〕 〕面 (3) 配線および機器取付工事(消防法に基づき施工) 〔 1 〕 式 2) 電話設備工事 「建築設備一覧表」を参考に計画すること。 (1) 自動交換器 (2) 電 話 器 型 式 〔電子交換式〕 局 線 〔 型 式 〔プッシュホン〕、〔 〕、 内線〔 〕 〕台 (3) ファクシミリ 〔 (4) 設置位置 建築設備リストに記載すること。 (5) 配管配線工事 〔 (6) 機 〕基 1 〕式 能 必要な箇所から、局線への受発信、内線の個別・一斉呼出、内線の相互通話ができる ものとすること。 224 3) 拡声放送設備工事 (1) 増幅器型式 AM、FMラジオチューナ内蔵型、一般放送・BS、非常放送(消防法上必要な場合) 兼用、BGM放送(CD) 〔 (2) スピーカ 〕w、〔 〕台 トランペット、天井埋込、壁掛け型 〔 (3) マイクロホン 〕個 事務室、中央制御室等に設置 〔 〕型、〔 〕個 (4) 設置位置 建築設備一覧表に記載すること。 4) インターホン設備工事 (1) 型 式 〔相互通話式〕 (2) 設置位置 設置個所 台 数 中央制御室(ごみクレーン操作室) 1 ごみクレーンガータ 1 その他 5) テレビ共聴設備工事 (1) アンテナ VHFアンテナ 〔 1 〕基 UHFアンテナ 〔 1 〕基 衛星放送用BSアンテナ 〔 1 〕基 (2) 設置箇所 〔 〕箇所(建築設備一覧表に記載のこと) 6) 時計設備工事 (1) 形 式 (2) 設置場所 〔 〕 (建築設備一覧表に記載のこと) 7) 避雷設備 (1) 設置基準 建築基準法により高さ 20m を超える建築物を保護すること (2) 仕 様 JIS A 4201 避雷針基準によること (3) 数 量 〔 1 〕式 8) 防犯警備設備工事 防犯上の警備設備の設置が可能なよう電気配管工事(空配管工事)を行うこと。 9) その他 (1) 必要に応じて予備配管を設けること。 225
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