岡本台病院(PDF:421KB)

(別記様式)
平成24年度県民サービス向上のための取組
部 局 名 :
所 属 名 :
電 話 番 号 :
メールアドレス:
保健福祉部
岡本台病院
028-673-2211
[email protected]
わたしたちは、県民満足度向上のため、業務の改善に取り組みます。
《業務名》
患者さんの自立のための支援の援助等を行っております。
《業務の概要》(業務の内容や現状・課題等を記載してください)
心と身体の働きに障害を持った患者さんの主体性と行動を尊重し、能力を最大限に高め、可能な限りの回
復を目指して精神的・身体的・社会的に自立した生活がおくれるよう援助しています。
《県民満足度がより一層向上するための改善のポイント》
該当する項目をチェックしてください(複数回答可)。
□県民の理解度促進(例:よりわかりやすくしたパンフレットの作成等)
□業務のスピードアップ化(例:処理時間の短縮等)
□業務の高度化、業務の拡充(例:県民へのサービスメニューの充実、相談回数の拡充等)
□県民の負担軽減(例:申請書類の簡略化等)
■その他(患者さんの社会復帰の促進 )
《具体的な改善の取組》
① 県民満足度を向上させるために、その対象となる県民は誰を想定したのか?
当病院に入院している患者さん、通院治療を受けている患者さんと家族及びその関係者
② ①で想定した県民の満足度が向上するために改善した具体的内容(改善前と改善後の違いがわ
かるように記載してください)
患者さんの緊張やストレスに対しての軽減・改善を図るものとしてリラクゼーションプログラム、退院準備の
ひとつとして調理プログラムを導入しました。また、デイケアは社会参加を目指している患者さんに就労準
備プログラムを新たに導入し、ハローワークと連携し協力を得ながら取り組みをしました。
③ ②で具体的に改善したことがわかる資料等(下記に資料等の名称を記載するとともに、資料等
を1部添付してください)
【資料等名】 プログラム内容
④ 改善したことでどのような効果がある又は想定されるか?
自立をされる患者さんに対して、より適切な支援を行うことで、「より一層の自分らしい生活」がおくれていま
す。
退院準備プログラムⅠについて
1.目的
入院患者様が退院し、社会復帰するための準備プログラム。
退院後の生活がイメージできるようになる。
退院後の地域社会生活での自立した生活が出来ることを目指す。
2.対象
未確定ながらも今後、退院の可能性が十分に考えられる方。
退院が確定し、ADL・IADL の指導が必要な方。
3.期間
週 1 回、1クール 2 ヶ月(計 8 回)
4.内容
①プログラムの概要説明
②~③セルフモニタリング
④~⑤病状悪化のサイン・ストレス対処
⑥生活モデルの紹介(岡台デイの紹介など)
⑦まとめ、復習
5.プログラムの流れ
①体調の確認
②ウォーミングアップ、復習クイズ
③情報提示
④体験
⑤フィードバック、お茶
⑥宿題
プログラムの概要説明
ポイント「プログラムに対してイメージが持てる」
・ メンバーの顔合わせ
・ 年間スケジュールの確認
・ お茶
自己モニタリング
・ 自分の気持ち、状態を知る
・ 快感情・不快感情とその時の状況
病状悪化のサイン・ストレス対処
ポイント「自分の一番のストレス対処を見つける」
・ どんなことがストレス(嫌なこと、イライラすること)になるのか
・ 対処法を挙げて実際に行い、宿題として入院生活でも引き続き試していただく
生活モデルの紹介(岡台デイの紹介など)
ポイント「退院への動機付け、モチベーションを高める」
・ デイケア利用者に実体験として話をしてもらう
・ 困り事をどんなふうに解決しているのか
・ デイケアに通って良かったこと、楽しかったことなど
今後導入したいこと
「患者様自身が自分の置かれている状況の把握ができるようになる」
・ 入院しているということ=社会との接点が少ないこと。
・ 物の値段やルール等も含めた社会性。
・ 服薬の必要性(薬を飲んでいることも手伝って症状が落ち着いていること)
。
・ 病棟生活では職員に管理されている。生活のスケジュールが整えられている。退院後は自分で枠を
決めて生活しなければいけないということ。
調理プログラムについて
1. 目的
退院後の地域社会生活においてスムーズな自立生活を目標に、入院患者の活動性の向上、共同作業
を促すと共に、最低限の食や調理技術を学ぶ。
2. プログラム内容
実施日時
毎週火曜日 13:00~15:00
場
所
給食棟 調理室
対
象
社会復帰に向けて、医師の指示がある入院患者。
1 回に 1~5 名程度。
内
容
① 患者自身が献立を考案
*病院給食が提供されているので、捕食にならない献立とする。
②
事前ミーティング、調理準備、調理、試食、片付けまでの一連の訓練
を行う。
*退院間近なグループには、実生活に即応した献立、食材購入、調理
までを実施する。
職員の対応
作業療法士が中心に対応するが、内容に応じて病棟看護師、栄養士と連絡
調整や協力依頼を行う。
3 全体の流れ
対象者の選定
① 作業療法処方者の中から、退院後に調理動作が必要となる入院患者を優先的に、作業療法士が選
定。
② カンファレンス等で、担当医師・看護師に危険物の取り扱いと、内科的疾患の有無などを含めて、
プログラムに適した患者であるかを確認。
③ 作業療法士がインテーク面接(ADL や調理動作の経験有無等)実施。
事前ミーティング
グループ毎に、献立の検討と必要な食材の確認。
(基本的に、患者自身が検討するよう促していくが、栄養バランスなども考慮していく)
食材の準備
作業療法士が準備。(将来的には、患者自身が食材の購入することも検討する)
調理の実施
グループ内で調理の役割分担を決め、準備から片付けまでの一連の調理動作を取り組む。
評価
担当医師・看護師等との情報交換
就労準備プログラム
1. 目的
デイケア利用者の中で、リハビリテーションゴールを就労とする利用者が増えてき
いる。しかしながら就職意欲は高いものの、地域の就労支援を中心とした社会資源(ハローワークを
含む)を利用するにはその施設を利用するだけの準備性が整っていない方が多い。このため、それら
の利用者を対象に就職に関する現実的な意識や技術を高めると共に、就労支援機関の情報提供と利用
の仕方、利用者個々の状態に合わせた就職に向けた取り組みを的確に行えるようプログラムを実施す
る。
2. 対象者
デイケア利用者(体験者を除く)である程度症状がコントロールできており、就労意
がある方で、現状では直接就労支援機関を利用することが難しい方。
3. 実施日時
毎週木曜日 午前 10:00~11:30
4.期間
原則 6 ヶ月 1 クールとする。
第 1 期 平成 24 年 4 月~(役付き 4 回×6 ヶ月=24 回)
第 2 期 平成 24 年 10 月~(約月 4 回×6 ヶ月=24 回)予定
5.定員
本人の希望と、スタッフの推薦により利用者を選出。
定員 1 回あたり 5 名程度のクローズドプログラムで実施する。
6.場所
デイケアセンター内 集団療法室
7.内容
① プログラムを受講する前に。
② 自分について・仕事について考え、話し合う。
③ デイケア OB に聞く「就労の楽しいところ・大変なところ、就労するためのコツ等。
④ 仕事に向けた病気や障害との上手なつきあい方。
⑤ 仕事に就く前の考え方。
⑥ 就職活動前の基礎知識。
⑦ 就職活動の現状。
⑧ 履歴書の書き方。
⑨ 面接の練習・電話のかけ方。
⑩ ハローワーク・就労移行支援施設等の見学。
8.プログラム終了後の対応
それぞれ『自分に合っている就労形態』を当プログラムで明確にし、現実的な就労につながるよう
プログラム終了後は個別支援でサポートしていく。該当者は、ハローワークの専門援助部門への登録、
障害者合同面接会に参加する。
就労準備プログラム
スケジュール
月
内容
(3月) インフォメーション
プログラム参加者募集
4月
募集締め切り
選考試験
プログラムを受講する前に(オリエンテーション)
仕事について希望や不安に思っていることを言葉にしてみよう
5月
仕事について様々な方面から自分のことを振り返ってみよう
仕事をしながら病気とのおつきするためのコツ・・・とは
ハローワーク・障害者職業センター・障害者を採用している企業に聞いてみた
いことを話し合う
6月
ジョブガイダンス
仕事の探し方
ハローワークの使い方
求人票の見方
窓口の使い方
ハローワークを利用するまでの準備
利用できるサービス
専門援助部門、障害者職業センターや企業、就労支援 A・B 型の作業所見学
7月
OB の話を聞こう
経験談を聞かせて貰おう
就職に就くためのコツ・仕事を続けていくためのコツ
8月
具体的な技術を学ぼう
面接の方法を学ぼう・模擬面接を受けてみよう
履歴書の書き方を学ぼう・実際に書いてみよう
9月
自分に合った仕事の形とは・・・
様々な就労の目的
何のための仕事?
様々な就労方法
*
ジョブガイダンス:ハローワーク職員に依頼
OB からの話:デイケア修了者や登録を継続しているが就労に就いている利用者に依頼