第991回例会 - 甲府シティロータリークラブ

第991回例会報告 平成25年5月22日 ( 水 )
会長挨拶
幡野 美好
早いもので今年度のこの会場で行う例会も、本日を含め4回
になりました。6月に入ると第一週の日曜日は、愛宕山の清掃、
第3週の日曜日は、よろず相談会と言う事で、予定されています。
先週の理事会で幡野年度最後の理事会が無事終了いたしまし
た。理事の皆様一年間お疲れ様でした。この中で、田中副会長
の推薦者が満場一致で推薦されました。公表もされ本日現在異
議申し立てが有りませんので恐らく来週早々オリエンテーショ
ンの運びになろうかと思います。会員50名になると思います。
年度初めには5人組を作り何としても50名を超えた組織に
して、次年度に引き継ぎたいと考えて進んでまいりました。し
かし、5人組の組織を作らずとも、50の大台に乗せることが
出来ます。出来る予定です。これも会員各位のご協力が有れば
こそと感謝申し上げます。この間にお二人の方が退会してしま
いその方々が在籍されていれば52人、目標は完全にクリアー。
そんなに甘いものではありません。しかし、あと一か月ありま
す。最後まで会員増強に力を注ぎたいと思っています。全会員
の皆様のご協力をお願いいたします。
国際奉仕委員会担当例会
「甲府市新庁舎の工法について」
廣瀬 芳弘
皆さんこんばんは。本日は樋川
委員長より国際奉仕に関わる自社
の仕事についての卓話をして下さ
いと依頼がありましたが、私の会
社と国際奉仕はあまり関連性があ
りません。ですが、折角この場で
何年かぶりにお話しする機会をい
ただきましたので、写真を見てい
ただきながらお話ししたいと思い
ます。
さて、私どもの会社は建設会社でありますが、一般の建設会
社とは若干ではございますが違います。もちろん年に何回かの
新築、リフォームなども行いますが、売り上げの半分は墨出し、
建築測量になります。
皆さんはビルディングが建つ工程をご存知でしょうか。もち
ろん知っている方もいらっしゃるかと思いますが、甲府市新庁
舎の写真がございますのでこちらを使って紹介いたします。遡
ること一昨年前の五月に着工した新庁舎ですが、私どもの会社
もここで墨出し工事を依頼され、無事納品いたしました。
新 庁 舎 は 敷 地 面 積 8729. 10平 方 メ ー ト ル、 延 床 面 積
27927. 61平方メートル、地上10階地下1階、高さ48. 2
メートルで作られました。
① まずはじめに、敷地配置図に従って、私どもで建物の「位
置出し」を行います。
② 次に、「杭芯出し」を行います。この杭は「オールケーシ
ングベノト杭」といって現場で穴を掘ってコンクリートを
流し込む杭です。この杭は、直径280cm、深さは長いと
ころで27メートル掘り下げました。
③ 次に「山留め」と言って、地下工事をするために土が流れ
込まないように建物の周りに鉄製の杭を打ち込みます。
④ 山留めが終わりましたら、地下の掘削に移ります。
⑤ 次に、タワークレーンの建て方です。このクレーンは自立
式で、スライドしながら車体を高いところまで運んでいき
ます。タワークレーンに乗っている人は朝乗ったら一日中
降りてきません。中は冷暖房完備、トイレもあります。
⑥ 建物の基礎の柱の上に免震装置を付けます。この免震装置
で震度7まで防げるそうです。
⑦ 次に、免震装置の上に鉄骨の柱を乗せていき、鉄骨の本体
を組み上げていきます。
⑧ 鉄骨が建ち終えましたら、各フロアの「床工事」に入りま
す。まず、デッキプレートを貼り、その上に鉄筋を配筋し
ます。次にコンクリートを流し込みます。
⑨ 次に、外壁の一部分にプレキャストコンクリートをボルト
で留めます。
⑩ 次に、鉄骨に「耐火被覆」を施します。これによって、万
が一火災になった時でも鉄骨が燃える時間が遅くなります。
⑪ 次に外壁のガラス、パネルなどを取り付けていきます。
⑫ 甲府市役所の現場では、一日延べ500人位作業員がいま
した。宮島市長が激励に来たり、様々な講習があったり、
ヴァンフォーレがJ1に昇格した時などは沿道まで出てい
きパレードに旗を振りました。
⑬ 屋上には太陽光パネルが取りつけられておりますが、これ
を支えている下地は「ブドウ棚」と呼ばれております。こ
の太陽光パネルで約300kW の発電ができるそうです。
⑭ 外側ができてきましたら、内部の仕上げ工事に入ります。
電気設備配管などを行いましたら軽量鉄骨で天井、間仕切
りなどを組んで、その上にボードを貼り付けます。塗装、
器具付けなどをして仕上げます。
荒削りでよくわからなかったと思いますが、このようにし
て一つのビルが完成していくわけです。本日はありがとう
ございました。
「中国、韓国産の帯、着物について」
仙澤 泉
皆さんこんばんは。国際奉仕委
員とは言え、一番国際奉仕とは縁
遠いのではないかと思っている仙
澤でございます。さて、ご存じの
とおり私の職業は着物屋です。着
物はほぼ日本人しか着ません。皆
さんもあまり日常生活ではなじみ
がないかと思います。
我々の業界はもう30年以上も
前から韓国や中国に行ってものづ
今週5/29(水)の例会プログラム
創立記念例会
会員組織・R情報委員会担当例会
くりをしております。それらの国がまだ貧しかったころから円
をあちらへ落としてきておりました。初めの頃は絞の着物など
をまず韓国に持っていきました。大体韓国へ観光に行った日本
人がお土産としてそれらを買ってくることが多かったと思いま
す。染物は染めて開いてみるまで柄はわかりませんから、帰国
してからそれを染め直してくれないかと持ってくるなんてこと
もありました。そのあとには大島紬なども韓国に持ちこんで、
韓国大島として作ったりもしました。やはりあちらは人件費が
安かったです。
帯屋さんとかは、中国の方は手先が器用ですので、比較的昔
からあちらへお願いしていたと思います。当時は現在のよう
に、メールで図案を送ったりできませんでしたから、原画に何
かのミスで汚れや色がついたりした場合は、そのものズバリで
織物が出来上がってくるなんていうことも珍しくなかったよう
です。最近ではプリント技術も発達していますからそういうこ
ともなくなったとは思いますが、大体量販店に並んでいるもの
の9割は中国産であると思ってまず間違いありません。30年
前から比べると、京都の白生地ベースで生産量はほぼ95%減
です。当時は100反あったものが現在は5反しかない、とい
う計算ですから、純国産の着物は帯は私のところに来ていただ
くか、超有名店で探してもらうかのどちらかです。ですから、
我々の業界で生き残っていくためには、本当にいいものを安
く、出していくしかありません。商品はすべて買い取りで、売
れなければその在庫の山を眺めながら「さてどうするか…」と
いうところです。
事実、私たちが実際に京都まで赴いて、地色から中の配色や
ら、すべて指示をして作らせています。そうしなければ、私た
ちが本当に売りたいものはまず出てきません。現状では、老舗
デパートの呉服屋ですら、売り場面積は最盛期の5分の1くら
いです。問屋が商品を貸す、なんてことがもう考えられない状
況です。原価の10倍とかはざらにあります。ですから、リス
クを冒して買い取りをしてやっていかなければ、本当にいいも
のはお客様のところへはお届けできません。これが我々の業界
の現状です。
国際奉仕の観点から、といえば、帯は有名メーカーでも中国
などで作っています。綴れなどは国内に職人さんが居なくなっ
てきつつある状況ですから、一流メーカーさんが向こうで新規
に職人さんを育ててやってもらうしかありません。こうなって
くると、いくら中国産とはいえ、べらぼうに安くなるわけでは
ありません。まして、中国も近年では人件費が上がってきまし
て、量販店が扱うものなども出てきてそのロットが膨大な数に
なりますから、発注する問屋さんも大変です。そういうことを、
我々の業界はやってきたというご紹介をして、私の国際奉仕の
話とさせていただきます。
のダムにはモーターボートが走り、温泉も掘られ多くの観光客
が訪れるようになっております。今年から新しいシャワーもよ
く出るホテル風宿舎も用意しております。また一度みんなで観
光地化した樹林地に行ってみましょう。遠山先生との出会いの
おかげで、中国の沙漠緑化という国際奉仕ができたことを感謝
しております。
さて、その他として小生の妻、悦子の話を少しさせてくださ
い。青少年交換事業というのは、ロータリー事業の中で最もロー
タリーらしいものであると思っております。ロータリアンの子
弟やそうでない青少年も多く欧米をはじめ豪・アジア等世界各
地に送り出し、又迎え入れております。悦子は、そのお手伝い
を小生のロータリーライフ20年少々よりも永い間やっており
ます。これはえらいものだと思います。最近、交換学生として
ブラジルへ行った竹内陽子さんが担当してくれるようになりま
したので、随分助かっており、このままうまく交代できればあ
りがたいことだと思います。
悦子は、甲府一高在学中、依田省吾ガバナーの折、富士吉田
RCのお世話で豪国へ交換学生として行かせていただきまし
た。豪国の真ん中のマウントアイサというボーキサイトなどの
鉱物資源が豊富に産出される街で Mr. Foots という社長の家に
ステイさせてもらい、1年間過ごしました。到着時には地方紙
の一面トップに写真入りで「日本から民間大使が来ました」と
いう旨の記事になりました。また、帰国の際も同じようにクロー
ズアップされましたし、その後に改めて尋ねた際にも親戚の如
く歓迎してくれました。
国際奉仕の点から考えても青少年交換事業は、より一層力を
入れていくべきだと思います。ありがとうございました。
出 席 報 告
5 月 8 日 第 989 回例会
修正出席者数 40 / 49
5 月 2 2 日 第 991 回例会
本日出席 会員数 49 名
出席者数 32 / 49
81.63%
65.31%
秋山、飯田(祥)、飯沼、井上、太田、長田、折 笠、笠井、河村、栗山、
杉山、武田、田中、深澤、三井、吉澤、米山 以上17名
(メークアップ)
5/17 東京立川RC…井上清美
ニコニコ ボックス
「自分を通じての国際奉仕」
後藤 臣彦
甲府シティRCの誕生から20
年を越えました。私のロータリー
ライフも同様です。
創立10周年の際には、私が会
長を務めておりましたので、 会員
の皆様や第1分区の有志の皆様約
30名とともに、 中国内蒙古自治
区・包頭(パオトウ)市から40キ
ロの地点に広がるクブチ沙漠に植
林にいきました。遠山正瑛先生
(当
時96歳)を迎えて、シティのメンバーの協力のおかげで市民会
館芸術ホール700席の会場を850人で埋めた大講演会ができ
ました。小生も「二度と聞けない素晴らしいお話を是非聞きに来
てください!」と未だに使っている少し大きめの名刺を渡しなが
ら来場を訴えたのを思い出します。2年後、先生は98歳でご逝
去なさいましたが、正に二度と聞けない素晴らしいお話でした。
先生が日本人ボランティアと中国の現地の人々、今では包頭
はカシミアの一大産地ですから、中国のカシミアの会社鹿王
(ルーエン)、日本の三越も協力してくれています。
この一年は、日中関係が正常ではありませんので、12回の
植樹計画が5~6回中止となりました。安倍内閣が間もなく歴
史認識を正せば、日中関係はあっという間に元に戻ります。今
や350万本のポプラは、10年で30cm、20年で40cm と
なり、巨大な森が出現しています。遠山先生が夢とした沙漠開
発大学はまだ実現していませんが、長さ2500m、幅200m
■当クラブ
小澤義彦
何かとせわしいですね。
後藤臣彦
本日は少々卓話せよと樋川委員長の命ですので、どうぞ宜敷く
お願いします。
幡野美好、藤巻素純
毎日暑いですね。皆様体調には気をつけて下さい。今日は、国
際奉仕委員会担当例会です。樋川委員長御苦労様です。廣瀬会
員、仙澤会員、後藤パスト会長、卓話よろしくお願いします。
樋川富夫
本日は、国際奉仕委員会担当例会です。よろしくお願いいたし
ます。
廣瀬芳弘
本日、卓話をさせて頂きます。よろしくお願い致します。
保坂ひとみ
何かないですか?って油川さんに聞いたら、別に…。何か?そう
だ!!明日から季節はずれの新入社員が来ます。楽しみです。
宮坂克明
おつまみが切れたようですので出席しました。
諸平秀樹
廣瀬会員、仙澤会員、後藤会員、本日の卓話楽しみにしています。
次週6/2(日)の例会プログラム
ごみを拾って芋煮会
社会奉仕・社会奉仕委員会担当例会