新中期経営計画 - 大阪府タウン管理財団

財団法人大阪府タウン管理財団
■ 現 中期経営計画(平成 19 年度~23 年度)
・ 財団の円滑な運営の確保を図りつつ、事業の見直しを進め、条件の整っ
たものから、順次、民間や地元市へ事業・資産の売却・引継ぎを進め、
事業の縮小を図る。
・ 平成 23 年度以降の早期に(公財)大阪府都市整備推進センターとの
統合をめざす。
背 景
新公益法人制度
への対応
資産処分・引継ぎ
の遅れ
りんくうタウン
の新たな活性化
新中期経営計画の策定
■ 方向性・計画期間
 新公益法人制度への対応については、現在の事業・資産状況では
「公益目的事業比率 50%以上」の条件を満たすことが困難であること
から、当面、一般財団法人への移行を目指す(平成 25 年度期首を目途)
。
 財団のあり方を踏まえ、今後の事業運営に必要な資金を精査した上で、
保有資産のうち約 150 億円を大阪府に寄附する(公益目的支出計画の
実施に係る特定寄附)
。
 (公財)大阪府都市整備推進センターの状況を踏まえ、資産・事業の処分
等を積極的に進め、早期の法人統合に向けて作業を進める。
中期経営計画(案)の概要
取組方針等
◇ 事業実施に当たっては、資産の有効活用や経営の合理化、コスト縮減を図り、安定的経営に努める。
『りんくうタウン地区事業』
・暫定的に実施してきたまちづくり支援
事業については廃止。
・府の「戦略プラン」を踏まえ、りんくう
タウンの活性化に資するにぎわいづくり
事業の実施に取り組む。
『千里・泉北NT地区事業』
・ニュータウンにおける先導的役割は果たした
ことから、民間活力による活性化を念頭
に、売却・譲渡。
・近隣C内オープンスペース等については、ま
ちづくりの主体である地元市等に、順次
引き継ぎ。
『北摂霊園事業等』
・法的に経営主体に制約のある北摂霊園
事業、性格上処分が困難な事業(土地
信託事業)などについては、収支状況
に留意しつつ、当面、適切に事業継続。
● 賃貸・駐車場事業
・ 基本的には民間で実施できる事業であることから、条件が整ったものから、順次、処分・譲渡。
● 近隣センター事業
・ 地元住民の利便施設であることから、地元市に順次、引き継ぎ。
□ 北摂霊園事業
・
経営の安定化を図りつつ、事業継続。
□ 土地信託事業
・
信託期間が平成 42 年6月までの事業
であることから、事業継続。ただし、将来収支の把握に努め、赤字額の
資 産 処分 の進 捗状
況を踏まえ、計画期
間・内容を見直し
縮減等に努める。
◆ にぎわいづくり事業
・
りんくうタウン等の活性化に資するにぎわいづくり事業の実施。
経営の見通し
1 損益予測と正味財産額の推移(試算)
2 財政状況の推移
【H23 年度末見込 BS】
(資産)47,156 百万円
土地 9,033 百万円
建物 5,852 百万円
(負債) 5,896 百万円
(正味)41,260 百万円
3 経営目標
Ⅰ.事業効果目標
※1 資産処分損益は、原則として「H24 年固定資産税評価額-簿価」により算出。
※2 特定寄附は、一般財団法人移行後、公益目的支出計画における支出として大阪府に寄附を行うもの。
【公益目的事業比率の推移(試算)
】
Ⅱ.財務・効率性目標
【H28 年度末 BS】
(資産)30,367 百万円
土地 2,001 百万円
建物 1,124 百万円
(負債) 2,675 百万円
(正味)27,692 百万円
資産売却等により
・土地 約 70 億円
・建物 約 47 億円 減少