健全委第44-1号 耐震設計審査指針の改訂に伴う 東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所 1号機 耐震安全性に係る評価について(案)(概要) 平成22年4月6日 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課 原子力安全・保安部会 耐震・構造設計小委員会の合同 WG 及び構造 WG の検 討結果を踏まえ、耐震設計審査指針の改訂に伴う柏崎刈羽原子力発電所1号 機の耐震安全性についての保安院の評価結果は以下のとおりである。 1.基準地震動 Ss に対する 1 号機の耐震安全上重要な建物・構築物、機器・ 配管系の耐震安全性 1)建物・構築物 ① 耐震安全上重要な建物・構築物として、原子炉建屋、タービン建 屋の機能維持部位、海水機器建屋の機能維持部位、非常用ガス処理 系用排気筒及び屋外重要土木構造物が選定され、基準地震動 Ss に 対する耐震安全性の評価が行われており、妥当なものと判断した。 ② 各建屋及び構築物は、建屋や構築物の構造及び地盤状況等を適切 に反映した地震応答解析モデルを用いて基準地震動 Ss による地震 応答解析を実施し耐震安全性の評価が行われており、妥当なものと 判断した。 ③ 原子炉建屋、タービン建屋の機能維持部位及び海水機器建屋の機 能維持部位については、基準地震動 Ss による耐震壁のせん断ひず みが、耐震壁の機能が保持される限界的なせん断ひずみに余裕をみ て設定されたせん断ひずみの評価基準値内であることなどから、基 準地震動 Ss に対して耐震安全性が確保されるものと判断した。 ④ 非常用ガス処理系用排気筒については、これを支持する換気空調 系用排気筒、鉄塔部及び杭基礎を含め、基準地震動 Ss により各部の 部材に発生する応力が、関係規準に基づく部材の許容値に基づき設 定された評価基準値内であることから、基準地震動 Ss に対して耐 震安全性が確保されるものと判断した。 ⑤ 屋外重要土木構造物については、基準地震動 Ss による地震応答解 析の結果、構造物の層間変形角または各部材断面の曲率及び構造物 1 の側壁等に生じるせん断力の照査値が、限界層間変形角または限界 曲率及びせん断耐力の評価基準値を下回ることから、耐震安全性が 確保されるものと判断した。 ⑥ 新潟県中越沖地震による原子炉建屋の応答解析結果と観測記録の 差異を考慮するため、解析による応答加速度が観測記録と同等にな る補正比率を求めた。この補正比率を基準地震動 Ss に基づく入力地 震動に乗じて地震応答解析が行われ、せん断ひずみは評価基準値以 内であることから耐震安全性評価に影響を与えないことを確認した。 2)機器・配管系 ① 耐震安全上重要な機器・配管系として、S クラス設備及び B、C ク ラス設備のうち S クラス設備に波及的影響を生じさせるおそれのあ る設備が選定され、基準地震動 Ss による地震力に対して構造強度 を有することが求められる機器・配管系と制御棒の挿入性や動的機 能が要求される機器系について耐震安全性の評価が行われており、 妥当なものと判断した。 ② 原子炉圧力容器、原子炉格納容器及び炉内構造物等については、 これら大型機器の構造を反映してモデル化し原子炉建屋と連成した 地震応答解析の結果に基づき各評価部位の構造強度の評価が行われ ており、妥当なものと判断した。その他の設備の機器及び配管系に ついては、原子炉建屋等の地震応答解析、原子炉建屋と連成した大 型機器の地震応答解析の結果得られた床応答スペクトル等に基づき 構造強度の評価が行われており、妥当なものと判断した。 ③ 制御棒挿入性については、燃料集合体をモデル化し原子炉容器及 び原子炉建屋と連成させた地震応答解析結果に基づき評価が行われ ており、妥当なものと判断した。動的機能が要求される機器につい ては、原子炉建屋等の地震応答解析結果または対象機器の地震応答 解析結果に基づき動的機能の評価が行われており、妥当なものと判 断した。 ④ 原子炉容器、原子炉格納容器、炉内構造物及びその他の設備の機 器・配管系については、その評価部位において、地震力及び地震力 と組み合わせる運転状態に応じた荷重により発生する応力が、関連 規準に基づき設定された許容応力等の評価基準値内であることから、 十分な構造強度を有し耐震安全性が確保されるものと判断した。 ⑤ 制御棒挿入性については、基準地震動 Ss による地震応答解析から 得られた燃料集合体の中央部の相対変位が、制御棒の挿入性に係る 2 振動試験結果により規定時間内に制御棒が挿入されることが確認さ れている燃料集合体の中央部の相対変位内であることから、制御棒 の挿入性が確保されるものと判断した。 ⑥ 動的機器については、基準地震動 Ss による地震応答解析の結果、 一部の機器を除き、当該機器に作用する加速度が評価基準値より小 さいこと、当該機器に作用する加速度が評価基準値を上回った一部 の機器については詳細評価を行い機能維持することを確認したこと から、動的機能が維持されるものと判断した。 ⑦ 新潟県中越沖地震による原子炉建屋の応答解析結果と観測記録と の差異を考慮するため、観測記録と解析結果の床応答スペクトルか ら固有周期ごとに補正比率を求めた。基準地震動 Ss による評価結果 にこの補正比率を乗じて発生応力を求め、評価基準値以内であるこ とから耐震安全性評価に影響を与えないことを確認した。 2.地震随伴事象に対する1号機の安全性 ① 地震随伴事象に対する安全性の評価として、敷地には安全上重要 な施設の近傍において地震時に想定しうる崩壊等により施設の安全 機能に重大な影響を及ぼすような斜面はないと考えられることから、 地震随伴事象として津波及び敷地周辺の活断層の活動に伴う敷地の 地盤変動に対する安全性の評価が行われており、妥当なものと判断 した。 ② 津波に対する安全性について、日本海東縁部の新潟∼山形沖を波 源とする津波、敷地周辺の活断層による津波を考慮して敷地の津波 の評価を行った結果、津波による最高水位については、1号機の取 水口前面において東京湾平均海面(以下「T.M.S.L.」という。)+ 3.3m 程度となることに対して原子炉建屋等の安全上重要な施設の設 置レベルは T.M.S.L.+5.0m であること、津波による最低水位につい ては、取水設備の原子炉補機冷却海水ポンプ室において T.M.S.L.-3.8m 程度となることに対して原子炉補機冷却海水ポンプ が海水を支障なく吸い込むことができる最低水位は T.M.S.L.-4.22m であることなどから、想定される津波に対して施設の安全機能が重 大な影響を受けるおそれがないものと判断した。 ③ 敷地周辺の活断層の活動に伴う地盤変動として F-B 断層及び長岡 平野西縁断層帯による地盤変動を想定した結果、1 号機の原子炉建 3 屋及びタービン建屋の最大の傾斜は、それぞれ 1/2500 及び 1/2100 程度であるが、念のために動的解析による相対変位から求まる建屋 傾斜を重ね合わせるとそれぞれの最大傾斜は 1/1400 及び 1/1700 程 度となる。ただし、傾斜を 1/1000 とした場合においても、建屋や機 器・配管に作用する荷重の増加及びその影響は極めて小さく、また、 傾斜による燃料集合体の変形量は加振試験により制御棒が規定時間 内に挿入されることが確認されている燃料集合体の変形量に比べ僅 かであることなどから、耐震安全上重要な建物や機器・配管の機能 が重大な影響を受けるおそれがないものと判断した。 3.基準地震動 Ss に対する 1 号機の耐震安全上重要な建物・構築物の基礎地 盤の支持性能 ① 原子炉建屋及びタービン建屋のそれぞれの基礎地盤には建屋から の荷重や地震動が作用するが、地震応答解析の結果、基礎地盤には 建屋を支持するうえで支障となる連続した要素の破壊は認められな いこと、建屋底面沿いのすべり及び断層沿いのすべりに対するすべ り安全率は評価基準値である 1.5 以上の安全率を有していることな どから、原子炉建屋及びタービン建屋の基礎地盤の支持性能は確保 されるものと判断した。 ② 非常用取水路の基礎地盤の地震応答解析の結果、基礎地盤には構 造物からの荷重や地震動等が作用するが、基礎地盤には非常用取水 路を支持するうえで支障となる連続した要素の破壊は認められない ことなどから、非常用取水路の基礎地盤の支持性能は、確保される ものと判断した。 以上のことから、1号機の耐震安全上重要な建物・構築物、機器・配管系 の耐震安全性は、基準地震動 Ss に対しても確保されるものと判断した。さら に、津波等の地震随伴事象に対して施設の安全機能が重大な影響を受けるお それがなく、また、建物・構築物の基礎地盤の支持性能は確保されるものと 判断した。 4 表-1 耐震安全性の評価対象設備 評価対象設備 種別 建物・ (耐震強化工事概要) 設備名称 クラス S 備考 屋根トラスのうち、サブトラ 原子炉建屋 ス斜材、下面水平ブレース材 構築物 の取換、補剛材の追加 S 排気筒のうち非常用ガス処理系用排気 オイルダンパー(制震装置) 筒 B の設置、柱材の追加 タービン建屋(残留熱除去冷却中間ルー − プ系等の支持機能) C 海水機器建屋(残留熱除去海水系・冷却 中間ループ系等の支持機能) C 取水路(非常用取水路の通水機能) − C 配管ダクト(原子炉補機冷却系及び非常 周辺の埋戻土層について、セ 用ガス処理系の配管支持機能) メント系固化材による地盤改 良 機器 S 原子炉圧力容器 − S 原子炉圧力容器支持構造物 − S 原子炉圧力容器付属構造物 溶接部の補強,ボルトの取替 (原子炉格納容器スタビライ ザ) S 炉内構造物 − S 炉心支持構造物 − S 原子炉本体の基礎 − S 制御棒駆動系 − S ほう酸水注入系 − S 核計測装置 − S 制御盤等 − S 主蒸気系 − S 残留熱除去系 − S 残留熱除去冷却中間ループ系 − S 原子炉隔離時冷却系 − S 高圧炉心スプレイ系 − 5 S 低圧炉心スプレイ系 − S 残留熱除去海水系 − S 原子炉格納容器 S 可燃性ガス濃度制御系 − B 原子炉遮へい壁 − S 非常用ガス処理系 − S 放射線管理用計測装置 − S 換気設備(中央制御室) − B 燃料交換機 補強板取付(上部シヤラグ) ガイドプレートの設置、トロ リ脱線防止金具の追加設置等 B 原子炉建屋クレーン※1 脱線防止ラグの形状変更 トロリストッパの設置 S 使用済燃料貯蔵設備 − S 非常用ディーゼル発電設備 − S 非常用補機冷却中間ループ系 − S 高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設 − 備 S 高圧炉心スプレイディーゼル冷却中間 − ループ系 配管 S 高圧炉心スプレイディーゼル海水系 − S 蓄電池及び充電器 − S バイタル交流電源設備 − S 主蒸気系 サポート追設、強化 S 原子炉冷却材再循環系 サポート追設、強化 S 給水系 S 原子炉冷却材浄化系 サポート追設、強化 S 放射性ドレン移送系 サポート追設、強化 S 制御棒駆動系 S ほう酸水注入系 S 残留熱除去系 − S 原子炉隔離時冷却系 − S 高圧炉心スプレイ系 − S 低圧炉心スプレイ系 − S 燃料プール冷却浄化系 − S 非常用ガス処理系 − − サポート追設、強化 サポート追設、強化 6 S 可燃性ガス濃度制御系 サポート追設、強化 S 不活性ガス系 サポート追設、強化 S 非常用補機冷却中間ループ系 サポート追設、強化 S 残留熱除去冷却中間ループ系 − S 高圧炉心スプレイディーゼル海水系 − 高圧炉心スプレイディーゼル冷却中間 − S ループ系 S 原子炉補機冷却中間ループ系 S 残留熱除去海水系 − S 主蒸気隔離弁漏えい抑制系 − S 補給水系 − *1:基準地震動 Ss による原子炉建屋クレーンの落下に対する評価 7 T.M.S.L. 36.0m T.M.S.L. 24.5m T.M.S.L. 18.0m ( RF) ( C RF ) ( 3 F) T.M.S.L. 12.8m ( 2 F) T.M.S.L. 5.3m ( 1 F) T.M.S.L. -2.7m ( B1 F ) T.M.S.L. -9.7m ( B2 F ) T.M.S.L. -16.1m ( B3 F ) T.M.S.L. -25.1m ( B4 F ) T.M.S.L. -32.5m ( B5 F ) T.M.S.L. -40.0m NS 方向断面 (単位:m) T.M.S.L. 36.0m ( RF) T.M.S.L. 24.5m ( C RF ) T.M.S.L. 18.0m ( 3 F) T.M.S.L. 12.8m ( 2 F) T.M.S.L. 5.3m ( 1 F) T.M.S.L. -2.7m ( B1 F ) T.M.S.L. -9.7m ( B2 F ) T.M.S.L. -16.1m ( B3 F ) T.M.S.L. -25.1m ( B4 F ) T.M.S.L. -32.5m ( B5 F ) T.M.S.L. -40.0m EW 方向断面 図-1.1 (単位:m) 原子炉建屋の模式図 8 1 T.M.S.L. 36.0m 2 T.M.S.L. 24.5m 3 T.M.S.L. 18.0m 4 T.M.S.L. 12.8m 5 T.M.S.L. 5.3m 6 T.M.S.L. -2.7m 7 T.M.S.L. -9.7m 8 T.M.S.L. -16.1m K2 9 T.M.S.L. -25.1m K1 K4 10 K3 K6 11 外壁 T.M.S.L. -32.5m T.M.S.L. -40.0m K5 K8 K7 地盤ばね 図−1.2 地震応答解析モデル(NS方向及びEW方向) 9 トラス端部の回転拘束ばね 6.95m Kθ 6.9m 6.9m T.M.S.L. 36.0m 1 12 2 外壁 13 14 屋根トラス T.M.S.L. 24.5m 3 T.M.S.L. 18.0m 4 T.M.S.L. 12.8m 5 T.M.S.L. 5.3m 6 T.M.S.L. -2.7m 7 T.M.S.L. -9.7m 8 T.M.S.L. -16.1m 9 T.M.S.L. -25.1m 10 T.M.S.L. -32.5m 11 地盤ばね T.M.S.L. -40.0m K1 図−1.3 地震応答解析モデル(鉛直方向) 10 (単位:m) NS 方向断面図 (単位:m) EW 方向断面図 図−2.1 タービン建屋の概略断面図 11 図−2.2 地震応答解析モデルの概念図(NS 方向) 12 図−2.3 地震応答解析モデルの概念図(EW 方向) 13 [屋根トラス部] 1 1 1 10 1 11 2 12 3 13 T.M.S.L. 27.8m 4 101 T.M.S.L. 18.3m 2 [建屋部] 102 T.M.S.L. 11.7m 3 103 [TGペデスタル] T.M.S.L. 5.3m 6 4 106 104 T.M.S.L. −4.5m 7 5 107 105 T.M.S.L. −16.7m 8 108 T.M.S.L. −20.2m 9 図−2.4 地震応答解析モデル(鉛直方向) 14 HX1 HX8 HXA PN HXE HXI T.M.S.L. GL 1.2 5.3 1.2 T.M.S.L. -3.8 2.0 2.0 T.M.S.L.-12.2 T.M.S.L.-14.7 7.0 7.0 7.0 8.0 7.0 7.0 7.0 50.0 HX1 HX2 HX3 HX4 HX5 HX6 HX7 HX8 (単位:m) NS 方向断面図 HX1 HX4 HX8 HXA PN T.M.S.L. 14.0 HXI T.M.S.L. 5.3 GL T.M.S.L. 6.8 T.M.S.L. 2.4 1.2 1.2 1.2 1.2 T.M.S.L. -3.8 2.0 1.2 1.2 1.8 T.M.S.L.-12.2 T.M.S.L.-14.7 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 7.0 7.0 50.0 HXI HXH HXG HXF HXE HXD EW 方向断面図 図−3.1 HXC HXB (単位:m) 海水機器建屋の概略断面図 15 HXA 1 2 3 4 5 モデル図(NS 方向) 図−3.2 地震応答解析 1 2 3 4 5 モデル図(EW 方向) 図−3.3 地震応答解析 16 2.075m 2.0m T.M.S.L 1 14.0m (トラス芯 14.0m) 2 5.3m -3.8m -12.2m -14.7m 6 7 3.0m 8 3 4 5 K1 モデル図(鉛直方向) 図−3.4 地震応答解析 17 表-2.1 基準地震動 Ss による原子炉建屋のせん断ひずみ (耐震壁) NS 方向 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 CRF 0.14 0.06 0.06 0.04 0.05 3F 0.14 0.07 0.07 0.04 0.05 2F 0.09 0.05 0.05 0.03 0.03 1F 0.16 0.10 0.09 0.05 0.06 B1F 0.35 0.14 0.13 0.06 0.08 B2F 0.32 0.13 0.13 0.06 0.08 B3F 0.32 0.13 0.13 0.06 0.08 B4F 0.33 0.13 0.13 0.06 0.09 B5F 0.50 0.14 0.13 0.07 0.11 (×10-3) 評価 基準値 2.0以下 EW方向 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 CRF 0.10 0.11 0.05 0.04 0.04 3F 0.14 0.16 0.07 0.05 0.06 2F 0.10 0.11 0.06 0.04 0.05 1F 0.17 0.25 0.10 0.08 0.08 B1F 0.30 0.46 0.13 0.10 0.10 B2F 0.31 0.43 0.13 0.10 0.10 B3F 0.35 0.45 0.13 0.11 0.10 B4F 0.38 0.42 0.13 0.11 0.10 B5F 0.51 0.27 0.13 0.13 0.11 18 (×10-3) 評価 基準値 2.0以下 表-2.2 基準地震動Ssによる原子炉建屋のせん断応力 (耐震壁) NS方向 (N/mm2) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 CRF 1.66 0.74 0.67 0.43 0.56 3F 1.67 0.86 0.81 0.48 0.60 2F 1.04 0.59 0.57 0.31 0.37 1F 1.88 1.14 1.12 0.58 0.68 B1F 2.56 1.64 1.61 0.75 0.94 B2F 2.51 1.57 1.55 0.69 0.96 B3F 2.50 1.56 1.53 0.67 0.99 B4F 2.53 1.59 1.53 0.67 1.05 B5F 2.98 1.67 1.57 0.82 1.28 EW方向 (N/mm2) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 CRF 1.24 1.38 0.54 0.45 0.51 3F 1.68 1.94 0.83 0.62 0.73 2F 1.23 1.33 0.67 0.50 0.56 1F 2.06 2.31 1.22 0.91 0.99 B1F 2.45 2.81 1.55 1.18 1.21 B2F 2.48 2.77 1.53 1.21 1.19 B3F 2.58 2.82 1.56 1.27 1.21 B4F 2.67 2.76 1.62 1.37 1.26 B5F 2.99 2.40 1.58 1.56 1.32 19 表-3.1 基準地震動Ssによるタービン建屋のせん断ひずみ (機能維持部位の耐震壁) NS方向 (×10-3) a軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 評価基準値 B2F 0.21 0.11 0.10 0.06 0.07 2.0以下 EW方向 (×10-3) a軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 評価基準値 B2F 0.19 0.23 0.10 0.07 0.08 2.0以下 (×10-3) b軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 評価基準値 B2F 0.22 0.34 0.13 0.10 0.11 2.0以下 (×10-3) f軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 評価基準値 B2F 0.18 0.21 0.10 0.07 0.08 2.0以下 20 表-3.2 基準地震動Ssによるタービン建屋のせん断応力 (機能維持部位の耐震壁) NS方向 (N/mm2) a軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B2F 2.51 1.32 1.24 0.69 0.80 EW方向 (N/mm2) a軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B2F 2.34 2.64 1.26 0.88 0.99 (N/mm2) b軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B2F 2.68 2.94 1.59 1.16 1.39 (N/mm2) f軸 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B2F 2.13 2.57 1.16 0.86 0.95 21 表-4.1 基準地震動Ssによる海水機器建屋のせん断ひずみ (機能維持部位の耐震壁) NS方向 (×10-3) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B1F 0.04 0.03 0.02 0.02 0.02 B2F 0.08 0.05 0.04 0.03 0.03 評価基準値 2.0以下 EW方向 (×10-3) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B1F 0.09 0.12 0.05 0.04 0.04 B2F 0.12 0.17 0.07 0.06 0.06 22 評価基準値 2.0以下 表-4.2 基準地震動Ssによる海水機器建屋のせん断応力 (機能維持部位の耐震壁) (NS方向) (N/mm2) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B1F 0.51 0.31 0.27 0.22 0.19 B2F 0.95 0.59 0.51 0.38 0.35 (EW方向) (N/mm2) 階 Ss-1 Ss-2 Ss-3 Ss-4 Ss-5 B1F 1.04 1.49 0.55 0.51 0.46 B2F 1.48 2.08 0.80 0.73 0.69 23 ベント 頂部スプレイノズル 予備ノズル 圧力容器上蓋 スタッド ナット 案内棒ブラケット 蒸気乾燥器 フランジ 漏れ検出用タップ 燃料交換ベロー 蒸気出口ノズル 計測用ノズル 気水分離器 スタビライザブラケット 給水入口ノズル 炉心スプレイノズル 炉心スプレイノズル シュラウドヘッド 低圧注水ノズル 上部炉心支持格子板 炉心シュラウド 原子炉圧力容器 下部炉心支持板 ジェットポンプ 再循環水入口ノズル 燃料集合体 炉内核計装案内管 ジェットポンプ計測 用ノズル 再循環水出口ノズル 制御棒案内管 バッフルプレート シュラウド支持脚 差圧検出及び ほう酸水注入ノズル 制御棒駆動機構ハウ ジング 圧力容器支持スカート 炉内核計装ハウジング 図−4 原子炉圧力容器の模式図 24 原子炉建屋 原子炉格納容器 原子炉圧力容器 原子炉遮 へい壁 炉内構造物 原子炉本体基礎 ※原子炉建屋,地盤ばねを除き,NS 方向及び EW 方向共通 図−5.1 炉内構造物水平方向解析モデル 原子炉建屋 屋根トラス 原子炉格納容器 原子炉圧力容器 原子炉遮 へい壁 炉内構造物 鉛直方向 原子炉本体基礎 図-5.2 原子炉建屋と大型機器を連成させた地震応答解析モデル 25 表-5 評価対象設備 構造強度評価結果(1/11) 評価 部位 RPV円筒胴 胴板 制御棒貫通孔 下鏡 リガメント 下部鏡板 下部 鏡板 原子炉圧力容器 原子炉本体 再循環水出口ノズル (N1) セーフ エンド 主蒸気ノズル(N3) セーフ エンド 給水ノズル(N4) セーフ エンド 低圧注水ノズル(N6) セーフ エンド ブラケット類 原子炉圧力容器 支持構造物 支持スカート ドライヤ支持 ブラケット 応力 分類 一次 一般膜 応力 一次 一般膜 応力 一次 一般膜 応力 一次 一般膜 応力 一次 一般膜 応力 一次膜+ 一次曲げ 応力 一次 一般膜 応力 一次膜+ 一次曲げ 応力 MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 184 326 B2 146 320 B2 142 320 B2 88 280 B1 111 292 B1 197 391 B1 102 292 B1 263 420 B2 発生値 原子炉圧力容器 付属構造物 スカート 座屈 0.21 1 B2 原子炉圧力容器 基礎ボルト 基礎 ボルト 引張 応力 63 499 B2 原子炉圧力容器 スタビライザ ガセット 曲げ 応力 216 274 B2 原子炉格納容器 スタビライザ トラスビーム ボルト 引張 応力 654 773 B2 制御棒駆動機構 ハウジング支持金具 レストレイント ビーム せん断 応力 77 139 B2 差圧検出・ほう酸水 注入配管 下部 外管 一次 一般膜 応力 43 228 B2 26 備考 座屈に対する評価 式による。発生値 は評価基準値に対 する比率で示す。 ※3 表-5 評価対象設備 蒸気乾燥器 構造強度評価結果(2/11) 評価 部位 応力 分類 アースクェーク ブロック せん断 応力 シュラウドヘッド シュラウド ヘッド 気水分離器 気水分離器 下端 炉内構造物 給水スパージャ ティー 低圧及び高圧炉心 スプレイスパージャ ヘッダ 分岐管 低圧及び高圧炉心 スプレイ系配管 (原子炉圧力容器内部) パイプ 原子炉本体 残留熱除去系配管 (原子炉圧力容器内部) スリーブ ジェットポンプ ライザー 中央部 中性子束モニタ案内管 溶接部 炉心シュラウド 下部胴 シュラウドサポート レグ 炉心支持構造物 上部格子板 ビーム 炉心支持板 支持板 制御棒案内管 中央部 燃料支持金具 中央燃料 支持金具 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次 一般膜 応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次 一般膜 応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次膜+ 一次曲げ 応力 一次 一般膜 応力 軸圧縮 応力 原子炉本体の 基礎 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次 一般膜 応力 一次 一般膜 応力 MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 49 91 B2 286 343 B2 102 137 B2 11 148 B1 70 223 B1 29 223 B2 14 343 B1 154 277 B1 131 139 B2 106 148 B2 170 229 B2 99 343 B2 80 256 B2 32 148 B2 26 248 B2 発生値 円筒部 円筒部 組合せ 応力 189 325 B2 アンカボルト アンカ ボルト 引抜力 3936 6035 B2 27 備考 単位:kN/6.7° 表-5 構造強度評価結果(3/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 曲げ 応力 96 250 A2 基礎 ボルト せん断 応力 29 159 A2 ほう酸水注入系 貯蔵タンク 基礎 ボルト 引張 応力 62 207 B2 起動領域モニタ ドライチューブ ドライ チューブ 211 427 B2 局部出力領域モニタ 検出器集合体 カバー チューブ 185 254 B2 評価 部位 応力 分類 フレーム ほう酸水注入系 ポンプ 評価対象設備 制御棒 駆動系 水圧制御ユニット ほう酸水 注入系 核計測装置 計測制御系統設備 一次一般 膜+一次 曲げ応力 一次一般 膜+一次 曲げ応力 発生値 締付 ボルト 引張 応力 16 207 A2 直立型制御盤 締付 ボルト 引張 応力 36 207 A2 原子炉系 A 計装ラック 締付 ボルト 引張 応力 13 207 A2 盤 ベンチ形制御盤 28 備考 表-5 構造強度評価結果(4/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 せん断 応力 68 117 A2 基礎 ボルト 引張 応力 151 202 B2 残留熱除去系 ポンプ モータペデスタル 取付ボルト 引張 応力 38 444 B2 残留熱除去系 ストレーナ アウター ジャケット 一次一般 膜+一次 曲げ応力 26 365 B2 残留熱除去冷却 中間ループポンプ 基礎 ボルト せん断 応力 14 159 A2 残留熱除去冷却 中間ループ系熱交換器 基礎 ボルト 引張 応力 108 156 B2 原子炉隔離時冷却系 ポンプ 基礎 ボルト せん断 応力 63 155 A2 原子炉隔離時冷却系 ポンプ駆動用蒸気 タービン タービン 取付ボルト 引張 応力 146 444 A2 高圧炉心スプレイ系 ポンプ モータ取付 ボルト 引張 応力 64 455 B2 高圧炉心スプレイ系 ストレーナ アウター ジャケット 一次一般 膜+一次 曲げ応力 20 365 B2 低圧炉心スプレイ系 ポンプ モータペデスタル 取付ボルト 引張 応力 44 444 B2 低圧炉心スプレイ系 ストレーナ アウター ジャケット 一次一般 膜+一次 曲げ応力 20 365 B2 残留熱除去海水 ポンプ 電動機取付 ボルト 引張 応力 21 475 B2 残留熱除去海水系 ストレーナ 基礎ボルト せん断 応力 129 366 A2 評価 部位 応力 分類 主蒸気逃がし安全弁用 アキュムレータ ボルト 残留熱除去系 熱交換器 評価対象設備 主蒸気系 残留熱除去系 残留熱除去冷却 中間ループ系 原子炉隔離時 冷却系 原子炉冷却系統設備 高圧炉心 スプレイ系 低圧炉心 スプレイ系 残留熱除去 海水系 29 発生値 備考 表-5 構造強度評価結果(5/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 207 253 A1 事故時荷重との 組合せ※2 1 B2 座屈に対する評価 式による。発生値 は評価基準値に対 する比率で示す。 246 306 B2 ※3 組合せ 応力 161 306 B2 X-5 一次一般 膜応力 33 221 B2 X-105A 一次一般 膜応力 34 221 B2 ダイヤフラムフロア 鉄筋コンクリート スラブ 必要 鉄筋量 2735 4280 B2 サプレッションチェンバ スプレイ管 サプレッション チェンバ スプレイヘッダ 一次応力 138 288 B2 ベント管 ベント管 一次応力 31 360 B2 可燃性ガス濃度制御系 再結合装置 基礎 ボルト せん断 応力 109 155 A2 可燃性ガス濃度制御系 再結合装置ブロワ ブレース 圧縮 応力 36 187 A2 発生値 評価 部位 応力 分類 格納容器胴 下部円すい 胴部 一次 一般膜 応力 サプレッションチェンバ サプレッション チェンバ基部 座屈 0.47 上部シヤラグ 内側フィメイル シヤラグ 組合せ 応力 下部シヤラグ ダイヤフラムフロア ビームシート 取付部 原子炉格納容器 配管貫通部 原子炉格納容器 電気配線貫通部 評価対象設備 原子炉格納容器 原子炉格納施設 可燃性ガス濃度 制御系 30 備考 単位:mm2/m 表-5 構造強度評価結果(6/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 組合せ 応力 137 235 B2 基礎 ボルト せん断 応力 131 156 A2 非常用ガス処理系 冷却送風機 基礎 ボルト せん断 応力 44 156 A2 非常用ガス処理系 前置ガス処理装置 スライド ボルト せん断 応力 318 342 B2 非常用ガス処理系 後置ガス処理装置 スライド ボルト せん断 応力 234 342 B2 燃料取替エリア 排気放射線モニタ 検出器 取付 ボルト 引張 応力 11 207 A2 C/A 送風機 基礎ボルト 引張 応力 186 207 A2 C/A 排風機 基礎ボルト 引張 応力 17 207 A2 C/A 再循環送風機 基礎ボルト 引張 応力 155 200 A2 C/A 再循環 空気浄化装置 基礎ボルト せん断 応力 122 159 A2 構造物 フレーム 組合せ 応力 276 (275.6) 276 (276.2) B2 ※3 弾性設計用地震動 Sd による浮き上が り量評価 単位:mm ※3 評価 部位 応力 分類 開口集中部 非常用ガス処理系 排風機 評価対象設備 遮へ い装 原子炉遮へい壁 非常用ガス処理系 放射線管理用 計測装置 放射線管理設備 換気設備 燃料設備 燃料取扱装置 燃料交換機 発生値 使用済燃料 貯蔵設備 原子炉複合建屋 原子炉棟クレーン トロリ浮き 上がり量 − 176 460 B2 使用済燃料貯蔵ラック ラック本体 組合せ 応力 125 205 B2 制御棒・破損燃料 貯蔵ラック ラック本体 組合せ 応力 106 108 B2 31 備考 表-5 構造強度評価結果(7/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 引張 応力 148 289 A2 胴板 一次 一般膜 応力 91 332 B2 基礎 ボルト 引張 応力 40 190 B2 軸受台取付 ボルト 引張 応力 42 205 A2 非常用補機冷却 中間ループ系熱交換器 基礎 ボルト 引張 応力 110 195 B2 非常用補機冷却 中間ループポンプ 基礎 ボルト 引張 応力 17 207 A2 ディーゼル機関 基礎 ボルト 引張 応力 139 289 A2 胴板 一次 一般膜 応力 91 332 B2 燃料ディタンク 基礎 ボルト 引張 応力 24 190 B2 ディーゼル発電機 基礎 ボルト せん断 応力 46 225 A2 評価対象設備 非常用ディーゼル発電設備 ディーゼル機関 空気だめ 燃料ディタンク ディーゼル発電機 非常用補機冷却 中間ループ系 附帯設備 高圧炉心スプレイ系 ディーゼル発電設備 空気だめ 評価 部位 応力 分類 基礎 ボルト 32 発生値 備考 表-5 構造強度評価結果(8/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 引張 応力 116 207 B2 電動機 取付 ボルト 引張 応力 17 207 A2 高圧炉心スプレイ ディーゼル海水 ポンプ 基礎 ボルト 引張 応力 19 153 B2 高圧炉心スプレイ ディーゼル海水系 ストレーナ 基礎 ボルト せん断 応力 50 366 A2 蓄電池 締付 ボルト せん断 応力 39 159 A2 充電器 締付 ボルト 引張 応力 61 207 A2 バイタル交流 電源設備 締付 ボルト せん断 応力 15 159 A2 評価 部位 応力 分類 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループ系熱交換 器 基礎 ボルト 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループ系ポンプ 評価対象設備 高圧炉心スプレイディーゼ ル冷却中間ループ系 高圧炉心スプレイ ディーゼル海水系 附帯設備 蓄電池および 充電器 バイタル交流 電源設備 33 発生値 備考 表-5 構造強度評価結果(9/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 一次 応力 277 375 B2 ※3 サポート スナッバ 反力 134 224 B2 単位:kN ※3 原子炉冷却材再循環系 配管本体 配管本体 一次 応力 231 375 B2 ※3 原子炉冷却材再循環系 配管サポート サポート スナッバ 反力 414 490 B2 単位:kN ※3 給水系 配管本体 配管本体 一次 応力 193 375 B2 給水系 配管サポート サポート スナッバ 反力 199 224 B2 単位:kN 原子炉冷却材浄化系 配管本体 配管本体 一次 応力 245 366 B2 ※3 原子炉冷却材浄化系 配管サポート サポート スナッバ 反力 7 15 B2 単位:kN ※3 放射性ドレン移送系 配管本体 配管本体 一次 応力 97 371 B2 ※3 放射性ドレン移送系 配管サポート サポート スナッバ 反力 7 21 B2 単位:kN ※3 制御棒駆動系 配管本体 配管本体 一次 応力 121 413 B2 制御棒駆動系 配管サポート サポート 一次 応力 150 234 B2 ほう酸水注入系 配管本体 配管本体 一次 応力 187 282 B2 ※3 ほう酸水注入系 配管サポート サポート スナッバ 反力 3 18 B2 単位:kN ※3 残留熱除去系 配管本体 配管本体 一次 応力 128 366 B2 残留熱除去系 配管サポート サポート スナッバ 反力 44 67 B2 評価 部位 応力 分類 主蒸気系 配管本体 配管本体 主蒸気系 配管サポート 評価対象設備 主蒸気系 原子炉冷却材 再循環系 給水系 原子炉冷却材 浄化系 配管 放射性ドレン 移送系 制御棒駆動 系 ほう酸水注 入系 残留熱除去系 34 発生値 備考 表-5 構造強度評価結果(10/11) MPa 評価 基準値 MPa 評価 方法 ※1 一次 応力 245 366 B2 サポート スナッバ 反力 54 67 B2 高圧炉心スプレイ系 配管本体 配管本体 一次 応力 121 411 B2 高圧炉心スプレイ系 配管サポート サポート スナッバ 反力 87 129 B2 低圧炉心スプレイ系 配管本体 配管本体 一次 応力 137 366 B2 低圧炉心スプレイ系 配管サポート サポート スナッバ 反力 74 129 B2 燃料プール冷却浄化系 配管本体 配管本体 一次 応力 109 413 B2 燃料プール冷却浄化系 配管サポート サポート 組合せ 応力 65 245 B2 非常用ガス処理系 配管本体 配管本体 一次 応力 92 335 B2 ※3 非常用ガス処理系 配管サポート サポート 組合せ 応力 40 245 B2 ※3 可燃性ガス濃度制御系 配管本体 配管本体 一次 応力 34 363 B2 ※3 可燃性ガス濃度制御系 配管サポート サポート スナッバ 反力 7 16 B2 単位:kN ※3 不活性ガス系 配管本体 配管本体 一次 応力 188 335 B2 ※3 不活性ガス系 配管サポート サポート スナッバ 反力 110 164 B2 単位:kN ※3 非常用補機冷却 中間ループ系 配管本体 配管本体 一次 応力 124 366 B2 ※3 非常用補機冷却 中間ループ系 配管サポート サポート スナッバ 反力 111 182 B2 単位:kN ※3 評価 部位 応力 分類 原子炉隔離時冷却系 配管本体 配管本体 原子炉隔離時冷却系 配管サポート 評価対象設備 原子炉隔離時 冷却系 高圧炉心 スプレイ系 低圧炉心 スプレイ系 燃料プール 冷却浄化系 非常用ガス 処理系 配管 可燃性ガス濃度 制御系 不活性ガス 系 非常用補機冷却 中間ループ系 35 発生値 備考 単位:kN 単位:kN 単位:kN 表-5 構造強度評価結果(11/11) 発生値 評価 基準値 MPa MPa 評価 方法 ※1 一次 応力 232 344 B2 サポート スナッバ 反力 118 224 B2 高圧炉心スプレイディーゼル 海水系 配管本体 配管本体 一次 応力 64 368 B2 高圧炉心スプレイディーゼル 海水系 配管サポート サポート 組合せ 応力 24 245 B2 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループ系 配管本体 配管本体 一次 応力 102 366 B2 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループ系 配管サポート サポート 組合せ 応力 68 135 B2 原子炉補機冷却 中間ループ系 配管本体 配管本体 一次 応力 102 319 B2 原子炉補機冷却 中間ループ系 配管サポート サポート スナッバ 反力 19 53 B2 残留熱除去海水系 配管本体 配管本体 一次 応力 58 354 B2 残留熱除去海水系 配管サポート サポート スナッバ 反力 33 169 B2 主蒸気隔離弁 漏えい抑制系 配管本体 配管本体 一次 応力 195 375 B2 主蒸気隔離弁 漏えい抑制系 配管サポート サポート スナッバ 反力 2 21 B2 補給水系 配管本体 配管本体 一次 応力 64 321 B2 補給水系 配管サポート サポート 組合せ 応力 105 245 B2 評価 部位 応力 分類 残留熱除去冷却 中間ループ系 配管本体 配管本体 残留熱除去冷却 中間ループ系 配管サポート 評価対象設備 詳細 評価 残留熱除去冷却 中間ループ系 単位:kN 高圧炉心スプレイ ディーゼル海水系 高圧炉心スプレイ ディーゼル冷却 中間ループ系 原子炉補機冷却 中間ループ系 配管 単位:kN 残留熱除 去 海水系 単位:kN 主蒸気隔離弁 漏えい抑制系 単位:kN 補給水系 ※1 「評価方法」の欄に記載されている[A1],[A2],[B1],[B2]の凡例は,以下のとおり。 A1:応答倍率法において,基準地震動 Ss による地震力と既往評価の地震力との応答比を用いた評価方 法 A2:応答倍率法において,基準地震動 Ss による床応答スペクトル等と,既往評価で用いた床応答スペ クトル等から水平加速度と鉛直加速度の比をそれぞれ求め,大きい方の値を用いた評価方法 B1:詳細評価 (既往評価の地震荷重と地震以外の荷重を区別し,地震荷重による応力のみに応答比を 乗じ,地震以外の荷重による応力を組み合わせて,発生値を求める手法) B2:詳細評価(スペクトルモーダル解析法等による評価) ※2 事故時荷重と組み合わせる地震動である弾性設計用地震動 Sd による評価結果である。 ※3 耐震強化工事実施後 36 表-6 制御棒の挿入性の評価 評価対象設備 燃料集合体の地震時 相対変位(mm) 確認済 相対変位(mm) 制御棒 (地震時の挿入性) 29.6 40.0 37 表-7.1 動的機能維持評価結果(1/4) 評価基準値との比較 水平加速度(G※1) 上下加速度(G※1) 応答 加速度 評価 基準値 応答 加速度 評価 基準値 重心位置 0.99 1.6 0.88 1.0 − 残留熱除去系ポンプ コラム 先端部 0.90 10.0 0.78 1.0 − 残留熱除去冷却 中間ループポンプ 軸位置 1.29 1.4 0.99 1.0 − 原子炉隔離時冷却系ポンプ 軸位置 0.91 1.4 0.79 1.0 − 原子炉隔離時冷却系ポンプ 駆動用蒸気タービン 重心位置 0.91 2.4 0.79 1.0 − 高圧炉心スプレイ系ポンプ コラム 先端部 0.90 10.0 0.78 1.0 − 低圧炉心スプレイ系ポンプ コラム 先端部 0.90 10.0 0.78 1.0 − 残留熱除去海水ポンプ コラム 先端部 2.79 10.0 1.01 1.0 ○ 可燃性ガス濃度制御系 再結合装置ブロワ 軸受部 1.13 2.6 1.05 1.0 ○ 非常用ガス処理系 排風機 軸受部 1.22 2.3 1.18 1.0 ○ 非常用ガス処理系 冷却送風機 軸受部 1.21 2.3 1.17 1.0 ○ C/A 送風機 軸受部 1.31 2.6 1.21 1.0 ○ C/A 排風機 軸受部 1.31 2.6 1.21 1.0 ○ C/A 再循環送風機 軸受部 1.31 2.6 1.21 1.0 ○ 評価対象設備 ほう酸水注入系ポンプ 加速度 確認部位 詳細 評価※2 ※1 G=9.80665(m/s2) ※2 応答加速度が評価基準値を超過したものにつき、対象部位ごとの構造強度 評価または動的機能維持評価を行い発生値が評価基準値以下であることを確認 した。(−:評価不要,○:詳細評価の結果「良」) 38 表-7.1 動的機能維持評価結果(2/4) 評価基準値との比較 評価対象設備 加速度 確認部位 機関 重心位置 水平加速度(G※1) 上下加速度(G※1) 応答 加速度 評価 基準値 応答 加速度 評価 基準値 1.13 1.1 0.95 1.0 非常用ディーゼル機関 非常用補機冷却 中間ループポンプ 高圧炉心スプレイ系 ディーゼル機関 詳細 評価※2 ○ ガバナ 取付位置 1.13 1.8 0.95 1.0 軸位置 1.29 1.4 0.99 1.0 機関 重心位置 1.13 1.1 0.95 1.0 − ○ ガバナ 取付位置 1.13 1.8 0.95 1.0 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループポンプ 軸受部 1.29 1.4 0.99 1.0 − 高圧炉心スプレイディーゼル 海水ポンプ コラム 先端部 2.58 10.0 1.01 1.0 ○ ※1 G=9.80665(m/s2) ※2 応答加速度が評価基準値を超過したものにつき、対象部位ごとの構造強度 評価または動的機能維持評価を行い発生値が評価基準値以下であることを確認 した。(−:評価不要,○:詳細評価の結果「良」) 39 表-7.1 動的機能維持評価結果(3/4) 評価基準値との比較 評価対象設備 加速度 確認部位 水平加速度(G※1) 上下加速度(G※1) 応答 加速度 評価 基準値 応答 加速度 評価 基準値 詳細 評価※2 弁 主蒸気系 (主蒸気外側隔離弁 B) 弁駆動部 6.58 10.0 4.66 6.2 − 主蒸気系 (主蒸気逃がし安全弁 J) 弁駆動部 5.98 9.6 2.57 6.1 − 原子炉冷却材再循環系 (RHR 系停止時冷却原子炉側 弁駆動部 隔離弁 B) 7.10 6.0 8.81 6.0 ○ 給水系 (給水ライン逆止弁 A) 弁駆動部 2.01 6.0 5.77 6.0 − 原子炉冷却材浄化系 (CUW 系 RPV ドレン弁) 弁駆動部 2.54 6.0 7.67 6.0 ○ 放射性ドレン移送系 (D/W 高電導度廃液ライン 弁駆動部 第一隔離弁) 3.82 6.0 3.85 6.0 − 制御棒駆動系 (スクラム入口弁) 弁駆動部 1.13 6.0 1.05 6.0 − ほう酸水注入系 (ほう酸水注入弁 A) 弁駆動部 1.89 6.0 1.31 6.0 − 残留熱除去系 (RHR ポンプ B 弁駆動部 サイクロンセパレータ入口弁) 4.03 6.0 1.11 6.0 − 原子炉隔離時冷却系 (RCIC 系吸込隔離弁) 弁駆動部 5.31 6.0 2.73 6.0 − 高圧炉心スプレイ系 (HPCS ポンプ第 2 ベント弁) 弁駆動部 3.69 6.0 4.01 6.0 − 低圧炉心スプレイ系 (LPCS ポンプベント止め弁) 弁駆動部 5.64 6.0 4.84 6.0 − 燃料プール冷却浄化系 (FPC・RHR 系戻り弁) 弁駆動部 3.07 6.0 1.91 6.0 − 非常用ガス処理系 (非常用ガス処理系入口隔離弁 B) 弁駆動部 1.98 6.0 2.56 6.0 − ※1 G=9.80665(m/s2) ※2 応答加速度が評価基準値を超過したものにつき、対象部位ごとの構造強度 評価または動的機能維持評価を行い発生値が評価基準値以下であることを確認 した。(−:評価不要,○:詳細評価の結果「良」) 40 表-7.1 動的機能維持評価結果(4/4) 評価基準値との比較 評価対象設備 加速度 確認部位 水平加速度(G※1) 上下加速度(G※1) 応答 加速度 評価 基準値 応答 加速度 評価 基準値 詳細 評価※2 弁 可燃性ガス濃度制御系 (FCS B 入口隔離弁) 弁駆動部 0.69 6.0 0.22 6.0 − 不活性ガス系 (ベント用格納容器 SGTS 側 隔離弁) 弁駆動部 5.63 6.0 2.47 6.0 − 非常用補機冷却中間ループ系 (EEIW 熱交換器(A)淡水出口弁) 弁駆動部 2.41 6.0 1.21 6.0 − 残留熱除去冷却中間ループ系 (RHIW ポンプ吐出母管弁 A) 弁駆動部 4.33 6.0 4.76 6.0 − 高圧炉心スプレイディーゼル 海水系 (HPIW 熱交換器海水出口弁) 弁駆動部 1.20 6.0 1.64 6.0 − 高圧炉心スプレイディーゼル 冷却中間ループ系 (HPIW 熱交換器淡水出口弁) 弁駆動部 3.25 6.0 1.21 6.0 − 原子炉補機冷却中間ループ系 (RIW 格納容器外側出口隔離弁) 弁駆動部 5.53 6.0 4.43 6.0 − 残留熱除去海水系 (RHIW 熱交換器(A)海水入口弁) 弁駆動部 1.64 6.0 1.42 6.0 − 主蒸気隔離弁漏えい抑制系 (MSLC ブリードライン放出弁 B) 弁駆動部 3.07 6.0 2.32 6.0 − 補給水系 (常用復水貯蔵槽 CRD 供給弁) 弁駆動部 2.01 6.0 2.73 6.0 − ※1 G=9.80665(m/s2) ※2 応答加速度が評価基準値を超過したものにつき、対象部位ごとの構造強度 評価または動的機能維持評価を行い発生値が評価基準値以下であることを確認 した。(−:評価不要,○:詳細評価の結果「良」) 41 表−7.2 評価対象設備 動的機能維持詳細評価結果 評価部位 評価項目 発生値 評価基準値 判定 揚水管 応力 57MPa 306MPa ○ 残留熱除去系海水ポンプ 揚水管 C/A 送風機 電動機取付 ボルト 引張 31MPa 207MPa ○ ディーゼル機関 排気管ベローズ 伸び 5.1mm 9.59mm ○ 可燃性ガス濃度制御系 再結合装置ブロア ブラケット 引張 88MPa 173MPa 取付ボルト ファン取付 引張 52MPa 180MPa ボルト 同型式の非常用ガス処理系排風機を代表として評価を実 施し,動的機能が維持されることを確認した。 同型式の C/A 送風機を代表として評価を実施し,動的機 能が維持されることを確認した。 同型式の C/A 送風機を代表として評価を実施し,動的機 能が維持されることを確認した。 非常用ガス処理系排風機 非常用ガス処理系冷却送風機 C/A 排風機 C/A 再循環送風機 高圧炉心スプレイ系 ディーゼル機関 高圧炉心スプレイディーゼル 海水ポンプ ○ ○ ○ ○ ○ 伸び 5.1mm 9.59mm ○ 中間支持台 基礎ボルト せん断 17MPa 118MPa ○ 弁(原子炉冷却材再循環系) 駆動部 加速度 8.81G 10.0G※1 ○ 弁(原子炉冷却材浄化系) 駆動部 加速度 7.67G 10.0G※1 ○ 排気管ベローズ 注)各設備における詳細評価対象部位のうち,裕度が小さいものを示す。 ※1 電動弁駆動部の製作メーカによる試験にて機能維持することが確認された 加速度。 42
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