8月 - 川口市

川口の教育
川 口市 小 ・ 中 ・高 校 等 児 童・ 生 徒 硬 筆展 覧 会 (川 口 市立 アー ト ギャ ラ リー
7/ 12 ∼ 13 )
第474号
目
次
ゆ るぎ な い 学 校経 営 を め ざし て
幸 町 小 学校 校 長 奈 良 高 男・・・(2)
私 の実 践「 夢 や 希 望を は ぐく む 道 徳 教育 の 実 践 」 原町 小 学 校 教 諭 三 好 正 浩・・・(3)
指 導の 手 引 「 川 口 市 に お け る 図 工 ・ 美 術 の 教 科 課 題 を 踏 ま え た 学 習 指 導 要 領 改 訂 の ポ イ ン ト 」
指 導 課 指 導 主 事 岩 田 直 代・・・(4)
市 立高 等 学 校 紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
平 成2 0 年 度 学 校 総 合 体育 大 会( 市予 選・県 大会 )結 果・・・・・・・・・・・・・(8)
8
編集・発 行
川
口
市
教
育
委
員
会
月
− 平成 2 0年 −
ゆるぎない学校経営をめざして
川口市立幸町小学校
校長 奈良高男
この原稿執筆話を頂いたはいいが、諸
先輩の校長先生方のような論
論文は、私に
は、到底書けるものではなく、どうした
ものかとたいへん苦慮した。だが、川口
市に新任校長として着任させ
せて頂いて、
こんな機会を頂いたのである
るから、拙い
ながらも、私の思いと現任校
校での取組を
書かせていただくことにした
た。
毎日、五里霧中の日々、本校の児
児童のために、また地
域・PTA、そして教職員のために
に、校長として「学校
経営方針」を示せるよう模索した。
方針として提示するこ
年度途中の1月には、来年度の方
とができた。
学校経営方針の理
念等を文章化
川口市をよく知って、もっと愛して欲し
しい!
4月2日の着任式での神山教育長様のご挨
挨拶の中に
「縁あってこの川口市に着任したのだから、まずは川口
市のことをよく知って欲しい。そして着任した学校や子
どもたちのことを愛して欲しい。
」というお話
話があった。
私も全くその通りであると考え、実行することにした。
まず、校長室の書棚にあった「川口市史縮小
縮小版」を読
んだ。面白くて、川口市にちなんだ簡単な読
読み本(マン
ガ「川口ものがたり」や3年生の社会科副読本
読本「かわぐ
ち」等)を見つけては読みあさった。(自慢で
ではないが、
今では川口市のことに結構詳しい。)
次に、
本校の地域を知るために、
毎朝登校指
指導も含め、
範囲を決めて地域めぐりをした。続けていると、ご近所
話ができるよ
の方から声をかけられるようになり、世間話
うになった。貴重な情報源となり、現在もよい関係であ
る。
また、子どもたちが、どんな所で生活を営
営んでいるの
か、どんな所で遊んでいるのかなど知ることができた。
保護者・地域等に
わかりやすく図式
化
特に、特色ある学校づくりとして
①学力向上を目指して、基礎・基本の
の徹底及び学校研究課
題の充実・進化
②「川口市唯一の特別支援教育併設
設校(特別支援学級&言
語難聴の通級教室)として、交流教
教育と思いやりの心を
育む教育」の推進
③地域と一体となった防災活動(子ども防災キャンプ)
をかかげ、学校経営を推進するこ
ことにした。
よき仲間、よき先輩に学ぶ
速さこそ 誠意!!
新米校長として、
ともかく参考いや勉強にな
なったのは、
校長会中央ブロックの校長先生方との情報交換
交換であった。
特にこのブロックの校長先生方は、知識・経
経験とも豊富
であり、
質問に対して的確な示唆とアドバイス
スを頂けた。
私のような他市しか知らない者にとって、川口市のやり
方や習慣等の情報は、咽から手が出るぐらい欲
欲しいもの
であった。
2年目の今でもそうであるが、
特に1年目は、
よく先輩方に質問をしたり会話の内容を聞き漏
漏らすまい
と耳を立てていたりしたものであった。
最後に、以前の職場で上司だった
た先輩から教えていた
だいた言葉に「速さこそ 誠意!」というのがある。こ
れは、
お願いや質問に来た方は、すぐ
ぐにでも返答が欲しい
のだ。
「わかりました。後でご連絡
絡します。
」と2・3日
もあとに返答したのではだめなので
である。ややもすれば
忘れてしまって先方から「あの件は
はどうなったのでしょ
うか。
」
と催促を受けてしまうことも
もある。
それでは、 誠
意は伝わらないのだ。 私の性格か
からすると、「後でいい
か!」になりがちなのである。その
の戒めとして常に心に
刻み込んでいるのである。今でもこ
この教えは守っている
つもりである。
校長としてゆるぎない「学校経営方針」
」を
先輩校長先生方の会話を聞いていると、
「やっぱり校長
や
の学校経営方針をいかに打ち出せるかだよな。
。
」
というの
が何度となく出てくる。残念ながら、私は、前任
前任校長の方
針を踏襲する形でしかスタートできなかった自分がとて
かりであった。
も惨めで気構えのなさを痛感させられるばか
縁あってお世話になっている川口
口市をもっともっと愛
し、この地域の子どもたちのために
に、全精力を傾注する
ものである。
私の実践
夢
や
希 望 を は ぐ く む 道 徳 教 育 の
∼子どもたちの心に響く『道徳の時間』を目指して∼
実
践
川口市立原町小学校 教諭 三好正浩
1 はじめに
命は、自分だけのものではない
と思いました。お母さんやお父
さんからもらった命だし、家族
に支えられているんだと思う
と、ときどきいやなこともある
けど、どんなにいやなことがあ
っても大切にしていかないと
いけないなあと思いました。
〈終末の工夫〉
道徳教育は、子どもたち一人一人のよりよく生きたいと
いう願いやよりよい生き方を求め実践する人間の育成を目
指し、その基盤となる道徳性を養う教育活動である。そし
て、新学習指導要領にも明示されたようにその要を担うの
が「道徳の時間」である。私は、
「道徳の時間」を学級経営
の礎にして、教師と子ども、子ども同士の人間関係を基盤
に共に考え、悩み、感動を共有し、学びあう姿勢を大切に
〈終末の工夫〉
しながら夢や希望をはぐくむ道徳教育の実践を展開してき
2 自己を見つめ、よりよい生き方をはぐくむ実践例
[道徳の時間の授業実践]
終末は、
「ある青年の死」
の話を取り上げ説話を行
い、余韻を残すよう工夫し
た。説話に聞き入る子ども
たちの姿が印象的であっ
た。
○主題名 「前向きに生きる」 3−(2) 生命尊重
[心をはぐくむ教室環境づくり]〈道徳コーナー〉
た。以下、その具体的実践について述べる。
○資料名
母とながめた一番星
出典 「みんなのどうとく 5年」(学習研究社)
〈導入の工夫〉
「心のノート」を活用すると
ともにアンケートの結果を
提示し、生命の尊さに目を向
けさせ価値への方向付けを
図った。導入後、子どもたち
の見える位置に掲示した。
授業後の場面絵や振り
返りカード、アンケート結
果、事後指導などを掲示し、
学びの足跡が残り、価値に
ふれる道徳コーナーを設
置した。また、
「心のノー
ト」のコピー等や説話資料
を掲示し、子どもたちがい
つでも自分自身を振り返
り、道徳的価値が心にとまる環境づくりを行っている。
[道徳主任としての実践] 〈「ふれあい」の発行など〉
家庭との
懸け橋とし
て、道徳部
が中心とな
り「道徳だ
より」を発
行している。
「道徳の時
間」や「か
かわり合い
活動」を通して、心をはぐくむ子どもたちの様子を掲載し
家庭・地域との連携を図っている。また、道徳の授業改善
を図るため道徳のモデル授業を提供する校内研修の実施、
学校財産として共有化できる教材の保存等々に努めている。
3 終わりに
道徳は、子どもだけでなく大人の問題でもある。
「道徳の
時間」が終わり、学級全体が余韻に包み込まれることがあ
る。まさに、子どもとともに教師自身も一人の人間として
〈展開後段の様子〉
道徳の時間の特質をふまえ、
道徳的価値を受け止めていることを実感するときである。
今後も、子どもたち一人一人が夢や希望をもって力強く
展開後段では、書く活動を通し
歩めるよう、心に響く「道徳の時間」を充実させたい。そ
てじっくりと自己の生き方を
して、次世代を担う子どもたち一人一人の心を学校全体で
見つめさせた。
はぐくんでいきたい。
指導の手引き
川口市における図工・美術の教科課題を踏まえた学習指導要領改訂のポイント
川口市教育局学校教育部指導課 指導主事 岩田 直代
1 はじめに
平成20年3月28日に学校教育法施行規則の改正
とともに、小学校学習指導要領及び、中学校学習指導
要領が公示された。今回の改訂では、図画工作・美術
科としてのこれまでの考え方に変更はないが、図画工
作科では「感性を働かせながら」
、中学校美術科では、
「美術文化についての理解を深める」という文言が教
科目標に加えられた。
2 改善の基本方針
・創造することの楽しさを感じる
・思考・判断し、表現するなどの造形的な創造活動の
基本的な能力を育てる
・生活での造形や美術の働き、美術文化に関心をもつ
・生涯にわたり主体的にかかわっていく態度をはぐく
む などを重視すると示された。
特に「生活を美しく豊かにする造形や美術の働きを
実感させる」ような指導を大切にするよう示されてい
る。
3〔共通事項〕
小学校図画工作科、中学校美術科において共通に必
要となる資質や能力が〔共通事項〕として新たに加え
られた。この〔共通事項〕は、すべての学習活動の支
えとなるものとして、
「A 表現」及び「B 鑑賞」の指
導の中で取り扱われる。さらに子どもの発達の段階に
応じて、各学校段階の内容の連続性に配慮して、育成
する資質や能力と学習との関係が明確化された。
4 教育内容の主な改善事項
(1)言語活動の充実
鑑賞において「言語の充実を一層図ること」と示さ
れている。
「言葉で考えさせ、その考えを整理させるこ
とも重要」であり、
「漠然と見ていては感じ取れないこ
とが、言葉にすることによって美しさの要素が明確に
なり感じとれることがある」のであり、
「言葉によっ
て学習を深めることは重要である」とその必要性が強
調されている。また、鑑賞は「自らの人生や生活を潤
し心豊かにしていく主体的で創造的な学習である」と
も定義された。
(2)伝統や文化に関する教育の充実
「美術文化の継承と創造への関心を高めるために、
作品などのよさや美しさを主体的に味わう活動や、わ
が国の美術や文化に関する指導を一層充実する」と示
している。先に記したように、今回改訂の美術科目標
にも
「美術文化について理解を深める」
と加えられた。
また「自分の思いを語り合ったり、自分の価値意識
をもって批評し合ったりするなどの鑑賞の指導の重
視」より、鑑賞の更なる指導の充実と鑑賞に充てる授
業時数の確保が求められている。学校訪問等より、市
内の実態では鑑賞指導においては、まだまだ造形活動
の脇役的な領域という感を拭い切れないが、より能動
的な活動としての鑑賞指導の充実を図られたい。
5 指導上の留意点
(1)知的財産権や肖像権
今回新しく入った項目である。著作権などの知的財
産権は、文化・社会の発展を維持する上で重要な役割
を担っていることや、肖像権については相手の了解を
得て行う配慮が必要であること等をしっかりおさえて
指導したい。
(2)事故防止のための安全指導の徹底
刃物類の扱いや保管・管理や授業での安全指導のみ
ならず、貸し出しする道具の劣化の点検についても触
れている。歯が欠けたのこぎりや糸鋸の刃、柄の抜け
易いげんのう、擦り切れて落書きや全面に汚れのつい
た画板等、新学期を迎えるに当たりもう一度点検をお
願いしたい。
(3)平素の学校生活における鑑賞の環境づくり
児童生徒が随時鑑賞に親しむことができるように、
校内の適切な場所への鑑賞作品展示とともに、観賞用
図書や映像資料などの活用について示されている。
「環
境が人をつくる」といわれるが、感性の柔らかな児童
生徒が日々過ごす環境であることを意識して、より豊
かな環境づくり目指して創意工夫を推進したい。
6 終わりに
「生徒が夢と目標をもち、自分のよさを発見し喜び
をもって自己実現を果たしていく態度の形成を図るよ
うにすること」という一節がある。
創造は、まず夢や目標や課題をもつことから始まる。
表現を通して、自己の夢や目標を形、色、材料によっ
て具体的な形や可視的なものに表現することで、自己
の肯定的認識と未来へのあこがれから自己挑戦し、自
己実現を果たしていく意欲や態度を養うことを目指す
教科である。自分の夢と目標をもった輝く瞳をもつ川
口の児童生徒の育成にむけて、課題を明確にした授業
の工夫を更に図られたい。
市立高等学校紹介1
川口市立川口総合高等学校
女子ダブルス1組、陸上競技部が円盤投げと砲丸投げ
で、ソフトテニス部が女子ダブルス3組6名が関東大
会に出場を果たした。
また、卓球部女子が、夏に行われる全国高校総体
への出場を決めるとともに、ソフトテニス部(女)
も2ペア、陸上競技部も女子円盤投げと砲丸投げが
出場を決めている。
Ⅰ 学校概要「川女から挑戦する川総へ」
昭和4年(1929 年)に埼玉県川口実科高
等女学校
(旧制高等女学校)
として創立し、
平成9年(1997 年)川口市立川口総合高等
学校と改称、男女共学の総合学科に改編し、今年、総合
学科12年目、創立80年目を迎える。
「伝統を踏まえ、
新たな挑戦を続ける川総」を謳い文句に教育活動に打ち
込んでいる。
卓球部
Ⅱ 教育目標
自然を大切にし、人を愛し、真・善・美を求め、社会
の変化に対応できる自主的精神を養い、国際社会に平和
を築く、
心身ともに健康で、
個性豊かな人間を育成する。
ソフトテニス部
Ⅲ 目指す学校像
自己実現を目指す多彩な教育活動を通じ、生徒が自ら
の学力、体力、技能、人間性の伸長を実感できる学校
Ⅳ 本年度の重点目標
1 基礎学力の定着を目指した授業の工夫・改善を行
う。
2 学習規律の徹底を図る。
3 個に応じた進路実現を図る。
4 特進クラスへのサポート体制を充実させる。
Ⅴ 本校総合学科の特色
普通科・専門学科と並ぶ第3の学科として、普通科目・
専門科目から幅広く417講座を開設している。生徒は
数多くの講座の中から、興味・関心や進路希望に基づい
て科目を選択し履修する。また、一人一人に目を向け、
きめ細かな指導を推進するために少人数指導(習熟度別
学習やTTを含む)も展開している。
・昨年度より、四大進学を
目指した「 特進クラス 」
を設置し、週3回の7時間
目授業を実施している。
・映像および 2 つのコンピ
ュータ室の機器更新を昨年
12月に実施。
(映像の授業風景)
Ⅵ おもな部活動
1 運動部: サッカー(男・女)
、剣道、柔道、弓道、
卓球、水泳、ダンス、バドミントン、陸上競技、
ソフトテニス、バスケットボール(男・女)
、バレ
ーボール(男・女)
、ソフトボール(女)
2 文化部: 演劇、文芸、新聞、音楽、美術、書道、
科学、ワープロ、映像研究、英語、箏曲、茶道、
手芸、JRC、実務計算、吹奏楽、漫画研究、ギ
ター、ポップアート
本年度、卓球部男子シングルス1名女子シングルス1名、
陸上競技部
これらの部活動以外にも、柔道部やバスケットボー
ル部(女)
、バレーボール部(女)やソフトボール部
などが県大会上位に進出。
Ⅶ 平成19年度卒業生(302名)の進路状況
120
105
100
80
71
54
60
44
28
40
20
0
大学
短期大学 専門学校
就職
その他
Ⅷ 地域に開かれた学校を目指して
中学生やその保護者、地域住民の方々を対象とした学
校公開週間や学校公開日を設けている。さらに、本校の
教師が、市内小・中学校に出向き、小・中学生を対象と
した授業(出前授業)を行わせていただいたり、年3回
の学校説明会等を実施している。また、今年度より、新
規事業として、
「水曜説明会」をはじめ、市内の中学校の
先生方を対象とした「中高連絡会」といった意見交換の
場を設け、中学校との連携強化に努めている。
HPアドレス・電話番号
http://www.sch.kawaguchi.saitama.jp/kawaguchisogo-h/
電話番号 048−265−3315
市立高等学校紹介2
川口市立川口高等学校
1 学校の概要・校章の由来
(1) 学校の概要
川口市立川口高等学校は、昭和31年埼玉県
川口商業高等学校として開校し、今年で創立5
3年目を迎えました。地域から「市高」の愛称
で親しまれ、勉学に部活動に多くの実績を残し
ている文武両道を目指す伝統校です。
(2) 校章の由来
古くからこの武蔵野の大地に咲く
ナデシコの花弁を三方にあしら
い、中央に「高」の文字を組み入
れたデザインとなっています。三
つの花弁は、希望・愛情・崇高の
意味を表しています。
「希望」に燃え、
「愛情」豊かに、
「崇高」な志
を持った人材の育成を目指します。
2 教育目標・目指す学校像
(1) 教育目標
教育基本法および学校教育法にのっとり、中
学校における教育を発展拡充させて、高等普通
教育および商業に関する専門教育を施し、もっ
て、高潔にして調和のとれた人格を備え、民主
的な国家・社会の形成者としての自覚と責任感
に満ちた、心身ともに健全な国民の育成を期す
る。
(2) 目指す学校像
「地域の期待に応えて、豊かな心を育み、進
路希望を叶える学校」
3 市高教育の特色
(1) 学科・生徒数
〔国際ビジネス科〕
専門性と幅広い国際的視野を身に付けた人材育
成を目的としています。商業系の学科ですが、
大学進学者が多く、経済学部、経営学部、商学
部などへ進学しています。卒業までに日商簿記
検定2級、全商簿記検定1級、情報処理検定1
級、電卓検定1級、ワープロ検定1級、全商英
語検定1級などの資格取得を目指しています。
〔生徒数〕
各学年3クラス 計9クラス
男子88名、女子148名 計236名
〔普通科〕
ほとんどの生徒が進学を目指しています。第1
学年で大学受験の基礎科目を履修し、2・3年
で応用力を育てる授業体制を組んでいます。5
教科7科目受験にも対応できる指導を行い、希
望に応じて、文系、理系の大学進学を可能にし
ます。
〔生徒数〕
各学年8クラス 計24クラス
男子367名、女子360名 計727名
(2)市高ならではの特色
■すべての学年での少人数学級編成
少人数(普通科1クラス35名程度、国際ビジ
ネス科1クラス27名程度の編成)のメリットを
生かしたきめ細かい授業を展開し「確かな学力」
の育成を図っています。
■土曜授業の実施
開かれた学校づくりの一環として隔週におい
て普通科で実施しています。
(国際ビジネス科は、
土曜補習実施)授業時間の確保、学力の定着を
図っています。
■ 特別進学クラスの設置
本年度より高い志を持ち4年制大学への進学
を目指す者を対象に第1学年に1クラス設置し
ました。目的意識を同じくする集団の中で学習
効果を高め、切磋琢磨する精神を養います。
■ 特待生制度の導入
市立川口高校が地域に根ざした活力ある学校
づくりを積極的に推進するために定めた目指す
学校像「地域の期待に応えて、豊かな心を育み、
進路希望を叶える学校」の実現のために、川口
市内の中学校に在籍している学業優秀かつ品行
方正な人材を確保し、本校の発展に資すること
を目的として本年度より導入しています。
特待生は、入学料及び年間の授業料が免除され
ます。
■ 文化スポーツ特別選抜の導入
川口市内の中学生を対象とし、文化・スポー
ツに秀でた逸材を発掘し、地域の人材を地域に
おいて育成することを目的として実施します。
■ その他
平成19年度からすべての普通教室にクーラ
ーを設置し、学習環境を整えています。
4 活躍する部活動
全校生徒の80%以上の生徒が部活動に参加し、
多くの文化部や運動部が県大会等に出場し活躍し
ています。
平成20年度・主な成績
◎インターハイ出場:陸上部、剣道部、ボート部
水泳部
◎全国高校野球選手権大会:ベスト8
◎国体出場決定:ボート部
市立高等学校紹介3
川口市立県陽高等学校
Ⅰ 全日制課程
1 沿革(概略)
・校名の由来
(1)沿革(概略)
昭和 17 年、
埼玉県川口実科工業学校として発足
同 23 年、定時制の新制高校となる
同 48 年、全日制(普通科)課程設置
開設 67 年目の定時制(普通科・商業科)と 36
年目の全日制併置の高校である。
(2)校名の由来
「県陽」の校名は、埼玉県の陽
(みなみ)
、荒川の陽(きた)に位
置する川口市を意味するとともに、
「正に川口の未来を陽
(あらわ) 【県陽高校の校章】
にする使命をになうべき由緒ある命名」であると謳
われている。
2 目指す学校像
地域社会の未来を陽(あきら)かにする本校設置理
念を具現化するために、各生徒の進路実現に向けての
学力の定着を図るとともに、部活動をとおして豊かな
人間性をいっそう培う。
3 ミッション達成のための6本の柱
(1)徹底した個別指導
入学から卒業まで、小規模校ならではのきめ細か
い個別指導を徹底して行う。教員は生徒一人ひとり
の興味・関心や進路希望まで的確に把握し、学校を
挙げて進路実現を応援している。
(2)総力上げての進学指導
1年生から希望の学部・学科を考えさせる独自の
進路指導システムと、全校挙げての強力な進路指導
体制により、大学進学率が大きく向上している。
【4年制大学進学率】
平成 16 年度
平成 19 年度
人 数
44 名
61 名
割 合
28.6%
42.1%
(3)実践的な英語指導
ALT(英語指導助
手)やLL教室を有効
活用し、生きた英語を
学ばせている。平成 20
年度は、カナダのグロ
スター高校の生徒を招
いたり、希望者による 【グロースター高校来校】
オーストラリア短期留学を実施したりした。
(4)学力向上対策クラス
大学進学を強く希望する生徒を集めた特進クラス
は、国語・数学・英語を少人数・習熟度別で実施し
ている。
進路意識の高い生徒に囲まれながら、切磋琢磨の
授業が展開されている。
(5)サテラインゼミ・検定受験
サテラインゼミは、大手進学予備校の授業を本校
にいながらにして受講できる。週1∼2回、国・数・
英各45分の授業なので、部活動と両立している生
徒も多数いる。
各種検定の積極的な受験を勧め、その受験対策補
習を実施している。英語検定は学校挙げての受験に
より、
日本英語検定協会から学校表彰を受けている。
(6)豊かな人間性の育成
部活動は技術・競
技力の向上のみなら
ず、
責任感や協調性、
忍耐力などを学ぶ場
である。本校は、新
体操、サッカー、卓
【舟戸幼稚園との交流】
球、テニス、バドミ
ントンを重点部活動に指定し、部活動全体を盛り上
げている。
また、舟戸幼稚園など地域との交流体験やさまざ
まな学校行事を通じて、豊かな人間性や社会性を涵
養している。
Ⅱ 定時制課程<校訓:友愛・研修・誠実>
県内唯一「定時制専用の校舎」を持ち、ゆったり学
習できる環境にあります。クラス数も1学年3クラス
と多くの生徒が学んでいて、学校行事や部活動も活気
にあふれています。
1 選べる2学科制
普通科と商業科の2学科があり、自分の興味・関心
や進路等に応じて、選択できます。
2 1日4時間+4年間
授業は1日4時間、午後5時25分から9時まで行
い、4年間で卒業します。
3 こんな人に向いています
経済的に家計を助けたい、あるいは独立したいと考
えている人。自分の個性を思いっきり輝かせたい人。
学び直したい人。等々
4 経済的にも優しい県陽
授業料等1ヶ月の納入金額は6,100円。給食費
も牛乳が付いて1食275円と格安。授業料減免や奨
学金制度も利用できます。
5 きめ細やかな生徒指導・進路指導
登下校指導や二者面談等でいつも生徒とコミュニケ
ーションを図るなど生活面や進路についてきめ細やか
な指導を実施しています。
平成20年度 学校総合体育大会(市予選・県大会) 結果
市大会 6月16日∼7月4日 ・ 県大会 6月3日∼7月31日 ☆印 県大会出場校
市 大 会 結 果
男 子
女 子
競技種目
1位
3位
2位
2位
1位
県大会結果
芝東=ベスト8
十二月田
軟式野球
☆
サッカー
☆
芝 東
☆
戸 塚
☆
幸 並
在 家
(関東・全国大会出場)
3位
芝
幸並=2回戦
上青木
戸塚=3回戦
神 根
在家=1回戦
十二月田
ソフトボール
☆ 在 家
☆
☆ 戸塚西
☆
北
在家=優勝 (関東出場)
安 行 北 =ベスト8
男 子
ソフトテニス
☆ 榛 松 ☆ 戸塚西 ☆
団体
北
芝 東
☆
在 家
女 子
戸塚西=準優勝 (関東出場) 芝東=3位 (関東出場)
榛松=3位 (関東出場)
北 =2回戦
戸塚西=4位 (関東出場)
在家・芝園=2回戦
田口・斉藤=優勝 (関東出場) 上野・船津=優勝 (関東出場)
ソフトテニス 春山・角田 田口・斉藤 茂垣・春山 上野・船津 花野・黒川 田中・大河内 春山・角田= 6位 (関東出場) 花野・黒川=準優勝 (関東出場)
田中・大河内=5位(関東出場)
(榛 松)(榛 松)(戸塚西)(戸塚西)(芝 東)(芝 東)
個人
板垣・三浦=8位 (関東出場)
☆
東
東
バスケットボール ☆ 神 根 ☆ 戸 塚
☆
北
☆
戸 塚
上青木
バレーボール ☆ 上青木 ☆
卓 球
団体
卓 球
シングルス
南
戸 塚
南
☆
芝 西
☆
☆
西
☆
青 木
芝 東
仲 町
☆ 岸 川 ☆ 在 家
安 行
☆
北
☆
青 木
芝 東
東
男 子
神根=3回戦
戸塚=3回戦
東 =3回戦
男 子
南 =2回戦
芝東=3回戦
青木=2回戦、西=1回戦
女 子
青木=2回戦
北 =1回戦
男 子
岸川=2回戦
在家=2回戦
高野(青木)=ベスト4
戸 塚
十二月田
戸 塚
バドミントン ☆ 戸 塚 ☆ 岸 川
在 家
☆ 岸 川
☆
☆
☆ 戸塚西
(関東出場)
女 子
十二月田=3位
戸塚=予選3回戦
東
十二月田・戸塚西=予選2回戦 榛松・戸塚西=予選2回戦
男 子
女 子
在 家 岸川=ベスト8 (関東出場) 岸川=ベスト8
北 =1回戦
戸塚=ベスト16
芝
榛 松
十二月田
榛 松
東 女 子
上青木=4位(関東出場) 芝西=3位 (関東出場)
高 橋
磯 部 佐藤(十二) 岩 渕
小 川 小酒(安行)
(青 木)(青 木) 平田(岸川) (安 行)(在 家) 加藤(十二)
ハンドボール
女 子
北 =2回戦
戸塚=2回戦
北
北
男 子
榛松=3位
東=予選3回戦
男子個人総合
体操競技
☆
西
古矢
新 体 操
道
☆
西
☆ 上青木
道
相
撲
陸上競技
水泳競技
出 口
早 水
☆ 芝 東
☆ 戸塚西 ☆ 上青木
南
小谷場
東
西
戸 塚
西
☆
南
3 青 木
4 上青木 5
西
6 十二月田 4 芝 東 5 在 家 6
北
個人総合
古矢(戸塚西)=準優勝(関東出場)
出口(南)=4位(関東出場)
西 =準優勝 (関東出場)
上青木 個人(関東出場者)
戸 塚
2
1
芝
貞富(西)・庄司(仲町)=関東出場
橋立(北)・堀田(北)=全国出場 庄司(仲町)=全国出場
1 青 木 2 戸塚西 3 幸 並 1 青 木 2 戸塚西 3 元 郷
4 芝 西 5 芝 東 6 榛 松 4 芝 東 5
南
6 上青木
団 体
ダブルス
青木=優勝(関東出場) 尾形・村田=3位(関東出場)
泉・油布=3位(関東出場)
シングルス
尾形=ベスト8(関東出場)
テ ニ ス
陸 上 競 技
女子個人総合
関根(戸塚西)=9位(関東出場) 佐々木(青木)=11位
西 =3位 (関東出場)
個人(関東出場者)
60㎏我妻(西)、73㎏金本(西) 70㎏級 黒須(戸塚)
81㎏金本(西)、90㎏超 長谷川(西)
男 子
女 子
☆ 幸 並
戸塚西=ベスト8(関東出場) 上青木=ベスト8(関東出場)
☆ 上青木 ☆ 芝 東
幸並=ベスト8
上青木=ベスト16
青 木
芝東=1回戦
荒井(上青木)=3位(関東出場)
団 体
個 人
東 ・ 戸塚 =ベスト8
軽量級 高橋(東)=準優勝
岩崎(小谷場)=3位
男 子
女 子
1
西
2
北
3 仲 町 阿部(青木)・橋立(北)=関東出場
☆
芝 東
剣
岸 川
(戸塚西)( 南 )(幸 並)
☆ 戸 塚
柔
西
1 位
北
市大会 陸 上 ・ 水 泳 総 合 成 績
1 位
2 位 3 位
水泳競技
西
南
青 木
2 位
戸塚西
3 位
芝 東
※ 県大会オープン参加種目 (ハンドボール ・ 相撲 ・ 体操競技男子団体 ・ 新体操団体 ・ テニス団体)